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博士論文審査結果の要旨 博士論文審査委員会

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Academic year: 2021

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博士論文審査結果の要旨

博士論文審査委員会

査 澤 武 一 審 査 委 員 相 澤 龍 彦 審 査 委 員 戸 澤 幸 一 審 査 委 員 安 齋 正 博 審 査 委 員 帯 川 利 之

氏 名 横田 知宏

論文題目 DLC被覆工具を用いたアルミニウム合金の環境対応型切削に関する研究

〔論文審査の要旨〕

本論文は切削時に切削油剤を大量に使用することが一般的であるアルミニウム合金に対 して、地球環境負荷の観点から切削油剤を可能な限り使用しない環境対応型切削の適用を 検討したものである。第

1

章では、研究の背景、従来研究の問題点について言及し、研究 の目的を述べている。第

2

章、第

3

章では、

4

種類のアルミニウム合金に対するドライ切 削実験により、

DLC

の膜種及び切削形態の違いで

DLC

被覆工具のドライ切削性能が異な ることを明らかにし、水素フリー

DLC

膜の優れた切削性能を見出している。第

4

章、第

5

章では、アルミニウム鋳物に対してアルコール(

IPA

)をミスト供給しながら切削する新 たなニアドライ切削について検証し、

IPA

水溶液ミスト切削の良好な切削性能を明らかに している。第

6

章では本論文を総括し、研究の成果を述べている。

最終審査は

2016

7

28

日(木)

18:00

20:00

に、芝浦キャンパス

301

号室で行われ た。申請者による約

1

時間の発表の後、質疑応答を行った。発表では、予備審査時からの 修正点である近年のリファレンスを再調査し参照した点、切削速度を高めた高速域のエン ドミル切削実験を追加した点について説明がなされた。また、予備審査時に時間の都合で 十分な説明がなされなかったアルコールミスト切削について重点的に説明された。切削速 度を高めたエンドミル切削実験を追加したことにより、新しい知見を加えることができた と審査委員から評価された。また、従来研究では

DLC

の膜種や切削形態が異なるために 統一的な結論が得られていなかった

DLC

被覆工具の切削性能が本論文により明らかにさ れたことは学術的・工業的価値のある成果であると好評を得た。一方、アルコールミスト 切削はオリジナリティのあるアイデアであり一定の効果を得られているが、実用化にはま だ課題もあるため、今後の研究に期待するというコメントがあった。

以上の審査から博士学位論文として十分な内容であり、本論文に関する学会誌等への発

表実績も十分であることから、審査委員全員一致で「合格」の判定となった。なお、本論

文の内容は、国際ジャーナル掲載

1

本、国内学会誌掲載

4

本、国際会議発表

1

件、国内学

会発表

4

件が行われていることを付記する。

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