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枚 方 市 議 会 報
令和2年(2020年) 8月1日 第 3 2 8 号
議会は、6月
26日の本
会議で、「令和2年度一般会計補正予算(第7号)」を原案のとおり、満場一致で可決しました。
この補正予算は、新型コロナウイルス感染症に係る国の第2次補正予算等を踏まえた対策や本市独自の支援策について増額補正を行うもので、歳入歳出それぞれ1億2224万円を増額。
歳入の主な補正内容は、国庫支出金6495万円、財政調整基金繰入金5543万円の増額などです。
また、歳出の主な増額補正内容は次のとおりです。▼枚方市版生産活動活性化支援事業費(国制度の対象とならない生活介護事業所等に、固定経費等に係る補助金を支給)…1800万円▼感染症予防対策経費(第2波、第3波に備えたPCR検査委託料等)…4130万円▼妊婦用マスク配布事業費(国が一括購入したマ スクを妊婦に郵送で配布)…
59万円
▼不安を抱える妊婦への分娩前ウイルス検査事業費(希望する妊婦が取扱医療機関でウイルス検査をする際の費用を助成)…4200万円▼ウイルスに感染した妊産婦に対する寄り添い型支援事業費(同感染症に感染した妊産婦に対し、定期的な訪問や電話等による支援)…163万円▼衛生管理事業費(小・中学校の消毒や清掃を地域のボランティアに協力依頼)…1613万円※1万円未満四捨五入
質問 今回、計上した感染症予防対策経費のうち、委託料の内容を聞く。答弁 新型コロナウイルス感染症検査と患者搬送車両運転業務の費用を計上している。前者は医療 機関での行政検査のため4月に補正予算を計上したが、検査体制の拡充等による検査件数の増加を予定しており、後者は今後の流行等による感染症患者の搬送件数の増加を想定している。質問 不安を抱える妊婦への分娩前ウイルス検査事業で、PCR検査が陽性の場合、妊娠中の生活や出産にどう影響があるのか。
なお、任意検査であることを妊婦と共有し、インフォームド・コンセント(十分な説明と同意)を得た妊婦に対して検査を行うよう要望する。答弁 入院や計画分娩となる可能性等があり、検査を希望する妊婦へ事前に丁寧な説明を行う。
質問 衛生管理事業費を計上し、新型コロナウイルス感染症対策として行 う小・中学校の清掃や消毒を地域ボランティアに依頼するというが、業者に委託すべきではないか。答弁 学校の本格再開で教職員が清掃や消毒を行う中、委託の手法についても検討しているが、幾つかの校区コミュニティ協議会から協力の話を受け、当面の方策の一つとして依頼することとした。質問 枚方市版生産活動活性化支援事業について、内容を聞く。 なお、コロナ関連で国等の補助制度が充実する中でも、市がきめ細かな支援を行うよう要望する。答弁 国の制度対象外となる生活介護事業所に、市独自の支援として生産活動の再起に要する費用等を補助する。事業所への補助額の上限は、定員が
40人以下で
50万円、
41人
以上で100万円である。
質問 枚方市版生産活動活性化支援事業では、市独自で生活介護事業所に補助を行うというが、人件費や家賃、また通信販売に要する送料等も補助 対象となるのか。 なお、事業所が生産活動の存続で必要な費用があれば、市独自で補助対象とするよう要望する。答弁 国の制度の詳細は示されていないが、同事業の補助内容も国と同様にしていく考えである。質問 衛生管理事業では、小・中学校内の清掃等を校区コミュニティ協議会に依頼するというが、なぜ今回の補正で行うのか。 なお、協力してくれる地域のためにも、学校と連携した取組を要望する。答弁 学校の本格再開に向け、府から子どものトイレ清掃を控えさせる趣旨が示されたことを受け、清掃等の方策を検討する中で同協議会から協力の話があり、急遽計上した。質問 衛生管理事業において、小・中学校の清掃等を校区コミュニティ協議会が協力するというが、各学校でその度合いが異なるのではないか。 なお、子どもの安全確保には、地域で差の出ない確実な実施を市が担保
感 染 症 予 防 対 策 委 託 料 の 内 容 は
妊婦のPCR検査十分な説明と同意を小・中学校
感 染 症 対 策 業 者 に 委 託 を
コロナ関連の補助制度市がきめ細かな支援を生活介護事業所必要な費用の補助を 地域が行う校内清掃学校と連携した取組を子 ど も の 安 全 確 保 市 が 確 実 に 実 施 を
すべきと意見しておく。答弁 可能な範囲で協力してもらうことから、学校ごとの差が生じることも認識しており、今後、委託との併用も検討する。質問 市場にマスクが出回る中、市費も一部投じ個別に妊婦用マスクを配 布するのは疑問である。今回の補正予算にある分娩前のPCR検査費は、国の全額補助で同時期に行うので、妊婦への周知と併せてマスクを配布すれば、市費も使わず効率的ではないか。答弁 検査を周知する経費が補助金で賄えるか未定だが、補助金も有効活用し、マスクの配布を行う。妊 婦 用 マ ス ク 効 率 的 な 配 布 を
議会は、6月
12日に、
「新型コロナウイルス感染症について」を案件とした全員協議会を開催し、これまでの同感染症に係る本市の対応体制や発生状況、各種支援策等について、理事者の説明を聴取しました(左欄)。
なお、説明に対する質問は、6月
19日・
22日・
23日・
24日の一般質問で
行いました(質問の一部は2・3面に掲載)。 議会は、6月
12日の本
会議で、「枚方市学習環境整備PFI事業に係る事業変更契約締結」議案を満場一致で可決しました。
この契約変更は、小・中学校の普通教室や支援教室等への空調設備の新設及び更新のために必要 となるものです。 なお、契約金額は、1199万円の増額となります。質問 学習環境整備PFI事業の変更契約締結後、必要な教室への空調設備の設置の目安はいつ頃となるのかを聞く。 なお、この事業は来年3月で期限が来ることから、新たな事業についての議会への報告を適切な時期に行うよう要望する。答弁 空調整備については、速やかに学校と工事日程の調整などを行い、夏の暑い時期までをめどに取り組んでいく。 現PFI終了後の新事業適切な時期に報告を 議会は、6月
12日の本
会議で、外郭団体4団体の経営状況(令和2年度事業計画)の報告を聴取しました。
報告の概要は次のとおりです。
なお、新型コロナウイルス感染症の対応による事業の内容変更等は、来年の決算報告で説明予定です。※1万円未満切上げ
枚方市土地開発公社
事業計画…道路施設用地など6事業の公有用地約3万1035平方㍍を
31億4715万円で取得
し、道路施設用地4事業の公有用地約8115平方㍍を5億5381万円で売却する。
予算総額…収益的収支と資本的収支を合わせて収入を
90億1442万円、
支出を
95億6075万円
と定める。
公益財団法人 枚方市スポーツ協会
事業計画…市民スポー ツ普及啓発事業、総合型地域スポーツクラブの育成事業、利用者の利便性向上事業、スポーツ施設の管理運営事業を行う。 予算総額…収入を5億443万円、支出を5億443万円と定める。
公益財団法人 枚方市文化国際財団
事業計画…鑑賞事業、文化活動等育成支援事業、市民の国際交流活動の支援と促進事業、海外友好都市交流事業等を行う。
予算総額…収入を1億609万円、支出を1億609万円と定める。
質問 新型コロナウイルス感染症の影響を受けている枚方市文化国際財団の文化芸術事業について、今後の対応を聞く。
なお、語学講座など実施が不可欠な事業は、感 染防止対策を講じた上での継続を要望する。答弁 9月末までは開催を見合わせ、
10月以降は、
同感染症の状況を見極めた上で、実施できる事業は感染防止対策を図りながら進める。
株式会社 エフエムひらかた
事業計画…災害時の体制確保、リスナー及びスポンサーの拡大、情報誌の発行等による周知の拡大、自立経営に向けた取組を進める。
予算総額…収入を8560万円、支出を8557万円と定める。
質問 新しい生活様式の徹底や新型コロナウイルスの感染収束に向け、エフエムひらかたの果たす役割は大きいと考えるが、市の見解を聞く。 なお、同社の存続に責任を持ち、抜本的な改革を指導するよう要望する。答弁 新たな生活様式の徹底の下で、ラジオに限らずテレビやインターネットなど自宅で楽しめるコンテンツの利用が増えるものと認識している。質問 エフエムひらかたに約7300万円の利益剰余金があれば、赤字でも当面の会社経営は可能と考えるが、自立経営の可能性を検討する際に、この剰余金を見込むのか。 なお、同社への放送委託料は今後廃止予定だが、市SNSやウェブの拡充へ活用するよう要望する。答弁 年度の収支損益が赤字にならない経営が基本で、利益剰余金を見込 感染防止対策を講じ文化芸術事業の継続をエフエムひらかたの抜本的な改革の指導を
エ フ エ ム ひ ら か た自立経営検討に利益
剰余金は見込むのか
新型コロナウイルス感染症に係る 一 般 会 計 補 正 予 算( 第 7 号 )を 可 決 歳 入 歳 出 を 1 億 2 2 2 4 万 円 増 額 土地開発公社 な ど 4 つ の 外郭団体 の
2年度 事業計画 を 聴取 むものではないと考える。質問 エフエムひらかたが自立経営を今後進める場合、市が同社の株式を保有し続ける意義を聞く。
なお、株主の利益を損なわず、同社の持つイン フラを有効活用できる事業譲渡の検討を要望する。答弁 同社が自立経営を行い、地域情報や市民に向けた放送を行う公共性の高いメディアである限り、市は株主として同社の経営に関与する意義はあると考える。
エ フ エ ム ひ ら か た事業譲渡の検討を 自立経営に向け
議会は、6月
12日の本
会議で、「枚方市立学校給食共同調理場設置条例の一部改正」案を原案のとおり、満場一致で可決しました。
今回の改正は、第三学校給食共同調理場老朽化対策事業として整備を進めている6か所の単独調理場のうち(4か所は設 置済み)、残る2か所の藤阪・さだ西学校給食共同調理場の整備を完了し運用を開始するとともに、第三学校給食共同調理場を廃止するものです。質問 調理場老朽化対策事業において、第三学校給食共同調理場は今年度中に運用を停止するということだが、その跡地の活用についてはどのように考えているのか。 なお、資産活用にはどうしても時間がかかるため、できる限り早く議論を進めるよう要望する。答弁 跡地活用については、本市の様々な行政課題への対応を図る観点から、全庁的な検討を進める。 給食調理場の跡地早期に活用の議論を
議会は、6月
12日の本
会議で、「枚方市総合文 化芸術センターの指定管理者の指定」議案を原案のとおり、満場一致で可決しました。 指定管理者及び指定期間は次のとおりです。■アートシティひらかた共同事業体(3年4月1日から7年3月
31日まで
の4年間)
質問 指定候補者の事業計画書は、本市情報公開 条例の非公開事由に当たる内容を含み広く公表しないというが、総合文化芸術センターは多くの期待が寄せられる施設であり、市民に分かるよう取組を示すべきではないか。答弁 同センターにおける事業については具体の内容が確定次第、適宜、情報誌やホームページ等で広く市内外への周知を行っていく。質問 選定委員会が指定候補者の団体について特に評価した点を聞く。 なお、民間のノウハウを十二分に発揮して市民に寄り添った文化芸術を発信するとともに、市は団体の提案内容を定期的に検証するよう要望する。答弁 同団体は実績のある企業3社によるバランスが取れた共同事業体で、経営、施設管理・運営の面で総合的に安定感があ
指 定 候 補 者 の 取 組 広 く 市 民 に 公 表 を 市 民 に 寄 り 添 っ た 文 化 芸 術 の 発 信 を
ることを高く評価した。質問 市民や枚方市駅前のにぎわいのためにも、総合文化芸術センターオープン後の事業展開を期待するが、内容を聞く。 なお、準備は指定管理 者任せでなく、市もしっかり関与するよう要望する。答弁 同センターでは、多彩で魅力的な新規事業を数多く展開していく。あわせて、枚方市駅周辺の活性化や経済波及効果を高め、多くの市民に利用される施設を目指す。 オープンまでの準備に市もしっかり関与をきる資料の提出が困難な場合や、特別定額給付金等が口座にある場合でも 利用できるのか。答弁 制度申請に当たっては資料が必要だが、提出が困難な場合には口頭で状況聴取するなど、柔軟な対応に努めている。 また、各種給付金は臨時的な扱いとなり、収入金額の算定に含めない。
議会は、6月
12日の本
会議で、「枚方市税条例等の一部改正」案を原案のとおり、満場一致で可決しました。
この改正は、地方税法等の一部改正に伴い、未婚のひとり親に対するひとり親控除の適用、軽量な葉巻たばこへの課税方式の見直し等を行うものです。 質問 今回の改正で、寡婦・寡夫控除が非婚のひとり親に適用される一方で、所得500万円までとする制限を設けるが、これで増税となる人数と 所得制限により増額が生ずる事への市の見解は 金額及び市の見解を聞く。答弁 令和2年度の対象者は201人で、住民税では1人当たり2万6000円程度の増額となる。 税の公平性の観点から、一定の所得制限を設けることはやむを得ないと考える。質問 非婚のひとり親に対し、一部の地方自治体 による寡婦控除のみなし適用が全国一律の制度となり、今回、ようやく国の税制改正で控除対象となった。これに伴う条例改正の内容と目的を聞く。答弁 婚姻歴の有無や性別にかかわらず、ひとり親控除を適用することや、個人住民税の非課税対象者をひとり親及び寡婦とすることにより、これまでの不公平を解消する。 ひとり親に関する条例改正の内容と目的は
議会は、6月
12日の本
会議で、「枚方市地域型保育事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正」案を原案のとおり、賛成多数で可決しました。
今回の改正は、国の省令改正を受け、地 *域型保育事業の連携施設の確保に係る特例の基準や、居宅訪問型保育事業の内容 の見直しを行うものです。質問 継続した保育を保障する原則に沿い、小規模保育事業で待機児童対策を行う方針を見直すべきではないか。 小規模保育事業による待機児童対策に疑問 なお、事実上、連携施設の確保を不要とする今回の規制緩和は許されないと意見しておく。答弁 認可保育所の増改築や待機児童用保育室の設置で、通年での待機児童ゼロを目指す。小規模保育事業については、1・2歳児の待機状況を勘案し必要な取組を検討する。*地域型保育事業…保育所より少人数の単位で、0〜2歳の子どもを保育する事業のこと。本市では、小規模保育事業がこれに該当する。 同事業は、卒園後の受け皿の役割等を担う連携施設(保育所、幼稚園等)を確保する必要があるが、今回の改正で、保育所等の利用調整の際、同事業の卒園児を優先的に取り扱う措置等を講じている場合は、卒園後の受け皿としての連携施設を確保しなくてもよいとした。 議会は、6月
12日の本
会議で、「枚方市税条例の一部改正」案を原案のとおり、満場一致で可決しました。
この改正は、地方税法等の一部改正に伴い、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策における税制上の措置として、市税の徴収猶予や中小事業者への固定資産税の特例措置の拡充等を行うものです。
質問 条例改正による市税の徴収猶予特例制度は、申請時に収入等を確認で 市税の徴収猶予特例利用申請の条件は
連携施設の確保に関する 特例基準を見直し
地域型保育事業の基準を 定める条例の一部改正を可決 市 税 条 例 等 の 一 部 改 正 を 可 決 未婚のひとり親に ひとり親控除を適用 市税条例の一部改正を可決 新型コロナ感染症対策 税制上の軽減措置を実施
日ごとに暑さが増してきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今年は新型コロナウイルス感染症対策でマスクを着用して過ごすことが多いですが、水分補給をこまめに行い、冷房中でも換気を取り入れながら体調管理に十分お気をつけください。
今号では、6月定例月議会の内容を中心に掲載 しました。 枚方市議会報は、各会派から選出した委員で構成する議会報編集委員会で協議・決定した編集基準に基づき編集しています。
御意見、御感想がありましたら、市議会事務局までお寄せください。議会報編集委員会委員長… 野村 生代副委員長… 山口 勤委 員… 加藤 治松岡ちひろ、奥野 美佳泉 大介、田中 優子
新 た に 2 か 所 の 給食共同調理場を整備
学校給食共同調理場設置条例の 一部改正を可決
小・中学校の
空調設備の新設・更新
学習環境整備PFI事業 変更契約締結を可決
全員協議会を開催
市の取組の概要
① 対策本部組織体制や事務局各班の構成と 所管業務、会議の実施状況
② 相談窓口や検査数、感染者数及び感染者等 への対応等
③ 市立学校における教育活動や家庭学習の 支援、児童生徒の居場所等
④ 市立幼稚園・保育所等の運営や入所に関す る取扱いの緩和等
⑤ 市関連施設や市主催イベント及び業務執 行体制等の対応
⑥ 市民や事業者に対する支援や特別定額給 付金の処理状況等
⑦ マスク等の寄付受付状況等
⑧「新しい生活様式」浸透への取組
エフエムひらかたのサテライトスタジオ(枚方市駅構内)
新型コロナウイルス 感 染 症 に つ い て
市の取組を聴取
総合文化芸術センター
指定管理者の指定議案を可決
建設中の総合文化芸術センター大ホールの客席