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提言にあたって 観光は 観光業以外に商工業や農林水産業などに及ぶ大変裾野の広い 21 世紀のリーディング産業といわれています 国においては 平成 19 年 1 月に観光立国推進基本法を制定し魅力ある観光地づくりと国際 国内観光の振興を推進しています また 千葉県では 地域の特色を活かした新しい観光を

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Academic year: 2021

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酒々井町

観光振興のためのまちづくりに関する提言書

平成19年10月

(2)

提言にあたって

観光は、観光業以外に商工業や農林水産業などに及ぶ大変裾野の広い 21世紀のリーディング産業といわれています。 国においては、平成19年1月に観光立国推進基本法を制定し魅力ある 観光地づくりと国際・国内観光の振興を推進しています。 また、千葉県では、地域の特色を活かした新しい観光を創意工夫で生み 出し、観光に対する意識が全県で盛り上がるように、「観光立県ちば推進 プロジェクト」を展開し、観光振興を推進しております。 このような背景の中、酒々井町観光振興のためのまちづくり会議(以下 「本会議」という。)は、「自然・文化・歴史・産業など当町の持つ特性を 活かし今後の観光振興に関して意見をいただきたい」とする町長の意向を 受け、町民が主体となって町民の視点から意見を交換し、町に対し提言を 行うことを目的として設置されました。 会議では、共通認識を深めるため、酒々井町における観光の現状認識や 会議の進むべき方向性を確認し、その後、歴史・文化的資源、物的資源、 人的資源の3つの分科会による多角的かつ活発な意見を通し、観光資源の 洗い出しと現状の再確認、さらに資源の活用方法について忌憚なく意見を 交わし協議を重ねてきたところです。 観光振興は、レジャー施設や風光明媚な景観等に限られるものではなく、 町の特性は十分に観光資源として潜在的可能性を有していることが各委 員の共通認識となりました。 さらに、本会議として観光資源の活用、PRの方法等について意見集約 がなされましたので、ここに提言書を提出します。 最後に、本会議の委員から多くの魅力的な意見や提案をいただいた各位 の積極的な姿勢に対して改めて感謝申し上げるとともに本提言書を観光 振興のためのまちづくりに活かされることを切に願うものであります。 平成19年10月23日 酒々井町長 小 坂 泰 久 様

(3)

Ⅰ 歴史・文化的資源 酒々井町における観光資源として歴史・文化的資源は重要な構成要素で あるため、本佐倉城跡や酒の井の碑、双体道祖神、神社仏閣等の活用方法 についての提言を行うものとする。 【提言】 (1)本佐倉城跡は、戦国時代千葉氏の居城として豊臣秀吉に滅ぼさ れるまでの百有余年下総の国(注1)の首府として栄えた重要な文化 財で、平成10年9月に千葉県では唯一、国史跡に指定されてお り、酒々井町における歴史的文化遺産として観光資源の中核をな すべきものであるため整備を進める。 (2)町名の由来となっている「酒の井の碑」(注2)は、酒々井町にお ける観光資源として重要なものであるので整備、周知を行う。 (3)双体道祖神は、千葉県内に13体あるうち、酒々井町に9体あ り学術的にも貴重なものであるため保存に努め周知を図る。 (4)酒々井町には、歴史と由緒ある神社仏閣が多く所在しているた め、古くから伝わる諸行事を広く紹介する。 ●具体的施策 ① 本佐倉城跡について、アクセス道路や休憩施設等の整備を進め、併 せて周辺の神社仏閣や自然環境を含めた複合的な観光振興を図る。 ② 「酒の井の碑」は、現在、酒々井区の皆さんのボランティア活動に よって整備が進められているところであるが、酒々井町の名前を広く 知らしめるために「酒の井の碑」や酒の井伝説について、小学生を始 め町民各位に周知を図る。 ③ 双体道祖神については、既に酒々井町商工会においてウォークラリ ー等で紹介されているが、縁結び、夫婦和合、子孫繁栄等の神様とし てなお一層の周知を図り、併せて保存方法等について検討する。

(4)

④ 酒々井町には、千葉氏所縁の寺院や神社をはじめ、歴史と由緒ある神社 仏閣が多く所在している。また、古くから守り伝えられている石仏、道標、 伝承話など有形・無形の文化財が多く伝承されており、貴重な観光資源と なる得るため県内外に広く紹介する。 ⑤ 10月28日に行われる「歩き・み・ふれる歴史の道 in 酒々井」 は、町として最大の観光 PR になると思われるため、1回で終わらせ ず、今後毎年継続して開催し獅子舞(舞踊としても優れている)等も 参加してもらい観光振興に努める。 《注1》下総の国の現在の市町村名 千葉県では、野田市、流山市、松戸市、市川市、浦安市、柏市、鎌ヶ谷市、船橋市、 習志野市、白井市、印西市、八千代市、千葉市、栄町、本埜村、印旛村、佐倉市、四街 道市、酒々井町、成田市、富里市、八街市、神崎町、多古町、香取市、匝瑳市、東庄町、 旭市、銚子市、の全域及び横芝光町、芝山町、山武市の一部 茨城県では、五霞町、古河市、八千代町、坂東市、守谷市、利根町、河内町の全域及 び結城市、下妻市、常総市、取手市、龍ヶ崎市、稲敷市、潮来市、神栖町の一部 埼玉県では、杉戸町、松伏町、吉川市、三郷市、の一部 東京都では、葛飾区、江戸川区の一部 《注2》酒の井の碑 酒の井の碑は「昔、孝行息子が井戸水を汲むと酒になり、地名も酒々井となった。」と いう親孝行の大切さを語る話の舞台で、その孝子養老伝説を記念して碑が立てられたと いわれるところであり、酒々井町のランドマークといえる場所です。 参 考 「酒の井」について 名 称 酒の井(さけのい) 所 在 酒々井町酒々井字内方137 概 要 真言宗 酒々井山円福院神宮寺境内地、開基不明 享保八年(1723)酒々井村町明細書に記載有り。麻賀多神社(酒々井 の中心神社)を支配。 柳田国男は、古代に尸童(しどう、男の子)をたて、神の祭りを営んだ霊場の跡で、 とくに清水を用いて神に神酒を醸(かも)す習わしがあったことから、このような伝説 が生まれたと考えている。

(5)

Ⅱ 人的資源 観光振興においては、専門的な知識、経験や酒々井町を対外的に紹介し ていただく人材が必要となるので、人材育成等について提言を行うものす る。 【提言】 (1)観光に活躍していただける適材適所の人材を求める方法として 観光協会を設立し、スペシャリストの発掘、観光ボランティアの 募集、人材の養成等を行う。 (2)酒々井町の観光資源として緑と水といった自然環境や豊かな農 地があることからボランティアの活用等、協働して環境の保全を 図る。 (3)酒々井町の知名度を高め、情報を発信する手段としての人材を 発掘し観光大使として委嘱する。 ●具体的施策 ① 本佐倉城跡、神社仏閣、ちびっこ天国、獅子舞、ハーブガーデン、 酒蔵、ウォーキングと観光地のセット、農業体験、釣り体験などに細 分化して観光に必要な専門的ボランティアを広報紙等を活用して募 集する。 ② 町内には、湧き水が多数あり、復元できる箇所も多く見受けられる ことから、地権者の協力のもと、ボランティアと協働して整備を行う。 また、農家の方々と緊密に連携した観光農園(市民農園)を設置し、 体験型観光施設としてインターネット等を通じ、広くオーナーを募集 する。 ③ 酒々井町の知名度を高めるため、著名な人材を観光大使として委嘱 しPRに努めていただく。また、町外へ通勤している方々に機会があ る毎に酒々井町を PR してもらう。

(6)

Ⅲ 物的資源 観光振興を推進するためには、物的資源の整備が必要であるため特産品 や各種施設などについて提言を行うものとする。 【提言】 (1)酒々井町の特産品を詰め合わせた「酒々井セット」を作成し、 商工会に販売依頼を行うとともに、新たな特産物の開発を検討す る。 (2)将来的、長期的な構想として道の駅、観光案内所等の設置を検 討する。また、町に宿泊施設が存在しないため、温泉ホテル等の 誘致等を行う。 (3)農産物を酒々井ブランドとして販売する。 ●具体的施策 ① 「酒々井セット」の販路としては、成田空港、高速道路のパーキン グ、東酒々井商店街空き店舗の活用、インターネット通販等で販売す る。 また、町の祭りにも出店して町民にも認識を新たにしてもらい進物 用に使っていただく。 ② 道の駅、観光案内所を設置し特産品の販売を促進する。また友好都 市を提携し互いの販売施設で名産品等の販売を行う。 ③ 酒々井町の米、野菜等について無農薬や有機栽培などによるブラン ド化に向けた取り組みを行い酒々井ブランドとして販売する。 ④ イメージアップを図るために現在、主要な観光地ではトイレの整備 に非常に力を入れているところである。酒々井町においてもトイレの 設置は欠かせないものであるため整備を促進する。

(7)

Ⅳ PRの方法、その他 優れた観光資源であっても、観光客を集客するためにはPRの充実が必 要不可欠であるため、方法等について提言を行うものとする。 【提言】 (1)酒々井町には、JR線、京成線に計4駅があり、さらに国道の 51号、296号が通っている交通の要衝であることを活用し、 酒々井町を印象付けるための看板等を設置する。 (2)観光振興のため、町ホームページや町広報紙「ニューしすい」 の充実を図る。また、観光週間、観光月間等を設け町を挙げて取 り組む。 (3)各観光資源を複合的に組み合わせて観光振興を図る。 また、佐倉市、成田市等の有力な市や近隣の特色ある町村との 連携を模索する。 ●具体的施策 ① 成田空港では「ウェルカムジャパン」という看板が大きく目に付く が酒々井町においても町内の各駅や町境に看板、アーチ等を設置し 「ようこそ酒々井町へ」、「歴史の町酒々井」等を掲げ知名度のアップ を図る。 また、平成22年9月には千葉で国体が開かれるので、これも有効 な機会として利用する。 ② 町のホームページについて、歴史・文化的資源や物的資源などを積 極的に掲載し、見て楽しめるようなキャッチコピーを作って売り込み 等を行い、強力なPR材料として運営するとともに、広報「ニューし すい」を積極的に活用し町民への PR を行う。 また、観光週間、観光月間については、町を挙げて観光振興に取り 組めるような環境づくりに努める。 ③ 町内の観光資源を組み合わせた観光ルートの設定や、近隣市町村の 観光施設を取り込んだ観光案内を策定し、地域に密着しているミニコ ミ誌等各種メディアを利用した PR を積極的に行う。

(8)

観光振興のためのまちづくり会議 会議開催経過 第1回 平成19年6月19日(火) 午前9時30分から 中央公民館 研修室 【内容】委嘱状交付・全体会議 第2回 平成19年7月12日(木) 午前9時30分から 役場中央庁舎3階会議室 【内容】分科会会議 第3回 平成19年9月14日(金) 午前9時30分から 役場中央庁舎3階会議室 【内容】分科会会議 第4回 平成19年10月4日(木) 午前9時30分から 役場中央庁舎3階会議室 【内容】全体会議 第5回 平成19年10月23日(火) 午前9時30分から 役場中央庁舎3階会議室 【内容】全体会議・提言書提出

(9)

観光振興のためのまちづくり会議委員名簿 (敬称略)

選出区分

氏 名

備考

学識経験者

川合

か わ い

武司

た け し

座長

公募

犬島

い ぬ し ま

正子

ま さ こ

公募

渋谷

し ぶ や

ひらく

公募

あがた

広子

ひ ろ こ

公募

高橋

た か は し

みのる

公募

菅谷

す が や

た だ

公募

長尾

な が お

と し

は る

郷土研究会

岡田

お か だ

利光

と し み つ

タウンカレッジ

前田

ま え だ

く に

ひ ろ

タウンカレッジ

白鳥

し ら と り

て る

お き

タウンカレッジ

滝沢

た き ざ わ

健一

け ん い ち

タウンカレッジ

大川

お お か わ

ま さ

よ し

酒々井町商工会

小川

お が わ

じゅん

参照

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