野鳥のすめる街づくり
東 浮樹 農学部 (保全生物学)
小鳥や小動物が生息で 高次捕食者が繁殖可能
きる都市 公園 な大規模 な郡市近 如林
都市域の植生構造を解き明かす
竹原 明 秀 (人文 社 会 科 学 部 植 物 生 態 学 )
1.都市の rみどb」
住み よい まち とは どの ような輩件 を満た した ものなので しょうか.それには 「安全.
安心 、快適で」、「便利で、饗 しく、 い きい きと」.r自然が豊かで、美しく」、「歴史 ・ 文化の香 りがあ り」.「コ ミュニテ ィがあた たかい」な どを挙げることがで きます (半 EE2004)b これ らをすべ て満 たす こ とが可 能であれば、それに勝 ものはあ りませんが、
何かが犠牲 になっているのが現在の 日本の 都市 です。では.都 市 に住 む住民 たちは何 を求 めているので しょうかO もちろん、地 震 に難い 「安全」 な まち、犯罪 のない 「安 心」 なまち、交通網が発達 した 「便利」 な まちであることには変 わ りはあ りませ ん。
しか し、 これ らに関す る施設 や機 能は こJL まで基盤施設 (イ ンフラ) として整備 、配 置 されて きました。では、 これか ら光 、 さ らに光実が求め られているイ ンフラは何 で し 上うか。 それ は 7} 二 テ ィに関係 す る
「公 共の用 に供 す るオー プ ンスペー ス」 や
「み ど り」 ではないで しょうか。
郡市 (あるい は都市域) における 「み ど り」 は公 開緑地、 街路樹 、個人の住宅 にあ る庭園、農地、プランターの花 々など、様 々 な形 で存在 してい ます。 さらに公陸l内の水 辺や グラン ド、山々の遠望なども 「み どり」
に含めて考 えて も、違和感 はあ りませ ん。
つ まり、 人工的 な都 市 では自然的 な もの、
反人工的 なもの をすべ て 「み どり」 と呼ぶ 傾向が あ ります.しか し、「み ど り」 の本 質 は土 や空、水 ではな く,やは り自然的環 境 を代表 させ る植物 の集合体 ‑他生 (ある 地域 に見 られる植物の集合体で、植物群落 と呼ばれる社会榊道 を持 った典田か らで き てい ます )であ ることは.い うまで もあ り ません0
2.都市の rみどり.Iの機能
「み ど り」がある場所 は、あ る人か ら言 わせ る と.k駄 な場所 .不在 済な土地 だ と非 難 され ます。 方で、是非 とも必要なため、
その場所 を作ってほ しい という人もい ますD 表1 都市の rみどE)」の機能
(名古 屋市1985に‑詐追加) 機 能 1 郁 rh瓜 境
0 年態 系形成 ②都 巾宋 敦 の調 節 (9大 気 の 浄 化
繊維 2 都市 防 災
Q 災賓 時 の避 難 地 ② 延 性 の 防止
③ 騒 音 防Ir‑ 犠綬 3 都 市 景観
① 美 しい都 市 景扱 ② 快 適 な環境 を作 る 機能 11 縫 汝 ・リク リェ ‑ ン ヨン字間
Q)休秦 ② 散 箭 ③ レク リエー / ヨン 毎)ス ポー ツ ⑤ 余暇 活 軌
機綻 5 精 神 的 充 足
① 日常生 活 の 中の 緑 ,花 ,人 とのふ れ あい
② 心 の安 らぎ ③ 季 節感
JJ
どちらの意見が正 しいので し上うか。まず、
「み ど り」の使徒や効親、あるいは期 待 さ れているものを見てい きます (表1:名占 崖市1985に 部追bTl)0
「み どr)」の牒能や効果には大 き く分け て二つの ものがあ ります。存在す るだけで 発揮 される効巣 (存在勅封主) と利用す るこ とで得 られる効果 (利用効果)で、それぞ れが助 言 してあるのではな く、関連性があ ります。 また、安全や安 L、、便利、 コミュ ニティがあたたかい といった住み よい 王ち の要件 とかかわってい ます。
まず,存在知料 二は邦市気侯の調整や防 音,帆風、災害時の避建地 など、班物 と建 物 と間に 「み どり」 とい うオープ ンスペー スを設けることによって符 られる効米ですQ
また、異なる土地利用形態の緩衝群 として も役割 も@̲つてい ます。一方、生均 に生活 環境 を捉供することによって自然 に近い生 態系 (ビオ トープともいう)を創造 した り、
美 しい都 rh瑞奴 を形成するなど,郁 rhの4' 面的 な空間 を形成す る効鵜 もあ ります。 こ れらの効果が発挿 されるオープ ンスペース は、程済的に換簸で きない不凍済な土地利 用形硬か もしれません。 しか し. これ らの 俵能や効果 を同時 に持 った土地利J11形態が ほかに存在 しているので しょうか。
さらに有在価値を高めるもの として、利 用効果があ L)ます。休菜や散策、スポーツ などで 「み どり」の空間を利用す ることに よって、身体的 ・柄神的な健鵬の維持 ・増 進、体力の増進,ひいては捕神的 な充足 鮭 が得 られます。 さらに人や動植物 とのふれ あい、あるいは歴史 ・文化 といった空気や 空間に接触す ることによって.心理的効果 は高 まります。
3.都市構造と 「みどり」
ところで 「都Ib」 とはどの地域 範囲を 指すので しようか。現在の ように都市が膨 張 し、中心都の人口減少か ら牢洞化J.:よっ て、 ドーナツのような形状 をなLている杯 TTfも少な くあ りません。 しか し. ドーナツ のrtl火 にある火の称分 は、抑市か ら。打落に 変わったとい う給は聞いたことがあ りませ ん。つ ま()、「都市」 とは人口や人口密使 が人 きい とい う理由ではな く、弟一次産菜 (土地鵜約的産業 と しての農薬) 以外 の土 地利用形態 (第二次在英 と第三次罪業) I+Epr 持った地域であることがわか ります。その ため、農産物 を生溢す るような農耕地 を含 まない状況が戯 粁な慾味での 「郁TTT」です が、郡市の膨張 とともに糊周の村孫 も包含 している現在、哉;市 に も多数の段排他が存 在 してい ますC 「郡市」 とい うよ りも 「都 市域」 とLL・方が適EUか もしれ ませんO
都 心は土地利FT7区分 などによって大 きく 業務f&'菜地域.住宅地、水辺 などに分ける ことができます (襲 2)。 これ らの地域 ご とに 「み どP)」のrFめる割合や存在する場 所 (細別 ヒした場所で ここでは驚紋要素 と 呼 びます)が異な り.それぞれirlftなった特l 敬 (キー ワー ド)があ ります (衆 3).
日 業務商業地
一般に幹線道路や駅 の周辺.繁華街とい われる地域が兼務商貴地に当た り、夜間の 人口に対 して星間U)人口が大 きい地域です。
高層建築 を含TLF牲物が密典 しているため、
「み どI)」の占める割合 (一般 に繰被甲 と 呼び、森林や水田などの様が占める面積の 割合 を指 します)は極端に少 ないのが現状 ですo
Lか し、従来 と比較 し、様 々な rみどり」
表 2 都市域での地域区分とその要素 茶坊商実 地 建物 .道 路
住宅地 住宅.社寺,連動JB.都 rr7公園 開 発地 未利 用地 ,道 路
T菜地 環境緑 地.道 路 J染地 巌耕 地 ,退路 森 林 環境緑 地 水 辺 水面 ,公 園
2̲)
表3 「みどり」 に関係する郡市要素とキーワー ド 建 物 (屋 上庭 園 ,‑ノギ ン ク‑ スケ ッ ト) 芝.化凪 用 柄 物
道 路 (少道 ,摘 ます . の り面 ) 街 路 樹 . a)V)面緑 化 樹 .牧草 ,花 敬 川 値物 未 利 用 地 (荒 れ 地 ) 帰化柄 物
社寺 (社 寺林 ,見 地 .保 存 樹 ) 造林木 , 自然 木 ,花木 ・庭園樹
住J‑i (庭園 . 牛垣 ,屋 敷 林 ) 花木 ・庭園 樹.lll野草 , q=垣 樹,造 林木 遊 動場 (校 庭 . グ ラ ン ト) 路傍雑 草 ,花lE剛 直物
都rh公園 (総 合公臥 街 区 公臥 花 壇 ) 緑 陰樹 ・公園紺 ,花境 川 値的 環 境 隷 地 (Fl然林 . 半 自然林 , 人⊥林 ) FT然木 .造 林 木 , 山野 草 戯耕 地 (水 臥 畑 地 , あぜ) 殿 作物 ,耕 地雑 草 , 牧草 ,果樹 水辺 (河川 .湖 沼,祉 地 ) 水牛植 物 , 祉原 植 物
を増やす緑化率菜が進んでいる地域 もあ り ます。例 えば、建築物 な どの屋上 (屋上緑 化)や壁面 (壁面緑 化) を植物 で稚 い、都 市の温度 を下げる試 みが進んでい ますDそ れ には屋 上艇凶の ように.屋上 に客土 に よ る人工地銀 を作 る もの まであ ります。また、
新 たに高層建築物 を建 てる際、蟹面線 を後 過 (セ ッ トバ ック) させ て、道路 と建物 と の間に公共C)空 間 (広場) を設け、樹木 を 植栽す るな ど、道路 にあ る 「み ど り」 と連 続 させ ることも行 わhてい ます。 さらに他 店街 な どでは限 られた道路空間を最大 限に 利用 す るために.鉢 をつ る した L)掛 けた り す るハ ンギ ングバスケ ノト (イギ リスか ら 始 まった歴史 ある装飾園芸技法)が置かれ るようにな りま したO
なお、業務商業地 は汀戸時代 までの政治 や商業 の中心地 を引 き継 いでいる場 合が多 く、中央 にあ る城郭の跡地 は人規模 な都市 公園やそれに頬似す る緑地 となってい ますo それには東京や名詩Ji、弘前、肺 岡な どが あ り、炎型的な城下町で した。 この ような 都市 では、業務商業地が都市内で最 も高い 緑被率 を有す る地域 となる場 合もあ ります。
2)住宅地
都市 の中で最 も広 い面積 を占め る地域が 住 宅地で、 従来 まで はせ いぜ い2階建 て0) 1、遥住宅が工体 で したが、別布では高層マ ンシ ョンも出現 しました。 この ような状況 は都市計画法 (1992年改定)に基づ く用途 制限の違 いに原田があ ります。同 じ住宅地 で もスーパーや事務所が建て られない地域.
マ ンシ ョンを建 てることがで きる地域 な と、
Jll途の制 限によって7区分 (節‑種低層11
屑・専用地蛾、弟̲柾LLl高層住尉専 用地域、
第 種住居地域 な どであわせ て住居系 と呼 んでい ます)があ ります.その t.̲・め、 用途 地域 の違いによって 「み どり」 の様子 は大
きく異 なってい ます。
古 くか らの緑 が多 い甘∵宅地では、 日本古 来の樹木 や山野草 を植 えた和風庭園や年垣 が きれいに整 ってい ますO この状態 を維持 す るため には毎年、庭 師 による定期的 なせ ん定や冬 囲いな どを行 わなければな らず、
面積 に応 じて維持腺 は大 きくな りますO ま た、 この地域 では神子1や仏 臥 それにイ」随 す る墓地 な ども点在し、鎖守の森 と呼 ばれ る社 寺林 や艇回内に名水 や古 木な ども見 ら れ ます。 さらに住宅 を囲む ように屋敦林 が 残 されてい る場合 もあ ります。
他 方、都 市間辺の新興 住宅街 といわれ る 新 しい住宅地では在来の樹木 ではな く.外 来の樹木 が植 え られる傾向が強 く、場 合 に よっては芝生や家庭薬BiIも見 られ ますO こ の よ うに同 じ庭同で も古 くか らの住宅地 と 新 しい住宅地 では木造 住宅 とプ レハ ブ住宅 とい った対比r娼係が示す ように、在来樹 と 外 来杓 、暗い庭 と明 るい底 とい う、大 きな 違 いが あ ります。
住宅地では住宅o)庭 園以外 に、学校 の校 庭 や グラ ン ドといったオープ ンスペ ー ス、
都市公 園の樹 木や花雌 な どの 「み ど り」 が 点在 してい ますO また、新 しいfT:宅地 では
̲
*倒 された道路 に、新 しい街路樹 も目立 ち ます。 これ らは公共の 「み ど り」 に当た り ますが 、住宅地の 「み と り」 は基本的 に個 人個 人の持 ち物 です。 そのため、住宅地 の
「み ど り」 を守 る三体 も位民 に な りますC
̲)3
しか し、古い住宅地では)'&産相続に よる土 地の細分化、増改築や酢印堀の新設による 庭園の消減、Jpl辺ti民か らの諮ち柴に対す る苦情や高齢化による詳資工面の困難 さか ら.樹木の伐採 も進んでい ます。
3)開発地
これまでの日本では都市は拡大するもの.
大きくしてい くものと考えられてきました。
したがって.郁市周辺の農地や森林 は都市 に取 り込 まれなが ら、土地の造成や樹木の 伐採、地形の改変 などの人私的行為を受け なが ら、新 しい住宅地や工菜団地へ と変貌 してきました。 この間、「み ど り」 は消失 し、一時的にできた未利用地 =荒嘆地では、
帰化植物 などの投入植物が繁雄することと な りますo Lか し、 この ような状態が長期 イヒす11.ば間超ですが、比宅地や工菜地 とし て利桐することによって,新たな 「み どり」
が導入 されることにな ります。
現存.人規模 な開哉地は減少 してい ます 那.首都旧や近畿Ldといった大都 rf71盟の椋 辺部,地方郡市の周辺ではl朋 たした後 に放 置された未利絹地が点在 しています。 さら にゴルフ場 も含めることで、意外に都市域 に占める開発地の両も'l捌合は高いようです0
4)工業地
都市IJJにある工機 は公磐の先ヰ源 となる おそれがあ り、周辺地城の環境 に与 える影 響が人 きい とされているため.様 々な配慮 がなされてい ます。例えば、大規模 な工場 では敷地内にある一定以上の面横割 合の緑 地 を確保 しなければな りませ んOそのため に構内通路に沿ってifr指樹 を植えた り、休 憩用の芝地などを設けています。 さらに進 んで、立体的な構造 を持った環境林 を創造 する丁噂 もあ ります。
環境林 とは花木や公園樹 といった園芸植 物や品種改良 きれた植物ではな く、 自然木 か らなる自然林 に近い葎林 を指 します。植 え付けはポ yト苗で1Tうのが普通で、柿故 の扱、ある時欄か らtj妹の遷移に任せて森 林 まで成長 させ ます。環境林の特徴 は様々 な環境保全慌能 を有す ることですが.碇 も 重要なことは自然に任せてお く、 自然が管 理するという点です。 しか し、ある 定両 横以上の救地がなけItは、項鳩保全 伎能を 発揮することができないため、限 られた地
域 や工場でのみ.環境林は成立 します。
5)農地
都市域の農業 は、農業振興地に くらべて 農耕地の単位面的が小 さいため,不利TL.工 が多 くあ ります。一方、消坪地に近いこと から地域 に雷若 し1=農薬が展開 されている 地域 もあ ります。そこでは消費者に好 まれ る野菜や果物 (地場野菜、地 もの1などを 生産 してい ます。 この ように都 rh域の農地 も食指軽罪拠点であることには変わ りあ り ません。
Lか し、都市近郊 では農地の減少 ととも に都Trf化に伴 う撫秩序な開発によって.農 地 と住宅地が混在 し、農地が断片化 されて い ます。 このような地域ではLl蓬莱 を営 む旧 住民 と新1.:に入居 した新住民 とが混在 し、
督農空間 として も住空間 として も多 くの問 題が生 じています。一方では 「み どり」が 持つi誇放保全や防災機能などが十分に発揮 されることをEl指 し、大都市圏を主体 に農 地の保全が言1られてい ます。 さらに市民某 対や学校lfui蘭 とい う形で.都祁内の空地を 農地 として利用することも行われています。
ここでは利用者 ごとに梯 JIな野菜や果物が 植 えられていますo
6)ii枠
本林 は複数の樹木か らな り、階層 を持 っ た立体構造 を持 ってい ます。 また、社 会面 や環境面での多様 な様能 も持 ち合わせてい ます。 この践能のぷ いか ら森林は様々な方 法で分類 されてい ます。 例 えば、保護林 (瀬林生物逝伝 資源保存林 、植物群落保護 柿.郷土の森など7位類).保安林 (水源か ん輩保安林、臥風保安林、水害臥備保安林、
風致保安林 な どの L7機軸)、公園林 、屋敷 林、環境林、街路樹な どがあ r)ます。
都市域の森林 (都市林 )の場合、そのほ とんどは人間の彩呼 を受けて成記した もの で、半 自然林 (雑木林) と人工林 (植林) が人一千を占め、自然林 は秘めてまれな存在 です。 そのため、都 lh林 は定用的な伐採や 草刈 りなどの管理 を行 う必要があ り、放置 されているだけでは十分 な憐能を果たせ ま せ ん0‑万、都市内では磁重 な 「み どり」
であるため、保存緑地 としての保全が計 ら れてい ます.他方、rみ ど[)」 の活m を図 るために、公開緑地制度 もあ ります。後者 は土地所冶者 と地‑JJ‑公共[Tllaことの間で土地 の使用 に関す る契約が耗 ばれ.施設並伯後.
都TTf公園 として利用 されてい ますO さらt,I 林rTdJL,クリエー シ ョン0)城 として市民の森
2./
も設 粧 されてい ますB いずれ も自然環境 の 保護、保全,役元がLZLれ るような配隊が求 め られてい ます。
7)水辺
河川や湖沼 とい った水辺 は、都市域 にお いて貿重 な 自妹が残存す る場所 、生活環境 を豊 かにす る場所 として.薮要 な空間 とい われ てい ます。 そV)ため、純金や整備 が行 われている河Jlrや湖泊が多数 あ ります。
都市城内の大 きな河川の場合、河川敷 を 主体 にR然性の高い碓生 (湿地やヤナギ林 な ど)が一部残 されてい ますが、人工的 な グラ ン ドや草地 な どの河川公園 も広が って い ます。 後者 は限 られた・年間 しかない都市 の場合、LTli後に搾 きれた空問がPlJHRであっ たためです。しか し、水の流れ とそれに連 続す る河川敷 は、様 々な生物の生活空間 と して も萌安 な塊Tyrです。 そのため、近 自然 工法 に よる‖づ くり、 ビオ トープづ くりな
どの新 たな並ilrJtも始 まってい ます0
‑万、中小 の河川では これ まで水質の改 鞍が重 要 なテーマ とさhで きま したQ 「汚 い」、「くさい」、「危険」 であった中小河 川 では帰化植 物が繁茂し.哨 きょE=なった も の も多 くあ ります。 しか し、現‑lt‑、 「み ど り」 とい う視点か らの河川並俺が進 んでい
ますD 例えば、親水公Lgの ような公 固的 な 施設 を設けた t).耶Trf公阻の ネ ノトワ‑ク を形成 するコリ ド‑ (回廊) と しての役 割 を確 保 した り、 「み ど り」を例 年す る拠 点 として も重安祝 されてい ます。
4.都市の植物
これ まで述べ たように都市域 には様 々な 土地利用形態 や環境 が存在 し、それに対仏 す る ように様 々格物 が生活 してい る とい え ます. ただ し,人⊥的に作 られた空間が都 rf]であ る以上、本来の 自然はほ とん どない と断 言で きます。同株に人間所動 が存在L
なか った時代 に生活 していた植物 が、現在 まで残 存 していることは極めて まれです。
このため、郁TTTに生716す る植物た ちは様 々 な力法で郡市 に投入 して きたKFt入省です.
これ らの植物 たちは、了と虎用 植物、牧草、
排他雑草、生垣桝、街指榊などの植物 グルー ブに人別す ることがで きます (衷 4)0
1)花壇 用植物
花壇 に紳え られる柄物 (花敏用紳物) に は野生 の植物 にない多 くの特性が あ ります (円本公圃緑地協会2005)。その斡‑ は栽培 が容易 なことで.病気や乾燥 、高温、低温 , 強凪 に対す る耐性が拓 くなければな りませ 表 4 rみどり」に関するキーワー ドと主な植物
iE境 川植 物 パ ンジー,サ/レL/ア,マ リ‑ ゴー ,レド.ペチュニア.ゼ ラニウム.チュー リップ 農作物 イ不.ダイズ.タイコ/.‑クサイ,ジャガイモ, ト7 ト.オラ.'yイチ ゴ 牧草 カモガヤ,オニウL//ケグす,ネズ ミムギ.‑ ,レガT,シロツメタサ 路侍誰草 チカ ラシ/(.寸オ/(コ.メヒシ/(
排他雑草 ナ *ナ.‑‑コグサ.イ ヌタデ. スギナ. ヨモギ
帰化紙物 tイタカア ワダチ ノウ.アレチ17ツヨイグす.フランスキ ク.tイ ヨウタ/がが 山野草 リ/ ドゥ.キキ ョウ.7ク リユノウ.ェビ ネ.t}ヤノヒゲ ヤマユ LJ.カ'}ラナデ シコ 水生癌物 ヒツジJyす.ヒ/
起l.?植物 ヨン,カサ スJy.カキツバク. ミノソ′く,ガマ 生垣樹 サ ワラ.カナノモチ
果樹 カキノキ. ウノ.キウイ
花木 ・庭園捌 オオモ ミジ.キ リン‑.Jツツジ.7オキ. レ/ギ ョr7, ‑ナ ズオウ, ンモクレン 連陰樹 ・公開樹 ノ メイ ヨンノ ドイ ツ トウヒ,メッセ コイT,ポプラ.アペ リ7,*オムラサキ 街路樹 ケヤキ. トチノキ,ナナカマ ド.‑/'ラ ンナス,モ ミソバ‑/ク.ユ リノキ a)̀)面隷「ヒ樹 イタチハギ ユニンy,ヤマハノ ノキ
遊休」\ フ羊,アカマソ.JJラマツ
自作^ ‑/千, I/Jrキ,コナラ, クリ, ミズナ ラ,ホオ /辛,ヤマソソ/.ハクチ ワカニデ
̲)5
ん。 さらに比較的小出で、一斉 に開花する こと、開花期問が長 く.連枝に開花するこ と、花持 ちが長いこと、大給で花故が多い こと、種子や曲が安いことなどの条 件があ ります。 多数の健や品練があるL・め.花壇 の設置場所や管理方法などを考慮 に入れて、
春 まき ・秋 まき一年非.柄祝辞.花木 .球 根類か ら花頓用柄物が選ばれ ます。
2)牧草
牧草は草食性家畜のえさとして凶外か ら 導入され ましたが.地面 を覆 う性質か ら地 祇植物 として広く利mされてい ます。地祇 植物の手な効果は砂ほこ りの飛 しよう防止、
の り面の崩壊防止、雑草の籍生PJJ止などが 挙げ られ ます。 もともとえさであるため.
生長還 (生産恩に当たる)が多 く、定期的 に刈 り耽 りを17わなければならないこと、
自然性 の高い地域 に傑人 して しまうことな ど,聞選点 もあ ります。
3)路傍雑草 ・耕地雑草
雑草 とは人I''iJが生活する範臥 二見 られ、
人FLJ]の意図に反 して紫茂する帥物の ことを 指 してい ますO‑椴 に殺作物や花壇用植物 に刺 して さらわれる柏物たちです。 Lか し.
雑草 とい う特定の分類群はな く、人間の砧 動によって強 くか く乱 を受けた場所 を生活 空間 としています。グラン ドや山道、駐車 場の ような踏みつけの影響 を強 く受ける場 所に生育する路傍雑草、水田や畑地、あぜ などの農排他に生育す る耕地雑草があ りま すO耕地凍草の幾つかは農作物 とともに有 史以前に国外か ら持ち込 まれた と考えられ、
史前帰化植物 と呼ばれています. また・、人 間が活動する地域 にのみ見 られるため、人 里植物 とも呼ばれてい ます。
4)帰化植物
帰化植物は国外か ら持 ち込 まれた植物の うち、野外で自然に繁殖 したもの (定着) を指 します。人間によって悲EgF的に持 ち込 まれた挿物や投入経路が分か らない柄物 ま で、様々あ ります。いずれの場 合も明治維 新以降 と第二次ILLr界大坤や以降に投入 した植 物が多い ようです。 これ らの植物は抑 Il敗 や植 ます,空地などのか く乱の影響 を強 く 受ける場所、駅や粘、駐車場 な どU)物資の 移釣が起 こる妙所などでよ く見 られ ます。
なお.帰化植物のii土を示す指標 として帰 化翠があ りますO帰化琴はある地域 の継物 相 (フロラ)のうち、llrTl,化植物のLJrJめる剖
合で、村落で10%一桂皮ですが、都市では20
%以上 とな ります。特 に兼務商釆地域では 圧倒的に帰化 挿物が繁茂 してい ます。
5)山野草
山野草 とは園芸植物に対 して、野外に自 生する草本頗物のことですが.特に荘賀価 値がある植物 を指 している場合が多いよう です。花壇用 植物や校斐植物に くらべて花 は小さく、形が悪いものがほとんどですが.
自然の賓 を楽 しむことをE]的に栽培 されて います。 しか し、野外で生育 している植物 を庭園やはちで育てるためには高い技術が 必要で、必ず しも 般的ではあ りません。
ただ、 自牲ブームの中で、野生絶滅に向か う植物の半数速 くは.Lg芸用の採JIRが榎田 となっているため.山野草の栽培や購入、
接地は再考が必要です。
6)水生植物 ・湿原植物
水生植物は水中生活 を行 う高等植物、湿 原植物は湿原に生育す る植物 をそれぞれ指 します。いずれ も特殊 な環境 に生育する植 物で、年育地の水環境 (水質や水深、流動 件な ど)の変 化によって谷易に絶滅する場 合があるため、絶滅危快櫛 (絶滅の確率が 向い種) に指定 されている種 も多 く含まれ ます。 また、外来の水草 もあ り、都市域 で は異常繁殖する場 合 も想定 きれ ます。
7)生垣樹
生垣 とは生 きた植物によってつ くられた 垣根のことで,樹木 を列状 に植 え、一定の 大 きさや形 を整 えるために.定期的に刈 り 込み を行います。高 さが5mに もなる石垣 や1111以下の低垣があ りますが、普通は2 m前後の.烏さがそろった生fFlが多いようで す。生垣 の欠点は塀 な どにくらべ物理的 な 強さが劣 り、維持管理に経費 と手間が掛 か る点です。 しか し、造成時の軽費が少な く、
永続性があ り、災害時の危険性が少ない、
自然的景紋 を姥俳するな どの利点があ りま す。 こ21,らの特徴は、樹 木が生 きているか らこそ発揮 される 「み どり」の特性 といえ ます。生垣 に用 いる特用の樹木は限られて いますが.'E;I.'緑樹で、il川 込みに強 く、枝 繋が密生 し、下枝の枯れ上が りが少な く、
病害虫が少な く、官椎 に耐えるものが好 ま れてい ます。
8)花木 ・庭園樹
古 くか らある住宅 には樹木 (庭【封樹、庭 木)が生い茂 る和帆u)庭園が見 られますC
gO
この庭厨は所有者の 目的 を反映 し.械質用 であった り、植物 を育てた り、個人の空間 として様々な植物 を植えた り、池や山を辛 いた りしてい ます。符に観賞用 として植え られる庭馴 封は、その地方に生育す る御株 (郷土械) が主体で, きれいに刈 り込 まれ ています。花を朝井するための樹木 (花水)、 枝架 を槻供す るためV)樹 木 (熊 もの)、紫 実を粗Ia'する樹木 (実 もの)などに分けら れますが、ほとんどが A=采の植物です。常 に樹姿 を怒 えるために、刈 I)込みに強い樹 種が選ばれてい ますO
方、伝統的な和風庭園に対 して、ガー デニ ングと呼ばれる イギ リス式の庭園も増 えて きました。 ガ'‑デ二 ングでは小 さなプ ランターを使用 して手軽に花 々を楽 しこと が主体のため、庭園樹 は余 り用いない傾向 があ ります。
9)緑陰樹 公園樹
庭園樹が郷土種で、「仕立てられた樹形」
か らなるのに対 して、公園などの公 Il,桐造 園樹 (公園樹 とします)は柄穀 されている 地域が広 く、 自然の樹形 となっているもの 多いようです。 これは都市 という厳 しい環 境 (大気汚虫や乾煉 .撫段質十塊 など)に 耐えるもの.害虫がつ きに くいもの、薬 を ある僻旺つけるもの、移植が容易 な もの, 入手が容易なものとい う様 々な負件 を沸た す樹種が限 られているためです。このため.
どこの公園に祈 って も大体同 じような御座 が師えられてい ます。一方、仲人的な庭園 にくらぺ公剛 ま植栽で きる面積が広いため、
本来の樹形 に仕立てることができますOこ のような公問樹は花を親族するとい う機能 より・も、 弘の 日差 しか ら身を守 る、「み ど り」 を捉供するという意味で緑陰桝 といわ れてい ます。 さらに記念や 目印、文化的な 象散 として植 えられ る樹木 もあ t)ます。
10)街路樹
街路樹 とは道路の敷地内に挿えられた樹 木を広 く指 し、高木か ら低木、あるいは列 状に植え られた ものか ら単木状の ものまで 含 まれ ます。 しか し、一般 には都市 の道路 両側の植 ますに列状 に植えられた端木を持 します。 ・方.並木 とは神社 .仏閣の参道、
公園内の園路、地方の古 くか らの街道など に植 えられた樹木群 を指 し.異 な ります.
街路樹 は郁叩駁班の美化.郡17丸峡の緩 初.防火などの災害軽減な との7Ll剤 を範た
しているため、都市の 「み ど[)」の代表 と いえます。 さらに都Tn=住む住民 にとって は位 も目にするもので、都市の額 としての 役割 もあ ります。 したがって、住民に愛 さ れ、都市の誇 I)となるような御株 を選定す る必繋があ りますが、厳 しい郡市環境 に耐 える杓棟は限られてしまいます。そのため, 道路の矧 1'J'は全国 どこで も同 じ、独 自性の 欠けた個1JIのないもの となってい ます。現 在、その反省 与に立ち.地方それぞれで特 色のある街路樹 (県の木やTTf町内の木など) が導入 されてい ますが、 まだまだ少 ない状 況ですO このように街路樹 は取要 な都市の
「み ど り」 となっていますが、せ ん定や諸 共の処理,大風に伴 う岡木など、街路樹を 維持管理するためには膨大の荏群が掛かっ ていることも野火です。
ll)のり面緑化樹
道路埋設や住宅地造成などで人工的に作 られた料両のことをの り面 と呼び ます。 山 を削ることによってできた切土、土砂を盛っ てで きた娼⊥があ りますが、いずれ も未上 はィ、安定な状態 となっています。そのため, 斜面のJLbl域 を防 ぐために緑化が以前か ら進 め られ ました。そこでは早期生長が早い牧 草が まかれ ますが、長期的に安定 した生育 が望めるの り面線化樹 も用いられていますD このの り佃緑化持=王栄養が少 ない土壌 で も 生育することがで きる樹倭が選ばれ ます。
その代表 として根粒菌 を持ったマメ利植物 やハ ンノキ額があ り、土壌中で堂繋固定を 行ってい ます (肥料木 といい ます)0 12)造林木
造林 とは森林 を仕立て育てることで、一 般に山の伐採跡地に甫木を抑 えることか ら 始 ま ります。その後,下刈 り、つる切 り、
除伐、間伐などの作菜が競 き、再 び伐探 し て人材 やそのほかの原料に加⊥ され ます。
この植 えられる造林木は利便性や経済性 な どか ら特定の樹種に絞 られ ます。特 に日本 では針繋樹が選ばれ、単一種か らなる針葉 樹植林がJi.がってい ます。
13)自然木
樹木は資源 として多様 な川途を持 ってい ますが,樹性によってその利用析俊は異 な ります。 また、全 く利用 されない植物 も多 撞あ りますが.地域の生物多様性 を祐める
とい うJ7.で、大 きな貢献 をjlとた します.
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5.都市の植生構造
部 rhの 「みどり」の在 り力 (植生構造) を明 らかにす るためには、様 々な レベルの 調査が必実です.それには広域での他生の I
/T布 を把鯨すること (尻観 生態系 レベル)、 植物社 会 とその肺 底植物 を把将 す る こと
(肝絡 レベル)、生育す る榊物の網徴 を把握 すること (フロラレペプレ)が挙げ られます。
これ らC)調充を行うに当た I)、弟 なった投 与か らのアプローチが必要です.
1)高所からの調査
高所か ら調査することによって.地域全 域の他生や植物群落の分布.放税構造 (パ ソ ナ構造、ネットワー ク構造、コ リ ドーの存 在など)を把握することがで きます。主な 調査^法は空fTl写ft‑(カラ‑写共 ・白盟写 真)や絃テ犀写非 を判読 しますが、経験や技 術を実 します。これ らか ら得 られた情報は 地凶をペース とした分析が必要で、例えは、
地理情報 システム (GISj を活用す ること が望 まれ ます。
2)地上での調査
地上での調査 には様 々調査方法があ りま す。 まず、植物社会を判定するために17う 植生謝査で、一定範囲内に生育す る植物の リス トと階層 ごとで空間に占める割合 (倭 占辰 と辞K) を評価 して、記録 します。 こ れらの植生資料 を持 ち寄 り,種組成の違い に基Ijき植物群諸 を判別Lます。次 に群落
ごとの構造 を明 らかにす るために群諸調査 を行 います。主な調査内容は毎未調査 t的 高直往 と扮高) とマ ッピングです 。 さらに 地域の呼物多様性 を把握するために年間を 通 しでの植物探躯 を行い、標本作成、同定 作某.フロラリス トの作成を行い ます。
3)資料か らの調査
地上での評価 で得 られた結果か ら、肺物 同鑑 などを用いて生育す る植物の特性 (季 節性 :開花 .結実 .開発 ・証兼 ・落柴、分 布 国内 ・国外、生育環境)や植物群蕗の 特徴 をまとめますD さらに植栽の記録 (植 栽時 期、植栽者 、選定理 由) や管理状況 (せ ん定の時期 と方法) などの行政資料 も 集め、様々な情報 をまとめてお くことも有 効です。一方、過去 に撮影 された空LV写真 やスナ ップ写共、旧版地形図,あるいは地 元住民か ら聞 き取 った話のJJl答か ら、都市 が変造していった様子 を時間の種過 ととも に把抱け ることも重要な作菜です。
6.「みどり」の都市
都市化の発展 とともに多 くの人たちが都 市に生活 しています。 この都市は自然環境 の悪化や生物多様性の低下 とともに心の豊 か さも喪失 しつつあ りますO 自然 と人間、
環境 と年前 を結 びつけ、ネ ッ トワーク化さ れた、生 き生 きとした 「み どり」の柿市 を 守 り、育ててい くことが、現在のR本に求 め られてい ます。
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地域の雑木林再生 と環境樹木学事始め
梢本 良 二 (農学部 森林環境 造成学 )
大学キャンバスの屋上に上がって周囲を 見渡してみて くだ さいO岩手山の梶野か ら 摘昌IIl万両U)低目lにかけて.片や北上山系 から眼前の北山丘陵 まで、森林地TLfが遠 く か らす ぐ近 くまで迫ってきてい ます。私た ちが 日頃生活するエ リアを囲むこうした森 林 は、̀都市近郊林■ と呼 ばれ. 人々が最 も身近に感 じる自然です。 人が笛 を植えて 育てたス羊などの針葉樹人工林 も少なくあ りませんが,粘Tl近郊林のほ とんどは天然 生の茶葉広幸樹の二次林 (伐採 など過去に 人手の入った林)で、一般 にLfr雑木林"と 呼ばれてい ます (Lll Jo
雑 木林は、 呂か ら地域の人々の壬芙らしと とい 二歩んで きた森林 で、都 rhの自然再生 を考 えるうえで正要な位置を占めています。
経木林 を明 る く活 き招 きした林にす るとと もに、私たち自身雑木林を楽しく利用す る ため、森 と樹木の環境学 を学ぶことに しま しよう (図2)。
1.私たち日本人の暮らしと 雑木林
少 し年配の方なら、雑木林 と氷れば,千 Lit‑の頃の思い出、 さまざまな体験 が よみが えって きます。平成に生 まれた大学生の皆 さんには とて も想像つかないことか もし11 ませんが、帯 をくべて磁 (か まど)でご飯 を炊いた r)お風呂をわか Lた ‑)、 また田炉 某で暖をとった りなど、ついこの糊 まで私 たちEl本人はこんな生活を英 に長い間 して きまLf.:。 これは出合での話ではな く、耶
図1 郁市近郊に広がる雑木林 ttl削也,,pi.・の剛丑はもとより都市亨の中でも神11やお1JAのiiZ内など少しILhい土地が経っ ていれは雑木林が見lっ九ます。
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図2岩手大学農学部附属滝漂演習林の落葉広葉樹二次林 (雑木林) 本番で用いた閑雅データはすべて本演習林
で柑たものです、
∩ ̲ ̲ 準
昔 の伐採一更新サ イクルは豊吉 な林 産物 を人 々に もた ら しま した 。 転 換
科料村村剤材肥飼葺食薬学医化
L7'(J
幼齢 林 一 成林 外材
築 、農 用 .器具 ⇒ 針葉 樹 材
薪 、木 炭 ⇒ 化 石 燃料⇒ 化学 肥 料∋ 家 畜減 少 柴
堆肥 、厩 肥 、苗 床 落 葉 辛 苦 末 書
ススキ
キノコ ⇒ 菌根 衰 退⇒ 植 物 相変 化 山菜 、木 の実
図3 雑木林利用サイクルの衰退
市のサ ラリーマ ンの家庭での ことですb生 拓 をささえるエ ネJL,ギーの大 半を、雑木林 の樹木に依存 していたのです (図3)。
農家 であればなお さらで、雑木林 はライ フラインの源泉 で した。化学肥料のない時 代,田畑 にす きこむ肥料は雑 木林の落ち女 な どを利用 した堆肥で した。家畜の飼料然 り、川季所々人々の食中を豊かにす る山菜 やキノコも経木林か らの もので した。家 を 建てる、道具 をつ くる、身体に何かあ り医 薬品を調達す る時 も、雑木林に入って行 き ました。他jl.凍木林 は緑の yムでもあ り、
til畑や̲4=折の水資源を面凍す るとともに、
災害か ら暮 らしを守って くれ ました。
今 R、人々の生活 と雑木林 との関係は、
化石燃料へのエ ネルギー転換や工業生産 ・ 経済発展の大波に さらわれ、 きわめで希薄
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図4 雑木林の麿占種 各詞企地点で各輔佐の我の広がりを十地而柄 に対してjfl対的に評価LましたL態 度 Ri凝 )一
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図5 ある経木林の各構成樹種の樹高幡別本数分布
なものになって しまい ました。 その結果、
今私たちの身のまわ りの雑木林は放置 され ているものがほとんどです。昔 な ら定期的 に伐採が繰 り返 され世代交代 されるのです が、それが止み、下草刈 t)、つ る切 t)、落 ち糞かきなどもおこなわれな くな t)ました。
こうした雑木林 は暗 く、ササが はびこ り毛 にな り、 とて も巾に入ってみ ようとは思い ません。植物の穣頼政 も少 な く、荒れて貧 相な森林群落になってい ます。
しか し、最近、雑木林 と人Jtとの新 しい 関係づ くりが各地で練 り広げられてい ます。
在の倶楽部、在のボランテ ィ7、子 どもの 山村熟、 また森の首:柴会やアー ト活動 など さまざまで、経木林における新 たな時代の 到来です。 何だか楽 しそ うです ね。
2.雑木林の成り立ち
日 報木杯の主役たちとは ワ
雑 木林ではどの ような樹木が空間を人 き く占有 しているかを、J'&学部[''If屈滝揮演wJ 林の27ヶ所の林 (調査地点)で鯛へてみ ま した (図4)O健 占掛 よ左 側の林 では コナ ラ、右側ではコナラの勢いが弱 く.代 わっ てク リやカス ミザ タラが勢力を もってい ま す。ほとんどの林 でホオノキが出現 してい
ます。
2)住み分け
枚摂刈取とする森林の中に入ってみると、
背丈の高い木本、低い木本. また足元には 草本 などが広がっています。 こ うした背丈 によるグループ分けを通 して、森林群落の 階層構造の成立が理解 され ます。ある練が 甥敬の階屈にまたがるケースもあ りますが.
種 により民する階層がだいたい決 まってい ます。構成種全体が うまく住み分け して共 同体 をつ くっている様子 を見 て く1='さい
(図5、表日 。
3)高木層の種数は意外と少ない
観察対象 とす るある森林のなかを歩 き回 り、 どの ような樹種が苗木屑 をつ くってい るかを見て ください。宕:外 に思 うで しょう が、 目の前(,こた くさんの樹種があ るt・こもか かわ らず、高木塔 を構成する街燈 はせいぜ い放任、多 くて も5,6事変です。 自然皮の 高いブナ林で も、申1tlriu同 じです。 これが
熟iTN.‑多雨林 になる と、 1ll;lくらいのTLblflli で高木屑偶成種が50枚以上にな りますので, その柾のerF;1.'さには罰をきます。
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