• 検索結果がありません。

1 評価対象となる規制の特例措置の概要 サービス管理責任者の資格要件弾力化事業 (938) < これまで > 平成 18 年に施行された障害者自立支援法においては 同法に基づく障害福祉サービスを提供する事業所には サービス管理を行うサービス管理責任者の配置が義務付けられており その要件として 社会福

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "1 評価対象となる規制の特例措置の概要 サービス管理責任者の資格要件弾力化事業 (938) < これまで > 平成 18 年に施行された障害者自立支援法においては 同法に基づく障害福祉サービスを提供する事業所には サービス管理を行うサービス管理責任者の配置が義務付けられており その要件として 社会福"

Copied!
18
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

特例措置番号938の関連資料

① 評価対象となる規制の特例措置の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・1

② 調査計画の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

③ 調査結果の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

④ 評価・調査委員会による調査結果(審議事項) ・・・・・・・・・・・4

⑤ 関係府省庁による調査結果(審議事項) ・・・・・・・・・・・・・・8

⑥ 評価対象となる規制の特例措置の別表 ・・・・・・・・・・・・・・・13

⑦ 評価対象となる規制の特例措置のマニュアル ・・・・・・・・・・・・15

⑧ 規制の特例措置を適用した特区計画の一覧 ・・・・・・・・・・・・・17

資料2-2

(2)

サービス管理責任者の資格要件弾力化事業(938)

<これまで>

平成18年に施行された障害者自立支援法においては、同法に基づく障害福祉サービスを提供する

事業所には、サービス管理を行うサービス管理責任者の配置が義務付けられており、その要件とし

て、社会福祉主事任用資格者等は5年、それ以外の者は10年との実務経験を有しなければならな

いこととなっている。

<主な要件>

地方公共団体が設定する構造改革特別区域内において、都道府県知事がサービス管理責任者

の確保が困難なことから障害者自立支援法に基づく障害福祉サービス事業等の遂行が困難であ

ると認めた場合に、サービス管理責任者の実務経験年数の要件を緩和する。

<取り巻く環境の変化>

障害者自立支援法においては、平成24年3月を期限として、同法に基づく新体系サー

ビスへの移行が進められているが、地域においてサービス管理責任者の確保を容易に

し、その円滑な新体系サービスへの移行を促進することが求められている。

<関係法令>

指定障害福祉サービスの提供に係るサービス管理を行う者として厚生労働大臣が定め

るもの等(平成18年厚生労働省告示第544号)

認定計画数:2件 (平成24年3月29日現在)

埼玉県サービス管理責任者の資格要件弾力化特区

実施主体:埼玉県

本県では、障害者支援計画に基づき、地域で生活する障

害者の支援体制の充実等に努めている。そのためには、

障害者が必要なサービスを選択し、組み合わせて利用でき

るような環境が必要である。そこで、障害者自立支援法に

基づく障害福祉サービス事業所等を増やしてきたが、事業

所指定基準を満たせないケースが増えている。よって、本

◎実際の取組事例

構 造 改 革 特 区 の 活 用

サービス管理責任者の実務経験年数の要件のうち、通算5年以上を通算

3年以上に、通算10年以上を通算5年以上にそれぞれ短縮する。

①評価対象となる規制の特例措置の概要

(3)

②調査計画の概要

特例措置番号 938 特定事業の名称 サービス管理責任者の資格要件弾力化事業 措置区分 告示 過去の評価時期 なし 1.過去の評価結果の概要 (本年度が最初の調査) 2.過去の評価結果において全国展開に向けて弊害が発現している点又は現状の課題 (本年度が最初の調査) 3.本年度の評価において全国展開に向けて確認すべき点  障害福祉サービスの新体系への移行及び事業所の新規参入を促進するために、本特例措置 を活用することで、サービス管理責任者を確保できているかを確認する。具体的には、本 特例措置が無ければ新体系へ移行できなかった事業所の数を確認する。  本特例措置の活用により、サービス管理責任者自身の実務経験が少ないことに伴う弊害(サ ービスが適切に提供されず、サービス利用者が満足していない等)が生じていないかを確 認する。  追加での研修等、代替措置を講ずる必要性について確認する。 4.本年度の調査計画案で新たに追加した質問項目及びその概要 (本年度が最初の調査)

(4)

③調査結果の概要

特例措置番号 938 特定事業の名称 サービス管理責任者の資格要件弾力化事業 措置区分 告示 過去の評価時期 なし 調査対象の件数(回収数) 2件(回収数 2件) 1.本年度の調査結果の概要  評価・調査委員会の調査によると、本特例措置の活用により、障害福祉サービス事業所が、 サービス管理責任者欠如による事業の中断を回避することができ、法改正に伴う旧体系か ら新体系へ円滑に移行できた。また、新体系への移行期間以降(平成 24 年 4 月 1 日以降) に本特例措置を活用した事業所が新たに開設されるなど、新規参入に寄与していた。  関係府省庁の調査によると、本特例措置を活用する一部の事業所では、サービス管理責任 者の任務である「各事業所内におけるサービス提供職員に対する技術指導及び助言」を実 施していなかった。(下記2.参照) 2.本年度の調査結果において全国展開に向けて弊害が発現している点又は現状の課題  関係府省庁の調査(集計数:特区事業所 19、通常事業所 15)によると、サービス管理責任 者の任務である「各事業所内におけるサービス提供職員に対する技術指導及び助言」が実 施されていない事業所は、本特例措置を活用していない通常の事業所では 0 件であったが、 本特例措置を活用している事業所では 3 件見られた。その要因としては実務経験年数の短 さが想定される。 3.本年度の評価において全国展開に向けて確認した点  評価・調査委員会および関係府省庁の調査によると、本特例措置を活用した事業所(63 件) のうち、障害福祉サービスの新体系に移行した事業所数は 23 件、新規参入した事業所数は 21 件、サービス管理責任者の退職等に伴う交替を図った事業所数は 19 件であることが確認 された。  評価・調査委員会および関係府省庁の調査によると、本特例措置を活用している2自治体 においては、サービス管理責任者の実務経験不足を補うための研修が検討課題となってい ることが確認された。

(5)

④評価・調査委員会による調査結果

【規制の特例措置に共通の質問項目】

1.特定事業の概要など(発送数:2 、回収数:2)

都道府県 認定地方 公共団体 特区の名称 進捗段階 効果の発現 効果の内容 進捗と予定 埼玉県 埼玉県 埼 玉 県 サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 の 資 格 要 件 弾 力 化 特 区 1.現在特定 事業を実施中 1.発現してい る 1.計画当初 から期待して いた効果 2.特区計画 認定時の予定 通りに進んで いる 大阪府 大阪府 大 阪 府 サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 の 資 格 要 件 弾 力 化 特 区 1.現在特定 事業を実施中 1.発現してい る 1.計画当初 から期待して いた効果 2.特区計画 認定時の予定 通りに進んで いる

2.効果の発現状況

<ポイント>

・ サービス管理責任者欠如による事業の中断を回避。新規開設にも寄与。 <個別の回答> ・ 大阪府 特定事業の実施により、サービス管理責任者欠如による事業継続困難などの事態を防ぐこと ができた。また、特定事業の活用による事業所の新規開設も進んでいる。

3.地域活性化の効果(経済効果)

雇用創出数

・ 大阪府 260 人

番号

938

特定事業の名称

サービス管理責任者の資格要件弾力化事業

措置区分

告示

特定措置の内容

サービス管理責任者の実務経験年数の要件のうち、通算5年以上を通算3

年以上に、通算10年以上を通算5年以上にそれぞれ短縮する。

(6)

4.地域活性化の効果(社会的効果)

<ポイント> ・ 障がい者福祉サービス事業所が、旧体系から新体系へ円滑に移行できた。また、新たに障がい者を支援 する事業所が増え、障がい者の自立支援に効果があった。 <個別の回答> ・ 埼玉県 法改正に伴った、障がい福祉サービス事業所等の旧体系から新体系への移行を円滑に進め ることができた。 ・ 大阪府 障がい者の支援を行う事業所が特定事業の活用によって増えることにより、障がい者の自 立支援に有効であったと考える。

5.特定事業における地方公共団体の役割

<ポイント> ・ 各事業者に対する特定事業の要件緩和措置についての説明、ホームページへの掲示等による周知活動。 <個別の回答> ・ 埼玉県 法改正に伴った障害福祉サービス事業所等の旧体系から新体系への移行を円滑にすすめるた め、各事業所に特区の要件緩和措置の説明を行ってきた。 ・ 大阪府 本府及び府内市町村においてホームページの掲示など、特定事業の周知を行っている。

6.特定事業が成功するための鍵

<ポイント> ・ 特定事業の緩和措置についての各事業者への理解の浸透と、特定事業を利用し実務経験年数の少ないサ ービス管理責任者を配置した事業所に対する適切な指導の実施。 <個別の回答> ・ 埼玉県 本特区の要件緩和措置に関する事業所の理解。 ・ 大阪府 特定事業により通常より実務経験年数の少ないサービス管理責任者を配置した事業所にお いても適正な事業運営を行うよう必要な指導を行うこと。

7.特定事業の将来に向けての展望等

<ポイント> ・ サービス管理責任者が急遽変更する場合などに本特定事業の活用が見込まれる。 <個別の回答> ・ 埼玉県 法改正に伴う新体系への移行は円滑に行うことができた。今後は、本特区の要件緩和措置の 対象となる「サービス管理責任者」が急きょ変更する場合など、特区要件緩和措置も含めて サービス管理責任者を選任できるよう、事業所の円滑な運営に活用していきたい。 ・ 大阪府 府内において今後も特定事業の適用は進むものと思われる。

(7)

【規制の特例措置ごとに異なる質問項目】

8.障害福祉サービスの事業所数

<ポイント> ・ 本特例措置により、新体系へ移行した事業所は 23 件、新規参入した事業所は 12 件、サービス管理責任者の退 職等に伴う交替を図った事業所は 19 件となった。 <個別の回答> 埼玉県 大阪府 合計 ・ 本特例措置を活用した事業所数 19 44 63 ・ 本特例措置を活用して障害福祉サービスの新体系へ移行した事業所数 19 4 23 ・ 新規参入のために本特例措置を活用した事業所数 0 21 21 ・ サービス管理責任者の退職等に伴う交替のため本特例措置を活用した 事業所数 0 19 19

9.サービス管理責任者となった者に対し、実務経験不足を補うために実施されている独自の研

修の有無

<ポイント> ・ どちらの府県も検討課題となっている。 <個別の回答> ・ 埼玉県 現在検討中。 ・ 大阪府 実施していない(今後検討する予定)。

10.サービス管理責任者の人材不足を補う以外の効果

<個別の回答> ・ 埼玉県 障害福祉サービスが継続して行われることができた。

11.特例措置を活用するメリット(本特例措置を活用している事業所)

<ポイント> ・ 「新体系へ移行」がメリットと考える事業所が多い。 <個別の回答> 埼玉県 大阪府 合計 1 この特例措置の活用によりサービス管理責任者を配置し、障害福祉 サービスの新体系へ移行できた 19 8 27 2 幅広い人材の中からサービス管理責任者を選定することができた 0 0 0 3 比較的若いサービス管理責任者を採用することで、より長期を見据 えた人事計画を立てることができた 0 1 1 4 実務経験の浅い職員の活気・やる気が出てくるようになった 0 1 1 5 その他 0 0 0 6 特にメリットはない 0 1 1

(8)

12.特例措置を活用してサービス管理責任者を配置する際の工夫(本特例措置を活用している

事業所)

<ポイント> ・ 経験不足を連絡・相談により補っている。 <個別の回答> ・ 大阪府 経験年数を補うため全職員の意識を高め、連絡・相談をできるだけ密に取り、連携をしっかり 取る。 前任者の急な退職により、今回特例措置を活用しました。経験が浅い分、新しく採用した指導 員は有資格者を採用しています。

13.特例措置をより活用しやすくするために、要件・手続き等において改善すべきと考えられる

こと(すべての事業所)

<ポイント> ・ 有資格者確保のための研修の増加、本事業の認知のための資料配布。 <個別の回答> ・ 大阪府 有資格者確保のため、資格研修の機会増を希望する。弾力化事業は、現場にとって人員配置に 際してメリットが大きい。資質、能力向上のために、現任者へのスキルアップ講座などがあれ ばいいと思う。この事業を広く認知してもらうための資料配布等が必要。施設団体の人員のバ ックアップのため、サービス管理責任者資格取得の研修を増やす等が必要。研修をより実践に 生かせるような内容にした上で、日数をへらす等が必要。サービス管理責任者研修の回数が少 なく、要件を満たしていても受講できない。サービス管理責任者を取得するための研修人数を もっと増やすことが必要。

(9)

平成24年度調査報告(規制の特例措置用)

1. 規制所管省庁名 厚生労働省 2. 特例措置番号 938 3. 特定事業の名称 サービス管理責任者の資格要件弾力化事業 4. 弊害の発生に関する調査 ① 調査内容  本特例措置の実施に係る弊害の発生等の状況を把握するため、サービス管理責任者の責務であ る個別支援計画の作成やプロセスの管理、他のサービス提供職員への技術指導と助言等について 調査を行った。 ② 調査方法  埼玉県及び大阪府内の事業所(「本特例措置の実施事業所」及び本特例措置の実施事業所と同数 の「本特例措置の未実施事業所」)における利用者及びその家族、管理者、サービス管理責任者、 サービス提供職員、並びに本特例措置を活用している府県(埼玉県及び大阪府)に対し調査票を配 布・回収し、その結果を取りまとめた。(以下、本特例措置の実施事業所を「特区事業所」、本特例措 置の未実施事業所を「通常事業所」という。) ③ 調査対象 【埼玉県】  埼玉県庁が、平成24年4月1日現在で事業を実施している全ての特区事業所(4事業所)に対して 調査票を送付し、3事業所から回答を得ている。また、平成24年4月1日現在で事業を実施している 通常事業所(4事業所)に対して調査票を送付し、全ての事業所から回答を得ている。  厚生労働省では、埼玉県庁から、上記の回答及び同県としての回答を受領している。 【大阪府】  大阪府庁が、平成24年4月1日現在で事業を実施している全ての特区事業所(18事業所)に対し て調査票を送付し、17の事業所から回答を得ている。また、平成24年4月1日現在で事業を実施し ている通常事業所(18事業所)に対して調査票を送付し、10の事業所から回答を得ている。  厚生労働省では、大阪府庁から、上記の回答及び同府としての回答を受領している。 ④ 実施スケジュール  調査票の配布:10月22日、調査票の回収:11月2日 ⑤ 調査結果 【利用者に対する調査結果】(回収数:特区事業所156・通常事業所89) ○選択肢ごとに10%以上の乖離が含まれる調査項目を抜粋すると次のとおり。   ○主な自由記載の内容  (特区事業所)   ・困った事があった時に相談すると、すぐ話を聞いてくれて解決してくれる。   ・もっと相談したい。   ・良くしていただき喜んでいる。   ・話を聞いてくれる職員と聞いてくれない職員がいる。もう少し話を聞いてほしい。   ・管理責任者にとどまらず、全支援者に管理責任者と同等の資質向上をお願いしたい。  (通常事業所)   ・利用者の身になった対応がなされていると思う。   ・土日の2日間外出するのではなく、1日は外出せずにゆっくり休みたい。   ・人間関係が悪すぎると思う。連絡不十分。   ・スタッフの方々や責任者の方に大変良くしていただいている。   ・いつも楽しいです。感謝してます。

⑤ 関係府省庁による調査結果

個別支援計画案の文書による同意  A:文書による同意を求められた 134 91% 62 74%  B:文書による同意は求められなかった 14 9% 22 26% (総数) 148 100% 84 100% 問5 特区事業所 通常事業所 個別支援計画案の同意を得る際の説明  A:十分な説明があった 109 80% 42 64%  B:説明はあったが、意味を十分には理解できなかった 27 20% 22 33%  C:そもそも説明がなかった 1 1% 2 3% (総数) 137 100% 66 100% 問6 特区事業所 通常事業所

(10)

【利用者の家族に対する調査結果】(回収数:特区事業所99・通常事業所44) ○選択肢ごとに10%以上の乖離が含まれる調査項目を抜粋すると次のとおり。 ○主な自由記載の内容  (特区事業所)   ・利用者のためによく動いてくれていると感じています。   ・3年の実務経験で誰でもなれるのはよいが、どんな人物でもなれるのは怖い気がする。   ・施設との定期的な懇談の場が必要と考えます。   ・支援者全員が誰でもサービス管理責任者と同等の資格要件が備わるようにお願いしたい。  (通常事業所)   ・毎日元気に楽しく通所できているので大変ありがたく思っている。   ・いろいろわがままを言っていると思いますが、根気よく対応していただき感謝している。   ・計画を作成する際の面接は型通りで、希望通りになっていない。   ・とても良くしてもらっている。本人は喜んで利用させていただいている。 【管理者に対する調査結果】(回収数:特区事業所19・通常事業所14) ○選択肢ごとに10%以上の乖離が含まれる調査項目を抜粋すると次のとおり。 アセスメント時の面接  A:行われた 79 89% 44 100%  B:行われなかった 10 11% 0 0% (総数) 89 100% 44 100% 問2 特区事業所 通常事業所 個別支援計画案の文書による同意  A:文書による同意を求められた 64 74% 41 93%  B:文書による同意は求められなかった 22 26% 3 7% (総数) 86 100% 44 100% 問5 特区事業所 通常事業所 個別支援計画案の同意を得る際の説明  A:十分な説明があった 51 67% 35 83%  B:説明はあったが、意味を十分には理解できなかった 12 16% 5 12%  C:そもそも説明がなかった 3 4% 0 0%  D:利用者本人に対して十分な説明があったため、説明の必要がなかった 10 13% 2 5% (総数) 76 100% 42 100% 問6 特区事業所 通常事業所 サービス利用開始後における継続的なコミュニケーション  A:良くとれていると思う 47 53% 28 64%  B:十分ではないが、とれていると思う 37 42% 15 34%  C:あまりとれていない 5 6% 1 2% (総数) 89 100% 44 100% 問7 特区事業所 通常事業所 アセスメント面接時における希望の聴取  A:十分に聞き取っている 7 54% 5 50%  B:十分ではないが聞き取っている 5 38% 5 50%  C:サビ管ではなくサービス提供職員が聞き取っている 1 8% 0 0% (総数) 13 100% 10 100% 問5 特区事業所 通常事業所 アセスメント面接時における面接理由の説明  A:十分に説明している 11 85% 6 60%  B:十分ではないが説明している 2 15% 4 40%  C:サビ管ではなくサービス提供職員が説明している 0 0% 0 0% (総数) 13 100% 10 100% 問6 特区事業所 通常事業所 個別支援計画案の同意を得る際の説明  A:十分に説明している 9 75% 7 78%  B:十分ではないが説明している 3 25% 1 11%  C:サビ管ではなくサービス提供職員が説明している 0 0% 1 11% (総数) 12 100% 9 100% 問8 特区事業所 通常事業所 モニタリング時における希望の聴取  A:全利用者について計画通りに面接により実施している 6 50% 3 30%  B:ほぼ全ての利用者について概ね計画通り実施している 6 50% 6 60%  C:サビ管ではなくサービス提供職員が聞き取っている 0 0% 1 10% (総数) 12 100% 10 100% 問10 特区事業所 通常事業所

(11)

○サービス管理責任者に求められるもの(自由記載)  (特区事業所)   ・利用者や職員とのコミュニケーションを十分にとり適切に支援につなげること。   ・計画通りに支援が進行しているかの整理とサービス提供者への指導助言。   ・現場経験・専門知識や対人折衝力、職員指導力、コミュニケーション力に加え、利用者のことを    何よりも大切に大事に考えて行動するという心根を持っていること。 等  (通常事業所)   ・利用者の立場や利益を最優先に考え、必要な社会資源とマッチングさせる能力。   ・利用者を取り巻く全ての情報を迅速に把握する力。   ・指導力、管理能力、向上心。 等 ○主な自由記載の内容  (特区事業所)   ・小規模事業所にとってサービス管理責任者の退転に伴う補充は至難であり、特例措置は必要。  (通常事業所)   ・サービス管理責任者の研修が年1回なのは不合理であり、複数回すべき。 【サービス管理責任者に対する調査結果】(回収数:特区事業所19・通常事業所15) ○選択肢ごとに10%以上の乖離が含まれる調査項目を抜粋すると次のとおり。 ○サービス管理責任者に求められるもの(自由記載)  (特区事業所)   ・適切な助言と指導。   ・利用者と職員間の調整。サービス内容の書類等の把握・充実。   ・全利用者の状態を把握すべく日々のアセスメントをしっかりと行う。   ・サービス提供職員の状況を把握し的確に指導・助言・連携できるようにする。 等  (通常事業所)   ・実際に直接支援を行っている職員全員とコミュニケーションをとり、共に考え共通理解を深めて    もらうように働きかけること。   ・対象者が生活していく上で、満足のできるような形を構築していくコーディネート力。   ・専門的な知識とそれを生かした経験を現場で伝えていく。 等 ○主な自由記載の内容  (特区事業所)   ・入所し、すぐに支援計画といっても、よりよいものは作成できないと常に思っている。  (通常事業所) アセスメント面接時における希望の聴取  A:十分に聞き取っている 11 61% 3 21%  B:十分ではないが聞き取っている 6 33% 11 79%  C:サビ管ではなくサービス提供職員が聞き取っている 1 6% 0 0% (総数) 18 100% 14 100% 問4 特区事業所 通常事業所 アセスメント面接時における面接理由の説明  A:十分に説明している 11 65% 3 21%  B:十分ではないが説明している 6 35% 11 79%  C:サビ管ではなくサービス提供職員が説明している 0 0% 0 0% (総数) 17 100% 14 100% 問5 特区事業所 通常事業所 個別支援計画案の文書による同意  A:文書による同意を得ている 17 89% 10 67%  B:文書による同意は得ていない 2 11% 5 33% (総数) 19 100% 15 100% 問6 特区事業所 通常事業所 個別支援計画案の同意を得る際の説明  A:十分に説明している 13 68% 2 17%  B:十分ではないが説明している 6 32% 10 83%  C:サビ管ではなくサービス提供職員が説明している 0 0% 0 0% (総数) 19 100% 12 100% 問7 特区事業所 通常事業所 モニタリング時における希望の聴取  A:全利用者について計画通りに面接により実施している 10 56% 4 27%  B:ほぼ全ての利用者について概ね計画通り実施している 8 44% 10 67%  C:サビ管ではなくサービス提供職員が聞き取っている 0 0% 1 7% (総数) 18 100% 15 100% 問9 特区事業所 通常事業所 個別支援計画の交付  A:交付している 14 74% 11 73%  B:交付していない 5 26% 2 13%  C:サビ管ではなくサービス提供職員が交付している 0 0% 2 13% (総数) 19 100% 15 100% 問8 特区事業所 通常事業所 サービス提供職員に対する技術的指導・助言  A:全ての職員の状況を把握して的確に実施している 7 37% 2 13%  B:ほぼ全ての職員の状況を把握して実施している 9 47% 13 87%  C:実施していない 3 16% 0 0% (総数) 19 100% 15 100% 問10 特区事業所 通常事業所

(12)

【サービス提供職員に対する調査結果】(回収数:特区事業所72・通常事業所49) ○選択肢ごとに10%以上の乖離が含まれる調査項目を抜粋すると次のとおり。 ○サービス管理責任者に求められるもの(自由記載)  (特区事業所)   ・利用者にあった支援計画をたて、サービス提供職員と情報を共有し連携したサービスの提供。   ・質の高いサービスを提供できるように調整し、臨機応変に対応すること。   ・利用者の状態変化やサービスに関する意向を把握し、計画の作成と支援課題の整理。    専門職としてサービス提供者への指導と助言、人材育成や質の向上を図ること。 等  (通常事業所)   ・個人個人のニーズにあった支援を提供すること。   ・全ての利用者の状況を把握し、1人1人にどのように接したらよいか、どのようなサービスを    心がけたらよいかをスタッフに指導・助言できること。   ・施設全体のサービスの提供状況を把握して、指導や助言を行うこと。 等 ○主な自由記載の内容  (特区事業所)   ・誰でもなれるシステムをやめてレベルを上げてほしい。  (通常事業所)   ・サービス管理責任者の定期的な研修や職員のスキルアップの研修をもっと企画してほしい。 【府県に対する調査結果】 ○本特例措置の活用実績 ○本特例措置の実施に伴う分析  (埼玉県)   問:事業所の新規参入を図った結果として、事業所数の増加とサービスの質の向上との関係性   答:サービスの質の向上につながった。     (どのような質の向上が図られたか、その効果について)      法施行に伴った障害福祉サービス事業所等の移行を円滑に進めることができたため、      障害福祉サービスが継続して行われることができた。   問:本特例措置を実施するために、これまでより「サービス提供責任者研修」の充実の必要性   答:研修の充実は不要(これまでの取組内容で十分)   問:サービス管理責任者の質の確保・充実を図るために行ったこと   答:特区事業によりサービス管理責任者になった方を対象とした研修を現在検討中。  (大阪府)   問:事業所の新規参入を図った結果として、事業所数の増加とサービスの質の向上との関係性   答:現状ではわからない。   問:本特例措置を実施するために、これまでより「サービス提供責任者研修」の充実の必要性   答:未回答(研修の充実については、今後、その必要性を含めて検討する予定。) サービス提供職員に対する技術的指導・助言  A:全ての職員の状況を把握して的確に実施している 31 44% 12 26%  B:ほぼ全ての職員の状況を把握して実施している 33 46% 34 72%  C:実施していない 7 10% 1 2% (総数) 71 100% 47 100% 問1 特区事業所 通常事業所 特区事業を活用した事業所数 埼玉県 大阪府  ①特区事業を活用した事業所数 19 44   →①のうち、新体系移行のために特区事業を活用 19 4   →①のうち、新規参入で特区事業を活用 0 21 問1

(13)

⑥ 特区において適用 された規制の特例 措置による弊害の 発生の有無  サービス管理責任者の任務のうち最も重要なものの1つが、各事業所内におけるサービス提供職 員に対する技術指導及び助言であるが、指導等を行う側の「サービス管理責任者」の調査結果をみ ると、特区事業所では2割近くが「未実施」という回答であった。また、サービス提供職員に対する調 査結果をみても、特区事業所については「未実施」の回答が多かったが、これについては、特区事業 所及び通常事業所に勤務するサービス管理責任者の実務経験年数の短さが技術指導及び助言が 実施できていない要因の1つとも考えられる。  なお、本特例措置を実施した自治体の評価としては、埼玉県では「質の向上が図られた」としている が、その具体的な言及がなく、また、大阪府からは、本特例措置を実施したことによる効果等につい ての分析ができておらず、サービス管理責任者に対する研修の充実等の必要性を含め、今後検討す る予定との回答があった。  (再掲)サービス管理責任者に対する調査結果  (再掲)サービス提供職員に対する調査結果 ⑦ 全国展開により発生する弊害の有無  上記のように、特区事業所では各事業所内におけるサービス提供職員に対する技術指導及び助言 が未実施のところが通常事業所と比較して多いとの結果が出ており、その要因として実務経験年数 の短さが想定される。これについて、埼玉県及び大阪府としての特段の分析は提出されておらず、事 業所内の職員への技術指導がおろそかになるのではとの懸念を払拭することはできない状況であ る。  また、本特例措置を実施するにあたって、埼玉県及び大阪府は、①新体系移行の確実な実施、② 事業者の障害福祉サービス分野への新規参入の増加や障害福祉サービスの充実(量的な充実や質 の向上)等を本特例措置の意義もしくは期待される効果としているが、新体系移行については、平成 23年度末で完了しており、本特例措置の必要性は終了している。  一方、本調査結果によれば、埼玉県においては、本特例措置の認定後における新規参入を目的と した特区事業所はなく、また、大阪府においては、新規参入を目的とした特区事業所が21事業所と いう実績はあるものの、本特例措置の認定を受けた平成23年3月からの実施期間が短いこともあ り、新規参入の増加に伴うサービスの質の向上等との相関性については分析ができておらず、サー ビス管理責任者向けの研修を充実する必要性を含め、今後検討することとなっている。このため、新 規参入の増加という効果の有無は判断できず、「質の向上」に係る弊害に対する懸念も残っている。  以上を踏まえると、現時点において、全国展開の可否の判断は困難であると考えており、来年度も 引き続き特区として継続し、再度調査を行った上で全国展開の可否や特区としての事業の必要性を 判断することとしたい。 サービス提供職員に対する技術的指導・助言  A:全ての職員の状況を把握して的確に実施している 7 37% 2 13%  B:ほぼ全ての職員の状況を把握して実施している 9 47% 13 87%  C:実施していない 3 16% 0 0% (総数) 19 100% 15 100% 問10 特区事業所 通常事業所 サービス提供職員に対する技術的指導・助言  A:全ての職員の状況を把握して的確に実施している 31 44% 12 26%  B:ほぼ全ての職員の状況を把握して実施している 33 46% 34 72%  C:実施していない 7 10% 1 2% (総数) 71 100% 47 100% 問1 特区事業所 通常事業所

(14)

番号 938 特定事業の名称 サービス管理責任者の資格要件弾力化事業 措置区分 告示 特例措置を講ずべ き法令等の名称及 び条項 指定障害福祉サービスの提供に係るサービス管理を行う者として厚生労働大臣が定 めるもの等(平成18年厚生労働省告示第544号) 特例措置を講ずべ き法令等の現行規 定 イ サービス管理責任者は、(1)から(6)までに掲げるサービス管理責任者が その提供に係る管理を行う障害福祉サービスの区分に応じ、それぞれ(1)から (6)までに定める要件を満たす者とする。 (1) 生活介護又は療養介護 (一)及び(二)に掲げる要件を満たす者であるこ と。 (一) a及びbの期間が通算して5年以上である者、cの期間が通算して10年以上 である者並びにaからcまでの期間が通算して3年以上かつdの期間が通算して5 年以上である者(以下「実務経験者」という。)であること。 a iからviまでに掲げる者が、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境 上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の日常生活の自立に関する相談に 応じ、助言、指導その他の支援を行う業務(以下「相談支援の業務」という。)その 他これに準ずる業務に従事した期間 i 障害者自立支援法(平成17年法律第123号。以下「法」という。)第77条第1項及 び第78条第1項に規定する地域生活支援事業、法附則第26条の規定による改正前の 児童福祉法(昭和22年法律第164号)第6条の2第1項に規定する障害児相談支援事 業、法附則第35条の規定による改正前の身体障害者福祉法(昭和24年法律第283号) 第4条の2第1項に規定する身体障害者相談支援事業、法附則第52条の規定による 改正前の知的障害者福祉法(昭和35年法律第37号)第4条に規定する知的障害者相談 支援事業その他これらに準ずる事業の従事者 ii 児童福祉法第12条第1項に規定する児童相談所、身体障害者福祉法第11条第2 項に規定する身体障害者更生相談所、法附則第46条の規定による改正前の精神保健 及び精神障害者福祉に関する法律(昭和25年法律第123号)第50条の2第1項に規定 する精神障害者社会復帰施設、知的障害者福祉法第12条第2項に規定する知的障害 者更生相談所、社会福祉法(昭和26年法律第45号)第14条第1項に規定する福祉に関 する事務所、発達障害者支援法(平成16年法律第167号)第14条第1項に規定する発 達障害者支援センターその他これらに準ずる施設の従業者又はこれに準ずる者 iii 障害者支援施設、老人福祉法(昭和38年法律第133号)第5条の3に規定する老 人福祉施設(以下「老人福祉施設」という。)、精神保健及び精神障害者福祉に関す る法律第6条第1項に規定する精神保健福祉センター、生活保護法(昭和25年法律 第144号)第38条第2項に規定する救護施設及び同法第3項に規定する更生施設、介 護保険法(平成9年法律第123号)第8条第25項に規定する介護老人保健施設(以下 「介護老人保健施設」という。)、同法第115条の39第1項に規定する地域包括支援 センターその他これらに準ずる施設の従業者又はこれに準ずる者 iv 障害者の雇用の促進等に関する法律(昭和35年法律第123号)第19条第1項に規 定する障害者職業センター、同法第27条第2項に規定する障害者雇用支援セン ター、同法第34条に規定する障害者就業・生活支援センターその他これらに準ずる 施設の従業者又はこれに準ずる者 v 特別支援学校その他これらに準ずる機関の従業者又はこれに準ずる者 vi 健康保険法(大正11年法律第70号)第63条第3項に規定する病院若しくは診療所 の従業者又はこれに準ずる者(社会福祉法第19条第1項各号のいずれかに該当する 者、相談支援の業務に関する基礎的な研修を修了する等により相談支援の業務を行 うために必要な知識及び技術を修得した者と認められる者、dに掲げる資格を有す る者並びにiからvまでに掲げる従事者及び従業者としての期間が1年以上の者に限 る。) b iからvまでに掲げる者であって、社会福祉法第19条第1項各号のいずれかに該 当するもの、相談支援の業務に関する基礎的な研修を修了する等により相談支援の 業務を行うために必要な知識及び技術を修得したものと認められるもの、児童福祉 法第18条の4に規定する保育士、児童福祉施設最低基準(昭和23年厚生省令第63号) 第43条各号のいずれかに該当するもの又は精神障害者社会復帰施設の設備及び運営 に関する基準(平成12年厚生省令第87号)第17条第2項各号のいずれかに該当するも の(以下「社会福祉主事任用資格者等」という。)が、身体上又は精神上の障害があ ることにより日常生活を営むのに支障がある者につき、入浴、排せつ、食事その他 の介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行う業務 その他職業訓練又は職業教育に係る業務(以下「直接支援の業務」という。)に従事 した期間

⑥評価対象となる規制の特例措置の別表

(15)

iv 障害者の雇用の促進等に関する法律第44条第1項に規定する子会社、同法第49 条第1項第6号に規定する助成金の支給を受けた事業所その他これらに準ずる施設 の従業者 v 特別支援学校その他これらに準ずる機関の従業者又はこれに準ずる者 c bのiからvまでに掲げる者であって、社会福祉主事任用資格者等でない者が、 直接支援の業務に従事した期間 d 医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、 作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言 語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、管理栄養 士、栄養士又は精神保健福祉士が、その資格に基づき当該資格に係る業務に従事し た期間 (二) 略 (2) 児童デイサービス (一)及び(二)の要件を満たす者であること。 (一) 実務経験者であること (二) 略 (3) 共同生活介護、自立訓練(生活訓練)(障害者自立支援法施行規則(平成 18年厚生労働省令第19号。以下「規則」という。)第6条の6第2号に規定する自 立訓練(生活訓練)をいう。)、共同生活援助 (一)及び(二)の要件を満たす 者であること。 (一) 実務経験者であること (二) 略 (4) 自立訓練(機能訓練)(規則第6条の6第1号に規定する自立訓練(機能 訓練)をいう。) (一)及び(二)の要件を満たす者であること。 (一) 実務経験者であること (二) 略 (5) 就労移行支援、就労継続支援A型(規則第6条の10第1号に規定する就労 継続支援A型をいう。)又は就労継続支援B型(規則第6条の10第2号に規定する 就労継続支援B型をいう。) (一)及び(二)の要件を満たす者であること。 (一) 実務経験者であること (二) 略 (6) 略 特例措置の内容 地方公共団体が、その設定する構造改革特別区域内において、都道府県知事がサー ビス管理責任者の確保が困難なことから法に基づく障害福祉サービス事業等の遂行 が困難であると認めた場合に、構造改革特別区域法(平成14年法律第189号)第4 条第9項の規定による内閣総理大臣の認定を申請し、認定を受けることとする。 認定を受けたときは、サービス管理責任者の実務経験年数の要件のうち、通算5年 以上を通算3年以上に、通算10年以上を通算5年以上にそれぞれ短縮する。 同意の要件 特になし 特例措置に伴い必 要となる手続き 特になし

(16)

⑦評価対象となる規制の特例措置のマニュアル

938 サービス管理責任者の資格要件弾力化事業

1.特例を設ける趣旨

現在、障害者自立支援法に基づく障害福祉サービス事業所等については、

職員配置基準においてサービス管理責任者の配置が義務づけられているとこ

ろです。

今回の特例は、サービス管理責任者の確保が困難なことから障害者自立支

援法に基づく障害福祉サービス等の遂行が困難である場合に、サービス管理

責任者の実務経験年数の要件を緩和するものです。

2.特例の概要

地方公共団体が設定する構造改革特別区域内において、都道府県知事がサ

ービス管理責任者の確保が困難なことから障害者自立支援法に基づく障害福

祉サービス事業等の遂行が困難であると認めた場合に、サービス管理責任者

の実務経験年数の要件を緩和します。

3.基本方針の記載内容の解説

(1)本特例措置は、

「指定障害福祉サービスの提供に係るサービス管理を行う

者として厚生労働大臣が定めるもの等」

(平成18年厚生労働省告示第544

号)においてサービス管理責任者の実務経験年数の要件のうち、通算5年以

上と規定されているものについて通算3年以上に、通算10年以上と規定さ

れているものについて通算5年以上にそれぞれ緩和するものです。

(2)市町村において申請を行う場合には、都道府県知事に協議し、当該市町

村が設定する構造改革特別区域内において、サービス管理責任者の実務経験

年数の要件を満たす者の不足等により、その確保が困難なことから障害者自

立支援法に基づく障害福祉サービス事業等の遂行が困難であることの同意

を得るものとします。

4.特区計画及び添付書類の記載に当たって特に留意すべき点

当該特例について、特区計画の記載にあたって特に留意すべき事項は次の

とおりです。

・ 特区計画において、基本方針の「特例措置の内容」に記載する要件を満

(17)

5.当該特例に関して特に必要な添付書類

市町村が当該特例に係る申請を行う場合には、当該市町村が設定する構造

改革特別区域内において、サービス管理責任者の確保が困難であることから

障害者自立支援法に基づく障害福祉サービス事業等の遂行が困難であること

を都道府県知事が認める旨の書類(様式任意)を添付してください。

(18)

都道府県名 認定地方公共 団体名 特区の名称 区域の範囲 特区の概要 特例措置番 号 埼玉県 埼玉県 埼玉県サービス管 理責任者の資格要 件弾力化特区 埼玉県の全域  本県では、障害者支援計画に基づき、地域で生活する障 害者の支援体制の充実等に努めている。そのためには、障 害者が必要なサービスを選択し、組み合わせて利用できる ような環境が必要である。そこで、障害者自立支援法に基づ く障害福祉サービス事業所等を増やしてきたが、事業所指 定基準を満たせないケースが増えている。よって、本特例を 活用し、サービス管理責任者の資格要件を緩和し、障害福 祉サービス事業所等をさらに増やすことで、障害者が様々 な活動にチャレンジでき、チャンスにあふれる社会づくりを推 進する。 938 大阪府 大阪府 大阪府サービス管 理責任者の資格要 件弾力化特区 大阪府の全域  本府では、大阪府障がい者計画に基づき、地域で生活す る障がい者の支援体制の充実等に努めている。そのために は、必要なサービスを選択し、組み合わせて利用できるよう な環境が必要である。そこで、障害者自立支援法に基づく障 がい福祉サービス事業所等の増設に努めてきたが、サービ ス管理責任者を確保できないケースが見受けられる。よっ て、本特例を活用し、サービス管理責任者の資格要件を緩 和し、障がい福祉サービス事業所等をさらに増やすことで、 障がい者が様々な活動にチャレンジでき、チャンスにあふれ る社会づくりを推進する。 938

⑧規制の特例措置を適用した特区計画の一覧

認定特区一覧(938)

H24.10

参照

関連したドキュメント

業務繁忙時にも対 応できるよう、施 設に必要な従事者 を適正に配置する とともに、利用者 サービス向上、効 率的・効果的な管 理運営の観点を踏

会社法 22

ひかりTV会員 提携 ISP が自社のインターネット接続サービス の会員に対して提供する本サービスを含めたひ

○社会福祉事業の経営者による福祉サービスに関する 苦情解決の仕組みの指針について(平成 12 年6月7 日付障第 452 号・社援第 1352 号・老発第

わが国の障害者雇用制度は、1960(昭和 35)年に身体障害者を対象とした「身体障害

このような状況のもと、昨年改正された社会福祉法においては、全て

化管法、労安法など、事業者が自らリスク評価を行

3 指定障害福祉サービス事業者は、利用者の人権の