工業数理基礎(J)[方程式] 1
方程式 方程式
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(大学入試センター試験2007)年次 組 番・氏名
第1問 問1 二つの工場A、Bで生産している同じ原料物質すべてを、別の二つの工場 C、Dに輸送することを考える。1週間にA、Bから送り出される物質の量は、それぞれ11t、 12tであり、C、Dに送り込まれる物質の量は、それぞれ14t、9tである。なお、以下では、
「AからCへの輸送ルート」を「A→C」と書き表す。
いま、各輸送ルートの1週間の輸送量をA→Cではp[ t
トン
]、A→Dではq[t]、B→Cではr[t]、 B→Dではs[t]とおく。このとき、次の式が成り立つ。
p+q = 11 …①
r+s = ア …②
p+r = 14 …③
q+s = イ …④
ここで、物質1t当たりの輸送費はA→Cでは1万円、A→Dでは4万円、B→Cでは3万 円、B→Dでは2万円であるとすると1週間の物質の輸送費c[万円]は次の式で表せる。
c = p + 4q + 3r + 2s (1)
このとき、cを最小にするようなp、q、r、sを求めてみよう。
まず、q、r、sをそれぞれpで表すと次のようになる。
q = 11
-
p …⑤r = 14
-
p …⑥s = ウ …⑦
これらを式(1)に代入すると、c=
-
4p+82が得られる。一方、輸送量p、q、r、sはいずれ も0以上であることから、pがとりうる値の範囲は次のとおりである。2≦p≦ エ
よって、cはp = エ のとき最小になる。このとき、q = オ 、r = カ 、s = 9
である。
ア ~ カ (0) 0 (1) 1 (2) 2 (3) 3 (4) 4 (5) p+2 (6) p-2 (7) –p+2 (8) –p-2 (9) 9 (a) 11 (b) 12 (c) 14
工業数理基礎(J)[方程式] 2
解説 図を描いて整理するとイメージしやすい。
A(11t) p C(14t)
r q
B(12t) s D(9t)
Aの11tはpとqに分かれるからp + q = 11、Bの12tはr
とsに分かれるからr + s = 12、Cの14tはpとrから来るの でp + r = 14、Dの9tはqとsから来るのでq + s = 9となる。
アb イ9
1週間の物質の輸送費c [万円]が最小になるようにするには、式(1)を解く必要がある。4
つの変数のうち一つに注目して解く。問題ではpに注目する。qは式①から式⑤のように求 められる。rは式③から式⑥のように求められる。sは式②または④から求められるここで
は、式②(r + s = 12)から求める。 ア が答えられないとできないが。
s = 12-r rを右辺に移項する。
s = 12-(14-p) 式⑥(r = 14-p)を代入する。
s = 12-14+p
s = p-2 ウ 6
「式(1)に代入するとc=-4p+82が得られる。」とある。求めてみよう。
c = p + 4q + 3r + 2s
c = p + 4(11-p) + 3(14-p) + 2(p-2)
c = p + 44-4p + 42-3p + 2p-4 = p-4p-3p + 2p + 44 + 42-4 c =-4p + 82
次に、問題ではpの取りうる範囲を求めている。A工場では1週間で11t生産しているの で、0≦p≦11である。つまり、p(C工場)に送り出さない、から、全部送り出す、の範囲と なる。しかし、B工場からrへ12tすべて送り出してもC工場で受け取る14tには2t足ら ない。したがって、A工場からは最低2tをC工場に送り出さなければならない。結果、p の範囲は、2≦p≦11となる エ a
c =-4p+82のcが最小になるためには、82から減じる4pが大きければよい。pの最大は
11であるからc =-4×11+82 =-44 + 82 = 38が求められる。輸送費は38万円となる。
求められたpを式⑤⑥に代入するとqとrが求められる。
q = 11-p = 11-11 = 0 オ 0 r = 14-p = 14-11 = 3 カ 3