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統計と情報処理 第05回 MS-Excel の基礎
表計算ソフトとは
数値データの統計や分析に使用されるソフトウェア。
セルが並んでおり、そのセルにデータを書き込むこと で、表を作成する。
そして、それらのデータを計算・統計・分析できる。
代表的なソフト:Microsoft Office Excle
、OpenOffice.org
この講義では、Microsoft Office Excel
を通じて、表計算ソフトの基礎を勉強します
本日の教材
講義のページ、第04回のその他の欄に、本日使用す る教材があります。 160511.xls というファイルがありますので、ダウンロー
ドして、デスクトップに保存してください。 基本的な操作
MS-Excel の立ち上げ
ディスクトップのアイコン または左下のスタートメ ニュー から立ち上げます。
ファイルを開く
方法1:
1.
左上の をクリック2. [
開く]
から開きたいファイルを選択。
方法2:
1.
ファイル(xlsかxlsx
)を ダブルクリック。ファイルへの保存
方法1:
1.
左上の をクリック2. [上書き保存]もしくは
[名前をつけて保存]を
クリック方法2:
1.
左上の をクリック。Excel で作成したファイルの拡張子は xlsx
もしくはxls。
xlsx
はMS-Excel 2007 以降で使用されている拡張子、
xls
はMS-Excel 2003
以前で使用されている拡張子。Excel の画面構成
クイックアクセスツールバー リボン
シート 数式バー シートの見出し
名前ボックス グループ
各種リボンについて
Excel 2007
以降では、リボンに機能が割り当てられている。タブを クリックし 切り替え
方法1:
マウスでセルの内側をクリックし、データを入力。
方法2:
カーソルキーでセルを選択し、データを入力。
データの入力(上書き)
データの入力(追記・修正)
方法1:
マウスでセルの内側をダブルクリックし、データを入力。
方法2:
カーソルキーでセルを選択し、[F2]を押してデータを入力。
ダブルクリックか、
クリックして[F2]。
コピーとペースト
コピーとペースト (1)
1.
コピー(カット)したいセルを選択し、[Ctrl]+[c] ([Ctrl]+[x] ) 2.
ペーストしたいところで[Ctrl]+[v] 。2.
コピー先で[Ctrl]+[v]
1.
セルを選択して[Ctrl]+[x]
カット&ペースト
2.
コピー先で[Ctrl]+[v]
1.
セルを選択して[Ctrl]+[c]
コピー&ペースト
コピーとペースト (2)
1.
セルをマウスでドラック、もしくはShiftを押しながらカーソルキーで、
複数セルを選択できます。
2.複数セルをまとめてコピーやカットもできます。
1.
これらのセルを 選択して[Ctrl]+[c]
2.
コピー先で[Ctrl]+[v]
コピーとペースト (3)
1.
これらの動作は、ホームリボンのクリップボー ドグループでも、行うことができます。[
貼り付け]
の下の矢印をクリックすることで、様々なコピーが行えます
コピーとペースト (4)
1.
セルを選択した状態で、右下にカーソルを持って 行くと、カーソルの形が+に変わります。2.
その状態でドラッグすると連続コピーできます。1.
このセルを選択して2.
カーソルを右下にもっていき3.
ドラッグする1.
これらのセルを選択して2.
カーソルを右下にもっていき3.
ドラッグする基本的な計算と関数
基本的な計算
1. =
から始まるデータは、数式と解釈されます。
で四則演算を行えます。セルの内容
計算結果 計算結果
Excel の関数 (1)
• Excelではさまざまな関数が準備されており、
複雑な作業も簡単に行えます。
例:
power(x,y) xのy乗
abs(x) xの絶対値
sin(x) sin(x)
log(x) log(x)
sum(x:y)
セルxからセルyの和average(x:y)
セルxからセルyの平均値平均値の算出や情報の統計等も、簡単に行えます。
Excel の関数 (2)
• Excel
には関数の入力を補助してくれる機能があります。
クリック
セルの参照
•
セルの座標を指定することによって、そのセルの内容を参照することができます。
•
座標を直接書くか、マウスで選択します。C18
の値を参照C21の値からC20の値を引く
複数セルの参照
• Excelでは
: で区切るとその間を範囲指定したことに、
, で区切るとそのセルだけを指定したこと
なります(組み合わせて使えます)。
=sum(C20:C23) =average(C18,C20,C22)
統計関係の関数
• Excelには数え上げる関数等も存在します。
COUNTIF関数は、条件に合うセルの個数を数えます。
=COUNTIF(B31:G37,"2")
=COUNTIF(B31:G37,"1")
=COUNTIF(B31:G37,"<5")
参照
絶対参照と相対参照
Excelでは、セルを絶対参照と相対参照で参照すること
ができます。それぞれ、•
絶対参照は「セルの位置を座標」で、(たとえば「
A1
のセルの値」という形)•
相対参照は「セルの位置を相対的な位置」で(たとえば「左隣のセルの値」という形)
指定します。
絶対参照と相対参照のイメージ
大通り
A
家B
家C
家D
家E
家ありません
A家 B家 C家 D家
C家 C
家C
家C
家C
家左隣の家は?
通りから
3
番目 の家は?相対参照
絶対参照
R1C1 表記 (1)
Excelでは通常A1のような形でセルを参照します。
今回は理解を深めるため、
R1C1表記を用います。
まずはR1C1表記に切り替えます。
ファイルメニューの
オプションをクリック
数式の
R1C1
表記にチェックを入れるR1C1 表記 (2)
Sheet2を開きましょう。
縦横の座標が、従来から変わっています。 R1C1表記では、
R数値C数値という形で絶対座標を
R[数値]C[数値]という形で相対座標を指定します。
R1C1 表記における相対座標
=rc[-1]とすると、1つ左のセルを参照します。
=r[1]c[2]とすると、1つ下の2つ右のセルを参照します。
R1C1 表記の相対座標のコピー
R1C1表記の場合、コピーしても数式はそのままです。
つまり、=rc[-1]をコピーしたら、どこにコピーしても
=rc[-1]です。
上下にコピーしても、数式 はrc[-1]のまま
皆、隣のセルを参照する
A1 表記における表記
従来の表記では、rc[-1]等は、どのセルを参照してい るのか「セルの座標」に変換されて表示されます。rc[-1]ということは
R1C1
表記 さっきまでの表記D4のセルの値
相対参照の場合は、従来表記ではコピーす ると式が変わる。R1C1 表記における絶対座標
=r2c3とすると、上から2番目、左から3番目のセルを参
照します。
R1C1 表記の絶対座標のコピー
R1C1表記の場合、コピーしても数式はそのままです。
つまり、=r2c3をコピーしたら、どこにコピーしても
=r2c3です。
上下にコピーしても、数式 はr2c3のまま
皆、(2,3)のセルを参照する
A1 表記における表記
従来の表記では、r2c3等は、どのセルを参照している のか「$付きのセルの座標」に変換されて表示されます。r2c3ということは
R1C1表記
さっきまでの表記D4のセルの値
絶対参照の場合は、従来表記でもコピーして も式は変わらない。R1C1 表記を戻す
R1C1表記を、通常の表現に戻しましょう。
ファイルメニューの
オプションをクリック
数式の
R1C1表記にチェックを外す
絶対参照と相対参照の書き方
Excelでは、セルを絶対参照と相対参照で参照するこ
とができます。
$を付けるか付けないかで、絶対参照なのか相対参照
なのかを区別します。
つまり、
絶対参照は「セルの座標を$付きで指定」
相対参照は「セルの座標をそのまま指定」で指定します。
•
次の演習では、これらの使い分けについて行います。絶対参照と相対参照の 使い分け
絶対参照と相対参照
Excelでは、セルを絶対参照と相対参照で参照するこ
とができます。それぞれ、
絶対参照は「セルの位置を座標」で、(たとえば「
A1
のセルの値」という形)
相対参照は「セルの位置を相対的な位置」で(たとえば「2つ左隣のセルの値」という形)
指定します。
すべてのセルを手書きで書く場合は、意識する必要 はありません。コピーしたりするときに差が出ます。絶対参照と相対参照の書き方
実際には、$を付けるか付けないかで、絶対参照な のか相対参照なのかを区別します。
通常の入力方法では、
絶対参照は「セルの座標を$付きで指定」
相対参照は「セルの座標をそのまま指定」で指定します。
とりあえず、次のことを念頭に入れておきましょう。
セルをコピーしたときに、座標が変わって困るの は絶対参照
セルをコピーしたときに、座標が変わって欲しいの は相対参照相対参照のコピー
•
相対参照をしているセルは、コピーすると実際に参照するセルは変化します。
D2の内容は
=B2*C2
D2をD3に
コピーD3の内容は
=B3*C3
「2つ左」のB2と
「1つ左」C2の積
「2つ左」のB3と
「1つ左」C3の積
絶対参照のコピー
•
絶対参照をしているセルは、コピーしても参照するセルは変化しません。
• $の付いている座標は変化しません($C9とかも可能)
D2をD3に
コピーD2の内容は
=$B$5*$C$5
D3の内容は
=$B$5*$C$5
B5
とC5
の積B5
とC5
の積今からやること
Sheet3に、A社からE社の情報が掲載されています。
A列には社名
B列には1つあたりの利益
C
列には販売数 が書かれています。そこで D列に販売個数を計算
E,F列にはシェアを計算
してみましょう。
利益 / 個×販売数の計算 (1)
D2とD3のセルは、それぞれ次のようになります。
D2
は「B2
のセル×C2
のセル」 D3
は「B3
のセル×C3
のセル」
共通点を考えてみると、この列に入るべきは「2つ左隣のセル×1つ左隣のセル」
であることがわかります。
今回は相対参照が良いことになります。B2
とC2
の積B3
とC3
の積利益 / 個×販売数の計算 (2)
相対参照は$無しで座標を指定します。
次のようにしてセルを埋めましょう。1. D2に「 B2C2」と入力。
2. D3~D6に、D2のセルをコピー。
D2をコピー
予定通り、D3には「B3C3」が、D4には「B4C4」
が、入っているか確認しましょう。
B2C2
利益 / 個×販売数の計算 (3)
上手くいけば、図のようになります。
ついでに、C7とD7に、それぞれの列の総和を計算し ておきましょう。sum(D2:D6)
sum(C2:C6)
個数シェアの計算 (1)
E2
とE3
のセルは、それぞれ次のようになります。 E2は「C2のセル÷C7のセル」
E3は「C3のセル÷C7のセル」
共通点を考えてみると、この列に入るべきは「2つ左隣のセル÷C7のセル」
であることがわかります。
C7のセルの指定は絶対参照が良いことになります。
C2
のセル÷C7
のセルC3
のセル÷C7
のセル個数シェアの計算 (2)
絶対参照は$付きで座標を指定します。
次のようにしてセルを埋めましょう。1. E2
に「C2/$C$7
」と入力。2. E3
~E6
に、E2
のセルをコピー。
予定通り、E3
には「C3/$C$7
」が、E4
には「
C4$C$7
」が、入っているか確認しましょう。E2
をコピーC2$C$7
個数シェアの計算 (3)
上手くいけば、図のようになります。
ついでに、次のことを行いましょう。
利益シェアを計算。 E7
とF7
に、それぞれの列の総和を計算。総和を計算 総和を計算
利益シェア を計算
補足
今回、E2
には「C2/$C$7
」を書きました。また、F2
に は「D2/$D$7
」と書いたのではないかと思います。
実は、E2に「C2/C$7」と書いておけば、F2にはE2を
コピーするだけで済みました。 D7, E7, F7 のセルは、C7のセルの「=sum(C2:C6)」を
コピーすれば良いです。 C2:C6 という参照が、「5つ上から1つ上までのすべ
てのセル」という相対参照になっているためです。
参照のまとめ
セルの内容をコピーするときに、相対参照と絶対参照の 違いが鮮明となりまる。
どのような計算式をコピーしたいのか、それを理解しな がら、適切に選択することが大事です。
やっているうちに、どちらを利用すればよいか、経験的 にわかるようになるものです。
セルの内容をコピーするときに、相対参照と絶対参照の 違いが鮮明となりまる。
どのような計算式をコピーしたいのか、それを理解しな がら、適切に選択することが大事です。
やっているうちに、どちらを利用すればよいか、経験的 にわかるようになるものです。グラフの書き方の基礎
基本的なグラフの書き方 その 1
•
挿入リボンにあるグラフグループから、グラフを作成できます。
•
グラフにしたいデータを選択し、挿入してみましょう。1.
グラフにしたい データを選択3.
おすすめグラフを クリック2.
挿入リボンに4.
好きなグラフを 選びOKする基本的なグラフの書き方 その 2
•
他にも、グラフグループの各ボタンでも、棒グラフ等を 選択できます。1.
グラフにしたい データを選択3.
挿入したいグラフの▼をクリック2.
挿入リボンに4.
グラフを 選択グラフツール
•
グラフを選択すると、リボンが増え、デザインリボンに 切り替わります。グラフをクリックすると リボンが増える
デザインリボン
• [
グラフ要素を追加]
や[
クイックレイアウト]
により、軸やラベルを調整・追加できます。
書式リボン
•
グラフツールの書式リボンで、見栄えを調整できます。グラフの種類の変更
• [グラフの種類を変更]で、グラフの種類を変更できます
1.
選択2.
変更したいグラフの 種類を選択使用するデータの変更
•
グラフを右クリックして出てくるデータソースの選択から、グラフにしたいデータを変更できます。
1.
「追加」「編集」等をクリック2.
使用するデータを 選択その他
•
グラフの見栄え等の変更は、右クリックメニューや、グ ラフの右上に出てくる + 記号からでも行えます。右クリックメニュー 右上の+記号
演習:円グラフの作成
次のデータを入力して、円グラフを書いてみましょう。
A
社33%
B社 21%
C
社15%
D
社11%
E社 4%
その他
16%
MS-Word
とMS-Excel
Word と Excel の連携
MS-Excelで作成・集計した表を、MS-Wordに貼り付ける
ことができます。
貼り付け方によって、
体裁
貼り付けた後の編集方法等が異なりますので、必要に応じて使い分けましょう。
Excel からコピーする
• Excelで貼り付けたい範囲を選択し、コピーしましょう
(Ctrl-c するか、右クリックでコピーを選択するか、
リボンのコピーボタンを押す)。
Sheet3
のこの部分を 選択してコピーWord に貼り付ける
Wordで、貼り付けたい場所で貼り付けを行いましょう
(Ctrl-v するか、右クリックで貼り付けを選択するか リボンで貼り付けボタンを押します)。
貼り付けボタン
形式を選択して貼り付け (1)
形式を選択して貼り付けたい場合は、1.
ホームリボンの「貼り付けボタン」の▼をクリックし、2.
「形式を選択して貼り付け」を選択します。形式を選択して貼り付け (2)
html形式を選択すると、次のように貼り付けられます。
値や数式は、そのまま数字となって貼り付けられるので、Word文章と同じ感覚で再編集できます。
単なる文字情報になるので、再計算等はしてくれません。形式を選択して貼り付け (3)
Microsoft Office Excel ワークシートオブジェクト形式を選
択すると、次のように貼り付けられます。Word文章と同じ感覚で再編集することはできません。
ダブルクリックすると、Excelが起動して再編集できます。
形式を選択して貼り付け (4)
テキスト形式を選択すると、次のように貼り付けられます。表ではなく、単なる文字情報のみが貼り付けられます。
グラフの貼り付け
グラフも貼り付けることができます。演習:アンケート集計
やること
シート
“演習アンケート集計”
を開きましょう。
129人に、アンケートを採りました。
質問は5つで、5択です。
B~Fに書いてあります。
下のようなグラフを作ります。
アンケート結果
0% 20% 40% 60% 80% 100%
質問1 質問2 質問3 質問4
質問5 1
2 3 4 5 6 7 8 9 10
ステップ 1 集計
それぞれ、何人が答えたか、countifを使って数え上 げましょう。
数式は1つ書くだけで、
あとはコピーでいけます。
各質問に、
何人が答えているのか、
sum で足し算します。
質問1 質問2 質問3 質問4 質問5
1 0 0 0 0 0
2 0 0 0 0 0
3 0 0 0 0 0
4 1 2 1 1 3
5 4 3 4 9 7
6 24 26 27 20 19
7 40 27 36 43 34
8 35 41 22 29 42
9 19 18 27 20 20
10 6 10 10 3 3
総計 129 127 127 125 128
回答集計
ステップ 2 割合の計算
それぞれの解答について、割合を計算します。
数式は1つ書くだけで、
あとはコピーでいけます。 質問1 質問2 質問3 質問4 質問5
1 0% 0% 0% 0% 0%
2 0% 0% 0% 0% 0%
3 0% 0% 0% 0% 0%
4 1% 2% 1% 1% 2%
5 3% 2% 3% 7% 5%
6 19% 20% 21% 16% 15%
7 31% 21% 28% 34% 27%
8 27% 32% 17% 23% 33%
9 15% 14% 21% 16% 16%
10 5% 8% 8% 2% 2%
総計 1 1 1 1 1
回答割合
ステップ 3 グラフを書く
データ範囲を選択してグラフを挿入しましょう。
横向きの棒グラフで 積み上げのものを 挿入します。
おわりに
Excelには、本当に多くの機能があります。
完全に理解するのは容易ではありません。