{論 文】 UDC :624
.
042 :519.
2 日本建 築学会 構 造系論文報告集 第 359 号・
昭 和 61 年 1 月高
次
積率標準化手
法
の
提
案
と そ れ
に
基
づ
く
信 頼性指標
の
設
定
高 次積 率
を考慮
した信 頼性 設計 法
に関
す る研 究
その1
正 会 員小
』
野
徹
郎
* 正 会 員井 戸
田秀 樹
* *1.
序 近 年,
荷 重や部 材 強 度を確 率 論 的に取り扱い,
信 頼 性 理論に基
づ く構 造 設計体系を確立し よ う と す る試み が国 際的に行わ れて いる。
信頼性理論では,
安全性の定量的 尺度と して破壊確 率なる概 念が導入 さ れ る。一
般にこの 破 壊 確 率は, 設 計用確 率 変 数の結 合 確率密 度 関 数を破壊 領 域で積 分する ことに よ り算 出さ れ る1) が,
この積 分 計 算は実 行 困 難な多 重積 分を含む ため, そ のまま の形で構 造 設 計へ の導 入 を行 うことは不 可 能である。 こうし た問 題 点に対 し,
Cornell
,
Lind
等に ょり提 唱 さ れ た 2次モー
メ ン ト法z }・
3 〕(Second−
Moment Method }は, 確 率 分 布 形の仮 定 をせ ず, 確 率 変 数の ユ次 お よ び2 次 積 率
,
すな わち平 均 値 と標 準 偏 差だ けで破 壊確 率の合 理的な評 価 を行っ た もの であ り, こ の評 価 法に よっ て確 率 論に基づく構 造 設 計 法 確 立へ の道 が 開け たと 言え る。
2次モー
メ ン ト法で は、
破 壊 限 界 点と平 均 値との距 離 を 標 準 偏 差を用い て測っ たと きの係 数を信 頼 性 指標と定 義 して いる4} 。 具 体 的には,
各 設 計 変 数を平 均 値と標 準 偏 差を用いて標準化し,
標準化確 率変数 空 間に お け る破壊 限 界 点 と平均 値 との距 離 を 求 め,
これ を 信 頼 性 指 標 と す る手 法が と られ る。
した がっ て, 2次モー
メン ト法で は 確 率 変 数の取り扱いが 極め て簡 便であるが,
その反 面,
平 均 値と標 準 偏 差だ けで は表現 し得ない統 計 的情 報, 例 え ば確 率 分 布 形の非対 称 性や尖り具合 等の影 響に対 応で き ないとい う問 題 点 を 有して いる。
確 率分布
形
との対 応を考 慮し た信 頼 性 評 価 法の必要 性 は,Ang ,
A
韻n 等に も指 摘され てお り, 彼らめ提唱し た拡 張 信 頼 性理論5) では,
確 率 分 布 形にあ ま り影 響 を 受 けな い破 壊 確 率の定 義が行わ れ てい る。
し か し,
拡 張 信 頼 性 理 論に おけ る破 壊 確 率の評 価 法は,
客 観 的破 壊 確 率 を分 布 形の違い に よ る影 響が ほ と ん ど存 在し ないオー
ダー,
す な わ ち破 壊 確 率を か なり大き く 見積もっ た オー
ダー
で定義 し,
こ の過 大 評 価 分 を 主 観的破 壊確 率で修 正 するとい う もの であり,
客 観 的 不確 定 量の確 率 分 布 形の 違い に対す る問題は まっ た く解 決さ れ ていな い。
本 論 文は,
こうした確 率 分 布 形の取り扱い上の問 題 点 に着 目し,
高 次の積 率 情 報を考 慮 することに より確 率 分 布形の特性に対応可能な高精 度で かつ 簡 便な信 頼 性 設計 法を提 案す るもの で あ る。 本 稿で は まず,
高 次 積 率 を用 い た確率 変数の有効な取
り扱い方法であ る高 次 積 率 標 準 化 手 法 を提 案し.
その 3次 積 率 標 準 化 手 法へ の具 体 的な 解 析 展 開 を行う。
さらに, 提案手 法に基づい た信頼性指 標の設 定 を行い,
高 次 積 率 を考 慮 し た安 全 性の定 量 的 尺 度を定 義 する。
2,
確 率 分 布 形の違い による影 響 度 不 確 定 性 を有 する変 数の確 率 論 的 性 質 を平均 値 と標準 偏 差だけで代 表させ るという 2次モー
メ ン ト法は,
その 数 式 表現が簡 単であると 同時に, 実 際の設計規範等へ の 理 論 展 開が容 易であるが,
その反 面, 確 率 分 布 形の違い に対 応でき ない とい う問 題 点 を 有し て いる。Fig.
1は,
同じ平 均 値μx と標 準 偏 差 Ox を有す る正規 分 布, 対 数正 規 分 布,
ワイブル分 布の 3分 布 形に対し,
等しい破 壊 領 域 を設定し,2
次モー
メン ト法に よ る信頼性指標 βと破 壊 確 率 pノとの関 係 を 表 し た もの であ る。
pノは 斜線で示 され た面 積に対 応する。
βが等 レくて も, Pl は確率
分 f【刈 Pf B・
σ潟
iI
.
NORMAL o 阨1[u尸
鯛
ftx} 臼 隠.
ヨ LOGNORMAI
脚
O FOIしur馨
尸π
f【刈 A 晦 」.
WE 旧ULL 9II
O Fq1[凵
隠 尸涯
x x 嚀 名古 屋工業 大 学 教 授・
工博鱒
名古屋 工業 大 学 大学院 生 (昭和60年 4 月8日原 稿 受 理1 xFig
.
1 Difference of p∫ in each Distribution Type‘ 10
−
1 10’
: 弓 嘱 0 0 11 > ト コ
「
00 く 山 O 匚 亀 舮舮 1
1 凵 匡 コ 」
一
く 」 10’
T O.
0 1.
0 2.
0 3.
0 4・
ORELIABIUTV
INDEX.
「lFig
.
2Relationship
of βand p/in each Distr重bution Type布形ご と に差 を生じ る た め, βは異なっ た確 率 分 布 形に 対して は安全性の普遍 的な評価尺 度に は なっ ていない。 上記の
3
分 布 形に対し,
具体 的な数 値 計 算か らβと Pr の関 係を各 分布形ご とに示 し たの がFig.
2
で あ る。
各 確 率分布形と も#s= ・10.
O,
σ .=・
2.
0
とし,
破 壊領域はX
−
XF〈0と 定義し た。
XF は 破 壊 限 界点の座標 を表す。
ρ」 は各 確 率 分布形 の確率密度関数fx
を 用 い, ・.−
P [・−
XF ・ ・]一
∬
魚 )・・c・
・
…………
(・〉 を解い て求め,
βは2
次モー
メン ト法に基づ き,
μx−
XF…・
…………一 ・
・
…・
・
……・
・
……・
(2 > β=
σx と し た。
βが 大 き く な る ほ ど各分 布 形 ご とのPf
の差は 広が り,
実構 造 物で問 題と な る破 壊確 率の オー
ダー10−
3〜10−
6に お い て は,
例えば β=3.0
を例に と る と,
ρノ は分 布 形によっ て 2桁か ら5桁もの差を 生 じて いる。 現 実に設 計で取り扱 う荷 重 や 抵 抗 強 度 等の物 理 量が正 規 分 布を示すこと は ま れで あり,
こ う し た分 布 形の違い に よ る影 響度を考慮す る と, 確率分布形の違い に対応可能な 信 頼 性 評 価 法の確 立は不可欠で あ ろ う。
3.
高次積 率 標準化手法 確 率 変 数の分 布関数を用いずに前 章で述べ た ような問 題 点に対 処す るために は,
平 均 値と標 準 偏差のみ な らず, 確 率 分 布 形の特性を表す,
さ ら に高 次の積 率情 報を考 慮 す る 必要が あ る。 確率 変数X
の平 均値まわ りの n 次積 率 ant は,X
の確率密度関数fx
を用い る と ・・−
1
:
(x−
・xPfKx )・・/・: (・ ≧・)・
…一
(・) と表さ れ, 例 え ば 3次 積 率 a、
x は 分布形の 非 対 称性,
4 次積率aa は 分布形の尖り具合を表す。
実 際に は,X
の(
XAX
器5其(X) 片 μ・
一
昏
1
’
榊
f衰(x) :.
」
.
…一
一
’
”
匿
…
「……
1…’
一
’
”
1.
II
奪i
i
.
.
凸
.
.
.
.
Iif
翼(x) 32 :二† … : oF
I1
.
唱
1幽 … {O h … 笹.
1 5.
.
一
.
.
.
.
.
.
_
1 旨 ;.
,
「
2 … 「一
.
「
囓
・
曹
,
甼
一
一
xFig
.
3 X−
X Relationship on High Order Moment Standardiz.
ing Method 情 報は有限 個の 実測デー
タ Xt(‘=1,2,…,
m )で与え られ る ため,
ant は m Σユ(訂t一
μx)n ‘書
[ ant=
n m°
ai (n ≧3)………・
……
(4 ) と離 散 的に求 めら れ る。
し た がっ て平 均値と標 準 偏 差に 加え, これら の高 次 積 率 も考 慮し た信 頼 性 評 価 法が確 立 されれ ば, 前 章の問 題 点は解 決 され る。 以 下, 高 次積 率 を考 慮し た確 率 変 数の有 効な取り扱い方 法で ある高 次 積 率 標 準 化 手 法の提 案 を行い,
そ の具 体 的 解 析 展 開とし て 3次積 率 標 準 化 関 数の提 示 を 行 う。 確率変数X
を あ る関 数Sx
に よっ て 丿【; SKX )・
…
−t…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5) と変換したとき, 確率 変 数 X が標 準 正 規 分 布に従う確 率 変 数 (以 下,標準正 規 変 数 と 呼ぶ )に変 換され たと する。 こ のよ うな関 数 Sxを確 率 変 数 X に対す る標 準 化 関 数 と定 義する。Fig.
3は, X−
X 座 標 平 面 上に お い て関 数Sx
と変 換 前,
お よ び変 換 後の確 率 変 数の確 率 密 度 関 数fJ
,ffi
の関 係 を模 式 的に示したもの である。
Sx
の 決 定 に はfx
が具体的に与え られ る必 要がある が,fx
を 限ら れ た量の デー
タ か ら厳 密に決 定する ことは難し く,ま た,fx
を用い る と積 率 情報だ け か ら信 頼 性 を評価す る とい う簡便さが失わ れるこ とになる。
した がっ て,Sx
はfx
を用いずに決 定さ れ る必 要があるが,
有 限 次の積 率 情 報 だ け か らSx の具体 的な関 数 形を決 定す る こ と は不 可 能 であ る た め,Sx
を ある有 限 次まで の 高 次積 率を考慮 し た高 次 積率標準 化 関 数と して,Sx
(X
)=:
α1十 α2X 十al丿【2十・
四一
←αiC+
匸xiC・
・
・
…
(6 ) と 級 数仮 定す る。
級 数 の次 数k
は与え ら れ た 積率 情 報 の 次 数に対 応し て決 定さ れ る。
(6)式の変換に よ り,X
の m 次 積 率 までが 標 準 正 規 変 数の積 率 と 等し く なっ た 場合,X
はSx
に よ り m 次 積 率まで標 準 化され た と 言う。
し た がっ て,Sx
に よっ て変 換さ れ た確 率変数X
は
, X
の m 次積 率まで に関し て,
以 下の連 立 方 程 式が 満足 さ れ る。 μP=
E[Xl;
0…・
……・
・
…………・
………
(7.
a) σ}=E
[X2
];
1・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
P鹽
9・
…
(7
.
b
) α ,a=E
[x3
]=0………・
………・
・
・
・
…
(7.
c) 婦一E
[xm
]一
鳶
φω 伽一
…・
………
(・.
d
) こ.
こ で,
呶,
a2 は そ れ ぞ れ X の平 均 値,
標 準 偏 差,
a、、fi は X の 僻 ま わ り の m 次 積 率,
φは標 準 正 規 確 率 密 度 関 数 を表 す。 (61 式 よ り,
(7。
d
)式は, a。2=
・
E[(α、+α、x+α,x2+∵・
+ a. .lx 悧・
…一 …………・
…・
・
…・
……
(8) とな り,
右 辺のX
の最 大 次 数 がん で あること を考 慮 する と,X
が m 次 積 率まで標 準 化 され る た めに は, X に関し て最 低 た 次ま で の積 率 情 報が必要と な る。
し たがっ て,
例え ば設 計におい て考 慮し な く て はな らな い 確 率変数の情報と してX
の n 次 積 率α。x までが与え ら れ た と き,
高 次積率標準化 関数の 次数 をh,
標 準 化さ れ る積 率の 次 数を肌 と す る と, n,
k,
m の 間に は,
た77L≦π・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
r…
r・
一・
マ
r…
一・
・
匸
・
・
・
・
・
…
(9
) なる関 係が存 在する。
とこ ろで,
(6 )式のh
次 級 数に は.
h+1個の未 定 係 数が含ま れ て い る ため, こ れ らの未 定 係 数 を 決 定する にはlt
+1元 連 立 方 程 式が必要と な る。
した がっ て m とh
の間に は,
m.
=h
十1………・
…・
・
・
・
・
・
…一 ・
一 ………・
…
(10 ) な る関 係が存 在 し, (9 )式と上式よ りh
を消 去す る と, n≧ m (m−
1)…………・
・
………・
………・
…・
…・
(11ジ と な る。.
した が っ て, 確 率 変 数の標準化を m 次まで行 うに は m−
1次 級 数の標 準 化 関 数が必 要であり,X
の 情 報とし て は m (m−
1)次まで の積 率が必 要とな る。
m−
1次 級 数の m 個の 未 定 係 数 α],
α、,…,
απ は,
次 の連立方 程式,
E[α 1+atX +…
+α.xm
一
巳 ]=
0・
…一 …
(12.
a>E
[(α1+a,X
+…
+α.xm ’
1 }’ ]=1
・
・
・
・
・
・
・
…
(12.
b
) E[(α、+ atX +…
十amxm−
1 )3]=
Oi
…・
…
∴・
・
(12,
c)E
[〔α1+α、X
+…
+α跚X 胴 )m]一
∫
:
・・Pt
(・)d
・ t…・
・…
(12・
.
d
) を 解くこと に よ り求ま り, al,
α,,…,
am が 求まれ ば本 論 文で提 案する高 次 積 率 標 準 化関 数が決 定さ れ る。
以上 が高 次積 率 標 準 化 手 法の理 論 的な展 開 であ る が,
(12
).
式は非 線 形運立方 程 式で あ る た め,
この解は 必ずし も解析的な 形に は な ら ない。
し た がっ てSx
の具 体的な決 定段階に おい て は,
連 立 方程式 (12
>式の反復解法, あ筍
い は何ら かの近似 を導入 す る必要が ある。
本論で は,
こ う し た問題の解 決 手 法 を3次 積 率標 準 化手法に適 用 し,
その解 析 展 開 を 通 し てSx
の決 定 法 を以 下に具体 的に述べ る。
3次 積 率まで の標 準 化に は,
.
(10) 式 より2次 級 数 仮 定された標準化 関 数が必 要となるが.
解析 展 開 を簡 潔に する ため,
ま ず最 初に X の 平 均 値と標 準 偏 差 を 標 準 化 す る。 す な わ ち,X
を,
−
x一
μx…・
…………・
…・
・
…・
…・
…・
・
……
(13
>X =
σx と変 換 する。
X は零 平 均,
単 位 分 散 を持っ た確 率 変 数 と な り,
3次 以 上の積 率は X の積 率 と等 しい。 次に 3 次 積 率の標 準 化の ため 2次 級 数 を仮 定する が,
(13)式 よ り すで に平 均 値と分 散 値の標 準 化は行わ れ た と考え, 定 数 項,
およびX
の 1次の項の係 数 を省いた.
2次 変 換 X.
=
X十αX2…・
…一………・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(14) を行う。
α は.
未 定 係 数である.
。
この と き,
X’
の 3次ま で の積率は,E
[x
]=0,
E
[xt
]=1,
E
[xn
]≡
an7,
.
(n ≧3) を考慮す る と μ 曾・
;E
[X
十aX2]= α………・
………・
(15.
a) σfi.
2=E
[(x
+αx
:一
μ調=
〔α‘r− 1
)a2十2a3ra
十1 ・
・
…
」
・
…
一
・
・
・
…
.
〔15.b
).
α3s・
・
as・
3=E
[〔x
十 aX !−
Pt鴦,
)3]=
(asrr− 3a4T
十2
)αa十3
(α5N− 2
α3r)α2 十3(alT− .
1
)α→−
aly・
・
一
一
・
・
・
・
・
・
・
…
一
・
t・
(15.
c) と なる。
上 式に おい て a3ft’
=
0 と お き,
a につ い て解け ば 未 定 係 数 α が 定ま り,X
の3
次 積率を標準正規 変数 の それ と等 しくする 2次 変換,
す なわ ち3次 積 率 を標 準 化する 2次 変換 (14>式が決 定さ れ る。
こ こ で (14)式 に よる 2次 変 換に 関 し,
具 体 的な数 値 解 析 を 行 う。
Table 1はひずみ を有し た確 率 分 布 形と して対 数正規 分 布,
ワイブル 分布,
ボア ンン分布を仮 定し,
そ れ ぞ れのTable l High Order Moments after Transformation by Eq
.
(14} 団stribution Typ∈sa3rd Mo跚ent4th M ent5th Moment6th 門om∈ntNORMAL
冒
0.
0 3.
DOD o.
o 15,
000 LOGNOR岡八L一
〇.
095D.
.
05860.
32.
.
45D 587 5.
9L9−
O.
248 23.
648 上LO82 回E【BULL0.
042一
〇.
.
02350 2.
,
93D2832一
1.
,
9340244 14,
,
10312871PO[SSON
・
D,
093O,
.
O5340 3.
,
2852581−
50,
.
361OO4 21.
.
4B39515Table2 High Order Moments after Transformation by Eq
.
(17)Distribut1。n Typ已5a3rd Moment4th Moment5th
Moment6th
Moment
NOkMAL
・
0.
0 3.
000 o.
o 15,
000 LO6NORMAL一
D.
D810,
.
5860135 3.
.
4502806 5.
.
9190952 23.
,
64812575 WEIBりLL 0.
038一
−
〇0.
.
235005 2.
.
9302 ア14一
1.
934D.
120 14.
lo311.
38臼 POISSO瞠一
〇.
0710.
.
0575340 3.
.
6712852 5.
.
3510645 21.
.
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45
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1=
2.
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1
.
}
09 EAnt嬾
1
甑
; x (b) WeibuilFig
.
5 Histograms of Sヒandardized Random Variable by Eq.
(ユg){c) Poisson 5τA村DARDIZED
aA
胃
DO閏
vA田
A6田
聞Eth厘
0.
000 5tU己騨
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057 .th Uoree囗
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67↓
,。、耋
覊
HEAH翻
1
黷
臨
, 〔a ) LognQrma 止 確 率 分 布 形に従 うランダムデー
タ3000 個を計 算 機で作 成して,
(14)式の係 数 α と変 換 前の積 率,
お よ び (13
) 式,
(14)式による変 換 後の積 率を標 準正規変数の積率 と併わせ て示 し たもの である。 表 中,
上 段は変 換 前の積 率, 下 段は変 換 後の積 率 を表 す。 (15.
c)式で a32・
=
Oと おい たa に関する 3次 方 程 式は,
どの確 率 分 布 形の場 合 も実 解は 1つ しか存 在せ ず,
α は常に 1と お りに決 定 さ れた。 (14)式の 2次 変 換によっ て 3次 積 率は 正規 化 さ れ,
分布形の ひずみ度 a3S・
は すべて 0になっ てい る。
こ こ で,
分 布 形の ひ ずみ度が大きい ほど係数 α の値も 大き く な る が, 構 造 設 計で現 実に取り扱 う不 確 定 量が荷 重や抵 抗 強 度などの物 理 量で ある以上,
極 端に特 異な分 布 形の出 現は少な い ことを考 慮 し,
)al《1とみ な し て (15.
c) 式に おける α の 2次,
および3次の項を省い て α を定 義 する と次 式の ようにな る。・
一
,(1
警
乱
、)一 …一・
・
…………・
一 …一 ・
(16 ) こ う し て定義さ れ た係 数 α を用い て同 様の変 換を行っ た と きの積 率 を変 換 前の 積 率と と もに示 し た もの が Table2
で あ る。
表中 , 上 段は変 換 前の積 率を,
下 段は 変 換 後の積 率 を表 す。
3次 積 率の正規 化は十 分な精 度で 行わ れ て お り,
式 展 開の簡 便さ を考慮 し,
(14)式の係 数 α は (16) 式を もっ て定 義す る。
し た がっ て (14) 式は,
1
’
−
X
・ ,(1警
諞
刃 2…・
…・
一 ・
……・
…・
…
(17} と表現さ れ る。
上 式の 変 換に より,
0と 1で あっ たX
(c ) Poisson x の平均 値と標 準 偏 差は それ ぞ れ (15.
a),
(15.
b
}式で 示す値に移 動 するため,
再びX ’
の 平 均 値と標 準 偏 差を・
x’
一
μfi・
・
tt・
・
…
t・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(18)x
== σfi.
と標 準 化 すれ ば,X
の平 均 値Pfl=
0,
標 準 偏 差 op=
1と な り,
3次 積 率 まで の標 準 化が行わ れ たことにな る。
(17) 式を(18)式に代入 し,
(14)式,
(15.
a)式 ,お よび式 (15.
b) 式を考 慮す る と,
最 終 的に確 率 変 数X
を3次 積 率まで 標準 化す る標準化関数Sx
は,
Sx(X}
_
⊥(,、+ 、,X+ ,.X
・ 〉・
……・
…・
一 …
(19) CI と な る。 た だ し, Cl=
(2α;x−
3a4x十3)σ隻・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
tt
(20.
a) c2=
α 3xμ聾十3a4rllrax
−
3μx σx一
αiiσ隻・
…・
・
(20.
1)) c3;−
2a3xμx十3σ x− 3
α iX σ x…・
…
……・
・
…
(20.
c) c4=
a3x’
t’
”tt’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
”t’
”…”t’
’
’
”
(20,
d
) であ る。
標 準 化関数 Sx は X の積 率情報の み で定 義さ れ て お り,
これ よ り積 率 情 報 だけか ら確 率 変 数の 3次積 率まで の標準化が可 能である。
こ の 3次 積 率 標 準 化 関 数の具 体 的な数 値 計 算 を行い,
変換 前と (ユ9}式による変 換 後の確 率 変 数の ヒ ス トグラ ム を描い た もの がFig.
4お よ びFig.
5であ る。 対 数正 規 分布,
ワイブル分布,
ボア ソン分布の 3分 布 形に従う デー
タ 3000 個を計 算 機で作 成し, そ の積 率情報か ら標 準 化 関 数 を求めて計 算 を行っ た。
ヒ ス トグラム はデー
タ の最 大 値 と最 小 値の間 を等 分 割 し, ひずみ度の変 化 をわ か り や す く示し てある。
図中に示し た積率の値, お よ びヒ ス トグ ラム の 形 状 より
,
どの分 布 形も左 右対称になっ て お り,
ひずみ度の正規 化が認め られ る。
し た がっ て,
こ う し た高次積 率の標準 化 手 法 を用い た信 頼性評価は,
確率 密 度 関 数 を 用い ずに分布 形 状の特 性に対応 可 能な こ と を 示し ている。
4.
信 頼 性 指 標の設 定 設 計 用 確 率 変 数X
= ・’
〔Xi,
X ,
,…,
X
∂を用い,
構 造 物 の 機 能 遂 行 状 態 を表す状 態 関数 は一
般 的に次 式の ように 表 現できる。’
Z =
9 (X )=
9(X,,
X2,
…
,
Xn)・
…
tt…
∴・
・
・
・
・
・
・
…
(21) こ こ にZ
は構 造 物の機 能レ ベ ル であ る か ら,Z
=0
は そ の構 造 物の隈 界 状態 を表し,Z
〈0
は破 損状態 を表す。
独 立な 2 変数 Xi,
X,の場合を例に とり,
Xi−
X,座標 平 面 上に Xi,
X
,の結 合 等 確 率 密 度 楕 円,
限 界 状 態 方 程 式 g(Xi, X,)=
O, および破 壊領域 を示し たのがFig.
6で ある。 Xi,
X2確 率分布形は ひずみ を もっ た 形で示 して あ る。 2次モー
メ ン ト法に基づ く信 頼 性 評 価 法AFOSM
法 (
Advanced
First
−
Order
Second−Moment
method )で は
,
確 率変数X
‘(i;
1,
2.…,
n)の平 均 値 X1Xlと標 準 偏 差dXtを用い てXl
を,
_
x
厂 μXt・
…・
………・
………・
・
……・
(22 ) x‘=
σXt と 変 換 し, (21)式 をX
,に置換 した状 態関数 91(丿r
)=
9且(Xi,X2,…
,丿(n)・
7『
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(23) をg
,(X
)=0
上の 1点で テ L ラー
展 開し,』
2次 以 上の項 を線形 化 して この線 形 化 された 限 界状態の境界と原点と の最短 距離を信頼性 指 標βと定義し てい る。Fig、
7はXi,
X
,の2
変 数の場 合につ い て,
XI− X2
座 標 平 面 上 にX
】,Xz
の結 合 等 確 率 密 度 楕円,
限 界状 態 方 程 式 9i (X,,
X,)=
0,
お よび破 壊 領 域を示し たもの で あ る。 図 中 点線
で示 し たあば,
N1
,
r
,が ともに正 規 変 数の場 合で ある。一
般に破 壊 確 率 p!は,
X1,
X2の結 合確 率密 度 関 数を破 壊 領域で積分 す ることに ょり求 ま る。
し たが っ て, 座 標 平 面上 に おい て破壊領域が一
致し ていて も,XL
,X2
の確 率分布 関 数が変わ れば破 壊 確 率 も 変わ るこ とにな る。
つ ま り,AFOSM
法によ り原 点か ら破 壊 領 域まで の距 離βを もっ て信頼性の尺度と し て も, βはX
の確 率分布形に対す る普 遍 的な信 頼 性の尺度 としての性 格は 有 してい ない。
これ に対し
,
本論3
章で提 案さ札
た高次積率標準化 手.
,
、
法を用いた場 合の信頼性指標の設定は以 下の よ うに展開づ される。
X に関 す る 状 態 関 数 (2
ユ) 式に おい て,
X
‘の 高次積率標 準化関 数Sx
、 を用いてXl=SXi
(x
‘〉…・
・
…・
・
・
………・
・
…・
…・
・
…・
(24) な る変 換を行え ば,
限界 状態方 程 式は,
g
,(Xi,
X2,
一・
,
Xn)=
0・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(25 ) と表 現で き る。
2
変数の場 合 をFig.
8に示 す。 こ こ で は Xiは すべ て正 規 変 数に変 換さ れ,
等 密 度 円は原 点を中X2
x)“
\
\
WN
“
Fαilure
R¢gio
9
(Xl,
X
・)〈0
鬣
灘
9
(X
X
・)・O
卩
\o
圏
.
x
均
1
[lf
為(x )1
Fig
.
6 Deflnition oI Failure Region
2
一
X
Fig
,
ア Failure Region and Retiabllity IndexMoment Standardized Co6rdinate
ヱ
(
V 八 β on Second鑞
翻
畿
. \丶虫
(武1、
窯・)・o
A
A ⊆(
X1,
X
・》くO
行.
重1(1−
P,) AFig
.
8Failure Region and Reliability工ndex
βon High Order
Moment Standardized CDordinate
心 とし た同心 円になっ て い る。 限 界 状 態 方 程式で表さ れ る 曲 面 上の 1点 X。
=
〔X?,
Xl,…,
X黜の 回り に (25 ) 式をテー
ラー
展開し,
2次 以 上の項 を 省 け ば,
g1(丿(曾,
丿【窪,
…
,X
島)=0 ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(26
) 91(Xi,
丿f2,…
,
Xn
);90(丿ぐ匸9 丿【2,
・
凾
・
,Xn
》・
・
・
・
…
(27)飾
齢
・・…・
x
・一幺
・を
含[
藷
]
。 =A19G ,
・
…………・
・
……
(28) と な る。 こ こ に ∠LX 曾=
Xi−
X9・
t…
一
一
・
・
…
一
一
…
一
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(29
) AX 。=
[AX ?,
AX
呈,
…,AxenT……・
…………
(30
)o
・一
[
(
∂σ1 ∂x,)
、(
藷
)
。 t …(
農
)
。]
T・
……
(31) で あっ て,
(∂g、/∂X
‘)oの添 字 0は線 形 化 点Xe に関する 評 価で ある こ と を表す。
ま た △1。と C。は ともに列ベ ク トル であり,
T は転 置 行 列の記 号であ る。X
、が 互 い に 独立と す る と, (28) 式の 関数g
。(Xi,
X
,,…,XO
の平 均 値μρ。
,
標 準 偏 差 ag。
はそれ ぞれ・…
掴
器
)
。
一一
縞
・
…・
…・
・
…
・・2 ・agn
−
[
盞
(
畿
)
:
]
告一麟
………・
・
一 …・
・33・ と なる。 た だ し,
齠 は行ベ ク トル で あっ て,X9
= [鮒,
X窒,…,X
幻であ る。 μg。
,
Cg。
を用い,
β。をfi
。。
μ・・一一
熱
.
_ .
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
,
.
.
.
.
一
(・4
) a・ ・ (θ♂c
,)1 と定義す れば, β。は線形 化 点X
。に依存す る。
高 次積 率 標 準 化 座 標 平 面 上で の限 界 状 態 関 数が原 点に向か っ て凹 で あ り, かつ β。>0と仮 定すると,
(34) 式で示され る β。の う ち最 小の もの が高 次積率 を考 慮し た信 頼 性 指 標 β と定 義さ れ る。 βは,
β。の最小値を与え る点 為 ; (絆,
x夢,…,
X渤に関 し,
β
一
芻
;
「
謡
、・
…一 ・
一 一 ・
・
……
(・5
・ と表 現され る。 こ こ にCl
−[
(
∂∂Xi
9i)
磯
)
.・ ・
(
卸
r…・
・
(36・Xl =
[x鬢,
澄 ,…
,x
建] 「…………・
…・
・
・
……一
(37
) で あ る。 βは,
AFOSM 法に よる β と 違っ て標 準 正 規 変数空間で定 義 さ れて い る た め,
X‘の分布形状に か か わ らず, 真の破 壊 確 率p∫に対し,
P!=
Φ(一
β)………・
………・
…・
…………・
P…
(38> と対 応する。
φ は標 準 正 規 確 率分布 関数である。 上 述の よ う に,
高 次 積 率 標 準 化 手 法を 導 入 し た解 析 展 開におい ては,
設 計 変 数 X‘の積 率 情 報のみを用い て 分 布形状の特性に対応で き る普遍的な信 頼性指標の設 定 が 可能で ある。
5.
結 以 上, 高次積率を 用い た確 率変数の標 準 化 手法 を提案 し, その 3次 積 率 標 準 化 関 数へ の具体 的な解 析展開 を 行 う と と もに,
提 案 手 法 を導 入した 信 頼 性 指 標の設 定 を 行っ た。
提 案 手 法で は, 高 次の積 率 情 報の みを用い た信 頼 性 指 標の設 定が行わ れてお り,
高 次の積 率 情 報は平 均 値や標 準偏差と同じ く有 限 個のデー
タ か ら提 供さ れ るこ とか ら,
本 手 法は確 率 変 数の分 布 形を厳 密に決 定でき る ほど統 計 デー
タが十 分でない場 合でも, 分 布 形の ひずみ 度 や尖 度 を考 慮で きる非 常に有 効で実 用 的な評 価 法と言 え る。
なお,
本 手 法の精 度 や,
限 界 状 態 方 程 式の具 体 的な適 用,
および数 値 計 算 例に関し て の詳 細な検 討は,
構 造 系 の 信 頼 性 評 価法へ の展 開も含め て,
(そ の 2>で詳 述し て い る。
謝 辞本研 究の
一
部は文 部 省 科 学 研 究 費, 特 定 研 究 費に よっ た。
付し て感 謝い た し ます。 参考 文献1) A
,
M.
Freudenthal:The
Safety
of Structures,
Trans.
ASCE
,
Vol.
112,
19472> C
.
A.
Cornell:Structural Safety Specificaしions Basedon Second Moment
,
IABSE,
Symp.
19693) N
.
C.
Lind:Consistent Partial Safety Factors,
Prec,
ASCE
,
ST6,
1971)
4
)
5
A
.
M.
Hasofer,
N.
C.
Llnd:Exact
and InvarianLSecond
−
Moment Code Format,
Proc.
ASCE,
EMI,
1974Ang
.
H・
S,
M.
Amin :Safety FactoTs and Probabillty inStiuctural Design
,
Prec,
ASCE,
ST7,
1969記 号 説 明 α :高 次積 率標準 化関数の未 定 係 数 E〔X〕:確 率 変 数X の平 均 値
fr
:確 率 変 数X の確 率 密 度 関数 9 :限 界 状 態 関 数 Pノ;破 壊 確 率 愛:X の 2次 積率標準化確率変数 戈:X の高次積率標準化確率変数 XF :破 壊限界 点の座 標 aN :確 率 変 数X の n 次 積 率 β;信 頼 性 指 標 β:2次モー
メン ト法に基づ く信 頼 性 指 標 β:高 次 積 率 標 準 化手法に基づ く信頼性 指標 μx ;確 率 変 数 X の平 均 値 σx :確 率 変 数 X の標 準 偏差 φ:標 準 正 規 確 率 密 度 関 数 Φ :標 準.
正 規 確 率 分 布 関 数'
SYNOPSIS
'
UDC:624.042:519.2PROPOSAL
A
studyOF
THE
HIGH
ORDER
MOMENT
STANDARblZING
METHOD
AND
DEFINITION
OF
RELIABILITY
INDEX
,op
reliability-basedclesign
usinghigh
order momentPart
1
by Dr.TETSURO ONO, Prof., Nagoya Instituteof
nelogy and HIDEKI IDeTA, GTaduateStud.ent,
Plagoya
lnstitateofTechnology,,Mernbers,pfA.I
J.
,
'
t
,
,.
.
,.
t
.
../
.
The purpose ofthisstudy istopTopose theaccurate and simple reliability
based
design
m.eth6d adjusting the'
/t
'
'
distributi.o]
shapesby
means. ofhigh
order moment. Inthis,paper,i
we proposethebigh
o,rder moment'
ingmethgg, and
defineareliability
inqexusing thg p{oppsed met.h,od,,
,
,
.
.
,
Firstiy,the high
6rder
moment standardizing method, which isable totreat random vhriableshandly,
is
'
osed
by
using thehigh
order mement, and the pr.oposedmethodis
evolved intothethirdlorder
moment standar:dizingmehtod concretely. The high ordEr mornent standardizing functionis
defined
in
'the
ferm
of alseries
with undetermineq coefficie,fts., The coefficients ared.eterrpined
by
using theinf6rmation
of thhhigh
order moil}epti of random variables.'
Segondly, the reiiability index basedon the proposed method isdefined.The reliability indek.is