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指導観学習を進めるにあたって, 教師が宿泊体験学習に関する新聞記事を書き, 視覚化しておくことで, 児童に本単元の具体的なゴールイメージを持たせたい その際, 完成した新聞を廊下に掲示し, 全校のみんなに見てもらうことを伝え, 相手意識を持って学習に取り組もうとする意欲を持たせたい そして, 新聞は

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Academic year: 2021

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第5学年国語科学習指導案

平成27年6月24日水曜日 第5校時 5年1組 児童数30名 指導者 5-1担任 【育成を目指す言語能力】 ・編集や記事の書き方に注意して,宿泊体験学習について新聞に書くこと。 ≪第5学年及び第6学年B書く(2)ウ≫ 【具体的な言語活動】 ・目的に応じて,本や文章を比べて読むなど効果的な読み方を工夫すること。 ≪第5学年及び第6学年C読む(1)イ≫ 1 単元名 宿泊体験学習新聞を作ろう 「新聞記事を読み比べよう」(新しい国語 五 東京書籍) 2 単元について ○単元観 高学年になると,様々な学習の中で,調べるために資料を集めて読むなど,読む目的も多様化して くる。また調べる範囲も,広告や新聞,インターネットなどの多様なメディアへと広がっていく時期 でもある。そのため,読む目的に応じて,比べて読むなどの効果的な読み方をしながら,情報を収集 し判断する力を養う必要がある。 そこで本単元では,新聞記事の構成の学習や比べ読みを通して,書き手の意図を読み取ることをね らいとしている。それに加えて,学んだことを活用し,新聞記事を書く学習活動を単元のゴールとす ることで,編集の仕方に注意しながら内容を読み取る力や自分の考えを明確にしながら読む力などが 養えると考える。本単元での学びを第6学年「新聞の投書を読み比べよう」へとつなげ,実生活の中 で目にする様々な資料を読み比べ,書き手の意図や目的に応じた表現の工夫を読み取る力を身に付け させていきたい。 ○児童観 本学級の児童は,様々な課題に前向きに取り組むことができる。高学年に見られがちな学習に対し ての怠惰な姿勢が,あまり見られないことも学級の特徴と言える。 児童はこれまでに,文章構成を考えながら要旨を読み取る力を養うために,説明文「動物の体と気 候」の学習を行っている。しかし,文や文章の書き表し方には,書き手の意図があることを意識しな がら正確に読み取る力は十分ではない。 また児童は昨年度までに新聞スクラップをしたり,夏休みの思い出新聞やはがき新聞を書くことを 経験しており,新聞作りには慣れ親しんできている。しかし,新聞については多くの児童がテレビ欄 や四コマまんがを見る程度の関わりにとどまっており,主体的に読もうとする姿はあまり見られてい ない。

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○指導観 学習を進めるにあたって,教師が宿泊体験学習に関する新聞記事を書き,視覚化しておくことで, 児童に本単元の具体的なゴールイメージを持たせたい。その際,完成した新聞を廊下に掲示し,全校 のみんなに見てもらうことを伝え,相手意識を持って学習に取り組もうとする意欲を持たせたい。そ して,新聞はどんな読み物なのか知っていることを出し合いながら,「新聞についてもっとくわしく 学びたい。」「記事作りに役立てたい。」という思いを持たせ,第二次につなげていきたい。 第二次では,教材文『新聞記事を読み比べよう』を読みながら,記事作りのヒントを学んでいきた い。第1時では1つの新聞記事を取り上げ,記事の中心となる「見出し」,内容のまとめである「リ ード」,6つの要素(5W1H)を押さえながら内容を詳しく伝える「本文」,写真に添えられた短い 説明文であるキャプションを含めた「写真」の役割など,新聞記事の特徴を読み取っていくようにし たい。次に,本時となる第2時では,新聞記事の特徴を踏まえながら2つの新聞記事を読み比べる活 動を行っていきたい。本校のめざすみんなが『できる・分かる』授業を保障するために,読み比べガ イド・ワークシートを使って構成や取り上げている出来事などの共通点を見つけさせるとともに,2 つの新聞記事の相違点についても整理していきたい。その際,写真を入れ替えると記事として成立す るか問いかけることで,児童の意識は焦点化され,記者の意図を学びとることができると考える。そ して,写真を含めた各要素がねらいを効果的に伝えるために全て関連付けて構成されていることに気 付かせたい。第3時では,児童が自力で記事を書けるように,記事の中心となる「見出し」について も,その特徴や使われている技法(体言止め・倒置法)を押さえるようにしたい。加えて第4・5時 では,児童自身が選んだ記事を分析し,書き手の意図が何かを読み取る活動をしたい。分析が難しい ものを選ぶ児童も予想されるため,記事の選び方についても指導が必要と考える。全ての記事が,構 成がそろっているとは言えないが,第二次での学びを活用しながら書き手の意図に迫らせることで, 第三次での新聞記事作りにつなげていきたい。 これらの活動を通して,本校がめざしている「考えや思いを的確に表現できる子ども」「情報を再 構成し自分の言葉で発信できる子ども」を育みたい。 3 単元の目標 ・2つの新聞記事について共通点と相違点をとらえ,書き手の意図を読み取ることができる。 ・単元の学習を生かして宿泊体験学習について新聞記事にまとめることができる。 4 単元の評価規準(◎は重点指導事項) 国語への関心・意欲・態度 読 む 能 力 書 く 能 力 言語についての 知識・理解・技能 ○新聞記事には意図が あることを読み取り, 進んで宿泊体験学習 について新聞記事に 書こうとしている。 ◎2つの新聞記事を読 み比べ,共通点や相違 点をとらえ,書き手の 意図を読み取ってい る。 《C読む(1)イウオ》 ○読み手を説得するた めの具体例や文章構 成を工夫しながら,宿 泊体験学習について 新聞記事に書いてい る。《B書く(1)イウ》 ○文章にはいろいろな 構成の仕方があるこ とを理解し,自分の文 章に生かそうとして いる。 《伝国(1)イ(キ)》

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5 指導と評価の計画(全8時間 本時3/8) 次 時 ○指導のねらい(目標) ・学習内容,学習活動 評 価 関 読 書 言 評価規準 評価方法 一 宿泊体験学習の新聞記事を作るために,まずは新聞について知ろう。 1 ○新聞について知っていることや 載っていることを書こう。 ・宿泊体験学習の教師モデルの新 聞記事を読んで,新聞記事作り に興味をもつ。 ・新聞について知っていることを 書いたり,載っていることを調 べたりする。 ○ ○ ・教師モデルの新聞記事を 読み,興味を持って学習 に取り組もうとしてい る。 ・新聞について知っている こと,掲載されている項 目等について述べてい る。 《C読む(1)イ》 行動観察 発言 発言 ノート 二 「新聞記事を読み比べよう」を読んで,記事作りに役立てよう。 1 ○新聞記事の工夫を見つけよう。 ・見出し・リード・本文で構成 ・「いつ」「どこで」「だれが(何が)」 「何を」「なぜ」「どのように」 の6つの要素。 ・写真のアップとロング,キャプ ション。 ・記事の構成や写真の役割を用い て,書き手の意図(ねらい・メ ッセージ)が伝わるように書く ことがポイントになる。 ○ ・新聞記事の書き方の工夫 を見つけ,記事には意図 があることに気付いて いる。 《C読む(1)ウ》 発言 ノート 2 ( 本 時 ) ○A社とB社の記事を対比し,書 き手が伝えたい事を考えよう。 ・構成や写真,キャプション,6 つの要素の中から共通点を見つ ける。 ・相違点を見つけ,意図を考える。 ・A社とB社の写真を入れ替えて も,記事は成立するか考える。 ○ ・写真と本文が,書き手の 意図(ねらい)と合致す ることの重要性に気付 いている。 《C読む(1)ウ》 発言 ノート 3 ○新聞記事の見出しを考えよう。 ・記事の意図を考え,見出しを考 える。 ○ ・様々な新聞記事の見出し を参考にし,魅力的な見 出しを書くこつを見つ 発言 ノート

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・体言止めや倒置法を使うとよい ことを見つける。 けている。 《C読む(1)オ》 4 5 ○新聞記事を選んで,書き手の意 図(ねらい)を見つけよう。 ・選んだ記事の書き手の工夫を見 つける。 ○ ○ ・新聞記事には意図がある ことを読み取ろうとし ている。 ・選んだ新聞記事から書き 手の意図を読み取って いる。 《C読む(1)ウ》 行動観察 ワークシ ート 三 宿泊体験学習を新聞記事にしよう。 1 2 ○宿泊体験学習の新聞記事を書 こう。 ・読む人に意図が伝わるように書 く。 ・新聞記事の工夫を参考にして書 く。 ・学校のみんなに読んでもらえる ように,廊下に掲示する。 ○ ○ ○ ・進んで宿泊体験学習につ いて新聞記事に書こう としている。 ・学んだことを生かして, 新聞を書いている。 《B書く(1)イウ》 《伝・国(1)イ(キ)》 行動観察 新聞 6 本時の指導 (1) 本時の目標 ・教科書に記載されているA社とB社の新聞記事を対比して読み,記事が伝えたいことや写真の重 要性を考えることができる。 (2)本時の評価規準《C読む(1)ウ》 (3)準備物 ・A社とB社の新聞記事(掲示用) ・ワークシート 【十分満足できる】:写真と本文が,書き手のねらいと合致することの重要性に気付き,その理由 を説明している。 例)A社の写真はアユが元気に写っている写真でないといけないことがわか りました。なぜなら,A社は夏が来たことを元気なアユで表現している からです。 【おおむね満足できる】:写真と本文が,書き手のねらいと合致することの重要性に気付いている。 例)写真と本文がつながっていないと,伝えたいことがうまく伝わらな いことがわかりました。

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(4)展開 過 程 学習活動 指導上の留意点 (ユニバーサルデザインの視点) 評価規準 (評価方法) 導 入 1 前時までの学習を振り返る。 ・単元のゴールを再確認し,意欲 付けを図る。 ・新聞記事の工夫について確かめ る。 ・写真と本文が,書き 手の意図(ねらい) と合致することの重 要 性 に 気 付 い て い る。 (発言・ノート) 展 開 2 学習課題を確認する。 3 A社とB社の記事を読み,共 通点や相違点をみつける。 ①一人学び ②意見交流する ・ペアで ・全体で 4 書き手が伝えたい事につい て話し合う。 ・本時の流れを掲示し,見通しを 持たせる。 視覚化 ・「読み比べガイド」をもとに,共 通点や相違点を見つけさせる。 ・支援を必要とする児童には,見 出し,リードなどの言葉を入れ たワークシートを渡し,共通点 には○,相違点には×をつける ように助言する。 視覚化 共有化 ・A社とB社の写真を入れ替えて も記事として成立するか考えさ せる。 焦点化 ・写真を根拠にした考えが出た際 には,そのことが分かる言葉を 探すように促し,写真と文章の 結び付きに着目できるようにす る。 ・努力を要する児童への支援とし て,友達のどの意見が分かりや すかったか助言する。 ま と め 5 学習感想を書く。 ・宿泊体験学習新聞を作るときに 役立ちそうなことは何かも書く ように促す。

A社とB社の記事を読み比べ,記者が伝えたいことを考えよう。

(A社) ・アユの若々しさや美しさを 中心に,初夏の訪れを生き 生きと伝えたい。 (B社) ・市民の努力により,多摩川 に自然がよみがえったこ との喜びを伝えたい。

参照

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