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泉 文 六 郎 覚 書

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Academic year: 2022

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(1)

Japanese Association for Religious Studies

NII-Electronic Library Service

Japanese  Assoolatlon  for  Rellglous  Studles

第4部 会

 

わ り に

 

三 十 四 歳、

伊 勢

大 神 宮

の 参 拝 は、 藤 樹 自 身

伊 勢 神 宮

神 を 日 本

開 闢 の 元 祖 と 理 解

し、 太 虚 神 明

と 伊

神 宮

の 神 と を 同 体

体 認 し た

と か

ら 実 現 し た

伊 勢 神 宮

を も

永 遠 な る 生 命

し た

の で あ る

も し も

林 羅 山

如 く

若 き 日 に

神 道 論

し て

れ ぱ、 大

神 経 序

越 え る 神 道 論

を 後

み 出 す

と に な

た か も し れ な

し か し 藤 樹 は 日

神 道 論

は 進 ま ず

孝 経

思 索

を 深 め

孝 を 良 知 と も 明 徳 仏 性

と も

に 大 乙

皇 上 帝

と も 同

異 名 と し、

と も に

永 遠 な る 生 命

体 認

し、 我

が 心

奥 底

光 を 見 続

け た の で あ る

泉 文 六 郎 覚 書

内 容

に つ い

大   谷

 

  幸

  小 泉 文 六 郎 尚 忠

世 紀

生 没 年 不 詳) は、 富 士 信 仰 の

行 者 だ

食 行 身 禄

六 七 

1

七 三 三)

を 生 活 面

支 援 し て

江 戸 在 住

武 士 で

あ る

彼 は

死 後 に 琢 心一 我

名 乗 一り 山 講

う 富

た と

彼 が 生 前 の

か ら 聞

富 士 信 仰

教 義

小 泉 自 身

よ る

釈 を 書 き と め た と

う 文 献

小 泉 文 六

』書

あ る

 

小 泉 文 六 郎 覚 書

体 裁 か ら 言 え ば 主 に

教 義

関 す る メ

集 成

で あ る

小 泉 尚 忠 決 定 追 記

( 東 北 大 学

所 蔵)

真 元 之 秘 書

( 川 口

市 個 人 蔵)

山 御 伝 授 得 書 記

( 富 士 吉 田 市 個 人

な ど

写 本 ご と に 異 な

呼 び 名

富 士 講 内 部

で 広 く 流 通 し た

写 本 ご と

収 録

さ れ て

内 容 や 量

大 き な 差

が あ る が

享 保 十 九 年

一 七 三 四

小 泉 文 六 郎 に よ

れ た

う 旨

記 述 が 共 通

し て 見 ら れ る

と が

特 徴

あ る

 

小 泉 文 六

郎 覚

内 容 は あ ま り に も 雑 多

多 岐

に わ た る

ま た、 食 行

か ら の

き と

う 体 裁 を と

て は が、 文

教 え を 説 く

食 行

著 作

か ら 想 像

さ れ る 以 上

博 識

あ り、

ま た 小 泉 尚 忠 自 身

に よ る

原 本

と 考 え ら れ

写 本 も 発 見 さ れ

と か

小 泉

本 当

食 行 か ら 聞

き し て 書

わ し く

ま た

小 泉 文 六 郎 覚 書

含 ま れ

る 全

が 彼一 人 に よ る も

と も 考

食 行 が

た と さ れ る 思 想 面 は 小 泉 が 多 少 な り と も 潤 色

は な

と 考 え

ら れ、

ま た

写 本 流 通

過 程

付 け 加 え ら れ た 記 述 も あ る の で は な

か と 思 わ れ る

 

よ う

小 泉 文 六 郎 覚 書

成 立 に は 不 明 な

が、

小 泉 文 六

に は

食 行

た と さ れ る

思 想

食 行

行 動 や 周 囲

事 情、

ま た

自 殺

の 過 程

が 描 か れ て お り

す る

情 報

ら れ、

ま た 富 士 講 独 特 の 立 場 か ら

他 宗 教 を 見

視 点

が あ り 富 士 講 徒

宗 教 的 世 界 観 を 探 る

と が

で き る

う 研 究 上 の

価 値

が あ る

小 泉 文 六 郎 覚 書

雑 多

内 容

を 大

く 分 類・ 整

理 す る

富 士 講 や

講 徒 を 理 解 す る 上 で

有 益 で

ろ う

 

小 泉 文 六 郎 覚 書

翻 刻

と し て は

山 吉 講

の 先 達 を 代

(1122)

230

N工 工Eleotronlo  Llbrary  

(2)

Japanese Association for Religious Studies

NII-Electronic Library Service

Japanese  Assoolatlon  for  Rellglous  Studles

第 4部会

め て た 吉 田 家

所 蔵 し て

『 小 泉 文 六 郎 覚 書

が 収 録

さ れ た

渋 谷 区 史 料 集

( 編 集

発 行

と も に 渋 谷

)区

吉 田 家 文 書

渋 谷 区 史

、 一 九 八一

、 渋 谷 区

が 有 用

あ る

吉 田

家 文 書

所 収

小 泉 文 六

を 項 目 ご と

体 し て み る

と、

に 分 け ら れ る

れ ら は、 大

き く

思 想

関 す る 話 題

食 行 以 前

士 信 仰

の 系 統

歴 史

に 関 す る 話 題

か れ る

さ ら に

分 類 す る と 以 下

よ う に な

あ ろ う

123456  『

小 泉 文 六 郎 覚 書

観 や 感 覚、

と が で き る で は な

思 う

片 的 な 写 本

富 士 講

け るD

動 な ど も 視 野 に 入 れ

富 士 講 独 特

・ 思 想

関 す る 話 題

四 条 宗 教 的 色 合

処 世 訓 七 三

条 他 宗 教 に 関 す る

題 六 九 条 食 行

行 動 や 生 涯 に 関 す る

話 題 四一 条

小 泉 文 六

郎 覚 書

関 す る 話 題 十

条 食 行 よ り 前

関 す る 話 題 四

条            

話 題

富 士 講 徒

世 界     思 想 を 多 角

捉 え る

と が で き る 史 料

し て 用

                           

小 泉 文 六 郎 覚 書

断                            

 

各 写 本 間 で

話 題

異                

小 泉 文 六 郎 覚 書

の 内 容 を よ り 整

理 富 士 講 研 究

活 用 し た

祈 願 を め ぐ る

研 究 教 育

と そ

効 果

黒 崎   浩

  行

  現 代

宗 教 教 育

の 必 要 性 が 叫 ば れ て

し か し

宗 教 教 育 を 行 う

う 前 提 抜 き で

は 議 論

は 発 展

し な

だ ろ う

ど ん な 層

( 年 齢 層

や、 聖 職 者 養 成

そ う

で な

な ど

よ う な 目 的 を も

、 誰 が 教 え る の か、

う 場 面 を 明 確

設 定 す る 必 要

が あ る

本 発 表 で は、 次

場 面 を 前 提

と し て

る。 宗 教 系 大 学

は あ る け れ

ど も 聖 職 者 養 成

た め は な

学 生 を

む 教

教 育 に

生 活

な か

重 要

な 問 題

と し

宗 教 を 把 握

し、 理 解 を 深

め る た め の

授 業

を ど よ う

行 う か、

あ る

発 表 者 は

そ の さ

テ ー

と し て

祈 願

を と り あ げ たD

そ の 理 由 を

祈 願

着 目 す る こ に よ

学 生

宗 教

に も た ら さ れ る

効 果 を

中 心

、 宗 教 教 育

・ デ

プ メ

FD

参 考

供 し た

。  

を 宗 教 理 解

入 り 口

据 え る と

う 見 方

は、 最 近 の

宗 教( 学V

入 門 書

な か で も

提 示 さ れ て

島 田 裕 巳

日 本 人 の

神 は ど こ る か

年)

で は

実 在 を 前 提 と し た

宗 教 的 世 界 観

説 明

疑 問 を さ し は さ む

あ ろ う 想 定 読 者 に

た ち は

苦 難

直 面

し た

と き

祈 り を 捧 げ る で は な

こ れ

実 在

前 提 と し た

行 為

は な か、

を 投 げ 返

し て

ま た

菅 原 伸 郎

宗 教

教 科 書  

12

(1123)

231

N工 工Eleotronlo  Llbrary  

参照

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