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マルチピクチャフォーマット

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(1)

カメラ映像機器工業会規格

Standard of the Camera & Imaging Products Association

CIPA DC-007

- 2009

マルチピクチャフォーマット

Multi-Picture Format

2009 年 2 月 4 日制定

標準化委員会

Standardization Committee

一般社団法人 カメラ映像機器工業会

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この書面は、『現状のまま』の状態で提供されます。CIPA、または CIPA の会員、会員 の子会社もしくは会員の関連会社のいずれも、この書面の内容に関して、商品性、特定 の目的への適合性、非侵害の保証を含め、いかなる保証も、明示たると黙示たるとを問 わず一切行いません。 CIPA、または CIPA の会員、会員の子会社もしくは会員の関連会社のいずれも、この 書面の使用または使用不能から生ずるいかなる損害(逸失利益およびその他の派生的ま たは付随的な損害を含むがこれらに限定されない全ての損害を言います。)について、 適用法で認められる限り、一切の責任を負わないものとします。たとえ、CIPA、または CIPA の会員、会員の子会社もしくは会員の関連会社がかかる損害の可能性について知 らされていた場合でも同様です。 CIPA、または CIPA の会員、会員の子会社もしくは会員の関連会社のいずれも、この 書面に起因して第三者との間に生じたまたは生じうる知的財産権に関する紛争につい て、防御、協力または補償する責任を負わないものとします。

© 2009 一般社団法人 カメラ映像機器工業会

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目次

1. 適用範囲... 3 2. 参照規格... 3 3. 用語の定義... 3 4. 概要... 4 4.1. 目的... 5 4.2. 規格の構成... 5 4.2.1. Baseline MP ファイル... 5 4.2.2. Extended MP ファイル ... 5 5. データ構造... 6 5.1. MP フォーマットの基本構造... 6 5.2. MP フォーマット付属情報 ... 8 5.2.1. MP フォーマット識別コード... 9 5.2.2. MP ヘッダ... 10 5.2.3. MP インデックス IFD ... 11 5.2.4. MP 個別情報 IFD ... 17 5.2.5. タグ記載対応レベル... 25 6. ファイル規定... 27 6.1. Baseline MP ファイル... 27 6.1.1. Baseline MP 主画像の規定... 28 6.1.2. モニタ表示用画像の規定... 28 6.1.3. ファイル拡張子規定... 30 6.2. Extended MP ファイル ... 30 6.2.1. Extended MP ファイルにおける制限... 30 6.2.2. 個別画像番号の規定... 31 6.2.3. モニタ表示用画像の規定... 32 6.2.4. MP フォーマット付属情報に関する規定... 33 6.2.5. ファイル拡張子規定... 33 7. 個別画像のExif タグ記載対応レベル... 34 A. 附属書... 40 A.1. MP データ構造とファイル規定 (Informative) ... 40 A.2. 機器互換性の確保のためのガイドライン (Normative) ... 40

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CIPA DC-007-2009 A.2.1. MP ファイルの記録 ... 40 A.2.2. MP ファイルの再生 ... 41 A.2.3. MP ファイルの編集・再保存 ... 42 A.3. 機能の表記に関する注意事項 (Informative) ... 42 A.3.1. 表記例... 43 A.4. DCF 規格の参照 (Informative) ... 43 A.4.1. 個別画像データの形式... 43 A.4.2. DCF オブジェクト構成... 43 A.4.3. 編集時の DCF オブジェクトの扱い ... 44

A.5. Extended MP ファイル再生の制限について (Informative)... 44

A.6. モニタ表示用画像の記録例 (Informative)... 44 A.7. 個別画像削除時の MP エントリの更新 (Informative) ... 46 A.8. 適用例 ... 47 A.8.1. モニタ表示用画像... 47 A.8.2. マルチビュー撮影画像... 47 A.9. パノラマ画像構成例... 48 A.9.1. 一次元配置例(一般パノラマ) ... 48 A.9.2. 二次元配置例... 49 A.10. 立体視用画像構成例... 50 A.11. マルチアングル画像構成例 ... 51

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CIPA DC-007-2009

1. 適用範囲

この規格は、ディジタルスチルカメラ等の機器やソフトウェアが利用する、画像及 びタグのフォーマットを規定する。

2. 参照規格

この規格の中で引用される他の規格類を以下に示す。 1) JEITA CP-3451 ディジタルスチルカメラ用画像ファイルフォーマット規格 Exif 2.2 (2002.04) 2) JEITA CP-3451-1 ディジタルスチルカメラ用画像ファイルフォーマット規格 Exif 2.21 (Version 2.2 追補) (2003.09) 3) JEITA CP-3461 カメラファイルシステム規格 DCF2.0 (2003.09)

3. 用語の定義

本規格書で使用する用語の定義を表 1に示す。 表 1 本規格書で使用する用語の定義 用語 英語表記 定義・意味 MP フォーマット MP format 複数の画像データを関連付け、同一ファイルに一体に保 存する記録方式。 MP はマルチピクチャの略称である。

APPn APPn Exif が引用する、JPEG アプリケーションマーカセグメント 個別画像 individual image Exifが規定するJPEG圧縮データの 1 組のSOIマーカ~ EOIマーカに挟まれた領域に存在する静止画像データで あって、APPn内部のデータを除く静止画像データ。(図 1参照)

先頭画像 first individual image 個別画像のうち、ファイルの先頭部に記録されている静 止画像データ MP フォーマット付属情 報 MP extensions 個別画像の全体構成を示す情報、および各個別画像に 固有の情報の総称 MP ファイル MP file MP フォーマット付属情報を持つファイル MP インデックス情報 MP index fields 先頭画像ヘッダ中に記録される、個別画像の全体構成 を示すタグ情報 MP 個別情報 MP attribute fields 各個別画像に固有のタグ情報 MP 種別 MP type MP ファイルに記録できる個別画像の種別 代表画像 representative image MP ファイル中の全ての個別画像を代表する、代表画像 フラグの値が 1 である 1 つの個別画像 従属画像 dependent image 別の個別画像に従属する個別画像。 主画像 primary image 主たるデータとして記録される画像であって、従属画像 を除く個別画像

Baseline MP 主画像 Baseline MP primary image

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CIPA DC-007-2009

Exif サムネイル Exif thumbnail Exif Version.2.21 が規定する APP1 内のサムネイル マルチビュー画像 multi-view image 複数の異なる視点から撮影された画像

モニタ表示用画像 large thumbnail image モニタへ再生表示するために所定の画素数で記録され た画像 モニタ元画像 large thumbnail source image モニタ表示用画像の元画像である個別画像 パノラマ画像 panorama image 被写界を複数のショットに分けて撮影した画像 視点番号 viewpoint number 撮影時にカメラが配置されている位置を示す番号 輻輳角 convergence angle 基準となる視点からの第 1 の視線と、もう 1 つの視点か らの第 2 の視線を第 1 の視線を含む平面に対して垂直 に投影した線が、交差する角度 基線長 baseline length 2 つの視点間の直線距離 対象物 target object マルチビュー画像における、主たる撮影対象 視準軸 collimation axis 基準となる視点と対象物を通る軸 水平軸 horizontal axis 対象物を通り、水平で、かつ視準軸に直行する軸 鉛直軸 vertical axis 対象物を通り、視準軸と水平軸を含む平面に対して垂 直な軸 ヨー角 yaw angle 鉛直軸回りの回転運動の角度 ピッチ角 pitch angle 水平軸回りの回転運動の角度 ロール角 roll angle 視準軸回りの回転運動の角度 立体視用画像 disparity image 所定の輻輳角、基線長を持った視点から撮影された画 像 マルチアングル画像 multi-angle image 所定のヨー角、ピッチ角、ロール角で表される視点から 撮影された画像 数値に関しては、後尾に".H"が付加されている数値は 16 進数を意味し、その他特に 記載がない場合は10 進数を意味する。 また、本規格書で使用する規定レベルを表 2に示す。 表 2 規定レベルの表現 規 格 書 で の 記 載 規定レベル 日本語 英語 必須 「しなければならない」 "shall" 推奨 「推奨する」 "should" オプション 「できる」 "may" 禁止 「してはならない」 「禁止する」 "shall not"

4. 概要

本規格では、複数画像を記録するためのデータ構造を定義する。さらに、このデー タ構造を使って、モニタ表示の高速化や、複数画像をまとめて利用するためのマルチ ピクチャフォーマットを規定する。

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CIPA DC-007-2009 4.1. 目的 近年DSC の高性能化、高機能化がいっそう進み、また、DSC で記録された画像の 応用分野もテレビや各種情報機器に広がりを見せている。また、複数の画像を利用し た様々なアプリケーションも増えている。このような環境の中で、単一の静止画像だ けでは十分に対応できない機能・性能を実現するために、本規格を制定する。 Exif Version 2.21 までは、単一の主画像とサムネイルを記録することが規定されて いる。これに対して、テレビや各種情報機器のディスプレイでの表示に適したサイズ の静止画を主画像と関連付けて記録したいとの要求がある。また、個別のファイルで あった複数の主画像を、関連付けて1 つのファイルとして記録したいとの要求がある。 複数の静止画像データを関連付けて記録するには、各静止画像をそれぞれ別ファイル として記録しアプリケーションまたはユーザーが管理する方法と、複数ファイルを DCF オブジェクトとして関連付ける方法がある。いずれの方法においても、画像ファ イルを管理するためユーザー操作が必要となったり、データ伝送などでファイルが散 逸する可能性があった。 本規格は、これらの課題を解決するために、複数の静止画像データ(「個別画像」と 呼ぶ)を同一ファイルに記録するマルチピクチャフォーマット(以下「MP フォーマッ ト」と呼ぶ)を規定する。 4.2. 規格の構成 本規格は、上記目的のため、Exif で規定されている JPEG 圧縮データと同一構造の 個別画像を使用し、複数の個別画像を記録可能とするためのMP フォーマット付属情 報などのファイル形式を規定するものである。 4.2.1. Baseline MP ファイル Baseline MP ファイルは、Exif 規格の圧縮画像ファイルフォーマットを利用し、モ ニタ表示に適したサイズの画像を主画像と関連付けて記録するためのMP フォーマッ ト付属情報やファイル形式を規定するものである。 4.2.2. Extended MP ファイル 機能ごとに複数の画像を一体で記録できるファイルである。画像の種別として、マ ルチビューを定義する。マルチビューは細分として、パノラマ、立体視、マルチアン グルを持つ。また、これらの種別以外の画像を一体で記録することもできる。Extended

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CIPA DC-007-2009 MP ファイルは、Exif 規格の付属情報を利用し、複数画像記録のための MP フォーマッ ト付属情報やファイル形式を規定するものである。Extended MP ファイルは、新規 拡張子を持つファイル形式として定義する。

5. データ構造

5.1. MP フォーマットの基本構造 MPファイルの基本構造を図 1に示す。MPファイルは、先頭画像に続いて、単一ま たは複数の個別画像を記録することができる。先頭画像およびそれに続く個別画像は、 7章に定める場合を除き、それぞれExif付属情報を格納したAPP1 を持たなければなら ない。 MP フォーマット付属情報は、先頭画像を含む各個別画像の Exif 付属情報の後の領 域に位置するAPP2 に記録しなければならない。 個別画像のEOI と、それに続く個別画像の SOI の間は本規格では規定しない。

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CIPA DC-007-2009 APP2 MP フォーマット付属情報 APP2 MP フォーマット付属情報 APP2 MP フォーマット付属情報 APP1 個別画像(n)の Exif 付属情報 サムネイル APP1 個別画像(3)の Exif 付属情報 サムネイル APP1 個別画像(2)の Exif 付属情報 サムネイル … SOI EOI 先頭画像 JPEG APP1 先頭画像の Exif 付属情報 サムネイル SOI EOI 個別画像(2) JPEG SOI EOI 個別画像(n) JPEG SOI EOI 個別画像(3) JPEG APP2 MP フォーマット付属情報 MP インデックス IFD 先頭画像 (個別画像(1)) 個別画像(2) 個別画像(3) 個別画像(n) 図 1 MP フォーマット基本構造

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CIPA DC-007-2009

5.2. MP フォーマット付属情報

先頭画像のAPP2 には、APP2 先頭に必要なAPP2 マーカとAPP2 マーカセグメント 長、MPフォーマット識別コードに続いて、MPヘッダとMPインデックスIFDを記録 しなければならない。必要に応じて、MP個別情報IFDを記録することができる。(図 2) 先頭画像以外の個別画像では、APP2 先頭に必要なマーカ情報、MPヘッダに続いて、 MP個別情報IFDを記録することができる。MPインデックスIFDは記録しない。(図 3) MP ヘッダ Value (MP インデックス IFD) インデックスタグ群 (全体構成情報) 個別情報タグ群 (個別用途での詳細情報) カウント (2Byte) APP2 (Max. 64KB) APP2 マーカ (2Byte) MP インデックス IFD

Offset of Next IFD (4Byte)

MP 個別情報

IFD

Offset of Next IFD Value (MP 個別情報 IFD) APP2 マーカセグメント長 (2Byte) MP フォーマット識別コード (4Byte) MP エンディアン情報 (4Byte) 先頭 IFD へのオフセット (4Byte) カウント (2Byte) オフセットアドレスの基点 図 2 先頭画像の MP フォーマット付属情報

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CIPA DC-007-2009 個別情報タグ群 (個別用途での詳細情報) カウント (2Byte) APP2 (Max. 64KB) APP2 マーカ (2Byte) MP 個別情報 IFD

Offset of Next IFD Value (MP 個別情報 IFD) APP2 マーカセグメント長 (2Byte) MP フォーマット識別コード (4Byte) オフセットアドレスの基点 MP ヘッダ MP エンディアン情報 (4Byte) 先頭 IFD へのオフセット (4Byte) 図 3 先頭画像以外の MP フォーマット付属情報 MPフォーマット付属情報中に記載されるオフセットアドレスは、同一APP2 内にあ る、MPエンディアン情報先頭を基点とする相対オフセットである。(図 2、図 3の「オ フセットアドレスの基点」参照) 先頭画像では、MPインデックスIFDのオフセットアドレスは、MPヘッダの「先頭 IFDへのオフセット」に記録しなければならない。MP個別情報IFDのオフセットアド レスは、MPインデックスIFDの「Offset of NEXT IFD」に記録しなければならない。 (図 2)

先頭画像以外の個別画像では、MP個別情報IFDのオフセットアドレスは、MPヘッ ダの「先頭IFDへのオフセット」に記録しなければならない。(図 3)

5.2.1. MP フォーマット識別コード

MPフォーマットにおいて、APP2 の内部は、APP2 マーカとAPP2 マーカセグメン ト長、MPフォーマット識別コード、MPエンディアン情報、先頭IFDへのオフセット の順に記録しなければならない。APP2 マーカ、APP2 マーカセグメント長と、それ に続くMPフォーマット識別コードを図 4に示す。

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CIPA DC-007-2009 アドレス (Hex) コード(Hex) 意味 +00 FF Marker Prefix +01 E2 APP2 +02 APP2 マーカセグメント長 +04 4D 'M' +05 50 'P' +06 46 'F' +07 00 NULL 図 4 MP フォーマット識別コード 本規格で定義するAPP2 は、各個別画像に 1 つだけ記録することができる。 5.2.2. MP ヘッダ 5.2.2.1. MP エンディアン情報 MPフォーマット付属情報におけるバイト順序(エンディアン情報)を記録する。Exif で規定されているTIFF Headerの先頭から 4 バイトと同一構造であり、図 5に示す値 を記録しなければならない。 コード(Hex) コード(Hex) +00 49 +00 4D +01 49 +01 4D +02 2A +02 00 +03 00 +03 2A リトルエンディアン形式 ビッグエンディアン形式 図 5 MP エンディアン情報 MP フォーマット付属情報におけるバイト順序は、同一ファイル中の Exif で規定さ れているAPP1 の TIFF Header におけるバイト順序と同一とすることを推奨する。

5.2.2.2. 先頭 IFD へのオフセット

MP インデックス IFD または MP 個別情報 IFD へのオフセットのいずれかを記録 しなければならない。MP インデックス IFD または MP 個別情報 IFD が先頭 IFD へ のオフセットに連続して記録される場合、先頭IFD へのオフセットの値は 8 となる。

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CIPA DC-007-2009 5.2.3. MP インデックス IFD MPインデックスIFDに記録されるMPインデックス情報を表 3に示す。MPイン デックス情報は、タグ番号の小さいものから順番に並べて記録しなければならない。 タグの値(Value)の記録順序、記録位置については規定しない。 表 3 MP インデックス情報 タグ番号 分 類 タグ名称 Field Name Dec Hex タイプ カウント MP フォーマットバージョン MPFVersion 45056 B000 UNDEFINED 4 記録画像数 NumberOfImages 45057 B001 LONG 1 MP エントリ MPEntry 45058 B002 UNDEFINED 16×記録画像数 個別画像ユニーク ID リスト ImageUIDList 45059 B003 UNDEFINED 33×記録画像数 撮影時総コマ数 TotalFrames 45060 B004 LONG 1 M P 個 別 情 報 I F D へ … 個別画像nユニーク ID (33Byte) 個別画像1ユニーク ID (33Byte) 個別画像ユニーク ID リスト (12Byte) 個別 画像へ MP エントリ (16Byte) … MP エントリn (16Byte) MP インデックス IFD MP エントリ (12Byte) MP インデックス IFD

Offset of Next IFD (4Byte) 撮影時総コマ数 (12Byte) 記録画像数 = n (12Byte) バージョン (12byte) Value MP インデックス IFD カウント (2Byte) MP エントリ 1 (16Byte) 個別画像サイズ (4Byte) 個別画像の種別 (4Byte) 個別画像データオフセット (4Byte) 従属画像 1 エントリ No. (2Byte) 従属画像 2 エントリ No. (2Byte) MP エンディアン情報 (4Byte) 先頭 IFD へのオフセット (4Byte) オフセットアドレスの基点 図 6 MP インデックス IFD の内部構造

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CIPA DC-007-2009

5.2.3.1. MP フォーマットバージョン

MP フォーマット付属情報のバージョンを示す。本規格に準拠する場合には、4Byte のASCII "0100" を記録しなければならない。Type が UNDEFINED のため、最後に NULL は記録してはならない。 MP フォーマットバージョン MPFVersion Tag = 45056 (B000.H) Type = UNDEFINED Count = 4 Default = "0100" 5.2.3.2. 記録画像数 MP ファイル中に含まれる個別画像の数を示す。 記録画像数 NumberOfImages Tag = 45057 (B001.H) Type = LONG Count = 1 Default = なし 5.2.3.3. MP エントリ 個別画像種別管理情報、個別画像サイズ、個別画像データオフセット、従属画像エ ントリ番号から成るデータ群を示す。MP エントリの数は、記録画像数に一致しなけ ればならない。MP エントリの Value 領域には、MP エントリが連続して配置されな ければならない。 MPエントリの構造を図 7に示す。 MP エントリ MPEntry Tag = 45058 (B002.H) Type = UNDEFINED Count = 16×記録画像数 Default = なし

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CIPA DC-007-2009 MP エントリ (16Byte) 個別画像種別管理情報 (4Byte) 個別画像サイズ (4Byte) 個別画像データオフセット (4Byte) 従属画像 1 エントリ番号 (2Byte) 従属画像 2 エントリ番号 (2Byte) 図 7 MP エントリの構造 5.2.3.3.1. 個別画像種別管理情報 個別画像の種別を管理するための情報を示す。1 つのLONG値で示し、MPエンディ アン情報が示すバイト順序に従う。内部構造を図 8に示す。 (予約) MSB LSB 15 0 31 16 データ形式 従属子画像フラグ 代表画像フラグ 種別コード 従属親画像フラグ 図 8 種別情報の構造 従属親画像フラグ: 個別画像が従属画像を持つ場合、従属親画像フラグを 1 としなければならない。持たない場合は 0 としなけれ ばならない。 従属子画像フラグ: 個別画像が他の個別画像の従属画像である場合、従属 子画像フラグを1 としなければならない。従属画像では ない場合は0 としなければならない。

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CIPA DC-007-2009 代表画像フラグ: 個別画像が代表画像の場合、1 としなければならない。 代表画像ではない場合、0 としなければならない。1 つ のMP ファイル内で、代表画像フラグが 1 である個別画 像の数が2 以上となってはならない。 データ形式: 個別画像のデータ形式を示す。 0: JPEG その他: 予約 種別コード: 個別画像のMP 種別を示す。 MP種別として、表 4に示す種別を規定する。モニタ表示用画像は、クラス 1 とし てVGA相当の画像を、クラス 2 としてFull HD相当の画像を記録することができる。 モニタ表示用画像の詳細は6.1.2項に規定する。 表 4 MP 種別 種別情報 細分 備考 種別コード (Hex) Baseline MP 主画像 030000 クラス 1 VGA 相当 010001 モニタ表示用画像 クラス 2 Full HD 相当 010002 パノラマ 020001 立体視 020002 マルチビュー個別画像 マルチアングル 020003 未定義種別 000000 種別コードは、図 9に示す内部構造による、表 4に示す種別コードとする。これ以 外の種別コードは予約とし、使用を禁止する。

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CIPA DC-007-2009 種別情報 0:未定義種別 1:モニタ表示用画像 2:マルチビュー個別画像 3:Baseline MP 主画像 (予約) (予約) MSB LSB 16 15 0 23 細分 種別コード 個別画像の種別 1: クラス 1 2: クラス 2 1: パノラマ個別画像 2: 立体視用 3: マルチアングル 図 9 種別コードの構造 5.2.3.3.2. 個別画像サイズ

個別画像の SOI から EOI までのデータサイズを示す。1 つの LONG 値で示し、 MP エンディアン情報が示すバイト順序に従う。 5.2.3.3.3. 個別画像データオフセット 個別画像のSOIへのオフセット値を示す。1 つのLONG値で示し、MPエンディアン 情報が示すバイト順序に従う。オフセット値の基点は、5.2節に規定する通り、MPエ ン デ ィ ア ン 情 報 先 頭 と す る 。 但 し 、 個 別 画 像 が 先 頭 画 像 で あ る 場 合 は 、 NULL(00000000.H)とする。 5.2.3.3.4. 従属画像のエントリ番号 任意のMP エントリが、MP エントリの先頭から何番目に記録されている MP エン トリであるかを示す。1 つの SHORT 値で示し、MP エンディアン情報が示すバイト 順序に従う。MP エントリの先頭に記録されている MP エントリのエントリ番号を 1 とする。 個別画像の従属親画像フラグが0 の場合、従属画像が無いため、従属画像 1 エント リ番号および従属画像2 エントリ番号を 0 とする。 個別画像の従属親画像フラグが1 で、かつ従属画像の数が 1 の場合、従属画像 1 エ

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CIPA DC-007-2009 ントリ番号の値は従属画像のエントリ番号とし、従属画像2 エントリ番号の値は 0 と する。従属画像の数が2 の場合、従属画像 1 エントリ番号、従属画像 2 エントリ番号 の値は、それぞれの従属画像のエントリ番号とする。 従属画像の数は2 以下とする。 従属画像の記録例をA.6節に示す。 5.2.3.4. 個別画像ユニーク ID リスト 個別画像のExif ヘッダに記録されている、画像ユニーク ID タグ(42016 (A420.H)) の値を示す。個別画像ユニークID リストには、画像ユニーク ID タグの値が個別画像 の数だけ列挙される。列挙される個々の画像ユニーク ID タグの値は、33 バイトの ASCII タイプとして記録される。本タグのカウントは、Exif で規定されている画像ユ ニークID タグのカウントである 33 と記録画像数の積(33×記録画像数)となる。 但し、先頭画像の場合には、全てNULL とする。 また、個別画像のExif ヘッダに画像ユニーク ID タグが記載されていない場合、当 該個別画像に関する本タグの値はNULL とする。 個別画像ユニーク ID リスト ImageUIDList Tag = 45059 (B003.H) Type = UNDEFINED Count = 33×記録画像数 Default = なし 5.2.3.5. 撮影時総コマ数 撮影時またはMPファイル生成時における記録画像数のうち、モニタ表示用画像以 外かつ6.2.2項で規定する個別画像番号が 00000000.H以外の個別画像の数を示す。 MPファイル編集時における撮影時総コマ数の取り扱いについては、A.2.3.3を参照の こと。 撮影時総コマ数 TotalFrames Tag = 45060 (B004.H) Type = LONG Count = 1 Default = なし

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CIPA DC-007-2009 5.2.4. MP 個別情報 IFD MP個別情報IFDに記録されるMP個別情報を表 5に示す。MP個別情報は、タグ番 号の小さいものから順番に並べて記録しなければならない。タグの値(Value)の記録順 序、記録位置については特に規定しない。 表 5 MP 個別情報 タグ番号 分 類 タグ名称 Field Name Dec Hex タイプ カウント 共通 MP フォーマットバージョン MPFVersion 45056 B000 UNDEFINED 4 個別画像番号 MPIndividualNum 45313 B101 LONG 1 マルチビュー画像 パノラマ画像配置 PanOrientation 45569 B201 LONG 1 水平オーバーラップ PanOverlap_H 45570 B202 RATIONAL 1 垂直オーバーラップ PanOverlap_V 45571 B203 RATIONAL 1 基準視点番号 BaseViewpointNum 45572 B204 LONG 1 輻輳角 ConvergenceAngle 45573 B205 SRATIONAL 1 基線長 BaselineLength 45574 B206 RATIONAL 1 水平からのずれ VerticalDivergence 45575 B207 SRATIONAL 1 水平軸方向の距離(X) AxisDistance_X 45576 B208 SRATIONAL 1 鉛直軸方向の距離(Y) AxisDistance_Y 45577 B209 SRATIONAL 1 視準軸方向の距離(Z) AxisDistance_Z 45578 B20A SRATIONAL 1 ヨー角 YawAngle 45579 B20B SRATIONAL 1 ピッチ角 PitchAngle 45580 B20C SRATIONAL 1 ロール角 RollAngle 45581 B20D SRATIONAL 1 5.2.4.1. MP フォーマットバージョン MPインデックス情報のMPフォーマットバージョン(5.2.3.1)と同一のタグ番号、お よび同一の値とする。 MP個別情報IFDを先頭画像以外の個別画像に記録する場合(図 3)、本タグは記録し なければならない。 MP フォーマットバージョン MPFVersion Tag = 45056 (B000.H) Type = UNDEFINED Count = 4 Default = "0100"

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CIPA DC-007-2009 5.2.4.2. 個別画像番号 個別画像に付与された番号を示す。マルチビュー画像では、6.2.2項に規定する値と する。 本タグの記載対応レベルは、MP種別ごとに規定する。(5.2.5項参照) 個別画像番号 MPIndividualNum Tag = 45313 (B101.H) Type = LONG Count = 1 Default = なし 5.2.4.3. パノラマ画像配置 パノラマ画像配置を示す。 パノラマ画像配置 PanOrientetion Tag = 45569 (B201.H) Type = LONG Count = 1 Default = なし

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CIPA DC-007-2009 Y Y X X 0 P D S 一方向に撮影した場合の配置方法※1 0:無効 1:左から右(1 画像分の高さ) 2:右から左(1 画像分の高さ) 3:上から下(1 画像分の幅) 4:下から上(1 画像分の幅) 二方向に撮影した場合の配置方法※1 0:無効 1:時計回り※2 2:反時計回り※2 3:ジグザグ(行から)※3 4:ジグザグ(列から)※3 パノラマ画像を構成する最初の画像の開始位置 1:右上 2:左上 3:左下 4:右下 1 行に配置されている画像の数 1 列に配置されている画像の数 ※1 同時指定は不可、利用されていない配置方法は「0」無効にする ※2 画像の開始位置(右上、左上、左下、右下)、及び 1 行に配置される 画像の数が必要(1 列に配置される画像の数は同じとする) ※3 画像の開始位置(右上、左上、左下、右下)、及び行と列に配置され ている画像の数が必要 【配置例】 【ジグザグ[行]】 1 6 7 12 2 5 8 11 3 4 9 10 03040230.H 【ジグザグ[列]】 1 2 3 【反時計回り】 4 8 7 6 5 9 10 11 12 03040240.H 3 2 1 4 9 8 5 6 7 03030120.H 【時計回り】 1 2 3 8 9 4 7 6 5 03030210.H 【一方向】 1 2 3 00030001.H

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CIPA DC-007-2009 5.2.4.4. オーバーラップ領域タグ オーバーラップ領域タグは、マルチビュー画像でパノラマを構成する際に、各画像 の位置調整の目安として利用することを目的に、水平オーバーラップと垂直オーバー ラップを以下の通り規定する。これらのタグの値は、その単位(%)を除き、正確さ、 計算方法、利用有無などを厳密に規定するものではない。 ●水平オーバーラップ スティッチングの際に必要となる、2つの連続画像の水平オーバーラップ幅を示す。 オーバーラップ幅は、0 以上 1 以下の値を範囲とする 1 つの RATIONAL によって表 現する。オーバーラップ幅1 は 100%を表す。 水平オーバーラップ PanOverlap_H Tag = 45570 (B202.H) Type = RATIONAL Count = 1 Default = なし (例:25%=0.25) 1.00 0.25 ●垂直オーバーラップ スティッチングの際に必要となる、2つの連続画像の垂直オーバーラップ幅を示す。 オーバーラップ幅は0 以上 1 以下の値を範囲とする 1 つの RATIONAL によって表現 する。オーバーラップ幅1 は 100%を表す。

(23)

CIPA DC-007-2009 垂直オーバーラップ PanOverlap_V Tag = 45571 (B203.H) Type = RATIONAL Count = 1 Default = なし (例:33%=0.33) 1.00 0.33 5.2.4.5. 基準視点番号 基準となる視点の視点番号を示す。立体視用画像またはマルチアングル画像では、 基準視点番号を記録しなければならない。立体視用画像においては、輻輳角、基線長、 水平からのずれの基準となる視点番号、マルチアングル画像においては、軸方向の距 離、回転角度の基準となる視点番号を示す。各個別画像における基準視点番号の値は 同一とする。 基準視点番号 BaseViewpointNum Tag = 45572 (B204.H) Type = LONG Count = 1 Default = なし 5.2.4.6. 輻輳角 基準視点に対する輻輳角を示す。輻輳角は 1 つのSRATIONALによって表現され、 -180 度以上 180 度未満の値とする。視点が、基準視点からの視線方向に向かって右に 位置する場合、輻輳角の範囲は0 度以上 180 度未満であり、基準視点から撮影方向に 向かって左に位置する場合、輻輳角の範囲は-180 度以上 0 度未満とする。(図 10) 輻輳角不明の場合、FFFFFFFF.H/FFFFFFFF.H とする。

(24)

CIPA DC-007-2009 輻輳角 ConvergenceAngle Tag = 45573 (B205.H) Type = SRATIONAL Count = 1 Default = なし 5.2.4.7. 基線長 基準視点に対する基線長を示す。基線長は1 つのRATIONALによって表現する。基 線長の単位はメートルとする。(図 10) 基線長不明の場合、FFFFFFFF.H/FFFFFFFF.H とする。 基線長 BaselineLength Tag = 45574 (B206.H) Type = RATIONAL Count = 1 Default = なし 5.2.4.8. 水平からのずれ 基準視点を通る水平面に対する、基準視点からの角度を示す。水平からのずれは 1 つのSRATIONALによって表現され、-90 度以上 90 度以下の値とする。(図 10) 水平からのずれが0 度の場合、タグの記録を省略できる。水平からのずれが不明の 場合、タグの記録を省略するか、またはFFFFFFFF.H/FFFFFFFF.H とする。 水平からのずれ VerticalDivergence Tag = 45575 (B207.H) Type = SRATIONAL Count = 1 Default = なし

(25)

CIPA DC-007-2009 視線 視線 視点 n 基準視点 基準視点からの 視線を含む平面 視点 n の 水平からのずれ 視点 n の基線長 視点 n の輻輳角 図 10 輻輳角、基線長、水平からのずれ 5.2.4.9. 軸方向の距離 基準視点と対象物の距離を 1 としたときの距離を示す。座標系は右手座標系とし、 軸方向の距離は、それぞれ1 つのSRATIONALによって表現する。(図 11) ●水平軸方向の距離 水平軸方向の距離(X)を示す。 水平軸方向の距離(X) AxisDistance_X Tag = 45576 (B208.H) Type = SRATIONAL Count = 1 Default = なし ●鉛直軸方向の距離 鉛直軸方向の距離(Y)を示す。 鉛直軸方向の距離(Y) AxisDistance_Y Tag = 45577 (B209.H) Type = SRATIONAL Count = 1 Default = なし

(26)

CIPA DC-007-2009 ●視準軸方向の距離 視準軸方向の距離(Z)を示す。 視準軸方向の距離(Z) AxisDistance_Z Tag = 45578 (B20A.H) Type = SRATIONAL Count = 1 Default = なし 5.2.4.10. 回転角度 軸方向に向かって右ねじの方向を正とした、軸回りの回転運動の角度を示す。いず れの角度も 1 つのSRATIONALによって表現され、-180 度以上 180 度未満の値を示 す。基準視点からの視線方向は、全ての角度が0 度となる。(図 11) ●ヨー角 鉛直軸回りの回転運動の角度(Y)を示す。 ヨー角 YawAngle Tag = 45579 (B20B.H) Type = SRATIONAL Count = 1 Default = なし ●ピッチ角 水平軸回りの回転運動の角度(P)を示す。 ピッチ角 PitchAngle Tag = 45580 (B20C.H) Type = SRATIONAL Count = 1 Default = なし ●ロール角 視準軸回りの回転運動の角度(R)を示す。

(27)

CIPA DC-007-2009 ロール角 RollAngle Tag = 45581 (B20D.H) Type = SRATIONAL Count = 1 Default = なし

0

(対象物)

1

基準視点

(0, 0, 1)

0Y, 0P, 0R

(0, 1, 0)

0Y, -90P, 0R

(1, 0, 0)

90Y, 0P, 0R

1 1

Y

(鉛直軸)

Z

(視準軸)

X

(水平軸)

Roll Yaw Pitch 図 11 軸方向の距離、回転角度 5.2.5. タグ記載対応レベル MPインデックス情報タグの記載対応レベルを表 6に示す。 Baseline MPファイルにおけるMP個別情報タグの記載対応レベルを表 7に示す。 Extended MPファイルにおけるMP個別情報タグの記載対応レベルを表 8に示す。

(28)

CIPA DC-007-2009 表 6 MP インデックス情報タグ記載対応レベル タグ番号 分 類 タグ名称 Field Name Dec Hex レ ベ ル MP フォーマットバージョン MPFVersion 45056 B000 ◎ 記録画像数 NumberOfImages 45057 B001 ◎ MP エントリ MPEntry 45058 B002 ◎ 個別画像ユニーク ID リスト ImageUIDList 45059 B003 △ 撮影時総コマ数 TotalFrames 45060 B004 △ ※レベル:タグの記載対応レベルを示す。 ◎:必須(記録しなければならない) △:オプション(機器ごとに必要な場合記録する) 表 7 MP 個別情報タグ記載対応レベル (Baseline MP ファイル) タグ番号 分 類 タグ名称 Field Name Dec Hex レ ベ ル 共通 MP フォーマットバージョン MPFVersion 45056 B000 × 個別画像番号 MPIndividualNum 45313 B101 × マルチビュー画像 画像配置 PanOrientation 45569 B201 × 水平オーバーラップ PanOverlap_H 45570 B202 × 垂直オーバーラップ PanOverlap_V 45571 B203 × 基準視点番号 BaseViewpointNum 45572 B204 × 輻輳角 ConvergenceAngle 45573 B205 × 基線長 BaselineLength 45574 B206 × 水平からのずれ VerticalDivergence 45575 B207 × 水平軸方向の距離(X) AxisDistance_X 45576 B208 × 鉛直軸方向の距離(Y) AxisDistance_Y 45577 B209 × 視準軸方向の距離(Z) AxisDistance_Z 45578 B20A × ヨー角 YawAngle 45579 B20B × ピッチ角 PitchAngle 45580 B20C × ロール角 RollAngle 45581 B20D × ※レベル:タグの記載対応レベルを示す。 ×:記録しない

(29)

CIPA DC-007-2009 表 8 MP 個別情報タグ記載対応レベル (Extended MP ファイル) タグ番号 レベル 分 類 タグ名称 Field Name Dec Hex モ ニ タ 表 示 用 画 像 パ ノ ラ マ 立 体 視 マ ル チ ア ン グ ル 未 定 義 種 別 共通 MP フォーマットバージョン MPFVersion 45056 B000 × ●1 1 1 1 個別画像番号 MPIndividualNum 45313 B101 × ●2 2 2 2 マルチビュー画像 画像配置 PanOrientation 45569 B201 × ○ × × × 水平オーバーラップ PanOverlap_H 45570 B202 × △ × × × 垂直オーバーラップ PanOverlap_V 45571 B203 × △ × × × 基準視点番号 BaseViewpointNum 45572 B204 × × ●3 3 × 輻輳角 ConvergenceAngle 45573 B205 × × ○ × × 基線長 BaselineLength 45574 B206 × × ○ × × 水平からのずれ VerticalDivergence 45575 B207 × × △ × × 水平軸方向の距離(X) AxisDistance_X 45576 B208 × × × ○ × 鉛直軸方向の距離(Y) AxisDistance_Y 45577 B209 × × × ○ × 視準軸方向の距離(Z) AxisDistance_Z 45578 B20A × × × ○ × ヨー角 YawAngle 45579 B20B × × × ○ × ピッチ角 PitchAngle 45580 B20C × × × ○ × ロール角 RollAngle 45581 B20D × × × ○ × ※レベル:タグの記載対応レベルを示す。 ●1:条件付必須(5.2.4.1参照) ●2:条件付必須(6.2.2項参照) ●3:条件付必須(5.2.4.5参照) ○:推奨(出来る限り記録する) △:オプション(機器ごとに必要な場合記録する) ×:記録しない

6. ファイル規定

6.1. Baseline MP ファイル Baseline MP ファイルとは、MP フォーマット付属情報を持つ 1 つの主画像 (Baseline MP 主画像)を先頭画像とし、その Baseline MP 主画像に従属する 1 ないし 2 のモニタ表示用画像を記録できるファイルである。個別画像の最大数は、Baseline MP 主画像を含めて 3 である。 Baseline MP主画像は、MPフォーマット付属情報を持たなければならない。MP フォーマット付属情報は、表 6のMPインデックス情報タグのうち、少なくとも表 6に 示す必須タグを含み、表 7に示す通りMP個別情報タグは記録してはならない。

(30)

CIPA DC-007-2009 Baseline MP ファイルは、少なくとも 1 つのモニタ表示用画像を含むことを推奨す る。モニタ表示用画像がないBaseline MP ファイルも許容される。 本節ではBaseline MP ファイルが満たすべき、その他の規定を以下に記述する。 6.1.1. Baseline MP 主画像の規定 6.1.1.1. MP フォーマット付属情報に関する規定

Baseline MP 主画像では「MP インデックス IFD」の「Offset of NEXT IFD」には NULL(00000000.H)を記録しなければならない。「MP 個別情報 IFD」は記録しては ならない。 6.1.1.2. MP 種別 MP種別は、表 4に示すBaseline MP主画像の種別コードとしなければならない。 6.1.2. モニタ表示用画像の規定 6.1.2.1. MP フォーマット付属情報に関する規定 モニタ表示用画像は、MP フォーマット付属情報を含む APP2 を記録してはならな い。 6.1.2.2. 画素数 クラス1 の場合は、横方向の上限画素数が 640、かつ縦方向の上限画素数が 480、 かつ横縦いずれか一方の画素数は上限画素数と一致しなければならない。 クラス2 の場合は、横方向の上限画素数が 1920、かつ縦方向の上限画素数が 1080、 かつ横縦いずれか一方の画素数は上限画素数と一致しなければならない。 クラス 1、2 いずれの場合でも、モニタ表示用画像のアスペクト比はモニタ元画像 のアスペクト比と一致しなければならない。クラス 1、クラス 2、それぞれのアスペ クト比の例を図 12に示す。

(31)

CIPA DC-007-2009 モニタ表示用画像 モニタ元画像の アスペクト比 (代表例) クラス 1 クラス 2 4:3 Orientation = 1 Orientation = 1 16:9 Orientation = 1 Orientation = 1 画像の向きは、モニタ元画像と一致させる。画像は縦 向 き で Orientation = 1 、 ま た は 画 像 は 横 向 き で Orientation = 6 のいずれの形式でも可 同左 4:3 縦位置撮影 Orientation = 1 Orientation = 6 Orientation = 1 Orientation = 6 1920 画素 1080 画素 1440 画素 810 画素 1080 画素 1080 画素 1080 画素 1440 画素 640 画素 360 画素 480 画素 640 画素 480 画素 640 画素 360 画素 図 12 モニタ表示用画像のアスペクト比の例 6.1.2.3. パディング

モニタ表示用画像の画素数が、Exif における、JPEG 圧縮の MCU の倍数に合致し ない場合に限り、Exif2.2 の「4.8.1 圧縮画像のサイズに関する規定」に準拠したパディ ングを許容する。 6.1.2.4. Baseline MP 主画像とモニタ表示用画像との関係 6.1.2.4.1. 従属関係 モニタ表示用画像は、Baseline MP 主画像の従属画像として記録する。1 つの Baseline MP 主画像に従属するモニタ表示用画像の最大数は、クラス 1 を 1 画像、ク ラス 2 を 1 画像とする。また、クラス 1 の画像とクラス 2 の画像の両方を、1 つの

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CIPA DC-007-2009 Baseline MP 主画像の従属画像として記録することができる。 6.1.2.4.2. 同一性 モニタ表示用画像は、Baseline MP 主画像と同一の画角、信号レベルを持つ画像で あって、さらに、アスペクト比、画像の向き、色空間もBaseline MP 主画像と一致さ せる。 6.1.2.5. Exif サムネイル モニタ表示用画像である個別画像のヘッダ中のExif2.21 が規定する APP1 内のサム ネイルは、記録しなくてもよい。 6.1.3. ファイル拡張子規定 Baseline MP ファイルでは、拡張子は "JPG" としなければならない。 6.2. Extended MP ファイル Extended MPファイルとは、表 4に示されるMP種別に対応した複数の主画像を一 体で記録できるファイルである。主画像に従属するモニタ表示用画像を併せて記録し てもよい。さらに、複数の主画像から合成した画像を、1ないし複数の個別画像とし て併せて記録してもよい。 Extended MPファイルの先頭画像は、MPフォーマット付属情報を持たなければな らない。MPフォーマット付属情報は、表 6のMPインデックス情報タグのうち、少な くとも表 6に示す必須タグを含み、MP個別情報タグは表 8に従って記録する。 1 つの主画像のみで構成される Extended MP ファイルも許容される。Extended MP ファイルにおける個別画像記録順は、特に規定しない。 Extended MP ファイルが満たすべき、その他の規定を以下に記述する。 6.2.1. Extended MP ファイルにおける制限 6.2.1.1. MP 種別 1 つの MP ファイルには、異なる MP 種別の個別画像が混在してはならない。但し、 モニタ表示用画像は混在することができる。 複数の主画像から合成した画像を1 つの個別画像として記録する場合、MP 種別は 合成前の主画像のMP 種別と同一とする。

(33)

CIPA DC-007-2009 6.2.1.2. 多重化 MP インデックス IFD は先頭画像のみに記録し、その他の個別画像には記録しては ならない。 6.2.1.3. 従属関係 従属画像がさらに従属画像を持ってはならない。すなわち、1 つの個別画像で、従 属親画像フラグと従属子画像フラグを共に1にしてはならない。 6.2.2. 個別画像番号の規定 6.2.2.1. パノラマ画像 パノラマ画像では、個別画像番号を記録しなければならない。 個別画像番号は、個別画像の配置を示す 1 以上の番号とする。個別画像の配置は、 5.2.4.3で示す。配置が不明の場合、個別画像番号はFFFFFFFF.Hとしなければならな い。 個別画像がパノラマ画像をスティッチング(結合)した統合画像や、個別画像を並 べたインデックス画像である場合、個別画像番号タグは00000000.H としなければな らない。 6.2.2.2. 立体視用画像 立体視用画像では、個別画像番号を記録しなければならない。 個別画像番号は、撮影時のカメラ(視点)の配置の順番を示す視点番号であり、1 以上 の番号とする。配置が不明の場合、個別画像番号はFFFFFFFF.Hとしなければならな い。立体視用画像では、視点番号は、被写体に向かって左にある視点から右にある視 点へ、昇順になるように番号を付与しなければならない。視点が同一平面上にない場 合でも、水平方向の位置に応じた視点番号とする。上下方向の並び順については、特 に規定しない。(図 13) 複数の個別画像から合成した画像を1 つの個別画像として記録する場合、個別画像 番号タグは00000000.H としなければならない。

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CIPA DC-007-2009 視点番号:2 視点番号:3 視点番号:1 視点番号:4 撮影方向 図 13 立体視用画像の視点番号付与例 6.2.2.3. マルチアングル画像 マルチアングル画像では、個別画像番号を記録しなければならない。 個別画像番号は、視点の配置の順番を示す視点番号であり、1 以上の番号とする。 配置が不明の場合、個別画像番号はFFFFFFFF.H としなければならない。 複数の個別画像から合成した画像を1 つの個別画像として記録する場合、個別画像 番号タグは00000000.H としなければならない。 6.2.2.4. 未定義種別の個別画像の規定 未定義種別の個別画像で撮影時総コマ数を記録する場合は、個別画像番号を記録し なければならない。撮影時総コマ数に含めない画像の個別画像番号は00000000.H と する。撮影時総コマ数を記録しない場合の個別画像番号は、特に規定しない。 6.2.2.5. 個別画像番号の重複 個別画像番号が 00000000.H または FFFFFFFF.H である個別画像が、Extended MP ファイル内に複数存在してもよい。その他の個別画像番号は重複を禁止する。 6.2.3. モニタ表示用画像の規定 Extended MPファイルのモニタ表示用画像は、6.1.2項に示すBaseline MPファイル のモニタ表示用画像の規定において、Baseline MP主画像をモニタ元画像と読み替え た規定に従う。

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6.2.4. MP フォーマット付属情報に関する規定

先頭画像において、記録すべき MP 個別情報がない場合、「MP 個別情報 IFD」は 記録してはならない。

6.2.5. ファイル拡張子規定

Extended MP ファイルの拡張子は、"MPO" (Multi Picture Object)としなければな らない。

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7. 個別画像の Exif タグ記載対応レベル

本章では、個別画像における、APP1 中の Exif タグ記載対応レベルを規定する。 モニタ表示用画像では、モニタ元画像との同一規定によって値が同一となるタグの 記載を禁止する。記載するExif タグがない場合には、APP1 を記録してはならない。 モニタ表示用画像以外の個別画像においては、Exif2.21 で規定される圧縮画像ファ イルのExif タグ記載対応レベルと一致させる。 表 9~表 13に詳細を規定する。

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表 9 Exif タグの記載対応レベル(1) - 0th IFD TIFF Tag -

Baseline MPファイル Dec Hex モニタ表示用画像 モニタ表示用以外の画像 モニタ表示用画像 画像の幅 ImageWidth 256 100 × × 画像の高さ ImageLength 257 101 × × 画像のビットの深さ BitsPerSample 258 102 × × 圧縮の種類 Compression 259 103 × × 画素構成PhotometricInterpretation 262 106 × × 画像タイトル ImageDescription 270 10E × × 画像入力機器のメーカー名 Make 271 10F × × 画像入力機器のモデル名Model 272 110 × × 画像データのロケーション StripOffsets 273 111 × × 画像方向 Orientation 274 112 × × コンポーネント数 SamplesPerPixel 277 115 × × 1ストリップあたりの行数 RowsPerStrip 278 116 × × ストリップの総バイト数StripByteCounts 279 117 × × 画像の幅の解像度 XResolution 282 11A ● ● 画像の高さの解像度 YResolution 283 11B ● ● 画像データの並び PlanarConfiguration 284 11C × × 画像の幅と高さの解像度の単位ResolutionUnit 296 128 ● ● 再生階調カーブ特性 TransferFunction 301 12D × × 使用ソフトウェア名 Software 305 131 × × ファイル変更日時 DateTime 306 132 × × 作者名 Artist 315 13B × × 参照白色点の色度座標値WhitePoint 318 13E × × 原色の色度座標値 PrimaryChromaticities 319 13F × × JPEGのSOIへのオフセットJPEGInterchangeFormat 513 201 × × JPEGデータのバイト数JPEGInterchangeFormatLength 514 202 × × 色変換マトリクス係数 YCbCrCoefficients 529 211 × × YCCの画素構成(Cの間引き率)YCbCrSubSampling 530 212 × × YCCの画素構成(YとCの位置)YCbCrPositioning 531 213 × × 参照黒色点値と参照白色点値ReferenceBlackWhite 532 214 × × 撮影著作権者/編集著作権者Copyright 33432 8298 × ×

Exifタグ Exif IFD Pointer 34665 8769 ■ ■ GPSタグ GPSInfo IFD Pointer 34853 8825 × ×

モニタ表示用画像のExifタグの記録を許容するタグ 備考 記号の意味

   ●:モニタ元画像と異なる値を格納する場合は必須。      格納値が同じならばタグを記録しないことを推奨。    ×:記録しない

   ■:Exif Private Tag を記録する場合必須

Exif 2.21 と同じ Field Name タグ番号 タグ名称 Extended MPファイル

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表 10 Exif タグの記載対応レベル(2) - 0th IFD Exif Private Tag -

Baseline MPファイル Dec Hex モニタ表示用画像 モニタ表示用以外の画像 モニタ表示用画像 露出時間 ExposureTime 33434 829A × × Fナンバー FNumber 33437 829D × × 露出プログラム ExposureProgram 34850 8822 × × スペクトル感度 SpectralSensitivity 34852 8824 × × ISOスピードレート ISOSpeedRatings 34855 8827 × × 光電変換関数 OECF 34856 8828 × × Exifバージョン ExifVersion 36864 9000 × × 原画像データの生成日時 DateTimeOriginal 36867 9003 × × ディジタルデータの作成日時DateTImeDigitized 36868 9004 × × 各コンポーネントの意味 ComponentsConfiguration 37121 9101 × × 画像圧縮モード CompressedBitsPerPixel 37122 9102 × × シャッタースピード ShutterSpeedValue 37377 9201 × × 絞り値 ApertureValue 37378 9202 × × 輝度値 BrightnessValue 37379 9203 × × 露光補正値 ExposureBiasValue 37380 9204 × × レンズ最小F値 MaxApertureValue 37381 9205 × × 被写体距離 SubjectDistance 37382 9206 × × 測光方式 MeteringMode 37383 9207 × × 光源 LightSource 37384 9208 × × フラッシュ Flash 37385 9209 × × レンズ焦点距離 FocalLength 37386 920A × × 被写体領域 SubjectArea 37396 9214 × × メーカーノート MakerNote 37500 927C △ △ ユーザコメント UserComment 37510 9286 × × DateTimeのサブセック SubSec 37520 9290 × × DateTimeOriginalのサブセックSubSecTimeOriginal 37521 9291 × × DateTimeDigitizedのサブセックSubsecTimeDigitized 37522 9292 × × 対応フラッシュピックスバージョンFlashPixVersion 40960 A000 × × 色空間情報 ColorSpace 40961 A001 × × 実効画像幅 PixelXDimension 40962 A002 ● ● 実効画像高さ PixelYDimension 40963 A003 ● ● 関連音声ファイル RelatedSoundFile 40964 A004 × ×

互換性IFDへのポインタ Interoperability IFD Pointer 40965 A005 × ×

フラッシュ強度 Flash Energy 41483 A20B × ×

空間周波数応答 SpatialFrequencyResponse 41484 A20C × × 焦点面の幅の解像度 FocalPlaneXResolution 41486 A20E × × 焦点面の高さの解像度 FocalPlaneYResolution 41487 A20F × × 焦点面解像度単位 FocalPlaneResolutionUnit 41488 A210 × × 被写体位置 SubjectLocation 41492 A214 × × 露出インデックス ExposureIndex 41493 A215 × × センサー方式 SensingMethod 41495 A217 × × ファイルソース FileSource 41728 A300 × × シーンタイプ SceneType 41729 A301 × ×

CFAパターン CFAPattern 41730 A302 × ×

個別画像処理 CustomRendered 41985 A401 × × 露出モード ExposureMode 41986 A402 × × ホワイトバランス WhiteBalance 41987 A403 × × ディジタルズーム倍率 DigitalZoomRatio 41988 A404 × × 35mm換算レンズ焦点距離 FocalLengthIn35mmFilm 41989 A405 × × 撮影シーンタイプ SceneCaptureType 41990 A406 × × ゲイン制御 GainControl 41991 A407 × × 撮影コントラスト Contrast 41992 A408 × × 撮影彩度 Saturation 41993 A409 × × 撮影シャープネス Sharpness 41994 A40A × × 撮影条件記述情報 DeviceSettingDescription 41995 A40B × × 被写体距離レンジ SubjectDistanceRange 41996 A40C × ×

画像ユニークID ImageUniqueID 42016 A420 △ △

再生ガンマ Gamma 42240 A500 × ×    ●:モニタ元画像と異なる値を格納する場合は必須。      格納値が同じならばタグを記録しないことを推奨。 備考 記号の意味    △:オプション(機器ごとに必要な場合記録する)    ×:記録しない タグ名称 Field Name タグ番号 Extended MPファイル Exif 2.21 と同じ

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表 11 Exif タグの記載対応レベル(3) - 0th IFD GPS Tag -

Baseline MPファイル Dec Hex モニタ表示用 画像 モニタ表示用 以外の画像 モニタ表示用 画像 GPSタグのバージョンGPSVersionID 0 0 × × 北緯(N) or 南緯(S)GPSLatitudeRef 1 1 × × 緯度(数値) GPSLatitude 2 2 × × 東経(E) or 西経(W)GPSLongitudeRef 3 3 × × 経度(数値) GPSLongitude 4 4 × × 高度の基準 GPSAltitudeRef 5 5 × × 高度(数値) GPSAltitude 6 6 × × GPS時間(原子時計の時間)GPSTimeStamp 7 7 × × 測位につかった衛星信号GPSSatellites 8 8 × × GPS受信機の状態 GPSStatus 9 9 × × GPSの測位方法 GPSMeasureMode 10 A × × 測位の信頼性 GPSDOP 11 B × × 速度の単位 GPSSpeedRef 12 C × × 速度(数値) GPSSpeed 13 D × × 進行方向の単位 GPSTrackRef 14 E × × 進行方向(数値) GPSTrack 15 F × × 撮影した画像の方向の単位GPSImgDirectionRef 16 10 × × 撮影した画像の方向(数値)GPSImgDirection 17 11 × × 測位に用いた地図データGPSMapDatum 18 12 × × 目的地の北緯(N)or南緯(S)GPSDestLatitudeRef 19 13 × × 目的地の緯度(数値)GPSDestLatitude 20 14 × × 目的地の東経(E)or西経(W)GPSDestLongitudeRef 21 15 × × 目的地の経度(数値)GPSDestLongitude 22 16 × × 目的地の方角の単位GPSDestBearingRef 23 17 × × 目的の方角(数値)GPSDestBearing 24 18 × × 目的地までの距離の単位GPSDestDistanceRef 25 19 × × 目的地までの距離(数値)GPSDestDistance 26 1A × × 測位方式の名称 GPSProcessingMethod 27 1B × × 測位地点の名称 GPSAreaInformation 28 1C × × GPS日付 GPSDateStamp 29 1D × × GPS補正測位 GPSDifferential 30 1E × ×    ×:記録しない 備考 記号の意味 タグ番号 タグ名称 Field Name Extended MPファイル Exif 2.21 と同じ

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表 12 Exif タグの記載対応レベル(4) - 0th IFD Interoperability Tag -

Baseline MPファイル Dec Hex モニタ表示用画像 モニタ表示用以外の画像 モニタ表示用画像 互換識別インデックスInteroperabilityIndex 1 1 × × 互換バージョン InteroperabilityVersion 2 2 × × 関連画像ファイル形式 RelatedImageFileFormat 4096 1000 × × 関連画像の幅 RelatedImageWidth 4097 1001 × × 関連画像の高さ RelatedImageLength 4098 1002 × × Extended MPファイル タグ番号 Exif 2.21 と同じ 備考 記号の意味    ×:記録しない タグ名称 Field Name

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表 13 Exif タグの記載対応レベル(5) - 1st IFD TIFF Tag -

Baseline MPファイル Dec Hex モニタ表示用画像 モニタ表示用以外の画像 モニタ表示用画像 画像の幅 ImageWidth 256 100 × × 画像の高さ ImageLength 257 101 × × 画像のビット深さ BitsPerSample 258 102 × × 圧縮の種類 Compression 259 103 × × 画素構成 PhotometricInterpretation 262 106 × × 画像タイトル ImageDescription 270 10E × × 画像入力機器のメーカ名 Make 271 10F × × 画像入力機器のモデル名 Model 272 110 × × 画像データのロケーションStripOffsets 273 111 × × 画像方向 Orientation 274 112 × × コンポーネント数 SamplesPerPixel 277 115 × × ストリップ中のライン数 RowsPerStrip 278 116 × × ストリップのデータ量 StripByteCounts 279 117 × × 画像の幅の解像度 XResolution 282 11A × × 画像の高さの解像度 YResolution 283 11B × × 画像データの並び PlanarConfiguration 284 11C × × 画像の幅と高さの解像度の単位ResolutionUnit 296 128 × × 再生階調カーブ特性 TransferFunction 301 12D × × 使用ソフトウェア名 Software 305 131 × × ファイル変更日時 DateTime 306 132 × × 作者名 Artist 315 13B × × 参照白色点の色度座標値 WhitePoint 318 13E × × 原色の色度座標値 PrimaryChromaticities 319 13F × × JPEGのSOIへのオフセットJPEGInterchangeFormat 513 201 △ △ JPEGデータのバイト数JPEGInterchangeFormatLength 514 202 △ △ 色変換マトリクス係数 YCbCrCoefficients 529 211 × × YCCの画素構成(Cの間引き率)YCbCrSubSampling 530 212 × × YCCの画素構成(YとCの位置)YCbCrPositioning 531 213 × × 参照黒色点値と参照白色点値ReferenceBlackWhite 532 214 × × 撮影著作権者/編集著作権者Copyright 334328298 × ×

Exifプライベートタグ Exif IFD Pointer 346658769 △ △ GPS Info タグ GPSInfo IFD Pointer 348538825 × ×

Exif 2.21 と同じ 備考 記号の意味 モニタ表示用画像のExifタグの記録を許容するタグ    △:オプション(機器ごとに必要な場合記録する)    ×:記録しない タグ名称 タグ番号 Field Name Extended MPファイル

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A.附属書

A.1.MP データ構造とファイル規定 (Informative) MP フォーマット規格は、複数の画像を 1 つのファイルに格納するための共通の データ構造を定義し、このデータ構造を利用したファイルとして、Baseline MP ファ イルとExtended MP ファイルを規定している。これらのファイルは、複数画像の管 理に最小限必要なタグを必須タグとしている。 Baseline MP ファイルは、1 つの Baseline MP 主画像にモニタ表示用画像が付加さ れたファイルであり、拡張子は"JPG"である。 Extended MP ファイルは、複数の主画像を格納可能なファイルで、拡張子は"MPO" である。 図 14に、これらのファイルに関する規定の関係を示す。 MPフォーマット 付属情報 モニタ表示用 画像 Extended MPファイル マルチビュー 画像 Baseline MPファイル Baseline MP 主画像 MPフォーマット データ構造 図 14 MP データ構造とファイル規定の関係 A.2.機器互換性の確保のためのガイドライン (Normative) 本節では、本規格を利用する機器・ソフトウェアの動作に関するガイドラインを示 す。 A.2.1.MP ファイルの記録 A.2.1.1.Baseline MP ファイルの記録 主画像の画素数が多いBaseline MP ファイルを記録する場合、モニタ表示用画像の 記録を推奨する。

(43)

CIPA DC-007-2009 A.2.1.2.Extended MP ファイルの記録 A.2.1.2.1. 画像ユニーク ID Extended MP ファイルでは、各個別画像のヘッダ中に、Exif で規定されている画 像ユニーク ID タグ (42016 (A420.H)) をそれぞれ記録することを推奨する。各個別 画像の画像ユニークID の値は、先頭画像ヘッダ中の MP インデックス IFD の個別画 像ユニーク ID リストに記録され、個別画像を分割して別ファイルとした場合に、先 頭画像と、別ファイルとした個別画像とを関連付けるために使用することができる。 A.2.1.2.2. 個別画像記録順 立体視用画像においては、1 つの MP ファイル内において、種別がマルチビュー画 像である個別画像を個別画像番号順に記録することを推奨する。 A.2.1.2.3. 代表画像の選定 立体視用画像を記録する場合、代表画像として使用する画像は、視点数偶数の場合 は(視点数/2)または((視点数/2)+1))、視点数奇数の場合は(視点数/2+0.5)で表される視 点番号の画像(全視点の中央近傍画像)を使用することを推奨する。 A.2.2.MP ファイルの再生 A.2.2.1.Baseline MP ファイルの再生 再生機能を有する機器・ソフトウェアは、本規格で規定するBaseline MP ファイル にモニタ表示用画像が記録されていることを認識し、モニタ表示用画像、Baseline MP 主画像、Exif サムネイルのいずれかを再生出力する機能を備えなければならない。 モニタ表示用画像の認識、DCF オプション色空間への対応、および再生出力する際 の仕様は、機器依存とする。 A.2.2.2.Extended MP ファイルの再生 Extended MPファイルを再生出力する機器・ソフトウェアは、MP種別に適した再 生を行う機能か、または、各個別画像をそれぞれ再生する機能のうち、いずれかを備 えなければならない。但し、A.5節に示す通り、ファイルサイズの制限によって再生 できない場合は許容する。 個別画像の再生は、Exif サムネイルや、個別画像に従属するモニタ表示用画像の再 生により代替することができる。 また、マルチビュー画像を再生する機器・ソフトウェアは、MP エントリの記録順 と個別画像番号順が一致しない場合や、MP エントリの記録順と個別画像の配置順が

(44)

CIPA DC-007-2009 一致しない場合、個別画像番号が不連続の場合でも、個別画像を再生しなければなら ない。 A.2.2.3.MP エンディアン情報に従った再生 MP ファイルを再生する機器・ソフトウェアは、Exif のエンディアン情報と MP エ ンディアン情報が一致しない場合、MP エンディアン情報に従わずに MP フォーマッ ト付属情報を読むと、MP フォーマット付属情報を正しく解釈することができないの で注意する。 A.2.2.4.他の JPEG マーカセグメントの取り扱い MP ファイルには、MP フォーマット付属情報とは異なる APP2、例えば Flashpix 用拡張データが併せて記録されている場合がある。 MP ファイルを再生出力する機器・ソフトウェアは、本規格では使用しない APP1、 APP2 以外の APPn、COM マーカを読みとばすことにより、MP ファイルを正しく再 生することができる。 A.2.3.MP ファイルの編集・再保存 A.2.3.1.タグ情報の更新 MP ファイルに含まれる一部画像の編集・再エンコード・消去や、タグの編集・APPn の挿入などを行って再保存する場合、機器・ソフトウェアは、再保存に際して、個別 画像データオフセットなどのタグ情報を適切に更新しなければならない。 A.2.3.2.編集時のモニタ表示用画像の扱い モニタ元画像の編集時は、6.1.2.4.2に規定される通り、モニタ表示用画像にも同じ 編集内容を反映させなければならない。 A.2.3.3.編集時における撮影時総コマ数の取り扱い 個別画像数が編集などで変更され再保存をする場合、撮影時総コマ数は変更しては ならない。個別画像数を変更したファイルを新規に生成する場合は、新規生成時の撮 影時総コマ数を記録する。 A.3.機能の表記に関する注意事項 (Informative) 本規格に準拠する機器・ソフトウェアの機能の表記においては、対応するMP ファ イルの範囲を明記することが望ましい。

(45)

CIPA DC-007-2009 「マルチピクチャフォーマット対応」など、対応するMP ファイルの範囲を明記し ない表記は、当該機器・ソフトウェアが全ての種別のMP ファイルに対応していると ユーザーに認識される可能性がある。一部の種別のみに対応している機器・ソフトウェ アにおいては、このような表記を行わないことが望ましい。 A.3.1.表記例 以下に表記の例を示す。表記例は、これに限るものではない。 Baseline MP ファイルのみ記録、再生、または編集・再保存を行う機器は、例えば 「MPF (HD サムネイル)に対応」や「MPF (VGA サムネイル)に対応」などと表記す ることができる。 Extended MP ファイルの一部の種別を記録、MP 種別に適した再生、または編集・ 再保存を行う機器は、例えば「MPF (パノラマ)に対応」などと表記することができる。 Extended MP ファイルの各個別画像をそれぞれ再生する機能に対応する機器は、例 えば「MPF (個別再生)に対応」などと表記することができる。 A.4.DCF 規格の参照 (Informative) Baseline MP ファイルは、DCF 規格に準拠することにより、DCF 基本ファイルま たはDCF オプションファイルとして取り扱うことができる。 Extended MP ファイルは、DCF 拡張画像ファイルとして取り扱うことができる。 A.4.1. 個別画像データの形式 Baseline MP ファイルは、Baseline MP 主画像のデータ形式を DCF 規格で示され る画像のデータ形式とすることにより、DCF 基本ファイルまたは DCF オプション ファイルとして取り扱うことができる。さらに、モニタ表示用画像の色差サンプリン グ、ハフマンテーブルもBaseline MP 主画像と同一にすることによって、取り扱いが 簡便になる。 Extended MP ファイルは、各個別画像の色差サンプリング、ハフマンテーブルを 同一とすることによって、取り扱いが簡便になる。 A.4.2.DCF オブジェクト構成 Extended MP ファイルの代表画像と同一の画像を、DCF 基本ファイルまたは DCF オプションファイルとして同時に記録することにより、DCF オブジェクトを構成する ことができる。

(46)

CIPA DC-007-2009 Extended MP ファイルに対応した Reader が普及するまでの間、DCF 準拠の機器 において、代表画像が再生可能なように、DCF オブジェクトを構成して記録すること が望ましい。 A.4.3.編集時の DCF オブジェクトの扱い A.4.2項に規定するDCFオブジェクトをDCF基本ファイルまたはDCFオプションファ イルと構成するMPファイルの代表画像を編集する場合、その編集内容をDCF基本 ファイルまたはDCFオプションファイルに反映させることによって、MPファイルの 代表画像とDCF基本ファイルまたはDCFオプションファイルの同一性を確保するこ とができる。 A.5.Extended MP ファイル再生の制限について (Informative) 機器仕様によって再生するExtended MP ファイルの最大サイズに制限を設けてお り、このサイズを超えたMP ファイルを全く再生できない場合、マニュアルや機器の 表示などにより、このことをユーザーに警告することが望ましい。さらに、ファイル サイズがどのような制限値を超えたために再生できないのかを、何らかの方法でユー ザーに通知してもよい。 また、機器仕様によって、Exif サムネイルや個別画像に従属するモニタ表示用画像 による代替再生を含むいかなる再生も行われない個別画像が、Extended MP ファイ ル中に存在する場合、機器の表示などにより、再生されない画像があることをユーザー に通知してもよい。 A.6.モニタ表示用画像の記録例 (Informative) Baseline MPファイルにモニタ表示用画像を記録する場合、6.1.1.1の規定、6.1.2.1の 規定により、先頭画像のMP個別情報IFDと、モニタ表示用画像のAPP2 を記録しない。 また、6.1.2.5の規定により、Exifサムネイルを記録しなくてもよい。(図 15)

(47)

CIPA DC-007-2009 "MPF" MP ヘッダ 個別画像 2 の Exif 付属情報 SOI EOI 先頭画像 Exif 付属情報 サムネイル SOI EOI 個別画像 2 MP フォーマット 付属情報 APP2 APP2 Value (MPインデックス IFD) MP インデックス IFD MP エントリ 1 (先頭画像) MP エントリ 2 (個別画像 2) (従属親画像フラグ=1) (従属子画像フラグ=0) (従属画像 1 エントリ番号=2) (従属画像 2 エントリ番号=0) (従属親画像フラグ=0) (従属子画像フラグ=1) (従属画像 1 エントリ番号=0) (従属画像 2 エントリ番号=0) ※記載すべき Exif タグがない場合には 記録してはならない。(7 章参照) 図 15 Baseline MP ファイルのモニタ表示用画像記録例

表   9  Exif タグの記載対応レベル(1)  -  0th IFD TIFF Tag  -
表  10  Exif タグの記載対応レベル(2)  -  0th IFD Exif Private Tag  -
表 11  Exif タグの記載対応レベル(3)  -  0th IFD GPS Tag  -
表  12  Exif タグの記載対応レベル(4)  -  0th IFD Interoperability Tag  -
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参照

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