【論 文
1
UDC :624.
04 :519.
2 口本 建 築 学 会構 造 系論 文 報 告 集 第 365 号・
昭和 61 年 7 月高 次積率標
準 化 手 法
の
設
計
法
への
展 開
と そ
の
有
効 性
高 次積 率 を考 慮
し た信
頼性
設
計
法
に関
す る研 究
そ の
2
正 会 員 正 会 員小 野
井
戸田
徹
秀
* * *
郎
樹
L
序 前 報そ の 1t) で は,
高 次 積 率 を 用い た確 率 変 数の有効 な取 扱い方 法と して高 次 積 率 標 準 化 手 法 を 提 案し,
そ れ に基づ き一
.
一
般 的な限 界 状 態 関 数 を 適 用し た 場合の信 頼 性 指 標の設 定を行っ た。
こ の提 案 手 法で は, 積 率情報の み を用いた信 頼 性が評 価され,
確 率 変 数の分 布 関 数 を仮 定 する こ とな く,
分布 形 状に対 応で き る信 頼性指標の設 定 が可能と な っ た。
提案手法の設計 法へ の展 開に あ たっ て は,
その具体的な適用法,
お よび精 度等に関す る検 討が 不 可 欠であ る。
本報では,
まず 限 界 状態関 数の具 体 的な適 用 例 を通し て,
高 次積率標準化手法の設計法へ の展 開における問 題 点を明 ら か に し,
その 解 決 法を提 案する。
さ ら に,FOSM (First
−
Order Second−
Moment ) 法z },
AFOSM (Advanced
First
−Order
Second−Moment
) 法zl・
31との比 較を行い,
数 値 計 算を通し て そ の精 度, 実 用 的 観 点か ら の 有 効 性 を 論 ずる。2.
限 界 状 態 関 数 適 用 上の問 題 点 高 次 積 率 を考慮し た信頼性指 標の設定法と して まず 考 え ら れ るの は, 各 設 計 変 数 を高 次積率 標準化関数 を用い て正 規変数に変換し,
その正規 変数で構成さ れ る限 界状 態関 数を線 形 化して評 価す る方 法であ る。 こ の 考え方に 基づ き,
限 界状態 関 数 g(Xi,
X
、,…,
X
∂に関す る信 頼 性 指標を設 定す る と次の よ うにな る。 設計 変数Xt
に関す る高次 積率の情報が,
Xi
(μXt,
σx、,
α3Sl,α4x!,…
, amXi)と与え ら れ た と す る。 こ こで, μx‘,
σ、、,
α mXt は そ れ ぞ れ設計 変数Xt
の 平 均値,
標 準偏差,
お よ び m 次積率を表す。 これ らの積 率 情 報を用いて X‘ に関す る高 次積 率標 準化 関数 が求め ら れ る。
3
次 積 率ま での標 準 化 を例に と れば,
高 次 積 率 標準化関数SXi
は前 報1)に基づ きS
.、(X、)一
⊥(C,+C,Xt+ 。、Xl)…………・
.
・
…
(1) Cl と な る。
た だ し,
Cl−
(2α1
π、−
3a‘Xi+3}σkt
c・
=
α,、、峨+3a
、、、Pt.、σ.、− 3
μ。、σ噛 属 t Cs=−
2aSXIμXf十3
σXt− 3
α4x‘σXt C4;
a3Xi である, こ こ でX
‘=
Si
‘(X
,)・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(2
> と お く と,
限 界 状 態 関 数 z; g(Xi,
x2,…,
Xn
)はSx、
の 逆関数 Si, t を 用い てZ α
=
9(S
牙LI(盞「1),Si、
, (X2
),
…,
S
君(Xn
))・
・
……・
(3) となる。
こ の 限 界 状 態 関数 を限 界曲面 Z。;
0上の任 意 の 1点 (X7,
Xl,…,
艦 )の 回りに Taylor 展 開し, 2次 以 上の項を省けば ホ 名古屋 工業大 学 教授・
工博 # 東 京工業大 学 大学 院 生・
工修 〔昭 和 60年 5月9日 原 稿 受 理1・:
一
象
・?
1− x2
・(
鍬
・
…・
……一 ……・
… と な る。Z
乞の平 均 値,
標 準 偏 差 をそ れ ぞ れμZa。
,
σz。
。
と す れば,
限 界状態関 数(4 )式に関する信 頼 性 指 標 βa
は,β
、一一
… 一一
自
Xl
遡
..
一 .
.一 .
、、、aZae
[
盞
(
∂∂Xt9
)
:
]
’ で定義さ れ る。 β&は線 形 化 点に依 存し,
線 形 化 前の限 界状態関 数 (3)式が X‘座 標 空 間 内で原 点に対して凹,
かつ 陽>0とすれ ば,
陽 のう ち最 小の もの β=
min βZ
・
・
…一 …・
一 ・
・
…・
…・
……・
・
……
(6) が高次積率を考 慮し た信 頼 性 指 標とな る。
こ れ が高 次積 率の 標 準 化 後に限 界 状 態 関 数 を適 用し た場 合の信 頼 性 指 標の定 義 方 法であ る。 ところ が,
高 次 積 率 標 準 化 手 法で は確 率分布形の 非竝称性を級 数の非 線 形 項で正規 化し て い る た め,
(4) 式の線 形 化に よっ て高 次積 率の標 準 化 の影 響が ほ と ん ど無 視さ れ る場 合が ある。 Fig.
1は限 界 状 態 関 数と して g 〔R ,S
)=R − S
(R :抵 抗 強 度,
S
:荷 重 効 果)を例に と り, 高 次 積 率 標 準 化 座 標 R− S
上に おい て線 形 化 前の破 壊領域Z
α<0
と,
線 形 化 後の破 壊 領 域Z
乞く0の 関 係 を示 し た もの であ る。
点 線で示 し た もの は 2次モー
メ ン ト法に基づ く破 壊 領域と信 頼 性指標 βであ る。
破 壊領域の線形化に よっ て高 次積 率に よ る破 壊 領 域の非 線 形 化 部分 (図中2重 斜 線 部分)は 無 視 さ れ,
β と βは ほ とん ど同 じ評 価に なっ て し まっ て い る。
こ の こ とは,
信 頼 性指標で破 壊 確 率の評価を行っ た場合,
一
40
一
NII-Electronic Library Service
(
S \\\\丶\\\\\\\謡
Failur¢ R¢gion
Zく0 Z;0\
Zo冨
0 β丶
β》・
o 5¢condMom ¢n 量M¢thod 向Fig
.
1 Failure Region on High Order Moment Standardized CoordinateTable l Comparison of βby Eq
.
(6>and βby Eq.
(20)Secgnd 卜b
匚
11ellt 日eしhGd Pr叩 o〜ed 岡ethod 門GnteCarloMethqd
6 βr 自
門
PfPf
曹
z
.
口 口,
22BE−
01Eq.
1.
993Q.
23LE−
010.
261EpO1 Eq.
〔20} L95ア D.
252ErO22
.
5D,
621匚一
〇2Eq■
.
.
〔6} 2,
450D.
695E−
020.
73DE−
02 [q.
〔2G} 2.
422D.
772E−
023
.
oo.
B5E−
02Eq.
(612.
田70,
L75E−
020.
L90E−
02 Eq、
(20} 2.
8780.
20DE−
022
次モー
メン ト法と提案 手法と の差は高 次積 率導入の有 無に関 係な くほ ぼ一
定 と な るこ と を意 味 して い る。
Table 1上段は R を 正規 分 布 , S を対 数正規 分 布と仮 定 し,
具 体 的な数 値 計 算 を行っ た結 果 を 示し た もの で ある。
こ こ では,R ,
S
そ れ ぞ れの分布形に従 う乱 数 を10000 個つつ 電 子 計 算 機 内で発 生させ, それ ら の積 率を デー
タ として用い た。
β,銑 は 2次モー
メ ン ト法に基づ く信 頼 性 指 標と破 壊 確 率,
β,
P
ノは高 次 積 率 標 準 化 手 法に基づ く信頼 性指標と破 壊 確 率である。
拶 は モン テカ ルロ 法4 ) に基づ き求め た破壊 確率で, 数値実験解と考え ることが でき る。
倉ノは か よ りρ,に近づ い た評価と なっ てい る が,
高 精 度で近似できて いる と は言い難い。 こ う し た具 体的数値計算か ら も明ら か な よ う に,
各設計変数を そ れ ぞ れ標準 化してか ら限 界状態 関 数を適 用し,
信頼性指標 を設 定す る とい う計 算 手 法は, 高 次 積 率を考 慮し た意 味 が ほ と んど無 視さ れ る 場合が あ る。
さ ら に (3
)式を具 体的に求め る た めには,
高 次 積 率標準化 関数の逆関数 を 求め る必要が あ る。 しか し, 高次積率標 準化関数は高次 級数の形で与え られ る た め, その逆 関数は 必ずし も解 析 的な形で求ま る と・
は限らず,
数値計算を必要と す る場合 が多い。
構造 設計に こう し た複雑な手順を導入 す るこ と は実 用 上 困 難 と考え ら れ, 高 次 積 率 を 考 慮し た信 頼性設 計 法の確 立に あたっ て は, こ れ らの問 題 点の実 務 的 解 決 を目的とし た解 析 手 法の提 案が不 可 欠で ある。
3
.
高 次 積 率 標 準 化 手 法 の 設 計 法へ の 展 開 前 章で示さ れ た問題点の実 務 的 解 決を目的と し,
本 章 fz(1 ) 0鰯
9f
望 z2
Sz(O) μ皀=
OFig
.
2 Failure Region on Unstandardized Coordinate and Standardized Coordinate で は高 次 積 率 標 準 化 手 法の構 造 設 計へ の具 体 的な適 用 法 を展 開する。
構造 設 計で考慮すべ き確 率 変 数 をx =
(x
,,・
x
,,…
,X
∂とお き, 構 造 物の限 界 状 態 関 数 をZ
= 9(− )・
・
甲
・
・
・
・
・
・
・
…
7・
・
・
…
7・
・
…
7『
・
甲
・
7・
甲
・
・
甲
…
甲
・
『
『
甲
(7
} と定義す る。
破壊 領域はZ
<0
と表さ れ る。
この と き,
確率 変数Z
の平 均値μz,
標準偏差 σ z,
お よ び n 次積率 anZ は μz=E
[9(X
)]・
…・
・
…・
…・
……・
・
…………・
・
…
(8) σ易 =E [(9 (x「
)一
μz)2]………・
……・
…・
…・
(9 )an,
−
E [(9
(孕
・・鬥.
.
.
….
.
….
.
.
_ .
.
.
.
.
.
.
.
《1。) σz と 表され る。
これ らのZ
に関す る積 率 情 報 を用い, 確 率 変数Z
の 高次積 率標 準化 関数Sz
を定義す ればZ
の 高 次積 率標準化 確率 変tw
Z
はZ ;Sz
(Z
)・
…………・
…一 …・
………・
…・
…
(ll ) と な り,
破 壊 領 域 Z 〈0はZ<Sz
(0
)に変 換 される (以 下Fig.
2参 照 )。 し た がっ てZ
の座 標 軸上におい てZ
の平 均 値,
すな わ ち原 点か ら破 壊 限 界 点 St(0)まで の 距 離が高 次 積 率 を 考 慮し た信 頼 性 指 標 β と定 義 される。 即ちβは高 次 積 率 標 準 化 関 数S
。 を用い β=− Sz
(0 )………・
・
………・
…・
・
…
(12 ) と求 めること ができる。 こう した手 順に基づい て信 頼 性 指 標を設 定す れ ば, 線 形 化による解 析 誤 差 (Fig,
1の Z 重斜線部分)は な く な り,
また Szの逆 関 数 を 求める計 算 過 程も省か れ る た め,
実 用上の取り扱いが非 常に簡 便 に な る。
こ の提 案手法 を3
次積 率標準化手 法に適用し て 具 体 的な解析展開 を行う と以 下の よ うにな る。 まず, 限 界状態 関 数 (7 )式をg(X
)=0
上の 1 点X
。=
〔Xl,
X
:,…,
X
黝の回り にTaylor
展 開し,2
次 以 上の 項を省く と一
41
一
N工 工一
Eleotronio Library9・{
X
…X2・…・
X・)一
象
(X,− X
!)(
∂9 ∂x
,)
。……
(13
) と な る。
(∂g
/∂x‘)。の添字 oは線 形 化 点X
。に 関 する評 価である こと を表す。
Xt.
が統 計的に独 立と す る と,
(13
) 式の関 数Z
。= g。
(X、
,X ,
,…,
X
∂の平 均 値μz。,
標 準偏差 σZe, 3 次積率aSth,
お よ び 4次 積 率 adth はそれ ぞれ σ%象
職
)
:
a・x・a}t・・鋤
1(
∂9 ∂x
‘)
:
(
畿
)
:
・橘 ・Ze− 一
盞
(…− x
:)(
∂9
∂x
‘)
。………一 ……
(1・) し ・・一
[
盞(
畿
)
:
・i
,]
t………一 ………
(15 ) _盞
(
∂∂x
9‘)
:
唾
...
.
..
.
....
.
、16
、 αeo =.
■ σZo・
・
・
・
…
,
呷
r呷
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
噛
・
・
(17
> と求め ら れ る。
これ らの積 率 情 報 を用い,
3 次積率標準 化 関 数Sz
は 1 SAZ ・}=
(2
。1
バ3
。.。+3)。ll
・… μll
+3・a… μ… t・ (2
αi
。。− 3a
、、。+3
)σ}。…
tt・
・
.
・
・
…
t・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
一
・
・
・
…
(19 ) β。は線 形 化 点 X。に依 存し, 高 次積 率標 準化 座標空 間で の 限 界 状 態 曲 面 が 原 点に向かっ て 凹 で あ り, かつ β。>0
とすれ ばβ。の う ち最 小の もの β=
1min βD………・
・
…・
…………・
・
…・
……・
…
(20 ) が高 次 積 率 を 考 慮し た信 頼 性 指 標 βと な る。
βは高 次 の積 率 情 報だけで定 義さ れて お り,
高 次 積 率の項の線 形 化 もしてい ない の で, (4 )式で問題と なっ た線形化に よる解 析 誤 差 も含 まれて いない。
ま た, 高 次積率標準 化 関 数の逆 関 数 を 求 める計 算 過 程 もな く,
取り扱い の簡便 な もの となっ て い る。
Table 1 , 下 段は前 章で用い たも の と同 じ デー
タ を使い,
提案 手法に基づ くβと餌,2
次モー
メ ン ト法に基づ くβと 鈎 の関係をモ ンテ カル ロ 法に よる数値 実験解 p ,と と もに示し た もの で ある。 前 章の結 果と比 較すると,
限 界 状 態 関 数 適 用 後に高 次 積 率 の標 準 化を行っ た本 章の解 析結果の方が 数値実験解 pl を非 常に高い精 度で近似 し て い る。
さら に,
高 次 積 率 標 準 化 関 数の適用におい て以下の よ一
3μz。
σz。
−
asz。σ弖。十(−
2a :z。μz。
十3
σz。
−
3・、th・th>Z。+・、z。Z:1
…・
……・
.
……
(18) と決 定 され る。
こ こ でZO =SZ
(ZO
)と お けば,ZO
は平 均 値が0,
標 準 偏 差 が1,
3次 積 率,
す な わ ちひずみ度 が 0の 確 率 変 数と な り, 破 壊 領 域Zo
<0
はZo
<Sz
(0 > に変 換さ れ る。
し た がっ て,Z
。の平 均値,
す な わ ち原 点か ら破 壊 領 域までの距 離 β。は次式の よ うに な る。^
a3z。μ}。十3a4z。μz。σz。− 3
μz。σz。−
a3z 。σ}。 β。=− Sz
(0
)=一
一
42
一
f置 (…嵜
)ufe
(瓮}勿
ト
臼
黐
器
1
殉 2《S漁丿
ド
ーlkz
卜II
易
卩
1S
墅{kz) kzFig
.
3 Relationship between 彦z and β陶
Z(
Z うな確 率 変 数の 取扱い方 法を用い れ ば,
より簡 便なβ の評 価 が 可 能と な る。 まず,
(14 )式と (15)式 を 用 い てZ
を2
−z
…
竺・
……一 …・
一 …・
……一 ・
一 ・
(21
) と一
次 変換 する。
こ の と き,
確 率 変 数Z
の平 均 値 ttrzは0,
標 準 偏 差 azr は 1, そ し て 3 次以上の積 率はZ
の積 率と等 し く なっ て い る。
また, 破壊 領域Z
〈0
は (21
) 式よ りZ
の座 標 軸 上に おい て2
・研
島一一
鍔)
…一 …・
……・
……一 ・
(22 ) に変換さ れ る (以 下,
Fig.
3参 照 )。
こう し た変換を行 え ばZ
の 3次 積 率 標 準 化 関 数S
を は (18
>式よ りs
・(2
>一
諏吉
1
{
1
琴
糯
祕…・
……
(23) と非 常に簡潔な形で求 めら れ る。 こ こでZ
=S
ラ(Z
)s■
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(24) と お く と, 上 式の 変 換に より Z の座標 軸上 で は, 破 壊 領 域Z
〈kz
は さ ら にZ
〈S7
(丿ヒz)・
・
一・
・
一・
噛
r・
…
一・
・
・
・
…
一
・
・
…
一・
・
…
一・
…
(25) に変 換され る。
高 次積 率を考 慮 し た信 頼 性 指標βはZ
の平 均値,
す な わ ち原 点と破 壊 限 界 点Si
(k
。)の距離で 定 義さ れ ることか ら β=
:− S7
(hz
)…・
・
…・
・
:…・
………・
(26) と表さ れ る。
こ のように設 計で は 3次 以 上の積率情報を用い て標 準 化 関 数 (3次 積 率 標 準 化 を例に と れ ば (23
)式に示さ れ る関 数 ) を 求 め,
それに平 均 値 と標準偏 差か ら構成
さ れ るパ ラメー
タkz
を 代 入 し,
β を 決定する とい う手 法が と られ る。
また,kz
は 2次モー
メ ン ト法に基づ き求め ら れ る 信頼性指 標βと同 義になっ ており, 2次モー
メン ト法に より評 価され た βに関 す る 高次 積 率の情 報が得NII-Electronic Library Service i・
’
・ ] 匡 ⊇ 」皿
く 」 LO 10 > ト一
」一
m く 口 O 匡 匹1D
匿
ら 20 ao 40 50 60 CENTRAL 5AFETV FACTOR レ(a ) 10
−
1 { 10 国 匡 コ 記 く 」 LO 10 > ト コ一
口 く o コ O 匡 巳 10一
ら
2.
0 3D 40 5.
0 60 CENTRAL SAFETV FACTOR レ(d) 10
−
1 10 凵 図 ⊃ ゴ く L 」 O 10 > ト コ一
口 く mO ぼ 皀 10−
4 10−
1 10 凵 α ⊇ 望 証 」 O 10 > ト コ一
田 く 囗口 O 匡 」 2.
O こLO 40 5D 6.
OCENTRAし5AFETY FAC丁OR り
(b)
1・
−
42
.
0 30 4.
0 5,
0 5QCENTRAL SAFETY FACTOR μ
(e) 10
’
1 10 国 匡 ⊇ 」一
く LLO 10 > 卜冖
」
一
四 く 口 O 匡 匹 10“
s 10’
1 20 3.
0 40 5.
{〕 60CENTFIAL SAFETY FACτOR μ
(c ) 10 凵 匡 コ 目 く L 10 LO
F コ
一
〇 〈 山 O に 匹Flg
.
4 Comparison o 正p
∫ andi
)ノw 重th p, (hnear boundalyl10
−
42.
0 3.
0 4.
0 5.
0 6DCENTRAしSAFE丁Y
FACTOR v
(f) ら れ れ ば
,
β をhz
と み な して 直接高 次積 率標 準 化 関 数 に代入 し, β=− S
メー
β)と して高 次 積 率 を考 慮 し た信 頼性 指標βを導くこ と も容易で あ る。4.
高 次積率標準化 手法の有 効性の検討 限 界 状 態 関 数が線 形の場 合,
非 線 形の場 合,
お よび構 造 系の信 頼 性 評 価の場 合それ ぞれ に関し, 具 体 的な数 値 解 析を通し て FOSM 法,
AFOSM 法,
高 次 積 率 標 準化 手 法の比 較を行い,
提 案 手 法の有 効 性 を検 討する。
数 値 解 析で は,
電 子 計 算 機であ る確 率 分 布 形に従 う有 限 個の 乱 数 を生 成し,
その積 率を計算してそ れ を高 次 積 率 情 報 と し て 用い た。
ま た, 積 率算定に使 用し た模 擬デー
タ を 用いて モ ンテ カルロ シ ミュ レー
ショ ンを行い,
これ を数 値 実 験に基づ く 正解 値とし た。
デー
タの作 成に使用し た 確 率 分 布 形に は, 物 理 量の確率モ デ ル と してよ く用い ら れ る 正規 分 布,
対 数 正 規 分 布, お よ び ワイ ブル分布の 3 分 布 形を用い て いる。
各 確 率 分 布 形に基づく デー
タの 2 次 以 上の統 計量 を Table 2に示す。 各 統 計 量は そ れ ぞ れ 10000 個の模 擬デー
タ を用い て算 出し た もの である。 なTable2 Statistical Properties of Random Data
Distribuヒion Typ已sCOEff1C1 ∈nt ofVarlation δX 3广d 閏ume冂t α 3x4 しh 凹oment α 4x5thMD 皿ent α5X6thMom εnt % x 陛ORMALR O
.
20S O.
400,
003.
ooD.
ooL5,
00 LOGNOR階LR OO,
,
20S400.
.
627L2153.
,
67455677.
1521927529.
.
89590722 圄ElBULLR S O.
20pO,
311 O.
40 0.
28L3,
9982.
7BO一
2.
9832.
469 且5.
98812.
708 お,
提案手 法に基づ く 数値 計算で は 4次まで の積 率 情 報 を用い , 3次積 率まで の標準 化を行っ て い る。 4.
1 限界状態 関 数が線形の場 合 こ こ で は, 限 界 状 態関数 Z=
R− S
(R :抵 抗 強 度,
S :荷 重 )に対し,
破 壊 条 件をZ
く0
と定 義 し,
その信 頼 度 を算 定 する。
FOSM 法k
÷
議
………・
・
………・
……・
・
…・
(27
) 中 央 安 全 率 ンー
”R/μs を 用い れ ば一
43
一
N工 工一
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50
60CENTRA しSAFETV
FACTQR
レ (f
}Fig.5
Cemparin of P/ and
) ∫
with
Pf
(non
−linear
boundary
}
一
レ
ー
1
・ ・・・ ・・・・・ ・ ・ ・・ ・・
・
・・…P
・ 一 ・・
…r
・… 〔28
)
β= δ轟 ノ +麗 となる 。 δR , δ.は そ れ ぞ れCS
の 変動係 数を表す。 AFOSM 法AF
M
法 は破壊領 域 が 非 線 形の 場合に,
線 形 化点 を 平均 に固 定せず移 動させるこ とによっ て,最 適な 破 壊 率を
得 よ う と す る も の で あ る 。 し た が って
限界状 関 数が線形の
場合にはFOSM
法と同様
の 評価となる。
「
提
案
手法
(
16
), 17 ) 式 よ り , a3C
aiZ
は
。
,2 − …σ聾共・
… 1 .…..
.……_.……...…(
29
) σz
au
=・A
+ …萼
恚+6
・盈σ§,_ ………(3。)
9
と な り , 信 頼 性 指 標 β は (19
) 式 よ り^
a
μ}十3
αlz
μzσz
−3Ptz
σz 一 αsza
・
t
− … (31) β=一 (2。1
。−3、a
、+
3
)
。1 と求められる。
レを用いて表現れ
ば
,
A
αs2 {
v −1}2 十
3
孟v2 十
舊
(ンー1
)β=一 〔
2
、aS
、−3
。、 。 +3
)・ 瞬 一 講嘗+ δ喜} ・ … ・ …・
・
………・ … なる 。 Fig .4
は ,R
, s の 確率分布 形 の各 み合 わせにおい て,モンテカ ル ロ 法 による 破 壊確 率 秩CFOSM 法,
お よびAFOSM 法に
よ る破 壊確率p
! および 提 案 手法に
基 づく破壊 確率P
∫の関 係 を中央 全 率v で整理
して示
した
もので
ある。Phb
! は, (27 )
式 お よ び (31
>式 で 求め られ た β,
βを, 標 準正
確 率分布関 数φを用 い て銑 ;φ ( 一 β},.P ! = φ 一 β)と 変換した も の で ある。ど の確 率 分 布 形 の組 合わ
せ に おいても,FOSM
法 ,AFOSM
法に づいて 評価 しt 破壊率 p
!が
NII-Electronic Library Service 4
.
Z 限 界 状 態 関 数 が 非 線 形の場 合 こ こで は, 限 界 状 態関数Z =AR − S
(A
:抵 抗 強度 の解 析 上の不確 か さ を 表 す不確 定 量,R
:抵抗 強 度,
S
:荷重〉に対 し,
破 壊 条 件をZ
<0 と定 義 し,
その信 頼 度を算 定す る。
FOSM 法 限 界状態関 数Z =AR − S
を平 均 値ま わり に Taylor 展 開し2次 以 上の項を省い て線形 化する とZ =
PtnA十μ,R − S 一
μAμR……・
………・
(33) と な る。 従っ て FOSM 法に基づ く信 頼 性 指 標 βはR
÷
識
…・
…・
……・
……
(・4) と定義さ れ る。AFOSM
法Z
=AR − S
を 空間内の 任意の 1点.
媒A。,
R。,
S。)で 線形化す る と,
Zo=RoA
十ADR− S −
AoRo・
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
t−
(35}よっ て
一
μz。
Ro
μA 十Ao
μn一
μs− AoRo
・
・
…
− t−…
(36} β=一
一
.
.
=R
まσ:+Al
σi
+σk
aZe で定 義さ れ る β。の う ち最 小の もの β=
min β。………・
………
(37
> がAFOSM
法に基づ く信 頼 性 指 標と な る。
提案手 法 (16
),
(17
)式 よ り,
(35
)式の3
次積 率 αsz。
と 4次 積 率α、
2。
は。ザ 端 α・ +
4
靼
バ σ蠹α ・_ .
…_
(38
) σZeR
乙σla
、A+Alσla
、、+σ恚α、 , a61e『rtt ”
u
’
十6R5A 菖σ気σ孟十
6R
乙σi
σ忌十6A9
σ護alsσ壱
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(39
) と な る。 βD は 上の2.
式 を (19}式に代 入 することによ り求め ら れ,
(20) 式の βが提 案 手 法に基づ く信 頼 性 指 標と な る。Fig.
5は,
Fig.
4と 同 様,
各 手 法 を 用いて評 価し た破 壊 確 率を中 央 安 全 率 レ=
9RIPts で整 理し て示 した もの で あ る。
どの確 率分布 形の組み合わ せ に お い て も, 提 案 手法を用い て 評 価 し た破 壊 確 率p
ノ は,FOSM
法やAFOSM
法に基づい て求めた破 壊ue
率p
! よ り も高い精 度で モ ン テカル ロ法に よる数 値 実 験 解拶 を追 従し て お り,
限 界 状態関 数が非 線 形の場 合に も提 案 手 法の有 効 性 が示さ れてい る。
Table
3 は, モ ル テ カル ロ法 に よ る数 値 実 験 解と AFOSM 法に よ る解 析 解の差 が特に大 き かっ た (R,
S
) の組み合わせ 〔R :対 数 正 規,S
:正 規),
(R :ワ イブル,
S
:正規 ),
{R : ワイブル,
S :対 数正規 )の 3つ につTable
3
Accuracy of the Proposed Method
s
− )
Fig
.
6 Analytica且Model1
3
2
Fig
.
7 Failure Modes4い て
,
AFOSM 法の解 析 誤 差と, 提案手法の解 析 誤差 の比 を表し た もの である。
r は,
・
−
211
≡
1
ト
…・
・
……・
…・
・
…一 …・
…t・
…・
(・・) と定 義し た値で あ り, β * はモ ンテ カル ロ法に よ り求め られ た破 壊 確 率pラを φ を 用い て β*=
=一
Φ一
1(ρ/)と変 換 し た もの で あ る。
(40 )式で定 義さ れ る r は,
v=
LO,
1.5,…,6.
0
の各 点で 求め ら れ る が,
表 中の 値は v ≧2.
5の 各 r を平 均し た値を示し て い る。
こ れ より, 分 布 形の ひずみ に より AFOSM 法が正 解 値か ら大き く ずれ る場 合で も,
提 案 手 法はAFOSM
法の誤 差 を20%−
50%以下に押える高 精 度な ものとな っ てい る。
4.
3 構 造 系の信 頼 性 評 価 確定論的構造 解析では,
構 造 物を崩 壊に至ら す最 小 荷 重を求め,
そ れに対 応する 1つ の崩 壊 機 構に対して安 全 性が評 価さ れ る。 し か し,
確 率 論 的 構 造 解 析で は部 材 耐 力や作用荷 重を確率量 と して取り扱う た め,
生 起 可 能な 崩 壊 機 構と し て その構 造 物 が 有 す る すべて の崩 壊 機 構を 網 羅する必 要が ある。
こ こ で はFig.
6に示す 門 型 1層1
ス パ ン骨 組の終 局 耐 力に関す る信 頼 性を評 価する。
部材の破 壊 は 部 材に生 ず る 曲 げモー
メ ン トが部 材 耐 力に達 し た とき と定 義し,45 −一
N工 工一
Eleotronio LibraryTable 4 Statistical Preperties Df Randorn Data 団strlbution Typ∈sC
.
0,
V.
3rd 岡Qment4th 門D囗1巳nt5th 図0田巳nt6thMome 冂t MrM ヨ s 岡Qr旧1LDgnorma10.
150,
400.
.
01213.
,
005240.
.
033アo15,
00161,
77Table s CorrelatioR Coefficients between Fai]ure Modes
Failure ND
.
Mode 1 2 3 4 123 瑠 LO sym・
0.
9651.
0 0.
9650.
946LO 0,
9020.
9590,
959Loい
10
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1 a ぞ 弓10
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国 に ⊃ 」一
く 」 LO 45
一
一
〇 〇1
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> ト コ一
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METHOD絵
・b・・晦 1・・… 、も
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、 SECOND MOMENT MEτHOD1
R
:NORMAL
S
:LOGNORMAL
6R呂0.
15S6
=O.
40\
.
、f
貪
b PROPOSED 、 、 METHOD ◎ 、 、1
.
0
2
.
0
3
.
0
40
CENTRAL
SAFETY
FACTOR
ソ
Fig
.
8 Cornparison of p∫ and 多∫ with p, on Rellabillty Analysis of l span l story Frame破 壊 後 塑 性ヒ ンジ が形 成さ れ,
一
定の塑性モー
メン トを 十 分な回 転 能と と も に維持で き る ものと す る。
同一
部 材 内で材 長 方 向の耐 力の ばらつ き は無い もの と し,
塑 性ヒ ンジ は部 材 端,
あ るい は荷重作用点で の み形成さ れ る。 荷 重は は り端部に水平荷 重 を載 荷する。
こ う:し た解 析モ デ ル を 設 定す れ ば, こ の 骨 組の 有 する全 崩 壊 機 構 はFig.
7に示す 4種
類とな る。
そ れ ぞれの崩 壊 機 構に対し,
限 界状 態 関 数 を定 義する と g,(X)=
2M 且十 十2M3−
4.
5
S
≦12(X
)= 2M,
十Mz
十M3−
4.
5
S・
・
・
・
・
・
…
(41) 9s(X)=
M,十 M2十2Ms−
4.
5S
g4(X )=
M1
十2M2 十Ms − 4.
5
S
と なりs ),
これ よ り各 崩 壊 機 構の信 頼 性 指 標 β. (r=
1,
一
46
一
…,
4)が求まる。 こ こでM
,はi
番 部 材の塑 性モー
.
メン ト,S
は荷 重の 大き さを表 す 確 率 変 量であ り,
すべ て 統 計 的に独 立と仮 定し た。
ま た,M
,は正規 分 布に,
S
は対 数正規 分 布に従 う確 率 変 量と し, 変動係数は そ れ ぞ れ0.15,
0.
4と設 定し た。
高 次 積 率 標 準 化関数を求め る’
の に用い た高 次 積 率情報はTable
4に示す と お り で あ る。 提 案 手 法では 4次 積率ま で を用い,3
次 積 率まで の 標 準 化 を行っ た。
各 部 材の断面 2 次モー
メ ン トは すべ て 等し く設 定し,
部 材 耐 力の平 均 値 μMi は μHi=
UCtlts・
・
・
・
・
・
…
…・
…
…・
…………・
…・
・
…・
(42) を満た す よ うに与えた。
こ こ に レ は中 央 安 全 率,
c‘は 荷 重を i番 部 材の荷 重 効 果に変 換す る係 数, μs は S の 平 均 値で ある。 構 造 系 全 体の破 壊 確 率は さらに各 崩 壊 機 構 間の相 関 性 を 考 慮して求 める必 要がある が,
本 解 析で は文 献6)に示す解析 手 法を用い た。
.
本 解 折モ デ ル で は, 各 崩 壊 機 構 間の相 関 係 数は Table 5に示す よ うに ほとん ど0.
9以 上 と なり,
こ の ことか ら各 崩 壊 機 構はすべ て完 全 従 属とし て扱っ た。
し たがっ て, 各 崩 壊 機 構ご と に求 め ら れ た信頼性指標βr あ るいはβ,
(r=1
,…
,4
)の う ち最小の もの が 骨組の 信頼性 指標と み な さ れ る。
Fig.
8
は提案 手 法に基づ く骨 組の 破 壊確率 β!,
AFOSM
法に基づ く骨組の破 壊確率鈎, お よびモ ンテ カル ロ シミュ レー
ショ ン に よ る厳 密解 pf の 関 係を中央 安 全 率 レ で整理 し た もの で あ る。 か,
p
ノは そ れ ぞ れ高 次 積率を考慮 し て求め た骨組の信 頼性 指標β,
お よ びAFOSM
法 より 求め ら れ た信 頼 性 指 標βを,
餌=
Φ(一
β), 多∫=
Φ(一
β)と変 換 し たもの で ある。
ま た, モ ン テ カル ロ法で は10000 体の 骨 組の 破 壊 シ ミュ レー
ショ ンを 行っ て破 壊 確 率 を算 出 した。
p
ノが p ラに対 応で きて い な い の に対し, 勿 は pf を良い精 度で追従し て お り, 構造系の信頼性 評価に も高次積率標 準化手法が有効 で あ るこ と が示さ れて い る。
5.
結 以 上, 本報で は高次積率標 準化手法へ の限界状態 関数 適用上の問 題 点 を 示し,
限 界 状 態 関 数 適 用 後に高 次 積 率 の標準化を行う手法を提案して その問題点を解 決し た。
ま た,3
次 以 上の積 率で構 成さ れ.
る喬次 積 率標準化関数 に平均 値と標準偏 差で構 成さ れ る係 数を代入 す る とい う 手法 をと る こ と に よ り, 高 次 積率を考慮 し た信 頼 性 指 標 をさ らに 簡 潔な形で誘 導した。
本 報で提 案され た信 頼 性 評 価 法は,
設 計 変 数の積 率情 報の みを用い て信 頼 性 を 評 価するもの であ り, 2次モー
メ ン ト法と同じ様な簡 便な 取り扱いが可 能である。 さ ら に提 案 手 法で は 2次モー
メ ン ト法で評 価さ れ た信 頼 性指標との合理的で簡 潔な結び つ けが行わ れ℃お り,
実設計へ の導入に おいて実用的と 考 えられ る。
前報その
1
で提案さ れ た高 次積率 標 準 化 手 法は非 線形 連 立 方 程 式を解く段 階で さ.
ま ざ まな仮 定や近 似が導入さNII-Electronic Library Service れ た が
,
本 報の数 値 計 算の範 囲か ら考 察すれ ば,
高次積 率 を考 慮する ことに よっ て2
次モー
メ ン ト法 よりも非 常 に高い解析精 度が得ら れ た。 こう した結 果 より,
積 率 を 用い た信頼性 評 価に は高 次 積 率の考 慮が不 可 欠で あ り,
こ の定 式 化を行え たこ とは,
信 頼 性 理 論に基づ く設 計 法 確 立の上で非 常に有 効な手 法を提 案 するものと考え る。
な お,
本論の数値 計算に は,
名古屋 大 学 大 型 計 算 機セ ンター
の FACOM M 382を使 用 した。
参 考 文 献 1) 小 野 徹 郎,
井戸 田秀 樹 ;高 次 積 率 標準 化 手 法の提 案と そ れ に基づ く信頼性 指標の設 定,一
高 次積 率を考慮し た信 頼 性 設 計 法に関す る研究 その 1,
日本 建 築学会論文 報 告 集,
第359号, 昭和61年1月2) Rackwitz
,
R.
,
Comit6 Europ6an du Beton,
BulletinD
’
lnformaton.
No.
112,
Munich,
West Germany l9763) Ellingwood
,
B.
,
Galambos,
T,
V.
,
MacGreger,
J.
G.
,
and
CorneLl
,
C.
A.
;Development of a Probability,
Based Load CriteTion for American National
Standard
A
−
58,
Nat且onal Bureau Qf Standards Special Pub】ica.
tion
,
No.
577,
19804} 津田 夫 : モ ン テ カ ル ロ法と シ ミュ レ
ー
ション, 培 風 館,昭 和53年
5) Moses
,
F.
,
a皿d.
Stevensoロ,
J.
D.
;Reliability BasedStructura】 Design
,
ASCE,
Vol.
g6,
No.
ST2,
PP
.
221−
244,
Feb.
,
19706)
Ang,
A,
H・
S.
,
and Ma,
H.
F.
:On the ReliabLlity of
Structural
Syste皿,
Structural Safety and Reliability,
1981 記号 説 明 c‘:荷重 を荷 重 効 果に変換す る係数 E [X];確 率変数 X の平 均 値 g :限 界状 態関 数 M‘:」番 部 材の塑 性モー
メ ン トを表す確 率 変 数p
ノ:2次モー
メ ン ト法に基づく破 壊確率 動 :高次積率標準 化手 法に基づ く破 壊確率 pf :モ ンテ カルロ 法に 基づく破 壊 確 率 R :抵 抗 強 度 を表す確 率 変数 r :2次モー
メ ン ト法と提 案手 法の破 壊 確 率 評 価 誤 差の 比S
:荷重ま た は荷重効 果 を 表 す確 率 変 数 Sx:確率 変 数X の高 次積 率標 準 化 関 数 anX :確 率 変 数X の n次 積率汐
:2次モー
メ ン ト法に基づ く信 頼性 指標β
:高 次積 率 標準化手法に基づ く信 頼 性 指 標 絢 :確 率 変 数X の平均値 v :中央 安 全 率 σx :確率変数X の標 準 偏 差 ¢ :標 準 正 規 確率分布 関 数SYNOPSIS
UDC :624.
04 :519.
2DEVELOPMENT
OF
HIGH
ORDER
MOMENT
STANDARDIZATlON
METHOD
INTO
STRUCTURAL
DESIGN
ANI
)ITS
EFF1CIENCY
Astudy
on reliability−
based
design
usinghigh
order momentPart
2
by Dr
、
TETSURO ONO,
Prof.
,
Nagoya Institute of Technol.
ogy and HIDEKI IDOTA
,
Graduate Student, TQkyo Insti
・
tute of Technelogy,
Members
of A.
1.
J.
This
paperdevelopes
high
order moment standardization method into structuraldesign,
andinvestigates
effi・
ciency of the proposed method through numerical calculations.
Fi・stly
・
・ p・・b
且・m in apPli ・ati…fth
・limit
・t・t・functi
・ni
・ sh・w・.
Th
・ p・・bl
・mis
s・lved
by
・t・ ・d。,di
。i
。g
after application of the
limit
statefunction
.
Fur出 ermore, a reliability index with high order moments
in
derived
with th・ ・
imp1
・ ・f
・ ・m than th・t p・・P・sedi
・ th・ p・evi … p・p・ ・,
Th
・ ・e且i・bility
・i・dex
i
・d
・fi
・ ・d
by
,ub ,tit。ti。ghz
into
thehigh
order moment standardizingfunction
.
左zis
the coefficient that is composed of the mean value and the standarddeviation
.
Secondly,
analytical results based on the prososed method are compared with analytical resultsbased
oll thesecond
−
moment method (FOSM
AFOSM
method )through numerical calculations,
Further,
efficiency of theproposed method