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市販染色布の洗たく染色堅ろう度

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Academic year: 2021

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(1)

市販染色布の洗たく染色堅ろう度

について

日常の生活の中でp 私達は市飯染色布を洗た くした場合に色がひどく抜けてしまうのを経験 することがあるO 市販染色布全般にわたって,

このような不良品が出現する割合はどのような ものであろうか, またこの割合は洗たく処理の 差によってどのように変化するもの で あ ろ う か3 これらの疑問に答えるため市販染色布77撞 類について洗たく染色躍ろう度 を 湿式・乾式洗 たくにより一試験したO これには]ISvこ従いマル セル石けんを詑用するほか, 数種合成洗剤につ いて比較も行なった。 またこの際, 洗たく液 に 溶出した染料が共存する白色あるいは淡色の洗 たく物に対し, 汚染等 の影響を与えるものかど うかについても実験した。

実験材料および方法

試験布

染色布は東京都内の任意のデパートを含む小 売西日目から買い集め,この総数77積となった。

材質は本研究ではまず夏物に重点を お い た か ら, 綿が多く53種, その他キュプラ 7 種, レー ヨン3 種, ポリエステノレ, アクリル, 毛各々l 種づっ , また混紡品はアセテー卜70 96, ナイロ

ン30%のもの以下計 8 種であった。 これらを10 x 5 CIIlの布Jl'とし次項の如くに実験した。

別Jこ汚染誌験のため無染色の臼試験布5x5 CJfIを各材質2枚づっ用意する。

2, 試験法

洗剤の種類と濃度 基準はマルセル石けん

ネ 文化女子大学助手

文化女子大学研究紀要策3集(l97l)

子キ 0 ,596, 合成洗剤としてLAS系3 揮を 0 ,2勿 で使った。 その商品名ダッシュ, バルン, スパ ーク。有機溶剤はミネラ ノレターペンとテトラ ク ロルエチレンを使った。

洗たく操作 J 1 SのL- 1045法により,

ラ ウンダオメータを使った。 条件は混度50 土2 oc,時間は30分3 匠転数 42回/分とした。 温度 は問題のあった布については300C に試験も行 なった。 乾式洗たくで、は洗たく後60 �650Cで 乾燥するO 湿式ではこの後, 試験jflaは直らに40 ocの水 100 mtで1 分間づっ2回洗浄。 さらに2&

ocの氷酢酸0 ,01 �ぢ溶液100 mtで1 分間洗浄, 最 後に260C の水 100 mtで 1 分間洗浄した。 この 後約6ポンドのアイロンを5秒間押して余分の 水 をl徐き, 70�750Cで乾燥した。

試験布 77種cr;1'fJ H'に, 各々別に用意した 向試験布2枚を ならベ四辺をあらく縫 い つけ た。ζ¢布はなるべく染色布と同じ材質とした。

洗たく実験終了後, 染色布については変退色を 由説験布については汚染の判定を次項(3)の方法 により行った。

次に先の笑験で変iゑ色・汚染の判定結果3 級 以下となった染色布, 湿式洗たく13件, 乾式洗 たく10件計23件について白試験布を縫いつけな いで, 染色布とともに同一容器に入れて洗たく する実験を 行なった。

そして最初77種を実験したもののうち, 変退 色・汚染に判定結果3 級以下のもに湿式洗たく 13件,乾式洗たく8 {4ぅ計21 件について自試験布 を添付し洗たくした。 洗たく匝数は2阪!とした。

3, 判 定

変退色用およぴ汚染用のグレースケールを用 ( 43 )

(2)

丸、, J 1 S法により変退色および汚染の程度 の 判定を行った

変退色 詰験前 後の詩験片を 灰色厚紙上で 標準灰色色票甲と北窓光線で出較し, 基準に従 って 1 �5 の等級をつけるO数字が多くなるj頃 に竪ろう度が優秀となるO

汚染 前記と伺様にして標準灰色色禁乙と 比較して各 実験ごとに等級をつける。

結果と考察

全容 ζれら洗たく実験の全体を見わたし て布の77種, 洗剤別, 有機溶斉目別処理6 種, 変 退色, 汚染別の処理2題, この総計924であり ,

ζのうちの826 が5級であった (表I参照)。

各 処理について変退色, 汚染碍判定とも5級で あった布は44撞, 変退色判定のみすべて5級で あったものは19種, 汚染のみすべて5級であっ たものは9 種。計変退色, 汚染のいずれかが5 級であったものはお種となった。

湿式乾式の比較 湿式洗たくと乾式洗たく を 比較すると前者ではすべて5級であったが後 者において4級以下になった布が変退色で5種 あり, いずれもし 2 級である汚染は16種あっ たがこのうら3 種だけが3 級であり, あとはす べて4級であった。反対に有機溶剤はすべて5 級であるが洗剤が4級以下のものは変退色では

l 件もなかったOこれは有機溶剤で‘変退ðの結 果のよいものは湿式でも結果は良いという事に

なるO汚染については6 件あったO

湿式について 湿式洗たくのみについてみ れば, 各処理とも5級のものは60種あったO変 退色については4級以下の布7種3 ただしこの 全部が4級であったコ変退色は湿式洗たくでは ほとんどおこらなし、。

汚染については4級以下の布8 種, このうち 2 , 3 級があったもの5種, 他は4級と5級が 混在した。このうち2 麗はマルセル石けんが5 級で, LAS各種ともが3�4級となった。こ

の反対にマルセル石けんが4級でLAS洗剤が 5級となったものがl 撞あった。

(44 )

変退色と汚染との関係は, 変退色に影響があ り汚染にない場合は6 種あり, これは邑はぬけ たが汚染はしなかったという事であるOこの逆 の場合変退色には影響なかったが汚染したのは 6 種あった。これは丙限で判定出来 な か っ た が3 実際には添付白試験布を 汚染する程震の退 色があったことを 意味するかもしれなし、。いず れにしてもこの原因については将来の研究課題 としたし、。

温度を300C にした場合は変退色はほとんど おこらなかった。汚染は500C の結果とあまり 変わらなかった。問題のあったものの室温水処 理も行なったが液中に色は出ても添付布への影 響は少なかったO

i�Z:式洗たくについて 有機溶剤のみを見れ ば, 各 処理で5級だったものは51種あったO変 i墨色で4級以下のものは12種, 1 �4級にまた がっている。ミネラルタ…ペンとテトラクロル エチレンは同級のものは6 撞, あとはすべてテ トラクロルエチレンの方が悪くなっているo 1 級のあるものが3 種あり, そのうちのl 件( 綿

100%) はミネラルターぺン, テトラクロルエ チレンの両方とも 1 級であるOこの布の汚染に ついては5級であったO他の2 種(綿100必と レー ヨン 100%) はテトラクロルエチレンがl 級でミネラルターペンが2 級であった。これら

は顔料樹脂捺染を使用していると思われる。

汚染で4級以下のものは18撞。このうち3 級 が4種で, あとはすべて4級であった。ミネラ ルターペンが5級でテトラクロルエチレンが4 級以下のものは1 1麗, 反対にテトラクロルエチ

レンが5級でミネラノレターぺンが4級以下のも のは3 種, 向級のものは4種となった。テトラ クロルエチレンの方が変退色, 汚染とも染色布 に対する影響は強いと言えるO

変退色と汚染との関需では, 変退色に影響が あり3 汚染にない場合は8 種あり, その逆の場 合は14種あった(表1)。

低級成績となった布種の再実験 この度は 汚染実験のための白試験布は染色布に添付せず に自由に容器に入れて実験した(表H参照)。

文化女子大学研究紀要第3築 ( 1971 )

(3)

表1 77種i回洗たくした実験

キオ iill主ェ洗たく 乾式洗た〈

{牛綿 キレ ポア毛/ヘ レ,一綿ー、

て7

験 数 ユ!リク ナア

ポ,ー麻『、、 ポ麻 レ綿 'ーー レ、、

〆ア'目 綿司、、

ナ毛 /セレ

LM LAS

σ〉 フヨエリ イセ 1) 1 LAS

イ牛 フン スル ロァコ:ー エ綿 ヨナ エヨ lレ ノレタ クエ ) ンl ス / ンイ スン l 石(A) (B) (C) i ロチ

Jレ トテ ロ ァ <<11レレ

Jレ jレ ンノレ J J

実験染色布数 77153 7 13 111 11 1 1 1 1 1 2 1 3 位 級

すべて5級のもの計 変汚退色染 4 413511 1 1 1 1 1 1 2 51 5 5 5 5 5

51 5 5 5 5 5

変汚退色染 τ 1 51 5 5 5 5 5

51 3 4 4 5 5

変汚退色染211 1 51 5 5 5 5 5

51 5 5 5 4 5

変汚退色212 51 5 5 5 5 4

51 5 5 5 5 5

変汚退色染313 51 5 5 5 5 5

51 5 5 5 4 4

変汚退色染

I 51 51 5 4 5 4 5 4 5 5 5 5

変汚退色染 咽ム 1 51 5 5 5 5 5

51 4 4 4 4 5

変汚退色染

1 51 5 5 5 5 5

31 3 2 3 5 3

変汚退色染111 41 4 4 4 4 2

51 5 5 5 5 5

変汚退色染21111 41 4 4 4 4 4

51 5 5 5 5 5

変汚退 染色 513 1 1 51 5 5 5 5 5

51 5 5 5 5 4

変退色1 1 51 5 5 5 5 5

51 5 5 5 5 3

変退色1 1 51 5 5 5 5 5

21 2 2 2 5 5

変退色111 51 5 5 4 4 4

51 5 5 5 5 5

変退色111 51 5 5 5 5 5

51 5 5 5 4 4

変退色111 51 5 5 5 l 1

51 5 5 5 5 5

変退色1 1 51 5 5 5 5 5

41 4 4 3 5 5

変汚退色染 唱

A l 51 5 41 5 5 5 5 5 5 5 5 5

変汚退色染111 51 4 4 4 5 5

51 5 5 5 5 5

変汚退色染 τ

I 51 41 5 4 5 4 5 4 5 5 5 5

変退色・ 汚染のいず 28115 512 110 11 1 。 。 。 1 1 1

れかが5級のもの

変汚退色染111 51 5 5 5 4 2

51 5 5 5 5 3

変汚退色染111 51 51 5 5 5 5 5 5 2 5 1 4

変退色111 41 4 4 4 4 4

51 5 5 5 5 4

変汚退色染 唱 1 51 5 5 5 2 1

51 5 5 5 5 3

変汚退色染 唱

A 1 41 4 4 4 4 4

41 3 3 3 5 5

変退4色級、汚染下のいずれ

かに 以 のある物 513 111 。。。 。 。 。 。 。 。 。

文化女子大学研究紀要第3 集Cl971) ( 45 )

(4)

表Z 染色布と白試験布を 遊離して同一容 器に入れて洗たくした実験

添付布汚染{級) 染色布材質 石けん、 洗剤 j足 木綿 毛キアピ ユセニ

(%) 有機溶剤 プテロ

ラ i ン

<Jl:

キュプラ 100 ?ルセル 5 514 41514

LAS (A) 5 414 31313 LAS (B) 5 413 31413 LAS (C) 5 413 31312 キュプラ l∞ LAS (A) 5 415 41515 LAS (B) 5 415 41515 LAS (C) 5 415 41515 マルセル 5 315 31513

綿 35 LAS (A) 5 415 31514

ナイロン 20 LAS (B) 5 315 31514 LAS (C) 5 415 315 4 (ナアセイテロント 730 0 LAS (A) 4 414 51413 100 LAS (C) 5 15 515 514 綿 100 ミネフルタ ベン 2 14 515 515 綿 100 ミネフルタ ペン 2 15 414 515 テトラクロ,1--エチレン 1 14 415 515 綿 100 テトラクロルエチレン 2 15 415 515

H " 2 14 314 414

11 " 3 14 414 515

キュアラ 100 " 5 15 515 515

100 " 3 15 515 515

レ ヨン 100 ミネフルタ ベン 2 15 415 5151

レーヨン 100 Lfト主主竺',1--主frと一1 413 515 41 裡式洗たくの変退色は13件中12件までが5級 であとのl 件も4級であった。汚染 に お い て は, 実験13件, 白色詰験布別処理5種類3 計65 件であったが,2 級がl 件あり, これはキユ プ ラの染色布がビ‘ニロンの試験布に汚染 されたも のである。他は3 級が1 7件,4級が23件, 残り の24件が5級であるO 汚染は前回同様著しし、。

ここでもマルセル石けんと洗剤の差はほとんど 見られなかった。

乾式の変退色は10件中5級は 1 件しかなく,

I級が2 件, 2 級が5件あったO 汚染は10件中 3 級が2 件であとは4�5級であり, 結果は湿 式にくらべて良好でてあるO

自試験布を添付した実験で、は部分的に極端に 白布に汚染 されたものがあった。そして遊離し て実験した際の白試験布には汚染 されなかった ので, 良い結果となったものもあるO これは乾

に添付して3田洗たくをく り 返 し た(表直参 照)。

湿式の場合の変退色においては全部で5種,

13件の中, 3国洗たく後に結果の悪くなってい るもの5種,10件となっているo 3 種は3 件の み毘数 を 重ねても同じ5級だったが,他の3{,牛 は 1回自5級だったのが,3回目で4級へと落 ちているO あとの2種は伺じ材質のもので、ある が, H重はl囲目5級で3回告が3 級となり,

マルセル石けん, LAS (A, B, C)を 関わ ず同じ結果となった。あとのl種も 1回目4 級で3回目3 級と落ちた。

湿式の場合の汚染においては, 3回洗たくを くり返しても全体的に見れば1回毘の結果とあ まり変わらなかった。添付布の種類 別に 見 る と, 4種のいずれの石けん,洗剤を 関わず, や はり染色布と同ーの繊維又はその繊維 と性質の 似ている材質によく汚染 されていた。マ ルセノレ 石けんとLAS(A, B, C)洗剤の差は3 囲 目終了後も認められなかった。

有機溶剤の場合の変退色は,6種, 8 件実験 した中,洗たく3回目で1 級のものは5件p そ の中の3 件はl西日ですで にl級 に な り(表 直), もとの色を とどめなかった。 あとの2 件 はl回目は2級であった。3回目の残りの3 件 はすべて2級であるが, そのうちの2 件はl回 目でも2級であった。間ー撞の布をミネラノレタ ーぺンとテトラクロルエチレンの両方実験した ものは2 種しかなかったが 1 種ではミネラル ターペンもテトラグロルエチレンもl回, 3田 とも 1級であり, あとのl 種はテトラクロルエ チレンがl回, 3回ともl級, ミネラルタ…ぺ ンはl回,3回とも2 級となっている。概して ミネラルターペンの方がその作用はゆるやかで あるO

乾式の汚染度は, 変退色に反してすべて4又 は5級であり, 実験呂数 を 重ねても向じ結果と なった。添付布における材質の違いによる汚染 燥時に急に熱を加えたためかと思われる。 差はなかった。

洗たくを 3 回行なった場合 低級成績布に またl回目で、は目立たなかった布の風合いの ついて最初の77撞の実験同様白試験布を染色布 } 悪化が洗たく3国後では自につき, それが一見

く46 ) 文化女子大学研究紀要第3集Cl97D

(5)

表直 臼試験布を染色布に添布し3回洗たくした実験

石けん 洗 変 添付布汚染(級) 石けん 洗 変 添付布汚染(級)

染色布材質 洗剤 た 染色布材質 洗剤

有機 返(

有機溶 退(

(%) 周回 (%) 属国

i喜斉� 数) 色) 木綿毛 キュ7ヲ アセテート ビニロン 約種類 数) 色) 木綿毛 キュブヲ アセテート ビニロン

キュプラ 100 マルセlレ 1 5 5 15 4 5 4 (アセテート70 LAS 1 5 4 14 5 3 3

ナイロン 30 (A)

2 5 /1 4 5 5 2 4 15 / 3 3

3 3 5 /1 4 / 4 3 4 4 41 / 4 3

LAS 1 5 4 14 4 3 2 100 L(ACS ) 1 5 4 14 5 5 5

(A 2 4 14 4 3 2 2 / 51 / / 5

3 3 3 13 3 3 3 3 4 /15 / / 5

LAS 1 5 4 13 4 3 2 綿 100 ミネラlレ 1 2 5 15 5 5 5

(B) 1�勺

2 4 14 4 4 4 2 5 15 5 5 5

3 3 4 13 3 4 4 3 1 5 15 5 5 5

L(ACS ) 1 5 3 13 4 3 3 100 iネラjレ 1 1 5 15 5 5 5 タ〕てン

2 4 14 4 4 4 2 5 15 5 / 5

3 3 4 14 4 4 4 3 1 5 15 5 / 5

キュプラ 100

E (AAS ) 1 4 3 15 3 5 4 テトラ 1 1 4 15 5 5 5 クロlレ

2 4 15 4 / 5 エチレン 2 5 15 / / /

3 3 3 /1 3 / 4 3 1 5 51 / / /

L(ABS ) 1 4 3 15 3 5 4 レーヨン 100 ミネラ1レ 1 2 5 15 5 5 5 タペン

2 4 /1 4 / / 2 /15 5 / 5

3 3 4 /1 4 / / 3 2 /15 5 / 5

LAS 1 4 3 15 3 5 4 テトラ 1 1 5 15 5 5 5

(C) クロ1レ

2 4 /1 4 / 4 エチレン 2 5 51 / 5 /

3 3 4 /1 4 / 4 3 1 5 51 / 5 /

マルセlレ 1 5 3 15 2 5 3 綿 100 テトラ 1 4 5 15 5 5 5

35 クロlレ

ナイロン 20 2 3 /1 2 5 3 エチレン 2 5 15 5 / 5

3 1 4 3 /1 2 5 3 3 1 5 15 / / 5

LAS 1 5 3 15 2 5 3 綿 100 テトラ 1 2 4 14 4 5 5

(A) クロlレ

2 3 15 2 / 3 エチレン 2 4 14 4 5 5

3 1 5 3 1/ 3 / / 3 2 4 15 5 5 5

L(BA) S 1 5 2 15 2 5 3 100 テトラ 1 4 4 15 5 5 5

2 2 /1 2 / 3 エチレンクロ'0 2 4 15 5 / 5

3 5 2 /1 2 / 3 3 2 4 14 5 / 5

LAS 1 5 2 15 3 5 3

(C) 2 3 1/ 3 / 3

3 5 3 /1 3 / 3

一一

文化女子大学研究紀要第3集(971) ( 47 )

(6)

して変退色の低下と感じ させる事もあったO 顔料樹脂接染の染色布の有機溶剤による変退 色や汚染の著しいものが多かったO なお, 色の 出た率の多い染色布の色相は洗部では赤,

紫系統. 有機溶剤ではオレンジ, 黄色系統であ ったO

結 論

染色布 綿 1 00%の布53種中35種(66%)が染 色堅ろう度5級となった。残りの18種について も15穣は変退色, 汚染調判定のいずれかすべて 5級であり, 全体として4級を下るものがなか った。劣等点の出たのは残る3 種のみであった。

すなわち木綿品については6 %だけがとくに洗 たく堅ろう度不良であり, 大部分のものは概し て良好といえるO

キュプラ100�ちの染色布については 7 種中す べて5級であったものはl醸,4級のあるもの が5種, 特に問題のあったものはl種のみであ るO

あとの混紡を含めた染色布は計1 7種 で あ る が,各 々 1 �3種づつしかなく確実な判断は出 しにくいが, レー ヨン 1 00勿のl種のみが悪い 結果となったほかは全体的に洗たく繋ろう度は 良好であると言えるO

洗たく 1 回目で色の出た染色布は,3回目の 洗たくでもまだ同程度液 中に色が出p 白布は汚 染された。

染色竪ろう度試験に技用する洗剤の種類が異 なると,結果も異なるかもしれないとし、う問題 については,この実験に使吊したマルセル石け んと合成洗剤LAS3種に関する限り,試験結 果に差が出て来るとは忠われなし、。

温式洗たくと乾式洗たくとで,結果にくいち がし、の出る場合がある。

乾式に使った溶剤ミネラルターペンとテトラ クロルエチレンとでは後者の方が変退色のひど い場合が多かった。

価格の差については,あまり関係なく, 1m 800 � 9 00円の綿サテン プリントでも堅ろう度

( 48 )

の低 いものもあり, 100円の綿プリントでも竪 ろうのものが多数 あった。また購入場所では百 貨屈の方が,小売商よりやや問題が少なかった。

一般に, 変退色・汚染とも数種を 除けは湿式 洗たくで極端に結果の悪いもので、乾式洗たくで は良い結果となるものがあり, またその逆もあ り, 我々は洗たくを する時,湿式にするか乾式 にするか, よく判断し,それに基き, 正しい取 り扱いを すると良し、。

この研究は3 高野富士子助教授, 宮内道子助 手との協同研究の一部である。

日本工業規格 L 080 1-1965

// L 0803-1965

//

//

λ/

/ノ

L 0804-1965 L 0805-1965 L 082 1-1965 L 1045-1969

文化女子大学研究紀要第3 集(1971 )

参照

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