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プレストレストコンクリート構造タンクの 応力測定と振動実験

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U.D.C.624.074.7

プレストレストコンクリート構造タンクの

応力測定と振動実験

西松建設技報 VOL 4

平野 舜 ‑* 小島 雅樹*

土橋 吉輝 * 土岐

崇**

谷 宏 *** 長 谷部 広 行 ***

角 田 伸 二 *** 岡 田

治** *

要 約

プ レス トレス トコンク 1)‑ ト構造の大 型 タン クを対象 に した応 力測定 と振動測定 を試み た.特 に振動実験 は,土木構造物での実施例 はほ とん どない と.世、われ るが,引 き綱法 を応 用 してみた。

こ とがわかった。今後 は, この実験結果 を もとに,機会 のあ るご とに実験 を重 ね,FEM (有限要 素法)をプ レス トレス トコンク リー ト構造 タンクの設計 に活)1日ノてゆ きたいO

目 次

§1. まえが き

§2.タンクの施工概 要

§3.応 力測定

§4.振動実験

§5, ま とめ

§1. まえが き

最 近,石油備蓄 や騨 トそ Lて給水用娼蔵 槽 として,プ レス トレス トコンク リー ト構造 のタン ク (以下 PCタン ク と略称)の建設が次 第に多 くなって きてお り, その規 模 も大型化 されつつあ る。同時 に構 造

計 の分 野 におい で も, RC構造物 と上班交して所 要断面 が非 常 に薄 いた め に,水密性 お よび耐 久性が要求 され る。 あ るいは耐震設 計 において も諸条件 の探 り入れ方 に諭 童が なされてい るO

本文 は, これ らの問題点の基本的要素 を把握 す るこ と を馴 勺として,昭利5

4

年 5月12日

昭和54年 6月30Elの 間,実物 による振動実験

と施

工段 階 にお け る応 力測定 を行 った結果 を報告す る もので あ る。

§ 2. タンクの施工概要

当支術研究部

**中部 (支)名古屋

(

出)主任

**雪女術研究所

実験 に使用 したPCタンクは,名古屋市水道 局第8期 拡張事業 の一環 とLて,春[

二浄水場構 内 に建 設 した有 効容量17,000m2の地 上式配水池で あ るO

タンクの構 造 は

, 地

上 箸汚 (配 水池)が円筒形 PC構造 (直径40m,高 さ17.5m)で, また基礎部 は,連続 フーチ ング基礎RC構造 となってい る(図‑ 1)o

次 に基礎部 と地上部の施

につ いて説明す るO基礎 部 は8.5mの フーチ ング を築造す るため, 2

掘削 を行 っ た。地 下 水 がGL‑3.5mに位 置す るために, 1段 闘 よ ウェルポ イン トを仮設 し,水位 の低下 をはか り,

面 は ラス入 りモルタルを吹付 けて安定 させた。士虹ヒ部の タン クの施工 は, フーチ ング上 に底版部 を築いたあ と, 1リ フ トご とにコンク 1)‑ 卜を打 設 Lた。 1リフ トは1.8 m の高 さ とし,全部で10リフ トにう搾 りした。各 リフ トの打 継 は, コン ク リー トの打 設後4時間伐経過 してか ら, レ

イタンスを十 分 に取 除 き, ブ ラシで粗骨材 がみ える程 度 にこす urか),打

継目

を完 全な もの とLでか ら打 設 したO コンク リー トの打設 は, 1日の打設数量 を80m3として, 2台のポ ンプ* を使用 し6時間ほ どか けて入念 に行 った。

PC鋼棒 お よびPCス トラン ドの配置は図‑ 2に示 す とお りで あ る。 この緊 張 方法 は,鋼棒 の場合60tf油圧 ジ ャッキを常 に対称 の位置 に設置 しなが ら緊張 した。 また PCス トラン ドの場合 は,定着部 を6ヶ所設 けて,1本

1周 ご と交 互 に60tf油 圧 ジャ ッキ を使 って3ヶ所 の定着 部 を同時 に行 った。

23

(2)

プレス トレス トコンクリー ト構造タンクの応 力測定 と振動実験

図‑ 1 PCタンクの構造

緊張作業 が完 了 したの ち, ドー ム (屋根) を施 工 した。

施工は内側 の単管足場 を利用 し,上部2.5m部分 にパ イ フサ ポー トを使用 し,特別 にアングルで製作 した大 引 き 受 けをパ イフサ ポー トに取付 け,桟木 と非鉄で傘 の よ う に骨付 け してか ら,合板 パわ レを張 って鉄筋 を組 み, コ ンク 1)‑ 卜を打 設 した。 この支保工 の組立 てか らコンク リー ト打 設 まで は約30日を要 した。

コンク リー ト構造物 が完 了 したの ち, 内外面 の塗装 を 行 った. 内側 はエ ポキ シ樹脂 (積水 コー トWE)を3回 塗 り,外側 はセ メン ト系の もの を吹付 け, そLて ドー ム にはア ク リルE3朝'封 オを吹付 けた。

塗装完 了後 にタンクの

水試験 を実施 し,竣 工 した。

§3. 応 力測定

3‑1 測定項 目

(1)縦 方向プ レス トレス導 入 による応 力

(2

日 l j

周方向プ レス・トレス導 入による応 力 (3) 注水時の応力

( 4 )

水放言馴寺の温度応 力

・ 三.

‑◆

SOD

2L)ノ小=N.二.,

西松建設技報 VOL 4

PCス トラン しきETl'yJ

L a A

7PLY 37.36i 3.218 75〔 lgPLY 37..120 3.192 37PLY 37.466 3.173

i.●.‑L:‑ .L. ア スファルトてこ1.

図‑ 2 PC鋼棒 お よびPCス トラン ドの配置図

(5)減水時の応 力

3‑2 測定計器

(1)ゲー ジ式 ひずみ計 KMIOOT (2)スウ ィッチボ ックス ASW‑324B (3)自動デ ジタルひずみ測定器 TDS‑256DC

( 4 )

デ ジタルプ 1)ンタ

D

P12‑02 3‑3 測定方法

ひずみ計 を図‑ 3に示 す よ うに壁表面 か ら5cm内部 の 位 置 に埋 設 した。

計測 にあたっては,各荷重 ケー スご とに自動デ ジタル

図‑ 3 哩込みひずみ計埋設位置

(3)

西経建設韓 VOL 4

ひずみ測定器 に備 ってい るイニ シャライズ機 構を)机 、て 初期設定 し,計測中モニ タ リングを行 った。 デー タサ ン プ リング間隔 は30分 を原則 とし, タイマ によ り自重煽己録 とした。 なお,壁体 の温度変化 はひずみ計 の温度 センサ により求 めた。

3‑4 測定結果 およびその考察

測定結果 の豊羊削 こあたっては, 可能 な限 り壁体 の温度 分布が軸対羽状 態 にな るよ うな場合 を選んだ。 図‑5‑

13に示 した応 力計算値 はFEMによる軸対称 シェル構造 解析 プ ログ ラムを用 いて数値角紳 千Lた結果であ る。 なお,

FEMによる応 力計算 は項部 シェル を無視 して底版・側 壁部分 につ いて行 い,底版支持 条件 は弾 性バネ支 承 とし

て取 扱 ったO

計 算では温度 応 力を考慮 して行 ったが,熱 ひずみ の取 扱 いにつ いての概要 を次 に述 べ る。 なお, ここで は 温度 応力 に関 してのみ述 べ るが

,

軸対称 シェルの有限要 素化 につ いての詳細 は参考 文献(1)(2)(三譲 る。

まず無 ひずみ無応 力状態 (測定で はイニ シャライズ し た状態)か らの温度変化名を̲をつ ぎの よ うに円周方向 にフ

t3)

ー リエ展 開で きる と定義す る(図‑4参照 )0 m

T‑n∑ (0t,S)cosnβ‑‑

T..

T,I,T.2,T,i,T,2:温厚

・(1)

図‑ 4 軸対称 シェル要素

これ をい る と熱 ひずみベ ク トル 18.1 はつ ぎの よ うに 与 え られ る。

fe,,チ‑(αN・rαNTOαMTαMTOlT・‑‑‑・・・・・(2) ここに

・ T ‑ 蓋‡ ft l 2 2 T

S)cosnods‑ ‑‑‑‑‑‑‑(3)

・T

‑ n P .

諾差 22Tn(t,S)cosneds・・・‑‥‑‑‑・・‑‑‑・・(4) α ;覇膨 張係数

;板厚

であ る。 このあ との手順 は熱 ひずみベ ク トル

i e , , i

よ り,

プレストレストコンクリート構造タンクの応力測定と振動実験

熱 ひずみ による節点力

(現 ,

J

lB]T〔D]ieo)dV I(5) を求 め,他の荷重 による節点 力 と重 ね合せて熱 ひずみ を 考慮 しない場合の手順 と同様 に多元連立方程式 を解 くこ とにな る。 なお

,

軸対称温度分布状態の場合 にはn‑0

としで解 けば よい。

コンク リー トの静柳 生係数 お よびポア ソン比 に関 して, 実際 に応 力計算でいた値 は各測定時 におけ る弾 性係数 試験 の結果 を採 用 した。

( 1 )

縦 方向プ レス トレス導 入 による応 力

図‑5は縦 方向プ レス トレス導 入 による鉛 直方向 応 力の

計算

値 と実測値 とを

較 した もので あ る。図 中の実線 は壁外側 を,破線 は壁 内側 の応力 を示 して い る。縦方向プ レス トレスの導入は, 円周方向プ レ ス トレスの導 入時 の曲 げ応 力に対 して配慮す る もの で あ るが,実測値 か らプ レス トレスは十分 に確 保 さ れた こ とが わか る。計算値 と実測値 とを比 較す る と, 実 測値 は計 算値 を最 大で約25kgf/cm2(2.5MPa)上 回っている。 これはこの場合だ け力計算に.Ll胤変応 力を考慮 していないこ とが 多少影響 してい る と考 え

られ る

‑100 ‑50 kgfl/cmL 50 180

図‑5 縦方向プ レス トレス導入時の鉛 直方向応 力

(2)円同方向プ レス トレス導 入によ る応 力 (a)円周方向

図‑6は緊張完 了後 の値 を示 してい る。実

測値

か ら

断 して, PCス トラン ドの レラクゼ‑ シ ョ ンな どの影響 によ り多少応力が緩和す るが,壁体 のプ レス トレスは十分 に確保 されてい る。 また後 述 す る注水時の応 力 と合成 して も設計上 の残留圧 縮 応 力度10kgf/cm2(1MPa)が不御呆され緊張方法 . の妥 当性 が うかが える。計算値 と実測値 とを比 較

25

(4)

プレストレストコンクリート構造タンクの応力測定と振動実験

卜 小 /// 一」

:= ≡慧 鮒 直

= 計‑ ′ 十7‑‑i:i

J //

1=jiJ + .I

‑50 \\

\ \ヽ

図‑6 ll]周方向プレス トレス導入時IljJ甘応 )J (緊張完 了後)

す るとを肘 勺な傾向はよ く一致 しているに もかか わ らず,実測値が計算値を最大30kgf/cm'3(3MPa) 上回っている。 これはコンクリー トの静弾性係数 の選定や,PCス トラン ドの緊張力による誤差が 少なか らず影響 していると考 えられる。

(b)鉛直応力

図‑7は緊張後の値 を示 している。計算値 と実 測値 との較では,))‑封 Jレベルで多少差が認め ら

lkgf/ol

‑100 ‑50 50 100

I1i1lllII、ミ\、 …Y.i

.̲̲̲̲ 棚 ji実測 偵

̀ ‑/̲̲

/,/f一

■‑1\

図‑7 円周方向プレス トレス導入呼鈴 LtLリ ノ向応 ノJ (緊張完 了後)

(3)注水時の応力 (a)円周方向応力

図‑8は注水時 (羽第15.5m)における値 を示 している。計算値 と実測値 との上団交では,応力レ ベルやその傾向は ともによく一致 している。

(ら)鉛直方向応力

図‑9は注7囲寺 (71q第15.5m)における値 を示 している。底版における曲げ応力の計算値 と実測

西松建設技報 VOL 4

L 1 ̲ ̲ LL̲ ̲ 亨;;;:j.:jf:L1 I

t

‑/,叫声

ー50 ‑ ‑ ‑‑‑‑卵 汗 与if ;;/f//lt'! ′J′

50kgf/c1fn2 5O三kgf/mF÷

図 ‑8 注水時剛 ,I.ijプり芯力 (水深15.5m)

‑まUU ‑bU 50 i

Y l

'‑ 外側3̲i茶料.t'i f √ \

/:り.J%T1‑ .イ

対 串.jl J' /

仙50 ‑‑ 歳 nT tJ\l\\

5)kgf:I‑iUOTr,

50Lkgf:ipCTFi

図‑9 注水時鉛直方向応力(水深15.5m)

値の比 較において,応力 レベルやその傾向は とも に比較的よく‑一致 Lている。一方,側壁においで

も同 じような傾向である。

(4)満水放置時の温度応力

図‑10,11はそれぞれタンク内を

水にして放置

した状態 におけるn周方向および鉛直方向応力を示 Lでいる。 この場合,実測値 は必ず しも温度応力だ けによるものではな く, クリープなどの影響 もある と考 えられるが,温度応力が支配的であると考 えて 応力計算を行った.計 値 と実測値 を上班交すると,

「Ⅶ詞方向応力に関 Lでは,傾向においてよ く一致 し ているものの,外側応力度 において実測値 は計算値 の約 2倍 を示 している。鉛直方向応力に関 しては応 力レベルにおいて計算値 と実測値 との差異は明確で はない。

( 5 )

滅7禅寺の応力

図‑12,13は滅庫の水深12.5mの状態 における

(5)

西松 建設 技 報 VOL 4

図‑10 満水放置時円周方向応 力

図‑11 滴水放置時鉛 直方向応 力

図‑12 減水時 円周方向応 力 (水深12・5m)

プレス トレス トコンクリー ト構造タンクの応 力測定 と振動実験

図‑13 減水時鉛直方向応 力 (水深12.5m)

門周方向応 九 鉛 直方向応 力 を示 してい る。水時 と 較 して応 力の符号が逆 になってい るが, この こ と は満水状態 に初期値 を設定 した こ とに よる。両計測

時 とも,計算値 と実測値 との比較で は,円周方向お よび鉛直方向 ともよ く一致 してお り, タン クの

挙動

をよ くとらえてい る。 また初期値 と測定時 においで の温度変化が ほ とん どなか った こ とによ り,温度 に

よる曲 げ応力は生 じていない と考 えられ る。

§ 4. 振動実験

4‑ 1 加振方法

本実験 に利用 した方法 は,① 強制振動,② 自由振動,

③ 榊 脚 力の3つで あ るが, これ らの方法 につ いて説明 す る。

(1)強制振

跡 ‑ ・

PC杭 (6‑400mm

,A

‑12.0m)

をデ ィーゼル‑ ンマ

打撃 し,地盤 に強制振動 を発 焦 させ て, これ をタンクに伝播 させた。

(2)自由振動 ‑‑ ・タンクに自由振動 を与 える方法 に‑一 般 に引 き綱法 とよばれ る方法 を用いた。 これは ワイ ヤ ロープで タンクを引張 り,

張明 断装置 (写真 ‑ 1) を使 って ロー プを切断 し, タンクを自由振 動 さ せ る もので あ る(写真‑2)。 タンクの側

上部 に特 殊 な引張破断装置 を取 付 け, この一端 にワイヤ ロー プ を結 び付 けた。ワイヤは この装置か ら下 方へ¢230

5′45〟の角度で,地」二の レ ッカー車 と結 ばれてい る。

引張破断装置 に使 った破断J二相 舶才は, 引張時の伸 び 量 をで きる限 り小 さ くす る必要があ るので,材質 は 炭素含有量の多いS45Cを使用 した。 その形状 は¢

30mm

,

且‑195mmの鋼で, 中央 にV形の切欠 きを 設 けた もので

,

所要の

張 力

破 断す る。

27

(6)

プレス トレス トコンクリー ト構造タンクの応 力測定 と振動実験

写真‑ 1 引張破 断装置

写真‑2引 き綱tll1,‑((破断U)瞬 問 )

破断引張力の確認は,破断用鋼材 と‑体 に取付け たロー ドセルを使

,検 出値を

動刊

酎 旨示器に出 力させ る方法で行った。本実験の場合,安全を考慮

して10tf前後の張力で刷粁するようにした。

(3)常時微動‑地盤の,地盤の振動あるいは風な どによって

,

構造物に常時発隼 Lでいるものである。

4‑2 計測器の構成

本実験 に使用 Lた

測 第㌢類は,表‑ 1の とお りである。

4‑3 測点の設定

測点は図‑14に示す とお りである。 これらの測点に取 付けた振垂姶トは,すべてタンクの水平半径方向の挙動 を 検出で きるように同意 した。

4‑4 実験結果 とその考察

実験結果は次に示す5項 酎 こついて整理 した。

① 振動モー ド (

固有振動数

③ 減衰定数

面動現象

⑤ 実験値 と計算値 との比較

3闇 岨 淵 表‑ 1 測 定機 器

西松建設技報 VOL 4

ッ ク ッ プ ;…LL 葦 …"H吊 :H

∃ 増 . U VA".643132023LL H .."M.^!(̲ 篭 …H:

一 夕 レ コ ー ダ ∃ R‑70A TEAC 12cH

張 応 力

. 汁

LM‑1B 1ナi

i ( 示講;) (15t)

ピ ッ ク ア ッ プ MTK‑MTK‑H‑Ⅴ‑11CC 2cH

天主y)ング引 き嘘 ノ去)

図‑14 測 点設定位 置

し1)振動モー ド

形はすべて変位振幅で記録 した。 この波形か ら 挙動発生後のある時点における各測点の変位状況を 示 したのが図‑15の振動モー ドである。このモー ド は側賂L二部の測点 (P5)に対する各測点の測定値

との比率を図化 した ものである。

まず杭打ち時の側壁 と天端 リングについて,空液 と液に分けてみると,側壁では空液の状態

1次 モー ドに,満液の状態で 2次 または 3次モー ドにな

(7)

西 ノ公建 設 子;iVOL 4 プレス トレス トコンクリー ト構造タンクの応 力測定 と振動実験

〜 ,モ ‑

‑15動 モー ド用抽出じ・P5‑1)

っている。天端 リングではどちらの状態で も1次モ ー ドとなっている。

次に引き綱法で行った場合,

壁では空液の状態

で 2次 または 3次モー ドに,満液の状態で 1次 また は2次モー ドが呪われている。天端 リングでは

脹 側の判粁面が変位 し,引張点付近 に大 きく発隼 して いる

(2)l

= r

桐[振動数

表‑2はFFT分析 を行った結果である。杭打ち の場合はタンク全体がれ,空液で 5Hz,満液で3

‑4Hzとなっている。

引 き綱法 では空液で0.7‑ 1Hz,満滴で0.7‑0.9 Hzとなっている。

表‑2 固有振動 数

測.lf 引 き 網 法 時 微 動 ∃

空 液 満 液 空 滴 満 液 空 言接 い対日掩 Pl 5.1ttZ 3.8tlZ 0.8flZ 0.7flZ 4.8l17. ‑ HZ

P2 5.1 3.8 0.7 ‑ 4.8

P4 5.8 3.9 1.1 0.8 4.8

常時微動では,

滴で 5Hz,満液で3‑4Hzと なっている。

(3)減衰定数

表‑3は減衰定数を示 した ものであるO それによ ると,構造物 とLての減衰定数は大 きな値であ り,

剛性の

い特

性をもっているo その粕 ・'LL.は, タンク の下部よ上部の方が若 卜大きく現 われている。空 滴 とirt柚をとを較 Lてみ ると,タンクが満滴の状態 になっていれば,水が付加東端 として作用し 一般 に減衰を抑制す るような挙動が現 われなければなら ないが, そのような

服 ま明確 には得 られなかった。

表‑ 3 減衰定数

(4

)

液面動

手 綱ま 象

タンク内に液体が満たされていると強制外力を与 えた場合,あ るいは射 手蘭妄動 を発生させた場合に液

揺現象が見 られる。 この現象は振動数によって 発隼す る波形が変化す る。大別す ると低振動時のス ロッシング波か ら始ま り徐々に振動数を増加 させ る と角錐肱 同心円波,衝撃波にかわ i)高い振動数で はさざ波が

生す る。

本実験では実験

模が小さいので,構造物 と共振 す ることもな く, スロッシング波 も見 られなかった。

(5)実験値 と計算値の

解析は,固有

振昏

腰丈,散 大変位振晩 振動モー ド 29

(8)

プレス トレス トコンクリー ト構造タンクの応 力測定 と振動実験

につ いて行 った。

計算上の仮 定条件 は

a.側壁の下端 を固定 とす る。

b.底版 は考慮 しない。

C.ドー ムの換気孔 を考慮す る。

d.地盤 は上下方向バネ として考慮 しない

e.液 は慣性 力 として 自重 に加算す る。

要 素 は,側壁 を16分割 に, ドー ムを13分割 に した。

入力波 はわ甘rち時の記録波形 を再生 Lた加速度波 形 を, タンク底版全体 に水平 力 として作用す るよ う に与 えた。

固有振動数お よび最大変位振幅 につ いて,実測値 と計算値 とを比較 Lたのが,表‑4であ るO和甘丁ち の場 合, 1次モー ドは大体一致 してい る。実験値で は2次モー ド以上は求 め られなかったので計 算値 と は上国攻で きなか った。最 大変位振幅 につ いては,計

算値の方が若干大 き くなってい る。

次 に振動 モー ドにつ いては,図1 6に示 す とお り であ る。 それによる と,側壁の変形 は1次 お よび3

表‑4 実測値 と計算値 との比較

特性

試験 結果 ( 杭打 ち) FEM 解析

(HZ) 1 5.8 3.9 4.9 3.9 2次 ‑ ‑ 7.0 6.7 3次 ‑ ‑ 10.8 7.8 4 ‑ ‑ 12.9 12.9 5 ‑ ‑ 13.2 13.2

ii蛮 ≡

(Jm) 測点P3 14.0 7.4 20.4 12.8

i‑ :

西松建設技報 VOL 4

次 に発生 してい る。 ドー ムにつ いては, 1次以外 は 変形 してい る。 この傾向 は空液お よび滴液 につ いて 同 じこ とが いえる。

§ 5. まとめ

(1)応 力計算 をFEMによって行 ったが,全般 的 に計 算値 と実測値 とが ほぼ一致 していて,満足す る結果 が得 られた。従来のFEMによ らない計算で は,壁 下端 部の境 界条件 の取 扱 い

難 しく, タンクの実際 の挙動 と一致 しない点がみ られたが,FEMによ り

これ らの点が解消で きた もの と思 われ,FEMによ る応 力計算 は有効であ る と考 え られ る。

(2)振動実験 においては,今回の よ うな方法で は高次 の挙動が得 られないた めに,FEMによる計 算値 と の対応 がで きなかった。今後 は起振機 を利用 して大 型タ ンクの動的挙動 を実測し,諸条件 を組 入れた計 算値 との対応 をはか りたい。

参考文献

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(2)千葉敏郎,塩屋 繁松,川股垂也 "有限要素法 によ る回転数 の応 力解析" 日本鋼構造協会 1969 (3)田巻雅,芳ヰ雅二,三 上隆 "弾 性基

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ン クの手樽由対称漉 真応 力 につ いて"

土木学会年次講演 会 1977

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‑. ‑

1次:)I:

叫‑

‑3

‑‥‑ 4

‑5

図‑16 振動モー ド

参照

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