広報テーマ(7月号) (防災安全課) 梅雨が明け、本格的な夏の暑さがやってくるこれからの季節は、熱中症が増える時期です。 熱中症は屋外だけでなく室内でも発生しているため、室内温度を確認するなど熱中症になら ないような注意が必要です。また、水に接する機会が多くなり、海・河川・プールなどでの 水による事故が増える時期でもあります。熱中症や水の事故を防ぐために、次のような点に 注意して、楽しい夏を過ごしましょう。
熱中症を防ごう
1 熱中症の発生状況(平成28年6月から9月まで) ⑴ 月別救急搬送人員 東京消防庁管内(稲城市、島しょ地域を除く)で、平成28年6月から9月まで の4か月間に、救急搬送された方のうち、熱中症(疑い含む)と診断された方は、 2,819人となっています。平成27年中同期間の4,702人と比較して1,88 3人減少しました。原因としては、平成27年は、東京7月31日から8月7日ま で8日間連続で猛暑日を記録するなど猛暑日が多かったが、平成28年は、真夏日 は多かったものの猛暑日が3日しかなかったことなどが考えられます。 また、7月、8月の発生が多いですが、梅雨時期の6月や残暑の9月にも熱中 症による救急搬送がみられます(図1)。 ⑵ 初診時程度別発生状況 救急搬送時の初診時程度を見ると、救急搬送された2,819人のうち38.2% にあたる1,076人が入院の必要があるとされる中等症以上と診断されています。 重症以上は56人で、そのうち10人は生命の危険が切迫しているとされる重篤と 診断されています(図2) 図1 熱中症の月別救急搬送人員(平成28年6月~9月)夏に多発する事故から尊い命を守ろう
⑶ 年齢区分別の救急搬送状況 年齢区分別の救急搬送状況を見ると、65歳以上の高齢者が1,391人で全体の約 半数を占め、そのうち約7割にあたる978人が75歳以上の後期高齢者となりまし た(図3)。 年齢区分別の救急搬送人員と入院が必要とされる中等症以上の割合では、65歳以 上は救急搬送された半数以上が、入院が必要とされる中等症以上と診断されています (図4)。 図3 年齢区分別の熱中症による救急搬送人員(平成28年6月~9月) 図2 初診時程度別の救急搬送人員(平成28年6月~9月) 軽 症:入院を要しないもの 中等症:生命の危険はないが、入院を要する もの 重 症:生命の危険が強いと認められたもの 重 篤:生命の危険が切迫しているもの
⑷ 発生場所別発生状況 救急要請時の発生場所では、住宅等居住場所が1,152人で全体の40.9%を 占め最も多く、次いで道路・交通施設が724人で25.7%を占めました(図5)。 (2) 熱中症での救急搬送事例 図4 年齢区分別の熱中症による救急搬送人員と中等症以上の割合 (平成28年6月~9月) 図5 発生場所別の熱中症による救急搬送人員(平成28年6月~9月)
○ 7時頃の起床時から暑く、エアコンが故障しているため扇風機で我慢していたが、徐々に呼吸が 荒くなり、11時半頃、手足のしびれ感などがあり、外出して木陰のベンチで休んでいたが、更に 具合が悪くなり、救急要請となったもの。 【平成28年7月 女性(78歳) 熱中症(中等症) 気温28.2℃ 湿度66%】 ○ 自宅にて高温の居室内に長時間おり、意識障害の症状が出ていたのを帰宅した息子が発見し救急 要請となったもの。 【平成28年8月 女性(86歳) 熱中症(重症) 気温29.2℃ 湿度74%】 ○ 自宅において、2日前から体調不良を自覚するも、エアコンは使用せず、扇風機のみで過ごして いたところ、動けなくなったため、救急要請となったもの。 【平成28年8月 男性(29歳) 熱中症(中等症) 気温31.9℃ 湿度66%】 室内で熱中症になった事例 <予防のポイント> 気温が高くなくても湿度が高いと、熱中症になることがあります。 ◇ 水分補給を計画的、かつ、こまめにしましょう。 ◇ 窓を開け風通しを良くしたり、エアコンや扇風機等を活用し、室内温度を調整 するなど、熱気を溜めないようにしましょう。 ○ 駐車場停車中の車両内に鍵を置き忘れ、何らかの原因で男児が閉じ込められ救出不能となった ため、救急要請となったもの。 【平成28年7月 男児(1歳) 熱中症疑い(軽症) 気温29.4℃ 湿度67%】 ○ 15 時半頃にエアコンをかけていない車内に10分程度いたところ、頭痛を訴え、水分を少し 与えたが症状が改善しないため、自宅に戻り救急要請となったもの。 【平成28年8月 男児(2歳) 熱中症疑い(軽症) 気温31.4℃ 湿度57%】 乳幼児が、車の中で熱中症になった事例 <予防のポイント> 夏場の車内の温度は、短時間で高温になります。 ◇ 少しの間でも子供を車内に残さないようにしましょう。 ◇ 子供が、自分で内鍵をかけたり、車の鍵で遊んでいて誤って、ロックボタンを 押してしまい閉じ込められる事故が発生しています。車を降りる際は、鍵を持っ て降りましょう。
○ 15時20分頃、道路工事作業中に全身の脱力感を訴え、立ち上がれなくなったため、同僚から 救急要請となったもの。 【平成28年7月 男性(34歳) 熱中症(重症) 気温32.3℃ 湿度52%】 ○ 8時頃から住宅工事の足場外し作業をしており、10時頃、嘔吐及び痺れと全身脱力感があり、 発見した関係者から救急要請となったもの。 【平成28年7月 男性(23歳) 熱中症(重症) 気温30.0℃ 湿度67%】 ○ イベント会場において、駐車場で列に並んでいる際に崩れ落ちるように倒れ、救急要請となった もの。【平成28年8月 男性(19歳) 熱中症(軽症) 気温27.0℃ 湿度69%】 ○ マラソン大会に出場中の男性がコース上で倒れたのを、目撃した他のランナーが大会スタッフに 知らせ、救急要請となったもの。 【平成28年7月 男性(25歳) 熱中症(重篤) 気温27.3℃ 湿度85%】 ○ 9時半から屋外テニスコートにてテニスをしていたところ、具合が悪くなり、救急要請となった もの。【平成28年9月 男性(89歳) 熱中症(軽症) 気温27.9℃ 湿度70%】 ○ 8時頃から野球の試合の前に練習をしており、9時頃から複数の選手が熱中症症状を訴えたため 救急要請となったもの。 【平成28年7月 12歳~13歳の男性7名 熱中症(中等症1名、軽症6名) 気温30.6℃ 湿度67%】 ○ 高校の文化祭で、14 時 30 分から 15 時 30 分まで体育館でダンスを踊り、引き続き体育館で 片付け作業をしていところ、15 時 50 分頃から複数のダンス部員が脱力感と頭痛、手足のしびれ を発症し、救急要請となったもの。なお、体育館は冷房機能がなく、蒸し暑かった。 【平成28年9月 15歳~17歳の女性4名 熱中症(中等症1名、軽症3名) 気温29.7℃湿度63%】 屋外で作業中に熱中症になった事例 屋外で並んでいて熱中症になった事例 <予防のポイント> クラブ活動等では、複数の生徒が熱中症で救急搬送されています。指導者等は、 無理のない活動に配意しましょう。 ◇ 水分補給を計画的、かつ、こまめにしましょう。 ◇ 屋外では帽子を使用しましょう。 ◇ 襟元を緩めたり、ゆったりした服を着るなど服装を工夫しましょう。 ◇ 指導者等が積極的、計画的に休憩をさせたり、体調の変化を見逃さないよう にしましょう。 ◇ 実施者は自分自身で体調管理を行い、体調不良の時は無理をせず休憩しまし ょう。 運動中に熱中症になった事例 複数の熱中症患者が発生した事例
2 熱中症の予防 ⑴ 暑さに身体を慣らしていく。 平成28年中の救急搬送状況からも、熱中症は梅雨入り前や梅雨の時期にも発生し ています。体がまだ暑さに慣れていないため熱中症になったと考えられます。暑い日 が続くと、体がしだいに暑さに慣れて(暑熱順化)、暑さに強くなります。 暑熱順化は、「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度の運動 (ウォーキングなど)を継続することで獲得できます。暑熱順化は運動開始数日後か ら起こり、2 週間程度で完成するといわれています。そのため、日頃からウォーキン グなどで汗をかく習慣を身につけて暑熱順化していれば、夏の暑さにも対抗しやすく なり、熱中症にもかかりにくくなります。汗をかかないような季節の段階から、少し 早足でウォーキングし、汗をかく機会を増やしていれば、夏の暑さに負けない体をよ り早く準備できることになります。 ⑵ 高温・多湿・直射日光を避ける。 熱中症の原因の一つが、高温と多湿です。屋外では、強い日差しを避け、屋内では 風通しを良くするなど、高温環境に長時間さらされないようにしましょう。 ⑶ 水分補給は計画的、かつ、こまめにする。 特に高齢者はのどの渇きを感じにくくなるため、早めに水分補給をしましょう。普 段の水分補給は、健康管理上からもお茶や水がよいでしょう。水分補給目的のアルコ ールは尿の量を増やし体内の水分を排出してしまうため逆効果です。 なお、持病がある方や水分摂取を制限されている方は、夏場の水分補給等について 必ず医師に相談しましょう。 <対策例> ○ 服装を工夫する。(襟元を緩める、ゆったりした服を着るなど通気を良くする。) ○ 窓を開け、通気を保つ。 ○ 扇風機等を使用し、室内に熱気を溜めない。 ○ すだれ・よしず等を使用する。 ○ グリーンカーテンを作る。窓に遮光フィルムを貼る。 ○ エアコンによる室内温度の調整をする。 ○ 屋外では頭部を守るため帽子や日傘を使用する。 ○ 日陰を選んで歩く。遊ぶ時は日陰を利用する。 ○ 温度計や湿度計を設置して、こまめに確認し室内の温度の調整を行う。 ○ 熱中症計を活用する。 <対策> のどが渇いてから水分補給をするのではなく、例えば時間を決めて水分補給するこ とや外出前に水分補給をするなど、意識的に水分補給を心がけましょう。 <対策> ○ ウォーキングなど運動をすることで汗をかく習慣を身に付けるなど、暑さに強 い体をつくる。 ○ 冷房に頼りすぎない。
⑷ 運動時などは計画的な休憩をする。 学校での体育祭の練習、部活動や試合中などの集団スポーツ中に熱中症が発生して いることから、実施する人はもちろんのこと、特に指導者等は熱中症について理解し て、計画的な休憩や水分補給など、熱中症を予防するための配慮をしましょう。 汗などで失われた水分や塩分をできるだけ早く補給するためには、水だけでなく、 スポーツドリンクなどを同時に摂取するのもよいでしょう。 また、試合の応援や観戦などでも熱中症が発生していることから、自分は体を動か していないからと言って注意を怠らないでください。 ⑸ 規則正しい生活をする。 夜更かし、深酒、食事を抜くなど不規則な生活により体調不良な状態では、熱中症 になる恐れがあります。 ⑹ 乗用車等で子供だけにしない。 車内の温度は短時間で高温になります。少しの間でも、子供を車内に残さないよう にしましょう。 (7) 子供は大人よりも高温環境にさらされています。 一般的に地面に近いほど、地面からの輻射熱は高くなります。子供は大人に比べて 身長が低いため、大人よりも、地面から受ける輻射熱は高温となります。 <対策> ○ 指導者等が積極的、計画的に休憩をさせる。 ○ 指導者等は、体調の変化を見逃さない。 ○ 実施者は自分自身で体調管理を行い、体調不良の時は無理をせず休憩する。 ○ 屋外での応援や観戦など、運動をしていなくても高温環境にいることを忘れ ず、水分補給を心がける。 <対策> ○ 規則正しい生活と十分な食事をする。 <対策> ○ 子供を車内に、絶対残さない。 <対策> ○ 子供は大人の想像以上に輻射熱等を受けていると考えましょう。 ○ 子供の体調の変化に注意しましょう。
3 熱中症を疑う症状と応急手当 ※ 参考文献:熱中症環境保健マニュアル2014(環境省) こんな症状は、「熱中症」を疑ってください。
熱中症と思われる際の応急手当
意識がある、反応が正常な時 意識がない、普段と様子が違う (反応がおかしい) 医療機関へ 涼しい場所へ避難させる 衣服をゆるめ、体を冷やす 水を自力で 飲めない 水分・塩分補給をする 症状が改善 しない 意識の確認 意識あり 意識なし 症状が改善 めまい・立ちくらみ・筋肉痛・大量に汗をかく 頭痛・吐き気・体がだるい・力が入らない けいれん・体温が高い・呼びかけても反応が悪い・まっすぐ 走れない・歩けない・意識がない 軽 重 重症度 救急車を要請する 涼しい場所へ避難させる 衣服をゆるめ、体を冷やす9 夏は河川でバーベキューをしたり、プール等に出かける機会が増えて楽しい 季節ですが、おぼれて救急搬送される事故も、この時期に多くなります。 乳幼児では、深さ数センチのビニールプールでもおぼれることがあります。 河川やプール等でおぼれる事故は、生命を脅かす事故となる可能性が高いこ とから、十分な注意が必要です。 1 河川やプール等でおぼれる事故 (1) 救急搬送人員の推移 東京消防庁管内1)では、平成24年から平成28年2)までの6月から9月に発生し た河川やプール等でおぼれる事故3)により、76 人が救急搬送されています(図1)。 図1 水の事故による救急搬送人員 1)東京都のうち稲城市、島しょ地区を除く地域 2)平成28年は暫定値 3)「自損」、「浴槽での溺水」は除く
10 (2) 月別救急搬送人員(平成24年から平成28年まで) 月別にみると、8月に搬送人員が多くなっています(図2)。 図2 月別救急搬送人員 (3) 年代別の救急搬送人員 年代別にみると、20歳代が最も多く、次いで9歳以下、10 歳代となっています(図 3)。 図3 年代別救急搬送
11 (4) 事故発生場所別の救急搬送人員 おぼれる事故が発生している場所では、河川が63.2%、プールが30.3%と高い 割合を占めています(図4)。河川では、地形により流れが速い場所もあるので注意が 必要です。また、子供用のビニールプールでも2人が搬送されています。 図4 事故発生場所別の救急搬送人員 (5) 年齢区分別による発生場所の割合 9 歳以下では、プールでの事故の割合が高くなっていますが、10歳代からは河川で の事故の割合が増加しています(図5)。 図5 年齢区分別による発生場所の割合
12 (6) 初診時程度別割合 初診時程度別割合では、生命の危険が強いと認められる重症以上の割合が半数近くを 占めています(図6)。 図6 初診時程度割合 (7) 乳幼児の事故 0歳から5歳の乳幼児では、3歳が最も多く救急搬送されています(図7)。活発な 動きができるようになる時期ですが、この時期の子供に水の事故が多いことを認識し、 水遊びをさせる時は、子供から目を離さないようにしましょう。 図7 乳幼児の搬送人員 軽 症:入院を要しないもの 中等症:生命の危険はないが入院を要するもの 重 症:生命の危険が強いと認められたもの 重 篤:生命の危険が切迫しているもの 死 亡:初診時死亡が確認されたもの
13 2 救急搬送事故事例 1 (目を離した隙におぼれた事故) 兄を迎えに母親と一緒に幼稚園まで来た男児が、母親が目を離した隙にプールに一人で入り おぼれてしまったため救急要請となった。(1歳男児 軽症) 2 (飛び込みよる事故) 男性が高さ6mの岩場から河川に飛び込み、その後浮かび上がったが動かないため救急要請 となった。(38歳男性 重症) 3 (河川で男女3人がおぼれた事故) 河川敷でバーベキューをして遊んでいたところ、ボールを追い川の中に入りおぼれた友人を 助けに行った友人もおぼれてしまったため救急要請となった。 (39 歳男性 重症、24歳男性 中等症、21歳女性 中等症) 4 (飲酒後に河川でおぼれた事故) 飲酒後、身体を冷やすために河川に入り泳いでいたが、川の真ん中付近でおぼれ姿が見えな くなった。(20歳男性 重篤) 5 (川釣りをしていておぼれた事故) 河川であゆ釣りをしていて溺れたところを、下流側の目撃者が救急要請したもの。 (60歳男性 重篤)
河川やプール等での水の事故を防ぐために
(1) 小さい子供と一緒に水遊びをする際は、子供から目を離さず、保護者や大人が必 ず付き添って遊びましょう。 (2) 飲酒後や体調不良時には遊泳は行わず、もし遊泳しようとしている人がいたら、 周りにいる人は遊泳をやめさせましょう。 (3) 海や河川では、気象状況に注意を払い、荒天時や天候不良が予測される場合は遊 泳や川岸等でのレジャーは中止しましょう。 (4) 海や河川では、ライフジャケットを着用するなど、事故の未然防止に努めましょ う。14 広報テーマ(7月号) (救急医務課) 1 東京消防庁救急相談センター(#7119) 7月は、熱中症が多発する時季です。熱中症を疑う症状などで「今すぐ病院に行 っ たほうがいいのかな?」、「救急車を呼んだほうがいいのかな?」など迷った際の相 談窓口として、東京消防庁救急相談センターを開設しています。 東京消防庁救急相談センターでは、これらの相談に、救急相談医療チーム(医師、 看護師、救急隊経験者等の職員)が、24時間・年中無休で対応しています。 受付番号#7119は携帯電話、PHS、プッシュ回線からご利用いただけます。 その他の電話、または繋がらない場合、23区は03(3212)2323、多 摩地区は042(521)2323からご利用ください。
救急車
により
医療機
福 祉 保
健 局 等
緊急性のない 症状 緊急性のある 症状 救急相談以外の 相談 救急車を呼んだ 方がいいのかし ら? 救急相談医 ・相談業務にお ける医学的判 断プロセスの1
医療 機関 案内 自 動 音 声 ガ イ ダ ン ス 救急相談医療チーム救急相談センターの業務内容
病 院 に 行 っ た 方 が い い か 教 え て ほしい! 医療機関 案内 救急車 で搬送 窓口 案内等 #7119 救急相談医2
救 急相 談 緊急性 なし 緊急性 あり 救急相談 以外 救急相談看護師 救急相談通信員 アドバイス アドバイス15 2 東京版 救急受診ガイドについて 東京消防庁救急相談センターでの電話による救急相談に加え、東京 版救急受診ガイド(冊子版・ウェブ版)を提供しております。 これは、主な19の症状について、利用者の方自らが症状をチェッ クしていくことで、病気やけがの緊急度などに関するアドバイスが得 られるサービスです。 いつでも利用できるように、下記のQRコードを携帯電話またはス マートフォンで読み取り、アドレスを登録しましょう。 携帯電話は こちらから 携帯電話は こちらから 携帯電話・スマートフォンやパソコン から東京消防庁ホームページにアクセス して『東京版救急受診ガイド』をご利用 ください。 <3つのアドバイスを提供> ●けがや病気の緊急性 ●受診する時期 ●受診する科目 ※リンクから受診可能な 病院検索もできます。
ウェブ版の利用方法・サービス内容
赤 救急車を要請(今すぐ119番へ) 橙 今すぐに受診(1時間以内に病院へ) 黄 これから受診(6~8時間以内に病院へ) 緑 明日には受診(24時間以内に病院へ) 高 緊 急 度 低 病気やけがの緊急性などは、冊子版もウェブ版 もチェックした質問によりアドバイスを確認でき ます。 冊子版 ※緊急性があると思われる場合は、ためらわず救急車(119番)をお呼びください。 携帯電話は こちらから スマートフォンは こちらから広報テーマ(7月号) (救急管理課) 1 増加する救急出動と救急隊の現場到着時間 東京消防庁における救急出動件数は、依然として年々増加し続け、平成28年中の 救急出動件数は777,382件と 、救急業務を開始した昭和11年以来、過去最高 の件数となり、今後さらに増え続けると予想されます(図1参照)。 東京消防庁では、119番通報で救急車の要請を受けると、対応可能な最も近くの 救急車を出動させています。救急要請が増加すると近くの救急車が全て出動中となり、 遠くから救急車が出動することで、到着までに時間が必要となります。 このため、救急車が出場してから要請場所に到着するまでの平均時間は長くなる傾 向にあり、平成28年中は7分30秒で、救命曲線をみると傷病者への影響が危惧さ れています(図2、図3参照)。 一方、救急車が搬送した方のうち、入院を必要としない軽症の割合は50%以上を 占めており、また、アンケート調査の結果では、救急車を要請した理由として、「生 命の危険があると思った」など緊急性がある理由が多い反面、「交通手段がなかった」 など緊急ではない理由も見受けられました。このような状況が進むと、救急車の到着 が更に延び、救えるはずの命が救えなくなる危険性が高まります。 7分30秒 7分45秒 7分54秒 7分54秒 7分35秒 H28 H27 H26 H25 H24 平均到着時間(平成24年~平成28年) 741,702 749,032 757,554 759,802 777,382 720,000 730,000 740,000 750,000 760,000 770,000 780,000 790,000
H24
H25
H26
H27
H28
件年間出動件数(平成24年~平成28年)
図1救 急 車 の 適 正 利 用 に つ い て
図2 図317 ・手や足の切り傷、擦り傷 ・手や足のやけど ・耳や鼻の異物 ・鼻出血 ・皮膚の発赤、かゆみ ・眠れない、不安、さみしい 2 救急車の適正な利用のお願い 救急車の出場件数は、毎年増え続けていますが、出動できる救急車の数には限りが あります。もし、緊急性のない救急車の利用が増えると、本来近くから駆け付けるは ずの救急車がいなくなってしまいます。 3 救急搬送トリアージについて 救急隊は、傷病者に緊急性が認められないと判断された人には、同意を得て自らの受 診をお願いする「救急搬送トリアージ」を実施しています。救急隊が緊急性の高い傷病 者に対して、迅速かつ的確に対応していくためご理解とご協力をお願いします。 このような場合は、対象となる可能性があります。 緊急性が認められない 場合、自己受診をお願い しております。 (必要に応じ、診療可能 な救急医療機関、東京民 間救急コールセンター や東京消防庁救急相談 センター等をご案内し ます。) 〈鼻出血〉 〈やけど〉 緊急のときは、119 迷ったときは、#7119(東京消防庁救急相談センター) ※ をご利用ください。 ※急な病気やケガをしたときに、「救急車を呼ぶべきか?」、「今すぐ病院に行くべきか?」な ど迷った際の相談窓口で、相談医療チーム(医師、看護師、救急隊経験者等の職員)が、症状に 応じたアドバイス・病院案内を24時間年中無休で行っています。
4 民間救急(患者等搬送事業者)・サポートCabについて 「民間救急」とは、転院や入退院、通院などの緊急性がない場合に搬送を行う民間の 搬送事業者です。東京消防庁では、条例に基づき、乗務員が応急手当に関する講習を修 了していることや車両に一定の装備や資器材を備えていることなど、基準を満たしてい る事業所を認定しています。民間救急には、「寝台自動車」「寝台・車いす兼用車」と 「車いす専用車」があります。 「サポートCab」とは、緊急性のない通院や受診などで、歩行が可能な方を対象に 利用していただくことを目的にした、タクシーのことをいいます。乗務員は、救命講習 の受講修了者が担当しており、いざというときには応急手当をすることができます。(移 動の介助等の介護業務は行っておりません。) 民間救急・サポートCab共に、東京民間救急コールセンター(0570-039- 099)等に連絡することで、利用ができます。 対象の方 活用例 民間救急 「歩行できない方」 寝台や車いすのまま乗車され る方が対象です。 サポートCab 「歩行できる方」 通常の座席に座れる方が対象 です。 ※ 東京消防庁認定の民間救急(患者等搬送事業者)については、東京消防庁ホームページ で公表しています。
19 ■ 救急車利用リーフレット(消防庁発行) 総務省消防庁では、緊急性の高い症状に早く気付き、迷わず救急車を呼んでもらうた め、年代別に緊急性が高いと捉えるべき症状を掲載したリーフレットを作成しています。 救急車の利用者の多くが高齢者となっている現状を踏まえ、「子供版」「成人版」の ほか、特に高齢者の場合に緊急性が高いと捉えるべき症状を載せた「高齢者版」があり、 こちらは、高齢者ご自身のほか、高齢者の家族、福祉施設等の職員等の方々にもご利用 いただけます。 こんな症状の時にはすぐに119番できるよう、是非これらのリーフレットをご活用 ください。 [高齢者版]
20 [成人版] [子供版] [付帯資料①] [付帯資料②] 付帯資料①、②も自由に組み合わせて使用可能 ダウンロード(総務省消防庁ホームページ上) https://www.fdma.go.jp/neuter/topics/filedList9_6/leaflet.html
21 広報テーマ(7月号) (救急指導課) 突然に心肺停止した方を救命するためには、救急車が到着するまでの間、バイスタン ダー(その場に居合わせた人)による心肺蘇生とAED(自動体外式除細動器)の使用 が重要です。尊い命を救うために心肺蘇生の方法を身につけましょう。 心肺蘇生などの応急手当の方法は、さまざまな研究や検証を重ね、原則5年に1度、 よりよい方法へ改正されています。東京消防庁でも、新たなガイドラインにもとづいた 講習を昨年7月から実施しています。(表1、図1) 表1 年齢区分における心肺蘇生 胸骨圧迫(心臓マッサージ) 心肺蘇生 胸骨圧迫(心臓マッサージ) 人工呼吸 対象 実施回数 の比率 圧迫 位置 圧迫法 圧迫の 深さ テンポ 吹き込み 量 吹き込 み時間 吹き込み 回数 成人 胸骨圧迫 30 回 人工呼吸 2 回 胸骨の下 半分(胸 の 真ん中) 両手 約 5cm 100~ 120/ 分 胸の上が りが見え る程度の 量 約 1 秒 2 回 小児 両手 又は 片手 胸の 厚さの 1/3 乳児 2指
心 肺 蘇 生 等 の 応 急 手 当
成人 小児 乳児22
図1
23 主な講習会の種別 講習の種別 講 習 内 容 応急救護講習 (希望する時間) AEDを含む心肺蘇生、止血法及び外傷の応急手当要領等について学ぶコ ース(受講者の希望に応じて任意の時間で行う) 救命入門コース (45分)(90分) 3時間の普通救命講習の受講が困難な都民及び小学校4年生以上を対象 にした、胸骨圧迫とAEDの使用方法を中心に学ぶコース 普通救命講習 (3時間) 心肺蘇生(AEDを含む成人に対する方法)を中心に学ぶコース 普通救命(自動体外式除 細動器業務従事者)講習 (4時間) 普通救命講習の内容にAEDの知識確認と実技評価が加わったコース (AEDを一定頻度で使用する可能性のある方は、このコースを受講して ください。) 普通救命再講習 (2時間20分) 前回の普通救命受講日から3年以内に再度受講するためのコース 普通救命 ステップアップ講習 (2時間) 救命入門コースを受講してから1年以内に受講することで、普通救命講習 の認定証が交付されるコース 上級救命講習 (8時間) AEDを含む救命処置のほかに、小児・乳児の心肺蘇生、けがの手当や搬 送方法などを学ぶコース 上級救命再講習 (3時間) 前回の上級救命受講日から3年以内に再度受講するためのコース 上級救命 ステップアップ講習 (5時間) 普通救命講習または普通救命(自動体外式除細動器業務従事者)講習を受 講してから1年以内に受講することで、上級救命講習の認定証が交付され るコース 応急手当普及員講習 (24時間) 普通救命講習、普通救命(自動体外式除細動器業務従事者)講習の指導 要領を学ぶためのコース 応急手当普及員再講習 (3時間) 前回の応急手当普及員講習受講日から3年以内に再度受講するためのコ ース ○ 講習修了者には、認定証が交付されます(応急救護講習では認定証等の交付はされませんが、 救命入門コースは受講証が交付されます)。 ○ 講習に関する問合せ先 東京消防庁管内の消防署、消防分署、消防出張所 公益財団法人東京防災救急協会 救急事業本部 講習受付 03(5276)0995(平日 午前9時~午後4時) インターネットでの受付は http://www.tokyo-bousai.or.jp(午前6時~深夜2時) 東京消防庁ホームページ(http://www.tfd.metro.tokyo.jp ) (ホームページ内を以下のメニューに沿って進んでください。) ⇒「試験・講習」⇒「応急手当講習会」