目次安全上のご ~5 各部の名称外形寸法図取付方法 ~8 壁付壁埋込 (A) タイプ天井埋込 (M) タイプ

(1)

遠赤外線輻射パネルヒーター

サンヒート

ESシリーズ・ESWシリーズ

このたびは、インターセントラル遠赤外線輻射パネルヒーター「サンヒート」をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。 ■この説明書をよくお読みのうえ、正しくご使用ください。お読みになったあと、この説明書をいつでも見られるところに、必ず大切に保管してください。 ■取付工事は、販売店または専門の電気工事店へご依頼ください。

取付・取扱説明書

(2)

安全上のご注意－－－－－－－－－－－－－－－－２～５

各部の名称－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－５

外形寸法図－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－６

取付方法－－－－－－－－－－－－－－－－－－－７～８

壁付・壁埋込（Ａ）タイプ－－－－－－－－－７

天井埋込（Ｍ）タイプ－－－－－－－－－－－７

コーナー（Ｃ）タイプ－－－－－－－－－－－８

天吊（Ｔ）タイプ－－－－－－－－－－－－－８

使用方法－－－－－－－－－－－－－－－－－－９～１０

①電源との接続－－－－－－－－－－－－－－９

②暖房の開始－－－－－－－－－－－－－－－９

③暖房の終了－－－－－－－－－－－－－－１０

より効果的に使用するために－－－－－－－１０

お手入れ方法－－－－－－－－－－－－－－－－－－１１

定期点検－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－１１

主な仕様－－－－－－－－－－－－－－－－－１１～１３

修理を依頼される前に－－－－－－－－－－－－－－１４

ヒント集－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－１４

保証とアフターサービス－－－－－－－－－－－－－１５

上手に使って上手に節電

(3)

安全上のご注意

（必ずお守りください）

■ご使用の前に、この「安全上のご注意」をよくお読みの上、正しくお使いください。 ■ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や、家財等への損害を未然に防止するためのものです。また注意事項は、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を「警告」「注意」の２つに区分しています。いずれも安全に関する重要な内容ですので、必ず守ってください。

警告

誤った取付・取扱いをしたとき、人が死亡または重傷を負う可能性が_{想定される場合。}

注意

誤った取付・取扱いをしたとき、人が傷害を負う可能性および物的_{損害のみの発生が想定される場合。} 絵表示の例 ○記号は、禁止の行為であることを告げるものです。図の中や近傍に具体的な禁止内容（左図の場合は分解禁止）が描かれています。 ●記号は、行為を強制したり、指示する内容を告げるものです。図の中に具体的な指示内容（左図の場合は差し込みプラグをコンセントから抜いてください）が描かれています。

使用上のご注意

警告

取付工事業者、修理技術者以外の方は、絶対に分解したり、修理・改造はしないでください。 ●発火したり、異常動作して、火災や感電・けがの原因になります。 ●修理はお買い求めの販売店または当社にご相談ください。運転中に本体から異常や異臭が感じられたら、直ちに使用を中止し、専用のブレーカーを切ってください。 ●異常のまま運転を続けると故障や火災・感電の原因になります。 ●お買い求めの販売店または当社にご相談ください。乳幼児やご自身で正しく操作できない方は、付添いなしでは使わないでください。 ●やけどの原因になります。ガードや本体の穴・隙間に、指や異物を入れないでください。 ●けがややけど・感電・ショート・発火・火災の原因になります。可燃性スプレーや、引火性のもの（ガソリン・ベンジン・シンナーなど）を近くで使用、保管しないでください。 ●爆発や火災、発火の原因になります。 △記号は、危険・警告・注意を促す内容であることを告げるものです。図の中に具体的な注意内容（左図の場合は感電注意）が描かれています。 ■お読みになった後は、お使いになる方がいつでも見られるところに、必ず大切に保管してください。

(4)

定格電圧以外で使用しないでください。 ●火災や感電・故障の原因になります。長期間ご使用にならない場合は、安全のため専用のブレーカーを切ってください。 ●絶縁劣化による感電・漏電火災の原因になります。使用中や使用後しばらくは、本体上部ガード・反射板などの高温部には触れないでください。 ●やけどの原因になります。長時間身体の同じところを暖めないでください。 ●やけどや低温やけどの原因になります。ぬれた手でスイッチ操作しないでください。 ●感電の原因になります。サンヒートは遠赤外線の輻射を利用する電気暖房器です。輻射と共に対流も生じますので、壁付・壁埋込タイプを壁面下側に設置して頂くことで、輻射と対流両方を有効に活用でき、もっとも効果的な暖房が可能です。壁面上部（コーナータイプ）や天井面（天吊・天井埋込タイプ）に設置される場合、取付位置が高くなり、発熱面が水平になっていくことで対流による暖房効果が少なくなっていきますので、ご注意ください。

取付場所の選定

取付上のご注意

仕様変更・改造は絶対にしないでください。 ●火災・感電・けがの原因になります。 ESWシリーズ以外は浴室など湿気の多いところには取り付けないでください。 ●感電・故障の原因になります。本体に表示されたタイプ以外に取り付けないでください。 ●故障・破損の原因になります。本体などにぶらさがらないでください。 ●落下や転倒してけがの原因になります。衣類やタオルなどを掛けたり、カーテンやふとんなど燃えやすいものの近くで使用しないでください。 ●火災の原因になります。

使用上のご注意（続き）

注意

警告

(5)

取り付けする壁・天井には耐熱温度の低いビニール系仕上げ材等（樹脂製バスリブ・塩ビ鋼板など）は使用しないでください。 ●火災・変色・変質の原因になります。天井、天井埋込およびコーナータイプなど、天井近くに取り付けする場合、天井材は準不燃以上の防火材を使用してください。 ●火災・変色・変質の原因になります。本体は室温制御用のサーモスタットが必要です。別売りのサーモスタットの中から適切な物を選定し制御を行ってください。 ●感電・故障・破損の原因になります。強度が十分で、安定した所に設置し、強度不足の場合には必ず補強してください。 ●落下によりけがの原因になります。漏電ブレーカーを取り付けしてください。 ●漏電ブレーカーが取付されていないと感電の原因になります。配線工事は、電気設備技術基準や内線規程に従って、確実におこなってください。 ●誤った配線工事は、漏電・感電や火災の原因になります。本体は室内側に取り付け、障害物やカーテンなどの可燃物との離隔を下図を参考に確保してください。 ●火災・変色・変質の原因になります。

取付上のご注意（続き）

サーモスタットは防湿対応していないので、水が掛かったり、湿度の高い場所には取り付けしないでください。 ●感電・故障・感電の原因になります。

注意

(6)

シンナー・ベンジンなどの揮発性溶剤および金属タワシは使用しないでください。 ●故障・破損・火災の原因になります。

お手入れ上のご注意

お手入れの際は、必ず分電盤の漏電ブレーカーを切り、本体が冷めてから足元に注意し、手袋などで保護してから行ってください。 ●感電・やけど・けがの原因になります。サイドカバー (右) サイドカバー (左) 遠赤外線輻射アルミパネル (発熱体) 防護ガード遮熱反射板パイロットランプ ●本体

注意

警告

各部の名称

バイメタル式内臓サーモスタット (別売オプション) バイメタル式外部(壁付)サーモスタット (別売オプション)

(7)

外形寸法図

D D W W W ﾏｲﾅｽ９０ H ﾏｲﾅｽ 200 H ﾏｲﾅｽ 140

Aタイプ ES(W)-501A ES(W)-801A ES(W)-1001A ESW-1001PA ES(W)-1201A

Cタイプ ES(W)-501C ES(W)-801C ES(W)-1001C ESW-1001PC ES(W)-1201C

Tタイプ ES(W)-501T ES(W)-801T ES(W)-1001T ESW-1001PT ES(W)-1201T

Mタイプ ES(W)-501M ES(W)-801M ES(W)-1001M ESW-1001PM ES(W)-1201M

Aタイプ ES(W)-502A ES(W)-802A ES(W)-1002A ES(W)-1202A ES(W)-1502A ES(W)-2002A

Cタイプ ES(W)-502C ES(W)-802C ES(W)-1002C ES(W)-1202C ES(W)-1502C ES(W)-2002C

Tタイプ ES(W)-502T ES(W)-802T ES(W)-1002T ES(W)-1202T ES(W)-1502T ES(W)-2002T

Mタイプ ES(W)-502M ES(W)-802M ES(W)-1002M ES(W)-1202M ES(W)-1502M ES(W)-2002M

W 840 1,375 1,375 840 1,100 1,375 1,680 H 350 270 350 525 470 470 470 D Aタイプ 6.3 8.2 9.5 10.0 11.6 12.8 15.4 Cタイプ 7.6 9.4 10.8 11.3 12.9 14.2 16.8 Tタイプ 7.9 9.7 11.1 11.6 13.2 .14.5 17.0 Mタイプ 6.3 8.2 9.5 10.0 11.6 12.8 15.4 0.5 0.8 1.2 1.5 2.0 1,800 2,880 4,320 5,400 7,200 1.0 3,600 定格消費電力(kw) 発　熱　量　(KJ/h) 48 定格電圧 100V 定格電圧 200V 型番寸法(mm) 質量(kg)

(8)

※使用条件や環境、壁材・天井材の材質によっては変色、変形する場合がありますので遮熱板・不燃化粧板等での保護をお勧めいたします。 ■電源ケーブルが本体の取付に支障を生じる場合は、電源ケーブル固定用ケーブルグランドを取付し電源線を引込結線してください。 ■天井埋込設置の場合、サイドカバー固定ねじは使用しませんが、サイドカバーははめ込み式で ■段ボール箱を開梱し、本体と付属品（コーナー・天吊タイプ）を取り出し確認してください。 ■本体からサイドカバーを外してください。サイドカバー固定ネジを外しマイナスドライバーなどを本体との間に差し込んで外してください。

注意

壁材・天井材は準不燃以上の防火材を使用してください。

取付方法

W ﾏｲﾅｽ 90 H ﾏｲﾅｽ 140 W ﾏｲﾅｽ 16 以内 H ﾏｲﾅｽ 140 W ﾏｲﾅｽ 90 H ﾏｲﾅｽ 140 W ﾏｲﾅｽ 90 H ﾏｲﾅｽ 16 以内

(9)

注意

天井材が変色、変形の可能性がある場合には天井との離隔は250mm以上確保してください。

注意

天井材は準不燃以上の防火材を使用してください。 W ﾏｲﾅｽ 228 W ﾏｲﾅｽ 228 壁面には、ボルト止めしてください。天井面には、ボルト止めしてください。

(10)

使用方法

暖房開始の前に、サンヒートへの電源を接続してください。 ■電源直結の場合ブレーカー等の電源を入れてください。 ■プラグ接続の場合（受注生産品）電源プラグを適合するコンセントに確実に差し込んでください。 ■温度調節サンヒートを使用する暖房の温度調節は、外部サーモスタットまたは本体内蔵サーモスタットにより行ってください。 ●外部（壁付）サーモスタットの場合サーモスタットの温度調節ダイヤルまたは温度調節ボタンを希望の室温に設定してください。詳しくは、サーモスタットの取扱説明書を参照してください。 ●本体内蔵サーモスタットの場合サーモスタットの温度調節ダイヤルを回し、希望の室温に設定してください。 ●数字が設定温度（℃）を示します。 ※ご注意初めてご使用になるときは、アルミパネルの背面からにおいが出ることがありますが、しばらく使用しますと消えます。 ※ご注意室温がサーモスタットの設定温度より高い場合は、サンヒートへは通電はされません。サンヒートへ通電されますと、パイロットランプも点灯します。通電が開始されますと、アルミパネルの温度が上昇し、遠赤外線の放射と自然対流との複合効果により、室内がマイルドに暖房されます。周囲温度が設定温度に達するまで通電が続き、その後は設定温度を境にサーモスタットが自動的に作動して「通電」と「停止」を繰り返し、室温をほぼ一定に保ちます。 ※ご注意通電をはじめてからアルミパネルの温度が上昇し、通常5～10分間で表面温度が安定します。 ※ご注意サーモスタットの作動は、サーモスタット本体または室温センサーの周囲温度の感知により行われますので、設定温度と室温とは、設置条件等により、多少異なることがあります。また、使用する部屋の必要暖房負荷が、設置したサンヒートの暖房能力を上回る場合には、室温が設定温度に達しない場合があります。本体内蔵型・外付けサーモスタット（本体）は防湿対応しておりませんので、水が掛かったり、湿度の高い場所では使用しないでください。

注意

切温度設定

①電源との接続

②暖房の開始

(11)

サーモスタットの設定をＯＦＦまたはＬＯＷにしてください。サンヒートは、遠赤外線の輻射暖房効果により、直接暖かさを人や物体に伝えますので、ほかの一般的な暖房器具を使用した場合の設定温度よりも、約2～3℃低くサーモスタットの設定をしても充分な暖房効果が得られます。下記の表を参考にして、低めの温度設定をしてください。部屋用途居間食堂子供部屋病院老人室厨房寝室トイレ浴室脱衣室設定のめやす（℃） 16～20 16～18 20～22 15～17 10～13 5～15 25～35 22～24 部屋用途事務所学校病院体育館養護施設プール採暖室低温サウナ集配施設設定のめやす（℃） 16～20 16～20 20～22 12～16 18～22 26～30 30～35 35～40 10～14

①太陽光の有効利用

日中はできるだけ太陽光を室内に取り入れ、夕方は早めにカーテンやブラインド等を閉めて、室内に入った太陽熱を逃がさないようにしてください。

②暖かさを逃がさない工夫

A.

窓には、なるべく厚手のカーテンをつけるなどの工夫をして、窓からの放熱を防いでください。一重窓の場合などは断熱シート等を利用するとより効果的です。Ｂ.隙間風などがある場合も暖房効果に大きく影響しますので、しっかりふさぐようにしてください。 C.室内の換気には、なるべく全熱交換形の換気扇を使い、暖房の熱を無駄に逃がさないようにしてください。建物や部屋が冷え切ってからではなく、早めに暖房を始めるようにしてください。室内に水の入ったコップや花瓶などを置き、湿度を調節していただくと、さらに暖房効果が上がります。

注意

長時間ご使用になられない場合は、必ず電源をお切りください。

より効果的に使用するために

③暖房の終了

ポイント1

低めで充分な温度設定

ポイント2

上手な採光、断熱・気密に一工夫

ポイント3

早めの暖房

ポイント4

湿度

(12)

お手入れ方法

お手入れの際は必ず電源を切ってください。電源プラグを抜くときは、プラグを持って抜いてください。 ■本体ケースは柔らかい布でからぶきしてください。汚れのひどいときは、水で薄めた中性洗剤を含ませた布を、よく絞ってふき取り、乾いた布で仕上げてください。 ■アルミパネルのほこりや汚れを取る場合は、本体に固定されていますガード固定金具を１個づつ外しネジは再度固定してください。ガードがはめこまれている部分をしっかり持ち、手前に引くと外れます。アルミパネルを傷つけないように、柔らかい布でお手入れしてください。

定期点検

プール・浴室等でのご使用の場合は１年ごとの定期点検が必要です。「サンヒート」は厳しい品質管理のもとで製造しておりますが、長期間のご使用によるトラブルを未然に防止し、末永く安心してご使用いただくため、定期的な保守点検をおすすめいたします。（有料） ■定期点検頻度の目安 ESWシリーズ・ES（天吊・天井埋込）タイプ 1年毎 ES（コーナー・壁付）タイプ 2年毎詳しくは販売店またはお近くの当社支店・営業所にご相談ください。

主な仕様

ガード固定金具を外す際は、１箇所づつ金具を外し、再度ネジを締めてください。ネジを締め付けない状態では、アルミパネルが落下します。