楷 定 記 五 + 五 丁 云 此 文 は 且 く 初 心 の 行 者 未 だ 弘 願 の 別 意 に 入 ら す 故 に 外 人 ( 喇 蠏 別 ∬ ) の 情 に 同 じ て 封 拙 懐 迷 し 所 犯 あ る に 隨 て 自 か ら 怯 退 を 生 す る に 約 す る な
b
。 造 罪 卻 退 失 なb
ご 謂 に は あ ら す ( 中 略 ) 故 に 知 る 此 中 の 行 人 初 の具
心 の 中 に 暫 ー 退 念 を 起 す を 三 心 具 足 せ し め て 永 ー 退 失 せ ざ ら ん が 爲 なb
。 叉 云 ー 彼 叉 自 ら 怯 退 の 心 を 生 す ε 云 へ こ も 佛 力 攝 持 し て 永 矢 せ し め す O 又 云 く 所 犯 あ り ご 云 へ こ も 隨 犯 隨 懺 の 心 起 り 退 失 あ り ε 云 へ こ も 廻 向 心 起 る 故 暫 退 に し て 永 退 に は あ ら ざ る な り Q 私 記 七折
・ 云 、奮
門 下 異義
不 同 ・ し て吾
妄 り寛
解毳
て 迭 ひ ・ 相 惑卑
し 自 ら署
造 り霙
し 往 生 の 大 盒 を 失 す る は 實 に 悲 む べ し 能 く 思 量 す べ し ご 、 外 人 に 約 し て 説 述 せ ら れ て ゐ る 、 然 ら ば 國 師 の義
は 云 何 ε 云 ふ に o 他 筆 鈔中
九 丁 云 彼 邪 難 は 釋 迦 敷 中 の 自 力 の 重 よb
來 て 彌 陀 敖 の 別 意 を 知 ら す 、 彌 陀 敷 に 依 て 信 を 取 る 時 永 ー 彼 の 疑 見 を 斷 す べ き な り 。皇
靠
退 失管
は 自 身 煩 惱 の 賊 に 害 せ ら れ 退 失 す べ き に 踰 ふ 。 ( 中 略 ) 弘 願 の 別 意 は 無 善 常 設 の 爲 な れ ば 別 意 に 歸 す る 時 、 外 邪 の 難 を 受 け す 自 力 疑 退 の 心 無 き警
。 こ れ は 要 門 敖 に は暫
退 な る ε も 弘 願 歸 入 の 上 に は 不 退 失 なb
ご 示 さ れ 定 ◎ 觀 門義
+野
に は 過 不 及 の 義 に 約 せ ら れ て ゐ る 、 日≦
に 凡 夫 往 生 す べ し擣
芒
む ・ 。 に 就 て 、 罪 を嫌
は奮
意 得 て ほ し ひ ま ま に 罪 を 造 る は 邪 見経
す る 也 。 此 僻 見 は 即 ち 往 生 極 樂 を 退失
す る 事 に な る 。 然 れ ば 造 罪 即 退 失 ざ 言 ふ 意 也 Q 二 に は 淨 土 は 凡 夫 生 れ 難 し ご 思 ふ 意 あ る 人 、 た まー
願 力 不 思 議 を 信 す ご云 へ こ も 自 ら 誤 て 罪 を 犯 す 時 、 如 此 の 者 往 生 す べ か ら す ε 退 心 を 超 す ニ ピ あ る な
b
,頭
蔭 署 を 蓑 老 古 ー し て 退 心 を 起 す も の な り Q 若 は 過 ぎ 若 は 不 及 電 云 ふ 咎 此 に 在 り 應 知 ご あ り て 、 本 願 に ほ こb
て 罪 を 造 は 過 の 機 、 造 罪 誤 犯 を 恐 れ て 本 願 を 疑 ふ は 不 及 の 機 に し て 此 二 機 は 退 失 す 巴 、 但 し 此 義 は 一 個 の 大 論 議 な れ ば 禿 筆 の 盡 す べ き に あ ら ざ る も 、 大要
を 辨 燈 ぱ、 此問
題 は 深 心 下 に 異 學 異 見 動 亂 破 壞 也 の 返 繋 の 文 に し て 、 上 は 攝 取 門 正 因、 今 は 正 行 抑 止門
ざ す 、 楷 記 の 初 心 退 は 抑 止門
、 三 心 具 足 不 退 は 攝 取 門 。 他 筆 の 退 失 ε は 叉 抑 止 門 、 觀 門 義 叉 二門
に 約 す 、 若 し 三 心 不 退 ご 云 ふ攝
取門
の み な ら ば 諸 佛 の 逋 誡 に 蓬 す 必 す 二 門 を 具 す べ し ・ 然 る に會
竪 の 三 心 を 明 す 磯 方 有 る 故. 東 岸 の 釋 迦整
收 て 抑 止 門ζ
し 、惹
轟
攝 二 門 あ る 故 に 下 に は 信 順 二 奪 之 意 等 ε 釋 す る は 釋 迦 觀 に 信 順 せ ば 抑 止 門 に 退 失 す Q 彌 陀 弘 願 に 信 順 せ ぱ 攝 取門
に て 不 退 す 。 宗 祀 大 師 も 罪 は 十 惡 五 逆 を 攝 す ご 信 じ て 小 罪 を も 犯 す べ か ら す ご 、 の 給 ひ て 攝 五 逆 は 攝 取 、 不 可 犯 小 罪 は 抑 止 に て 此 二 門 は 一 偏 に 執 す べ か ら す 、 今 導 師 も 退 失 す ご 示 し 給 は 事 は 本 願 に ほ こ る べ し 、 別 意 の 弘 願 は 罪 を 恐 れ す ε は 攝 取 門 に し て 念 佛 の 行 者 は 必 す 此 二 門 を 信 受 し 心 行 を 増 進 す べ き なbo
次長
弘 、 觀 念 、 定 散. 照 攝 、瞿
等 に 就 て 同 異 を 辨 す る 考 へ な り し も 餘 り 冗 長 に 一 日万
頁 ・諭
限 あ れ ば 是 れ で擱
筆 し 叉 時 季 に 譲 る Q 而 し て此
一 文 は 他 流 に 封 し て 是非
を 論 す る に あ ら・ す 、唯
同 門 の 學 徒 に 自 他 流 の 同 異 を 知 ら し め 我 宗 敷義
の 特 徴 を 明 か せ ん が 爲 に あ る の み 。 已 上 。 一 五最 勝 , 遘 で 今 日 天 奪 。 行 漂ヘ リ 如 來 , 徳 → 。 去 未 來 . 佛 。 佛 卜 佛 卜 相 念 . 下 . . 、 得 障 ヤ 無 軸 . ト ヲ
今
ノ 佛 モ 念 3 上 , . 卜 諸 佛 → 耶 。 何 . 故 ゾ 威 神 . 。 光 光 タ ル . ト 乃 シ 爾 ル さ. こ の 一 節 を 古 來 五 徳 瑞 現 ざ 稱 し て 居 る o 要 を 取 て 云 へ ば 、 釋 尊 は 李 素 よ り は 一
段
ε 氣 高 く 、 神 々 し い 御 姿 を 現 じ 給 ふ ば か り で は な く 、 内 心 に は 最 勝 の智
慧 を 味 つ て . 佛 の 世 界 を 念 じ 居 た ま ふ 事 で あ ら う ざ 云 ふ 、 阿 難 の 觀 察 を 表 白 し た [ 節 で あ つ て 、 之 に 封 し 釋 奪 は 如 來 以 サ 無 盡 ノ 大 悲 → Q矜
= 辰 シ 下 . 三 界 → Q 所 二 以ハ 出 二 興 シ 下 . 於 世 喋 。 光 二 闡 シ. . 道 敷 → 。 欲 陛 ア ナ リ 拯 ユ 群 繭 → 。 惠.一 以 酵 聖 ン ト 眞 實 之 利 男 ご 答 へ 給 ふ た 所 か ら 、 大 經 を 正 所 依 ε す る 眞 宗 に あ つ て は 、 こ の 經 を 以 て 釋 尊 出 世 の 本 懐 を 説 け る も の こ し 、 親 鸞 聖 人 は 之 を 以 て 、 敷 行 信 證 に 眞 實 の 敖 ε 選 定 さ れ て 居 る Q 釋 尊 出 世 の 本 懐 説 は 、 各 宗 の 租 師 が 取 て 以 て 所 依 の 經 典 ε 選 定 さ れ た も の が 、 そ の 敷 徒 に は そ れぐ
出 世 本 懐 の 説 で あ る か ら 、 是 非 の 批 判 を 爲 る こ ご は お 互 ひ に 愼 ま ね ば な ら ぬ o さ れ ば 我 が 宗 か ら 見 て 因 位 の 大 經 に 、 釋 尊 が 三 界 の 衆 生 を 矜 哀 し て此
世 に 出 現 し 給 ふ 所 以 は 、 佛 道 の 敷 を 光 閲 し て 、 普 く 群 生 を 拯 は ん が 爲 め で あ つ て 、 大 經 を 本 位 ざ し て 考 ふ れ ば 、 釋 奪 出 世 の 本 懐 は 「 具 實 之 利 」 即 ち 四 十 八 願 を 説 か ん が 爲 め で あ る ざ 見 る も 、 决 し て 衝 突 す る 所 は な い の で あ る o 實 際 に 四 十 入 願 の 興 意 及 び そ の 内 容 が 究 明 さ れ ね ば 、 果 成 の 觀 經 に 読 か れ て あ る 念 佛 思 想 も 、 會 得 し 難 い 次 第 で あ る か ら 、 眞 宗 の や う に 大 經 の み を 眞 實 の 敷 ε し 、 觀 經 彌 陀 經 を方 便 の 敷 ε 舜 け て 、 明 か に 眞 慢 を 分 判 す る は 我 宗 の 採 ら ざ る 所 な る も . 三 經 こ も に 眞
實
の 敷 ご 頂 戴 し て 其 處 に 因 位 果 成 の 決 判 を 爲 す は 、 説 時 や 内 容 か ら 考 察 し て 、 尤 も 當 を 得 た も の ご 思 ふ 。 さ て 大 經 の 説 相 に 依 る ε 、 四 十 八 願 を 建 立 し た ま ふ た 阿 彌 陀 佛 は 、 因 位 の名
を 法 藏 比 丘 ε 呼 び 、久
遠 の 昔 錠 光 如 家 が 出 世 し て 、 無 量 の 衆 生 を 敷 化 し 度 脱 せ し め て 入 滅 し 把 ま ふ た 。 其 後を
つ け て 光 遠 如 來、 月 光 如奪
辛
二 佛 が 出 世 し 、蓑
に 出 た ま ふ た の が 法 藏 比 丘 の 師 佛 な る 世 時 在 王 如 來 で あ つ て 、 法 藏 比 丘 は こ の 如 來 に 就 て 發 55 修 行 し、 自 分 も 亦 世 自 在 王 如 來 の 如 く 、 無 量0
衆 生 を 敷 化 し 解 脱 せ し む る 爲 め 、 別 の 淨 土 を 建 立 せ ん こ の 願 望 を 發 し 給 ふ た Q 法 藏 比 丘 は こ の 願 望 を 達 す る 爲 め に は 、 い か な る 苦 痛 も 堪 へ 怨 ん で 修 行 を 繼 續 し、 志 願 の 満 足 さ れ る ま で は 、 决 し て こ の 願 望 を 發 し た こ ご を 後 悔 す る や う な事
は 致 さ ぬ ε 、 本 師 世 自 在 王 佛 を 初 め 過 去 の 諸 佛 諸 尊 に 向 つ て 、 堅 き 誓 約 を し た ま ふ 陀 o 之 が 能 く 説 欷 な ご に 講 讚 さ れ て 居 る 「 蝦 命 . 身 テ 止 勲 モ 諸 苦 毒 . 中 弔 。 我 ヵ 行 精 進. ; テ 。遜
7 終.・ 不 レ 悔 ヒ 」 の 謁 文 の 意 で あ つ て 、 法 藏 比 丘 の 堅 固 な 願 望 に 戚 動 し た ま ふ た 世 自 在 王 佛 は 、 有 ゆ る 世 界 の 驫 妙 ご 、 そ の 世 界 に 住 ん で 居 る 人 天 の 善 悪 を 読 明 し 、 且 法 藏 比 丘 の 願 ひ に 應 じ て 、 眼 の あ た り そ の 相 状 を 見 せ し め 給 ふ た の が 、 所 謂 「 説 ニ ニ 百 一 十 億 。 諸 佛 . 刹 土 , 。 天 人 之 善 惡 。 國 土 之 轟 妙 弓 。 應 評 テ 共 心 願 く 。 悉 . 現.、 テ 與 膝 . 之 テ 」 の 一 節 で あ つ て 、 世 自 在 王 佛 の 説 き 給 へ る國
土 の 相 状 ε 、 そ の 模 樣 を 目 前 に 見 奉 つ た 法 藏 比 丘 は 、 二 百 一 十 億 の 刹 土 の 中 か ら 、國
土 の 驫 を 捨 て國
土 の 妙 を 取 り 、 人 天 の 惡 を 捨 て 人 天 の 善 を 取b
、 而 し て 御 自 分 の 理 想 に 契 一 九二 〇 ふ た 、 別 の
淨
上 を 建 立 せ ん こ す る 、 殊 勝 の 大 願 を 駿 し 給 ふ た Q 云 ふ ま で も な く 淨 土 の 建 立 は 、 冖 切 衆 生 を 悉 く 攝 め 取 る 爲 の で あ る か ら、 淨 土 の 莊 嚴 が 優 れ て あ る だ け 、 其 處 に 收 容 す る 人 民 も 亦 選 擇 さ る べ き が 當 然 で あ る o 然 る に 法 殲 比 丘 は, 臼 分 の 理 想 ざ す る 淨 士 の 莊 嚴 が 、 他 の 諸 佛 土 に 優 れ て あ る に 引 換 へ 普 く 諸 の 貧 窮 を 濟 は ん こ す る 大 願 で あ る か ら 、 「 方 な ら 濾 苦 心 ざ 努 力 を 必 要 ε す る o 經 文 に 「 具 二 足 シ. ア 五 劫 一・ 。 思 「 惟 シ 攝・ 取6
莊 嚴 佛 國 。 清 淨 之 行 こ ご あ る が 乃 ち 夫 れ で あ つ て 、 そ の 結 果 考 案 さ れ た も の が 、 所 謂 四 十 八 の誓
願 で あ る ○ 然 れ こ も 誓 願 は 園 よ り 建 立 し た の み で 逹 成 さ る べ き も の で な い o 之 を 完 成 す る に は 必 す 夫 れ だ け の 修 行 を 要 す る は 理 の 當 然 で あ る か ら 、 法 藏 比 丘 も 之 を 滿 足 す る 爲 め に 、 兆載
永 劫 に 渉 つ て 菩 薩 の 行 な る 亠 ハ 波 羅 蜜 を 修 し 給 ふ た 。 其 聞 に 於 け る 比 丘 の 修養
ご 志 願 の 勇 猛 な る 事 は 、 箕 面 目 に 經 文 を讀
む も の に 取 つ て 、 之 が 一 個 の 物 語 ざ し て 輕 々 に 批 判 し 得 ら れ や う か o 釋 奪 が 姿 色 清 淨 光 顏 巍 巍 こ し て 、 心 に 深 ぐ 念 じ 給 ふ て 居 た 佛 は 、 此 の 如 き 勇 猛精
進 の 比 丘 が 、 邇 に 四 十 八 願 を 成 就 し て 阿 彌 陀 佛 ざ 成 り 給 ふ た 夫 れ で あ つ て 、 爰 に 吾 人 は 釋 鐔 を 遘 じ て 偉 大 な る 園 彌 陀 佛 の 誓 願 を 知 り う る ご 共 に 、 そ の 大 慈 悲 に 接 す・ る 事 を 得 る の で あ る ○ 二 、 四 十 八願
の 分類
大 經 に 説 か れ て あ る 四 十 八 願 が 、 い か な る 目 的 の 下 に 建 立 さ れ た か は 、 四 十 八 願 を 要 約 し だ 肆 誓 の 偈に 我 . 建 コ 超 世 , 願 一、 。 必 ズ 至. 脇 無 上 遘 嗜 斯 . 願 不 ゴ 滿 足 略
誓
テ 不 成 認 正 覺− 我. 於 計 無 量 劫 ℃ 不 獄 爲 翫 大 施 圭 誘 普 . 濟 か 諸 ノ貧
窮 抖 。 誓一 . 不 伊 成 訥 正 覺 → 。 我 . 至 け 成 ゴ 聖 佛 道 → 。 名 聾 超 罫 ン 十 方 懸 り 究 寛 シ ァ 靡 略 所 レ 聞 ユ ル 。誓
ア 不 レ 成 認 正 覺 唱 ξ あ る に 照 し て も 、窺
ひ 知 る 事 が で き る の で あ つ て 、 普 ね ぐ 諸 の 貧 窮 を 濟 は ん 巴 す る 、 超 世 の 願 心 が 基 書 な つ て 、 兆 載 永 劫 の 修 行 の 結 果 、 こ に 四 十 八 願 が 尅 成 さ れ 允 も の な る 事 は 前 に 辯 じ た 短 も で あ る o 處 で こ の 四 + 入 願 の 分類
及 び 解響
就 て は 古壅
樣 で な い 。 淨 影 の 無 量 壽 經 義 疏 ( 淨 全五
醜
) に は 義 要 三 、 文 別 七 ご 外 け て 次 の 如 く 釋 さ れ て あ る ○ 於 「 中 合 有 一 四 十 八 願 ℃義
要 三 文 別 有 七 。 義 要 三 者 一 鑷 法 身 願 。 二 揖 淨 土 願 。 三 鑛 衆 生 願 。 四 十 八 願 中 十 二 十 三 及 第 十 七 是 攝 法 身 。 第 三 十 一 第 三 十 二 是 鑷 淨 土 。 蝕 四 十 三 是 懾 衆 生 。 文 別 七 者 。 初 十 一 願 爲 攝 衆 生 の 次 有 一 爾 願 一 是 其 第 二 爲 一 攝 洪 身 ℃ 次 有 二 三 願 一 是 其 第 三 重 攝 衆 生 。 次 有一 】 一 願 一 是 其 一 願 是 第 四 重 攝 用 法 身 ゐ 次 右ロ 一 十 ↓ 二 一 日 疋 其 第 五 爲 二 攝 衆 生 ゆ 次 有田 二 爾 願 一 日 疋 装 笛 川 亠 ハ 爲 } 攝 澪四 土 ℃ 下 有u 二 十 亠 ハ 一 旦 阻 其第
レ 重 攝 衆 生 。 淨 影 が 四 十 八 願 を 分 類 し て . 義 要 三 交 別 七 こ し た 意 味 は 、 四 十 入 願 の 内 容 か ら 三 圏 分 け 、 各 願 の 文 相 か ら誓
細 分 し た も の で 、 結 局 義 要 三 を 出 で な い 事 が 肯 か れ る 。 ま た 嘉 群 の 無 量 壽 義辮
淨 全 五整
づ に は 陳 一 四 十 八 願 嚇 就 レ 中 有 一 三 重 鱒 初 正 説 願 。 但 此 願 勢 爲一一 三 類 紛 明 レ 之 有 二 三 願 ℃ 願 二 淨 土 一 有 = 四 十 二 ℃ 願 『 二 一= 二
得
二 眷 屬 冖有
= 三 願 の 願 レ 得 一 法 身 一 三 。 此 三 文 不 楽 在 二 虚 巧 但 隨 巨 義 作 レ 之 耳 。 ご 釋 さ れ て あ る 如 ぐ 、 淨 影 が 四 十 八 願 を 攝 法 身 願 、 攝 淨 土 願 、 攝 衆 生 願 の 義 要 三 に 分 つ た 例 に倣
ひ 、 願 淨 上 、 得 眷 屬 、 得 法 身 の 三 重 に 骨 別 さ れ て あ る け れ こ も , い つ れ の 願 が 之 に 該 當 す る か 、 淨 影 の や う に 細 分 さ れ て な い に 仍 て , 之 を 明 に す る は 不 可能
で あ る が 、 恐 ら く 第 十 二 第 十 三 第 十 七 の 三 願 を 得 法 身 の 願 こ し 、 第 十 四 第 十 五第
二 十 二 の 三 願 を 得 眷 屬 の 願 こ し 、 餘 の 四 十 三 を 願 淨 土 こ な す 意 で あ ら う o 次 に 憬 興 の 無婁
羅
連 義 遞 丈 賛 (鑾
五 妃薦
) に ぱ 四 + 八 願 を 求 佛 身 願 、 求 佛 土 願 、 利 衆 生 願 に 三 分 し. 更 に 之 を 文 に 隨 つ て 七 種 こ し て 居 る 〇 四 十 八 願 略 有 二 三 意 勇 一 求 佛 身 願 也 〇 二 求 佛 土 即 三 十 一 三 十 二 願 也 Q 三 利 衆 生 願 即 餘 四 十 三 願 也 o 以一 此 三 意禪 釋 四 十 八 願 一有
レ 七 〇 一 初 十 一 願 願攝
衆 生 ℃ 二 次 二 願 願 攝 佛 身 ℃ 三 次 三 願 願 一 攝 衆 生 ℃ 四 次 一 一 麒 願 陣 攝 佛幽 身 ℃ 五 次 土 丁… 二 願 願 一 攝 血 熊 ル エ ℃ 亠 ハ 次 二 願 願 概 餌 佛 土 ℃ 七 後 十 亠 ハ 願 願一 一 攝 衆 生 む 憬 興 の 分類
は 全 ぐ 淨 影 の 夫 れ を 襲 用 し た も の で 、 何 等 異 な る 所 が な い 。 た い義
要 三 の 願 名 を 變 更 し た に す ぎ な い の は 、 聊 か 物 足 ら 澱 戚 じ が す る o い ま 之 を 圖 示 す れ ば 次 の や う で あ る o 淨 影 憬 興 四 十 入 願輩
三纛
飜
灘
磁
饕
蘇
三遡
麟
+ 七 願尸 攝
衆
生 願 利 衆 生 願 餘 の 四 十 三 願 已 上 は 支 那 に 於 け る善
導 以 外 の 護 師 の 分 類 を 示 し た の で あ. る が , 然 ら ば 我 高 詛 善 導 大 師 は 、 r 大 經 所 説 の 四 十 八 願 を い か や う に 分 類 さ れ て あ る だ ら う か 、 果 成 の 觀 經 に 立 脚 し て 淨 土 敷 を 提 唱 さ れ た 大 師 は 、 諸 師 の 如 く 三 分類
法 を 用 ひ す し て、 一 願 結 歸 法 を 用 い て 居 ら れ る や う で あ る o い ま 善 導 の 疏 に 見 ね て あ る 要 文 を 暴 ぐ れ ば 、 立 義 分 ( ニ ニ 右 凶 ) に 法 藏 比 丘 在 冴 世 饒 王 佛 . 所 地 。 行 鞐 . . 菩 薩 遒 → 時 。 發… 譜 四 十 八 願 づ 。 一 一 轟 願、 言 ク Q 若 . 我 . 得 啌 . ン ニ 佛 テ 。 十 方 . 衆生
稱 ゴ 我 ガ 名 號 → 。 願 り 生 考 ト 我 ガ 國 で 下 モ 至 , マ 碑 ア 十 念 一 δ 若ン 不 客 生 者 。 不 レ 取 野 正 覺 略 今 既二 成 佛 シ 下 ヘ リ 卻 チ 是 . 酬 因 之 身 也 。 ε あ る は 、 四 十 八 願 悉 ( 〜 酬 因 報 身 の 願 ざ 見 る 説 で あ る か ら 、 淨 影 の 所 謂 攝 法 身 願 に 該當
す ε 云 ふ 事 が で き 、 又雰
義 ( 三 = 右 四 ) に 彌 陀 , 本國
ハ 四 十 八 願 。 リ ス 巴 言 ひ 、 往 生 禮 讃 ( 】 一 = 左 ) に 觀 試 ル ニ 彼 . 彌 陀 . 極 樂 界 → 。廣
大 寛 夲二 . 衆 寶 . モ テ 成 ぜ り 。 四 十 八 願 莊 巌 . リ 起 ル 。 超 計 諸 佛 , 刹 鴫 最 モ 爲 叶 リ精
。 ε あ る は 、 彌 陀 の 淨 土 を 四 十 八 願 酬 因 の 報 土 ε 見 る 説 で あ る に 依 て 、 淨 影 の 攝 淨 土 願 に 相 當 し 、 更 に 散 善 義 ( 五 ) に は 二 三二 匹 彼 . 阿 彌 陀 俤 。 四 十 八 願 テ 云 . 。 攝
受
、 下 . 衆 生 サ 。 無 眇 疑 . 無 呼 慮 . 。 乘 ゴ 彼 ノ 願 力 弔 Q 定 テ 得冖一 往 生 弓 。 ご 釋 し 、 叉 般 舟 讃 ( 鵠 ) に 四 十 八 因 け 茲 = 發 ス 0 冖 { . 誓 願ハ 爲 ゴ ナ リ 衆 生 一 。 ご あ る は 、 四 十 八 願 を 一 切 衆 生 の 爲 め に 發 起 し、 成 就 し た ま ふ た ご 見 る 説 で あ る か ら、 淨 影 の 攝 衆 生 願 に似
て 居 る ざ 云 ふ 事 が 出 來 る o 之 に よ つ て 之 を 見 る に 、 諸 師 は 四 十 入 願 を 三 種 に 分 類 し て 、 そ れゐ
丶 配 當 し た が 、 善 導 は 右 の 三 方 面 に 、 各 四 十 入 顧 を 結 び つ け て 、 四 十 入 願 は す べ て 成 就 報 身 の 願 で あ り 、 戒 就報
土 の 願 で あ り 、 成 就 衆 生 の 願 で あ る ざ 見 ら れ た 所 に 、 諸 師 ざ 全 く 異 な つ て 居 る 點 を 、 注 意 す る 必 要 が あ る o 三 、 法 然 上 入 の 四 十 八 願 觀 一 切 の 諸 佛 に 總 別 二 種 の 願 あ る 事 は、 法 然 上 人 の 選 擇 集 に 明 記 さ れ て あ る 所 で あ る 。 總 願 ご は 則 ち 四 弘誓
願 の事
で ギ 一 切 の 諸 佛 が 因 位 に 於 て 菩 薩 道 を 行 す る に 當 り 、 發 し 給 ふ 共 瀧 の 願 で あ る か ら 、 之 を 總 願 ご 穩 す る の で あ る 。 次 に 別 願 ざ は 個 々 の 菩薩
が 、 自 分 の 煮 樂 に 隨 つ て 發 し 給 ふ 特 殊 の 願 を 指 し た も の で 、 釋 迦 の 五 百 の 大 願、 藥 師 の 十 二 の 上 願 の 如 き 則 ち 之 で あ ゐ 。 處 で 彌 陀 の 四 十 入 願 を 、 釋 迦 や 藥 師 の 別 願 ご 同 樣 に 扱 ふ べ き か 否 か は 、 宗 學 上 義 論 の 存 て る 問 題 霍 せ ら れ て あ る 。 夫 れ は 後 に 辯 す る ざ し て ,我 宗 鯤 法 然 上 人 は 、 之 を い か に 分 類 し 解 釋 さ れ て 居 た ら う か 、 二 れ 末 徒 の 齊 し く 知 ら ん ε 欲 す る 所 で あ る o 選 擇 集 に は 第 } の 無 三 悪 趣 、 噛 第 二 の 不 更 悪 趣, 第 三 の 悉 皆 金 色 、 第 四 の 無 有 好
醜
. 及 び 第 十 入 念 佛 往 生 の 五 願 を 擧 げ て 、 選 擇 攝 取 の 義 を 明 か に し 、 且問
答 を 設 け て 念 佛 往 生 の 願 の み が 、 特 に 勝 れ て ゐ る ば か り で な く 、 最 も 修 し 易 き 事 を 釋 さ れ て あ る o 問 日 o 普 . 約 瀞 ル ニ 諸 願. 】 δ 選 二 捨 ン テ 驫 惡 → 。 而 選一 取 ス ル . 善 妙 一 。 其 理 可 吟 然 ル 。 何 ガ 故 ゾ 第 十 八 願ハ 。 選 捨 . 一 切 , 諸 行 → 。 唯 偏 ・選
敢
・ テ 念 佛 ・ 一鴛
。翁
ヤ 往 生 ・ 本 願 → 乎 。 答 日 。 聖 意讐
測 , 。ネ
レ壟
輙 .蟹
. 。讐
. 然 , 今 試.. 以 拶 二 義 弓 解 曜 ン 之. 〇 一 ニ ハ 者 勝 劣 .義
σ ニ ニ ハ 者 難 易 . 義 ナ リ 。 ( 本 卷 二 柾 ) 選擇
集 に は 勝 劣 の義
を 明 す 爲 め に 屋 舎 の 譬 を 出 し 、 難 易 の 義 を 辯 す る に は 、 善 導 の 往 生 禮讃
、 惠 心 の 往 生 要 集 、 法 照 の 五 曾 法 事 讃 等 を 引 證 し て 、 念 佛 の 諸 行 に 比 し て 易 な る 所 以 を 懇 切 に 論 ぜ ら れ て あ る o 之 に 依 て こ れ を 見 る に ヒ 四 十 入 の 中 に は 第 十 入 願 を 以 て、 最 も 重 要 な る 願 ε 見 ら れ て ゐ π 事 が 知 ら る 丶 の で あ つ て 、 顯 意 の 楷 定 記 ( 西 全 六 垣 一 恢 ) に は 法 然 上 入 が 、 四 十 八 願 を 生 因 欣 慕 の 二 種 に 分 類 さ れ た 事 を 慱 へ て 居 る o 曾 祀 上 人 日 。 四 十 入 願 一 一 皆 以 ・ 念 佛 往 生 一 爲 一 其 別 意 の 故 云 一 一 一 願 言 等 一 也 。 其 意 何 者 。 且 如 初 願 無 三 悪 趣 ℃ 欲 レ 魯 下 此 中 十 方 衆 生 生 欣 慕 心 一 念 佛 往 生 劫 餘 皆 准 レ 之 。 故 四 十 七 名 欣 慕 願 の 第 十 八 願 名 二 生 因 願 一 也 云 髯 〇 二 五爰 に 曾 組 上 人 ご 云 ふ は 、 顯 意 上 人 の 師 立 信 上 人 は 西 山 上 人 の 弟 子 で あ
b
、 西 山 上 人 は 云 ふ ま で も な く 法 然 上 人 の 弟 子 で あ る か ら. 法 然 上 入 を 指 し て 曾 組 上 人 ご 稱 し た も の で , 善 導 の 玄 義 分 に は 四 十 八 願 を 要 約 し て二
二 願 メ 言 ク 若 シ 我 レ得
哩 ン 佛 テ 十 方 , 衆 生 穩 ン 我 ガ 名 號 → 願 〃 生 盟 ン ト 我 國 } 下 至 浮 十 念 帰 若 ン 不 燦 生 セ 者 不 レ 取 3 正 覺 ヲ 」 ( 前 出 ) ε 釋 さ れ て あ る 點 か ら 考 察 す る ご 、 四 十 八 願 の 中 に も 特 に 第 十 八 願 に誓
は せ ら れ て あ る 「 乃 至 十 念 」 の 念 佛 を 以 て 淨 土 往 生 の 生 因 こ し 、 餘 の 四 十 七 願 は 第 十 入 願 に 誓 は せ ら れ て あ る 念 佛 生 因 の 願 を 顯 は し 價 値 付 け る 爲 め に 設 け ら れ た も の 故コ
一 願 言 稱 我名
號 L ご 釋 さ れ た こ 云 ふ の で あ っ て第
一 願 に 就 て 云 ふ も 、 羅 樂 は 無 三 悪 趣 の 所 ご 聞 い て 、 其 所 に 往 生 せ ん ご 欣 慕 の 心 を 起 し 、 其 生 因 は 第 十 入 顧 に誓
は せ ら れ て あ る 、 念 佛 一 行 に 依 る べ き 事 を 示 さ れ て あ る か ら 、 第 十 入 願 を 生 因 の 願 、 餘 の 四 十七
を 欣 慕 の 願 ご 分 け ら れ た ε 云 ふ の で あ る o 法 然 上 人 の 唱 道 さ れ た 生 因欣
慕 の 芬 類 誂 は 、 た い に 楷 定 記 が 傳 へ 居 る ば か り で な ぐ 、 了 音 の 亠 ハ 角 鈔 ( 西 全 五与
こ 行 觀 の 私 記 ( 玄 弘 記 五 霜 証 ) 明 秀 の 四 + 入 願 鈔 ( ヒ ニ 八 F 左 二 ) 及 び 實 導 の 弘 深 抄 (鏖
別 卷箜
叛
陥 ) 等禄
へ 居 る 所 で あ つ て 、 西 由 派 組 の 觀 門義
( 西 全 三 漑 默 )羲
門 弘 願 、 他 筆 鈔 (鏨
四 三鍵
に 能 詮 所 詮 の 語 を 以 て 外 け ら れ て あ る の も 、 法 然 上 人 の 生 因 欣 慕 説 を 相 承 さ れ た も の な る 事 が 肯 か れ る o 鎭 西 の 三租
良 忠 の鐙
記 ( 立 傳 亠 ハ乾
) に、 冖 一 願 言 若 我 得 佛 等 } 者 此 . 引 評 本 願 . 設 我 得 佛 不 取 正 覺 之 言 → 以 テ 顯 淞 彌 陀 ハ 是 報 身亠、 ル , 義 → 四 十 八 願二 各 有 刈
此
ノ 言 一 故二 云 一 一 一 願 言 → 所 二 以 別 メ 擧 艶 第 十 八 願 り 者 以 淵 願 王 暁 テ 故。 畢 け 一 ヲ 顯 啄 諸 ヲ 於 け義
二 帥 足 . ロ ざ あ る 所 か ら 見 れ ば 、 第 十 八 を 王 本 願 こ す る の で あ る か ら 、 法 然 上 人 が 生 因 の 願 ご 判 ぜ ら れ た 夫 れ に 該 當 す る こ し て も 、 餘 の 四 十 七 を 欣 慕 の 願 ご 解 し て 居 ら ぬ事
は 明 白 で あ る 。義
山 の 和 語 燈 録 日 講 私 記 ( 淨 全 九驚
鱗 ) に は 、 第 + 八 を 王 本 願 、 餘 の罕
葦
臣 下 ・ ・ 明 か券
け て あ る 。 若 不 生 者 不 取 正 覺 ご は 善 導 の 彼 佛 今 現 在 世 戍 佛 の 文 を 以 て 可 ン得
ノ 心 既二 依 坤 願 力 暢 今 現 に 西 方 に 成 ゆ 覺 テ 四 重 謗 法 五 遖 の 惡 入 も 乘 ン 願 力・ 〜 彼 國 に 生 す 生 し 畢 て 若 し 三 惡 道 に 更 ら ば 不 叶取
正 覺 →誓
給 ふ こ ざ 也 餘 願 も 皆 如 レ 此 爾 れ ば 第 十 入 願 は 王 本 願 餘 の 四 十 七 は 臣 下 也 鎭 西 に 於 て 第 十 八 を 王 本 願 ご 云 ふ は 、 自 他 共 許 す る 所 な る が 、 餘 の 四 十 七 願 を 臣 下 ε 云 ふ は 、 い か な る 意 味 で あ る か 、 義 山 が 「 四 十七
願 は 箟 〃 十 八 願 の 莊 嚴 な れ ば な り 」 ε 述 べ て 居 る 所 か ら 考 察 す る ご 、 君 公 の 徳 が 臣 下 の 忠 蔀 に 依 て 顯 は る 》 如 く 、 初 め 無 三 惡 趣 の 願 よ り 終 り得
三 法 忍 の 願 に 至 る ま で 、 餘 の 四 十 七 願 は 第 十 八 願 に誓
は せ ら れ て あ る o 乃 至 十 念 の 機 を 攝 め 取 る 爲 め に 莊 嚴 さ れ た ご 云 ふ 意 な ら ば 、 我 西 山 に 相 承 す る 生 因 欣 慕 の 分類
説 ざ 何 等 異 な る 點 が な い や う に 思 考 さ れ る が 此 義 は 更 に 檢 討 す る 必 要 が あ る o 四 、 別 願 よ り 總 願 へ ( 鎭 西 義 ) 第 十 八 願 を 王 本 願 、 餘 の 四 十七
を 臣 下 の 願 ご 穩 す る 鎭 西 に あ っ て は 、 こ の 四 十 八 願 を い か な る 目 的 の こ 七爲 め に 建 立 さ れ た か 、 本 願 建 立 の 元 意 に 湖 つ て 。 鎭 西 ] 流 の 見 解 を 窺 つ て 見 や う 。 鎭 西 の 派 祕 聖 光 の 識 知 淨 土 論 ( 淨 全 +
語
儲 ) に 問 目 法 藏 菩 薩 何 故 以一 稱 名 一 爲 二 逡 擇 本 願 一 耶 o 簪 日 智 度 論 淨 佛國
土 品 云’ 、 是 菩 薩 得 二 阿 耨 多 羅 三 藐 三 菩 提 一 時 〇 十 方 國 土 中 話 佛 讃 下 歎 衆 生 聞 二此
佛 名 一 必 至 中 阿 耨 多 羅 三 貎 三 菩 提 郎此
是 明 、 菩 薩 淨 佛 瞬 土 一 也 。 ご 言 ひ 、 ま た 徹 選 擇 ( 淨 全 七 圦琶
に問
此 念 佛 三 昧 過 去 譜 佛 之 厨 こ 讃 歎 」 者 其 義 不 匡 可 匡然
也 G 肝 以 者 何 G 繕 名 念 佛 方 便 法 。 爲・ 淺 智 鉢 根 一 所 レ 設 之 淺 行 也 Q 諸 佛 何 故 捨 レ 淺 取 “ 深 而 讃」 歎 之 一 耶 o 即 是 一 刧 菩 薩 淨 佛 國 土 本 願 中 其 一 願 也 。 ε 逋 べ ら れ て あ る 所 か ら 察 す る ご 」 四 十 八 願 は 淨 佛 國 土 成 就 衆 生 の 爲 め に 建 立 さ れ た も の で 、 四 十 八 願 の 中 に も 特 に 幕 名 念 佛 の 一 行 を 以 て 王 本 願 こ せ ら れ た 意 は 、 過 去 の 諸 佛 が 因 位 に 於 て 自 分 の 淨 土 を 莊 嚴 す る 時 、 念 佛 三 昧 を 以 て そ の 一 願 こ し 、 之 を 讃 歎 し 給 ふ て あ る か ら 、 法 藏 菩 薩 も 諸 佛 の 例 に 徽 ふ て 、 易 行 易 修 の 稱 名 念 佛 を 選 擇 し 、 以 て そ の 随 一 ざ し 給 ふ た ・ 云 ふ 意 に 解 せ ら れ る o 果 し て 然 ら ば 諸 佛 の 別 願 ご 彌 陀 の 別 願 ご は 、 其 間 何等
の 勝 劣 も 認 め て 居 な い事
が 知 ら る ・、 の で あ つ て 、 法 藏 因 位 び 時 に 二 百 一 十 億 の 刹 土 の 中 か ら 、 麁 妙 ご 善 惡 を 選 擇 し 孀 取 し て 、 普 く 諸 の 貧 窮 を濟
ふ 爲 め に 、 自 か ら 超 世 の 願 霍 標 謗 し た ま ふ た 、 本 願 建 立 の 意 志 が 明 瞭 を 缺 き は せ な い か o 淨 佛 國 土 成就
衆 生 は 、 「 切 諸 佛 に 共 短 し た 誓 願 な る も 、 所 謂 一 機 一 縁 の 利 盆 で あ る か ら 、 如 設 修 行 の 出 楽 な い も の は 、 い か に し て も 諸 佛 の 別 願 に 相 應す る は 不 可 能 で あ る ○ こ れ
善
導 が 法 事 讃 ( 下 左 躙 ) に 「 切 . 佛 土 皆 嚴 淨 ナ . ト モ 。 凡 夫 亂 想 恐 . ハ 難 匹 生 . 。 如 來 別 . 指 コ 西 方 . 國 づ 。 從 囲 是 超「 過 ス 十 萬 億 → 。 ご 釋 さ れ た 所 以 で あ つ て 、 諸 佛 の 悲 願 に 澳 れ た る 亂 想 の 凡 夫 を 樹 象 着 し て 、 建 立 さ れ た 所 か ら 肆 誓 の 偈 に は 「 我 建 超 世 願 」 ざ 頌 せ ら れ 、 ま た 彌 陀 經 に は 「 過 十 萬 億 」 ざ 説 か れ た の で は な か ら う か o さ れ ば 鎭 西 の や う に 彌 陀 も 諸 佛 ご 同 じ く 、 淨 佛 國 土 成 就 衆 生 の 爲 め に 、 別 願 を 建 立 し 給 ふ た こ 云 ふ て は 、 總 願 を 成 就 す る 爲 め に 別 願 を 建 立 し た ま ふ た 事 に な る の で あ つ て 、 鎭 西 で は 之 が 宗 學 上 の 常 識 ε な っ て 居 る や う で あ る O 總 願 成 就 の 爲 め に 別 願 か 建 立 さ れ た ε 見 る 鎭 西 に あ つ て は 、 四 十 八 願 を い か に 分 類 し 解 釋 さ れ て あ る か 、 王 ご 臣 こ の 關 係 に 二 分 す る は 、 良 忠 以 後 に 初 ま る や う に 思 は れ る も、 既 に 聖 光 の 徹 選 擇 や 識 知 淨 土 論 に は 、 淨 佛 國 土 成 就 衆 生 の 爲 め に 別 願 が 建 立 さ れ だ ご 記 さ れ て あ る か ら 、 聖 光 に こ の 思 想 が あ つ た 事 は 、票
す嘉
ら ざ る事
實 で あ つ て 、 和 語 燈讐
講 私 記 ( し 六 七 六 淨 全 プ 上 三 ) に 「 總 じ て罕
入 願 廣 し三
頁
ご も 、 ・ 二 分 す れ ば 淨 佛 國 土 成 就 衆 生 な り 」 ご あ る は 、 聖 光 が 四 十 八 願 を 淨 佛 國 土 成 就 衆 生 の 二 義 に 分 け た 、 夫 れ を 相 承 し た も の730
る事
が 推 知 さ れ る o 淨 佛 國 土 の 目 的 が 成 就 衆 生 に あ る 以 上 、 王 ε 臣 ざ の 相 關 的 鈴 類 の 生 す る は 必 然 で あ つ て、然
ら ば 聖 光 は 四 十 八 願 中 の こ の 願 を 取 て 成 就 衆 生 ご 見 込 ま れ た か 、 第 十 入 願 を 以 て そ の 主 體 ご 認 む る は 、 淨 土 一門
の 共 許 す る 所 で あ る か ら 、 聖 光 も 之 を 重 要 視 す る は 云 ふ ま 二 九で も な い が , 師 は 成 就 衆 生 の 願 こ し て は 、 第 十 八 願 の 外 に 第 十 七、 第 十 九 、 第 二 十 の 三 願 を 驫 し て 居 る や う で あ る ・ 聖 光 の 淨
圭
簍
集 ( 淨 全 +髴
砒 ) に は 、 第 + 七 を塵
稱 歎 の 願 、 第 + 八 を 稱名
往 生 の 願 、 第 + 九 を 來 迎 の 願 、 第 二 + を 係 念 定 生 の譽
名 け で 、 夫 れ の 解 釋 を し て あ る が 、 之 に 依窪
第 + 七 願 は 怯鑾
薩
が 願 行 成 就 し た ま ふ 時 、+
方 の 諸 佛 が 悉 ー 之 を 讃 歎 し て、 無 量 壽 佛 の 名 を 稱 讃 せ な か つ た な ら 正 覺 を 取 ら な冨
云 ふ 誓 ひ で あ る か ら 、 咨 嵯 穩 歎 の 願 ご 名 け る ご 云 ふ の で あ り, 教 に 第 + 八 願 を 耨 名 往 生 の瞥
云 ふ は 、 善 導 の 觀 念 法 門 や笙
禮 讃 に 、 第 + 八 願 の 乃 至 + 念 」 を 「 下 至 + 聲 」轟
さ れ て あ る か ら 、 稱名
往 生 の夢
云 ふ の で あ り 、 夏 に 第 + 九 願 を 來 迎 の 願 霍 云 ふ は 、 第 + 八 願 に 管 は せ ら れ て あ る 稱 名 に よ つ て 往 生 せ ん ざ 願 ふ も の も 、 叉 第 十 九 願 に 説 か れ て あ る 「 修 諸 功 徳 」 に 依 て 往 生 せ ん ざ 願 ふ も の も 、 倶 に 來 迎 せ ん ざ 願 じ 給 ふ 所 か ら 、 來 迎 の 願 ご 名 け る ご 云 ふ の で あ っ て 、 佛 の 本 意 は 念 佛 の 行 者 を 來 迎 す る に あ る も 、 衆 生 の 習 性 が 各 別 な る 爲 め 、 餘 行 を 修 し て 往 生 せ ん巌
す る 者 も あ る に 依 て , 之 等 の 衆 生 も 倶棊
迎 せ ん藤
じ 給 ふ 所 か ら 、 奈 迎 の舉
茗
け奮
云 ふ の で あ る 。 更 に 第 二 + 願 を 係 念 定 生 の 願 巴 云 ふ は 、 前 の 第 十 八 十 九 の 二 願 が 、順
次 往 生 卻 ち 命 の 終 り 次 第 往 生 す る に 就 て 、誓
つ た 願 ご 見 る事
が 出 來 る に 醤 し 、 こ の 願 は 纔 か に て も 極 樂 に 念 を 係 く る も の が あ れ ば 、 次 の 生 に 往 生 が 得 ら れ ぬ ま で も 、 い つ か は 極 樂 に 引 接 せ ん こ の 結 縁 分 齊 で あ る か ら 、 係 念 定 生 の 願 ε 云 ふ の で あ る ○ 斯彎
聖 光 が 第 + 七 、 + 八 、 + 九、 二 + の 四 願 を 、 最 も重
要 視 し た 點 か ら 察 す る ご 、 之 等 を 成 就 衆 生の 願 ビ 見 込 ん で 居 た 事 は 明 か で あ つ て 、 從 つ て 餘 の 四 十 四 願 は 、 淨 佛 國 土 の 願 ご 判 じ て 居 た 事 も 推 定 さ れ る 。 勿 論
第
十 七 咨 嗟 繕 歎 の 願 を 、 其 ま 丶 成 就 衆 生 の 願 ざ 見 る は 不 合 理 な 點 も あ る が 、 之 は 法 藏 比 丘 の 願 行 成 就 が 成 就 衆 生 の 爲 め で あ る か ら 、 淨 佛 國 土 に攝
す る よ り も 、 成 就 衆生
に 收 む る が 要 當 ビ 思 は れ る o 聖 光 の 淨 佛 國 土 、 成 就 衆 生 の 二 義 は 、後
に 此 派 に 於 て 淨 影 の 義 要 三 、 丈 別 七 の 分 類 怯 に 擴 大 さ れ 、 更 に裔
の 二 藏 頚 義 ( 淨牟
三
齲
) に は 、 淨 影 の斎
七 を 次 第 の 七喜
稱 す る に 對 し 、 不 次 第 の 七 重 を 分 別 し て 詳 細 に 論 じ て あ る が 、 結 局 淨 影 の義
要 三 を 出 で な い 事 は 朋 か で あ つ て 、鎭
西 で は 聖 光 の 二 分 法 、 淨 影 の 三 分 説 が 原 則 こ な つ て 居 る 事 は 、 了 慧 の無
量 壽 經 鈔 ( 淨 全 十 四 拙 鴎 ) に 依.7
宗 家 鴫 可 ゆ 有 訓 二 , 意 一 總 . 而 言 閉 . 之 ヲ 四 十 八 願 ハ 倶 ‘ 逋 稀 攝 身 攝 土 攝 生 一 故二 。善
ひ 、 叉義
山 の 和 語 燈 録 日 講 私 記 ( 淨 全 九 拡ま
) に は 四 十 八 願廣
し 定 云 へ こ も 、 二 分 す れ ば 淨 佛 國 土 成 就 衆 生 なbQ
若 し 三 分 す れ ば 攝 淨 土攝
衆 生 攝 法 身 な り O ざ あ る に 徴 し て も 知 る こ ε が 出 來 る の で あ る o 五 、五 願 開 示 と 眞 假 分 別 ( 眞 泉 義 )
善
導 の 立義
分 に 四 十 八 願 を 第 十 八 願 に 總 攝 し て 「 皿 一 願 言 稱 我 名 號 L 等 ビ 釋 さ れ て あ る の を う け て 、 = ;宗 組 は 之 を 選 擇 集 に 念 佛 往 生 の 願 ご 呼 び 、 ま だ 四 十 入 願 の 中 で も 特 に こ の 第 十 八 願 が 、 淨 土 往 生 の 因 を 誓 へ る 唯 一 の 願 な る 所 か ら 、 生 因 の 願 嘘 云 ふ に 對 し、 餘 の 四 十 七 を 欣 慕 の 願 ε 呼 ば れ た 事 は 、 我 西 山 「 流 に 相 傳 す る 所 な る は 既 に 辯 じ た 逋 り で あ る が 、 眞 宗 に あ つ て も 亦 生 因 欣 慕 の 二 種 に 分 け る
事
は 、 彼家
の 相承
こ し て 重 ん す る 所 で あ る o 安 心 决 定 鈔 の 首 め に淨
土 其 宗 ノ 行 者 ハ 、 マ ズ 本 願 ノ オ コ ソ ヲ 存 知 ス ベ キ ナ リ o 弘 誓 ハ 四 十 入 願 ナ レ ド モ 、 第 十 入 ノ 願 ヲ 本 意 ト ス 。 餘 ノ 四 十 七 ハ 、 コ ノ 願 ヲ 信 ぜ シ メ ン ガ タ メ ナ リ 。 ・ 丶 云 ふ て あ る の が 、 即 ち 此 意 で あ る ご 稱 し て 居 る o 安 心 決 定 鈔 は 眞 宗 の 學 者 間 に も 疑 問 の 鈔 巴 せ ら れ て 居 る か ら、 之 を 以 て 法 然 上 人 の 生 因 欣 慕 説 を 相 承 す る典
據 ご 爲 す に は 、 聊 か 薄 溺 の 懐 い が あ る 。 關 本 老 師 は 安 心 決 定 鈔 を 評 し て 、 西 山 特 に 本 山 義 糸 の も の で あ ら う ご 云 は れ て 居 る が 、 何 れ に し て も 宗 租 の 二 種 分 類 を 依憑
し 居 る 事 は 西 山 ご 異 ら な い 。 さ て 眞 宗 に あ つ て は 、 四 十 八 願 を い か に 分 類 し解
釋 し 居 る か ご 云 ふ に , 第 十 入 願 を 主 體 こ す る は 云 ふ ま で も な い が、 特 に 五 願 開 示 ざ 眞 假 分 別 を 行 つ て 居 る 點 が 、 西 山 鎭 西 に 比 し て 著 し き 相 逹 ざ 見 る べ き で あ ら う Q 五 願 開 示 巴 は 第 十 一 必 至 滅 度 の願
..第
十 二 光 明 無 量 の 願、 第 十 三 壽 命 無 量 の 願 , 第 十 七誨
佛 稱 揚 の 願 、 第 十 入 至 心 信 樂 の 願 な る 五 願 は 、 第 十 八 願 に 誓 は せ ら れ て あ る 至 心 . 信 樂 、 欲 生 の 三 心 を 起 す も の 〉 、 因 果 を 誓 約 さ れ だ も の で . 眞 宗 で は 至 心 信 樂 欲 生 の 三 心 を ぱ 、 觀 經 に 説 か れ て あ る 三 心 を 自 力の 三 心 ε 云 ふ に 對 し 、 他 力 眞 實 の 三 心 ざ 編 し て ゐ る ⊂ 廛 で こ ¢ 磁 ナ 韮’ 霎 σ こ一 一 疋 硲 カ ー ー 「 メ・ イ ゴ 、 、 云 へ ば 、 釋 酋り は 第 十 七 願 に 誓 は せ ら れ て あ る 諸 佛 稱 揚 の 願 に 酬 ふ て 、 第 十 入 願 成 就 の 亠 乂 に は 諸
有
衆 生 Q 聞 其 名 號 。 信 心 歡 喜 。 乃 至 一 念 。 至 心 廻 向 。 願 生 彼 國 。 即 得 往 生 ○ 住 不 退 轉 ○ 唯除
五 逆 。 誹 謗 正 法 o ご 説 か れ て め る か ら 、 阿 彌 陀 佛 に し て 見 れ ば 、 名 號 の 謂 れ を 聞 か せ て 衆 生 を 救 ふ の が 本 意 で あ り 、 衆 生 も 亦名
號 の 謂 れ を 聞 い て 、 信 心 歡 喜 す る 事 に 依 て 、 彌 陀 の 救 濟 を 受 く る 事 が 出 來 る ご 云 ふ の で あ つ て 、 敷 行信
證 の 信 卷 に は 、 こ の 一 節 に 親 鸞 獨 特 の 訓 點 を 施 し て諸
有
衆 生 ○, 聞 特 ア 其 ノ 名 號 一 。 信 心 歡 喜 セ ル . ト 。 乃 至 一 念 セ ン 。 至 心轟 廻 向 シ タ マ へ り 。 願 曜 . 認 生 ゴ ン ト 彼 丿 國 一 Q 即 チ 得 サ 往 生 → 。 住 跡 不 退 轉 誘 唯 除 コ 五 逆 か 誹 謗 正 法 → る ご讀
ま せ て あ る Q こ の 訓 點 に 依 る ご 、 經 交 に 「 乃 至 一含
ご 云 ふ は 、 名 號 の 謂 れ を 聞 い て 信 心 歡 喜 す る 最 初 の 時 尅 を 指 し た も の で あ う 、 又室
心 廻 向 」 ご は 、 衆 生 が 名 號 の 謂 れ を 聞 い て 、 信 心壑
暑 す る 刹 那 に 、 佛 の 至 心 を 以 て名
號 に 具 す る所
の 功 徳 を ば 、 衆 生 に 廻 向 し た ま ふ ご 云 ふ 意 で あ つ て 、 親 鸞 の 他 力 廻 向 の 宗 激 は 、 こ の 交 を 典 據 ご し て 創 設 さ れ て あ る の で あ る o さ れ ば 衆 生 の 方 に は 名 號 の 謂 れ を 聞 い て 信 35 歡 喜 す る を 至 要 ざ 爲 す 邊 か ら 、 信 卷 に は 第 十 八 願 を 本 願 三 心 の 願 ざ も 、 亦 は 往 生 信 心 の 願 こ も 辮 さ れ て あ る が 、 本 願 成 就 の 文 か ら 第 十 八 願 を 回 顧 す れ ば 「 至 心 信 樂 欲 生 我 國 」 の 信 心 巴 「 乃 至 十 念 」 の 稱 名 三 三を 並 べ 墨 げ て 「 若 不 生 者 不 取 正 覺 」 ご 誓 ひ を 立 て ら れ て あ る の も 、 淨 土 往 生 の 正 因 は 、
第
十 七 願 に 誓 は せ ら れ て あ る 、 諸 佛 稱 歎 の 名 號 を 聞 い て 、 至 心 信 樂 欲 生 の 信 心 が 起 つ た 時 、 决 定 す る の で あ つ て . 乃 至 十 念 の 念 佛 は 、 佛 恩 に 戚 激 す る 者 の 自 然 の 蠻 露 で あ る Q 仍 て鎭
西 の や う に 稱 名 の 功 徳 を 廻 向 し て、 往 生 を 求 む る 如 き 自 力 の 計 ひ は 毫 も 加 味 ∂ れ て あ ら ぬ Q 強 い て 云 へ ば 、 佛 恩 報 謝 の 爲 め に 稱 名 を 相績
す る の で あ る か ら 、眞
宗 で は 第 十 八 願 は 、 信 心 正 因 稱 名 報 恩 の 意 に 外 な ら の ビ 稱 し て 居 る O 斯 樣 に 第十
八 願 の 乃 至 十 念 は . 三 心 相 績 の 餘 瀝 が 稱名
ざ な つ て 現 は れ る の で あ る か ら 、 こ の 稱 名 は第
十 七 願 に 誓 は せ ら れ て あ る 、 諸 佛 稱 嘆 の 名 號 こ そ の 位 を 同 じ く す る も の で 、 三 心 十 念 の 行 者 は 命 絡 ビ 同 時 に 、 正 定 聚の
數 に 加 へ て 、 無 上 涅 槃 を 超 證 せ し め ん ご の 誓 約 が 、 即 ち 第 十 一 必 至 滅 度 の 願 で あ つ て 、 阿 彌 陀 佛 は 三 心 十 念 の 行 者 を 自 分 の 淨 土 に 迎 へ 取 て 、 自 分 ご 同 じ く 光 壽 二 無 量 の 徳 を 具 へ し め ん ざ誓
ひ 把 ま ふ だ の が 、第
十 二 光 明 無 量 第 十 三 壽 命 無 量 の 兩 願 で あ る 。 斯 く 關 係 づ け て 見 る ざ 、 第 十 入 願 自 髓 は 至 心 信 樂 欲 生 の 三 心 が 願 體 で あ つ て 、 そ の 三 心 を 翹 す も の 丶因
果 を 開 い て 五 願 こ し た 事 が 知 ら る 丶 の で あ る G 次 に 其 假 分 別 ご は 、 第 十 入 願 ご 第 十 九 願 及 び 第 二 十 願 の 成 立 に 就 て 分 判 し た も の で 、 眞遐
分 別 は 敢 て 此 の 問題
に 限 ら す 、 三 經 三 門 三 藏 三 機 三 往 生 等 に 亘 つ て 居 る は 冗 す る ま で も な い o 然 れ こ も こ 丶 に 云 ふ 三 願 の 眞 假 分 別 は 、 之 等 の 根 抵 を 爲 す も の で あ る か ら 、 今 は こ の 問 題 に 就 て の み 管 見 せ や う ε 思 ふ 眞 宗 に 於 て 第 十 入 願 が 他 力 眞 實 の 信 心 を 誓 は せ ら れ た 願 ご す る は 、 前 に 述 。 へ た 所 で あ る が 、 衆 生 の 習 牲 が各 別 な る 爲 め 、 中 に は 餘 行 を 修 し て 往 生 せ ん ご 欲 す る 者 の あ る は 、 否 み 難 い 事 實 で あ る 。 夬 故 佛 は 之 等 の 者 を
調
機 誘 引 し て 、 第 + 八 願 に 歸 せ し む る 爲 め 、 第 + 九 二 + の 兩 願 を 設 け 給 ふ奮
云 ふ の で あ つ て 、 第 十 九 願 は 諸 の 功 徳 を 修 し て 、 淨 土 に 往 生 せ ん と 願 ふ も の が あ れ ば 、 臨 絡 に 大 衆 ご 共 に 來 迎 せ ん ε の 誓 ひ で あb
、 ま た 第 二 + 願 は 諸 徳 の 根 本 た る 名 號 を 稱 へ て 、 之 に 依 て塗
に 往 生 せ臺
、 願 ふ も の が あ れ ば 必 す 果 逾 せ し め ん 蓬 の誓
ひ で あ つ て 、 こ の 二 願 に は 來 迎 ご 果 邂 の 盆 が 誓 は せ ら れ て あ る け れ ご 、 も 、 そ の 願 體 は 修 諸 功 徳轟
諸 徳 本 が 往 生 の 因 た る 事 を 示 す も の で あ る か ら三
湾
て 、 眞 宗 で は 第 + 八智
併 せ て ・ 三 種 の 生 因 を 誓 は せ ら れ た 願 ざ 見 る の で あ る 。 そ こ で 信 心 正 因 を 強 調 す る 親 鸞 は 、 三 願 の 問 に 眞 假 を 分 別 し て 、 第 + 八 願 は 隨 自 意 眞實
の 願 な る も . 他 の 二 願 は 隨 他 意 方 便 の 願乞
て 、 面 も こ の 方 使 の 願 を 設 く る 所 以 は 、 聖 道 門 か ら 新 た に 淨 土 門 へ 轉 入 し 來 つ た も の は 、 蕾 習 の 諸 善 を 廢 す る 事 が 出 來 す 、 之 を 以 て 淨 土 往 生 の 業 因 に 供 せ ん こ す る も の が あ つ た ウ 、 叉 折 角 淨 土 門 に 入 て 稱 名 を 修 し な が ら 、 他 力 の 信 心 が 獲 ら れ な い で 、 稱 名 の 數 邊 を 募 っ て 往 生 の資
料 に 擬 せ ん こ す る も の が あ る 。 央 故 佛 は 第 + 九 二 十 の 兩 願 を 立 て 、 未熟
の 者 を 方 便 攝 化 せ ん こ し た ま ふ た も の で 、 そ の 效 果 は 諸 善 を 修 す る も の に は 、 之 を 廢 し て 念 佛 に 歸 せ し め 、 又 欝名
の 數 邊 を 募 る も の に は 、 他 刀 の 念 佛 に 歸 せ し む る に あ る ε 云 ふ の で あ る o 斯 樣 に 親鸞
は 敖 行 信 證 に 三 願 の 間 に 眞 假 を 分 別 し て 、 之 を 淨 土 の 三 部 經 に 配 當 し 、 大 經 は 第 十 八 願 に 三 五= 「 , ノ
誓
は せ ら れ て あ る 、 三 心 十 念 の 往 生 を 説 く を 宗 ご す る 所 か ら 眞 實 の 敷 ε し 、 觀 經 は 第 十 九 願 に 誓 は せ ら れ て あ る 、 諸 善 の 往 生 を 説 く を 宗 こ し, 叉 彌 陀 経 は 第 二 十 願 に 誓 は せ ら れ て あ る 、 自 力 念 佛 の 往 生 を 読 く を 宗 と す る か ら 二 經 は 方 便 の 敏 ご 判 じ て あ る が 、 夫 れ で は 法 然 上 人 が 、 大 經 觀 經 鰯 陀 經 の 三 部 を 以 て 淨 土 所 依 の 經 典 ご 選 定 し 、 「 正 明 往 生 淨 土 敖 」 ご 判 せ ら れ た 素 意 に 反 す る ば かb
で な く、 「 讀 二 誦 觀 經 彌 陀 無 量 壽 經 等 一 」 ご 釋 さ れ た 、 善 導 大 師 の 元 意 に も 相 違 す る 慊 い が あ り は す ま い か o 勿 論 敖 行 信 證 に は 觀 經 彌 陀 經 に 對 し て 、 顯 説 隱 彰 な る 二 樣 の 見 方 を 以 て せ ら れ て あ る か ら. 他 門 の 者 が 非 議 す べ き 限 り で な い が 、 以 上 の 五 願 開 示 ε異
暇 分 別 は 、 翼 宗 に 於 け る 四 十 八 願 の 分 類 及 び 解 釋 を 知 る 上 に 、 尤 も 重 要 な る 題 目 と 思 ふ 。 六 、 三 祀 の 義 釋 と 西 山 の 傳 承 前 來 は 西 由 に 傳 ふ る 四 十 八 願 の 分 類 及 び 解 釋 を 研 究 す る 前 提 こ し て 、 諸 師 及 び 異 流 の 説 を 概 觀 し た か ら 、 以 下 西 山 に 相 承 す る 列 照 の 説 を 窺 っ て 見 や う o 我 西 山 に は 大 經 所 説 の 四 十 八 願 を 註 解 し た 鈔 に 二 本 あ る o 夫 れ は 派 砠 國 師 の 選 述 さ れ 把 四 十 八 願 要 釋 鈔 n 二 卷 ご 、 他 は 明 秀 光 雲 上 入 の 選 述 さ れ た. 四 十 入 願 胱 鈔 二 卷 で あ る o 前 者 は 圭 ご し て 當 廉 曼 陀 羅 の 發 見 に 依 て、 之 を 註 解 す る 爲 め に 考 案 さ れ た 慈 悲 、 智 慧 、 定 散, 念 佛 、 來 迎 等 の 特 殊名
目 を 用 い て、 事 相 的 解 釋 を 施 さ れ あ る に 對 し 、 後 者 は廣
ぐ 諸 經 論 を 蜘照 し 、 百 家 の 説 を 考 證 し て 相 承 の
實
義
を 發 揮 せ ん こ す る 、 敷 相 的 解 釋 に 心 血 を 注 が れ て あ る 點 が 、 尤 も 著 し い 相 違 で め る o 宗 祀 の 淨 土 敖 が 偏 依 善 導 を 標 榜 し て組
織 さ れ て あ る 已 上 , 善 導 法 然 兩 覦 の 意 を 體 し て 、 四 十 八 願 の 分 類 及 び 解 釋 を 爲 す べ き が 、 末 徒 の 責 務 な る は 相 承 を 重 ん す る 佛 敷 内 の 鐡 則 で あ る o 夫 れ に も 拘 は ら す 兩 頑 の 意 に 反 し て 、 或 は 眞 假 の 分 罰 を し だ り 、 叉 は 諸 師 の 説 に 邏 ら ん こ す る 如 き は 、 敷義
の 建 立 上 止 む を 得 ぬ こ す る も 、 善 導 一 師 を 租 述 す る 西 山 の 探 ら ざ る 所 な る を 銘 記 す る 必 要 が あ る o 明 秀 の 四 十 八 願 鈔 に は 、 本 鈔 選 述 の 意 趣 を 記 し て 此 . 四 十 八 願 者 阿 彌 陀 佛 因 位 之 昔 選 「 擇 . 諸 佛 内 證 , 大 悲 密 意 吋 成 一 就 , 下 . 凡 夫 往 生 . 妙 行 妙 土 → 此義
ハ 普 逋 佛 法 , 指 南 ト ハ 遙 こ 替 タ ル 別 段 . 意 趣 也 偏ユ 以 診 三 祺 御 素 意 . 義 づ 定 塁 ぱ シ 甚 深 . 意 → ( 上 翻 三 ) ざ 釋 さ れ て あ る 如 く 、 大 經 所 説 の 四 十 八 願 は 修 因 戚 果 を 基 調 ざ す る 、 普 邁 佛 法 の 邁 理 巴 は そ の 趣 き を 異 に す る 、 超 世 の 別 願 で あ る か ら ε 云 ふ 、 篤 き 信 念 に 基 い て そ れみ
丶 解 釋 さ れ て あ る か ら 、 之 を 講 説 す る に 當 つ て は 、 三 租 の 素 意 に 準 據 し て 、 そ の 深 義 を 定 む べ き で あ る ご 注 意 さ れ て あ る か ら . そ の 法 流 を 掬 む 我 等 末 徒 は 。 三 組 の 素 意 に 逹 せ ざ る や う 、 之 を 組 述 す る に 努 め ね ば な ら ぬ o 諸 師 が 四 十 八 願 を 解 す る に 當 っ て 、 三 分 類 法 を 用 い た に 對 し 、 善 導 は 一 願 歸 結 法 を 用 い ら れ て ゐ る事
は 、曁
辯 じ た 所 で あ る が 、 四 + 八 願 鈔 ( 上 右 緬 ) に は 善 導 の 釋 に 廢 立. 傍 正 、 助 正 の 三 重 あ る 事 、 宗 覦 の義
に 生 因 欣 慕 の 二 重 あ る 事、 及 び 派 組 の 義 に 三 の 十 六 あ る 事 を 述 べ ら れ て あ る か ら 一 應 之 を 管 見 せ ん 三 七に 、 初 め に 善 導 の 釋 文 に 三 重 め る ε 云 ふ の は 一 ニ ハ 阿 彌 陀 佛 四 十 八 願 攝 受 衆 生 無 疑 無 慮 乘 彼 願 力 定 得 往 生 轍 欝 是 四 十 八 願 . 皆 極 訪 超 世 願 成 . 之 覺 體 皿
顯
鴎 之、 故二 當 誹 廢 立 . 重 略 也 。 二 、 四 十 八 願=
願 言 稱 我名
號 弦 二 磯 是 四 十 入 願 倶二 顯 孫 , 名 號 之 一 法 → 名 號 者 正 覺 往 生 兼 。 成 吊 之 。 六 字 、 測 體 〜 故 □ 當 訓 傍 正 , 重 〜 也 。 三 二 四 十 八 願 因 茲 發=
誓 願 爲 = 衆 生} 搬 鵬 是 四 十 入 願 . 因 極 渤 衆 生 之 得 盆 〜 故.・ 當 誹 助 正 . 重一 〜 也 。 ご 云 ふ の で あ っ て 、 散 善 義 に 釋 さ れ て あ る 「 四 十 八 願 攝 受 衆 生 」 の 文 は 、 自 力 修 行 に 依 て 生 死 を 解 脱 す る事
の 出 來 な い 、 罪 悪 生 死 の 凡 夫 の 爲 め に、 彌 陀 は 四 十 入 願 を 成 就 し て、 衆 生 を 攝 受 し た ま ふ ε 云 ふ 所 か ら, 廢 立 の 重 に 當 る ご 云 ふ た も の で あ り 、 又 玄 義 分 に 「三
願 言 稱 我 名 號 」 ご 釋 さ れ て あ る は 、 因 位 に 於 け る 法 藏 比 丘 の 願 行 は 、 冖 切 衆 生 を 救 は ん が 爲 め で あ つ て 、 法 藏 比 丘 が 願 行 成 就 し て 阿 彌 陀 佛 ご 現 は れ 給 ふ た 時 . 衆 生 往 生 の 正 因 は 既 に し て 如 來 の 方 に 成 就 さ れ て あ る 。 換 言 せ ば 南 無 の 衆 生 を 攝 め 取 て 正 覺 を 成 じ 給 ふ た 所 か ら 、名
號 酬 因 の 身 ご も 云 ふ に 依 て 、 傍 正 の 重 に 當 る ご 云 ひ、 更 に 般 舟讃
に 「 一 一誓
願 爲 衆 生 故 」 ご あ る は 、 因 位 の 法 藏 比 丘 が 四 十 入 願 を 建 立 し. 之 を 成 就 す る 爲 め に 永 劫 の 修 行 を 積 み 給 ふ は 、 一 切 衆 生 を 極 樂 に 引 接 せ ん が 爲 め で あ る か ら 、 助 正 の 重 に 當 る ご 逑 べ ら れ た も の で 、 結 局 四十
八 願 は 「 願 に 歸 結 し て 、 各 三 方 面 か ら 解 さ れ た こ 云 ふ 意 で あ る 。 次 に 宗 租 が 四 十 八 願 を 生 因 欣 慕 の 二 重 に 分 け ら れ た 事 は 、 前 に 既 に 辯 じ た 所 で あ る が 、 宗 租 が 第 十 入タ を 生 因 の 願 を 仰 せ ら れ た に 就 て は、 爰 に 一 つ の 物 語 が あ る Q 夫 れ は 前 ( 法 然 上 人 の 四 十 八 願 観 の 下 ) に 擧 げ た 楷 定 記、 了 音 鈔 、 私 記 、 弘 深 抄 等 に 傳 へ 居 る 所 で あ る が 、 之 に よ る ご 上 人 在 世 の 折 、 一 日 九 條 象 實 の 丹 輪 殿 へ 三 井 寺 の
長
吏 公 胤 、 毘 沙 門 堂 の 明 殫 、 安 居 院 の 聖 覺, 及 び 宗 祀 の 四 人 が臺
に 會 合 し た 。 其 時 秉 實 が 四 + 八 願 は 別 々 の 願 な る に も 拘 は ら す、 何 故 善 導 は 四 + 願 を 要 約 し て 「=
願 言 稱 我 名 號 」 ご 釋 さ れ た か ざ質
問 し た 。此
問 に 樹 し て 第 一 に 答 へ た 三 井 寺 の 公 胤 は 「 一 一 願 言 」 は二
願, 三 臼 . L ビ 書 か れ た の が 、 後 に 誤 ま つ て二
一 願 言 」 ε な つ た の で あ ら う ε 言 ひ 、 ま た 毘 沙 門 堂 の 明 殫 は 、 四 十 八 願 の 一 一 に 「 設 我 得 佛 不 取 正覺
」 の 語 が あ る 故 「 一 一 願 言 」 ε 書 か れ た も の で あ ら う ε 説 明 し た 。 次 に 宗 組 は 爰 に 「 一 一 願 言 」 ご あ る は 、 四 十 八 願 の 中 で も 第 十 八 願 は 生 因 の 願 、 餘 の 四 十 七 は 欣 慕 の 願 で あ っ て 、 第 一 願 に 就 て 云 ふ も 極 樂 は 無 三 惡 趣 の 所 ご 聞 て 欣 慕 の 心 を 遅 し 、 そ の 生 因 は 第 十 八 願 に 誓 は せ ら れ て あ る南
無 阿 彌 陀 佛 を 申 し て 往 生 せ ん ざ 思 ふ 心 を 起 す や う に な る 。 乃 至 第 四 + 八 願 に 就 て 云 ふ も , 極 樂 は得
三 法 怨 の 處 ご 聞 い て 、 厭 慕 の 心 を 趨 し 、 夫 れ が 爲 め に 第 十 入 願 の 念 佛 を 申 す 心 を 超 す や う に な る か ら 、 欣 慕 の 願 で あ る 。 斯 樣 に 一 一 の 願 に 第 十 八 念 佛 本 願 の 義 が 亘 つ て 居 る 故 「 一 一 願 言 稱 我 名 號 」 ε 善 導 は 釋 撃 さ れ た ざ 申 上 げ た 。 其 時 聖 覺 は 何 も 云 は 亠 9。 宗 組 の 義 に 如 か す ご 言 つ た ε 慱 へ て あ る が 、 斯 様 な 意 味 か ら 宗 糧 は 正 因 欣 慕 の 二 重 に 分 け ら れ た も の で あ る 〇 四 十 八 願 鈔 に は 宗 覦 の 二 重 分 別 を 評 し て 廢 立 の 重 に 當 る ビ 述 べ て あ る が 、 夫 れ は 云 ふ 逡 も な く 四 十 入 願 の 中 に は 、 第 十 八 念 佛 往 生 の 願 を 以 て 、 そ の 生 因 ご 判 三 九 馬定 さ れ だ 故 で あ る ○ 次 に 我 汳 砠 西 山 の 義 に 三 の 十 亠 ハ あ り ざ 云 ふ は 、 派 租 の 四 十 入 願 要 釋 鈔 に 、 四 十 入 願 を 觀 經 の 序 正 流 遘 に 配 當 し て 、
第
一 無 三 悪 趣 の 願 よ り 、 第 十 六 遠 離 不 善 名 の 願 ま で を 序 分 ε し 、 第 十 七 諸 佛 咨 嵯 の 願 よ り、 第 三 十 二 妙 香 合 成 の 願 ま で を 正 宗 分 巴 し, 第 三 十 三 觸 光 柔 輳 の 願 よ り 、 第 四 十 入 得 三 法 忍 の 願 ま で を 、 流 逋岔
せ ら れ あ る愚
、 明 秀 の 四 + 入 願災
上響
) に 記 さ れ あ る 所 で あ る 。 然 る に 四 + 八 願 要 釋 鈔 (鏖
二萋
) に は 、 初 め の + 六 願 を 定 散 、 中 の + 六 願 を 念 佛 、 絡あ
+ 六 願 を 來導
な し 、 而 し て雰
の 六 縁 を 初 め の 十 六 願 に 、 正 宗 分 中 の 前 十 三 觀 を 中 の 十 六 願 に、 後 の 三 觀 を 絡 り の 十 亠 ハ 願 に 配 さ れ て あ る o 惟 ふ に 明 秀 が 西 山 の 御 義 に 三 の 十 亠 ハ あ り ご し て、 之 を 觀 經 の 序 正 流 通 に 配 分 さ れ た 意 は、 派 租 の事
相 名 目 に 定 散 念 佛 來 迎 の 三 あ る 中 、 定 散 の 衆 機 が 來 迎 の 佛 に 蹄 し て 、生
佛 一 體 の 南 無 阿 彌 陀 佛 に な つ た 境 地 を 、 念 佛 ざ 仰 せ ら れ た 所 か ら 、 觀 經 一 卷 が 弘 願 の 念 佛 を 顯 は し て , 之 を 未 來 に 流 通 す る に あ る 邊 か ら 、 此 く 分 け ら れ た も の で な か ら う か 、 大 經 所 説 の 四 十 八 願 が 、 一 念 佛 を 詮 す る に あ る 事 は 、 宗 租 が 生 因 欣 慕 に 分 類 さ れ た ば か り で な ー 、 善 導 の 法事
讃 に 「 弘 誓 多門
; . 四 + 八 . , 偏.塰
. 念 佛蟇
. 爲穎
, 」 ご 釋 さ れ て あ る に 照 し て も 首 肯 さ る 丶 所 で あ る 。 明 秀 の 四 十 八 願 鈔 に は 三 の 十 六 を 三 心 撥 助 傍 に 案 配 し て 、 初 め の 十 六 を 至 誠 心 廢 立 こ し.中
の 十 亠 ハ を 深 心 助 正 ざ し 、 絡b
の 十 六 を 廻 向 發 願 心 傍 正 ε 爲 し 、 且 「 大 師 , 御 釋 黒 谷 ノ 生 因 欣 慕 皆 此 ノ 意 也 」 ε 批 判 さ れ て あ る o 叉 以 て 三 組 の 義 釋 ご 西 山 一 流 の 相 承 を 窺 ふ こ ごが 出 家 る 。 士 ,
四
願
最
要 宗 飆 が 大 經 觀 經 彌 陀 經 の 三 部 を 、 淨 土 宗 所 依 の 經 典 ご 選 定 さ れ て 以 來 、 正 し く 往 生 淨 土 を 明 す の 敷 ε し て, 淨 土 一 門 の 擧 つ て 依
憑
す る 所 な る は 云 ふ ま で も な い ○ 然 れ ざ も そ の 一 門 に 於 て 翼 假 を 立 て 權實
を 分 け て 、 輕 重 を 論 す る も の あ る は 否 み が 穴 い 事 實 で あ る o 之 に 反 し て 三 經 一 轍 を 力 説 す る 西 山 に あ つ て は 、 他 門 の や う に 眞 假 權 實 を 分 判 せ な い の で あ る か ら 、 大 經 所 説 の 四 十 八 願 を 解 す る に 當 て も 、 因 位 の 大 經 か ら 眺 め る ご 果 成 の 觀 經 か ら 見 る の 相 違 こ そ あ れ 、 决 し て 背 反 す る も の で な い の で あ る 〇 四 十 八 願 鈔 に 但 。 於 断 四 十 八 願 略 有 副 因 位 果 成 . 替 司 。 謂 ル 因 位 . 時 ハ 四 十 八 願 . 立 莇 四 十 八 度 → 。 其 時 ハ 四 十 入 願ハ 各 各 . 本 願 也 。 果 成 、 時ハ 各 各 於 # 一 願 . 上 邸 四十
八 願 皆威
ン 。 因 位 果 成 即 成 ズ 。 故 二 從 誤 第 一 . 無 三 悪 趣 . 願 ℃ 四 十 八 願 皆 無 三 悪 趣 也 ・往
コ ・ 第 二歪
惡 趣 ・顰
罕
入罌
歪
悪 道 也 。 自 餘肱
如寔
・ 。 ( 同 鈔 上鑑
) ご あ る が 即 ち 之 で あ つ て 、 因 位 の 大 經 か ら 見 れ ば 、 四 十 八 願 は 各 々 獨 立 し だ 別 欄 の 願 で あ る が 、 果 成 の 觀 經 か ら 見 れ ば 、 四 十 八 願 悉 く 一 願 に 極 ま る ざ 云 ふ の で あ つ て 、 夫 れ が 單 に第
一第
二 の 願 に 限 ら す 、 四 十 八 願 の 熟 れ を 取 出 し て も 、 餘 の 四 十 七 願 は 皆 悉 く 其 願 に 結 歸 す ε 云 ふ の で あ る が 、 宗 租 の 生 因 欣 慕 説 四 一か ら 云 へ ば 、 聊 か 相 違 す る や う に 戚 ぜ ら る 丶 も , 宗 組 は 大 經 を 立 塲 ビ す る 廢 立 の 重 か ら 分 け ら れ た も の で あ る か ら 、 斯 樣 な 説 が 生 じ た も の で 、 果 成 の 觀 經 を 立 塲 こ す る 傍 正 の 重 か ら 見 れ ば 、 釋 尊 は 諸 佛 の 一 人 ざ し て 此 世 に 出 現 し 、 こ の 四 十 八 願 を 咨 嗟 稱 揚 す る 爲 め に 、 定 散 二 善 十 六 觀 を 説 い て 、 極 樂 の 依 正 二 報 を 讃 歎 し 、 人 を し て 往 生 極 樂 を 欣 は し む る に あ る か ら 、 一 願 を 擧 ぐ れ ば 餘 願 は 悉 く 之 に 攝 ま る ご い ふ 意 で あ つ て 、 若 し 夫 れ 宗 祀 の 二 重 分 別 に 從 は ん か 、 四 十 入 願 は 悉 く 生 因 の 願 で あ り 、 叉 欣 慕 の 願 ご も 見 ら る 丶 の で あ る 。 こ れ 善 遵 が 玄 義 分 に 「