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食料関連産業と環境

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Academic year: 2021

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(1)

近年になって経済成長を加速させているアジア諸国は︑

わが国が経験してきた多くの環境問題に直面している︒

工業化・都市化に伴う公害問題がそれであり︑

その意味では︑わが国の経験や技術移転などが︑

問題解決に向けた一つの指針を示しているように思われる︒

食料関連産業と環境問題との接点も重要である︒

本シンポジウムで紹介するタイと中国は︑

いずれも屈指の農業大国︒食料大国であると同時に︑

深刻な森林破壊や土壌劣化・砂漠化問題を抱えている︒

中国では膨大な人口を扶養するため︑

タイでは外貨の稼ぎ手として︑

農業および食料関連産業は発展してきたが︑

環境面に落とした影も大きい︒

一方︑グローバル化が進み︑国際貿易がますます進展する中︑

(2)

シンポジウム

食料関連産業と環境

経済大国・援助大国であるわが国に求められる役割は大きい︒

わが国は世界最大の農林水産物輸入国であることから︑

国際貿易を通じて輸出国の環境に及ぼす

間接的な影響は大きいと考えられ︑

無秩序な輸入の拡大については再考が必要である︒

木材とエビの輸入は好例であろう︒

また︑中国は世界屈指の木材輸入国︑

タイも一九九○年頃から木材純輸入国になっている︒

本シンポジウムでは︑﹁食料関連産業と環境﹂をキーワードに︑

タイと中国の現状と問題点を明らかにするとともに︑

わが国も関わる﹃貿易と環境﹄の関係について︑

国際的な視点からの問題提起を行なう︒

アジアと日本

参照

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