• 検索結果がありません。

智山學報 第62 - 008関 悠倫「『開題』類における本覚について」

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "智山學報 第62 - 008関 悠倫「『開題』類における本覚について」"

Copied!
26
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

CHISAN-KANGAKU-KAI

NII-Electronic Library Service 『

つ い

 

N工工一Eleotronlo  Llbrary  Servloe

 

1

『開 題』 類に お ける本覚につ い て (関)   空 海 ( 七 七 四 〜 八 三 五 ) の 著 作 の 】 群 に 、 『 開 題 』 と

の つ く も の は 二 十 五 種

在 し 、

に 『 指

』 や 『 釋 』 の 名 の つ く 著 作 が

類 あ る 。

で 取 り

料 は 、 『

日 経 開 題 』 ・ 『 金 剛

題 』 ・ 『

華 経 開 題 』 ・ 『 金

般 若 経 開 題 』 ・ 『

開 題 』 . 『 釋 論

』 . 『 法 華

』 を 用 い る こ と と す る 。 上 記 『 開 題 』

に お い て 示 さ れ る 「 本

」 に つ い て

る こ と が 小

の 目 的 で あ る 。 そ も そ も ・

L と い

語 は 、 『 大 乗 起 信

』 ( 以 下 ・ 起 信 論 』 ) に お い て

め て

し た と い わ れ て

は 『 開 題 』 類

説 の 「

」 に 、 『

』 の 「 本

」 思

少 な

響 を

え て い る と

察 す る 一

で 、 注 釈

で あ る 『 釋 摩 訶 衍 論 』 ( 以 下 『 釋 論 』 ) の 「

」 思

の 方 が

き く

え た の で と 類 推 し て い る 。 そ の 例 を

げ れ ば 、

 

の 引 用 、

 

『 釋 論 』 所

」 や 「

展 開 さ せ た

の 思 想 で あ る 「 五

」 と 「 不 二 摩 訶 衍

」 に 本 覚 思

入 し た 「 不 二

」 が

げ ら れ る 。  

と し て は 、 ま

『 釋 論 』 に お け る 「

」 の

成 と そ の 位

に つ い て

認 を お こ な

。 そ の

、 上 記 『 開 題 』 類 に つ い て 、 「 本

」 が 明 記 さ れ 、 そ の 思

を 踏 襲 し て い る も の に つ い て グ ル ー プ

い 、 共 通 項 を

出 し て

討 し て み た い 。

的 に は 『 釋 論 』 の 「 本 覚 」 と 『

題 』 類 の 「 本

」 に つ い て 比 較 を 考 え て い る 。 一

73

(2)

智山学報第六十二

 

』 の

             

 

   

 

   

 

   

 

                             

 

   

 

  〔 2 )   『 起

』 や 『

』 に お

る 「

」 に つ い て 既 に

く の

行 研 究 が 提

さ れ て い る 。 本 項 で は 『

』 の 「

」 に つ い て

し て み た い 。 前 述 の と お り 『

』 は 『 起 信 論 』 の

で あ る 。 『

』 に お い て 「 本

」 の

が 初 め て 説 か れ る こ と か ら も ま

の 「

」 に つ い て み て み る 。     心 生

。 依 二

藏 一

二 生 滅 心 司 所 レ 謂 不 生 不 滅 與 二 生 滅 一

レ 】

レ 異 。

二 阿

耶 識 → 此 識

二 二

   

二 一 切 法 一 生 二 一 切

→ 云 何 為 二 二 。 一 者 覺

。 所 レ

覺 義 者 。 謂 心 體

。 離 念

者 等 二

界 一

レ 所 レ     不 レ 遍 。

界 一

如 來

二 此

一 説

覺 の

者 。

一 説 。 以 三 始

者 即 同 二

    覺 →

覺 一

二 不

一 依 二

覺 一

説 レ

二 始

 

 

 

 

 

 

( 『 大 乗 起 信 論 』 . 大 正 三 二 巻 五 七 六 頁 中 )   「

」 と は 「 生 滅 門 」 側 の 説 示 と し て 登 場 す る 。

心 L ・ 「 二 門 」 ・ 「 三

」 の

造 に あ る 「 二 門 」 の 「

如 門 」 と 「 生

」 の 二

者 よ

示 さ れ る の で あ る 。 そ し て 「 心 生 滅 」 の 語

で 「

」 が

る 。 つ ま り 「 心 生 滅 」 と は

心 」 か ら 展

る 「 生 滅 」 の

り か た 、 す な わ ち 「 生 滅 門 」 を あ ら わ す 。 そ の

が 「 不 生 不

」 と 「 生 滅 」 が 和

し 、 一 切 法 を

す る 側 と 、 生

る 側 の 二

の 側

か れ て い る 。 「 生

門 」 は 「 不 生 不 滅 」 の

法 と 「 生 滅 」 の

が 和 合 し 、 一

の 「 摂 」 と 「 生 」 の 立

と し て い る と

る 。   そ し て 「

」 に つ い て マ 心

の 念 を 離 れ L と

く 。 ま た 「 念

」 を 離 れ る と は 「

身 」 で あ る と す る 。 こ の 「 法 身 」 に 「 本 覚 」 が 依 る と 説 き 、 「

」 が 「

」 と 関 係 し て 説 か れ て い る 。 そ の

容 は

↓ 心 体 離 念

↓ 虚 空 界 ↓ 如 来

と な る 。   さ ら に 本

か れ 、

に 対 し て

か れ る と す る 。 「 覚 」 の 展 開 と し て

か れ る 「 本

」 と 「 始

」 は 、 根 本 的 に は 一

と し た

び つ き を

っ て い る 。 だ が 二

は 、 本

を 「

」 と

き 、

覚 は 、

を              

 

    ( 3 ) 拠 り 処 と す る 反 面 、 不

に も 依 拠 す る と 説 く の で あ る 。 つ ま

」 は 「 不

」 に 依 ら な い 「

」 の み の

で あ る 一

74

(3)

CHISAN-KANGAKU-KAI

NII-Electronic Library Service

に お本 覚つ い て こ と を

認 で き る 。  

と 不 覚 は 「 生 滅 門 」 に お い て

と 浄 が

な 形

へ と

開 さ れ た も の で 、 そ れ ら が 本

・ 不

の 三 種 と い

こ と に な る 。 「 本

」 が

す る 性

は 、 「 始

」 ・ 「 不

」 に 依 ら な い 「

」 を あ ら わ す 。 そ れ は お そ ら く 「 生 滅 」 と 和 合 し な い 「

生 不

」 の 立

を あ ら わ し て い る と 推

る 。 一

で 「 不

」 は 「

」 に

し て

か れ る こ と か ら 、 「

」 か

る 「 本

」 と

的 で

る と い え る 。   そ れ で は 「 本

」 に お

る 「 法 身 」 の 性

に つ い て 考 え て み る と 『 起

』 は    

用 者 。

諸 佛 如 來 。 本 在 二 因 地 一 發 二

→ 修 一 一

羅 蜜 一 攝 二

生 司 立 二

欲 レ 度 二

→ 亦     不 レ 限 二 劫 數 一 盡 二

未 來 4 ( 中 略 ) 以 レ 有 二 如 レ

便

二 滅

明 】 見 二

身 司 自 然 而

二 不 思 議 業 種 種 之

司 即

二     真 如

又 亦 無 レ

二 用 相 可 F

・ 謂 諸 佛

レ 有 二 世 諦

と あ る 。 こ れ は

如 の 用 の 説 示 で あ る 。

を も っ て 無 明 を 除 滅 さ せ 「 本 の 法

」 を 顕 す と 説 く 。 真 如 の 不 思

な 働

の 中 に 、 真 如 と

が 共 に あ り 、 一 切

に 遍

る と 説 く こ と か ら 法 身 に 智 が 関 係 し て い る の を 確 認 で き る 。   法 身 の

が 無 明 を 除 く こ と に よ り 顕 れ る 「 本 の

」 と 「

」 の 関 係 に 注 目

る と 、 『 起

』 の 法 身 に は

が 関 係 し て い る 。

と 「

」 の 関

に も 智 が 内

し て い る こ と に な る 。 つ ま り

と は

と 共 に あ る 真 如 の

を 包 含 し た

び つ き を も つ

と い

こ と に な る 。 で は 、 『

』 の

理 解 を

し て み た い 。 『 釋 論 』 の

に つ い て は 、 「

説 両 覚 安 立 門 」 を た よ り に

て み た い 。 そ の 内

を 図 と し て み る 。   そ こ に は 『

』 の 「

」 ・ 「

」 ・ 「 不

」 の 三

と は 異 な り 、 図

覚 ・

の 二

と 、

の 二 種 の 計 四 種 の

造 で 、

浄 と 染

み お い て

る 関

に な っ て い る 。

と は 、 「 本

」 を 主 語 と し て

く 。

と は 、 「 自

心 」 を 主 語 と し て

き 、

明 に よ る 熏

け る と す る 。 こ の

浄 と は 『

』 に お け る 「 不

」 と 近 い 思 想 で あ る と

で き 、

な も の が 無 明 の

習 を

て い る

で あ る 。 一

75

一 N工工一Eleotronlo  Llbrary  

(4)

智山学報 第六十二輯       門

      略   清

を み る と 、 「 無

」 が 主 語 と し て

か れ て お り 、 染

と は 無

態 で あ る 。 一

染 浄 始

で は 「

の 般 若 」 を 主 語 と し て 無 明 の

け る 状

で あ る と

浄 ・ 染 浄 二

に は

が あ る こ と を 説 き 、 そ の

の 明 ・ 無 明 の

か た を

浄 ・

浄 の 二 種 に お い て

い て い る 。 「

」 の 枠 組 み に お い て 「

」 と 「 清 浄

」 に は 「 法

」 と 「

」 が 関 係 し

浄 」 の

合 で は 「

」 と 「

浄 始

」 に 「

浄 心 」 と 「

」 が

明 に

習 さ れ た 状

と し て 関

し て い る 。   『 釋

』 の

・ 始 覚 の 理

は 「 不

」 を 「 染 浄 」 と し て 捉

て い る 。 「 不

」 に ま っ た く 依 ら な い 「 始

」 、 そ し て 「 不

」 の

る 「 本

」 と 「 始 覚 」 が あ る こ と に な る 。 そ れ は 『 起 信

』 で は 説 示 さ れ な い

容 で

り 、 『

』 の

徴 的 な

で あ る 。   以 上 を 踏 ま え て 、 「 本

」 に お け る

釈 の 箇

を み て み た い 。 そ こ で は 「

」 を 「

」 と 「

」 に

け 各 十

を あ げ て い る 。

 

照 に そ の

を 図 に の せ る 。 「 十

」 が 「

」 の

「 十

」 が 「

」 の

で あ る 。 一

76

(5)

CHISAN-KANGAKU-KAI

NII-Electronic Library Service

『開 題』 類 に お け る 本覚につ い て (関) そ の 内 容 に は ・ 本 L の 解 釈 に 、 ・ 本

L を ( 清

者 ・ 法 身

・ 自 性 自 範 ) を

く ・ 「

」 の 解

に は ・

切 智 慧 ) を 説 く 。 つ ま り 「 本

」 に は

の 本 有

え 、 】 切

え た

的 側 面 を 有 す る 仏

論 で あ る と

義 し て い る こ と に な る 。 で は 次 に 「

」 に つ い て 考 え て み た い 。 そ れ に つ い て 『

』 の

釈 を

て み る と 、 『

説 「 心 体 の 念 相 を

れ る 」 と い

文 を 解 釈 し 次 に よ

に 説 く 。  

 

謂 心 體

二 念 相 一

是 清 淨 本

。 心

心 。 體 謂 即 是 本

體 。 如 レ 是 心 體 即

二 本 覺 而 ( 中 略 )

念  

 

相 者 者 。 即 唱 二

淨 本

人 一 辭

即 人

空 界 無

不 遍 者 。 如 レ 是 覺 者

證 下 具 二 足 十

一 虚 空 理 上 故 。

界 一  

 

相 者 。 如 レ 是 覺

於 二

界 → 而 共 和 合 。 一

一 相

二 差 別 一

是 如 來

證 二 二

之 理    

 

者 。

是 法

依 此 法 身

徳 中 ・ 而

二 亠

  「

心 体

」 を 「

」 で あ る と 説 く 。 つ ま

こ こ の

示 は 『 釋 論 』 が 「 清

」 に つ い て

い て い る

と い

こ と に な る 。 さ ら に 『

論 』 は マ 心

」 を さ ら に 分

し 解 釈

る 。 「 心 」 を 「

性 清 浄 心 」 、 「

身 の 体 」 、 「

相 者 」 を 「

の 人 」 と す る 。

述 の 語 句 解 釈 は そ の 「

」 の 内 実 を

い て い る 。 「 清 浄

覚 」 に は 自

心 と

身 の

り 、 そ の 中 の

清 浄 心 が

け る こ と に よ り 「

浄 本

」 と な る 。 「 清 浄

」 は

念 で あ る 「 念

」 を

れ た 状

り 、 浄

の み の

と い

こ と に な る 。   次 に

に つ い て

え て み る 。 『 起

論 』 で は 「

来 平

」 を 「 此 の

に 依 っ て 説 い て

つ く 」 と あ り 「

」 と 「 本

」 が 関 係 し て 説 か れ て い た 。 『 釋

』 は こ の 「 依 此 法

」 に つ い て 「

の 徳 の

し て

浄 本

の 称 を 建 立

る が 故 に 」 と 解 釈 す る 。

な わ ち 「

来 平

」 に は 「 本 有

性 の

」 が 関

る こ と に な る 。   ま た 「

」 を 「

の 人 」 と す る 説 示 や 「 体 」 を 「 本

の 体 」 と す る

示 か ら も 、 「

」 は 「

」 を

し て い る 。 そ し て 「

」 と 「 清 浄 本

の 人 」 は 「

」 の 「 体 」 と な る 。 さ ら に 「

」 と 「

」 の 十

で も

に 「 本 宥

」 が 主 語 し て い る こ と か ら も 「 如 来

」 は 「 本

」 と 「

77

一 N工工一Eleotronlo  Llbrary  

(6)

智 山学 報第六十二輯 浄 本

」 を 軸 と し て 本

的 に 一

す る 思 想 と

さ れ る 。   清 浄

と 染

の 説 を も と に

え る と 、 「

智 」 や 「 般 若 」 と い

で あ る

の 明 ・

明 に よ る

響 の

り か た を 論 じ て お

、 「 本

身 」 は 「

」 と い う 明 の み の

る 「

者 」 そ の も の を

す こ と に な る 。   一 方 で 、 「 本

」 ・ 「 始

」 の

為 ・

に つ い て 説 い て い る

る 。 そ こ は 『 起 信 論 』 所 説 「 不 生 不

」 ・ 「 生 滅 」 解

か れ て お

そ こ に は    

日 。

二 一 切 無

法 一

。 是 故 名

生 不 滅 の 不 生 不 滅

法 之 總

。 總

二 一

二 生 滅 拍     中 略 )

日 。 無 為

有 二 四 種 → 云

為 レ 四 。 一

。 二 者

覺 無

。 三 者

覺 無

。 四

為 。 是 名

レ      

 

   

 

   

 

   

 

                             

 

   

 

   

 

   

 

                          ( 7 )     四 。

二 五

の 云 何 為 レ 五 。 一

根 本

明 有 為 。 二 者 生 相

。 三

住 相 有 為 。 四

為 。 五

。 と 説 い て お

生 不 滅 」 を 「 無 為 法 」 、 「 生

」 を 「

」 と 解

る 。 そ し て 「 無

法 」 に 「

」 ・ 「 虚 空 」 ・ 「

」 ・ 「 始

」 の 四

と す る の で あ る 。 「 有 為 法 」 に は 「 根 本

」 ・ 「 生 相 有 為 」 ・ 「

」 ・ 「

」 ・ 「

相 有 為 」 の 五

で 、 無 明 と 「 生

」 の 四 相 が 説 か れ る 。   以 上 の こ と か ら 『

』 は 、 「 不 生 不 滅 」 と 「 生

」 が 和 合 す る こ と を

法 が 和 合

る と

し て い る こ と に な る 。 「

浄 本

」 と 「

浄 始 覚 」 は

で あ り 、 「

浄 本

」 と 「 染 浄

覚 」 は

明 に

響 さ れ る た め 有

に 属 す る と 推

る 。 ま た こ こ で は 、

法 に 「

如 」 ・ 「 虚 空 」 が 説 か れ て い る 。

度 は 「

」 と 「

浄 虚 空 」 と の 関 係 を

え て み た い 。 そ の 該 当 す る と 思 わ れ る

    謂 性

空 理 。

レ 是 二 理

二 幾 種 →

レ ニ 故 。 云

二 二 種

週 一

清 淨 真 如 。 二

淨 真 如 。 虚

之     理 亦

レ 是 。 云 何

淨 真

の 二

。 離 二 熏 習 一

。 云

→ 二

如 。      

 

   

 

   

 

   

 

    ( 8 )     不 レ 離 レ

空 之 理 亦

如 レ

。 と あ る 。 本

に 清 浄 と 染 浄 の 二

の 在

か た が あ る よ う に 、 「 真 如 」 ・ 「 虚 空 」 に

浄 と

の 二

が あ る 。 ま

」 と 「 染 浄 真

」 に つ い て 、

は 「

」 の

示 と 同

に 「

」 と 「 如 」 の

に お い て 「 本 一

78

(7)

CHISAN-KANGAKU-KAI

NII-Electronic Library Service CH 工SAN −KANGAKU −KA 工 『開 題 に お ける本覚につ い て (関 ○ 清 浄 本 覚 に つ い て   「 離 念 相 者 等 虚 空 界 無 所 不 遍 法 界 一 相 即 是 如 來 平 等 法 身 。   依 此 法 身 説 明 本 覺 。 何 以 故 本 覺 義 者 。 」         心 體 離 念 相 者               ← 清 浄 本 覚 ↓ 清 浄 本 覚 の 人 睦 清 浄 覚 者 ( 法 身 如 来 の 自 性 自 体 ) 11 本 有 法 身 の 癰 戀 瀬 獵 資料  覚 者 は 善 く 十 種 の 徳 義 を 具 足 す る 虚 空 の 理 を 証 す ○ 清 浄 始 覚 に つ い て         「 何 以 故 。 本 覺 義 者 對 始 覺 義 説 。   一     一 以 始 覺 者 即 同 本 覺 」         一 溝 犧 獵 覚 ↓ 大 智 力 等 で 過 患 の 海 を 対 治 す る 1 具 足 圓 滿 過 於 恒 沙 無 量 無 邊 功 徳 浄 品 澱

蜷 ギ 言 語 道 絶 心 處 滅 − 而 有 言 説 − 具 足 圓 滿 過 於 恒 沙 無 量 功 徳 清 淨 本 始 覺   從 無 治 巳 來   遠 離 一 切 染   湛 明 若 虚 空 是 故 此 門 中   無 能 熏 染 法   無 所 熏 淨 法   唯 有 自 家 徳 十 本 十覚 ○ 染 浄 本 覚 と 染 浄 始 覚 「 始 覺 義 者 依 本 覺 故 而 有 不 覺 . 依 不 覺 故 説 有 始 覺 。 」 染浄本覚     1   根 本 事 本 ー 本 有 法 身 は 能 く 善 く 一 切 の 功 徳 を 住 持 す 。   本 本 事 本 ー 本 有 法 身 は 無 始 よ り 来 た 自 然 性 有 に し て 始 に 起 こ る に あ ら ず 故 に  . 遠 本 事 本

1

本 有 法 身 は 其 の 有 徳 の 時 は 重 重 久 遠 に し て 分 界 無 き 故 に  . 自 本 事 本

1

本 有 法 身 は 我 自 ら が 我 を 成 ず る る に し て 他 よ り 我 を 成 ず る に 非 ず の 故 に   体 本 事 本 − 本 有 法 身 は 諸 の 枝 徳 の た め に 依 止 と な る 故 に   性 本 事 本 − 本 有 法 身 に 不 転 の 義 有 り 常 に 建 立 す る 故 に   住 本 事 本 − 本 有 法 身 は 無 住 に 住 し 去 來 無 き 故 に 。   常 本 事 本 − 本 有 法 身 は 決 定 実 際 に し て 流 転 無 き 故 に   堅 本 事 本 − 本 有 法 身 は 瓜 相 を 遠 離 し て 堅 固 不 動 な る こ と 金 剛 の 如 く の 故 に   総 本 事 本

i

本 有 法 身 は 広 大 圓 滿 に し て 遍 ぜ ざ る と こ ろ 無 く 通 體 の 故 に 通示二 離 性 本 始 本 覚 1 善 受 染 熏 L 鏡 字 事 覚 − 薩 般 若 慧 は 清 浄 明 白 に し て 塵 累 無 き 故 に 。 Z 開 字 事 覚 − 薩 般 若 慧 は 通 達 顕 了 に し て 障 礙 無 き 故 に 。 a 一 字 事 覚 − 薩 般 若 慧 は 独 尊 独 一 に し て 比 量 無 き 故 に 。 生 離 字 事 覚 − 薩 般 若 慧 は R 性 解 脱 に し て 一 切 種 種 の 縛 を 出 離 す る 故 に 5 満 字 事 覚 − 薩 般 若 慧 は 無 量 の 種 種 の 功 徳 を 具 足 し 少 な き 所 無 き 故 に α 照 字 事 覚 − 薩 般 若 慧 は 大 光 明 を 放 っ て 一 切 無 量 の 境 を 遍 照 す る 故 に 7 察 字 事 覚 − 薩 般 若 慧 は 常 恒 に 分 明 に し て 迷 乱 無 き 故 に & 顕 字 事 覚 − 薩 般 若 慧 は 清 浄 な 體 中 に 浄 品 の 眷 屬 が 悉 く 現 前 す る 故 に 。 9 知 字 事 覚

i

薩 般 若 慧 は 一 切 法 に 於 て 窮 め ざ る と こ ろ 無 き 故 に 10 覚 字 事 覚 − 薩 般 若 慧 は 所 有 の 功 徳 は 唯 覚 照 有 り て 一 一 の 法 而 も 覚 に 非 ざ る 無 き 故             に 染 淨 本 覺 中   或 各 有 十 義 前 説 十 事 中   各 有 離 性 故 論 円 。 此 本 覺 中 或 各 有 十 義 。 所 以 者 何 前 十 義 中 各 有 不 守 自 性 義 故 字 事 配 屬 依 向 應 知 如 是 二 覺 同 耶 異 耶 非 同 同 故 非 異 異 故 以 此 義 故 或 同 或 異 或 非 是 同 或 非 是 異 是 故 皆 是 非 而 巳

79

一 N工工一Eleotronio  Library  

(8)

智 山学報 第六

 

   

 

   

 

  〔 9 )

」 の 「 真 理 」

。 後

は 無 明 の 影

け る 状

る 。 「

虚 空 」 と 「 染 浄

」 に つ い て は 、 前

 

   

 

   

 

        ( 10 )

に つ い て 虚 空 が 「

礙 」 等 の 無

さ れ な い こ と を 「 真

」 同 様

釈 を

げ て 説

者 の 「 染 浄 虚 空 」 は 反 対 に 無 明 の

を 受 け て い る こ と を あ か す 。

 

「 本

」 と 「

」 が 無 明 に 影 響 さ れ な い 「

浄 」 の 立 場 と

さ れ る 「

」 の 立

が 「

如 」 と 「 虚 空 」 に も

為 法 で

る 「

」 ・ 「 本 覚 」 ・ 「 始

」 ・ 「 虚 空 」 は 「 清 浄

」 ・ 「 清 浄 本

」 ・ 「

浄 始

」 ・ 「

」 の 四 種 が そ の ま ま 関 係 し て い る 。 逆 に 、 有

の 方 は 無 明 に

響 さ れ る 「

浄 」 の 「

」 ・ 「

」 ・ 「

」 ・ 「

」 が 関 係

る 。

 

『 釋 論 』 の

理 解 は 、 「 清 浄 本 覚 」 と 「 染 浄

」 の 二 種 が あ

明 だ け の 状

か 、

の 相

に よ る 状 態 に

る か が 説 か れ る 。 「 清 浄 本

」 に

か れ る 「

」 に は 「 智 」 と 「 理 」 が 説 か れ て い る 。 「

」 と 「

浄 始

」 に つ い て も 、 無

響 さ れ な い 「 始

」 を 「 清 浄 始 覚 」 と

る 。 「 不

」 が 「 染 浄 」 の 立 場 と し て 説 か れ て お

、   卜 「 本

」 ・ 「

」 に 「 染 浄 」 の 名 を 冠 し て 説 か れ て い る の で あ る 。

の 四

に つ い て 図 に し た

の を

せ る 。 次   ヨ 項 よ り グ ル ー プ 分 け し 、 『 開 題 』

に お け る 「

」 つ い て

し て い く 。 三

 

  本 項 で は 『

論 』 の

を 踏 ま え て 『 開 題 』 類 に お け る

に つ い て 考 察

る 。 考

し 、

の グ ル ー プ 化 行

。 そ れ は

 

日 経 開 題 』 「

心 」 ・ 「 衆 生 狂 迷 」 ・ 「

」 、

 

『 金

 

『 法

経 開

』 ・ 『

』 、   『 金

経 開 題 』 、

 

』 ・ 『 釋

』 お け る

に つ い て

察 を 行

。 三

1

 

 

』 「

」 ・ 「

」 ・ 「

」 そ れ で は 『

日 経 開 題 』 に お

に つ い て

察 す る 。 『

日 経 開 題 』 に は

種 の

料 が あ る 。 そ の な か で

項 で

(9)

CHISAN-KANGAKU-KAI

NII-Electronic Library Service

『開 題』類に お ける本につ い て (関) は 、 「

心 」 ・ 「 衆 生 狂 迷 」 ・ 「 隆

頂 不 見 」 に

の 箇

討 を お こ な

。 こ こ で 説 示 さ れ る 「

覚 」 の 語 が

る の は

如 本

」 で あ る 。 そ れ で は そ の 箇 所 を あ げ る 。    

れ 法 界 の

心 は 、 十 地 を 超 え て 以 っ て

絶 た り 。 一

の 本

は 、 三

ん で 離 離 た り 。

の 性 佛 は     圓 圓 の 圓 。

我 の

言 は 本 有 の 又 の

な り 。 風 水 の

、 其 の

を 動 ず る こ と 得 ず 。

 

 

 

 

 

 

( 『 弘 大 全 』 一 輯 ) と こ こ で は 「 一 如 本

」 が

か れ る 。 他 に 「 本 有 」 の

は 『

論 』

の 「

」 を 連 想 さ せ る 。 「

」 ・ 「 風

に つ い て

の 援 用 と 推 察 す る 。 こ こ で の 「 一

」 と は 、

に 考

す る 『 法

開 題 』 に お い て も 説 か れ て い る 。 す な わ ち 『

経 』 の 具

で あ る 「

」 に つ い て 六

深 を 「 六

」 と し て 示

。 下 か ら 「

」 ・ 「 清 浄 本

」 ・ 「 一 心 法 界 本

」 ・ 「 三 自 本

」 ・ コ

法 L ・ 「 不 二 本

」 と な る .   つ ま

こ こ で の 「 一

」 と は 上 か ら 二

目 の 本 覚 と な る 。 そ し て 「 一

本 覚 」 に は 「 三

ま れ て い る こ と に な る 。 「

の 性 仏 」 と は

荼 羅 の 諸 仏 を あ ら わ し 「 円 円 の 円 」 は 「 一

」 の 上 位 「 不 二 本

」 に

当 す る                              

 

   

 

   

 

   

 

                             

 

   

 

  〔 11 > 「 不 二

訶 衍

」 に あ た る と 推

す る 。 す な わ ち 『

』 は 「 不 二 摩 訶

」 を 説 示

る 際 、 「 性

海 」 や 「 円 円

      ( 12 ) 徳

仏 勝 」 と 説 い て い る 。

が 類 似 性 を 強 く 感 じ る 。 「 不 二 摩 訶

」 を 「 曼 荼 羅 の

」 と 規

し て お り そ                              

 

   

 

   

 

   

 

                      ( 13 ) の

が 「 不 二

訶 衍

」 説 示 で 登

る 「 諸 仏 と

は 則

れ 不 二

訶 衍 法 」 の 説 示 を

み に 援

し て い る と 推

す る 。   つ ま

「 一

」 は 顕 教 の

階 で

、 「 円 円 の 円 」 は 「 不 二 摩

」 で

教 の 段 階 で あ る と 推

す る 。 「 一 如

」 以

の 「 法 界 浄 心 」 の 立 場 に つ い て は 、 「

浄 本

」 ・ 「 清

」 ・ 「 一 心

界 本 覚 」 ・ 「 三 自

」 が 統

さ れ た も の と 推 察

る 。 以 上 の

題 に 関 し て 「

」 に 注 目

る と 、 こ れ も 『 釋

』 所 説 で あ る 。 そ れ に つ い て 、     一 者 出 生

王 。 二

出 生

王 。

王 以 二 淨 光 明 一

二 依 止 →

王 以 二

徳 一 而 為 二 依 止 司 二 種

                             

 

   

 

   

 

   

 

                            ( 14 )     出 生 龍 王

レ 是 。 一 體 本 法 以 二

一 而 為 二 其 體 → 三

以 二

一 而

徳 一

。 と

る 。 こ れ は 「 一 体

訶 衍

」 と 「 三

」 に お け る 「 十

」 の

示 箇

で あ る 。 そ の 二

の 別

と し て 一

81

一 N工工一Eleotronlo  Llbrary  

(10)

智 山 学 報 第 六 十二 輯 「

龍 王 」 が

か れ る 。

2

衍 法 L は 「 光 明 龍 王 」 で

法 を あ ら わ し 、 「 三 自

」 は 「 風 水

王 」 で 染 浄 法 を あ ら わ す 。 『

日 経 開 題 』 の 「

水 龍 」 は 染 と

現 し て い る こ と に な る 。 浄

の 立

2

如 本

」 、 染 浄 法 の 立

は 「 法 界 浄 心 」 と な り 、 「 一

覚 」 以 下 の 四

の 本

は 三

門 す な わ ち 「 生 滅 門 」 所 入 の

を こ こ で は 説 い て い る 。   「

有 」 に つ い て は 、 こ れ も 『 釋

説 「 本

法 身 」 が

て は ま る と

え る 。 こ の

身 は 「

本 覚 」 を 説 示 す る 際 に 登 場 す る 。 「

我 」 で あ る

日 如 来 の 真 言 が 「

の 又 の 本 」 と あ る こ と か ら 、 「

」 の

に 位 置 す る の が 大 我 で あ る 法 身 大 日 如 来 の 真 言 で あ る と 推

す る の で あ る 。

言 の

が 『 大 日

』 に お い て

と 染 法 が 波 瀾 を 及 ぼ す こ と が で き な い こ と を 「 風

」 を 用 い て 説 い て い る 。   一 方 で 「 三 身 」 等 に

し て 『 大 日

開 題 』 は 大 日 経 の 具

に つ い て     大 毘 盧 遮 那 と は 自

即 ち 本 有

の 理 身 な り 。 次 に 成

と は 受 用

な り 、 此 れ に 二

り 、 一 に は

用 身 、     二 に は 他 受 用 身 に し て 、 修 得 即 ち 始

智 身 な り 。 神

と は

用 応

な わ ち 変

な り 。 加

と は

即 ち     是 れ 三 界 六 道 隨 類 の 身 な り 。 若 し 四 を 摂 し て 三 と 為 さ ば 、

持 を 合 わ せ て 一 と

。 即 ち 法 応

の 三

、 次 の     如 く 知 ん ぬ べ し 。 次 に 三 大 に 配 し て 釈 せ ば 、 大 毘 盧

那 と は

な り 。 成 佛 と は 相 な

加 持 と は 用 な り 。    

 

   

 

                             

 

   

 

   

 

   

 

                            ( 『 弘 大 全 』 第 一 輯 ) と

い て い る 。 「

盧 遮 那 」 を 「

法 身 」 と し て 「 本

の 理

」 と 示 す 。 こ の 「 本

の 理

」 と は 「

浄 本

る 「

身 」 を 暗 に

し て い る 。 「 本

」 を 「

身 」 と

る な ら ば 、 関

し て い る 「 本

」 は 「

浄 本

」 と な る 。 つ ま り 『 釋 論 』

」 に お

る 「 本 有 法

」 を 援 用 し て い る こ と に な る 。 そ れ に

え 「

用 身 」 に お い て 「

智 身 」 と 示 す 。 こ れ は 「 清 浄

覚 」 に お け る 「 薩 般 若 」 の 「

」 に お け る 「

」 の 説 示 を 意

的 に 引 い て い る 。 『 釋

』 説 示 に お い て 「

」 に 「

」 、 「

浄 始

」 に 「

」 を 主 語 と し て 説 い て い る こ と か ら 、 こ こ で の 説 示 は 「 本 有 法 身 」 に

在 す る 「 理 」 ・ 「

」 を 「 四

」 に お け る 「 自

」 と 「

用 一

82

(11)

CHISAN-KANGAKU-KAI

NII-Electronic Library Service

開 題 お け本覚つ い て (関)

   自他五智の佛      

1

    本覚の 佛

k

L

示 に 用 い て い る 。   そ し て 「 三

」 に つ い て は 、 「

応 化 」 の 三

と 説 く 。 「 一

」 に お

る 「 三

」 と は 、 こ の

を 見 る 限 り 「 法 応

」 の 三 身 と な る だ ろ

。 こ の 「 三

」 に つ い て も 、 『 釋 論 』 は 「 三 大 」 と 関 係 し て

し て い る 。 小

で は

の 都

れ な い 。  

の 『 大 日

開 題 』 に お け る 「 本

」 に つ い て ま と め る と 、 「 一

」 が 説 か れ て お

開 題 』 の 「 六

」 思 想 を 取

入 れ た も の と い え る 。 そ し て 「 一 如 本

」 に 「

」 の 「 三

」 が あ る と 説 く 。 一 方 、 「

」 に 「 本

の 理

」 、 そ し て 「

用 身 」 に 「 始

」 と

い て い る 。 『 釋 論 』 の 「

浄 本 覚 」 ・ 「 清 浄 始 覚 」 の 「 理 」 ・ 「 智 」 に お け る

し て い る 。                 三

1

 

 

』   で は

に 『 金

経 開 題 』 に お け る 「 本

」 に つ い て み て み る 。 説 示 箇 所 と 図 に し た も の を の せ る 。 こ の 図 は 本

に お

 

釈 を 簡

に し た も の で あ る 。

し く は

 

照 願 い た い 。    

こ の 経 に

す と こ ろ の 本 覚 は 、 通 じ て は 一 切 本 覚 を 摂 し 、 別 し て は 不 二 門 の 本

を 表 す 。 こ の 本 有

は そ の

   

量 な り 。

に 一 切 如 来 と 云

。 ( 中 略 )

も こ の 不 二 の

覚 は 、 能 く 一 切 門 の 佛 を 摂 す 。  

 

( 『 弘 大 全 』 一 輯 七 〇 一 頁 )

別 不 二 摩 訶 衍 一 心 本 覚 不 二 本 覚 一

83

一 N工工一Eleotronlo  Llbrary  

(12)

智山学報 第六十二   『 金

開 題 』 は 『 金 剛 頂 経 』 の

で あ る 「 金 剛

伽 一 切 如 来

現 証

王 経 」 に つ い て

釈 し た も の で あ る 。   こ の 「 金 剛 頂 経 」 と い

の 本 覚 と は 「 通 」 に は

切 本

」 を 摂 し 、 「 別 」 に は 「 不 二

」 を あ ら わ し て 一 切 門 の 仏 を 摂 す と

。 そ し て 具

の 「 一 切 如 来 」 の 語 に つ い て 「

身 」 が

量 に

る と

。   そ こ で

切 如 来 」 の

を み る と 「 通 」 に 「 三 自 一 心 門 本

」 と 「

真 如 門 本

」 。 「

」 に 「

二 摩

衍 一 心

」 と 説 く 。

し く は 「 通 」 の 「 三

一 心 門 本 覚 」 よ り 「 染 浄 本 覚 」 ・ 「 清

」 ・ 「 一 心

」 ・ 「 三

本 覚 」 が

か れ 、 「 一 一

」 か ら は 「

」 ・ 「

」 が 説 か れ る 。 「 別 」 で は 「

」 が 説 示 さ れ る 。 「 一

」 と は 「 通 」 の 「 三 自 一 心

」 と コ 一

」 と な

、 「 別 」 と は 「 不 二

」 の 「 不 二 本

」 と な り 、 「 三 門 」

造 で あ る と

認 で

る 。   ま た 、 「 一 切 如

」 を 「

身 」 と

え る と 『 大 日 経 開 題 』 で 「 自

法 身 」 を 「

の 理

」 と す る 四 種 法

の 説 示 と 一

し た 思 想 に 基 づ く も の と

で き る 。 「

」 に は 「 理 」 と 「

」 が あ る こ と は 前 項 で 述 べ た 。 そ れ を 四 種

身 に お い て 「 自

」 を 「 理 身 」 と 論 説 し 、 「 受 用 身 」 を 「 智

」 と し た も の で

る 。 「 一 切

来 」 は 数 が 「 無 量 」 で あ る こ と か ら 『

題 』 と は

な る が 四

全 体 の 立

を 「

量 」 で あ る 「 理 」 ・ 「

」 を そ な え た 「 本

身 」 と 】 括 り に 当 て は め

明 し て い る 。                          

 

   

 

   

 

   

 

                      ( 15 )   『

二 教

』 の

示 を み て み る と 、 「 不 二

訶 衍 法 」 を 「 自 性

」 と す る 。 『 大 日

開 題 』 の 説 示 を 見 る 限 り 、 「 不 二 摩

法 」 は 「 自 性 法

」 で 「 理

」 と な る 。 「 理

」 と 「

」 の 関 係 に つ い て 後 ほ ど

討 し て み た い 。   『

開 題 』 の

は 『

説 「 六

」 と 異 な る 形 態 で 展 開 し て い る 。 そ れ は 「 清

真 如

」 と 「 染 浄

如 本 覚 」 が 説

さ れ て い る

で あ る 。 『

論 』 で は 「

」 ・ 「

浄 本

」 ・ 「

」 ・ 「

」 ・ 「

如 」 ・ 「 染 浄 真 如 」 ・ 「

」 ・ 「 染 浄 虚 空 」 、 が 「 不 生 不 滅 」 と 「 生

」 に お け る 有

・ 無 為

の 関

に お い て 説 か れ て い る 。 こ こ で は 「 清 浄 始

」 ・ 「

浄 始

」 ・ 「 清 浄 虚 空 」 ・ 「

」 は 説 か れ な い 。 あ き ら か に 『

』 の 一

84

(13)

CHISAN-KANGAKU-KAI

NII-Electronic Library Service

『開 題』 類に お ける本に つ い て

用 し た 独 自 な 展 開 で あ

、 「

門 」 で あ る 「 真

門 」 か ら 「 染 浄

如 」 と 「

」 に

思 想 を 当 て は め て い る 。   「 ⊥ ハ

」 と 共 通 す る 本

は 、 「

」 ・ 「

」 ・ 「 一

」 二 心 法 界 本 覚 ) ・ 「 三 自 本

」 で

る 。 上 記 以

の 「 一 如 本 覚 」 と 「 染 浄

如 本 覚 」 、 そ し て 「

」 の 関

が 問 題 と な る 。 『 金 剛 頂 経 開 題 』 で は 前 述 の 通 り 「 三 門 」

で 本

を 説 示 し て い る 。 つ ま り 「

門 」 の

入 の 本

が 「 染 浄

」 と 「

」 と な る 。 「 一

」 も 『

開 題 』 の 考 察 か ら 「 真 如 門 」 所 入 で あ る こ と か ら 、

の 「 真 如 本 覚 」 は 、 「 一 如 本 覚 」 を 「 三 門 」 構 造 に よ っ て 「

如 門 」 の

を 展

さ せ た も の と い え よ

。  

「 六

」 の

「 不 二 本 覚 」 は 「 不 二 門 」 所 入 の 不 二

訶 衍 法 の 本

と な り 、 結 果 的 に は

の 本

が 『 金 剛

開 題 』 に お い て 説 か れ て い る 。   『

開 題 』 に お い て 「 ⊥ ハ

」 の

深 が

か れ る 。 「

二 本 覚 」 を 除 い た 、 「 五 種 本

」 の

「 一 如

」 が 上

で あ る と

い て い る 。 こ れ を 踏 ま え る と 「 真 如 門 」 で

る 「 一 一

如 門 本

」 は 上 位 の 本

す る と い え よ つ 。  

名 の 「

実 」 に つ い て も 「 真 」 を 「

」 と し て 解

し 、 「 通 」 と 「

」 に 分 け て い る 。 「 通 」 の 中 に 「

」 と 「 染 浄

」 が

か れ 、 「 別 」 に 「 自 門 秘 密 の

」 と す る 。 コ 切 如 来 L と 同

な 形

釈 が な さ れ て い る 。 こ の 「 通 」 は 「 】 切

来 」 の 「 通 」 に 通 じ 「 染 浄

如 」

清 浄

」 が 「 二 門 」 に

応 す る と 説 く 。 「 別 」 で は 「 不 二 摩

衍   心 本

」 に 通 じ

門 秘 密 の

如 」 に 相 応 す る 。 「

」 は 顕

の 立 場 、 「 別 」 は 密 教 と な る 。 「 通 」 の

の 中 に も

の 段 階 が あ

コ ニ 門 」

造 と し て

さ れ て い る 。   さ ら に 具 名 の 「

示 に も 「 三 門 」 が

か れ

に 「 二 門 」 は 「 不 二 門 」 に

さ れ る

と し て

通 す る 。 「

で も 「

」 と 「 清 浄 真 如 」 が 登

る の は 、 「 一 切 如 来 」 の

を 用 い て い る 。 そ の

の 中 に 『 釋

』 の 十 種 真

か れ る 。 十

の 「

」 を

き 、 さ ら に

浄 ・

浄 の 「 本 」

い て

応 さ せ る 。 十 一

85

一 N工工一Eleotronlo  Llbrary  

(14)

智山学報 第六 十二

の 「

」 で

浄 ・

浄 の 「

」 を

応 さ せ 、

終 的 に 清 浄 ・ 染

の 二

・ 清 浄 の

覚 と

る と し 「 一

如 来 」 の 「 通 」 と

け さ れ て い る 。 「

如 」 と 「 本 覚 」 の 思

を も と に 「

門 」 と 「 生 滅 門 」 の

に 示 し て い る こ と に な る 。   「 不 二 門 」 に つ い て は 『

の 「 三 十 二

門 」 の

入 法 と

入 門 の

造 を 「 不 二

」 に

入 す る 。 本

入 門 の

い 「 不 二

訶 衍 法 」 に 「 不 二 門 」 を 立 て 「 不 二 門 」 ・ 「

門 」 ・ 「 生 滅 門 」 の 「 三 門 」 を 展

し て い る こ と に な る 。   「 一 一

」 と 「 三

一 心 門 本

」 に お け る 「 三 十 二 法 門 」 の 関

は 、 『

論 』

説 「 三 十 二 法 門 」 中 の 前 重 「 一

一 心 門 」 と 「 三

一 心

」 と な る だ ろ

」 説 示 を み る と

摂 大

」 に 「

本 総

」 と し 、 「 所 摂 大

」 に 「 三

」 を

い て い る 。 こ の こ と か ら 「 三

門 」 の

み で 「 不 二 本 覚 」 を 「 不 二

」 、 「

真 如 門

」 と 「 三

一 心

」 を 「

門 」 ・ 「 生

門 」 と し て 「 三

」 と し て 捉

て い る こ と に な る 。  

述 し た 「 四 種 法

」 と 「

」 に つ い て

え て み た い 。 『 金 剛

開 題 』 で は 「 金 剛 頂 経 」 の

に お い て 五 仏 を 配

る 。 「 金

」 に 「 大 日 尊 」 、 「 一

来 」 に 「 阿

仏 」 、 「

実 」 に 「

生 仏 」 、 「 摂

乗 」 に 「

寿

仏 」 、 「 現 証 」 に 「 不 空 成

仏 」 と す る 。   こ の 五 仏 が 「 一 切 如 来 」 の 解 釈 に お い て 「 五 智 の 仏 」 と し て

さ れ て い る 。

な わ

「 四

身 の

」 か ら 展 開

る 「 通 」 と 「 別 」 の 「 三

」 は 、 「 四

」 が 「

の 仏 」 と し て 「 五 智 」 か ら 「 五

」 の 展 開 が な さ れ て い る こ と を 暗 に 示 さ れ て い る こ と に な る 。   要

る に 五 仏 に 「

」 が あ

二 本

に は 「

」 の 関 係 か ら 「 理 」 が

る 。 そ し て 先 の

討 か ら 「 自

」 は 「 理 身 」 で 「

二 摩 訶

」 と な る 。 「 一

来 」 を 「

」 と す る の は 、 そ の 中 に 理

在 し た 「 四 種 法 身 」 が あ る と 『 金 剛 頂 開 題 』 で は

い て い る こ と に な る 。 「 不 二 摩

」 が 「

」 で あ り 「 五

」 は 「 五 智 の 仏 」 と し て 「 一 切

」 と な る 。 そ し て 四 種 法

の 枠 組 み に お い て 「 理 智 不 二 」 の 「 五 仏 」 と し て い る 。 一

86

(15)

CHISAN-KANGAKU-KAI

NII-Electronic Library Service

『開 題』類におる本覚につ い て (関) 『剛 頂 経 開 題  資 料  法 佛の 三密 (身密一佛 部 ・語 密一蓮 花 部 ・意密一金 剛部 ・三密の福 徳 資 量一宝 部・三密の作 業 化 用一羯 磨 部 )

i

身密

・・によ

・証

概 ・讖

i

i

   

i

i

寿

不 空

i

五佛三

 

 

   

 

L

−「覆

l

  L

…・一「覡

1

  

i−._ _汰教調 封

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

門 磁

 

      現 卿 瀰

 

 

真 如 門 生 滅 門

 

。 ・ 種 の 本 覚 の 佛 は ・ 爾 に

を 現 証

・ 功 徳 を 証 得 す ・

匹 ) 歸

生 死 に 流

源 を 背 肺 質

− − −

ー                                                     コ

1

, → 」           経 と は 貫 串 の 義、 摂 持 の 義 な り   對 工 教

i

能 く 一 切 の 応 化 身 所 説 の 教 王 を 摂 す 法 身 所 説 と は こ の 経 こ れ な り

真 如 門

真 如 門 ・ 約 す れ ば 、 三

・ 具 す

− −

」   顕 密 ・・

本覚

L

L

… … …

一 … … 一… …   L−_一_一_一_一_一_一_一_一___一_一_L−_一_,  __閥_一_._._一_一_一 一

87

一 N工工一Eleotronio  Library  

参照

関連したドキュメント

紀陽インターネット FB へのログイン時の認証方式としてご導入いただいている「電子証明書」の新規

This paper focuses on the property of yue 'more', which obligatorily occurs in Chinese Comparative Correlative Construction (hereafter yue-construction). Yue appears before

HS誕生の背景 ①関税協力理事会品目表(CCCN) 世界貿易の75%をカバー 【米、加は使用せず】 ②真に国際的な品目表の作成を目指して

(当時のリーガルテキスト)  84.71 Automatic data processing machines and unit thereof; (略) 8471.60-Input or output units, whether or not containing storage units in the

(Sexual Orientation and Gender

・条例第 37 条・第 62 条において、軽微なものなど規則で定める変更については、届出が不要とされ、その具 体的な要件が規則に定められている(規則第

小学校学習指導要領総則第1の3において、「学校における体育・健康に関する指導は、児

- the good(s) described above meet the condition(s) required for the issuance of this