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WASEDA RILAS JOURNAL第2号刊行にあたって『ライラス・ジャーナル』第
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号をお届けします。人文学の全体を網羅しようと設立された「人文研」(某大学に同名の有名な組織がありますが、早稲田の「人文研」です)の、英語の略称は
RILAS
、ラ イラスと発音します。ウェブ雑誌なので厚みは見えませんが、創刊号に比べてヴォリュームが増しま した。号を追うごとに、質量ともに充実してゆくだろうと確信しています。私たちを震撼させた東北大震災と原発事故から、
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年半が経ちました。研究にたずさわる者は誰も、この世界で、自分の研究が果たし得る役割を問い直さざるを得ませんでした。私は個人的にこう考え ます。ボランティアといった直接的行動は、もちろん大切である。日々の生活に困っている人が目の 前にいるのだから。しかし、一見してすぐに世の役には立たない、人文系の研究も重要である。人間 が過去に生み出した文化、過去にとった思考や行動を分析しなければ、私たちは進んでいけないから。
人間の営為の尊重なくして、現在の人間を信頼することはできないから。
『ライラス・ジャーナル』は、人文研所員や早稲田大学大学院文学研究科の在学生はもちろん、同 研究科を修了した方にはすべて執筆資格があります。まだ周知が十分ではないかも知れません。身近 に該当者がおられたら、ぜひお伝えください。早稲田以外の研究者の方も、人文研所員の推薦を経て、
執筆することが可能です。
人文系の研究であれば、分野は不問。ウェブ雑誌ですから、図・表の掲載に自由がききます。創刊 号の内容は、すでに
Google Scholar
やCiNii
に採録され、全国の研究者にアクセスができるように なっています。外国語で執筆していただければ、即刻世界に発信することになります。研究者の方は、それぞれ所属する専門学会をおもちで、学会誌に論文を寄稿することが重要な仕事になっていると思 われます。そうした学会誌と『ライラス・ジャーナル』をどうぞ使い分けてください。論文には、人 文研所員の協力を得て査読制度をとっていますが、それ以外にも研究ノート、報告、書評、史料翻刻・
翻訳といったあらゆる形式の文章をお待ちします。
『ライラス・ジャーナル』が育ってゆけば、実に面白い雑誌になる、と私は夢見ています。分野や 内容、形式がさまざまな研究が並ぶ。悪く言えば雑然としたごった煮かも知れません。しかしそれは また、私たちがもっとも大切にしたいと願う「多様性」の表れに違いありません。人文学に何ができ るか。それは人間の営みに対する、確固たる肯定の意思の表明ではないでしょうか。
早稲田大学総合人文科学研究センター研究誌
WASEDA RILAS JOURNAL 第 2 号刊行にあたって
早稲田大学総合人文科学研究センター 所長
益田 朋幸
WASEDA RILAS JOURNAL NO. 2 (2014. 10)