高知県後期高齢者医療広域連合
(電話/088-821-4526)
後期高齢者医療
保険料
のしおり
後期高齢者医療制度では、保険料は
被保険者ごとに算定されます
平成
26
年度版
平成26・27年度 保険料率 被保険者均等割額 所得割率 51,793円 10.35%
保険料は個人ごとに
保険料率
後期高齢者医療制度では、被保険者一人ひとりに 保険料を負担していただくことになります。 新たに75歳になられた方(65歳以上75歳未満で一 定以上の障害があり、認定を受けた方を含む)は、 以前に加入していた国民健康保険や被用者保険を脱 退して、この制度に移行することになります。この ため、以前の保険と重複して保険料を納めるこ とはありません。 平成26年度からは、高知県内の保険料率は、全て の市町村で同じとなりました。(❷ページ参照) 自己負担を除いた後期高齢者の医療費の支払いな どに必要な費用のうち、約5割を国・県・市町村の公費 が、約4割を現役世代の方が加入する医療保険からの 支援金が負担しており、被保険者のみなさま方に負 担していただく保険料は、全体の約1割となっ ています。 被保険者一人ひとりの保険料額 を算定する保険料率は、2年ごと に高知県の医療費等をもとにして 決定することとされており、平成
26・27年度の保険料率は次の
表のとおりです。
(一部の町村
を除き、平成24・25年度の保
険料率か
ら据え置きです)❶
平成26・27年度 保険料のポイント
1.保険料に関する被保険者均等割額と所
得割率は平成24・25年度と同じです。
(❶ページ参照)2.保険料の上限額が変わります。
3.保険料の端数処理方法が変わります。
5.県内全ての市町村の保険料率が同じと
なります。
(保険料の不均一賦課の終了)
1人あたりの年間保険料の上限額は55万円でし たが、平成26年度分の保険料からは、57万円と なります。(❸ページ参照) 一人ひとりの保険料額は、❸ページの計算式 により算出した額の1円未満を切り捨てとしてお りましたが、平成26年度分の保険料からは、 100円未満が切り捨てとなります。 後期高齢者医療制度が始まる以前に医療費の 低かった8町村(東洋町、大川村、梼原町、津野 町、四万十町、大月町、三原村、黒潮町)は、特 例により、均一保険料率より低い保険料率を適用 してきました。この特例の適用期間が平成25年 度で終了したため、平成26年度からは、県内 全ての市町村で同じ保険料率となります。4.被保険者均等割額の軽減(2割及び5割)
の対象者が広がります。
(❹ページ参照)❷
後期高齢者医療制度の年間保険料は、被保険者全 員に等しく負担していただく「被保険者均等割額」 と、所得に応じて負担していただく「所得割額」の 合計額で、被保険者ごとに算定されます。 被保険者全員に等しく負担して いただく保険料を「被保険者均等 割額」といいます。 平成26・27年度は51,793円と なっています。 所得の低い方については、世帯 の所得に応じて被保険者均等割額 が軽減される制度があります。 (❹ページ参照)
保険料の計算方法
平成26・27年度の保険料 計算式
①被保険者均等割額 ②所得割額51,793円
被保険者全員が 等しく負担 (所得に応じて負担) (上限 57万円) ※100円未満切り捨て 前年中の所得 額から算出した 「賦課のもとと なる所得金額 (賦課基準額)」 【❺ページ◎印参照】 ×10.35% 1人あたり年間保険料(①+②)①被保険者均等割額とは
( )
❸
世帯主(被保険者でない場合もあります)とその世 帯に属する被保険者の軽減を判定する所得額(総 所得金額等・❺ページ★印参照)の合計額が下表の 金額であれば、被保険者均等割額が軽減されます。 また、平成26年度分の保険料からは、2割及び 5割軽減の対象者が広がります。(下表参照) ・65歳以上で公的年金の所得がある場合、公的年金所得 から15万円を差し引いた額で軽減を判定します。 ・事業所得の必要経費に専従者給与は入らず、事業主の所 得は専従者控除前の所得で計算します。(専従者給与所得 は専従者本人の給与所得から除外します) ・譲渡所得の特別控除は適用されませんが、雑損失の繰越 控除は適用されます。 軽減のための手続きは必要ありませんが、世帯主と世帯 に属する被保険者の所得の申告がないと、同一世帯の方は 軽減が適用されません 軽減の 割合 軽減を判定する所得額(総所得金額等)の合計額 改正前の判定基準 改正後の判定基準 9 割 8.5 割軽減対象者の うち、被保険者全員 が年金収 入 80 万 円 以下(その他各種所 得がない) 改正なし 8.5 割 33 万円以下 改正なし 5 割 33 万円+(24 万 5 千円×世帯主以外の被 保険者数)以下 33 万円+(24 万 5 千 円×被保険者数) 以下 2 割 33 万円+(×被保険者数)以下35 万円 33万円+(被保険者数)以下45万円×
◆被保険者均等割額の軽減措置
●軽減計算の際の注意点
❹
②所得割額とは
被保険者の所得に応じて負担していただく保険料 を「所得割額」といいます。 被保険者の前年中の収入額から各種控除や必要経 費を除いた所得の合計額(総所得金額等)から、基礎 控除33万円を差し引いた「賦課のもととなる所得金 額(賦課基準額)」に、所得割率10.35%をかけた額 を負担していただきます。 所得の低い方については所得割額が軽減される制 度があります。(❻ページ参照) この「賦課のもととなる所得金額(賦課基準額)」に所得割率 10.35%をかけたものが所得割額となります。 ※所得割額の計算では、雑損失の繰越控除は適用されません。◆所得割額の計算方法
★総所得金額等 など ・必要経費 ・純損失または 純損失の繰越控除 【譲渡所得】 基礎控除 33万円 ( ※ 確 定 申 告 の 控 除 と は 異 な り ま す 。 ) ◎ 賦 課 の も と と な る 所 得 金 額 ( 賦 課 基 準 額 ) (公的年金等収入-公的年金等控除) 【公的年金等所得】 ❻ページ参照 総収入 - 収入金額- (給与収入-給与所得控除) 【事業所得等】 【給与所得】 ・必要経費 ・特別控除 ◎賦課のもとと なる所得金額 (賦課基準額) 10.35% (所得割率)所得割額
❺
後期高齢者医療に加 入する前日に被用者保 険(協会けんぽや共済組 合、船員保険等)の被扶 養者(扶養家族)であっ た方は、被保険者均等 割額が9割軽減され、 所得割額は賦課されま せん。 被保険者の賦課のもととなる所得金額(賦課基 準額・❺ページ◎印参照)が58万円以下(年金収 入のみの場合は、収入額が211万円以下)であれ ば、所得割額の5割が軽減されます。 公的年金等の収入金額(A) 公的年金等控除額 330 万円未満 120 万円 330 万円以上 410 万円未満 +37 万 5,000 円(A)×25% 410 万円以上 770 万円未満 +78 万 5,000 円(A)×15% 770 万円以上 +155 万 5,000円(A)×5%
◆所得割額の軽減措置
公的年金等控除額
(65歳以上の方)■被用者保険の
被扶養者であった方の軽減
❻
納付方法については、年金からの引き落としによる 「特別徴収」と納付書や口座振替による「普通徴収」 の2通りがあります。特別徴収の対象となる年金の受 給額が年額18万円以上の方で、後期高齢者医療制度の 保険料と介護保険料の合計額が、その年金受給額の2 分の1を超えない方は、原則として「特別徴収」となり ます。それ以外の方は「普通徴収」の対象となります。 年6回の年金の支給月に、保険料が年金から引き落 としされます。手続きの必要はありません。 ・お住まいの市町村から送られてくる納付書で納期限 までに金融機関を通じて納めていただきます。 ・ご指定の金融機関の口座から引き落としされます。 口座振替の手続きについては、お住まいの市町村 へお問い合わせください。
保険料の納付方法
☆保険料の納付方法を年金からの引き落としから口座振替に 変更できます。(詳しくは❽ページ参照) ※資格の取得日によって特別徴収の開始時期は異なります。 特別徴収が開始されるまでは、普通徴収で保険料を納めて いただくことになります。◆徴収時期
◆納付書での納付
◆口座振替での納付
仮 徴 収 本 徴 収 4月(1期) 6月(2期) 8月(3期) 10月(4期)12月(5期) 2月(6期) 前年中の所得額が確定して いないため、前々年中の所得 額をもとに仮に算定された 金額を、3回に分けて納付。 平成26年度に確定した保 険料額から仮徴収額を差し 引いた金額を3回に分けて 納付。 普通徴収 特別徴収(年金からの引き落とし) 〜保険料の交付は口座振替が便利です〜❼
保険料の納付を忘れずに
保険料の減免制度
●現在、特別徴収(年金からの引き落とし)で保険料 を納めていただいている方、新たに年金からの引き 落としによるお支払いとなる方は、申請により金融 機関の口座からの振替に変更することができます。 ●特別徴収の場合は被保険者本人の社会保険料控除と して適用されますが、口座振替によるお支払いに変 更された場合は、口座振替によりお支払いいただい た方に適用されます。 ●口座振替によるお支払いは、被保険者本人だけでは なく、世帯主、配偶者など、どなたの口座からでも お支払いできます。 ※これまでの保険料の納付状況から、口座振替への変更が認めら れない場合があります。 保険料の徴収は、お住まいの市町村が行います。 納付が困難な場合や納期限内の納付が難しいとき は、お住まいの市町村の窓口へご相談ください。 保険料が納められていない場合、納付などの相談機 会を持つために、有効期限の短い被保険者証(短期 証)の交付に変更したり、悪質な場合、滞納処分の手 続きに移行する場合があります。 災害・疾病・失業等で生活が著しく困窮するなどの 事情により、保険料の納付が困難となった場合には、 お住まいの市町村の窓口で申請することにより、保険 料が減免されることがあります。■保険料の納付方法を年金からの
引き落としから口座振替に変更できます
■社会保険料控除の適用
(所得税の確定申告などの時)
❽
年度途中で資格を取得・喪失した場合は
保険料は、資格を取得した日の属する月から年度末 までの月数に応じて、月割りで計算されます。 保険料は、4月から資格を喪失した日の属する月の 前月までの月数に応じて、月割りで計算されます。 その際、納め過ぎとなっている場合は、あとでお返 しします。◆【取得】75歳到達、県外からの転入など
◆【喪失】県外への転出など
取得月から 前月分まで 7月20日に75歳の誕生日を迎えた方 12月23日に県外に転出をした人 例1 例2 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月 1月 2月 3月 (この場合は7月から3月までの9ヶ月間の保険料が発生します) (この場合は4月から11月までの8ヶ月間の保険料が発生します)年間の保険料の12分の9の額を納めます
年間の保険料の12分の8の額を納めます
❾
県内で転居した場合は、1年間の保険料額は変わ りません。 保険料の納付先の市町村が変更になりますが、市 町村ごとに納期限が異なります。転出した市町村 では、転居月の前月まで月割りで計算した保険料を納 付します。(多く納めている場合には払い戻しされ、 不足している場合は不足分を納付します)転入した市 町村では、転居月から月割りで計算した保険料を納付 することになります。 転入や転出、世帯に変更があったときは、14日以内に お住まいの市町村の担当窓口へ届出をしてください。
A市からB町へ転居の場合
年 間 の 保 険 料
A市で納めた保険料 B町で納める保険料 A市で納めた保険料 B町で納める保険料 転居月の前月までの月割りの保険料 A市から払い戻し A市に納付 ○多く納めている場合 ○不足している場合県内(広域連合内)で転居した場合は
申請や届出はお住まいの市町村窓口へ
保険料計算例
1.後期高齢者医療の被保険者が1人の世帯 (❸~❻ページ参照) (1)収入:基礎年金 77万円(1人の世帯) (2)収入:厚生年金(基礎年金含む) 152万円(1人の世帯) ※100円未満切り捨て ※100円未満切り捨て 被保険者均等割額 所得割額 年金77万円の所得額=0円 (77万円-120万円=0円) ・計算方法は❺❻ページ参照 【軽減対象の判定は?】 77万円-80万円≦0円 →9割軽減該当…❹ページ参照 ↓ 51,793円×1割 =5,179円…① 所得額0
円 =0円…②保険料(①+②)=
5,100
円
/年
保険料(①+②)=
7,700
円
/年
被保険者均等割額 所得割額 年金152万円の所得額=32
万円 (152万円-120万円=32万円) ・計算方法は❺❻ページ参照 【軽減対象の判定は?】 32万円-15万円=17万円 17万円≦33万円 →8.5割軽減該当…❹ページ参照 ↓ 51,793円×1.5割 =7,768
円…①
基礎控除 所得額32万円-33万円 =0
円…❺ページ参照 =0
円…②
※100円未満切り捨て ※100円未満切り捨て (3)収入:厚生年金(基礎年金含む) 215万円(1人の世帯) 被保険者均等割額 所得割額 年金215万円の所得額=
95
万円 (215万円-120万円=95万円) ・計算方法は❺❻ページ参照 【軽減対象の判定は?】 95万円-15万円=80万円 80万円>33万円+(45万円×1人) →軽減なし…❹ページ参照 ↓ =51,793
円…①
基礎控除 所得額95万円-33万円 =62万円(賦課のもととなる所得金額) 62万円×10.35%=64,170
円 【軽減対象の判定は?】 62万円>58万円 →軽減なし…❺❻ページ参照 ↓ =64,170
円…②
保険料(①+②)=
115,900
円
/年
(4)収入:基礎年金 77万円 世帯主(子:国保)の事業所得 500万円 被保険者均等割額 所得割額 年金77万円の所得額=0
円 (77万円-120万円=0円) ・計算方法は❺❻ページ参照 【軽減対象の判定は?】 0円+500万円>33万円+ (45万円×1人) →軽減なし…❹ページ参照 ↓ =51,793
円…①
所得額0
円 =0
円…②
保険料(①+②)=
51,700
円
/年
※100円未満切り捨て ※100円未満切り捨て 被保険者均等割額 所得割額 夫の年金所得額=