「 在 宅 生 活 ハ ン ド ブ ッ ク № 1 8 」
在宅での排尿管理
別 府 重 度 障 害 者 セ ン タ ー ( 看 護 ・ 介 護 部 門 2014 )
も く じ は じ め に ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 Ⅰ . 排 尿 コ ン ト ロ ー ル の 基 礎 知 識 1 . 排 尿 の メ カ ニ ズ ム ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 2 . 頸 髄 損 傷 者 の 排 尿 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 3 . 排 尿 コ ン ト ロ ー ル の 必 要 性 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 ( 1 ) 排 尿 コ ン ト ロ ー ル の た め の 薬 剤 の 種 類 と 効 果 ・ ・ ・ ・ 4 ( 2 ) 排 尿 を 促 進 す る た め の 心 が け ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 6 Ⅱ . 介 助 で 行 う 排 尿 方 法 ( 介 助 者 の 方 へ ) 1 . 自 然 排 尿 の 介 助 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7 2 . 膀 胱 瘻 ・ 尿 道 留 置 カ テ ー テ ル の 方 へ の 介 助 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ 7 ( 1 ) 膀 胱 瘻 ・ 尿 道 留 置 カ テ ー テ ル と 蓄 尿 袋 の 接 続 方 法 ・ ・ 7 ( 2 ) 蓄 尿 袋 の 固 定 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8 ( 3 ) 尿 捨 て の 介 助 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8 ( 4 ) 蓄 尿 袋 の 洗 浄 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 9 3 . コ ン ド ー ム 式 男 性 用 尿 器 を 使 用 し て い る 方 へ の 介 助 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 9 ( 1 ) 装 着 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 0 ( 2 ) 使 用 時 の 注 意 点 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 0 ( 3 ) 洗 浄 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 1 4 . 特 殊 尿 器 ( 安 楽 尿 器 ) を 使 用 し て い る 方 へ の 介 助 方 法 ・ 1 2 ( 1 ) 装 着 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 2 ( 2 ) 使 用 時 の 注 意 点 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 2 ( 3 ) 洗 浄 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 3 5 . 尿 取 り パ ッ ド 装 着 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 3 ( 1 ) 男 性 の 場 合 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 3 ( 2 ) 女 性 の 場 合 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 3 Ⅲ . 尿 路 感 染 症 の 対 処 法 1 . 尿 路 感 染 症 と は ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 4 2 . 尿 路 感 染 の 症 状 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 4 3 . 対 処 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 5
【 参 考 】 排 尿 ト ラ ブ ル の 対 処 法
1 . 自 尿 管 理 の ト ラ ブ ル と 対 処 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 5 2 . 自 己 導 尿 管 理 の ト ラ ブ ル と 対 処 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 7 3 . 尿 道 留 置 カ テ ー テ ル の ト ラ ブ ル と 対 処 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 8 4 . 膀 胱 瘻 留 置 カ テ ー テ ル の ト ラ ブ ル と 対 処 法 ・ ・ ・ ・ ・ 2 0
- 1 - は じ め に セ ン タ ー 利 用 時 に は 排 尿 管 理 が 順 調 だ っ た 方 で も 、 自 宅 に 戻 っ て か ら 水 分 量 や 食 事 内 容 が 変 わ っ た り 、 仕 事 を 持 つ こ と な ど で 生 活 環 境 が 変 わ る と 、 身 体 に 変 調 を き た し 、 尿 路に ょ う ろ感 染か ん せ ん( 尿 の 通 る 経 路 で 起 こ る 感 染 症 ) と な り 、 発 熱は つ ね つや 尿 漏 れ が 起 こ る 可 能 性 が あ り ま す 。 そ こ で 、 排 尿 コ ン ト ロ ー ル の 基 礎 知 識 及 び 自 宅 に お い て 介 助 で 行 う 排 尿 方 法 、 排 尿 管 理 で 注 意 す る こ と や 考 え ら れ る ト ラ ブ ル と そ の 対 処 法 な ど の 基 本 的 な こ と を 紹 介 し ま す 。 な お 、 カ テ ー テ ル 管 理 の 排 尿 で は 、 定 期 的 な 泌 尿 器 科 受 診 が 必 要 で す 。 自 宅 に 戻 ら れ る 前 に お 近 く の 泌 尿 器 科 を 受 診 す る 手 配 を し て お き ま し ょ う 。 困 っ た こ と な ど あ り ま し た ら 、 泌 尿 器 科 医 師 や 当 セ ン タ ー に お 問 い 合 わ せ く だ さ い 。 自 分 で 排 尿 動 作 が で き る 方 は 、 別 冊 の 「 自 分 で 行 う 排 泄 動 作 」 を 参 照 し て く だ さ い 。 Ⅰ . 排 尿 コ ン ト ロ ー ル の 基 礎 知 識 1 . 排 尿 の メ カ ニ ズ ム 腎 臓 は 血 液 中 の 老 廃 物ろ う は い ぶ つか ら 尿 を つ く り ま す 。 つ ま り 、 尿 は 、 腎 臓 で ろ 過 さ れ た 体 内 の 老 廃 物 や 余 分 な 水 分 で す 。 腎 臓 は 左 右 の 腰 背 部 に 1 つ ず つ あ る そ ら 豆 形 の 臓 器 で 握 り こ ぶ し く ら い の 大 き さ で す 。 腎 臓 の 腎 実 質 で 作 ら れ た 尿 は 腎 盂 に 集 ま り 、 左 右 の 尿 管 を 通 っ て 膀 胱 に 運 ば れ ます。 次 頁 の尿 路 の 図 を 参 照 し てくださ い 。 膀 胱 は 筋 肉 で で きて い る ゴム 風 船 の よう な 袋 で 、 尿 を 漏 ら す こ と な く溜 めてお く 蓄ち く尿に ょ うと 、溜 ま った 尿 を 排 泄 する 排 尿 の 2つの 働 きがあり ま す 。 膀 胱 に 3 50 ~ 40 0 m l の尿 が溜 ま ると 、 「お し っこ を し たい 」と い う 尿 意 を 感 じ ま す 。 尿 意 は 、 脊 髄 を 通 っ て 仙せ ん髄ず いの 排 尿 中 枢 に 伝 わ り 、 大 脳 が 出 す か 出 さ な い か の 判 断 を 行 い ま す 。 排 尿 す る 準 備 が で き る と 大 脳 が 膀 胱 反 射 中 枢 に 指 令 を だし 、 膀 胱 を し ぼま せ て 、 反 対 に 尿 道 は ゆ る ませ て 尿 を 出 し ま す 。 膀 胱 と 尿 道 は 逆 の 働 き を し な が ら 、 蓄 尿 と 排 尿 の コ ン ト ロ ールを 行 ってい ます 。
- 2 - 図 1 尿 路 の 図 2 . 頸 髄 損 傷 者 の 排 尿 脊 髄 が 障 害 さ れ る と 膀 胱 の 働 き が 妨 げ ら れ ま す 。 こ れ を 「 神 経 因 性し ん け い い ん せ い 膀 胱ぼ う こ う」 と 呼 び 、 蓄 尿 機 能 が 障 害 さ れ る と 、 頻ひ ん尿に ょ う( 尿 が 近 い ) 、 尿に ょ う失 禁し っ き ん( 尿 が 漏 れ る ) 、 排 尿 機 能 が 障 害 さ れ る と 、 排 尿 困 難 、 尿 閉に ょ う へ い( 膀 胱 に 溜 ま っ た尿 が 出 せない ) 、 な どの症 状 が出 現 し ま す。 膀 胱 の 働 き を 調 節 す る 神 経 は 、 仙 髄 か ら 大 脳 ま で の 長 い 経 路 を た ど る の で 、 脊 髄 損 傷 で は 損 傷 部 位 の 高 さ に か か わ ら ず 排 尿 障 害 を 伴 い ま す。 受 傷 後 急 性 期 に は 、 尿 閉 と な り ま す 。 数 日 か ら 数 ヶ 月 を 経 過 す る と 、 損 傷 部 位 以 下 の 神 経 機 能 が回 復 し 始 め、そ の後 の 排 尿 障 害 は損 傷 部 位 により 以 下 の 2 つ のタ イプ ( 過 活 動 膀 胱 と 弛 緩 膀 胱 ) に分 け られます 。 腎 臓じ ん ぞ う 尿 管 に ょ う か ん 尿 道に ょ う ど う 膀 胱 容 量 は 約 5 0 0 m l で す 腎 盂 じ ん う 尿 道 に ょ う ど う 口 こ う 膀 胱ぼ う こ う 膀 胱 容 量 は 5 00 m l で す
- 3 - ※ 間 歇 導 尿 と は 、自 己 導 尿 と も 言 い ま す。 膀 胱 に 溜 ま っ た 尿 を 一 定 の 時 間 ご と に 尿 道 口 か ら カ テ ー テ ル ( 管 ) を 挿 入 し て 体 の 外 に 排 出 す る 方 法 ※ 膀 胱 瘻 と は 、 直 接 、 膀 胱 に 穴 を 開 け て 管 を 通 し て 尿 を 出 す 方 法 膀 胱 の 型 過か 活 動か つ ど う膀 胱ぼ う こ う 弛 緩し か ん膀 胱ぼ う こ う 損 傷 レ ベ ル 主 に 頸 髄 ・ 胸 髄 損 傷 主 に 腰 髄 以 下 の 損 傷 特 徴 ・ 膀 胱 排 尿 筋 の 緊 張 が 強 く な り 、 無 意 識 に 膀 胱 が 収 縮 し て 尿 が 出 る 。 ・ 膀 胱 は 小 さ く萎 縮 す る。 ・ 排 尿 時 、 括 約 筋 はゆ るみにくい 。 刺 激 で 反 射 的 な 排 尿 が起 こ る。 ・ 膀 胱 排 尿 筋 の 緊 張 が 低 下 し 、 尿 を 押 し 出 す の に 十 分 な 力 が な い 。 ・ 膀 胱 は 大 き く な り 、 括 約 筋 は ゆ るむ 。 ・ 腹 部 に 圧 力 が か か る と 尿 が 漏 れ やすい 。 排 尿 管 理 方 法 反 射 性 排 尿 、 間 歇 導 尿 、 膀 胱 瘻ぼ う こ う ろ う など 。 ・ 反 射 性 排 尿 の 場 合 は 、 収 尿 器 を 装 着 し た 失 禁 性 排 尿 管 理 と な る 。 下 腹 部 を 叩 打 し 、 排 尿 反 射 を 誘 発 さ せ 手 圧 に よ り 排 尿 を 促 し ま す 。 叩 打 手 圧 排 尿 と も 呼 ば れ る が 、 こ の 方 法 は 膀 胱 の 変 形 を 招 く の で 、 残 尿 の あ る 人 に は 、 間 歇 導 尿 を すす めて い ます。 失 禁 性 排 尿 、 自 排 尿じ は い に ょ うなど 。 ・ 腹 圧 ・ 手 圧し ゅ あ つで排 尿 を 促 し ます。
- 4 - 3 . 排 尿 コ ン ト ロ ー ル の 必 要 性 当 セ ン タ ー 利 用 時 に 排 尿 管 理 方 法 の 選 択 を し て い た だ き ま す が 、 ど の管 理 方 法 で あ れ 最 も 重 要 なこ と は 、「 膀 胱 を 空 にし て尿 路 感 染 症 を 防 ぐ こ と 」 と 「 膀 胱ぼ う こ う尿 管に ょ う か ん逆 流ぎ ゃ く り ゅ う現 象げ ん し ょ うを 起 こ さ な い こ と 」 で す 。 腎 臓 と 膀 胱 は 尿 管 と い う 管く だで つ な が っ て い ま す が 、 管 と 膀 胱 と の つ な ぎ 目 に は 弁 の 役 目 を す る 特 殊 な し く み が あ っ て 、 膀 胱 内 に 溜 ま っ た 尿 が 腎 臓 へ 逆 戻 り す る こ と を 防 い で い ま す 。 し か し 、 脊 髄 損 傷 に よ る 膀 胱 機 能 障 害 が あ る と 、し ばし ばこ の逆 流 を 防 止 す るし くみ がう ま く 働 か なく な るこ と があ り ます 。さ ら に 、 膀 胱 内 で 細 菌 に 感 染 し た 尿 が 尿 管 を 逆 流 し て し ま う と 、 腎 臓 に 炎 症 ( 腎 盂じ ん う腎 炎じ ん え ん) を 起 こ し ま す 。 腎 盂 腎 炎 を く り か え す と 腎 臓 の 働 き が 低 下 し 、 腎 不 全 に 至 る こ と も あ り ま す 。 在 宅 で の 排 尿 コ ン ト ロ ー ル に お い て も 、 尿 路 感 染 症 予 防 や 尿 の溜 めす ぎを 起 こ さ ない こ と など は 大 変 重 要 で す 。 (1) 排 尿 コ ント ロー ルのための 薬 剤 の種 類 と 効 果 排 尿 困 難 、 頻 尿 、 残 尿 、 尿 閉 、 失 禁 な ど の 症 状 を 改 善 す る 目 的 で 処 方 さ れ る 主 な 薬 を 以 下 に 説 明 し ま す 。 自 分 が 飲 ん で い る 薬 の 服 用 方 法 や 効 能 な ど を よ く 理 解 し て 介 助 者 の 方 に も 説 明 で き る よ う に し て お き ま し ょ う 。 当 セ ンタ ーで主 に使 用 さ れて い る薬 剤 薬 品 名 (一 般 名 ) 内 服 量 特 徴 尿 失 禁 ポラキス ( オ キ シ ブ チ ニン塩 酸 塩 ) 2 ~3 m g を 3 回 / 日 抗 コ リ ン 剤 と い っ て 膀 胱 の 収 縮 を 抑 え 、 膀 胱 の 筋 肉 を 柔 ら か く し て 尿 を 溜 め や す く し ま す 。 口 の 渇 き ・ 便 秘 ・ め ま い な ど の 症 状 が 現 れ る こ と があり ます 。 の バ ップ フォ ー ( 塩 酸 プ ロ ピ ベ リ ン) 1 0~ 2 0 mg を 2 回/日 抗 コ リ ン 剤 で す 。 作 用 と 副 作 用 は ポラ キ スと ほと ん ど 同 じ です が 、副 作 用 で 目 の か す み が 現 れ る こ と があり ます 。 予 防 ベ シ ケア ( コ ハ ク 酸 ソ リ フェナ シ ン) 2.5 ~ 5 m g を 1 回 / 日 抗 コ リ ン 薬 に 分 類 さ れ る 新 し い 治 療 薬 で す 。 尿 道 機 能 障 害 の 腹 圧 性 尿 失 禁 に は 向 き ま せ ん 。 従 来 の 同 類 薬 に 比 べ 口 の
- 5 - 薬 渇 き な ど の 副 作 用 が 比 較 的 少 な く 、 血 中 濃 度 半 減 期 が 長 い ( 約 5 0 時 間 ) の で 1 日 1 回 の 服 用 で 済 み ま す 。 ベ タ ニス ( ミ ラ ベ グ ロ ン) 2 5・ 5 0 mg を 1 回 / 日 抗 コ リ ン 薬 と 同 等 以 上 の 効 果 が 期 待 で き 、 口 の 渇 き や 便 秘 、 尿 が 出 に く い と い っ た 副 作 用 が 少 な い で す が 、 新 し い 薬 の た め 実 績 が ま だ 少 な く 、 安 全 性 に つ い て よ く 分 か ら な い 部 分 が あ り ま す 。 併 用 療 法 の 適 否 、 不 整 脈 や 緑 内 障 の リ ス ク 、 ま た 生 殖 器 に 対 す る 影 響 が 指 摘 さ れ て お り 、 こ れ ら に つ い て の 検 証 が 今 後 の 課 題 で す 。 残 ウブレ チド ( ジ ス チ グ ミ ン臭 化 物 ) 5 mg を 1 回 / 日 膀 胱 の 収 縮 を 助 け 、 排 尿 を し や す く し ま す 。 下 痢 ・ 腹 痛 ・ 吐 き 気 ・ 頻 尿 な ど の 症 状 が 現 れ る こ と が あり ます 。 尿 を 軽 減 す エブラ ンチル ( ウラピジ ル) ハルナール ( タ ム ス ロ シ ン塩 酸 塩 ) ミ ニプレ ス ( プ ラ ゾ シ ン 塩 酸 塩 ) 1 5~ 3 0 mg があり 9 0m g まで / 日 0.1 と 0.2 mg が あ り 0.2 mg/ 日 0.5 と 1 mg があり 6 mg まで/ 日 α遮 断 薬 と い っ て 尿 道 の 筋 肉 に 作 用 し 緩 め る こ と で 排 尿 を し や す く し ま す 。 血 圧 を 下 げ る 作 用 も あ り ま す 。 め ま い や 立 ち く ら み な ど の 症 状 が 現 れ るこ と が あり ます 。 る ユリ ーフ (シ ロド シ ン) 2 ・4 m g があり 1 ~2 回 /日 尿 道 内 部 の 圧 力 を 下 げ 、 前 立 腺 肥 大 に よ る 尿 が 出 に く い 症 状 を 改 善 し ます 。 薬 ア ボ ル ブ カ プ セ ル ( デ ュ タ ステ リ ド ) 0.5 mg/ 日 肥 大 し た 前 立 腺 を 小 さ く し て 、 排 尿 障 害 など の症 状 を 改 善 し ます 。
- 6 - ( 2) 排 尿 を 促 進 す る ための心 がけ ① 適 切 な水 分 摂 取 を 心 がけ まし ょ う 。 間 歇か ん け つ導ど う尿に ょ う管 理 ( 膀 胱 に 溜 ま っ た 尿 を 、 一 定 の 時 間 ご と に 尿 道 口 か ら カ テ ー テ ル ( 管く だ) を 挿 入 し て 体 の 外 に 排 出 す る 方 法 。 自 分 で 行 う 場 合 は 自 己 導 尿 と 言 い ま す 。 ) を 行 っ て い る 方 の 場 合 は 、 1 日 に 120 0 ~ 1 500 m l く ら い 水 分 を 摂 る こ と が 目 安 に な り ま す 。 失 禁 性 排 尿 や 膀 胱 瘻 、 尿 道 留 置 カ テ ー テ ル 管 理 の 人 は 、 そ れ よ り 少 し 多 め に 1 日 1 500 ~ 2000 ml くらい 摂 っ た方 がい い でし ょ う 。 大 量 の 水 分 を 一 気 に摂 る のでは なく 、3 食 毎 と 10 時 、15 時 など 、ほぼ 同 じ 間 隔 ( 3 ~ 4 時 間 毎 ) で 時 間 を 決 めて 、1 回 に 20 0 ml 位 ず つ水 分 を 摂 り ま し ょ う 。 頸 髄 損 傷 の 人 は 水 分 を 摂 っ て か ら 排 泄 す る ま で に 時 間 が か か るた め 、 夜 間 眠 っ てい る間 にた くさ んの 尿 が溜 ま るこ と に な り ますので 、 夕 食 後 の水 分 は控 える など 注 意 し まし ょ う 。 ② 尿 の 性 状せ い じ ょ う(性 質 や 状 態 のこ と ) に注 意 し てくださ い 。 正 常 な 尿 の 色 は 、 黄 色 ま た は 薄 い 黄 色 で す 。 尿 中 に 糸 く ず の よ う な も の や 血 液 が 混 じ っ て い る 、 濁 り が ひ ど い 、 臭 い が 強 い 、 な ど の 場 合 、 ま ず は、水 分 を い つ もよ り 5 00m l 程 度 多 め に摂 り 、 規 則 正 し い 生 活 を 心 がけ て く だ さ い 。 介 助 者 の 方 に も 尿 の 性 状 を 適 宜 チ ェ ッ ク し て も ら う よ う に し て 日 ご ろの 尿 と の違 い を 把 握 し てお くと 良 い でし ょ う 。2~3 日 しても性 状 が 改 善 さ れ ない 場 合 や 熱 が 出 た場 合 には 泌 尿 器 科 を 受 診 し ま し ょ う 。 ③ 陰 部 は 清 潔 にし まし ょ う 。 不 潔 に し て い る と 尿 路 感 染 症 を 起 こ し や す く な り ま す の で 、 ベ ッ ド か ら 車 い す への 乗 車 前 な ど にお 尻 の 観 察 もか ねて、 1 日 2 回 は、 陰 部 洗 浄 や清 拭 を す る (ま たは 、し て もらう ) な ど清 潔 に心 がけ まし ょ う 。 ④ 定 期 的 に 検 査 を 受 け まし ょ う 。 感 染 症 な ど か ら 腎 臓 の 機 能 障 害 を 起 こ し 、 生 命 に か か わ る こ と も 起 こ り 得 ま す 。 泌 尿 器 科 で 定 期 的 に 検 査 を 受 け て 排 尿 方 法 や 腎 機 能 な ど の 確 認 を す るよう にし まし ょ う 。 ⑤ ア ルコ ールの 飲 み過 ぎには 十 分 注 意 し まし ょ う 。 ア ル コ ー ル の 摂 取 は 、 間 歇 導 尿 の 場 合 、 尿 意 な ど の 神 経 系 統 を 鈍 ら せ 、 尿 量 も 多 く な り ま す 。 そ の た め 、 尿 が 溜 ま り 過 ぎ て 自 律じ り つ神し ん経 過け い か反 射は ん し ゃ ( 血 圧 が 上 昇 し て 、 頭 痛 ・ 発 汗は っ か ん・ 鳥 肌 ・ 胸 苦 し さ な ど の 自 覚 症 状 が 現 れ れます 。)を 引 き起 こ すこ と にも なり ます の で注 意 し まし ょ う 。
- 7 - Ⅱ .介 助 で 行 う 排 尿 方 法 ( 介 助 者 の 方 へ ) 1 . 自 然 排 尿 の 介 助 方 法 男 性 の 場 合 は 尿 器 を ペ ニ ス 部 に 当 て て か ら 下 腹 部 を 軽 く さ す り ま す 。手 圧し ゅ あ つを 行 う 際 、ベ ッ ド 上 で あ れ ば 紙 お む つ を 敷 い て お く よ う に し ま し ょ う 。 女 性 の 場 合 は 尿 取 り パ ッ ド や お む つ を 着 用 す る 方 法 も あ り ま す が 、当 セ ン タ ー で は 褥 瘡 の 原 因 に も な る た め 、膀 胱 瘻 や カ テ ー テ ル の 使 用 を お 勧 め す る こ と も あ り ま す 。主 治 医 と 相 談 す る こ と を 薦 め て 下 さ い 。 2 .膀 胱 瘻 ・ 尿 道 留 置 カ テ ー テ ル の 方 へ の 介 助 方 法 当 セ ン タ ー で は 、膀 胱 瘻 や 尿 道 留 置 カ テ ー テ ル を 使 用 し て い る 方 の 多 く が 蓄 尿 袋( レ ッ グ バ ッ ク 、ウ ロ ガ ー ド 、ウ ロ バ ッ ク な ど の 商 品 が あ り ま す ) を 使 用 し て い ま す 。 こ の 蓄 尿 袋( ウ ロ バ ッ ク )は 、サ イ ズ が 大 き く 多 量 の 尿 を 溜 め て お く こ と が 出 来 る た め 、夜 間 な ど ベ ッ ド 上 で 過 ご す 際 や 、外 出 時 な ど 長 時 間 尿 捨 て が 出 来 な い よ う な 場 合 に 適 し て い ま す 。( ウ ロ ガ ー ド な ど の 商 品 が あ り ま す 。) ( ウ ロ バ ッ ク ) こ の 蓄 尿 袋 ( レ ッ グ バ ッ ク ) は 、ベ ル ト で 上 腿 と 下 腿 に 固 定 し て 使 用 し ま す の で 、体 の 動 き を 妨 げ ず 、リ ハ ビ リ 時 に 適 し て い ま す 。種 類 に よ っ て 尿 の 入 る 容 量 が 異 な り ま す 。管 が 蛇 腹じ ゃ ば らの よ う な 形 状 に な っ て い て 伸 縮 可 能 な も の も あ ( レ ッ グ バ ッ ク ) り ま す 。 ( 1 ) 膀 胱 瘻 ・ 尿 道 留 置 カ テ ー テ ル と 蓄 尿 袋 の 接 続 方 法 膀 胱 瘻 ま た は 尿 道 に 留 置 し た カ テ ー テ ル の 接 続 部( 排 尿 口 )を 消 毒 綿 花 ま た は ウ ェ ッ ト テ ィ ッ シ ュ で 拭 き 取 り 、蓄 尿 袋 の 管 と 接 続 し ま す 。そ の 際 、留 置 カ テ ー テ ル を 引 っ 張 り 過 ぎ な い よ う に 注 意 し ま し ょ う 。蓄 尿 袋 の 管 が 直 接 肌 に 当 た る と 擦 れ て 水 疱す い ほ うな ど の 原 因 に な る の で 、 タ オ ル な ど を あ て ま し ょ う 。
- 8 - ( 2 ) 蓄 尿 袋 の 固 定 方 法 ① 固 定 す る 足 に 蓄 尿 袋 を 合 わ せ た と き に 袋 の 部 分 と 蓄 尿 袋 の 管 の 接 続 部 分 が ね じ れ て い な い か 確 認 し ま す 。 ね じ れ て い る と 、 尿 が 流 れ な く な り 尿 失 禁 や 過 反 射 の 原 因 に な り ま す 。 ② 留 置 カ テ ー テ ル と 蓄 尿 袋 の 接 続 部 が 肌 に 直 接 当 た る と 擦 れ て 水 疱 な ど の 原 因 に な る の で ガ ー ゼ や ハ ン カ チ な ど で 保 護 を し 、 太 腿 あ た り で ベ ル ト に よ り 固 定 し ま す 。( 写 真 1) ③ 蓄 尿 袋 を 足 首 に ベ ル ト で 固 定 し ま す 。 足 首 に 固 定 す る 際 、 尿 捨 て 口 の 栓 の 閉 め 忘 れ や 、 故 障 で の 尿 漏 れ を 防 止 す る た め に 少 し ( 下 の 部 分 ) を 折 り 曲 げ て 固 定 し ま す 。( 写 真 2 ) ( 写 真 1 ) ( 写 真 2) ④ 車 椅 子 へ 乗 車 介 助 な ど を 行 っ た 場 合 は 、留 置 カ テ ー テ ル が 折 れ て い な い か 、 尿 が 管 の 中 を 流 れ て い る か 確 認 し ま し ょ う 。 ( 3 ) 尿 捨 て の 介 助 方 法 ① 足 首 の ベ ル ト を 外 し 、 蓄 尿 袋 の 尿 捨 て 口 を 上 に 向 け 栓 を 外 し 、 ト イ レ ま た は 尿 器 に 尿 を 捨 て ま す 。 ② 蓄 尿 袋 に 残 尿 が な い こ と を 確 認 し 、尿 捨 て 口 を 上 に 向 け て か ら 栓 を し て 、 尿 捨 て 口 を ウ ェ ッ ト テ ィ ッ シ ュ や ち り 紙 な ど で 拭 き ま す 。 下 に 向 け た ま ま で 栓 を す る と 残 っ た 尿 で 、 ズ ボ ン な ど を 汚 染 す る こ と が あ り ま す 。 ③ 蓄 尿 袋 を 元 に 戻 す と き は 、 留 置 カ テ ー テ ル が 折 れ 曲 が っ て い な い か 、 ま た 、 袋 部 分 に し わ が で き て い な い か 確 認 し ま す 。
- 9 - ( 4 ) 蓄 尿 袋 の 洗 浄 方 法 ① 蓄 尿 袋 を 取 り 替 え た 時 は 、 使 用 し た 蓄 尿 袋 を 洗 浄 し ま す 。 水 を 管 か ら 通 し て 蓄 尿 袋 に 半 分 入 れ 、 振 っ て 、 洗 い 流 し ま す 。 そ れ を 数 回 繰 り 返 し ま す 。 ② し っ か り と 乾 燥 さ せ ま す 。 ③ 洗 っ て も 汚 れ が 落 ち な く な っ た ら 、 新 し い も の に 交 換 し ま し ょ う 。 3 .コ ン ド ー ム 式 男 性 用 尿 器 を 使 用 し て い る 方 へ の 介 助 方 法 コ ン ド ー ム 式 男 性 用 尿 器 と は 男 性 の 頸 髄 損 傷 者 な ど で 、尿 道 括 約 筋 切 開 術 と い う 手 術 を 受 け 、失 禁 性 排 尿 の 管 理 方 法 を と っ て い る 場 合 に 多 く 使 用 さ れ ま す 。 コ ン ド ー ム 式 男 性 用 尿 器 を ペ ニ ス に 装 着 し 蓄 尿 袋 に 接 続 し て 尿 を 出 す も の で す 。 当 セ ン タ ー で は 、① 接 着 剤 を 使 用 し た も の と ② ゴ ム な ど で 固 定 す る も の を 使 用 し て い ま す の で 、 そ の 2 種 類 に つ い て 説 明 し ま す 。 ① は コ ン ド ー ム の 内 側 部 分 に 接 着 剤 が 付 い て お り 装 着 し や す く 激 し い 動 き に も 対 応 で き ま す 。 1 回 の 使 い 捨 て タ イ プ な の で 、 1 日 1 回 の 交 換 が 必 要 と な り ま す 。コ ン ビ ー ン( 写 真 1 )、ア キ シ ー ル ・ カ テ な ど の 商 品 が あ り ま す 。 ② は 使 用 後 に 、穴 が 開 い た り 破 れ た り し な け れ ば 、洗 浄 、乾 燥 さ せ て 繰 り 返 し 使 用 す る こ と が 出 来 ま す 。 ユ リ ド ー ム ( 写 真 2 )、 ユ リ サ ー バ ー な ど の 商 品 が あ り ま す 。 写 真 1( コ ン ビ ー ン ) 写 真 2 ( ユ リ ド ー ム ) コ ン ド ー ム 式 男 性 用 尿 器 は 自 分 の サ イ ズ に あ っ た も の を 使 い ま し ょ う 。 小 さ す ぎ る と ペ ニ ス を 締 め 付 け て し ま い 腫 れ て し ま う こ と も あ り ま す し 、 大 き す ぎ る と 尿 が す き ま か ら 漏 れ て し ま う こ と も あ り ま す 。
- 10 - ( 1 ) 装 着 方 法 ① コ ン ド ー ム 式 男 性 用 尿 器 を 蓄 尿 袋 の 接 続 部 へ つ な げ ま す 。 接 着 剤 付 き の 場 合 は ペ ニ ス に 装 着( 下 記 ③ で 説 明 )し て か ら 蓄 尿 袋 と 接 続 し ま す 。 ② 蓄 尿 袋 の 栓 が 閉 じ て い る こ と を 確 認 し ま し ょ う 。 少 し で も 開 い て い る と 漏 れ の 原 因 と な り ま す 。 ③ ペ ニ ス 、 睾 丸 部 を 清 拭 し 清 潔 に し た 後 、 ペ ニ ス の 先 端 ( 亀 頭 部 )か ら 装 着 し て い き ま す 。陰 毛 が 長 い と 毛 を 巻 き 込 ん で し ま う の で 、 巻 き 込 ま な い 程 度 に カ ッ ト す る 事 を お 勧 め し ま す 。 接 着 剤 付 き の も の は ア プ リ ケ ー タ ー が 付 い て い ま す 。( 写 真 1 の 緑 の 部 分 )ア プ リ ケ ー タ ー を つ ま み 、先 か ら 2c m 程 の 部 分 に 亀 頭 部 が く る よ う に し て 装 着 し ま す ( 写 真 1 )。 ア プ リ ケ ー タ ー を 外 し た 後 に 蓄 尿 袋 を 接 続 し ま す ( 写 真 2 )。 ( 写 真 1) ( 写 真 2 ) ④ し っ か り と 奥 ま で 装 着 し た 後 、 ゴ ム で ペ ニ ス の 根 元 に 固 定 し ま す 。 接 着 剤 付 き の も の は 、 し っ か り と 固 定 さ せ ま す 。 ( 2 ) 使 用 時 の 注 意 点 コ ン ド ー ム 式 男 性 用 尿 器 は 、 必 ず 1 日 1 回 外 し 、 装 着 部 全 体 を 清 拭 か 洗 浄 を し て く だ さ い 。 装 着 に よ り 発 疹 ・ 発 赤 ・ か ぶ れ ・ か ゆ み 等 の 症 状 が あ ら わ れ た 場 合 、 ま た は 傷 が 生 じ た 場 合 は 、 装 着 を 中 止 し 、 か か り つ け 医 に 相 談 ま た は 受 診 す る こ と を 薦 め て 下 さ い 。 ( コ ロ プ ラ ス ト ㈱ H P よ り )
- 11 - (3 ) 洗 浄 方 法 ① コ ン ド ー ム 式 男 性 用 尿 器 は こ す り 洗 い を し て 汚 れ を 落 と し ま す 。 ゴ ム 製 品 の た め お 湯 で 洗 う と 破 損 し や す く な り ま す 。 ぬ る 湯 か 水 で 洗 い ま し ょ う 。 こ の 時 に 排 尿 口 を つ ま み 、 水 を 溜 め て 穴 が 開 い て い な い か 確 認 し ま す 。針 穴 大 の 穴 で も 尿 漏 れ の 原 因 と な る の で 、 必 ず 確 認 し ま し ょ う 。( 接 着 剤 付 き の も の は 粘 着 力 が 落 ち ま す の で 毎 回 使 い 捨 て し ま す 。) ② 日 陰 乾 燥 し ま す 。 乾 か し た コ ン ド ー ム を 裏 返 し に し て か ら 綿 花 や ガ ー ゼ な ど で ベ ビ ー パ ウ ダ ー を 薄 く 塗 布 し 、 元 に 戻 し て 表 に も 薄 く 塗 布 し て 巻 い て お き ま す 。 巻 い て 巻 い て ・ ・
・
ベ ビ ー パ ウ ダ ー を 付 け す ぎ る と 肌 荒 れ の 原 因 に も な る の で 余 分 な 分 は 叩 き ま し ょ う 。- 12 - 4 .特 殊 尿 器 ( 安 楽 尿 器 ) を 使 用 し て い る 方 へ の 介 助 方 法 ベ ッ ド 上 で 横 に な っ た ま ま 排 尿 で き る も の で 、 ベ ッ ド 上 で 長 い 時 間 過 ご す 際 に 適 し て い ま す 。 ( 1 ) 装 着 方 法 ① 臀 部 の 下 に 平 オ ム ツ を 敷 き 、 伸 縮 包 帯 を 腰 に 通 し ま す 。 ② 安 楽 尿 器 の ホ ー ス を 膝 下 か ら 通 し 、 受 尿 器 の 口 に ペ ニ ス を 入 れ ま す 。 こ の 時 、 受 尿 器 の 口 が 直 接 肌 に 当 た ら な い よ う 小 さ め の タ オ ル 、 ま た は ガ ー ゼ ハ ン カ チ を 当 て て お き ま す 。 ま た 、 膝 下 と ホ ー ス の 間 に も タ オ ル を 敷 い て お き ま し ょ う 。( ホ ー ス が 肌 に 触 れ 、 摩 擦 に よ っ て 水 疱 が で き る こ と が あ り ま す 。) ③ 伸 縮 包 帯 を 受 尿 器 の 口 に あ る 取 手 部 分 に 二 度 巻 き 、 腹 部 の 前 辺 り で 蝶 結 び に し ま す 。( 画 像 1 ) タ ン ク ホ ー ス ( 装 着 例 、 画 像 1 ) ④ ホ ー ス が 曲 が っ た り し て い な い か 、 受 尿 器 が き ち ん と セ ッ ト さ れ て い る か 確 認 し ま す 。 ( 2 ) 使 用 時 の 注 意 点 ベ ッ ド を ギ ャ ッ ジ ア ッ プ し た り ダ ウ ン す る 時 に は 、 動 く こ と で 受 尿 器 の 口 が 上 を 向 い て し ま っ た り 、 外 れ て し ま う こ と が あ る の で 必 ず 尿 器 の 位 置 を 確 認 し ま し ょ う 。 受 尿 器 を 外 す 時 は 、 受 尿 器 を 少 し 持 ち 上 げ て 、 ホ ー ス 内 に 残 留 し て い る 尿 を 完 全 に タ ン ク 内 に 流 し 落 と し ま す 。 受 尿 器
- 13 - ( 3 ) 洗 浄 方 法 ① 受 尿 器 を 流 水 で 注 ぎ 洗 い し て く だ さ い 。 ② そ の 時 に 受 尿 器 の ゴ ム の 内 側 を 指 で め く り 、 ゴ ム の 裏 側 も 落 と し 水 で 、 じ ゅ う ぶ ん 洗 い 流 し て く だ さ い 。 ③ タ ン ク の 部 分 は 水 を 入 れ て 上 下 に 振 っ て ゆ す ぎ ま す 。 毎 日 水 洗 い を し て も 、 尿 は 、 ね ば り 気 が あ る の で 、 尿 の 成 分 が 付 着 す る こ と が あ り ま す 。 汚 れ 具 合 を み な が ら 、 1 週 間 に 1 度 ぐ ら い は 消 毒 用 ア ル コ ー ル な ど で 消 毒 し て 下 さ い 。 タ ン ク は 尿 の 成 分 が 沈 殿 し て 汚 れ が 目 立 ち や す い の で 、 汚 れ が ひ ど い と き は 、 び ん ブ ラ シ や ポ ッ ト 洗 い ブ ラ シ を 使 っ て 洗 剤 で 洗 い ま し ょ う 。 5 . 尿 取 り パ ッ ド の 装 着 方 法 ( 1 ) 男 性 の 場 合 ① 尿 取 り パ ッ ド を 横 向 き に 入 れ る 場 合 は 、睾 丸 が 中 央 に 来 る 位 置 に 下 か ら 差 込 み 、睾 丸 と ペ ニ ス を 包 み 込 む よ う に し て 取 り 付 け ま す 。尿 道 口 が き ち ん と パ ッ ド 内 に 入 る よ う に 包 み ま し ょ う 。 ② 縦 向 き に パ ッ ド を 入 れ る 場 合 は 、肛 門 か ら 、睾 丸 ・ ペ ニ ス に か け て 尿 取 り パ ッ ド を あ て ま す 。下 着 の 着 衣 時 に 前 か ら 半 分 差 込 み 、側 臥 位 の と き に 臀 部 に 合 わ せ て も う 半 分 を 引 き 抜 き ま す 。 臀 部 に あ た る と こ ろ が し わ に な ら な い よ う に 広 げ ま し ょ う 。 ( 2 ) 女 性 の 場 合 パ ッ ド は 、 縦 向 き に 当 て ま す 。 臀 部 に 当 た る と こ ろ が し わ に な ら な い よ う に 気 を つ け ま し ょ う 。 尿 取 り パ ッ ド を 長 い 間 装 着 す る こ と で 、特 に 女 性 の 場 合 は 臀 裂 部 が ふ や け て し ま い 傷 が で き て し ま う 可 能 性 が あ り ま す 。必 要 時 以 外 は ナ プ キ ン や お り も の シ ー ト を 使 用 し ま し ょ う 。 ま た 、 男 性 も 陰 部 が パ ッ ド の ビ ニ ー ル 部 分 で 肌 荒 れ し て し ま う こ と が あ り ま す 。 そ の 場 合 は 、尿 取 り パ ッ ド の 下 に ガ ー ゼ ハ ン カ チ を 巻 く な ど し て 肌 の 保 護 に 努 め ま し ょ う 。 清 潔 を 保 ち 、臀 部 チ ェ ッ ク を 忘 れ な い よ う に し ま し ょ う 。
- 14 - Ⅲ . 尿 路 感 染 症 の 対 処 法 頸 髄 損 傷 者 の 排 尿 に 関 し て は 、い く ら 衛 生 管 理 に 努 め て い て も 尿 路 感 染 症 な ど の 合 併 症 を 併 発 し て し ま い ま す 。 こ こ で は 、 頸 髄 損 傷 者 の 多 く の 方 が 発 症 す る 尿 路 感 染 症 に つ い て 、そ の 対 処 法 を 説 明 し ま す 。 1 . 尿 路 感 染 症 と は 腎 臓か ら尿 管、膀 胱を 通 っ て尿 道 口ま で の尿 路は 、健 康 な 人 の 場 合 、膀 胱 の 中 に あ る 尿 は 通 常 無 菌( 細 菌 な ど の 感 染 性 の 微 生 物 が 存 在 し な い 状 態 )で す 。尿 が 膀 胱 か ら 体 外 へ と 排 出 さ れ る ま で の 通 路( 尿 道 )に も 、感 染 症 を 引 き 起 こ す 細 菌 は ほ と ん ど 存 在 し て い ま せ ん 。し か し 、 頸 髄 損 傷 者 は 、排 尿 機 能 が 障 害 さ れ た こ と に よ り 、尿 路 の ど の 部 分 に も 感 染 が 起 こ る 可 能 性 は あ り 、尿 路 で 発 生 し た 感 染 症 は 、尿 路 感 染 症 と よ ば れ て い ま す 。尿 路 感 染 症 を 繰 り 返 す と 腎 臓 の 機 能 低 下 を 招 き 、重 症 に な る と 敗 血 症は い け つ し ょ う( 全 身 性 炎 症 反 応 症 候 群 と い っ て 多 臓 器 不 全 に な る ) と な り 大 変 危 険 な 状 態 に な り ま す 。 2 . 尿 路 感 染 の 症 状 ① 発 熱 急 な 寒 気 と 発 熱 は 、 上 部 ( 膀 胱 よ り も 上 の 尿 管 ・ 腎 臓 ) 尿 路 感 染 症 が 疑 わ れ ま す 。 ② 腰 背 部 痛 腰 の 鈍 痛 や 腹 痛 、背 中 の 鈍 痛 及 び 中 央 を 軽 く た た く だ け で も 響 く よ う な 痛 み が あ る よ う な と き は 、上 部 尿 路 感 染 症 が 疑 わ れ ま す 。 ③ 頻 尿 尿 が 少 し し か 溜 ま っ て い な く て も 排 尿 し た く な っ た り 、頻 繁 に 尿 漏 れ が す る よ う な と き は 、 膀 胱 炎 が 疑 わ れ ま す 。 ④ 排 尿 違 和 感 カ テ ー テ ル を 入 れ る と き や 排 尿 時 に ゾ ク ゾ ク す る よ う な
- 15 - 感 覚 が あ る 。汗 が 出 る な ど の い つ も と 違 う 症 状 が あ れ ば 膀 胱 炎 の ほ か 、 尿 道 炎 の 疑 い が あ り ま す 。 ⑤ 血 尿 カ テ ー テ ル 挿 入 時 に 入 り に く く て 傷 を つ け て し ま っ た 、 留 置 カ テ ー テ ル の 交 換 時 に 出 血 し て い た な ど の 覚 え が な く 、尿 に 血 が 混 じ っ て い る と き は 、出 血 性 膀 胱 炎 で す 。ま た は 、膀 胱 結 石 の 疑 い も あ り ま す 。 3 . 対 処 法 ( 2 )の ① ~ ⑤ の 症 状 が あ る 場 合 は 、水 分 を 多 め に 摂 り ま し ょ う 。 介 助 者 は 、 体 温 計 で 体 温 を 測 り 、 寒 気 が あ る 場 合 は 、 保 温 に 努 め ま し ょ う 。 高 熱 の 場 合 は 、 動 脈 の 通 っ て い る 腋 の 下 や 鼠 径 部そ け い ぶを ア イ ス ノ ン な ど で 冷 や し ま す 。頭 痛 が あ る 場 合 は 、で き れ ば 血 圧 測 定 も 行 い 、血 圧 が 高 け れ ば 留 置 カ テ ー テ ル の 方 は 管 に 詰 り が な い か を 確 認 し ま す 。そ れ で も 熱 が 下 が ら ず 頭 痛 が 続 け ば 、か か り つ け 医 に 処 方 さ れ て い る 鎮 痛 解 熱 剤 を 服 用 し ま し ょ う 。早 め に か か り つ け の 泌 尿 器 科 に 受 診 し ま し ょ う 。 自 己 導 尿 の 方 は 、導 尿 前 に 手 を 清 潔 に し 、尿 道 口 周 囲 の 清 拭 を 十 分 に 行 い ま し ょ う 。 カ テ ー テ ル 液 は 必 ず 1 回 /週 に 交 換 し ま し ょ う 。 【 参 考 】 排 尿 ト ラ ブ ル の 対 処 法 1 . 自 尿 管 理 の ト ラ ブ ル と 対 処 法 自 尿 管 理 と は 、 不 全 麻 痺 で 尿 意 が あ り 、 泌 尿 器 科 で 残 尿 が 50 ml 以 下 と 確 認 さ れ て お り 、ト イ レ や 尿 器 な ど で 排 尿 で き る 方 や 尿 取 り パ ッ ド や 失 禁 性 排 尿 で コ ン ド ー ム 型 収 尿 器 管 理 の 方 な ど が 対 象 に な り ま す 。こ こ で は 、在 宅 で 困 っ た 症 状 が 出 た と き や そ の 対 処 法 に つ い て 説 明 し ま す 。 尿 が 出 に く い 、 出 な く な っ た ら ど う し よ う ?
- 16 - 男 性 の 場 合 は 、 前 立 腺 に 問 題 が あ る 場 合 が あ り ま す 。 女 性 の 場 合 は 、膀 胱 だ け で な く 子 宮 に 問 題 が あ る 場 合 が あ り ま す 。 尿 が 必 要 以 上 に 膀 胱 に 溜 ま る と 尿 管 に 逆 流 し て 発 熱 し 、 腎 盂じ ん う 腎 炎じ ん え んを 起 こ す 恐 れ が あ り ま す 。カ テ ー テ ル を 持 っ て い る 場 合 は 、 導 尿 し て 膀 胱 を 空 に す る こ と が 必 要 で す 。早 め に 泌 尿 器 科 を 受 診 し て 検 査 ・ 治 療 を 受 け ま し ょ う 。 尿 が 近 い 、 間 に 合 わ ず に 漏 れ る 。 多 量 の 水 分 摂 取 、 飲 酒 、 カ フ ェ イ ン を 含 む 飲 料 ( お 茶 ・ コ ー ヒ ー ・ 紅 茶 な ど ) を 摂 っ て い な い で し ょ う か ? 男 性 の 場 合 は 、 前 立 腺 に 問 題 が あ る 場 合 や 膀 胱 炎 の 可 能 性 が あ り ま す 。 女 性 の 場 合 は 、 膀 胱 炎 の 可 能 性 が あ り ま す 。 尿 取 り パ ッ ド な ど を 使 用 し て 衣 類 の 汚 染 を 防 ぎ 、泌 尿 器 科 を 受 診 し ま し ょ う 。 尿 を す る と き に 痛 む 。 尿 路 感 染 症 を お こ し て い る 可 能 性 が 高 い で す 。 女 性 は 尿 道 が 男 性 に 比 べ て 短 い の で 膀 胱 炎 を お こ す こ と が あ り ま す が 、 膀 胱 炎 だ け で は 発 熱 し ま せ ん 。背 中 や 脇 腹 に 痛 み を 感 じ る 場 合 は 、 尿 管に ょ う か ん結 石け っ せ きの 可 能 性 が あ り ま す 。 泌 尿 器 科 を 受 診 し ま し ょ う 。 血 尿け つ に ょ う( 赤 ~ 黒 っ ぽ い 色 の 尿 )が 出 る 。尿 に 血 の 塊 が 混 じ る 。 痛 み を 感 じ な く て も 血 尿 が あ る 場 合 は 、 膀 胱 が ん ・ 腎 盂 が
- 17 - ん ・ 尿 管 が ん が 疑 わ れ ま す 。 結 石 の 可 能 性 も あ り ま す 。 早 め に 泌 尿 器 科 を 受 診 し ま し ょ う 。 2 . 自 己 導 尿 管 理 の ト ラ ブ ル と 対 処 法 自 己 導 尿 管 理 で は 、何 度 も 500 ml 以 上 の 尿 を 溜 め る こ と を 繰 り 返 す と 、尿 管 逆 流 だ け で な く 膀 胱 の 形 が 変 形 し た り 、膀 胱 が 硬 く な り 収 縮 機 能 が 衰 え て 尿 を 溜 め に く く し て な り ま す の で 注 意 が 必 要 で す 。ま た 、手 指 や 自 己 導 尿 に 使 用 す る も の 全 て の も の は 清 潔 に 保 つ こ と と 、カ テ ー テ ル や 尿 器 は 、使 用 す る 度 に 洗 浄 し て 清 潔 を 保 つ こ と が 大 切 で す 。こ こ で は 、在 宅 で 困 っ た 症 状 が 出 た と き の 対 処 法 を 説 明 し ま す 。 カ テ ー テ ル が 入 ら な い 。 医 師 か ら 処 方 さ れ た キ シ ロ カ イ ン ゼ リ ー ( 表 面 麻 酔 剤 ) を 持 っ て い る 方 は 、カ テ ー テ ル の 先 端 と 尿 道 口 に ゼ リ ー を 塗 っ て 入 れ て み て く だ さ い 。そ れ で も 入 ら な い 場 合 は 、 偽 尿 道ぎ に ょ う ど うと い っ て 尿 道 損 傷 を 引 き 起 こ し 、本 来 の 尿 道 以 外 の 部 分 を 傷 つ け て し ま う こ と が あ る の で 無 理 に 入 れ ず に 、す ぐ に 泌 尿 器 科 を 受 診 し ま し ょ う 。 尿 道 口 や カ テ ー テ ル な ど か ら 血 が 出 た 。 導 尿 後 に カ テ ー テ ル 内 や カ テ ー テ ル 先 端 に 血 が つ い て い る 場 合 は 、カ テ ー テ ル が 尿 道 部 分 を 刺 激 し て 出 血 し た も の と 考 え ら れ ま す 。尿 道 口 か ら の 出 血 が 続 く 場 合 は 、 偽 尿 道ぎ に ょ う ど うの 可 能 性 が あ る の で 泌 尿 器 科 を 受 診 し ま し ょ う 。カ テ ー テ ル か ら 出 た 尿 が 全 て 血 尿 の 場 合 は 、膀 胱 や 腎 臓 に 悪 性 の 疾 患 が あ る こ と も 考 え ら れ る の で 泌 尿 器 科 を 受 診 し ま し ょ う 。
- 18 - 導 尿 を し て い て も 尿 漏 れ し て し ま う 。 尿 路 感 染 症 を 起 こ し て い た り 、導 尿 の 回 数 や 時 間 設 定 に 問 題 が あ る 場 合 も あ り ま す 。カ リ ウ ム を 多 く 含 む 利 尿 作 用 の あ る 食 べ 物( き ゅ う り 、人 参 、レ タ ス 、ご ぼ う 、冬 瓜 、梨 、柿 な ど ) は 食 べ て い な い か 、水 分 摂 取 量 が 多 か っ た り 飲 酒 や カ フ ェ イ ン を 含 む 飲 料 を 摂 っ た り し て い な い か を 振 り 返 り ま し ょ う 。そ の 場 合 は 、 導 尿 間 隔 を 短 く し ま し ょ う 。 高 い 熱 が 出 て し ま っ た 。 尿 道 、膀 胱 の 感 染 だ け で は 発 熱 し ま せ ん が 、腎 盂 腎 炎 、精 巣せ い そ う 上 体 炎じ ょ う た い え ん、 急 性 前 立 腺 炎 に な っ た 場 合 は 、 高 熱 が 出 ま す 。 抗 菌 剤 投 与 と 安 静 が 必 要 な の で す ぐ に 、 泌 尿 器 科 を 受 診 し ま し ょ う 。 3 . 尿 道 留 置 カ テ ー テ ル の ト ラ ブ ル と 対 処 法 尿 道 留 置 カ テ ー テ ル は 、 尿 路 感 染 症 や 膀 胱 結 石 、 尿 道 の 傷 、 男 性 で は 尿 道 皮 膚 瘻に ょ う ど う ひ ふ ろ うと い っ て 尿 道 と 皮 膚( ペ ニ ス の お 腹 側 と 陰 の う の 境 界 あ た り )に 穴 が で き る こ と が あ り ま す 。カ テ ー テ ル の 交 換 頻 度 は 、 2 ~ 4 週 間 に 1 回 で 病 院 か 訪 問 看 護 で 行 い ま す 。 こ こ で は 、在 宅 で 困 っ た 症 状 が 出 た と き の 対 処 法 を 説 明 し ま す 。 カ テ ー テ ル が つ ま っ て 尿 が 流 れ な い 。 カ テ ー テ ル の 交 換 は 、 2 ~ 4 週 間 に 1 回 行 い ま す が 、 ま ず は 、カ テ ー テ ル を 揉 ん で み る こ と で 流 れ る よ う に な る こ と が あ り ま す 。そ れ で も 流 れ が な い 時 は 、泌 尿 器 科 受 診 を し て 膀 胱 洗 浄 や カ テ ー テ ル の 交 換 を し て も ら い ま し ょ う 。
- 19 - カ テ ー テ ル が 抜 け て し ま っ た 。 ペ ニ ス に 尿 取 り パ ッ ド を 当 て て す ぐ に 泌 尿 器 科 受 診 し て カ テ ー テ ル を 入 れ て も ら い ま し ょ う 。 ナ イ ト バ ル ン( 外 出 時 や 夜 間 の み 留 置 す る カ テ ー テ ル )を 使 用 し て い る 人 が 、抜 け て し ま っ た 場 合 は 、固 定 水 の 接 続 が 割 れ て 固 定 の バ ル ン の 膨 ら み が 足 り な い か 、バ ル ン が 破 れ て い る こ と が あ り ま す の で 予 備 を 必 ず 用 意 し て お い て 、他 の ナ イ ト バ ル ン を 挿 入 し 直 し ま し ょ う 。 石 の よ う な 物 が 出 て き た り 、 濁 り や 臭 い が 強 く な っ た 。 水 分 を 多 め に 摂 り ま し ょ う 。膀 胱 結 石 の 可 能 性 が あ り ま す の で 泌 尿 器 科 受 診 し て 検 査 ・ 治 療 を し て も ら い ま し ょ う 。 尿 道 口 か ら 血 が 出 た 。 カ テ ー テ ル に 血 が 混 じ っ て い る 。 尿 道 口 か ら の 出 血 は 、カ テ ー テ ル を 引 っ 張 っ て し ま っ た な ど の 刺 激 で 皮 膚 を 傷 つ け た 可 能 性 が あ り ま す 。ワ セ リ ン な ど を 塗 っ て 止 血 し ガ ー ゼ な ど を 当 て て お き ま し ょ う 。カ テ ー テ ル を 太 も も で ベ ル ト 固 定 し た り 、テ ー プ で カ テ ー テ ル を 固 定 し て 引 っ 張 ら れ る の を 防 ぎ ま し ょ う 。カ テ ー テ ル 内 の 出 血 は 、膀 胱 結 石 や 膀 胱 や 腎 臓 に 病 気 が あ る 場 合 が あ る の で 水 分 を 多 め に 摂 っ て 1 日 経 っ て も 治 ま ら な い 場 合 は 、泌 尿 器 科 を 受 診 し ま し ょ う 。 1 日 で 治 ま り 、 尿 の 濁 り や 異 常 発 汗 な ど な け れ ば 問 題 な い で し ょ う 。
- 20 -
カ テ ー テ ル 周 囲 か ら 尿 漏 れ が あ る 。 カ テ ー テ ル が つ ま っ て い た り 、尿 道に ょ う ど う括 約 筋か つ や く き ん不 全ふ ぜ ん( 尿 道 を 締 め る 働 き の あ る 筋 肉 が 働 か な い ) や カ テ ー テ ル や 固 定 水 の 注 入 さ れ た バ ル ン に よ る 尿 道 や 膀 胱 粘 膜 の 刺 激 、 細 菌 感 染 で 膀 胱 の 無 抑 制 収 縮 が 誘 発 さ れ る こ と が 原 因 と な っ て い る こ と が あ り ま す 。 カ テ ー テ ル の 詰 り が な い 場 合 は 、 尿 取 り パ ッ ド を 当 て て 泌 尿 器 科 を 受 診 し ま し ょ う 。 4 . 膀 胱 瘻 留 置 カ テ ー テ ル の ト ラ ブ ル と 対 処 法 膀 胱 瘻 は 下 腹 部 か ら 直 接 膀 胱 へ カ テ ー テ ル を 入 れ る た め に 抵 抗 を 感 じ る 方 も 多 い よ う で す が 、 下 腹 部 に 固 定 さ れ る の で 、 尿 道 が 温 存 で き ま す 。交 換 時 期 は 、3 ~ 4 週 間 に 1 回 で 病 院 か 訪 問 看 護 で 行 い ま す が 、 交 換 の た び に 出 血 す る 場 合 も あ り ま す 。 こ こ で は 、 在 宅 で 困 っ た と き の 対 処 法 を 説 明 し ま す 。 カ テ ー テ ル が つ ま っ て 尿 が 流 れ な い 。 カ テ ー テ ル の 交 換 は 、 3 ~ 4 週 間 に 1 回 行 い ま す が 、ま ず は 、カ テ ー テ ル を 揉 ん で み る こ と で 流 れ る よ う に な る こ と が あ り ま す 。そ れ で も 流 れ が な い 時 は 、泌 尿 器 科 を 受 診 し て 膀 胱 洗 浄 や カ テ ー テ ル の 交 換 を し て も ら い ま し ょ う 。 カ テ ー テ ル が 抜 け て し ま っ た 。 穴 が す ぐ に 塞 が っ て し ま う の で 、 自 分 で 出 来 る 場 合 は 自 分 で 、で き な け れ ば 介 助 者 が 、膀 胱 に 開 い て い る 穴 に す ぐ に 抜 け た カ テ ー テ ル を 入 れ て く だ さ い 。入 れ た ま ま 抜 け な い よ う に
- 21 - し て 泌 尿 器 科 を 受 診 し て く だ さ い 。 膀 胱 瘻 周 囲 か ら 血 が 出 た 。カ テ ー テ ル に 血 が 混 じ っ て い る 。 カ テ ー テ ル を 引 っ 張 っ て し ま っ た な ど の 刺 激 で 皮 膚 を 傷 つ け た 可 能 性 が あ り ま す 。ワ セ リ ン な ど を 塗 っ て 止 血 し 、ガ ー ゼ な ど を 当 て て お き ま し ょ う 。カ テ ー テ ル を 太 も も で ベ ル ト 固 定 し た り 、テ ー プ で カ テ ー テ ル を 固 定 し て 引 っ 張 ら れ る の を 防 ぎ ま し ょ う 。カ テ ー テ ル の 中 に 血 が 混 じ っ て い る 場 合 は 、膀 胱 結 石 や 膀 胱 や 腎 臓 に 病 気 が あ る 場 合 が あ る の で 水 分 を 多 め に 摂 っ て 1 日 経 っ て も 治 ま ら な い 場 合 は 、泌 尿 器 科 を 受 診 し ま し ょ う 。 変 な 汗 が で る 。 カ テ ー テ ル は 6 ~ 9 ㎝ 皮 膚 か ら 入 っ て い ま す が 、入 り こ み 過 ぎ て い な い か 確 認 し て 入 り 込 ん で い れ ば ゆ っ く り と 引 き 抜 く こ と で 落 ち 着 き ま す 。血 圧 計 が あ れ ば 介 助 者 に 測 定 し て も ら い 、高 い 値 で あ れ ば 座 位 の 姿 勢 で 5 分 ほ ど 過 ご し て み ま す 。汗 が 引 か な け れ ば 尿 が つ ま っ て い た り 、石 が 出 る 兆 候 か も し れ ま せ ん 。 泌 尿 器 科 を 受 診 し ま し ょ う 。 ペ ニ ス か ら 石 が 出 て き た 。 尿 が 濁 っ て い る 。 い つ も よ り 臭 い が 強 い 。 膀 胱 結 石 の 可 能 性 が あ り ま す 。 水 分 を 多 め に 摂 っ て 泌 尿 器 科 を 受 診 し ま し ょ う 。
- 22 - 引 用 参 考 文 献 1 頸 髄 損 傷 の た め の 自 己 管 理 支 援 ハ ン ド ブ ッ ク 国 立 別 府 重 度 障 害 者 セ ン タ ー 頸 髄 損 傷 者 自 己 管 理 支 援 委 員 会 編 中 央 法 規 出 版 20 08 2 西 村 か お る 著 20 11 . 5 排 泄 ケ ア ブ ッ ク Ga kken 3 自 己 導 尿 教 室 ト ラ ブ ル 対 応 方 法 ( 株 ) デ ィ ヴ イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル 4 自 己 導 尿 法 201 2 . 7 健 栄 製 薬 株 式 会 社 5 こ ん な 症 状 が あ っ た ら : 東 京 医 科 歯 科 大 学 大 学 院 医 歯 学 総 合 研 究 科 泌 尿 器 科 6 徳 弘 昭 博 著 20 0 1. 6 脊 髄 損 傷 日 常 生 活 に お け る 自 己 管 理 の す す め 医 学 書 院 7 脊 髄 損 傷 の 看 護 セ ル フ ケ ア へ の 援 助 2003 .4 神 奈 川 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 病 院 看 護 部 8 脊 損 ヘ ル ス ケ ア 基 礎 編 20 09 . 1 2 脊 損 ヘ ル ス ケ ア 編 集 委 員 会 NP O 法 人 せ き ず い 基 金 9 脊 髄 損 傷 者 の ウ ェ ル ビ ー イ ン グ 20 13 .3 NP O 法 人 せ き ず い 基 金 1 0 コ ロ プ ラ ス ト 製 品 カ タ ロ グ 2 014 - 2 015 Co lo plast 1 1 安 楽 尿 器 デ ラ ッ ク ス 男 性 用 取 り 扱 い 説 明 書
23 国 立 障 害 者 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン セ ン タ ー 自 立 支 援 局