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電子化の時代を迎えた高専図書館

―長野高専における図書館情報化システムの導入とその利用について―

宮 崎 敬   松 島 久 夫   西 村 治   伊 藤 和 子

On the new school library electrified by computers and internet

‑The achievement and the application of the electrifide library  in the Nagano National College of Technology‑

Takashi MIYAZAKI Hisao MATSUSHIMA Osamu NISHIMURA Kazuko ITOH キーワー ド:電子図書館,学術情報センター ,NACS I SI CAr ,NACSI S ̲ I l l OP AC

1 . はじめに

近年,社会の情報化 はコンピュータの処理能力に 比例す るかたちで進み, さ らにイ ンターネ ッ トの普 及 によ り急速 に進展 しつつある. このような情報化 の流れ の中,図書を大畠 に扱 う図書館 への情報 シス テムの導入 によ り,業務 の省力化やサー ビスの向上 が考 え られ るのは必然の ことで ある. こうした動 き は,大規模な公共図書館では早急 に取 り入れ られて きたが,小規模な高専図書館では遅れていた. この 最大の理 由はシステムの価格で あった と考 え られ る.

しか し,処理能力の高 いコンピュー タの低価格化 と,イ ンターネ ッ トの普及 によ り,学術情報セ ンタ ー ( 平成 1 2年 4月か ら国立情報学研究所 に名称変 更 をして いるが, ここではシステム導入時 について 記述 のため 旧名称 を用 いて いる.)が提供 して いる 目録 所 在 情 報 サ ー ビ ス ( NACSI S‑ CAT=Ca t a l o gi n g s y s t e m) を利用 した安価 な システムの出現 によって,

こうした高専図書館への導入が可能 になって きた.

一方,高専の図書館 の状況 といえば,国立高等専 門学校施設設備委員会が過去 に図書館 の改善に関 し て,幾度かア ンケー トの集計をまとめた ものを報告 している 1 ) , 2 ) . その中で,年々増加す る図書 に対応で きる設備 の拡充 とともに , 「 情報化」 あるいは 「 電 子化」 とい う新 たな る図書館 の方向性 につ いて提 案 して いる. また,高専 にお ける新学科設立や専攻

電 気工 学科 助 教授 '' 電気 工学科 教授

' = 電子 情 報工学科 助 手

'H 事 図書係 長

原 稿受 付 2 0 0 0 年 1 0 月 31 日

科 の設置等 にともな った教育研 究活動 の充実 のため, これ を大 きく支援す る高専 図書館の役割 の重要性 も 示 して いや・特 にネ ッ トワー クによる研究室か らの 参考文献等の所蔵検索 ,外部データベースの利用, 高専 と科学技術大学 ・国立大学 間の学術雑誌 の利用 システムの構築が提言 されている. この他 にも,学 術情報セ ンターが提供 して いる後述す るサー ビスの 利用,あるいは館 内利用者 による所蔵検索 システム ( op AC=On l i n ePu bl i cAc c e s sCa t a l o g ) の導入が考 え られ る.

さ らに,校 内 LAN の充実 に合わて,図書館 のカ ウ ンター業務の合理化や図書館業務 の効 率化 を図る ため に図書館 システムの設備充実の必要性 を指摘 し ている. さ らに,将来 的 には電子図書館 として機能 の設備充実 も必要で ある として いる.

このよ うな動 きの中で,長野高専で は図書館 の亀 子化 の予算要求がな され,平成 8 年度 のブ ックデ ィ テ クシ ョンシステムの導入 を始 め として,平成 9 年 皮,1 0年度の 2期 に分 けて図書館情報化 システム の導入が実現 し,図書館 の電子化 の基盤 が整 え られ, 電子 図書館 の実現 に向 けて第一歩 を歩みだ した.本 稿で は, こうした図書館の電子化の流れ と本校 に導 入 された図垂館情報化 システム につ いて まとめた.

2. 図書館の電子化 について l ) ・ 2)

2 .1 図書館の発展

今 までの図書館 の発展 を見てみる と, 図書館が所

蔵す る図書 の貸 出 ・返却 ・管理な どの業務 を紙 によ

る利用者 カー ドや 目録 カー ドを使用 して行 って いる

紙 メデ ィア図書館 , これ らの業務 をスタ ン ドア ロン

のパ ソコンで行 う機械化 図書館 ,そ して コン ビュ‑

(2)

1 8 0 宮崎 敬 ・松島久夫 ・西村 治 ・伊藤和子 タネ ッ トワー クを基 盤 に した システム によ る包子 図

書 館 に分類で きる. さ らに, この電子 図書館 は次 の よ うな機能 を有 した段階が考 え られて いる.

① 電子 図書館 ( El e c t r oni cLi br a r y)

図書館が所 有す る図書 ,雑誌 ,視聴覚資料な どの 情 報 をデ ィジタル化 し,ネ ッ トワー クを介 してすべ て の情 報 にア クセ スす る ことので きる図書館 と して 定 義 され る. したが って,一般 の図書管理業務 もこ のネ ッ トワー クを利 用 して行われ るもので ある. ま た,AV 機 器やパ ソコ ンを備 え,イ ンター ネ ッ トを 含 めたマルチ メデ ィアの利用 も可能な 図書館で ある.

② 仮想電子 図書館( vi r t ua lLi br a r y )

情報 をネ ッ トワー クを通 して ア クセ スで きる電子 図書館 同士 が, さ らにイ ンター ネ ッ トを利用 して相 互 の図書館 の もつ情 報 に までア クセスが可能な 図書 館 と して定義 され る.つ ま り,実 際 には どのよ うに 構 成 され よ うとも,利用者か ら見 れ ばあたか も一つ の 図書館 として存在 す るよ うな 図書館 といえる.

2. 2 図書館 の電子化 の動 き

ア メ リカで は 1 9 93 年 の国家 情 報 基 盤 整備 計画 ( NI I )の 中で ,す べ て の 国 民が 情 報資 源 を 自由 に利 用 しよ うとす る壮大 な試 みの一 つ として,デ ィジタ ル 図書館 を大 き く取 り上 げて いる. これ に基づ いて ミシガ ン大学始 め として多 くの大 学でそ の構築 のプ ロジェク トが進 め られて いる.

日本 で は,学術 情報セ ンター が電子 図書館 の開発 を 終 え , 1 99 7 年 よ り 電 子 図 書 館 ( NACSI S‑

ELS=El e c t r oni c Li br a r ySe r vi c e ) を開始 した ・学術情 報セ ンター は, これ まで に大学 図書館 な どの総合 目 録 デ ー タ ベ ー ス を 作 成 し , そ れ に 基 づ い た NACSI S‑ CAT お よ び 図 書 館 間 相 互 貸 借 シ ス テ ム ( NACSI S‑ I LL=I nt e r l i br a r yLo a n) を, さ らに,わが 国 の学 術 デ ー タベ ー ス の情 報検 索 サ ー ビス( NACSI S・

I R=I nf o r ma t i onRe t r ie va l s e r vi c e ) を提供 して きた.そ して新時代 に呼応す べ く改訂 され た新 cAT/I LL シ ステ ム をス ター トさせ た 3 )・ 4) . また ,NACSI S̲ ELS は,デ ィジタル化 され た学術文献 をイ ンターネ ッ ト を通 して研 究者 に提供す るもので,今後 よ り多 くの 学会 等が登録 され るのが待たれて いる状況 で ある.

他 には,情報処 理振興事業協会 ( I P A)にお いて , 国立 国会 図書館,文部省 , 自治省 ,科 学技術庁 , と の協 力で 開発 して いる電子 図書館 システムが ある.

大 学 関係 で は奈 良先端科学技術大 学院大学 ,図書館 情 報大学 ,東 京工 業大 学電子 図書館お よび京都大 学 電子 図書館 な どが電子 図書館 プ ロジェク トを起 こ し

て いる.

2 ‑3 高専図書館 における電子化

高専 にお いて は,国立高等 専門学校協会 の施設設 備委員会 による平成 8 年度 の高専 の図書館の あ り方 につ いて調査 ・報告 の 中で,電子化 につ いて は導入 完 了が 26 % ,進行 中が 39 % ,予定 が ある 2 9 % とい う 調査 結果 が 出 され て いる. さ らに,導入完 了お よび 導入す る場合 にお いて ,図書館専用 として いる もの は 69 % で あ り, また,学 内 LAN との接 続済 してな い もの は 79%とい う ことで あ る ことか ら, この時 期 で はほ とん どの高専 の図書館が電子化 の前段階で あった といえ る.

また,図書館 の改善方 針 と して は,校 内 LAN と ともに学術情報セ ンターお よび大学 とのネ ッ トワー クを利用 した システムの導入 による図書館機能 の充 実 お よび図書館業務 の省 力化 ,イ ンター ネ ッ トを含 めた AV 関連設備 の充実 によ るマルチメディア教材 の教育へ の導入,お よびブ ックデ ィテク シ ョンシス テ ム ( BD) の導 入 によ る効 果 的 な蔵書 管理 と利 用 者 の資料 の持 ち込 み を容 易 にす る ことによる学習 ・ 調査効果 の向上な ど電子化 による図書館 員 の業務 と 利用者 のため の改 善方針が上 げ られ てい る.

3. 図書 館 情 報 システ ムの導入 3 ‑1 長野高専のB] 書館 の沿革

本校 図書館 の沿 革 を以下 に示す .本校 の図書館 は 開館 か ら平成 8 年度 にいた るまで の間 ,蔵 書数 が 年 々増加す る中, 図書館業務 は利用者カー ドを中心 とした貸 出 ・返却 と目録 カー ドによる蔵 書管理が行 われて きて いた. しか し,平成 8 年度 に電子 化 の先 駆 け として, ブ ックデ ィテ ク ションシステムの導入 が実現 した . 現 在 , 本 校 図 書 館 は 蔵 書 数 が 約 7万 5千 冊 , こ の う ち 配 架 図 書 が 約 5万 冊 , 教 官 用 が 約 2万 5千 冊 で あ る . ま た , 平 成 11 年 度 の 利 用 数 に つ い て は , 開 館 日数 265 日 に 対 して 年 間 入 館 者 数 が 約 5万 2千 人 で , 帯 出 冊 数 が 約 4 千 冊 で あ る .

1 9 6 3 年 4 月 1 9 71 年 1 1月 1 9 7 2 年 2 月 1 9 8 9 年 1 0月 1 9 91 年 4 月

長野工業高等専門学校発足 図書館セ ンター竣工 新 図書館 開館

大 島文庫 設置 ( 機械工学科 2 期 生故大島昭氏蔵書)

開館時間延長 ( 月〜金 8 時 3 0 分

〜2 0 時, 土曜 日 8 時 30 分〜

1 6 時 3 0 分)

(3)

1 991 年 7 月 図書 館 閲 覧室 空 調 設備 2 台 設置

1 992 年 5 月 学校 週 5 日制 導 入

1 99 4 年 3 月 関川 文庫 創 設 ( 故 機 械 工 学科 教 授 関川 光 男 氏 )

1 995 年 4 月 開館 時 間変 更 ( 土 曜 日 9 時 30 分

〜 1 7 時)

1 997 年 3 月 ブ ックデ ィテ ク シ ョ ン シス テ ム

設 置

1 997 年 4 月 学 術 情報 セ ンター の NACSI S‑

1 LL 利用 開始 )

1 997 年 4月 長 岡技^‑の外 国 雑 誌 日次 デ ー タ ベー ス 5) 利 用 開始

1 998 年 3 J l マ ル チ メデ ィ ア コー ナ の 設 置 1 998 年 3 月 「 情 報館 95 」 策 l l U l 設 置 ) 998 年 1 0 月 学術 情報 セ ンター の NACST S‑

cAT の利 用 開始

1 999 年 3 月 「情 報 館 95 」 第 2 期 設 置 3 ‑2 導 入 シ ステ ム に求 め られ る横 能

平成 8 年 度 に効 果 的 な蔵書 管 理 を行 う こ と と,刺 用 者 の 図 古 館 閲 覧 室 で の 学 習 や 調 査 の た め に参 考 苦 ・資 料 等 の持 ち込 み を可能 とす るた め に ブ ッ クデ イテ ク シ ョ ン シ ス テ ム が 導 入 され た (図 1参 照 ).

これ に続 いて 平 成 9 年 度 に,書 誌 ・所 蔵 登 録 お よ び 培 u 」 .・返 却 業 務 の 図書 館 業務 の省 力化 と貸 出 .返却 業 病 の効 率化 によ る学 生 への利 便 性 を促 進 す る こ と を 上 限 と した 図‑ 2 f館情 報 化 シス テ ム の導 入 が 検 討 さ れ た . この シス テ ム は , ネ ッ トワー クで構 成 され た 総 合 管 理 用 サ ー バ ー , カ ウ ンタ用 ク ライ ア ン トお よ び利 m 新 川 ク ライ ア ン トか らな り,膨 大 な 図書 業 務 の効 率化 とネ ッ トワー ク ・マル チ メデ ィ ア を積 極 的

図 1 ブ ックデ ィテクションシステム

に利 用 して 図書 館機 能 の 向 上 を図 る もので あ り, こ の 両 面 か ら利 用 者 へ のサ ー ビスの 向 上 を促 す もので あ る . ま た , 本 シ ス テ ム は o s や シス テ ム ソ フ ト の改 訂 に対 応 で き,本 校 の ネ ッ トワー ク と も容 易 に 接続 で き る信 頼 性 の高 い もの で あ り, か つ管 理 ・運 営 は コ ン ピュー タ の操 作 に習 熟 して いな い もので も 容 易 にで き る こ とが 必 要 で あ る. 図書 館 業 務 と して は ,次 の 6 項 目が 上 げ られ る ・( 1 ) 図書 目録 業 務 , ( 2) 貸 出 ・返 却 業 軌 ( 3) 発 注 ・受 入 業 軌 ( 4) 雑 誌 管 理 業 務 ,( 5) 国 立 大 学 図 書 館 間 等 相 互 協 力 ( 文 献 複 写 ・現 物 貸 借 ) ,( 6) 情 報 検 索 業務 ,( 7) そ の他 で あ る・

これ らにつ いて は下 記 に説 明 を補 足 す る. また ,罪 注 ・受 入 業 務 , 図 書 目 録 業 務 , 雑 誌 管 理 業 務 , NACS 】 S一 T LL ,情 報 検 索 業 務 を効 率 的 に しか も相 互 利 用 を図 るた め に は, まず 学 術 情 報 セ ンター な ど学 外 との ネ ッ トワー ク を考 慮 しな けれ ば実 現 しな い.

した が っ て , 学術 情 報 セ ンター の NACS I S‑ CAT と 接 続 を して 寄 託 ・所 蔵 登 録 を行 い, このデ ー タ をダ ウ ン ロー ドして 本 校 図書 館 の 図書 目録 デ ー タ を構 築 す る必 要 が あ る . この 図書 目録 デ ー タが構 築 で きれ ば , 貸 出 ・返 却 業 務 を は じめ ,発 注 ・受 入 業 務 等 の 資料 デ ー タ と して 活 用 で き る また , 国立 大 学 図 詔 館 間等 相 互 協力 にお いて も, 国 立 大 学 に依 頼 す る の み で な く,受 付 館 と してサ ー ビス を提 供 す る こ と も可能 とな る.さ らに ,利 用 者 中 川 端 末か らは 01 ' AC を利 用 した検 索 が で き , また ,www サ ーバ を増 設 す る ことによ り,館 外 か らもイ ン ター ネ ッ トに よ る 図讃 情 報検 索 が 可 能 とな る. 図書 館 情 報化 シ ステ ム と して次 の 業 務 が 可 能 な ものが 求 め られ る.

( 1 ) 図書 日録 業 務

学術 情 報 セ ンター の NACSI S‑ CAT の書 誌 デ ー タ を取 り込 み に よ る 登 録 と , 図 諮 日録 デ ー タ の 作 成 が 可 能 な こと.

( 2) t 2L J I J .・返 月順 務

カ ウ ンタ ー に お い て , 岡 . l Fの 貸 出 ・返 却 を行 う もの で , バ ー コー ドリー ダ ー に よ る迅 速 な 業 務 が : 柁め られ る . また , 休 館 r lの 情 報 管 理 や 図 書 の迎 抑 r・ 管 L l 担苛 の Xl病 も簡 便 に可能 な こ と.

( 3)即 F .・受 人 選 務

[ 礼 巧の 懸鎚 爵 L l ・ の人 力 によ り ,NACST S‑ CAT か ら ダ ウ ン ロー ドされ たi i f誌 デ ー タが表 示 され る.管 理 1 1 7報 と して 受 入 月 E l ・ 苫店 名 .受 入価 格 ・保管 場 所 等 の入 力 に よ り図f B原 簿 の 出 力 も可 能 な こ と ( 4)雑 誌管 理 業 務

図‑ B 目録 同様 に登 録 デ ー タ を作 成 可能 な こ と.

(4)

1 8 2 宮崎 敬 ・松島久夫 ・西村 治・伊藤和子 ( 5) 国立大学 図書館 間相互 協 力

学術情報セ ンター の NACSI S̲ I LLによって,文献 複写,現物賃借が可能な こと.

( 6 )情報検索業務

この検索 には,管 理 者が 図書 目録 デー タベー ス の作 成 の 際 に行 う検 索 と,利 用者 によ る図書 目 録 デー タベー ス を も とに した文献検 索 あ る.前 者 は書誌 の検 索 が 前方 一致検 索 ,部分 一 致検 索 に加 え, 図書 ・雑 誌 等 の異な る資 料 の横 断検 索 が 高速 に可能 で あ る こと.検 索 語 の複合 検 索 も 可能 で あ る こと.後 者 は利用者 用検 索 で ,利 用 者端末 にお いて OP AC が利用 できる こと.アル フ ァベ ッ トの大文 字 ・小文字 ,全 角・ ・半 角や ひ らが な ・カ タカナ ,濁 音 ・半濁音 ・清濁 昔 か ら の暖 昧検 索が 可 能 な こと. また,イ ンター ネ ッ トを介 して ブ ラウザ を用 いて OP AC と同様 な文 献検索が可能な こと.

( 7)そ の他 の業務

各種帳票類の作成 と印刷,予算管理,統 計処理, 蔵 書点検 が 目録 デー タベース を も とに作 成 ・管 .理が可能 な こと.

4. 図書 館 情 報 化 シス テ ム の構 成

図書館 業 務 の電子 化 を図 り, 図書館機 能 の一 層 の向上 を促すために申請 を行って いた図書館情報化 システムが ,平成 9年度 と平成 1 0年度 の 2期 に分 けて導入 された. この導入 された システムはプ レイ ンテ ック社 の 「 情報館 95 」で あ り,業務 メニ ュー の画面 を図 2 に示す . また,構成 図を図 3に示す.

o sはサーバーが Wi ndows NTで, クライア ン トに

表 1 高専図書館の導入図書館システム ( 平成 1 2 年) 図書館システム名 校 数 UNI X Wi ndows その 他

LI NUS/NC 6 1 6

LI NUS/∪ 1 0 9 1

情報館 5 2 3

情報館95 9 8 1

l L l S( 富士通) 5 1 2 2 ScHOOLl LⅠ S( 富士通) 2 2

名館長 3 1 2

その他図書館システム 9 1 6 2

自館 開発 2 1 1

その他 ( 検討 中等) 3

計 54 1 2 29 ll

図 2 情報館 95 の業務メニュー画面

は Wi ndows 98が使われて いる. こ の 「 情報館 9 5」

は,1 4 高専へ の納入実績 が あ り, 中小規模 の シス

テム として信頼 の高 いものである ( 表 1参 照). ま

た,学術情報セ ンター の新 NACSI S‑ CAT へ の移行

に対 して も対応がはや く,平成 1 0年度 の 2期 日の

システム導入 にあわせてバー ジ ョンアップが行われ

た.システム構成 は,総合管理用サ‑バー 1 台,イ

ンターネ ッ ト検索用が 1 台 ,カウンター用 クライア

ン トが 2 台,事務重用 クライア ン トが 2 台,利用者

検索用が 3 台,バー コー ドリーダーおよびプ リンタ

ー とな って いる.サーバー の うち総合管理用が図書

目録データベースの管理を中心 としたシステムの管

理 コン ピュータで ある.また,イ ンターネ ッ ト検索

用サーバーは本校 図書館の所蔵す る図書 の検索 を館

外か らもイ ンターネ ッ トを利用 して可能 にす るため

の もので ある. したが って,教官室等 の学 内 LAN

に接続 されて いるパ ソコンはもとよ り,外部か らで

も利用ができるもので ある.カウンター用および事

務重用 クライア ン トは図書館員 によって貸出 ・返却

業務や NACSI S‑ CAT や NACSI S‑ I LL な どによる書

誌 ・所蔵登録業務や 図書館 間相互貸借業務 に使用 さ

れ るものである.同時 に一般事務用 にも利用が可能

な ものである. また,利用者検索用 クライア ン トは

図書館入館者が op AC による所蔵検索 を行 うシス

テムで ある ( 図 4 参照).利用者 にとっては,OP AC

とイ ンターネ ッ トとによる 2 つの図書検索が可能 に

な って いる. また,検索結果 によ り図書 の利用 ・予

約状況 の確認が可能で ある. しか も, この状況 はサ

ーバー による図書の一元管理 されて いるため,カウ

(5)

長野=業高等専門学校国書館内ネットワーク構成図

b カ ター

図 3 図書館情報化 システムの構成 図

(6)

宮崎 敬 ・松島久火 ・西村 汗; ・伊 頗利十

図 4 0PAC の利用者端末

ンタ‑ 業務 と リ ンク して行わ れ る. また , 図書館か らのニ ュー ス を知 らせ る ことも可能で あ る.

以 上,本 システム はかな りの情 報 を リンク した形 で利 用で き るた め, 図書館 員 の業務 を増や す ことな く利 用者へ のサー ビス を向上 させ られ る長 所が あ る さ らに,平 成 9年 度 にはイ ンター ネ ッ ト接続 用 pc

3 台 の導 入 と AV 機 器のT J i新 が 行 われ , マル チ メデ ィア コー ナー の充実が 阿 られ た . l t xl5 にそ の利川風 巣 を示 す .

5. 検索 の利用方 法 につ いて 本 システ ム には.檎 , A システ ム と して館 内 l j jJ T lの opAC と館外 か らも利川 かて き るイ ンタ‑ ネ ッ ト検 索 が組 み込 まれ て いる .Ol 〉 AC のガが操作 性 は良 い が ,機 能 はほ ぼ 同郡 で ある . 外検 減 力旭 につ いて慨 単 に説 明す る.

opAC は館 内 にあ る利川 井川舶 人 2 か にイ ンス ト ール され て お り, アプ リケ‑ シ lンの起 動 によ り利 用 で き る・ 図 6( a ) に OPAC の メニ ⊥ ‑ l ■ F ' ll f l は ′ 六す ・ お知 らせ ,検索 お よび新 前I l ' f 報案 l 人J の 3 l l ' j日が あ る.

検 索 の メニ ュー 画面 を図 6( b) に示す ・ . 1 i r' や 的Hな どの検 索 項 目に基づ き該 当の 図I u L : の検縮 約 火 が R, J ミ され る. こ こで は,文字列 の検 索 が . 前 ) J 一 一 致 J t l ) . か 部分 一 致型 か , ある いは 峻 味文 字検索 か文 ′ j ・ : l 大別検 索 か をそれ ぞ れ選択 し検 索が 可能 で ある. また ,模 索 結 果 に対す る 投合検 索 ( AND, OR, NOT) も可経で あ る. さ らに,検 索 され た図再 の利 用状況 と して1 ‑ ‡山 中か予約 が 入 って いるか.あ る いは貸 出禁 止 図 . 1 芋か の識別 のマー クが付 け られて い る (図 6( C ) 参 照)・

イ ンター ネ ッ ト検 索 は,通 常 の ブ ラウザ を使 って

図 5 マルチメディアコーナの利用風景

館外 か らで も検 索 が利 用で き る もので あ る ( hHpの ア ドレス は,hl l p: / /s h e l Hj b. na ga n o‑ ∩ c t . a c . j p / ) ・ この メ ニ ュ ー 画 面 お よ び キ ー ワー ド検 索 の 画 面 が 図 7( a ) , ( b) で あ る ・ この検 索 は 図 T t 吉の種 類 と検 索 方 向 と して前方 一致 型 か 部分 ‑確 か を選択 した 上で , 辛 ー ワー ド 3 許 まで の複 合検 索 を可 能 と して いる. ま た . このイ ンター ネ ッ ト検 索 には もう一つ詳細 に項 H を決めて検 索す るJ J 一旭が あ る. こち らは普 名や著 H・ が わか って いる場合 の図 . 1 Fの有 無 を検 索 す る もの で あ る. この ほか に 、 図 . 朋 官か らのお知 らせ ,新 著 情 報や 盟 繁 の 患 「 I も用意 され て いる.

6. おわ Uに

本 校 固T i f 館 は, 平成 8 年 の ブ ックデ ィテ ク シ ョ ン

システ ムの中 人 を始 め と して , 図書館情 報化 システ

ムお よび マル チ メデ ィア機 旨 苦の導 入が行 われ ,図書

館 の電子化 の基 盤 が 3 年 間で実 現 され た.現 在 , 蔵

習 図書 7 万 5 千 mTの うち.5 方 冊の図パのバー コー

ド登録が完 了 し,学 J Eもバ ー コー ド添 付の 図誓 カー

ドを所持 して いるた め に. カ ウ ンタでの貸 L l 」 .・返却

瀬畑 はバー コー ドリー ダー によ り迅速 に行 われ るよ

うにな って い る. また .遅 柳 井の状 況 もパ ソコ ン上

で 確 認 で きるため .遊 脚 /T ・ への辿 綿 も効 率 良 く行 わ

れ て いる. NACSI S‑ CAT によ る1 . r f 誌 ・所戚 登録業 務

や NACSL S‑ 1 LL によ る文献検 索 ・現物 賃借業務 も非

常 に効 率 良 く失 行 され .新 L' ・ 本 の アナ ウ ンス も この

噂録 作 j E : ・ に リンク したか た ちでスムー ズ に行われ て

いる.本 システム の箪 人 によ り,本校 図膏館 も電子

図 . 1 F 館 と して の) i‑ 本機 能 は と りあえず整 った ことに

な る.

(7)

( a ) opACメニ ュー画面

( b) 図書検 索画 面

キ ー ワ ‑ I . 美 j S

■ t l f E r ● ■ E t t Ir ■ J L ' ■ ' t l t へ ■ . I J J 7 ▲ ㌣ O l '‑ ∴' : : : : . t ‑ . . I. ∴ ∴ . ・ 古 二 ' 、 Jr t . ▼ ■ ' . T t t ■ I r L 一 ■ < ■ I r ■ r A T } A J

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( C ) 検索結果

図 6 0P AC によ る図書検索 画 面

事示t 泌 ㈹ わ¶こ 入り く 辞 へホ7 W

・謹 品 濃13 温。盟 , . g n.i 盛 宗男

長野工業高等専門学校図書館

このページでは国書触 らのお失あ せやge.臭素菅行うことが出乗ます.

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( a ) イ ンターネ ッ ト検 索 メニ ュー画面

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図 7 イ ンター ネ ッ トによ る図書検 索 画 面

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1 86 宮崎 敬 ・松島久夫 ・西村 治・伊藤和子 しか し,電子 図書館 としてはス ター トしたばか り

で あ り,本格的な運用 には膨大な蔵書 の遡 及入 力を 中心 として い くつかの問題点が残 されている.そ こ で,新 しい状況 を迎 えた本校図書館 の今後 の課題 と 展望 を以下 にまとめる.

まず ,電子 図書館 として検索機能や 図書館間相互 貸借 システムを十分 に発揮するためには,所蔵す る 図書 につ いて図書 目録デー タベースの作成 を行 う必 要がある.現在,平成 10 年 1 1月か ら受入 された図 書 が入 力され,よ うや く 1, 500冊 にな ったが,遡及 入 力の作業 はすで にルーテ ィン化が されて いるが, 7万冊以上 にもお よぶ膨大 な図書 に対す る早急 な登 録 の問題が残 されて いる. さ らに, これ らと平行 し て増加 しつつあるマルチ メディア教材および雑誌 の

目録登録 も必要 となる.

また,電子 図書館 として は,文献検索機能の強化 も重要で ある.本校図書館 の図書 目録デー タベース の完成 によ り ,op AC やイ ンターネ ッ ト検 索 を使 っ て効果的 に図書 の検索が可能 とな り,利用者 にとっ て は文献検索や学習 ・調査 に大変役立て られる もの で ある. 目録デー タの追加項 目には,書誌 の内容情 報や配架場所な どのデー タ も付加す る ことが可能で ある. したがって,図書 目録データへ の内容情報 の 追加や集密書架 の導入 によ り,配架場所 まで も検索 で きるよ うにな る.

この他 に学外へ の文献検索 として,学術情報セ ン ターが 開設 して いる大 学 図書館 目録検 索( we bc a t ) , NACSI S‑ I Rおよび NACSI S‑ ELS ,あるいは他の大学 等 の検索 システムや増加 しつつ ある民間の無料検索 システムな どと リンク した システムの構築 も考 え ら れ る. さ らに,ネ ッ トワー ク技術 の進歩 によ り外部

の検索 システムを包括 的 に検索す ることが可能にな るため,利用者が これ らの技術 を活用 して,学内は もちろん,国内外 も意識す る ことな く必要 とす る情 報 を検索 し閲覧で きる環境 を整備 してい く必要が あ ろうと思 われ る. こうした検索機能の充実が,図書 館 の役割 を大 き く向上,発展 させていくもの と考 え

られ る.

謝辞

最後 にな りましたが, 本 システムの導入 にあた り, 大変 に ご理解 とご支援 を賜 りま した浅黄谷校長,嶋 田事務部長 には感謝 の意 を表 します.また, システ ムの検討の際 にお世話 にな りました渡辺事務官,宿 井事務官,山岸補佐員 にお礼 を申し上げ ます .

参考文 献

1) 国 立 高 等 専 門学 校 施 設 設 備 委 員 会 :…国立 高 専 図書館 の あ り方 につ いて " ,平成 8 年 ( 1 996) . 2) 国 立 高 等 専 門学 校 施 設 設 備 委 員 会 :"情 報 化

時代 にお ける高専 図書館 の あ り方 につ いて" , 平成 9 年 ( 1997)

3) 小 西和 信 : …21 世紀 に向 けた学 術 情報 サー ビ ス ‑ 学 術 情 報 セ ン ター 電 子 図 書 館 の 開 館

‑ ", 現 代 の 図 書 館 , v ol . 35,No. 1, pp. 9‑ 14 ( 1997) .

4) 谷 口敏夫 : "情報 システ ム再編 と電子 図書館 " , 現代 の図書館 ,vo l . 35,No. 1 ,pp. 3‑ 8( 1997) . 5) 西脇 紀子 :… 電子 図書 館時代 を迎 えて 一長 岡

技術 科 学大 学 附属 図書 館 にお ける情報 サー ビ

ス につ いて‑ " ,現代 の図書 館,vol . 35,No. 3,

pp. 1 45‑ 1 50( 1 997) .

図 3 図書館情報化 システムの構成 図

参照

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