A. 附属書
A.11. マルチアングル画像構成例
0
(対象物) 1
1
1 Y
(鉛直軸)
Z
(視準軸)
X
(水平軸) Roll
Yaw
Pitch
視点番号① 【基準視点】
視点番号②
視点番号③
【画像 ➀】
個別画像番号 (視点番号)
00000001.H
基準視点番号 00000001.H
水平軸方向の距離(X) 00000000.H/00000001.H 鉛直軸方向の距離(Y) 00000000.H/00000001.H 視準軸方向の距離(Z) 00000001.H/00000001.H ヨー角 00000000.H/00000001.H ピッチ角 00000000.H/00000001.H ロール角 00000000.H/00000001.H
【画像 ②】
個別画像番号 (視点番号)
00000002.H
基準視点番号 00000001.H
水平軸方向の距離(X) 00000000.H/00000001.H 鉛直軸方向の距離(Y) 00000001.H/00000001.H 視準軸方向の距離(Z) 00000000.H/00000001.H ヨー角 00000000.H/00000001.H ピッチ角 FFFFFFA6.H/00000001.H ロール角 00000000.H/00000001.H
CIPA DC-007-2009
【画像 ③】
個別画像番号 (視点番号)
00000003.H
基準視点番号 00000001.H
水平軸方向の距離(X) 00000001.H/00000001.H 鉛直軸方向の距離(Y) 00000000.H/00000001.H 視準軸方向の距離(Z) 00000000.H/00000001.H ヨー角 0000005A.H/00000001.H ピッチ角 00000000.H/00000001.H ロール角 00000000.H/00000001.H
CIPA DC-007-2009
解説 1. 本規格の目的
デジタルカメラの機能、性能向上に伴って、単一の画像データのみでなく、モニタ に表示するための所定の画素数をもつ画像データや、互いに関連をもつ複数の画像 データをまとめて記録したいとの要求がある。複数の画像を関連付けて記録する方式 として、個別の画像ファイルとして記録し、ファイル間の関連情報を別ファイルで記 述する方式がある。あるいは、関連付けられた画像ファイルを同一フォルダに保存し たり、ファイル名により関連付けを記述する方式がある。これらの方式は、既存の再 生機を用いてそれぞれの画像を操作することができるメリットがある。その一方で、
ユーザのファイル操作や記録メディア間の移動に伴い、画像ファイルが散逸したり、
関連付けが崩れる可能性があった。この課題を解決するため、複数の画像データを 1 つのファイルとして記録するフォーマットを策定することとした。
2. 審議の経過
「マルチページフォーマット(MP)(仮称)提案、草案書」が CIPA に提出され、
これを受けて2007年10月より技術審議を開始した。規格名称は、提案主旨に即して
「マルチピクチャフォーマット(MPF)」とし、分科会名称は「マルチピクチャーフォー マット分科会」とした。
まず、複数の画像を記録するためのデータ構造として、各画像(「個別画像」)が記 録されるアドレス情報と個別画像の種別等の属性情報をファイルヘッダ部に記録し、
各個別画像のヘッダー部にそれぞれの属性情報を記録する形式とした。これらの付属 情報は、JPEGで定義されているAPPn(アプリケーションマーカセグメント)のう ち、APP2に記録することとした。個別画像そのものに関する属性情報はExif規格を 参照しAPP1に記録する。
個別画像の種別について、草案において提案された①モニタ表示用画像(モニタへ 再生表示されるための所定の画素数で記録された画像)②マルチビュー画像(複数の 視点から撮影された画像、細分として、立体視用と、異なる方向から撮影した画像で あるマルチアングルの2種類を規定)③パノラマ画像(被写界を複数のショットに分 けて記録した画像)④連写画像(1回の連写で記録された複数の画像)について審議 した。
①モニタ表示用画像は、主に小型機器のもつモニタで表示することを目的としたク ラス1(VGA)と、ハイビジョンテレビで表示するためのクラス2(Full HD相当)
CIPA DC-007-2009
の2種を規定した。②マルチビュー画像は、③パノラマ画像をこれに統合して3種類 の細分を持つ種別として定義した。さらに、本規格の利用方法は今後も広がりを見せ ることが予想されるため、種別として「未定義」を設けることとした。「未定義」種別 とは、①②③以外の関連付けがされている複数の画像を記録するためのもので、どの ような関連付けがされているかの情報は、本規格とは別に個別に定義する。但し、画 像データの形式は、本規格の規定に従うものであり、再生機は、少なくとも個別画像 それぞれの再生表示は可能である。ファイル内の個別画像数が増え、ファイルサイズ が大きくなると、個別画像の検索に時間が掛かり、既存フォーマットとする方が良い 場合も考えられるため、④連写画像については、個別画像の種別としては定義せず、
「未定義」種別の画像とすることとなった。
既存再生機との互換性について、再生、再保存の際に、個別画像が消失することが 懸念されるため、マルチビュー画像、もしくは未定義種別の画像を含むファイルの拡 張子は、本規格に対応した再生機、アプリケーションソフトで取り扱われるよう、独 自の“.MPO”とした。主画像とモニタ表示用画像のみから成るファイルについては、
拡張子を“.JPG”とすることで、ほとんどの既存機器で主画像が再生されるメリット が期待でき、また、モニタ表示用画像が消失しても再生成ができるため、拡張子は
“.JPG”とした。
本規格では、複数のデータ種別が定義されており、機器、アプリケーションソフト により再生可能な個別画像種別が異なることとなる。このため、対応範囲を明確化す るため、主画像とモニタ表示用画像のみから成るファイル(拡張子.JPG)を「Baseline MPファイル」、その他の種別を含むファイル(拡張子.MPO)を「Extended MPファ イル」とした。(Baseline MPファイル、Extended MPファイルの記録、再生につい ては、附属書を参照されたい)
以上をもって、マルチピクチャフォーマットの技術審議が終了し、Draft version0.9 としてまとめた。この結果を受け、規格化のための審議を2008年9月より開始した。
審議においては、市場での混乱を避けるため、附属書に記載されるガイドラインの記 述明確化、他規格(Exif、DCF)の参照に関する記述の見直し、記述の追加、修正を 行った。この結果、本規格書(CIPA DC-007-2009)を制定するに至った。
CIPA DC-007-2009
3. 審議委員
本規格制定に際しての審議は、主として標準化委員会のマルチピクチャーフォー マット分科会(Multi-Picture Format Sub-Working Group)が行なった。
以下にその委員を示す。
[標準化委員会]
委員長 キヤノン株式会社 櫻田 信晶
副委員長 オリンパスイメージング株式会社 吉田 英明 副委員長 コニカミノルタオプト株式会社 鮎澤 巌
副委員長 ソニー株式会社 市村 英一
副委員長 株式会社ニコン 後藤 哲朗
副委員長 富士フイルム株式会社 渡辺 幹夫
副委員長 パナソニック株式会社 中山 正明
[標準規格作業部会]
部会長 キヤノン株式会社 河村 秀明
副部会長 コニカミノルタオプト株式会社 鮎澤 巌
副部会長 株式会社ニコン 芝崎 清茂
副部会長 富士フイルム株式会社 卜部 仁
[マルチピクチャーフォーマット分科会]
主査 富士フイルム株式会社 渡辺 幹夫
副主査 株式会社ニコン 黒岩 寿久
メンバー 株式会社イメージリンク 丹羽 久
株式会社イメージリンク 山田 正幸
オリンパスイメージング株式会社 吉田 英明 オリンパスイメージング株式会社 尾方 利廣 オリンパスイメージング株式会社 小野村 研一 オリンパスイメージング株式会社 神田 和男
カシオ計算機株式会社 細田 潤
カシオ計算機株式会社 上瀧 佳代
キヤノン株式会社 菅 章
キヤノン株式会社 山岸 洋一
キヤノン株式会社 合田 亮
キヤノン株式会社 坂上 渉
コダック株式会社 接待 恒一
サムスン・テックウィン株式会社 瀧澤 順一 サムスン・テックウィン株式会社 安田 知長
CIPA DC-007-2009
三洋電機株式会社 栁原 考作
三洋電機株式会社 前中 章弘
三洋電機株式会社 濱本 安八
三洋電機株式会社 宮田 一徳
シャープ株式会社 野村 敏男
シャープ株式会社 北浦 竜二
セイコーエプソン株式会社 小柳 誠
セイコーエプソン株式会社 小嶋 貴義
ソニー株式会社 前 篤
ソニー株式会社 藤沢 敏喜
ソニー株式会社 加藤 直哉
ソニー株式会社 田子 万佐子
株式会社ニコン 山肩 直樹
日本ヒューレット・パッカード株式会社 峰岸 裕司 日本ヒューレット・パッカード株式会社 山崎 準一
パナソニック株式会社 阪上 茂生
パナソニック株式会社 廣田 亮
富士ゼロックス(株) 王 娉
富士ゼロックス(株) 池上 博章
株式会社富士通研究所 村下 君孝
株式会社富士通研究所 清水 雅芳
富士フイルム株式会社 中村 敏
HOYA 株式会社 上符 仁司
HOYA 株式会社 石橋 浩一
株式会社リコー 白石 賢二
株式会社リコー 野澤 友志
株式会社リコー 角田 直規
株式会社リコー 伊藤 洋一