厚生労働科学研究費補助金(がん臨床研究事業)
分担研究報告書
前立腺がんの診療の質の指標作成とその検証に関する研究
研究分担者 大谷 幹伸 茨城県立中央病院茨城県地域がんセンター センター長 研究協力者 須能まゆみ 茨城県立中央病院茨城県地域がんセンター 診療情報管理士
研究要旨
前立腺がんの診療の質の指標(QI)15項目を、前立腺がん診療ガイドラインを基に作成し た。それらについて2011年と2012年の新規前立腺がん診断症例に対して、茨城県立中央 病院の実施率を昨年報告したが、2/3の指標(QI)(15項目中の10項目)の実施率は75%以 上であった。この結果をふまえて、診断、手術、放射線療法、ホルモン療法の中からそれ ぞれ1項目ずつの4項目;(④局所限局性で何らかのリスク分類が記載されている患者数/
限局性症例数、⑦手術症例で尿失禁対策が説明されている患者数/手術施行症例数、⑩局 所限局性症例に対して放射線治療が施行されている患者数/放射線単独療法施行症例数、
⑬ホルモン療法施行症例で骨塩定量が施行されている/ホルモン療法施行症例数)を選ん で、当院と県内の他の2つのがん拠点病院での指標の実施率を採録し、比較検討をした。
その結果。母数の違いがあるものの、各病院間には大きな実施率の相違が認められた。ま た当病院において上記4指標を医師の採録と病歴師の採録結果を比較したが、実施率に大 きな差が無かったが対象となる症例数(母数)に差が認められた。採録にあたっては、丁 寧な解説必要と判断された。
A. 研究目的
米国では男性の罹患率が第1位である前立 腺がんは、本邦では胃、肺、大腸、ついで第4 位に高い男性の罹患率(2008年データ:国立 がん研究センターがん対策情報センター集計)
であるが、近年は急激に増加していて、その診 断治療は重要な課題である。そこで昨年度は前 立腺がんの診療の質の指標(QI)の作成を行 い、茨城県立中央病院での検証(実施率調査)
を試みた。本年度は15項目の指標から4項目 に指標を絞り、県内の他の二つのがん拠点病院 で採録を行い、その実施率の比較を試みた。
B. 研究方法
指標(QI)の作成は、前立腺がん診療ガイドラ
イン(2012年版)に基づいて原則として推奨 グレード B 以上の事柄を選んで行った。ただ し、診療録上で採録できないか困難な事柄は除 いた。また推奨グレードがC1あるいはガイド ラインに無い項目も、日常診療で重要と思われ る事柄については採用とした。そして以下に示 す15項目を診療の質の指標とした。
①直腸診が施行された患者数/前立腺がんと 診断された患者数
②生検を10カ所以上施行されている患者数/
生検を施行した患者数
③病期判定のためにCT・MRIなどの画像診断 を施行している患者数/前立腺がんと診断さ れた患者数
④局所限局性で何らかのリスク分類が記載さ
れている患者数/限局性症例数
⑤限局性症例に対しては手術、放射線治療、ホ ルモン療法、待機療法などの中から患者自らが 選択出来るように治療方法が説明されている 患者数/限局性症例数
⑥手術症例で病理組織検査結果が説明されて いる患者数/手術症例数
⑦手術症例で尿失禁対策が説明されている患 者数/手術施行症例数
⑧手術症例において神経
れている患者数/手術症施行症例数
⑨術後追加療法として放射線治療やホルモン 療法が検討されている患者数/手術施行で pT3以上であった症例数
⑩局所限局性症例に対して放射線治療が施行 されている患者数/放射線単独療法施行症例 数
⑪中・高リスク群に対して、放射線治療前に短 期・長期ホルモン療法が施行されている/放射 線療法施行症例数
⑫CAB 数
⑬ホルモン療法施行症例で骨塩定量が施行さ れている/ホルモン療法施行症例数
⑭抗アンドロゲン剤除去症候群が確認されて いる患者数/去勢抵抗性前立腺がん症例数
⑮85 歳未満の去勢抵抗性前立腺がん症例でド セタキセル療法が説明されている症例数/
歳未満の去勢抵抗性前立腺がん症例数 これらに指標について、
年の当院における採録の結果、
(15 項目中の
であった。この結果をふまえて、診断、手術、
放射線療法、ホルモン療法の中からそれぞれ1 項目ずつの4項目;(
リスク分類が記載されている患者数/限局性 症例数、
いる患者数/手術施行症例数、
例に対して放射線治療が施行されている患者 数/放射線単独療法施行症例数、
れている患者数/限局性症例数
限局性症例に対しては手術、放射線治療、ホ ルモン療法、待機療法などの中から患者自らが 選択出来るように治療方法が説明されている 患者数/限局性症例数
手術症例で病理組織検査結果が説明されて いる患者数/手術症例数
手術症例で尿失禁対策が説明されている患 者数/手術施行症例数
手術症例において神経
れている患者数/手術症施行症例数
術後追加療法として放射線治療やホルモン 療法が検討されている患者数/手術施行で
以上であった症例数
局所限局性症例に対して放射線治療が施行 されている患者数/放射線単独療法施行症例
中・高リスク群に対して、放射線治療前に短 期・長期ホルモン療法が施行されている/放射 線療法施行症例数
CAB 療法施行症例/ホルモン療法施行症例
ホルモン療法施行症例で骨塩定量が施行さ れている/ホルモン療法施行症例数
抗アンドロゲン剤除去症候群が確認されて いる患者数/去勢抵抗性前立腺がん症例数
歳未満の去勢抵抗性前立腺がん症例でド セタキセル療法が説明されている症例数/
歳未満の去勢抵抗性前立腺がん症例数 これらに指標について、
年の当院における採録の結果、
項目中の 10 項目)の実施率は
であった。この結果をふまえて、診断、手術、
放射線療法、ホルモン療法の中からそれぞれ1 項目ずつの4項目;(
リスク分類が記載されている患者数/限局性 症例数、⑦手術症例で尿失禁対策が説明されて いる患者数/手術施行症例数、
例に対して放射線治療が施行されている患者 数/放射線単独療法施行症例数、
れている患者数/限局性症例数
限局性症例に対しては手術、放射線治療、ホ ルモン療法、待機療法などの中から患者自らが 選択出来るように治療方法が説明されている 患者数/限局性症例数
手術症例で病理組織検査結果が説明されて いる患者数/手術症例数
手術症例で尿失禁対策が説明されている患 者数/手術施行症例数
手術症例において神経温存について説明さ れている患者数/手術症施行症例数
術後追加療法として放射線治療やホルモン 療法が検討されている患者数/手術施行で
以上であった症例数
局所限局性症例に対して放射線治療が施行 されている患者数/放射線単独療法施行症例
中・高リスク群に対して、放射線治療前に短 期・長期ホルモン療法が施行されている/放射
療法施行症例/ホルモン療法施行症例
ホルモン療法施行症例で骨塩定量が施行さ れている/ホルモン療法施行症例数
抗アンドロゲン剤除去症候群が確認されて いる患者数/去勢抵抗性前立腺がん症例数
歳未満の去勢抵抗性前立腺がん症例でド セタキセル療法が説明されている症例数/
歳未満の去勢抵抗性前立腺がん症例数 これらに指標について、2011 年の当院における採録の結果、
項目)の実施率は
であった。この結果をふまえて、診断、手術、
放射線療法、ホルモン療法の中からそれぞれ1 項目ずつの4項目;(④局所限局性で何らかの リスク分類が記載されている患者数/限局性 手術症例で尿失禁対策が説明されて いる患者数/手術施行症例数、⑩
例に対して放射線治療が施行されている患者 数/放射線単独療法施行症例数、
れている患者数/限局性症例数
限局性症例に対しては手術、放射線治療、ホ ルモン療法、待機療法などの中から患者自らが 選択出来るように治療方法が説明されている
手術症例で病理組織検査結果が説明されて
手術症例で尿失禁対策が説明されている患
温存について説明さ れている患者数/手術症施行症例数
術後追加療法として放射線治療やホルモン 療法が検討されている患者数/手術施行で
局所限局性症例に対して放射線治療が施行 されている患者数/放射線単独療法施行症例
中・高リスク群に対して、放射線治療前に短 期・長期ホルモン療法が施行されている/放射
療法施行症例/ホルモン療法施行症例
ホルモン療法施行症例で骨塩定量が施行さ れている/ホルモン療法施行症例数
抗アンドロゲン剤除去症候群が確認されて いる患者数/去勢抵抗性前立腺がん症例数
歳未満の去勢抵抗性前立腺がん症例でド セタキセル療法が説明されている症例数/
歳未満の去勢抵抗性前立腺がん症例数
2011 年及び 2012 年の当院における採録の結果、2/3の指標(QI) 項目)の実施率は75%以上 であった。この結果をふまえて、診断、手術、
放射線療法、ホルモン療法の中からそれぞれ1 局所限局性で何らかの リスク分類が記載されている患者数/限局性 手術症例で尿失禁対策が説明されて
⑩局所限局性症 例に対して放射線治療が施行されている患者 数/放射線単独療法施行症例数、⑬ホルモン療 限局性症例に対しては手術、放射線治療、ホ ルモン療法、待機療法などの中から患者自らが 選択出来るように治療方法が説明されている
手術症例で病理組織検査結果が説明されて
手術症例で尿失禁対策が説明されている患
温存について説明さ
術後追加療法として放射線治療やホルモン 療法が検討されている患者数/手術施行で
局所限局性症例に対して放射線治療が施行 されている患者数/放射線単独療法施行症例
中・高リスク群に対して、放射線治療前に短 期・長期ホルモン療法が施行されている/放射
療法施行症例/ホルモン療法施行症例
ホルモン療法施行症例で骨塩定量が施行さ
抗アンドロゲン剤除去症候群が確認されて いる患者数/去勢抵抗性前立腺がん症例数
歳未満の去勢抵抗性前立腺がん症例でド セタキセル療法が説明されている症例数/85
2012 (QI) 以上 であった。この結果をふまえて、診断、手術、
放射線療法、ホルモン療法の中からそれぞれ1 局所限局性で何らかの リスク分類が記載されている患者数/限局性 手術症例で尿失禁対策が説明されて 局所限局性症 例に対して放射線治療が施行されている患者 ホルモン療
法施行症例で骨塩定量が施行されている/ホ ルモン療法施行症例数)、を選んで当院と県内 の他の2つのがん拠点病院での指標の実施率 を採録し、比較検討をした。採録は医師が行っ たが、4項目に指標に限ったのは、全項目の採 録の医師の負担が大きすぎて、現実的ではない と判断したからである。尚、3病院とも全て採 録は医師が行った。
における前述の4項目の
場合と診療情報管理士が行った場合での、採録 結果の比較を行った。
本研究は茨城県立中央病院での臨床研究審 査委員会において承認を受けた。
C.
県立中央病院での
年の採録結果昨年報告したが、それらは表1、
2、3に示した。
法施行症例で骨塩定量が施行されている/ホ ルモン療法施行症例数)、を選んで当院と県内 の他の2つのがん拠点病院での指標の実施率 を採録し、比較検討をした。採録は医師が行っ たが、4項目に指標に限ったのは、全項目の採 録の医師の負担が大きすぎて、現実的ではない と判断したからである。尚、3病院とも全て採 録は医師が行った。
における前述の4項目の
場合と診療情報管理士が行った場合での、採録 結果の比較を行った。
倫理面への配慮
本研究は茨城県立中央病院での臨床研究審 査委員会において承認を受けた。
研究結果 県立中央病院での
年の採録結果昨年報告したが、それらは表1、
2、3に示した。
表1 結果(診断に関する指標)
表2 結果(治療:手術に関する指標)
法施行症例で骨塩定量が施行されている/ホ ルモン療法施行症例数)、を選んで当院と県内 の他の2つのがん拠点病院での指標の実施率 を採録し、比較検討をした。採録は医師が行っ たが、4項目に指標に限ったのは、全項目の採 録の医師の負担が大きすぎて、現実的ではない と判断したからである。尚、3病院とも全て採 録は医師が行った。また当院において
における前述の4項目の採録を、医師が行った 場合と診療情報管理士が行った場合での、採録 結果の比較を行った。
倫理面への配慮
本研究は茨城県立中央病院での臨床研究審 査委員会において承認を受けた。
県立中央病院での 15 項目の
年の採録結果昨年報告したが、それらは表1、
2、3に示した。
結果(診断に関する指標)
結果(治療:手術に関する指標)
法施行症例で骨塩定量が施行されている/ホ ルモン療法施行症例数)、を選んで当院と県内 の他の2つのがん拠点病院での指標の実施率 を採録し、比較検討をした。採録は医師が行っ たが、4項目に指標に限ったのは、全項目の採 録の医師の負担が大きすぎて、現実的ではない と判断したからである。尚、3病院とも全て採
また当院において
採録を、医師が行った 場合と診療情報管理士が行った場合での、採録
本研究は茨城県立中央病院での臨床研究審 査委員会において承認を受けた。
項目の 2011 年と 年の採録結果昨年報告したが、それらは表1、
結果(診断に関する指標)
結果(治療:手術に関する指標)
法施行症例で骨塩定量が施行されている/ホ ルモン療法施行症例数)、を選んで当院と県内 の他の2つのがん拠点病院での指標の実施率 を採録し、比較検討をした。採録は医師が行っ たが、4項目に指標に限ったのは、全項目の採 録の医師の負担が大きすぎて、現実的ではない と判断したからである。尚、3病院とも全て採 また当院において2013年 採録を、医師が行った 場合と診療情報管理士が行った場合での、採録
本研究は茨城県立中央病院での臨床研究審
年と 2012 年の採録結果昨年報告したが、それらは表1、
表4には3病院の4項目の採録結果を示した。
母数の違いもあるが、項目によっては実施率に 大きな差異が認められた。(尚、茨城県立中央 病院とH
12年の前立腺がん症
茨城県立中央病院の4項目の実施率の推移位 は表5に示したが、大きな変化は無かった。
次いで、県立中央病院の4項目(2013年)
で医師と診療情報管理士の採録結果は、表 に示した。
表3
表4には3病院の4項目の採録結果を示した。
母数の違いもあるが、項目によっては実施率に 大きな差異が認められた。(尚、茨城県立中央
H病院は2013年 12年の前立腺がん症
茨城県立中央病院の4項目の実施率の推移位 に示したが、大きな変化は無かった。
次いで、県立中央病院の4項目(2013年)
で医師と診療情報管理士の採録結果は、表 に示した。
結果(治療:放射線
表4には3病院の4項目の採録結果を示した。
母数の違いもあるが、項目によっては実施率に 大きな差異が認められた。(尚、茨城県立中央
病院は2013年 M 12年の前立腺がん症例)
茨城県立中央病院の4項目の実施率の推移位 に示したが、大きな変化は無かった。
次いで、県立中央病院の4項目(2013年)
で医師と診療情報管理士の採録結果は、表
結果(治療:放射線/ホルモン療法に関する指標)
表4には3病院の4項目の採録結果を示した。
母数の違いもあるが、項目によっては実施率に 大きな差異が認められた。(尚、茨城県立中央
M病院は20
茨城県立中央病院の4項目の実施率の推移位 に示したが、大きな変化は無かった。
次いで、県立中央病院の4項目(2013年)
で医師と診療情報管理士の採録結果は、表
ホルモン療法に関する指標)
表4には3病院の4項目の採録結果を示した。
母数の違いもあるが、項目によっては実施率に 大きな差異が認められた。(尚、茨城県立中央 病院は20
茨城県立中央病院の4項目の実施率の推移位 に示したが、大きな変化は無かった。
次いで、県立中央病院の4項目(2013年)
で医師と診療情報管理士の採録結果は、表 6
D.考察
3病院間の比較では、4指標ではあっても、大 きな差があるものとそれほどではないものと があった。指標の実施率は病歴へ記載の有無で 検証したが、為されて当然の事は病歴に記載す るまでもないとの医師の意見もあり、必ずしも 実態を反映していない可能性があった。とはい え茨城県内のがん拠点病院である3病院間で ホルモン療法施行症例での骨塩定量の指標以 外は、実施率の差が認められた事は、病歴の記 載の有無だけでは無いのかもしれない。
次いで医師と診療情報管理士では、同じ患者リ ストを使用したにも関わらず、実施率には大き な差がないものの、
れた項目があった。医師はこれらの採録項目を 作成した者が行っているので、診療情報管理士 との差は病期や病態の解釈が医師とは異なる 事が考えられた。今後は診療情報管理士等が採 録する場合は詳細な注意解説が必要と考えら れた。
QI
力を得ることは至難の業であり、現実的ではな いと判断される。したがって今後は当院の医師 と診療情報管理士の採録データの差の少ない
(あるいは無い)指標をあらためて整理して選 び、診療情報管理士に詳細な採録に関する説明 を行った上で、茨城県内の
定病院で診療情報管理士による採録を試みる 予定である。
E.
当院と県内の他の2つのがん拠点病院で前 立腺がんの指標の実施率の比較検討をし、その 結果、母数の違いがあるものの、各病院間には 大きな実施率の相違が認められた。4指標を医
ホルモン療法に関する指標)
.考察
3病院間の比較では、4指標ではあっても、大 きな差があるものとそれほどではないものと があった。指標の実施率は病歴へ記載の有無で 検証したが、為されて当然の事は病歴に記載す るまでもないとの医師の意見もあり、必ずしも 実態を反映していない可能性があった。とはい え茨城県内のがん拠点病院である3病院間で ホルモン療法施行症例での骨塩定量の指標以 外は、実施率の差が認められた事は、病歴の記 載の有無だけでは無いのかもしれない。
次いで医師と診療情報管理士では、同じ患者リ ストを使用したにも関わらず、実施率には大き な差がないものの、
れた項目があった。医師はこれらの採録項目を 作成した者が行っているので、診療情報管理士 との差は病期や病態の解釈が医師とは異なる 事が考えられた。今後は診療情報管理士等が採 録する場合は詳細な注意解説が必要と考えら れた。
QI の採録にあたって、他の病院の医師の協 力を得ることは至難の業であり、現実的ではな いと判断される。したがって今後は当院の医師 と診療情報管理士の採録データの差の少ない
(あるいは無い)指標をあらためて整理して選 び、診療情報管理士に詳細な採録に関する説明 を行った上で、茨城県内の
定病院で診療情報管理士による採録を試みる 予定である。
E. 結論
当院と県内の他の2つのがん拠点病院で前 立腺がんの指標の実施率の比較検討をし、その 結果、母数の違いがあるものの、各病院間には 大きな実施率の相違が認められた。4指標を医 3病院間の比較では、4指標ではあっても、大 きな差があるものとそれほどではないものと があった。指標の実施率は病歴へ記載の有無で 検証したが、為されて当然の事は病歴に記載す るまでもないとの医師の意見もあり、必ずしも 実態を反映していない可能性があった。とはい え茨城県内のがん拠点病院である3病院間で ホルモン療法施行症例での骨塩定量の指標以 外は、実施率の差が認められた事は、病歴の記 載の有無だけでは無いのかもしれない。
次いで医師と診療情報管理士では、同じ患者リ ストを使用したにも関わらず、実施率には大き な差がないものの、母数に大きな違いが認めら れた項目があった。医師はこれらの採録項目を 作成した者が行っているので、診療情報管理士 との差は病期や病態の解釈が医師とは異なる 事が考えられた。今後は診療情報管理士等が採 録する場合は詳細な注意解説が必要と考えら
の採録にあたって、他の病院の医師の協 力を得ることは至難の業であり、現実的ではな いと判断される。したがって今後は当院の医師 と診療情報管理士の採録データの差の少ない
(あるいは無い)指標をあらためて整理して選 び、診療情報管理士に詳細な採録に関する説明 を行った上で、茨城県内のがん拠点ないしは指 定病院で診療情報管理士による採録を試みる
当院と県内の他の2つのがん拠点病院で前 立腺がんの指標の実施率の比較検討をし、その 結果、母数の違いがあるものの、各病院間には 大きな実施率の相違が認められた。4指標を医 3病院間の比較では、4指標ではあっても、大 きな差があるものとそれほどではないものと があった。指標の実施率は病歴へ記載の有無で 検証したが、為されて当然の事は病歴に記載す るまでもないとの医師の意見もあり、必ずしも 実態を反映していない可能性があった。とはい え茨城県内のがん拠点病院である3病院間で ホルモン療法施行症例での骨塩定量の指標以 外は、実施率の差が認められた事は、病歴の記 載の有無だけでは無いのかもしれない。
次いで医師と診療情報管理士では、同じ患者リ ストを使用したにも関わらず、実施率には大き 母数に大きな違いが認めら れた項目があった。医師はこれらの採録項目を 作成した者が行っているので、診療情報管理士 との差は病期や病態の解釈が医師とは異なる 事が考えられた。今後は診療情報管理士等が採 録する場合は詳細な注意解説が必要と考えら
の採録にあたって、他の病院の医師の協 力を得ることは至難の業であり、現実的ではな いと判断される。したがって今後は当院の医師 と診療情報管理士の採録データの差の少ない
(あるいは無い)指標をあらためて整理して選 び、診療情報管理士に詳細な採録に関する説明 がん拠点ないしは指 定病院で診療情報管理士による採録を試みる
当院と県内の他の2つのがん拠点病院で前 立腺がんの指標の実施率の比較検討をし、その 結果、母数の違いがあるものの、各病院間には 大きな実施率の相違が認められた。4指標を医 3病院間の比較では、4指標ではあっても、大 きな差があるものとそれほどではないものと があった。指標の実施率は病歴へ記載の有無で 検証したが、為されて当然の事は病歴に記載す るまでもないとの医師の意見もあり、必ずしも 実態を反映していない可能性があった。とはい え茨城県内のがん拠点病院である3病院間で ホルモン療法施行症例での骨塩定量の指標以 外は、実施率の差が認められた事は、病歴の記 載の有無だけでは無いのかもしれない。
次いで医師と診療情報管理士では、同じ患者リ ストを使用したにも関わらず、実施率には大き 母数に大きな違いが認めら れた項目があった。医師はこれらの採録項目を 作成した者が行っているので、診療情報管理士 との差は病期や病態の解釈が医師とは異なる 事が考えられた。今後は診療情報管理士等が採 録する場合は詳細な注意解説が必要と考えら
の採録にあたって、他の病院の医師の協 力を得ることは至難の業であり、現実的ではな いと判断される。したがって今後は当院の医師 と診療情報管理士の採録データの差の少ない
(あるいは無い)指標をあらためて整理して選 び、診療情報管理士に詳細な採録に関する説明 がん拠点ないしは指 定病院で診療情報管理士による採録を試みる
当院と県内の他の2つのがん拠点病院で前 立腺がんの指標の実施率の比較検討をし、その 結果、母数の違いがあるものの、各病院間には 大きな実施率の相違が認められた。4指標を医
師の採録と病歴師の採録結果を比較したが、実 施率に大きな差が無かったが対象となる症例 数(母数)に差が認められた。採録にあたって は、丁寧な解説必要と判断された。
F. 健康危機情報 特になし
G.研究発表 論文発表 無し 学会発表 無し H. 知的財産の登録状況 無し