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高校生の抑うつ症状の実態と人口統計学的変数との関係

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Academic year: 2021

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平成8年8月15日 第43巻 日本公衛誌 第8号 615

高校生の抑うつ症状の実態と人口統計学的変数との関係

高倉

平良

一彦

新屋

信雄

三輪

一義

 思春期後期の精神的健康の実態を把握するために,沖縄県全域の高校生3,254人を対象とした抑うつ症状 に関する疫学調査を行った。抑うつ症状の評価には,Zungの自己評価式抑うつ尺度(SDS)を用いた。 SDS得点は正規分布に近い分布型を示し,平均SDS得点は男子40.4,女子41.7で,抑うつ症状の有症率は 男子53.4%,女子61.4%でいずれも有意な性差がみられた。また,平均SDS得点および有症率には男女と もに地域差がみられ,学校種差は女子にのみみられた。学校種の影響を調整して,抑うつ症状の地域差を性 別に検討したところ,男女とも有意な地域差がみられ,離島より本島の生徒の抑うつ症状が強かった。ま た,地域の影響を調整して,抑うつ症状の学校種差を検討したところ,女子に有意な学校種差がみられ,普 通高校より職業高校の生徒の抑うつ症状がかなり強かった。  以上のように,抑うつ症状の高い有症率は,高校生におけるcut-off pointを見直す必要があることおよび 学校精神保健活動をさらに活発にする必要があることを示唆した。 Key words : 抑うつ症状,自己評価式抑うつ尺度,SDS,高校生,人口統計学的変数,疫学

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