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アルマイト技術者が技術展示会を効果的に視察する方法

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Academic year: 2022

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アルマイト技術者が技術展示会を効果的に視察する方法

佐藤敏彦

*元芝浦工業大学 1.はしがき

 本稿の趣旨は下記の3点である。

  (1)技術展示会視察の前後にホームページを活用すると視察効果が高まる。

  (2)他業種の技術展示会を視察すると発想の転換になる。

  (3)技術展示会視察の目的は発明や創意工夫のキッカケを作ることである。

 上記の趣旨で視察した展示会を報告する。

2.表面技術要素展の視察

  アルマイト技術者やめっき技術者にとって「表面技術要素展」は唯一の、そして、特別で、必見 の技術展示会である。表面技術協会の各部会による講演会も行われる。そして、11件の「同時開催 展示会」も開催される。これらの展示会を視察している時に、興味ある展示物や展示パネルがあっ たら出展社の会社名をメモしておく。そして、後日、同社のホームページを見れば興味ある展示物 や展示パネルの詳細が分かる。さらに、必要ならば電子メールでの資料請求や質問もできる。

「表面技術要素展」の主催者の一つである「日本鍍金材料協同組合」や後援者である「日本表面処理 機材工業会」と「全国鍍金工業組合連合会」のホームページや講演会はアルマイト技術者に有益な ので以下に紹介する。

3.表面技術要素展をサポートしている3団体 3.1 日本鍍金材料協同組合

  「鍍金」の言葉が書いてあるが表面処理薬品業者の団体なので金属表面処理全般のプロ集団であ る。同協同組合が発行している伝統の「技術要覧付めっき手帳」や月刊情報誌の「鍍金の世界」は アルマイト技術者に役立つ記事もある。

3.2 日本表面処理機材工業会

  本工業会は表面処理設備などの会社が加入している金属表面処理技術のプロ集団である。「表団 協セミナー」、「なぜなぜシリーズ講演会」、「新技術・新製品発表講演会」などの恒例の講演会を実 施しており、ホームページには、「経済産業省他からのお知らせ。各種公示・通達等へのリンク」

や「☆☆☆☆機材工・イエローカード☆☆☆☆該当薬品17物質の参照イエローカードはこちらから」

などの技術情報が提供されている。例えば、「硫酸(51%以下)」の機材工・イエローカードは1枚 のシートにまとめられている硫酸アルマイト浴のMSDSカードである。

3.3 全国鍍金工業組合連合会

 「全鍍連」の略称で親しまれている工業組合連合会で、上記の「鍍材協」や「機材工」と同様にア ルマイト技術者にも役立つホームページである。特に、全鍍連の傘下である大阪府鍍金工業組合の ホームページには「資格と関係法令は・・・・・・めっき工場に関係を有する資格者を選任して下さい」

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のページや「このページは、大阪府立産業技術総合研究所機械金属部 金属表面処理系に許可を頂 きリンクさせて頂いております」との但し書きのある「めっきの知識」のページにはアルマイト技 術者にも役立つ多くの表面処理技術の解説が掲載されている。大阪府鍍金工業組合の活動で最も感 心しているのは昭和20年代を思い出すレトロな建物の一室にある「大阪府鍍金工業組合図書室」で ある。超貴重な蔵書のリストはホームページに掲載されていて、「注意 全国で一冊しかない貴重 な文献資料もあり、持ち出しは禁止させて頂いております」の文章も書いてある。なお、他県のめ っき組合ホームページでの組合員名簿を見ると幾つかのアルマイト専業会社が加入している。

4. 2泊3日で3件の他業種技術展示会を視察 4.1 名古屋プラスチック工業展の視察

  早朝の新幹線に乗ると乗客の大半はビジネスマンなので、定年退職から幾年月が過ぎていても、

「オレはまだ現役だ!」との充実感を味わえるので、インテックス大阪で開催される「関西・機械 要素技術展」を視察することにした。しかし、東京から大阪への日帰り出張は定年退職者には体力 的に無理なので、一泊二日で名古屋と大阪の展示会を視察することにした。そこで、中小企業基盤 整備機構のJ-Net21に掲載されている「2012主要展示会カレンダー」を調べたら、「関西・機 械要素技術展」の前日に「名古屋プラスチック工業展」が開催されていた。しかし、「名古屋プラ スチック工業展」でアルミニウムやアルマイトに関連する技術展示が無いと視察が無意味なので、

「名古屋プラスチック工業展とアルミニウム」の組み合わせキーワードでインターネット検索した ところ、同展示会に出展している樹脂会社のホームページに「アルミ複合架橋ポリエチレン管」の 広告があった。筆者にとって初めてのアルミニウム活用法を知って発想の転換になった。「アルミ 管を使う理由はアルミニウムの塑性変形の性質の応用である!」と筆者は思う。

  展示会場には大型の射出成型機や金属とプラスチックスの各種接合サンプルがあった。将来の電 気自動車を想定したプラスチック製自動車の車体を数社が展示していた。

4.2 関西・機械要素技術展の視察

  約1,000ブースの大規模展示会であった。無料配布されている会場案内図は新聞の一面の大きさ であった。この会場案内図の「表面処理・改質フェア」の部分には数十社のめっき会社、アルマイ ト会社、溶射会社などの表面処理会社の展示ブースが集められていた。

  今回の視察で、第2節で紹介した「表面技術要素展」と本節の「関西 機械要素技術展の表面処理・

改質フェア」の違いに気付いた。前者の展示会では、表面処理薬品メーカーが大きいブースで展示 していて、展示会への来場者もこれらの展示ブースを視察するのが目的である。しかし、後者の展 示会には表面処理薬品メーカーの展示ブースは皆無で、逆にめっき会社のめっき製品や表面処理会 社の表面処理サンプルが展示されていた。アルマイト会社やめっき会社が同業他社の技術水準を視 察するのには「表面技術要素展」よりも、本節の「関西 機械要素技術展の表面処理・改質フェア」

が有効であるだろう。

4.3 第 2 回おおた研究・開発フェアの視察

  大阪からの帰途、自宅に帰らずに東京のビジネス・ホテルに宿泊して、翌朝、東京の大田区産業 振興協会が主催した展示会を視察した。「出展者一覧」に「純アルミダイカストによる高熱伝導ヒ ートシンクおよびその派生技術、および超高光沢アルマイト製品」と紹介されている展示ブースが

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あつた。「純アルミによるダイカスト」と言う発想に感心した。「純アルミダイカストは合金成分が 少ないので、電気伝導性や熱伝導性が良く、アルマイト処理性も良好であろう」と納得した。なお、

純アルミダイキャストとADC12ダイキャストの複合ダイキャストも同社のパンフレットで紹介さ れていた。

5. 2012年9月~ 12月に視察した異業種による技術展示会の報告 5.1 ギフト・ショウの視察

  最近はキッチン用品やインテリア用品も展示対象物になった。大手金属表面処理薬品会社のグル ープ会社が展示ブースで床洗浄の洗剤を展示していた。キッチン用品の展示ブースではアルミ鋳物 へのセラミック溶射による純白フライパンが展示されていた。

5.2 国際物流総合展の視察

  スチール机で有名な会社が大規模な自動倉庫システムを展示していた。同社係員に、「有名な事 務机の会社と同一の会社ですか?」と質問したら、「弊社の物流部門です」と言われた。他社は大 型アルミ製パレット、荷物用ラベル・プリンター、輸送ボックスに入れる脱臭剤などを展示してい た。アルミ製パレットをアルマイト染色したり、電解着色したらどうだろう?

5.3 エヌプラス展示会の視察

  7つの専門展示会で構成されていた。「大気圧プラズマ処理機およびコーティング装置」や「超 臨界二酸化炭素供給装置」が展示されていた。これらの装置による金属表面処理は話題の技術で、

最近のめっき部会やアルマイト部会の講演テーマに取り上げられている。

5.4 中小企業総合展の視察      

  中小企業総合展は各地で開催され、同一地区でも春秋開催など頻繁に開催されている。事前のイ ンターネット検索で、金属表面処理の展示ブースとして、下記の3件の展示ブースが検出された。

●京都の有名な表面処理会社が「展示品PR」の項目に「次世代型特殊表面処理」と題するサンプ ルを展示していた。●熊本の有名な表面処理会社は「展示品PR」の項目に「最硬度UHは600Hv を誇ります」と題するサンプルを展示していた。●東京のめっき会社は「展示品PR」の名称が「ア ルミ素材に対する鉄メッキ」で、「工業製品の軽量化・省エネ化を可能とする、アルミ素材に対す る表面処理を低価格で実現する鍍金技術です」との説明文が書いてあった。上記の3社の展示ブー スをインターネット検索している時に、「商品名」が「液中パルスプラズマ発生装置」の展示ブー スとめぐり合った。「展示品PR」の題名は「ソリューションプラズマによる新しい反応場」で、説 明文は「ソリューション(液中)パルスプラズマ発生装置は手軽に液中にてプラズマを発生させる ことが出来るため、様々な実験が容易に可能となります。これまでに金属ナノ粒子の生成やカーボ ンナノチューブの親水化などの効果が認められており、新たな反応場として大きな期待が寄せられ ています」であった。展示ブースでは200ミリリットルのガラス製ビーカーに2本の電極を差し込 んで、液中パルスプラズマ発生を実演していた。筆者は、「印加電圧は何ボルトですか?」と「パ ルスの周波数は?」の二つの質問をした。なお、同社のホームページには液中パルスプラズマにつ いての詳細な説明と実施例が紹介されている。特に液中パルスプラズマ発生のメカニズムについて の模式図は有益である。なお、一部のアルマイト技術者はアルミニウムの「プラズマ電解酸化」と の関連で、「液中パルスプラズマ」を実験しているが、「金属ナノ粒子の生成やカーボンナノチュー

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ブの親水化など」の視点は面白いと思った。

5.5 管工機材設備総合展の視察

  本展示会と上記の「中小企業総合展」の開催日が同じだったので、中小企業総合展を視察した後 で、国際展示場正門駅でモノレールの「ゆりかもめ」に乗り、竹芝駅で途中下車して管工機材設備 総合展を視察した。協同組合の主催で、協同組合の役員が運営している暖かみのある展示会であっ た。昔の表面技術協会によるMET SHOWの雰囲気を思い出した。配管材料の各種パイプやパイ プ接続金具など160社の展示が主であったが、TOTO(株)やLIXIL(株)による洗面台や 温水洗浄トイレの展示もあった。

  この展示会の視察での最大の収穫は4.1節で紹介した「アルミ複合架橋ポリエチレン管」が展 示されていたことである!しかも、長さ1メートル程度のアルミ複合架橋ポリエチレン管が多数、

用意されていていて、展示ブースでの説明者が管を手で曲げて実演していた。「私も曲げてよいで すか?」と許可を得て、筆者はアルミ複合架橋ポリエチレン管が手で簡単に曲がることを実感した。

アルミニウム材料の塑性変形の応用であることがすばらしい。展示ブースの説明者は、「アルミニ ウムによるバリア性能もあります。アルミニウム層により、管外からの酸素などの透過を防ぎます」

と言っていた。アルマイト技術者は「アルミニウム」の言葉で日用品、装飾品、電子機器の筐体、

建材、硬質皮膜の工業部品などをイメージするが、「塑性変形の応用」もイメージに浮かぶように すればビジネス・チャンスが増えるだろう?なお、同展示会の最終日に筆者は再度、展示会を訪問 して、展示されている「アルミ複合架橋ポリエチレン管」を1本もらった。 

5.6 JA2012 国際航空宇宙展の視察

  開催期間の前半は「トレードデー」で、後半の土曜日と日曜日が「パブリックデー」であった。

外国の航空機製造会社の展示ブースにはオスプレイ( Osprey )の非常に大きい写真と大きい模型 があった。「トレードデー」の為の展示だったのであろう。

  大きい会場をウロウロしていたら、偶然、5.4 節で紹介した京都の会社とは別会社の、京都の有 名なアルマイト会社の展示ブースに出会った。このアルマイト会社は航空宇宙品質マネジメントシ ステム規格のJISQ9100認証を2011年に取得している。展示ブースの前で立ち止まっていたら、係 員がMIL規格による航空機関連の各種アルマイト処理ができると説明してくれた。会社案内パン フレットに8種類の染色アルマイト板などが貼り付けてあった。

  この航空宇宙展示会で、筆者にとって非常に有意義であったのは「発泡炭素材料」の展示ブース であった。「発泡炭素材料は炭素繊維を固めた物ですか?それとも、発泡アルミのような製造方法 ですか?」と係員に質問したら、「これです!」と「発泡炭素材料」の実物を持たせてくれた。発 泡炭素の穴は発泡アルミの場合よりも小さかった。

5.7 2012 洗浄総合展の視察

  この展示会で某社の展示ブースに数種類のチラシが置かれていた。そして、一枚のチラシに印刷 されている太陽光発電パネルのカラー写真が筆者の目を引いた。さらに、チラシの表題を見て驚い た。パネル用洗剤の広告チラシであった。連日、新聞やテレビで大規模な太陽光発電パネルが設置 されたなどのニュースが報じられているが、パネルを洗浄しないと発電効率は低下する。この点を 素早く商品化した事に感心した。予想される需要への迅速な対応をした同社を称賛する。なお、展 示ブールの説明者の対応が親切であったのも称賛の原因であった。

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5.8 第 26 回日本国際工作機械見本市

  東京ビック・サイトの全館を使用した大規模展示会で、「国際見本市」の名称が示すように外国 会社の展示や英文パンフレットを配布している日本会社が多かった。展示の大半は機械や機械関連 部品などであったが、化学関連の展示としては「金型用洗浄剤」の展示ブースがあった。この展示 を見て、金型技術の一つとして、「金型洗浄」も大切な技術であることを改めて認識させられた。

5.9 2012 日本ダイカスト会議・展示会

  日本ダイカスト協会の展示ブースでは多くのダイカスト製品が展示されていた。数センチの大き さから1メートル以上の大きさの製品や綺麗な精密ダイカストも展示されていた。他の展示ブース では大きいダイカスト・マシンや金型表面処理技術、離型剤が説明されていた。アルマイトの展示 ブースは1社だけであったが、ADC12のアルマイト処理技術が紹介されていた。

5.10 水イノベーション 2012

  最近の傾向であるが、東京ビック・サイトで5、6件の展示会が併設開催されていた。電解水製 造装置メーカーのパンフレットには、「当社は、世界で唯一の電解技術専門メーカーです」や「新 技術として、電解硫酸製造装置を開発。硫酸の直接電気分解によりペルオキソ硫酸(過硫酸)を生 成することに成功しました」などの記述がある。そこで、「過硫酸」と「アルミニウム」の組み合 わせキーワードで特許検索を行ったところ209件の公開特許と公表特許があった。さらに驚いたこ とに出願人の半分は外国の会社であった。

  また、東京の有名なめっき会社が「Agによる除菌システム」を展示していた。

5.11 産業交流展 2012

  アルマイト会社の展示ブースが一つだけあった。潤滑アルマイト,抗菌アルマイト、導電性アル マイト,化成処理(TS-390)、三元合金めっきなどのサンプルが展示されていた。しかし、展示ブー スの前で商談している人がいたので、筆者はちらっと見て通りすぎた。

5.12 エコプロダクツ2012

  アルミ缶を切り開いてシート状にして、折り紙のように「鶴」や「飛行機」を作って並べている 展示ブースがあった。筆者が、「この展示の目的は何ですか?」と聞いたら、「アルミ缶を切るハサ ミを売るのです」と答えた。帰宅して、ホームページで調べたら、工具製造会社で、ホームページ には、「今年もアルミ缶クラフトを展示・紹介します。また、ツールもご紹介します。アルミ缶折 り鶴づくりの実演を行いますので、教育・学校関係者の皆様には是非見て頂きたいです」と書いて あった。

  また、以前にMo塩による潤滑アルマイトを発明した会社が色素増感太陽電池モジュールを展示 していた。藤野先生の色素増感太陽電池の論文を読んでいたので、この展示に親しみを感じた。

6. 技術展示会視察効果の自己検証

  筆者は以前に、「ケイ酸塩を含む強アルカリ電解水の新技術でアルマイト技術の新開発は可能 か?」の原稿を近畿アルミニウム表面処理研究会会誌、No.266 (2010) に掲載していただいたが、

展示会で電解水製造装置を見て、電解水によるアルミニウム表面処理を実現したい気持ちが一段と 大きくなった。なお、(アルミ、電解水、表面処理)の組み合わせキーワード検索によるホームペ ージの数は約 40,600 件である。

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  ささやかなアイディアとしては、(1)アルミ複合架橋ポリエチレン管は手で自由に曲げること が出来るので、5、6本を束ねて、ショウ・ウインドウのLED照明や花入れ、衣装ハンガーなど のディスプレーに使えないだろうか?(2)アルミ複合架橋ポリエチレン管に吸収剤や濾材を入れ て、緊急時の汚水浄化吸飲用のストローに使えないであろうか?(3)

  太陽光発電パネルのクリナー展示に関連して、数十年前から実用化されている太陽熱温水器の洗 浄についてインターネット検索したら多くの情報があった。太陽熱温水器の受光面の表面洗浄だけ でなくて、温水器の内部洗浄についての横浜市保健所と横浜市衛生研究所による調査研究報告や温 水器の「高圧内部洗浄」の広告があった。本テーマでのビジネス・チャンスがあるだろうか?(4)

4番目の思いつきは展示会を視察するために大阪のビジネス・ホテルに泊り、近くの居酒屋に入っ た時のアイディアである。店内に「天満ハイボール」の大きいポスターがあった。そこで、「天満 ハイボール」を注文した。そして、ほろ酔い加減になった時に、「タバコを吸ってもいいですか?」

と店員に尋ねたら、無言でデコボコになったアルマイト製灰皿を出してくれた。昔は美しい染色ア ルマイトだっただろうが、今は淡い色を留めていた。この時、妻からの日頃の小言を思い出した。

「灰皿の周りにいつも灰が散らかっていますよ!注意しないと火事になりますよ!」の小言だっ た。今後は老人が多くなるからタバコの不始末を防止する灰皿システムを考えなければいけないと 思った。そして、「シュウ酸浴アルマイトの大きい鍋を灰皿にすればよい!」とのアイディアが思 い浮かんだ。なおも思考実験を続けて、「警報器付き火災防止灰皿システム」のアイディアに到達 した。この発明(?)は別の機会に報告する。

7. むすび

 「多くの技術展示会を視察して、発明のヒントを探そう!」が本稿の結論である。なお、東京や横 浜でも「天満ハイボール」が飲める店があった。そして、この店でも灰皿はデコボコのアルマイト 製であった。

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