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2. 北東アジアの秩序再編と今後の展望

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Academic year: 2021

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共同研究紹介 64−

【研究の目的と概要】

目的

 「アジアの世紀」が叫ばれて久しい。アジア諸国の経済成長は世界経済を牽引しており、また生活水 準も劇的に改善されつつある。しかし、北東アジアでは、2012年夏以降、日中、日韓の政治関係は著し く悪化し、経済・社会関係にも悪影響が生まれてしまっている。また、米中関係は対立と協調のサイク ルを繰り返しているが、中国のパワーが増大することにつれ、とくに秩序形成、またそこにおけるリー ダーシップのあり方をめぐり、対立が激しくなることも危惧されている。経済的相互依存が増している とは言え、安全保障への好ましい影響(いわゆるEconomic Security Nexus)が生まれているとは言い難 い。

 地域主義もこの地域の安定に役割を果たしているとは言えない。六者協議が開始された当時の高揚感 はしぼみ、それは朝鮮半島の非核化への道筋をつけるどころか、現状を固定化することされもできてい ない。たとえば東アジア首脳会議のような地域を包摂するような地域制度も、信頼醸成や危機管理に果 たす役割は限定されている。

 しかし、将来を悲観し続ける必要はないのかもしれない。依存を深める各国は、ときに経済セクター や政府の機能主義的な協力を糸口として、関係改善に進むことがある。シベリア以東に関心を増すロシ アも、動き次第ではこの地域の安定に貢献するだろう。錯綜する地域のアーキテクチャも、協力の習慣 の増加によって好ましい影響をもたらす。

 本研究プロジェクトは、以上の問題関心をもとに、北東アジアにおける秩序形成について議論を深め るために、各国の秩序観、また地域アーキテクチャ・制度への期待と展望を探ることを主たる目的とす る。

概要

 以下の5つの研究テーマを主な柱とする。

1.地域安全保障アーキテクチャに対する米国のアジア戦略 2.アジア秩序、およびアーキテクチャに対する中国の見解 3.韓国、および六カ国協議の評価

4.ロシア経済に対する北東アジア地域協力の可能性

5.冷戦後におけるヨーロッパ安全保障秩序とアジア安全保障秩序の比較 共同研究紹介

2. 北東アジアの秩序再編と今後の展望

【研究代表者】佐橋亮(法学部准教授)

【研究分担者】 〔学内〕久田和孝(外国語学部助教)、横川和穂(経済学部准教授)、吉留公太(経営学部准 教授)

〔学外〕増田雅之(防衛省防衛研究所主任研究官)

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【研究計画】

1. 年数回の研究会開催(外部講師の招へいを含む)

2.国内外での資料収集、インタビュー等 3.成果発表としての論文公刊

参照

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