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Renoprotective effect of add-on treatment of losartan to angiotensin converting enzyme inhibitor in type-2 diabetic patients with nephropathy

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Academic year: 2021

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Title

Renoprotective effect of add-on treatment of losartan to

angiotensin converting enzyme inhibitor in type-2 diabetic

patients with nephropathy( 内容の要旨(Summary) )

Author(s)

阿部, 博彦

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(医学)甲 第724号

Issue Date

2007-09-12

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/23097

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏名(本籍) 学位の種類 学位授与番号 学位授与日付 学位授与要件 学位論文題目 審 査 委 員

【7]

阿 部 博 彦(岐阜県) 博 士(医学) 甲第 724 号 平成19 年 9 月 12 日 学位規則第4条第1項該当

Renoprotective effect of add-On treatment Oflosartan to

angiotensin converting enzymeinhibitorin type-2diabetic Patients with nephropathy

(主査)教授 湊 口 信 也 (副査)教授 石 塚 達 夫 教授 小 澤 修 論文内容の要旨 ACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬とARB(アンジオテンシンII受容体括抗薬)は蛋白尿(ア ルブミン尿)を減少させる効果があり,糸球体腎炎や糖尿病性腎症の治療によく用いられる。ACE 阻害薬またはARBのみの単剤治療に反応しない患者には,両者を併用することが,治療の選択肢 の一つとなっている。 今回我々は3ケ月以上ACE阻害薬を服用しているアルブミン尿を有する2型糖尿病性腎症患者 に対して,ACE阻害薬の用量を増量する治療法とARBのロサルタンを追加投与する治療法のどち らが,尿中アルブミン排泄量をより低下させるかどうかについての検討を行った。 [対象と方法] 既に3ケ月以上ACE阻害薬またはACE阻害薬と従来の降圧剤(カルシウム括抗薬,β遮断薬, 利尿剤等)で治療中である2型糖尿病性腎症の患者で,収縮期血圧130mmHg以上または拡張期血 圧80mmHg以上の高血圧を合併し,尿中アルブミン排泄量30mg/日以上を認める30歳から70歳 までを対象に34例が登録された。ロサルタン追加群は14例で,開始時にロサルタン25mgまたは 50mgを追加し以後血圧が130/80mmHg以下になるように投与開始3ケ月,6ケ月に増量していっ た。ACE阻害薬増量群は20例で前から服用しているものを同様に0ケ月(開始時),3ケ月,6ケ月 に増量していった。そして開始時,3ケ月,6カ月,12カ月において尿中アルブミン排泄量,収縮 期血圧,拡張期血圧,血清クレアチニン値,空腹時血糖値,HbAIC,血清尿酸値に対して比較解析 を行った。 [結果] 年齢,BMI,収縮期血圧,拡張期血圧,血清クレアチニン値,尿中アルブミン排泄量と基準とな る患者背景は類似していたが,ACE阻害薬増量群で女性の割合が高かった。病歴や治療歴も有意差 は無かった。収縮期血圧,拡張期血圧は開始時(0ケ月)ロサルタン追加群は144/81.1±8.0/5.5mmHg, ACE阻害薬増量群は144/77±7.8/5.7mmHgと両群とも同様に高値を示していたが,12ケ月後には ロサルタン追加群は129.1/75.8±9.5/4.OmmHg,ACE阻害薬増量群は126.8/73.8±4.7/5.OmmHg と両群とも有意に低下を認めた。ただし経過中両群間において有意さは認めなかった。尿中アルブ ミン排泄量においては開始時(0ケ月)ロサルタン追加群で1.58±1.90g/gCr,ACE阻害薬増量群で 1.13±1.33g/gCrと両群とも同様に高値を示していたが,12カ月後にはロサルタン追加群で0.98± 1.07g/gCr,ACE阻害薬増量群で0.88±0.96g/gCrと両群とも有意に低下を認めた。ただし経過中

(3)

-13-両群間において有意さは認めなかった。血清クレアチニン値は経過中両群とも有意な変化は認めな かった。空腹時血糖値,HbAICは,それぞれ開始時(0ケ月)ロサルタン追加群が129±34mg/dl, 6.5±0.82,ACE阻害薬増量群が128±34mg/dl,6.5±0.7であったが,12カ月後にはロサルタン 追加群が116±30mg/dl,6.3±0.8,ACE阻害薬増量群が116±26mg/dl,6.3±0.4と両群とも有意 に改善が見られた。血清尿酸値はロサルタン追加群で有意に改善が見られたが,ACE阻害薬増量群 では有意な変化は認めなかった。また経過中血清Kが5.5を超えるような重篤な副作用は認めなか った。 [考察] 蛋白尿と高血圧を合併した2型糖尿病患者は死亡率が高く,これらの患者の治療には血圧を下げ るだけでなく蛋白尿を減らすことも大切である。多くの臨床研究でARBとACE阻害薬が血圧を下 げて蛋白尿を減らすことにより,2型糖尿病患者の腎保護に効果的であると報告されている。そし てARBとACE阻害薬はそれぞれの単剤よりも併用した方がより蛋白尿を改善することが多数報告 されている。我々は慢性腎疾患の進行予防に血圧を130/80mmHg以下にするよう推奨されている ことから,その数値を目標にロサルタンまたはACE阻害薬を積極的に増量して,尿中アルブミン 排泄量において腎保護効果を判定した。尿中アルブミン排泄量においては両群間において有意さは なかったものの,ロサルタン追加群,ACE阻害薬増量群いずれにおいても有意な減少を認めた。従 来はACE阻害薬が蛋白尿を減少させる治療の中心であったが,今回の我々の研究でロサルタン追 加群でもACE阻害薬増量群と同等に蛋白尿を減少させることが示唆された。これはARBを追加す ることによってレニン・アンジオテンシン・システム(RAS)の活性を更に遮断し,腎保護効果を高 めるためと考えられた。 [結語] ACE阻害薬またはACE阻害薬と従来の降圧剤(カルシウム括抗薬,β遮断薬,利尿剤等)で3ケ 月以上治療中で,130/80mmHg以上の高血圧および尿中アルブミン排泄量30mg/日以上を伴う 2 型糖尿病性腎症患者に対して,ARBのロサルタン追加群,ACE阻害薬増量群はいずれにおいても 同等に尿中アルブミン排泄量を低下させることが示された。 論文審査の結果の要 旨 申請者 阿部博彦は,すでにACE阻害薬にて治療中の2型糖尿病性腎症患者において,ARBの ロサルタンを追加,あるいはACE阻害薬増量のいずれにおいても,尿中アルブミン排泄量を低下 させることができることを明らかにした。この知見は,腎臓病学の発展に少なからず貢献するもの と思われる。 [主論文公表誌] Renoprotective

effbct of add・On treatment Oflosartan to angiotensin converting enzyme inhibitorintype-2diabeticpatientswithnephropathy

HypertensRes30,929-935(2007).

参照

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