System x3100 M4 (2582) - Red Hat Enterprise Linux 6.2 導入ガイド ServeRAID C100編 OSインストール INDEX 1. 導入前の作業 1.1 使用するコンポーネント 1.2 オプションの増設 1.3 RAIDの構成 1.4 BIOSモードへの変更
2. Red Hat Enterprise Linux 6.2の導入
3. OS導入後の設定
3.1 IMM2(Integrated Management ModuleⅡ)へのIn-band接続設定
3.2 NetworkManagerの停止
3.3 デバイス・ドライバーの導入・更新
3.3.1 Intel Gigabit Ethernet Controller・ドライバーの導入・更新
3.4 SELinux・Firewallの設定 3.4.1 SELinuxの解除 3.4.2 Firewallの解除 3.5 EDACの設定 4. 参考資料 4.1 X Window システムの設定変更 4.2.a GNOMEの場合 4.2.b KDEの場合
System x3100 M4 (2582) - Red Hat Enterprise Linux
6.2 導入ガイド ServeRAID C100編
2015年4月9日 14:17
1. 導入前の作業
当ガイドでは、Red Hat Enterprise Linux 6 (以下、RHEL 6)をDVDメディアから導入する手順を記述してい ます。また、RAIDコントローラーはServeRAID C100を前提としております。 【電源投入前にお読みください】 フロントベゼルに配置されているパワーオンLEDを確認します。パワーオンLEDが高速で点滅(1秒間に4回) している場合、サーバーの電源制御ボタンは使用不可の状態です。 サーバーに電源を接続した直後は高速で点滅の状態となります。低速で点滅(1秒間に1回)の状態へ遷移す るまでしばらくお待ちください。 1.1 使用するコンポーネント 当ガイドで紹介する導入手順では、次のインストールメディア、ドライブ類、各種ソフトウェアを使用します。
(1) Red Hat Enterprise Linux 6.2 64bit DVD(2013/5月時点で、ServeRAID C100コントローラはBIOSモードの RHEL 6.2までサポートしています)
OS導入前に用意が必要なもの
・ ServeRAID C100 デバイス・ドライバー
OS導入後に必要になるデバイス・ドライバー
・Software CD Release for Intel-based Ethernet
※Red Hat Enterprise Linux 6.2にデバイス・ドライバーが含まれないオプション製品につきましては、 それらのオプション製品に対して別途デバイス・ドライバーの用意が必要となります。 ※既にインストールされているデバイス・ドライバーについても、最新のものが公開されている場合 は更新されることをお勧め致します。 <参考> ServeRAID C100 Driverの作成方法 Linux上で以下を実施します。 1. ダウンロードした「ibm_dd_megasr_15.00.0723.2012_rhel6_32-64.zip」を展開します。 # unzip ibm_dd_megasr_15.00.0723.2012_rhel6_32-64.zip 2. 展開したファイルを確認します。インストールするOSはRHEL 6.2_x86-64なので、ドライバー作成のイメージ ファイルとして「megasr_15.00.0723.2012-1_rhel6.2_64.img」を使用します。 # ls dkms-2.2.0.3-1.noarch.rpm megasr-15.00.0723.2012-1.noarch.rpm megasr_15.00.0723.2012-1_rhel6.0_32.img megasr_15.00.0723.2012-1_rhel6.0_64.img megasr_15.00.0723.2012-1_rhel6.1_32.img megasr_15.00.0723.2012-1_rhel6.1_64.img megasr_15.00.0723.2012-1_rhel6.2_32.img megasr_15.00.0723.2012-1_rhel6.2_64.img megasr_15.00.0723.2012-1_rhel6.3_32.img
megasr_15.00.0723.2012-1_rhel6.3_32.img megasr_15.00.0723.2012-1_rhel6.3_64.img 3. 「megasr_15.00.0723.2012-1_rhel6.2_64.img」のイメージファイルをUSBメモリー、またはFDDに展開します。 # dd if=megasr_15.00.0723.2012-1_rhel6.2_64.img of=(USBメモリー、またはFDDのデバイスファイル 名。/dev/sdb等) 1.2 オプションの増設 メモリー・モジュールの取り付け手順など、各種追加ハードウェアに関する注意事項は、最新のシステムガイ ドまたはインストールおよびユーザーズ・ガイドをご参照ください。 システム・ガイド http://www.ibm.com/systems/jp/x/system/guide.shtml Systemx 3100 M4 Type 2582 インストールおよびユーザーズ・ガイド第5版第2刷 http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd10.nsf/jtechinfo/SYM0-0070EF5 1.3 RAIDの構成 ServeRAID C100を搭載したシステムでは、ソフトウェアレベルでのRAID構成をサポートしています。uEFIメ ニューからRAIDモードを有効にすることで構成が可能になります。
当ガイドでは、ソフトウェアRAIDモードを有効にした後、RAID 1を構成してRed Hat Enterprise Linux 6.2を導入 する手順を説明します。
サーバーの電源を入れるとIBM System xのロゴが表示されます。画面下に「<F1> Setup」と表示された段階 で[F1]キーを押して、「System Configuration and Boot Management」を起動します。
1.
「System Configuration and Boot Management」が表示されますので「System Settings」を選択して[Enter] キーを押下します。
2.
「System Settings」画面が表示されますので、「Devices and I/O Ports」を選択して[Enter]キーを押下します。 3.
「Devices and I/O Ports」画面が表示されます。「Configure SATA as」のパラメーターを選択して、「RAID」に 変更します。
4.
[Esc]キーを2回押下して「System Configuration and Boot Management」画面へ戻ります。もう1度[Esc]キーを 押下するとユーティリティーを終了します。終了する際、「Do you want to exit Setup Utility ?」というメッセージ が表示されます。[Y]キーを押下して終了します。
5.
システムの再起動が行われます。再びIBM System xのロゴが表示され、画面下に「<F1> Setup」と表示され た段階で、[F1]キーを押して「System Configuration and Boot Management」を起動します。
6.
Setupユーティリティー「System Configuration and Boot Management」が表示されますので「System 7.
Setupユーティリティー「System Configuration and Boot Management」が表示されますので「System Settings」を選択します。
7.
「System Settings」画面が表示されます。「Storage」メニューを選択して[Enter]キーを押下します。 8.
「Storage」画面が表示されます。「LSI Software RAID Configuration Utility」メニューを選択して[Enter]キーを 押下します。
9.
「Configuration Options」画面が表示されます。「[Virtual Drive Management]」メニューを選択して[Enter]キー を押下します。
10.
「Virtual Drive Management」画面が表示されます。「[Create Configuration]」メニューを選択して[Enter]キーを 押下します。 11. 「Create Configuratoin」画面が表示されます。ここでは作成するRAIDアレイのレベルを選びます。「Select RAID Level」が選択されている状態で[Enter]キーを押下して、構成可能なRAIDレベルの一覧を表示します。 今回はRAID1を構成しますので、「RAID1」を選択して[Enter]キーを押下します。 12. 「Select Drives」を選択して[Enter]キーを押下します。 13. 選択可能なディスクの一覧が表示されますので、スペースキーを使ってディスクを選択します。選択が終了し たら「Apply Changes」を押下してRAIDを構成します。確認画面では「OK」を押下します。 14. 「Save Configuration」を選択して設定を保存します。確認画面では「Confirm」のチェックボックスが選択されて いる状態でスペースキーを押下します。「Confirm」に[X]が表示されている状態で、「Yes」を選択して[Enter] キーを押下します。 15. RAID構成に成功したことを示すメッセージが表示されますので、「OK」を押下します。 16.
「Configuration Operations」画面へ戻りますので、[Esc]キーを4回押下し、「System Configuration and Boot Manaement」画面へ戻ります。もう1度[Esc]キーを押下するとユーティリティーを終了します。終了する際、「Do you want to exit Setup Utility ?」というメッセージが表示されます。[Y]キーを押下して終了します。
以上でRAIDの構成は完了です。 17. <注意!>ハードディスク認識順序についての注意 標準のServeRAID C100コントローラーをご利用の場合は、uEFIの設定にて、IDEモードもしくはRAIDモードを 選択できますが、 ServeRAID C100をRAIDモードに設定した場合は、ハードディスクの認識順序がIDEモードと一部異なるため 注意が必要です。 ServeRAID C100がIDEモード(RAID構成なし)に設定されている場合は、HDDベイ0、HDDベイ1、HDDベイ 2、HDDベイ3の順番で認識します。 ServeRAID C100がRAIDモードに設定されている場合は、HDDベイ0、HDDベイ2、HDDベイ1、HDDベイ3の順 番で認識します。 ハードディスクベイ IDEモード RAIDモード HDDベイ 0 ハードディスク 0 ハードディスク 0 HDDベイ 1 ハードディスク 1 ハードディスク 2 HDDベイ 2 ハードディスク 2 ハードディスク 1 HDDベイ 3 ハードディスク 3 ハードディスク 3 1.4 BIOSモードへの変更 ServeRAID C100コントローラはBIOSモードのみをサポートしています。BIOSモードへの変更方法は以下の サイトをご参照下さい。
【参考情報】Red Hat Enterprise Linux 6の導入におけるUEFIモードとBIOSモードの違いに関して
http://www.ibm.com/jp/domino01/mkt/cnpages7.nsf/page/default-001FDD67
2. Red Hat Enterprise Linux 6.2の導入
当ガイドでは、Red Hat Enterprise Linux 6.2のDVDメディアを使用して、BIOSモードで導入を行なっておりま す。
【導入手順】
1. インストールを行うサーバー本体の電源を投入し、直ちにRed Hat Enterprise Linux 6のメディアを CD/DVDドライブへ挿入します。サーバーはメディアからブートします。
2. ServeRAID C100用RHEL 6.2のデバイス・ドライバーを追加で導入する必要があります。デバイス・ドラ イバーを追加するため、ブートオプションを変更します。インストーラーが起動し、Welcome to Red Hat Enterprise Linuxの画面が表示されますので、「Install or upgrade an existing system」を選択した状態で 「Tab」キーを押し、エディットモードに切り替えます。
3. ブートオプションを変更します。パラメータの末尾に「linux dd noprobe=ata1 noprobe=ata2 noprobe=ata3 noprobe=ata4」と追記し、「Enter」キーを押します。
noprobe=ata3 noprobe=ata4」と追記し、「Enter」キーを押します。 4. 「Driver disk」の画面でデバイス・ドライバーを追加します。ServeRAID C100のデバイス・ドライバーを保 存したメディア(USBメモリー、FDD等)をセットし、「Yes」を押します。ServeRAID C100デバイス・ドライバー の作成方法は、「1.1 使用するコンポーネント」の「<参考> ServeRAID C100 Driverの作成方法」をご参照 ください。 5. デバイス・ドライバーを保存したメディアのデバイス・ファイルを選択して、「OK」を押します。確認画面が出 た場合は「OK」を押します。
6. 「More Driver Disks?」の画面で、デバイス・ドライバーを保存したメディアを取り外し、「No」を押します。
7. 「Disk Found」の画面でメディアのチェックが行えます。「Skip」を選択するとメディアのチェックをスキップ できます。
8. GUIのインストーラーが起動し、「RED HAT ENTERPRISE LINUX 6」の画面が表示されますの で、「Next」をクリックします。
9. 「What language would you like to use during the installation process?」と表示されますので、インス トーラーの言語として、ここでは「Japanese(日本語)」を選択し、「Next」をクリックします。
10. 「このシステム用の適切なキーボードを選択します。」と表示されますので、「日本語」を選択し、「次」をク リックします。(日本語キーボードでない場合は、使用中のキーボードに合わせた適切な選択を行ってくださ い。) 11. 「どちらのタイプのストレージデバイスにインストールしますか?」と表示されますので、「Basic Storage Devices」を選択し、「次」をクリックします。 12. 「このデバイスは再初期化が必要かもしれません」という警告ウィンドウが表示される場合には、「全てを 再初期化」をクリックします。 13. 「このコンピュータのホスト名を設定してください」と表示されますので、「ホスト名」を入力し、「Configure Network」をクリックします。ご利用の環境に合わせて、IPアドレス、サブネットマスク等を設定してください。入 力が完了しましたら「閉じる」をクリックし、「次」をクリックします。("System usb0"というデバイスが表示されま すが、LAN over USB用のデバイスになります。後ほど設定を行いますので、ここでは設定を行わないでくだ さい) 14. 「使用するタイムゾーンの中で一番近い都市を選択してください」と表示されますので、「アジア/東京」が 選択されている事を確認し「システムクロックでUTCを使用」のチェックをはずし、「次」をクリックします。 15. 「rootユーザーのパスワードを入力してください」と表示されますので、rootのパスワードを入力し、「次」 をクリックします。 16. 「どのタイプのインストールをしますか?」と表示されますので、パーティションの設定方法を選択します。 環境に応じて適切な設定をしてください。ここでは、「Create Custom Layout」を選択し、「次」をクリックしま す。 17. 「デバイスを1つ選択してください。」と表示されますのでパーティションを作成するハードドライブを選択 し、「作成」をクリックします。環境に応じてパーティションの作成を行い、「次」をクリックします。 当ガイドでは、標準パーティションを選択して、「作成」をクリックし、表示されたポップアップウィンドウにマウン トポイント、ファイルシステムタイプ、サイズを指定し、以下のパーティションの設定を行いました。 パーティション名 容量 マウントポイント ファイルシステム種別 /dev/sda1 250MB /boot ext4
/dev/sda2 10GB / ext4 /dev/sda3 4GB swap <注意!> SWAP領域の推奨値について メモリ容量に応じたSWAP領域の推奨値に関しては、Red Hat社が公開する以下のサイトをご参照ください。 RHEL6 インストールガイド パーティション設定に関する推奨
http://docs.redhat.com/docs/ja-JP/Red_Hat_Enterprise_Linux/6/html/Installation_Guide/s2-diskpartrecommend-ppc.html
18. デバイスのフォーマットをする旨の警告が表示されますので、「フォーマット」をクリックします。次に、パー ティション情報を書き込む旨の警告が表示されますので、「Write changes to disk」をクリックします。
19. ブートローダーの設定画面が表示されますので、ブートローダーのインストール先が、「/dev/sda」になっ ている事を確認し、「次」をクリックします。 20. インストールするサーバーの種類を選択する画面が表示されますので、ここでは「基本サーバー」を選 択します。GUIを使用したい場合や、導入後にデバイス・ドライバーのアップデートを行う場合は、必要となる パッケージが選択されていませんので、「今すぐカスタマイズ」を選択し、「次」をクリックします。 21. パッケージグループの選択画面が表示されます。ここでは、GUIで操作・設定管理を行うために、「デス クトップ」グループの「X Window System」、「グラフィカル管理ツール」、「デスクトップ」を選択します。更に、 導入後にデバイス・ドライバーのアップデートを行うため、「開発」グループに含まれる「開発ツール」を選択し ます。 22. 「次」をクリックすると、インストールが開始されます。
23. インストールが終了すると、「おめでとうございます。Red Hat Enterprise Linux のインストールが完了し ました。」と表示されますので、「再起動」をクリックして、サーバーを再起動します。サーバー再起動中 に、Red Hat Enterprise Linux 6のメディアを取り出してください。
24. システムの再起動後、「ようこそ」の画面が表示されますので、「進む」をクリックします。 25. 「ライセンス情報」の画面が表示されますので、ライセンス情報の内容を確認して、「はい、ライセンス同 意書に同意します」を選択し、「進む」をクリックします。 26. 「ソフトウェア更新の設定」の画面が表示されますので、使用する環境に合わせてソフトウェア更新の設 定をしてください。ここでは、「いいえ、後日に登録することを希望します」を選択し、「進む」をクリックしま す。(ネットワーク接続を設定していない状態では、ソフトウェア更新の設定が行えない旨の警告が表示されま す。)
27. 「本当にシステムをRed Hat Networkに登録しなくて良いですか?」という確認ウィンドウが表示されま すので、「いいえ、後で登録します」をクリックします。(ネットワーク接続を設定していない状態では、表示され ません。)
ません。) 28. 「更新の設定を完了」の画面が表示されますので、「進む」をクリックします。 29. 「ユーザーの作成」の画面が表示されますので、追加するユーザー情報を入力し、「進む」をクリックしま す。ユーザーを作成しなくても設定を進めることは可能です。 30. 「日付と時刻」の画面が表示されますので、現在の日付と時刻を設定し、「進む」をクリックします。 31. 「Kdump」の画面が表示されますので、使用する環境に合わせてKdumpの設定をする事が可能です。 ここではKdumpの設定は行いませんので、「Kdumpを有効にしますか?」のチェックをはずし、「終了」をクリッ クします。「Kdump 設定を変更するには、システムを再起動して、必要に応じたメモリーの再割り当てをする 必要があります。初期起動 (firstboot) が完了した後に、この変更を継続してシステムを再起動しますか?」と いう確認ウィンドウが表示されますので、「はい」をクリックします。 32. 次に、「いくつかの選択を有効にする為、システムを再起動する必要があります。」という確認ウィンドウ が表示されますので、「OK」をクリックし、システムを再起動します。 ログイン画面が表示されれば導入は完了です。 3. OS導入後の設定
3.1 IMM2(Integrated Management ModuleⅡ)へのIn-band接続設定
System x3100 M4には、LAN over USBインターフェースが搭載されており、これを使用してIMM2と通信す ることが可能になります。
LAN over USBインターフェースはOSからネットワークデバイス"usb0"として認識され、以下の機能を提供し ます。
- OSから実行するUEFI・IMM2・Preboot DSAの更新
- Advanced Settings Utility(ASU)によるUEFI・IMM2設定情報収集および設定 - OSハングを検知してシステムの再起動を行うOS Watchdog機能
IMM2にはLAN over USBインターフェース用にIPアドレス"169.254.95.118"、サブネットマス
ク"255.255.0.0"が設定されています。ネットワークデバイス"usb0"にIMM2と通信できるIPアドレスを設定す る必要があります。 ここでは、"usb0"のIPアドレスの設定を行います。 1. 以下のコマンドを入力し、"usb0"の設定ファイルを編集して保存します。 # vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-usb0 ---/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-usb0---DEVICE="usb0" BOOTPROTO="static" ONBOOT="yes" HWADDR="xx:xx:xx:xx:xx:xx" NETMASK="255.255.0.0" IPADDR="169.254.95.120" 2. "usb0"を再起動します。 # ifdown usb0 # ifup usb0 3. IMM2への疎通確認を行います。 # ping 169.254.95.118 正常に疎通が確認されれば完了です。 3.2 NetworkManagerの停止
RHEL 6ではネットワーク設定に NetworkManager が採用されています。 これはさまざまなネットワーク接続を自動化するネットワーク制御システムです。NetworkManager は OS イ ンストール時にデフォルトで導入されて、有効になります。 このガイドでは従来どおり、ifup、ifdown コマンドなどを使用してネットワーク・インターフェースの管理を行う 為に、以下の手順でNetworkManagerを停止します。 1. NetworkManagerサービスを停止します。
# chkconfig NetworkManager off # service NetworkManager stop
なお、Red Hat Enterprise Linux 6 では、ネットワークに関する設定が一部、Red Hat Enterprise Linux 5 と 異なります。
詳細に関しては、以下のリンク先をご参照ください。
【Red Hat Enterprise Linux 6 Hint & Tips】 Network設定の注意点
http://www-06.ibm.com/jp/domino01/mkt/cnpages7.nsf/page/default-002CFBE4
3.3 デバイス・ドライバーの導入・更新
当ガイドで使用するデバイス・ドライバーの導入方法について説明します。
3.3.1 Intel Gigabit Ethernet Controller・ドライバーの導入・更新
System x3100 M4には、Intel Gigabit Ethernet Controller Intel 82574Lが搭載されています。Intel 82574L向けののデバイス・ドライバーである"e1000e"は、Red Hat Enterprise Linux 6に標準で含まれてお り、インストール直後ではこのデバイス・ドライバーを使用して稼動させることが可能です。しかしIBMサイトよ り最新のドライバーを提供しておりますので、導入後に適用します。
1. 準備したドライバーCD-ROM(intc_sw_nic_v16.8.2-cd_anyos_32-64.iso)にある、更新ファイル (e1000e-1.9.5.tar.gz)を任意のディレクトリに展開します。(ここでは/usr/local/src/e1000eに展開します)
# mkdir /usr/local/src/e1000e
# mount /root/intc_sw_nic_v16.8.2-cd_anyos_32-64.iso /mnt/ -o loop # cp /mnt/PRO1000/LINUX/e1000e-1.9.5.tar.gz /usr/local/src/e1000e/ # cd /usr/local/src/e1000e/ # tar zxvf e1000e-1.9.5.tar.gz 2. modinfoコマンドで既存の組み込まれたデバイス・ドライバーのバージョンを確認します。 # modinfo e1000e filename: /lib/modules/2.6.32-220.el6.x86_64/kernel/drivers/net/e1000e/e1000e.ko version: 1.4.4-k license: GPL
description: Intel(R) PRO/1000 Network Driver author: Intel Corporation, <[email protected]> srcversion: A227EFD4E536ACD63CBF03F alias: pci:v00008086d00001503sv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d00001502sv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010F0sv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010EFsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010EBsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010EAsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d00001525sv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010DFsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010DEsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010CEsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010CDsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010CCsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010CBsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010F5sv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010BFsv*sd*bc*sc*i* (省略) 3. デバイス・ドライバーを更新します。 # cd /usr/local/src/e1000e/e1000e-1.9.5/src # make install
make -C /lib/modules/2.6.32-220.el6.x86_64/build SUBDIRS=/usr/local/src/e1000e/e1000e-1.9.5/src modules
make[1]: Entering directory `/usr/src/kernels/2.6.32-220.el6.x86_64' CC [M] /usr/local/src/e1000e/e1000e-1.4.4/src/netdev.o
CC [M] /usr/local/src/e1000e/e1000e-1.4.4/src/ethtool.o :
:
install -D -m 644 e1000e.7.gz /usr/share/man/man7/e1000e.7.gz man -c -P'cat > /dev/null' e1000e || true
Formatting page, please wait... # rmmod e1000e # modprobe e1000e 4. modinfoコマンドで組み込まれたデバイス・ドライバーのバージョンを確認します。新しいドライバー は/lib/modules/2.6.32-220.el6.x86_64/kernel/drivers/net/e1000e以下に導入されます。 # modinfo e1000e filename: /lib/modules/2.6.32-220.el6.x86_64/kernel/drivers/net/e1000e/e1000e.ko version: 1.9.5-NAPI license: GPL
description: Intel(R) PRO/1000 Network Driver author: Intel Corporation, <[email protected]> srcversion: 773F7AD95ACF1AF6252A58E
srcversion: 773F7AD95ACF1AF6252A58E alias: pci:v00008086d00001503sv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d00001502sv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010F0sv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010EFsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010EBsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010EAsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d00001525sv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010DFsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010DEsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010CEsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010CDsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010CCsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010CBsv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v00008086d000010F5sv*sd*bc*sc*i* (省略) 正常に確認されれば完了です。デバイス・ドライバーの再ロード後もしくは、OSの再起動後から新しいデバイ ス・ドライバーがロードされます。再ロード後に使用されているドライバのバージョンを確認する場合に は、/sys/module/e1000e/version 内をご確認ください。 # cat /sys/module/e1000e/version 1.9.5-NAPI 3.4 SELinux・Firewallの設定
Red Hat Enterprise Linux 6では、OS導入直後は自動的にSELinux、Firewall が有効となっております。 ここでは、SELinux、Firewallを解除する手順を記述しています。ご利用の環境に応じて実施してください。 3.4.1 SELinuxの解除 1. SELinuxが有効であるかを確認します。 # getenforce Enforcing 2. 設定ファイル(/etc/selinux/config)を編集し、SELinuxを無効に設定します。
# This file controls the state of SELinux on the system. # SELINUX= can take one of these three values: # enforcing - SELinux security policy is enforced.
# permissive - SELinux prints warnings instead of enforcing. # disabled - No SELinux policy is loaded.
SELINUX=disabled
# SELINUXTYPE= can take one of these two values: # targeted - Targeted processes are protected, # mls - Multi Level Security protection.
SELINUXTYPE=targeted
3. サーバー再起動後、SELinuxが無効であることを確認します。
# getenforce
以上でSELinuxの設定は完了です。 3.4.2 Firewallの解除 1. ディスクトップ上のタクスバーから、[システム]-[管理]-[ファイアーウォール]を選択します。 2. 「ファイアーウォール設定の開始」画面が表示されます。内容を確認し、[閉じる]を押します。 3. 「ファイアーウォールの設定」画面が表示されますので、[無効]を押します。 4. その後、[適用]を押します。
5. 確認のウィンドウが表示されますので、[はい]を押します。
6.「ファイアーウォールの設定」を終了します。
以上でファイアーウォールの設定は完了です。
3.5 EDACの設定
Red Hat Enterprise Linux 6では、OS導入直後は自動的にError Detection and Correction (EDAC)モ ジュールが有効となっております。
この状態ですと、ハードウェア管理モジュールであるIntegrated Management ModuleⅡ (IMM2)でメモリロ グの監視が正常に行われない現象が発生いたします。 Lenovoとしましては、EDACのジュールを無効とする方法を推奨していますので、ここではEDACを解除する 手順を記述しています。ご利用の環境に応じて実施してください。 また、当作業を行う場合には、必ずuEFIおよびIMM2のファームウェアを最新バージョンに予めアップデートし てから行ってください。 1. lsmodコマンドでedacモジュールがロードされていることを確認します。edacモジュールがロードされてい た場合は、2.以降の手順を実施してください。edacモジュールがロードされていない場合は、この項の手順は 必要ありません。
# lsmod | grep edac i7core_edac edac_core
# vi /etc/modprobe.d/edac install *_edac /bin/true install edac_* /bin/true
3. lsmodコマンドでedacモジュールがロードされていないことを確認します。
# lsmod | grep edac
以上でedacの設定は完了です。 4. 参考資料 4.1 X Window システムの設定変更 グラフィック・ドライバーの種類によっては、デフォルトの状態ではX Windowが800×600、600×480でしか 表示できないマシンがあります。その際にはX Window システムとブートローダーの設定変更が必要 になるため、以下の手順を実施します。 ここでは、1024×768の解像度で表示させるための設定を行います。 1. 以下のコマンドを入力し、grub.confの設定ファイルのkernel行に"resolution=1024x768 video= 1024x768"を追記し、保存します。
# vim /boot/grub/grub.conf (BIOSモードの場合) or
# vim /boot/efi/EFI/redhat/grub.conf (UEFIモードの場合) :
title Red Hat Enterprise Linux (2.6.32-220.el6.x86_64) root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.32-220.el6.x86_64 ro root=UUID=xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxx rd_NO_LUKS rd_NO_LVM rd_NO_MD rd_NO_DM LANG=ja_JP.UTF-8 KEYBOARDTYPE=pc KEYTABLE=jp106 rhgb quiet resolution=1024x768 video=1024x768
initrd /initramfs-2.6.32-220.el6.x86_64.img : 2. RHEL 6では、標準でxorg.confファイルは存在しないため、新規に作成します。Monitorセクションの HorizSync、VertRefreshの値は、モニターの種類に依存しますので、環境に合わせて変更してくださ い。DeviceセクションのDriverはマシンによって異なりますので、/var/log/Xorg.0.logでご確認くださ い。System x3250 M4ではmgaとなります。 # vim/etc/X11/xorg.conf Section "Monitor" Identifier "Monitor0" ModelName "LCD Panel 1024x768" HorizSync 31.5 - 61.0 VertRefresh 50.0 - 75.0 Option "dpms" EndSection Section "Device" Identifier "Videocard0" Driver "mga" EndSection Section "Screen"
Section "Screen" Identifier "Screen0" Device "Videocard0" Monitor "Monitor0" DefaultDepth 24 SubSection "Display" Viewport 0 0 Depth 24 Modes "1024x768" "800x600" "640x480" EndSubSection EndSection 3. サーバーを再起動します。新しいX Window Systemの設定でサーバーが再起動されます。サーバー再 起動後、ご利用のデスクトップ環境に合わせて後述の設定を行ってください。 4.2.a GNOMEの場合 1. GUIのディスクトップ上で、[システム]-[ディスプレイ]を選択し、クリックします。 2. 「ディスプレイの設定」の画面が表示されます。[解像度]タブから設定する項目(ここでは、1024×768)を選 択し、[適用]を押します。
3. 確認の画面が表示されます。[この設定のままにする]を押します。
以上でGNOMEでの解像度の設定は完了です。
4.2.b KDEの場合
3. 「サイズと配置」の画面が表示されます。[サイズ]の項目にて解像度(ここでは、1024×768)を選択し、[適 用]を押します。
4. 確認の画面が表示されます。[設定を受け入れる]を押します。
以上でKDEでの解像度の設定は完了です。
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文書番号: SYJ0-04397AA 最終更新日: 2013-05-23