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DSpace at My University: 研究所プロジェクト紹介 Project3 : 外国人児童生徒のための言語教育モデルの研究

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Academic year: 2021

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大阪女学院大学国際共生研究所通信 創刊号 が組み込まれている。実際、欧米では”Open University” として数多くの大学がオンラインプログラムを提供して おり、伝統的な対面式授業から脱却したe−Learni㎎の学 習効果が報告されている。 しかしながら、従来の対面式授業からの脱却には利点 と欠点が表裏一体となって付いてまわる。学習者のスケ ジュールや学習度に応じて学習できる反面、学習者に自 立・自律心がなければ学習の持続が困難となる。教員は 必ずしも必要とされないので人件費などのコストは低く 抑えられるが、学習者と教員間や学習者同士のインタラ クションが取りづらい。成績管理が自動的に行われるの で教員の仕事量は軽減されるが、学習者の学習プロセス を把握できなくなるなどである。今後、これらの問題を 踏まえて、専門学術領域や専門職業領域で要求される語 学力の習得にe−Learni㎎の導入を図った新たな英語教育 方法を確立することが本プロジェクトの目標である。 外国人児童生徒のための≡語教育モデルの研究 日本政府が1990年に行った「出入国管理及び難民認 定法の一部を改訂する法律」の施行により、外国人労働 者の子どもたちが多数、日本で教育を受けることになっ た。この10数年、外国人児童生徒の抱える問題につい て多くの研究がなされてきた。例えば、不就学、学習の 権利、日本語教育といった分野である。しかし、母語に よる教育、母語と日本語を使用したバイリンガル教育は、 外国人学校での実施にとどまり、ほとんどの公立学校で は実施されていない。本プロジェクトでは、外国人児童 生徒の母語を保持・発展させ、日本語の習得及び教科学 習の理解を促す言語教育モデルを研究する。 第1回研究会報告

2009年11月18日於本学

報告者 智原哲郎 r英語教育の方法論を模索する e−L6amlngとジャンル分析」 発表者 東條加寿子教授 【e−Learnin9】 e−Leami㎎とは、情報技術によるコミュニケーショ ン・ネットワークなどを活用した主体的な学習であり、 対面授業を補うものと対面授業に取って代わるものが ある。英語教育におけるe−Leami㎎導入の目的には、 学習効率の改善、学習の利便性の向上、新規性・新効 果、学生の満足度のアップなどが挙げられ、導入によ り、1)個々の学生が、基本的英語力の伸長に取り組 める、2)リメディアルが必要な学生に対応できる、3) Contents−basedの英語教育を効率的に推進できるよう になる。このようにマルチメディアを活用し英語4技 能とコンテンツを融合することにより、きめ細かな教 育とe−Learni㎎とのブレンド型教育が期待できるであ ろう。 【ジャンル分析】 ジャンル分析とは、ジャンルに特有な言語的パター ンを分析することである。ジャンル分析は学習者中心 のアプローチであり、自律した学習者を育成し、学習 効果を格段に高める。ジャンルについて読むことや特 有な語彙を学ぶことをその目標にするのではなく、例 えば、「特許はどのように書かれているか」「学術論文 はどのように書かれているか」rビジネスの企画書はど のように書かれているか」など、学習者がジャンル内 の情報を的確・迅速に理解し、発信できる能力を培う ことである。本学の英語教育にジャンル分析の手法を 取り入れれば、従来とは別の角度で効果的なコミュニ ケーション能力を育成することができるであろう。 加藤 映子 プロジェクト3では、年々増加傾向にある外国人・帰国児 童生徒の教育の問題について取り組みます。まず、プロジェ クトのキックオフとして、朝鮮半島にルーツを持つ児童生徒 に、大阪市立北鶴橋小学校で35年間にわたり民族学級担当 講師として子どもたちを指導してこられた全容海先生にご講 演を頂きます。当時、在日の教育に奔走していた人々は、政 府の政策に翻弄され、差別や偏見と戦いながら、在日の子ど もたちのための教育に多大な努力をばらレ\民族学級を公立 学校に設置されました。この一連の歴史を最もよくご存知の 全容海先生のお話を聞く事は、増加傾向にある外国人労働者 や児童生徒と共生していく社会を形成していく上で大切なこ とだと思います。全容海先生は、北鶴橋小学校での教育の目 標を「差別をしない、させないための人間教育」とされまし た。これは、日本人児童生徒が差別をしないということのみ ならず、在日の子どもたちが誇り高い人格を持って生きてい くことをめざしています。どのような取り組み、工夫、苦労 があったのかをお話し頂き、共生する社会について共に考え たいと思います。

国際共生研究所第2回講演会予定

r本名は屋抜の跨り一往目の子どもたちの民族学級から 学ぶ外国人死竈生徒の教育』 講師 全容海先生 日時=2010年1月29日(金)18100イ9130 場所:本学1F会議室 対象:一般,大阪女学院学生・教職員 参加費無料 事前申し込み要riicc@w;1mina.ac.jp

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