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骨 髄 組 織 培 養 に 関 す る 基 礎 的 研 究

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Academic year: 2022

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(1)611‑018.. 46:. 578.. 085.. 23. 骨 髄 組 織 培 養 に 関 す る 基 礎 的 研 究 第I篇 人,家. 兎 年. 令. 別. の 細. 墨 粒 貧 喰 能,生. 胞. 増 生,遊. 走 速. 体 染 色 の 観 察. 岡山大学医学部平木内科教室(主 任:平 木 前. 田. 第1章. 緒. 容. 受稿〕. 目. 次 第2項. 言. 潔教授). 昭. (昭和34年6月8日 内. 度,. 家 兎年 令 別 骨髄 組 織 培養. 第2章. 研 究材 料 及 び研 究 方 法. a). 第3章. 自家所 見. b). 細 胞 増生 帯 密度. c). 偽 好 酸 球 遊 走 速度. 第1項. 人年 令 別 骨髄 組 織 培 養. a). 増生 面 積. d). b). 細 胞 増生 帯 密 度. e). c). 好 中 球 遊走 速 度. d). 同. 墨 粒 負 喰能. e). 同. 生 体 染色. 増生 面 積. 同. 墨 粒 負 喰能. 同. 生 体 染色. 第4章. 総 括 並 び に考 按. 第5章. 結. 論. 共 に 老化 現 象 を 惹 起す る こ と は,何 人 も疑 を持 た な 第1章. 緒. 言. い所 で あ り,骨 髄 細胞 と云 え ど も他 の 各種 組織 と同. 周知 の 如 く組 織 体外 培 養 の 目的 は,生 体 外 に 取 り. 様,老 化 現 象 に 逆 ら う ことが 絶 対 に不 可 能 な こ とは. 出 した組織 細胞 を,生 体 内 に 於 け る と 同 じ生活 現象. 明 白 な事 実 で あ る.こ の年 代 別推 移 と も云 え る骨髄. を営 ま しめ,組 織 及 び細 胞 の 生活 現 象 を連 続 的 に顕. 機能 消長 に関 す る業 績 の 基 礎 とな る もの は,骨 髄 穿. 微 鏡下 に於て 直接 観 察せ ん とす るに あ る.借,こ. 刺 に よ る成 人 の正 常 骨 髄 像 の 検 索 で あ り,之 に は本. 組織 体 外 培養 の研 究 は, Harrison(1907)37)の. の 実験. 邦 人 につ い て も小 宮11),古 庄23)を 初 め とし,河 北23),. に 創 り準 の神 経繊 維 を リ ン パ 内 で 成 長 せ し め た. 森 山2),勝. が,そ. 谷4),教 室 国 延10)等 の 多 くの報 告 が あ るが,何 れ も. の 後Carrel30),. Fischer36), Erdmana35),. 沼8),藤 森24),寒 川13),加 登9)及 び 植. Bisseglie28)等 の 追 試 に依 り,今 日で は 殆 ど総 て の. 骨髄 細 胞 の 百 分率 を表 わ し た に過 ぎず,又 特 に若 年. 組 織 が培 養 可能 とな つ て い るが,造 血 臓 器 の 骨髄 に. に於 け る骨髄 の検 索 は極 めて 少 く, Kramar42). 関 す る もの は極 めて少 く,且 系統 的観 察 は 殆 ど行 わ. Hensch42), Kato41), Panchioli46),浅 野1)等 が,乳. れ て い ない 状 態で あつ た.然 る に近 年 教 室 に 於 て は. 児 及 び小 児 の胸 骨 或 は 脛 骨 穿 刺 に よ り骨髄 像 並 に有. 大 々的 に骨髄 組織 培 養 の 研究 を 取 り上 げ,そ の 基 礎. 核 細 胞数 を観 察 し,幼 若 乳 児 で は骨髄 細 胞,後 骨髄. 及 び臨床 応 用 の 両面 に於 て 劃 期 的成 績 を 挙 げ て きて. 細 胞 が 多 く,有 核 細 胞 数 は成 人 の 報 告 例 に比 し高 い. い る.. 数 値 を示 す 事 を認 め た 業績 が あ るに過 ぎ ない.次. 私 は本 研 究 の 一環 として,人 及 び家 兎 の年 令 別 骨. 細 胞 の生 態 観 察 に 就 て は,小 原5)が 生 後1年. und. に. よ り14. 髄 の 組織 培養 を 試 み,細 胞 増生(増 生 面 積,細 胞 密. 年 迄 の幼 若 者 を 択 び骨髄 穿 刺 を 行 い,超 生 体 観察 法. 度),細 胞 機能(好. を 以 て 白血 球 の平 均 遊 走 速 度 及 び平 均 貪 喰率 を求 め,. 中球 又 は偽 好 酸 球 遊 走 速 度,墨. 粒 負 喰能,生 体 染 色)の 観 察 を 行 つ た. 偖,生 物界 全 体 に於 て個 体 の 生 後.年 数 の経 過 と. 平 均遊 走 速度 は14才 に於 て 高 値 を示 し,平 均 貪 喰 率 は10才 に高 い と云 つて い る..

(2) 4630. 前. 他 方, Neumann45)及. びBizozzero29)が. 田. 骨髄 に於. け る造 血 の意 義 を 唱 え て 以 来, Neumann45), ter39), Piney48), Custer and. 昭. した 後,直 ぐ沈 澱 管 に入 れ1分 間3000回 転 で10分 間 遠 心 沈 澱 して そ の上 澄 液 を使 用 し た.発 育促 進物 質 に. Hun. Ahlfeld33)は 各 種 骨. は9日 目の家 鶏 胎 児 圧 搾 液 を 用 い,培 養 法 に は被 覆. 髄 に於 け る赤 色髄 と脂肪 髄 の 比 率 に 就 て,多 数 人. 培 養 法 を 行 う.即 ち被 覆 硝 子 に ヘパ リン加 血 漿1滴. 体 例 の年 令 的推 移 を検 索 し, 25才 頃 に は長 骨 の 骨 幹. を 直 径1〜1.5糖. 部 に は赤 色髄 は殆 どな く,胸 骨,脊 椎 骨 は そ の後 の. 置 き鶏 胎 児圧 搾 液 を加 えて 血 漿 が 凝 固 した 後,凹 窩. 年 令 に 於 て も著 し い減 少 は な い と述 べ,初 めて 年 令. 載 物 硝 子 に 合 わせ て パ ラフ ィ ンで封 入 して 後 摂 氏37. 別 に老 若 一 貫 し た研 究 を 試 みて い る.. 度 の孵 卵 器 に 入 れ,観 察 はす べ て 顕 微 鏡 保 温 箱 内. 併 し上 記 諸 氏 の業 績 は,小 原5)を 除 き解 剖 学 的及. (摂 氏37度)に. 大 に拡 げ,そ. の 中 心 に小 組 織片 を. て 行 つ た,増 生 面 積 測定 は接 眼 レン. び組 織 学 的 観察 が主 流 をな す の で,窮 極 の 目的で あ. ズ5倍,接. る細 胞 機 能 を 窺 うに は相 当 の 隔 り が あ り,亦,小. 器 にて 描 画 せ る もの を 「プ ラニ メー ター 」 に て測 定. 原5)と て も超 生 体 観 察 で あ るの で 観察 時 間 に乏 し く,. し実面 積 に換 算 した.次 で増 生 前 後 の 差 を 絶対 成 長. 又 当然 細 胞 増 生 は 観察 して いな い.. 価 と し原面 積 に対 す る比 率 を比 較成 長 価 と した.密. これ に比 較 して 組 織 培養 を主 体 と して 行 つ た私 の. 物 レ ンズ10倍 に て 観 察 し, Abbe氏. 度 の 計 算 に は接 眼 レ ンズ5倍,接. 描写. 物 レ ンズ100倍 に. 研究 は,教 室 に於 け る系統 的骨 髄 組 織 培養 研 究法 に. て 細 胞 増生 帯 を 中心 部,中 間部,周 辺 部 に分 ち,そ. 則 り,細 胞 増 生 及 び細 胞 機能(遊 走 速 度,墨 粒 貪 喰. の 各 々の1視 野 の細 胞 数 を 算 定 して3者 の和 を以 て. 能,生 体染 色)の 各 面 を 詳 細 に吟 味 検 討 した もので,. 密 度 指 数 と し,同 時 に各 部 密 度 の 時 間 的推 移 を観察. 骨 髄 機 能 の 差異 を年 代 別 の 観点 よ り検 討 す るに は最. した.偽 好 酸 球 遊 走 速度 測 定 に は同 様 に して 接 眼 レ. も 当を 得 た もの と考 えて い る.以 下 私 の 実 験 成績 を. ンズ15倍,接. 述 べ考 按 を 試 み て み る.. の 中心 点 の軌 跡 を 画 き,之 を 「キ ユ ビ リメー ター」. 第2章 1.. 研究材料. (平 均年 令23才), 才 代4例(平 73才)の. 偽 好 酸 球墨 粒 貪 喰 能 試 験 は教 室 角南6)の 手 技 に 習い,. 人 で は 健 全 に して 疫 病 な く,殊 に. 30才 代5例(平. 均年 令55才),. 20才 代6例. 均 年 令32才),. 70才 代3例(平. を以 て 描 写 器 にて 細 胞. に て 計 算 し,そ の倍 率 よ り換 算 して 実数 値 を 求 めた. 研 究 材 料 及 び研 究 方 法. 血 液 疫 患 を 有 し ない もの15才 前 後4例,. 物 レンズ100倍. 先 ず 海 野 氏 穴明 載 物 硝 子 の 片面 に被 覆硝 子 を バ ルサ ムで 張 り,墨 汁 は 良質 の 古 梅 園 製 紅 花 墨 を リンゲ ル. 50. 均年 令. 各 年 令 別 に わ け,そ の 胸骨 穿 刺 液 中 の 骨髄. 氏 液 を 以 て 硯 で 軽 く磨つ た ものを 濾 過 して使 用す る. 濾 液 は光 源60W電 柱5粍. 球 を高 さ20糎 の 所 よ り照 射 し,液. と して 下 に置 い た 白紙 上 の墨 の 辺 縁 が 見 え始. 片 を取 り出 し,リ ンゲル 氏 液 で 洗 い末 梢 血 の 混 入 を. め た所 を取 つ た.出 来 た 墨 汁 は濾 過 滅 菌 した ものを. 避 けて 使 用 した.こ の 際 胸骨 穿 刺 は 「小 宮 式 穿 刺 針」. 直 ちに 使 用 した.添 加 液 は1/2針 を接 合 し た ツベ ル. に 「ツベ ル ク リ ン注 射 筒(2cc)」 な陰 圧 を か け て0.2cc吸. を 接 合 し,強 力. ク リ ン注 射 器 を使 用 し量 的関 係 を 一定 に した.先 ず. 引 した.家 兎 で は生 年 月. 載 物 硝 子の 穴 の 中 で被 覆 硝 子 上 に ヘパ リン加同 種血. 日の確 実 に して 健 康 な る主 と して 白色 雄 性 家 兎 を え. 漿(人 又 は家 兎)を1滴. らび,一 定 飼 料 に て一 定 期 間 飼 育 した生 後5日(8匹,. 拡 げ,次 に そ の 中 央 に約1粍. 平 均 体 重80gr),. 上 に墨 汁を1:1の. 6月(8匹,平. 均 体 重2.0kg),. 体 重2.4kg), 年(5匹,平. 1月(10匹,平. 2年(4匹,平 均 体 重2.8kg)の. て 死 亡 させ,そ. 均 体 重1.3kg), 1年(6匹,平 均 体 重2.7kg),. 研究 方法. の 円形 に. の骨 髄 片 を 置い て その. 比 に 予 め 混和 した もの を2滴 々. 均. 下 す る.然 る 後 に被 覆 硝 子 を 以 て 穴 を 覆 い バル サ ム. 3. を 用 い て 完 全 に 封 じ,載 物 硝 子 を 傾 斜 させ て被 覆硝. 家 兎 を空気栓塞 に. の大 腿 骨 々髄 を 取 り出 し骨 髄 小 片 を. リンゲ ル 氏 液で 洗 つて 用 いた. 2.. 々下 し直 径1.5糎. 上 記 の種 々 の条 件 の 骨髄 を材 料 と. して,次 の 如 く体外 組 織 培養 を行 う. 培養 基 材 料 と して 培地 の支 持 体 に は血 漿 を 用 い る. 子 面 に附 着 させ,標 (37℃)に. 本 は そ の ま まの 位 置 で孵 卵器. 入 れ て血 漿 の凝 固 を待 つ て 裏 返 え しに す. る.貪 喰能 の 強 さを谷 氏 に従 つて 貪 喰 度 を 以 て表 わ した.即 ち墨 粒 子 を 小,中,大,巨 つて,(‑),(+),(++),(+++)と. 大 の4段 階 に分 して,白 血 球100. 個 を数 え杉 山 の方 法 に従 つ て 平 均 貪 喰 度 を 算定 した,. が,人 の 場 合 は健 康 人 の 肘静 脈 よ り,家 兎 で は心 臓. 生 体 染色 は教 室 田村7)に 習 い被 覆 培 養 法 を 応 用 し色. 穿 刺 を 行 つ て約15ccの. 素 液 の 添 加 に は,培 地 に対 して0.01%の. 血 液 を,予 め1000倍 稀 釈 の. ヘパ リンを 以 て 湿 した注 射 器 で採 取 して 直 ち に混 和. 濃 度 とな る. 様 蒸 溜水 にて 溶 解 稀 釈 した もの を 使 用 し,先 ず被覆.

(3) 骨髄組織培養 に関す る基礎 的研究 硝 子 の 中央 に血 漿2滴 々下 し円形 に拡 げ,次 で 中央. 4631. 第2図. 人年 令別 骨髄培養. 20代18,. 30代20,. 細胞密度. に組 織 片 を入 れ,次 に鶏 胎 児 圧搾 液 を2滴 々下 して よ く混 和 し,之 に色 素 液 を1滴 々下 した.染 色 性 の 度 合 を表 わ す の に墨 粒 貪喰 能 と同様,染 色 顆 粒 の 強 さ に よ り,(‑),(+),(++),(+++)の. 標 準 の もと. に 白血 球100個 を 数 え,杉 山 の方 法 に従 い平 均 染色 度 を 算定 し,墨 粒 貪喰 能 の 場 合 と同 様時 間 を追 つて, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 9, 12, 24時 間 時 に増生 帯 の中 心,中 間,周 辺 の 各層 を通 じて平 均染 色 度 の時 間 的 推 移 を 観 察 した. 才19,. 第3章 第1項 a). 自 家 所 見. め な い が,培. 50代22で. 養 中 期 よ り は30代,. あ り有 意 の 差 は 認 20代,. 15才,. 50代. の1頂と な る.. 人 年 令別 骨髄 培 養. 増生面積. 増生 帯 を 中心,中 間,周 辺 部 に区 分 して み た 夫 々. 先 ず増 生 面 積 で は,そ の比 較成 長 価 の時 間 的 推 移. の 密度 を観 察 す る と, 15才 で は 中間 部 の 密度 は培 養. は第1図 の如 く,培 養 直 後 よ り時 間 を経過 す る に従. 初 期 に増 大 し,培 養24時 間 に至 つ て 中 間部 に変 つ て. い,全 例 に於 て次 第 に増 大す るが,老 年 に 向 うに従. 中心部 密度 が 大 とな り,中 間 部 は培 養6時 間 に,中. い 次 第 に低 下 し,曲 線 は横 這 い と な る.. 心,周 辺 部 は培養 初期 に最 大 密 度 を示 す. 20代 は15. 第1図. 人年 令 別 骨髄 培 養. 増生面積. 才 に略 々並 行 し, 30代, 50代 で は培 養 初 期 よ り周 辺 部 の密 度 減 少 が 目立 ち, 3部 位 共培 養6時 間 目 に最 大 で あ る.70代 で は3部 位 共培 養 初期 に最 大 密 度 を 示 し以 後 減 少 す る. c). 好 中 球遊 走 速 度. 人 好 中球遊 走速 度 で は,増 生 面 積 と略 々比 例 して 若 年 にな る程 遊 走 速 度 は高値 を示 す.即. ち, 15才 で. は培 養3時 間 で最 高遊 走 速度8.75μ/mに. て他 の 年. 代 に比 し断然 高 値 を示 す も以 後,余. り急 速 な 下 降 を. 示 す こ とな く培 養48時 間 で も4.30u/mを 15才 に 於 け る増生 は特 に 目立 つ て 大 き く,培 養 初. 第3図. 人 年令 別骨 髄 培 養. 示 す.第3. 好 中 球 遊 走速 度. 期 既 に比 較成 長 価 は8.89を 示 し,以 後培 養 時 間 を経 過 す るに従 い, 13.57, 20.41, 24.35と な る. 20代 の比 較 成 長 価 は1.54, 4.33, 11.72 , 16.89で, 15才 に比 較 して相 当 な隔 りが 有 る.そ の他 の 例 の培 養24 時 間 に 於 け る比 較成 長価 は, 30代14.17, 70代4.31で,若. 50代6.44 , 年 にな る に従 い次 第 に比 較成 長 価 は. 大 と な る傾 向が 判 然 とし,骨 髄 機能 の旺 盛 な る こ と を 表 わ して い る. b). 細胞 増 生 帯 密度. 次 に細 胞 増生 帯 密 度 を表 わす 密度 指 数 で は 第2図 の如 く, 70代 で は他 の 年代 に比 し著 明 な 低下 を示 し 培 養 初 期 に僅 か8で あ るが,他 の 年代 の場 合 で は30 代 に於 て各 年 代 中最 高 値 を示 し,培 養6時 間 目に 密 度 指 数 は22で あ る. 70代 を除 き全例 に於 て 培養6時 間 目に 最 大 密度 指 数 を示 す こ とは,略 々一 致 した傾 向 で あ る.即 ち,各 年 代 の最 高 密度 指 数 は 夫 々 , 15. 図 に 於 て 判 る 様 に, 20代 以 上 の 年 代 の 最 高 遊 走 速 度 は20代6.25u/m,. 30代6.43μ/m,. 70代5.78μ/mに. て,培. に 於 て 速 度 大 で,培. 50代7.. 51μ/m. 養48時 間 値 は 夫 々15才4.36μ/m. 20代2.73,. 30代2.32μ/m. 0.82μ/mで. あ り,老. , 50代0.85μ/m,. 70代. 年 で は培 養 時 間 を 経 過 す る に. つ れ 急 激 な下 降 を示 す .. ,. 養 全 期 を 観 る と 矢 張 り若 年 ,.

(4) 4632. d). 前. 田. 昭. 夫 々30代2.05,. 好 中球 墨 粒 貪 喰 能. 好 中球 墨粒 貪喰 能 は第4図 の如 く,そ の平 均 貪喰. は30代0.20,. 第4図. 人 年 令 別 骨髄 培 養. 50代2.12で. あ る.然. して 染 色顆 粒 褪. 色 の 時 間 推 移 も 老 若 の 中 間 を 経 過 し,培. 好 中球 墨 粒 貪 喰 能. 第2項 a). 50代0.12で. 養24時 間 値. あ る.. 家 兎 年 令 別 骨髄 培 養. 増生面積. 先 ず,増 生 面 積 を 示 す 比 較成 長 価 は第6図 の 如 く, 第6図. 家 兎年 令 別 骨髄 培 養. 増生面積. 度 は15才, 20代 の若 年 に於 て他 の年 代 に比 し明 らか に高 値 を 示 して培 養5〜6時. 間 に最 高 とな り,そ の. 平 均 貪 喰 度 は15才1.22, 20代1.21で あ る.又,培. 養. 後 期 を 観 る と15才, 20代 共 に,培 養12時 間 に於 て平 均 貪 喰 度 は0.77及 び0.92で 比 較 的高 い数 値 を 示 して. 生 後1月,. い る.他 方30代 以 後 老年 で は,培 養 初 期 既 に 低平 均. 48時 間 目 に 於 け る 比 較 成 長 価 は1月42.29,. 貪 喰 度 を示 し最高 平 均 貪 喰 度 も培 養 初期 に接 近 し以. 54.02,. 後 急 激 に低 下 す る.. の 内 生 後1年. 即 ち30代 で は,培 養2時 間 に 最高1.18で 培 養3時. 2月 及 び6月. 6月51.59で. 生 後2年. が 最 大 の 群 に 属 し,之. あ る.生. 等の 2月. 後 年数 を経 過 した もの. で は,培 養48時 間 目 に 比 較 成 長 価42.95,. は29.22,生. 後3年. で は21.73の. 間 に は0.96と な り以 後 急 曲線 を 描 き下降 し, 50代 で. 老 年 に 向 う に 従 い 増 生 能 力 は 劣 り,最. は培 養 初 期1.54で 最 高 を示 し, 2時 間 に は0.66と な. 日 で は 生 後1年. り, 70代 で は培 養 初 期 に於 て0.42の 僅少 値 で 以 後 横. の 比 較 成 長 価 は38.12で. と2年. 如 く,順 次. 若 年 の 生 後5. の 中 間 位 を 占 め,培. 養48時 間. あ る.. 這 い の 曲線 を 描 い て 経 過す る.他 方,若 年で は 巨大. b). 墨 粒子 を貪 喰 せ る好 中 球 を 全培 養 経 過 中 に認 め るが,. 細 胞 密 度 を 表 わ す 密度 指 数 は第7図 の 如 く,生 後. 70代 で は皆 無 で, 30代, 50代 で は培 養4時 間 迄 に少. 細胞 増 生 帯 密 度. 第7図. 家兎 年 令 別 骨 髄 培 養. 細 胞 密度. 数認 め るに過 ぎな い. e). 好 中球 生 体 染 色. 生 体 染色 の観 察 で は,平 均 染 色 度 の時 間 的推 移 は 第5図 の 如 く, 15才 に於 て は他 の何 れの 年 代 の平 均 第5図. 人年 令 別 骨 髄 培 養. 生体染色. 2月 に於 て 断 然 大 き く,培 養6時. 間 に於 て98を 示 し,. 以 後12時 間93, 24時 間72, 48時 間20の 如 く培 養 後期 に 到 る迄 他 の年 代 に比 し密 度 指 数 大 で あ る.次 で生 後1月 が大 き く培 養6時 間 に87を 示 し,以 後2月 に 一定 の隔 りを保 ち乍 ら下 降 す る.生 後6月 は1月 に 染 色度 よ り も低 値 を示 す.即. ち,培 養4時 間 に1.68,. 9時 間 に1.25に て染 色 顆 粒 の槌 色 は以 後 培養 後期 迄 遅 延 し,培 養24時 間 値 は0.10で あ る.他 方30代, 50 代 で は上 記 老若 の 中間 位 を 占 め,最 高 平 均 染 色度 は. 並 行 し,以 下5日,. 1年,. 2年 の 順 にな るが,生 後,. 3年 で は培 養 経 過 中終 始 一 貫 して 低 値 で あ つ て, 7 年 代 別 中最 も低 い 数値 を 得 た..

(5) 骨髄組織培 養に関する基礎的研究 c). 偽 好 酸球 遊走 能. 生 後1月 で は培 養 初期 よ り順 調 に増 加 し,培 養5. 偽 好 酸 球 遊 走 速度 で は第8図 の 如 く,総 体 的に 各 第8図. 4633. 家兎 年 令 別 骨 髄培 養. 偽好 酸 球 遊 走速 度. 時 間 に 最 高0.85を 示 して 他 の 例 に 比 し緩 慢 に 減少 す る. 生 後2月 で は,生 後5日 及 び1月 よ り も最 高 平 均 貪 喰 度 を示 す培 養 時 間 は 遅 延 す るが,培 養6時. 間に. 0.88を 示 して 他 の6例 に 比 し最 も大 で あ り,培 養24 時 間 に到 る も0.29の 平 均 貪喰 度 を保 持 し全 例 中最 高 で あ る. 生 後6月 で は 培 養4時 間 に最 高0.59で 以 下 次 第 に 減 少 し,生 後1年 で は 徐 々 に培 養 経 過 を 追 つ て 上 昇 し培 養3時. 間 に0.42の 最 高 平均 貪喰 度 を示 す.生 後. 2年 で は培 養3時 間 に0.46を 示 して 生 後1年 高 い数 値 を 得 た が,培 養6時 例 共,培 養 初 期 に於 て 自 己の 最 高遊 走 速 度 を示 して い るが,増 生面 積 の 大 な る生 後1月,. 2月,. 6月 の. 各 例 に比 例 して 速 度 大 で あ る.即 ち,夫 々の最 高 遊 走 速度 は 生 後1月8.97μ/m, 9.88μ/m,で. 2月8.70μ/m. 6月. あ るが, 6月 に於 て は培養 中期 に急 激. に 下降 す る.以 下生 後5日,. よりも. 間 よ り急 速 に低値 とな. る.更 に生 後3年 で は,増 生 面 積,細 胞 密 度,遊 走 速度 と 同様,貪 喰 能 も極 め て弱 く最 高 は0.15を 示 す に 過 ぎな い. e). 偽 好 酸 球 生 体染 色. 生体 染 色 の観 察 で は,そ の平 均 染 色度 は第10図 の 1年, 2年, 3年 の 順 とな. るが,何 れ も培 養 初 期 よ り上記3例 に 劣 り,相 互 の 間 に培養 初 期 有意 の差 はな く,そ の 中生 後5日. 第10図. 家 兎年 令 別 骨髄 培 養. 偽好酸球生体染色. に於 て. は,培 養 後 期 に至 る も比 較的 速 度 を保 ち略 々6月 に 並 行す る.生 後1年,. 2年 の両 者 は略 々並 行 し,培 養. 初 期 に夫 々1年7.75μ/m,. 2年6.80μ/mの. 速度. を示 す が,他 の 年代 に比 し速度 は明 らか に劣 る.比 較成 長価 の最 も低下 せ る生 後3年 に於 て は,培 養 初 期 に比 較的速 度 大で あつ て培 養6時. 間 値7.28μ/m. で あ るが,培 養12時 間 よ り急 激 に劣 り増 生 面 積 と 同 様最 下 位 とな る. d). 如 く,生 後5日 で は培 養4時 間 に最 大 平 均 染 色 度. 偽好 酸球 墨粒 貧 喰能. 墨 粒 貧喰能 の 観察 で は第9図 の 如 く,生 後5日 第9図. 家 兎年 令 別骨 髄 培 養. に. 偽 好 酸 球 墨 粒 食喰 能. 1.83を 示 し,培 養 後 期 に も著 し い 下 降 を示 さず培 養 24時 間 値0.88で あ る.生 後1月 で は培 養 初期1.65を 示 して 次 第 に上 昇 し,培 養6時. 間 に 於 て最 高 値1.82. と な り,以 後 他 の 年 代 に比 し最 も緩 徐 に 下 降 し培 養 24時 間 値 は0.85で あ る.生 後2月 で は,培 養 初 期 よ り漸 増 し培 養5時 間 に最 高1.76を 認 め,培 養 後 期 に は1月 及 び5日 の 中 間 位 を 占 む.生 後6月 に 於て は 培 養4時 間 に1.85を 示 す も以後 急 曲線 を描 い て 下 降 し,培 養24時 間値 は0.79で あ る.生 後1年 で は培 養 初 期1.33で あ るが,培 養4時. 間 に到 り最 大平 均 染 色. 度1.92と な り, 24時 間値 は0.68で あ る.生 後2年 で は,培 養 初 期 よ り1.61の 高 値 を示 し培 養3時 間 に最 於 て は培 養 直 後 よ り平 均 負 喰度0.54を 示 し,他 の年. 大1.87と な り,以 後 上 記 何 れ の 例 よ り も低 下 し24時. 代 に比 し明 らか に高 値 を 得 た.即 ち,培 養3時 間 よ. 間 値0.56で あ る.生 後3年 で は,培 養 初 期1.42に て. り急 速 に 大 とな り培 養4時 間 に最 高 平均 貧喰 度0.66. 培 養5時 間 に は最 高1.88を 示 し,以 後急 激 に減 少 し. とな るが,. て 略 々生 後2年 に並 行 す る も,染 色 顆 粒 の 褪 色 は最. 5時 間 よ り急速 に下 降 す る..

(6) 4634. 前. も 早 く24時 間 値 は0.53で. 田. 昭. 偖,白 血 球 の 遊 走 速 度 に 就 て はComandon31),. あ る.. Jolly40)を 初 め と し, Philipsborn47),杉 山14),坂 第4章. 総 括 並 び に 考 按. 野12)の 記 載 が あ るが 総 て 末 梢 血 白血 球 の遊 走速 度. 敍 上 の 成 績 を 得 た の で 以 下 総 括 し,先. 人 の業 績 を. て は,小 原5)が 健 康小 児 に於 け る胸 骨 々髄 内 白血球. 参 照 し つ つ 各 項 別 に 検 討 す る. 1.. の 遊 走速 度 を検 べ,. 細胞増生. 先 ず 人 の 比 較 成 長 価 で は, 15才 に 於 て 最 も増 生 良 く,培 養48時 間 の 比 較 成 長 価 は24.35で,次 16.89,. 30代14.17,. 50代6.44,. 次 に 家 兎 で は 生 後1月,. て 年数 の. 6月 に 於 け る比 較. 養48時 間 に 夫 々42.67,. 3年21.73で. あ つ た.即. 54.00,. 51.59. 下1年42.95,. 2. ち生 後 半 年 迄 が最. も大 で 以 後 年 令 の 多 くな る に つ れ て 低 下 す る.但 生 後5日. で は 比 較 成 長 価13.12で,反. し. つ て 生 後1〜. 記 比 較成 長 価 の増 減. し ろ逆 の 関 係 に あ る 事 が 認 め られ た.. 即 ち人 の 密 度 指 数 で は30代 最 も多 く,次. て い る.し. (. か し 茲 で 教 室 津 島6)に 習 い,総. 密. 15. 成 長係 数. 較成長価. g(t)=対 照(70代)の. 度係数(. で20代,. 記 比 較成 長 価 の 順 位 とは逆 に な つ. f(t)=比. も良 く貪 喰 し,共 に最 大 平 均 貪 喰 度1.2前. 度 指. 比較成長価. 後 を示 し,. 次 で 他 の 年 令 で は30代, 50代, 70代 の 順 とな り矢張 り細 胞 増 生 及 び好 中球 遊 走 速 度 の 成 績 に 並 行 した. 次 で 偽 好 酸 球 墨 粒 貪喰 能 の観 察 で も細 胞 増 生,偽 好 酸球 遊 走 速 度 に 準 じて生 後1月,. 的 高 い平 均 貪喰 度 を 得,. 次 に 増 生 帯 細 胞 密 度 で は,上. 才 の 順 と な り,前. 墨 粒 貪 喰能. 2月,. 6月 に貪. 喰 能 は 旺盛 で あ るが,生 後5日 に於 て 培 養 初 期比 較. 6月 よ り は 劣 つ て い た .. と 並 行 せ ず,む. b). 好 中 球 墨粒 貪 喰能 の観 察 で は, 15才 及 び20代 に最 2月,. に て 略 々 同 程 度 の 増 生 を 示 し,以 年29.22,. 1才 よ り14才 迄 の若 年 で は14才. に 最 大速 度 を呈 す る を認 めて い る もの が あ る に過 ぎ な い.. で20代. 70代4.15に. 増 加 に 並 行 して 低 下 す る.. 成 長 価 は,培. に 関す る もので,年 令 別 骨髄 の 細胞 遊 走 速 度 に関 し. ),密. 6月 に並 行 す る曲 線 を認 め. た. 平 均 墨 粒 貪喰 度 を時 間 的推 移 よ り観 た場 合 最 大平 均 貪 喰 度 を 示 す培 養 時 間 は,人,家 盛 な骨 髄 で は5〜6時. 兎 共 に貪 喰 能 旺. 間,低 下 した 骨髄 で は3〜4. 時 間 で あ る. 扨Metchinikoff以. 来 白 血 球 及 び 他 の 遊 走細 胞. の 貪喰 能 に関 す る研 究 は 枚 挙 に暇 が な い.而 して教. 数/. 対 照(70代)の 密度 指数 )の 両者を乗 じて. 室 の 角 南6)の 人 及 び 家 兎 骨髄 培養 に 墨粒 貪 喰能 試 験. 増 生 係 数 と して み る と,培 養 経 過 に従 つ て増 生係 数. を 行 つ た ものが 最 も漸 新 で あ る.即 ち 角南6)は 成 熟. は30代 に6.2, 18.8, 14.0, 19.8, 20代 は6.0, 19.0,. 好 中球 に著 明 な る貪 喰 能 を 認 め,胸 骨 々髄 穿 刺 に依. 14.7, 22.5を 示 し,矢 張 り20代 は30代 に優 り,結 局. る成 人 の平 均 貪喰 度 は,培 養3時 間 で最 大1.95と な. 若 年 程 細胞 増 生 は旺 盛 で あ る事 が 明 らか にな つ た. 次 で家 兎 の密 度 指 数 は 旺盛 な る増 生 を示 した 生 後 2月 に 大で あ り,次 で 生 後1月, 2年,. 6月,. 5日,. 1年,. 3年 とな り略 々比 較成 長 価 の成 績 に準 ず る.. り24時 間 に は0.48に 低 下 す る と云 い,又 家 兎偽 好酸 球 で は 人 好 中球 に比 し貪 喰 度 低 く, 6時 間値0.71, 24時 間 値0.24に な る と云 う. 私 の実 験 成 績 に 依 れ ば,好 中 球 墨粒 貪 喰 能 は15才. 2.. 細胞機能. に 於 て最 も旺 盛 で 培 養6時. a). 好 中 球 及び偽 好酸 球 遊 走 速 度. 0.42を 示 し,又. 間 に 最 高1.22,. 24時 間. 偽 好 酸 球 貪 喰能 に 於 て は生 後2月. 健 康 人 年 令 別 の 観 察 で は,そ の 好 中球 遊 走 速 度 は. に最 も旺 盛 に して,培 養6時 間 に 最 高0.88, 24時 間. 培 養3時 間 に最 高速 度 を示 して い るが,こ の 頃 に 於. に0.29を 示 し,家 兎 で は生 後5日 を 除 け ば 年数 の増. て のみ は30代 が 最 高 遊 走 速度 を示 し15才 之 に次 ぐが,. す に つ れ て 貪喰 能 の低 下 が 認 あ られ た.. 以 後 の 全 期 を 通 じて み る と15才 が 最 高 で,以 下 年令. 以 上好 中球 及 び偽 好 酸 球 平 均 貪 喰 度 は,前 記 角南6). の 進 むに つ れ て遊 走 速 度 に低 下 が み られ るの で,全. の 数 値 と 差 異 を 生 ず るが,角 南6)は 年 令 的 に区別. 般 的 に み て 好 中 球遊 走 速 度 は15才 に於 て速 く,年 代. した わ け で は な い か ら比 較 は 出来 な い.又,小. の 進 む につ れ て 低 下 す る の が明 らか で あ る.. は1才 よ り14才 迄 の健 康 小 児 の 胸 骨 々髄 で は7〜10. 家 兎 年 令 別 の 観察 で は,そ の偽 好 酸 球 遊 走速 度 は. 原5). 才 に最 高 平均 貪喰 度1.76を 得 て い る が,成 人 の対 照. 比 較成 長 価 の成 績 に 準 じて 生 後1月,. 2月 に 高 値 を. が皆 無で あ る た め之 も比 較 出来 ない.偽 好 酸 球墨粒. 示 し,次 で6月,. 3年 の順 で あ. 貪喰 に就 て 年 令 的比 較 を 行 つ た 業 績 は之 迄 全 然 み ら. 5日,. 1年,. 2年,. る が,之 等 は僅 少 の差 を 以つ て 経 過 す る.. れ な い..

(7) 骨 髄 組 織培 養 に関 す る基 礎 的 研 究 c). 生体染色. 4635. 髄 を検 索 して,そ の 有 核 細胞 数 は10代 が 最 も多 く以. 次 に生 体 染色 で は人,家 兎 両者 共 細 胞増 生 の 旺 盛 な る若 年 に 於 て低 値 を得 た.. 下代 を重 ね る毎 に少 くな る事 を認 めて い る.こ の点 先 述 の 如 く私 も15才 か ら70才 に亘 る各 年 代 の 検 索 に. 即 ち人 好 中球 で は15才 に於 て最 も低 い平 均 染 色 度. 於 て,細 胞 増 生(比 較成 長 価,細 胞 密 度)が10代. に. を 示 し,培 養4時 間 に最高1.68を 示 す に過 ぎ ない,. 最 も高 く以下 各 代 を 重 ね る毎 に低 くなつ て ゆ く事 を. 次 で20代, 30代, 50代, 70代 の 順 に平 均 染色 度 が 上. 認 め て お り,こ の 私 の 成績 と 国 延10)の 成 績 が 研 究. 昇 す る と共 に,最 高平 均 染色 度 を示 す 時 間 が培 養 初. の観 点 は 全然 異 る として も年 令 的 関係 に於 て 全 く一. 期 に接 近 す る傾 向 を示 す.次 で 偽好 酸 球 生体 染 色 で. 致 して い る事 は,も とよ り偶 然 とは思 われ ない.. は 培養 中期 迄 を通 覧 す る と,矢 張 り細 胞 増生 に高 値 を 得 た1〜6月. 以 上 の 他,人 の各 骨 々髄 の 赤 色髄 の分 布 状 態 を年 令 別 に調査 して,長 骨 で は生 後 年 令 を 重 ね る につ れ. 3年 に高 い平 均 染色 度 を得 た.生 後5日. 赤 色 髄 は減少 し,短 骨 と して は 脊 椎 骨 に於 て可 成 り. 年, 2年,. に低 平 均染 色 度が認 め られ,生 後1. に於 て は培 養 中 期 よ り後期 に可 成 り高 平 均 染色 度 を. 高 年 に到 る迄 赤 色 髄 分 布 に変 化 が な い と述 べて い る. 示 した.. が,胸 骨 々髄 を検 索 して い ない の で,以 上 の私 の人. 教 室 の 田村7)は,人. 及 び家 兎 の大 腿骨 々髄 培 養 に. 依 る生 体 染 色で は,細 胞 の生 活 力の 低下 した もの程. の成 績 と比 較 す 可 くもない. 偖,最 後 に私 の家 兎 の生 後5日 〜3年 迄 の成 績 と,. 早 期 に高 度 の染 色 す る こ とを確 めて い る.私 の 実験. 人 の15才 〜70才 迄 の成 績 を総 合 判 定 す るな らば,一. 成 績 に於 て も,前 記 した 如 く細 胞増 生力 の旺 盛 な る. 応 骨髄 機 能 は一 定 の 幼 弱年 代 に最 も旺 盛 で 夫 よ り若. 人 若年,家 兎 生 後1〜6月. くて も,古 くて も次第 に低 下 して ゆ くと云 う事 が考. に低 い数値 を得 た 事 は,田 村7). え られ る.但 之 は人 と家 兎 の成 績 の 混 合 で あ り, 10. は塩 基 性色 素顆 粒 の褪 色 は細胞 の機 能低 下 によ り早. 才 以 下 の人 の検 索 を 行 わ ね ば人 に通 用 し得 るか 否 や. 期 に 実現 す る こ とを認 めて い る.私 の結 果 に於 て も. は も とよ り断 定 で きず,そ の結 論 は今 後 に俟 つ 外 は. 矢 張 り人 及 び 家 兎共 に機 能 旺盛 な る人若 年15才, 20. ない.又 人 は 胸骨 々髄,家. 代,家 兎1〜6月. あ るか ら,そ の意 味 で も斯 う した憶 測 を 述 べ るの は. 村7)の 意 見 と全 く一 致す る もの で あ る.又,田. に染 色顆 粒褪 色 の遅延 を認 め,人. 50代, 70代,家 兎1〜3年. の もの に早 期褪 色 を 認 め. た.. 兎 は 大腿 骨 々髄 の 成績 で. も とよ り妥 当で はな い で あ ろ うが,一 応 一 つ の 考 え と して は 興 味 あ る事 で あ り,又 今 後 の研 究 の指 針 と. 以上 総 括 した事項 を要 約 す る と結 局,人,家. 兎共. に若 年者 程 骨髄 機能 は旺 盛 で あ る事 が 明 らかで あ る. 偖,従 来 此 の様 な組織 培 養 によ る年 令 別骨 髄 機 能. もな る もの で あ る. 兎 に角 以上 の成 績 は,細 胞 増 生(比 較 成長 価,細 胞 密 度),細 胞 機 能(遊. 走 速 度,墨 粒 貪 喰能,生. 体. の検 索 を 行 つ た人 は もと よ りない が,他 の研 究 方 法. 染色)等 の 観 察 に依 り得 られ た もの で,生 体 の 老 若. によ つて も斯様 な 目的 の下 に総 合 的 に検 討 した業 績. 骨髄 の機 能 の 盛 衰 を極 め て端 的 に把 握 し得 た もの と. は殆 ん どな く,唯 小 原5),国 延10), Cueter32)等 が部. 信 ず る.. 分 的の 見 地 か ら之 を観察 して い るに過 ぎな い.即 ち 小 原5)は1才. 第5章. か ら14才 の人 胸骨 々髄 に就 て超 生 体 観. 察 を 行 い,骨 髄 好 中球 の遊 走 速度 は14才 が最 も速 く, 1才 か ら9才 が 之 に次 ぎ, 7才 か ら10才, 11才 の 順 に 速 くな り,墨 粒 貪喰 能 は7〜10才. 7才 か ら に最 も. 結. 論. 私 は,教 室 大藤,亘 理,角 南,田 村,津 島 の手 技 に習 い,人 胸 骨 々髄(15才4例, 代5例,. 50才 代4例,. 強 い と述べ てい る.此 の点 私 の人 の 成績 は15才 以 上. 々髄(生 後5日8例,. で あ るか ら比 較 出来 な いが,家 兎 の成 績 をみ る と前. 例,. 2年4例,. 20才 代6例,. 70才 代3例)及 1月10例,. 3年5例)年. 30才. び家兎大腿骨. 6月8例,. 1年6. 令 別 の骨 髄 培 養 を 行 い,. 述 の 如 く生 後2月 〜6月 が 細胞 増生,細 胞 機 能(偽. 細 胞増 生(増 生 面 積,細. 好 酸球 遊 走 速 度,同 墨粒 貪 喰,同 生 体染 色)共 最 も. 球 及 び偽 好 酸 球 遊 走 速 度,同 墨 粒 貪喰 能,同 生 体 染. 胞 密 度),細 胞 機 能(好. 中. 良 く,生 後5日 が 之 に次 い で お り,人 と家 兎 の 比 較. 色)を. は元 よ り妥 当で はな い に して も,以 上 の私 の成 績 と. 1). 観察 して 次 の 結 論 を 得 た. 細 胞 増 生 に関 す る研究 結 果 を 総 合 す る と,人. 小 原5)の 成 績 の 年令 的関係 に類 似点 が あ るの は興 味. で は15才, 20代, 30代, 50代, 70代 の 順 に 良 く,家. 深 く思 われ る.. 兎 で は,生 後1月,. 次 に 国延10)は19才 か ら69才 迄 各 年代 の人 胸 旨々. 2月,. 6月 に 高 値 を 示 し,生 後. 5日 之 に次 ぎ,以 下 生 後1年,. 2年,. 3年 の順 とな.

(8) 4636. 前. 田. 昭. 20代, 30代, 50代, 70代 と年 代 の高 くな る に従 つて. る. 2). 遊 走 速 度 で は,好 中球,偽 好 酸 球 共 に細 胞 増. 褪 色 が 早 期 に 出現 す る.家 兎 で は生 後1月,. 生 の 成 績 に 準 じ,人 で は15才, 20代, 30代, 50代, 70代 の 順 に速度 大で,家 兎 で は 生 後1月,. 3年 と年 代 の進 む に従 い褪 色 が 早期 に 出現 す る.. も速 く,次 で6月,. 5日,. 1年,. 2年,. 2月 に 最. 5). 3年 の順 と. な る. 3). 1年,. 2月,. 5日 の 順 に褪 色 が遅 延 し,以 下6月,. 2年,. 以上 の結 果 よ り,人 で は15才 た 於 て最 も骨髄. 機 能 旺 盛で あ り,年 代 の進 む に従 い低 下 し,家 兎 で 墨 粒 貪 喰 能 で は,全. く細 胞 増 生,遊 走 速度 の. は生 後1〜6月. に機 能 旺 盛 を 示 し,生 後5日 が之 等. 結 果 と並 行 し,人 で は年 代 の進 む に従 つ て 貪喰 能 は. に 次 ぎ,以 下 生 後1年,. 低 下 し,家 兎で は生 後1月,. す.. も旺 盛 で,次 で生 後5日,. 2月, 1年,. 6月 に 貪 喰能 最 2年,. 2年,. 3年 と機 能 低 下 を示. 3年 の順 と. な る. 4). 欄 筆 に 当 り懇 篤 な る御 指 導 御 校 閲 を 賜 つ た恩 師 平. 生 体 染色 で は人,家 兎 共 に若 年 に於 て 染 色顆. 木 教授,並 び に 大 藤 助 教 授 に深 甚 の謝 意 を表 す.. 粒 褪 色 の 遅 延 を 認 め,且 培 養 初 期 平均 染 色 度 は低値 を示 した.即. Fundamental Part. (本 論文 の要 旨は 第18回 日本 血 液 学 会 に 発表 した). ち,人 で は15才 に於 て褪 色 最 も遅 延 し,. 1.. Studies. Observations. carbon-particle. on. phagocytosis. on the. Bone-Marrow. cell and. Tissue. proliferation, vital. staining. Culture. wandering with. velocity,. respect. to age. By Akira. Maeda. Department of Internal Medicine Okayama University (Director: Prof. Kiyoshi Hiraki). Medical School. Following the technique of our department the author performed the bonemarrow tissue culture of the human sternum and the rabbit femur in relation to age and observed the cell proliferation (growth area and the cell density), and the cell functions (the wandering velocity of neutrophils and psendoeosinophils, the carbon-particle phagocytosis and vital staining of the same), and obtained the following results. 1. Summarizing the cell proliferation in the bone-marrow tissue culture, in human the proliferation is high in the descending ordar of age 15, in the twenties, thirties, fifties, while in rabbits, it is high one, two and six months after birth followed by 5 days after birth;. and below that is in the orber of one, two and three years old. 2. The wanderinh velocity coincides well with the rate of cell proliferation of both neutrophils and pseudoeosinophils, and in human it is great in the order of age 15, in the twenties, thirties, fifties, and seventies, while in rabbits it is greatest one and two months after 3.. birth, followed by 6 months, 5 days, one, two, The carboneparticle phagccytosis parallels with. and three years after birth. the cell proliferation and the. wande. ring velocity, and in human it decreases along with the advance in age, while in rabbits it is most active one, two and 6 months after birth, followed by 5 days, one, two and three. years after birth. 4. As for the vital stainings the discoloration of stained granules is delayed in young age both in human and rabbits, and also the average stainability at the early stage of the.

(9) 骨 髄組 織培 養 に関 す る基 礎 的 研 究 culture is. shows. longest,. twenties, of. the. thirties,. one to six and. three. value.. in human occurs. and. seventies. at. earlier. the. age. along. in ascending. 15 the. with. the. delay abvance. in the in. dircoloration age. the. after. birth,. functions. followed. gradually. by. 5 days. decreases.. as in the. order.. results the functions of bone marrow in human is most active decreases along with the abvance in age, while in rabbits. months. years. Namely,. discoloration fifties,. 5. From these 15 years and it. active two. a low and. 4637. after. birth,. and. thereafter. at the age it is most at. one,.

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