地方都市近郊農業 の構造分析
A Study on the Agricultural Structure around the Provincial Town
(1)
は じめに
(2)上 田市域農業の構造
(
3
) 地域別にみた農業構造の特質
(
4
) 農家意識調査か らみた上 田市域農業
(5)小括
(
1
) は じめ に
小稿では、共同研究 「地方都市の存立構造」 の
一翼を担 う 「
近郊 農業の構造」について検討を く
わ えていきたい
と1
)ここでい う地方都市 とは、中央、
す なわ ち東京都市田に対置 してつか う概念ではな
く、む しろ、大都市圏 とい う概念に対置 してつか
われている。
戦後 の 「高度成長期」は、一方で 「地方」と「大
都市」 の轟鮭を もた らした。換言すれば、
ーそれは、
「
過疎」 と 「
過密」 とい う社会経済現象で もあっ
た
。
「地方」か ら 「大都市」-の人 口流出は、あ
たか も 「
産業革命期」の
.
u
T
,
∼
b
<
i
y
n
e
J
x
'
b
'
-
読"
(
「
都市流
出
」)
を想わせ るものであった。 とりわけ大都市
には、人口集中に伴 うさまざまな問題が生起 した。
過密問題は、その意味で都市問題 として考 えられ
る。
都市問題 とは、資本主義 - それは産業 とい う
言葉におきかえて も- の高度に発展 した段階で
生ず る社会経済的矛盾であるC具体的には、人口
の過密化か ら生ず る住宅不足、交通混雑、生活環
境基盤 - それ は社会資本 とい う言葉を意味す る
が -
の立 ち遅れ、大気,河川の汚染等の公害問
題な どが指摘 され よう
。野
原 建
一
Ken'ichi Nohara
したが って,都市に過密を もた ら した社会経済
的要因 として高度成長を考 え るとすれば、 こ うし
た都市問題は 「高度成長の歪み」 と して把握す る
こともで きるのである。その 「
歪み」 の も う一方
の局面にたつのが、過疎であ る。人 口の流 出 とい
う社会的減少は、単に若年労働者数の減少に とど
まらず、地方行財政の伸び悩みをは じめ と して さ
まざまな社会的槙能が低下す ることを意味 したの
であ る。それは同時にまた、地方の社会的基盤が
解体す るは どの深刻 さを ともなった ものであった。
小稿が取 り扱 う1
97
0(
昭和4
5)年以降 とは この
ような高度成長 の嵐がふ きあれたあ とであ る。そ
の嵐 の傷あ とを残 しなが
ら、たえず人材を都市-供給 しっづけた地方が、その後 どの ような歩みを
みせたのか、それを農業構造の視点か らとらえな
お したのが小稿であ る。言 うまで もな く、 その地
方 とは上 田市を さしてい る。
ところで上 田市に とって、1
97
0年はひ とつの画
期で もあった。それは塩 田町 と合併す ることに よ
って、市域、人 口とも拡充 し,市財政基盤 の安定
化をはかれ るようにな ったか らである。 同時に、
東信地方の中核都市 としての機能 もこ うした合併
に よって よ り一層増大 してい ったのであ る。
しか し、 自然的諸条件に制約 され る農業 は、む
しろ地域的特色を活かす形で、上 田市、浦里、塩
田各 農業協 同組合を中心に展開 してい った。 また
一方、他の地域 と同様、高度成長期以後 の農業危
機 に もさらされて きた。それ は 「戦後 農業 の曲 り
角」 を何度 も体 験 したあ との再度の 「曲 り角」 に
直面 しっづけてい る状況 ともいえる。地方 の中核
都市である上 田市ではあるが、その周辺 である近
郊 農業は決 して安定的な ものではない。む しろ、
過疎的局面 をつねに内包 しなが ら、危按 的状況下
のなかで農業 の構造的体質改善 をほか ろ うと して い るのが現状 であ る。 そ うした状況下 で問題を よ り一層深刻化 させた のが、政府 の減反政策 であ った。零細規模 での農 業経営が中心 の上 田市 では、減反政策が もた ら し た影響は大 きい といえ る。 その意味 で、 1980年代 は農業 の方向を展望 させ ることになろ う。現在 、 農水省を中心 に政府がすすめてい る 「中核 農家づ くり」 の展望が80年代 に ど うみえて くるのか も問 題 となろ う。 小稿 では、そ うした今後 の農業 のゆ くえに もスポ ッ トをあて、 農家 がかか え る問題 も あわせて検討 してい きたい。
(
2
)
上 田市 域 農 業 の 構 造 まず上 田市 域農業 の全般的な特色か らみてい く ことにす る。 そのため小稿では以下、1970年度か ら1985年度 までにお こなわれた4回の農林業 セ ン サ スの結果 に基づいて検討 してみ ることにす る。 (a)農家数の推移 農家数が、戦後一貫 して減少傾 向にあ るのほ全 国的 レベルで も確認 され てい るところであ る。 な かで も、 1970年か ら75年 にかけて の減少率は、全 国平均 で 8パーセソ ト強 とい う高い数値 を しめ し てい る。 と くに高い減少率を しめ した のほ、沖縄 や北海道 の20パーセ ン ト前後 をは じめ、南九州、 南関東 な どがそれ につづ いてい る(02) ところが上 田市では、それ ほ ど大 きな減少をみ せていない。 1970- 75年 の減少率をみて も、そ れ は 5パーセ ン ト弱にす ぎない (第 1表 )。全 国 との比較では、長野県は東北地方 に次いで低い減 少率を しめ し、上 田市 もその例外ではない。 第 3表 年令別農家人口の推移 第1表 農家数の推移 (単位 :戸 :珍)午
総世帯数 農家数(A) (B) 農家率(莞) 実 数 比 率農家数増減(前回対比 ) 1970 26,340 8,446 32.1 ∠ゝ399 ∠ゝ4.5 1975 29,343 8,050 27.4 ∠ゝ396 ∠ゝ4.7 1980 31,658 7.646 24ー2 △ 404 ∠ゝ5.0 1985 35,742 7.255 20ー3 ∠ゝ391 ∠ゝ5.1 組 「上田市の農業」上田市役所(1986年 ) しか し、減少率 は低 くて も、着実 に農家 の絶対 数 が減少 してい ることに変わ りは ない。 農家率 も 20パーセ ン トを切 る段階に まで きてい る。 農業離 れ の現 象が、高度成長期以後 も継 続 してい るのが まっか るo 他方、上 田市の専兼別農家数は、1970年代 の急 激 な第2種兼業 農家化を経過 した あ とは、比較的 安定 した推移をみせてい る (第 2表 )0 1兼 の急 速 な減少、1975年 を ピー クに して減少をみせ る2 兼、 同 じく75年か ら漸増傾 向にあ る専業、 とい う 推移は、全 国的傾 向 と くらべて大差 はない。 ここ でのポイ ン トは、専業 の漸増 と 2兼 の減少 とい う 離 農化現 象を ど う評価す るのか、 とい う点である。 第2蓑 専兼別農家数の推移 (単位 :戸 :港)
午 専 業 第1種 第2種 計 1970 1,023(12.1)・1.988(23.5) 5,435(64.4) 8,446(1∝)) 1975 790(9.8) 1,012(12.6) 6,248(77.6) 8,050(1α)) 1980 846(ll.1) 974(12.7) 5,826(76.2) 7,646(100) 1985 854(ll.8) 759(10.5) 5,642(77.7) 7.255(1∝)) 陸)各年度 「県林業センサス」豊水省。以下ー特別の断 わ りがないかぎりー 「農林業センサス」に依拠。 次に農家 人 口の年令別推移をみ てみ る (第 3表ゝ
ここでは全体的に、 農家 人 口の高 令化現象がみ ら れ る。それは、 「15- 29」 才の若年労働岩層の 農業か らの流 出 と無関係 ではない。 と くに 「30-\0
- 14 15 - 29 30 - 57 60 以 上 計 1970 7.768(20.4) 8,765(23.0) 14.682(38.6) 6,850(18_0) 38,065(100) 1975 6.634(19.1) 7.343(21.1) 13.678(39.3) 7,158(20.5) 34,813(100) 1980 6,010(18.7) 5.828(18.1) 12.940(40.2) 7,400(23.0) 32,178(100) 1985 5,422(17.8) 4.976(16.4) ll,929(39.2) 8.085(26.6) 30.412(100) -38-57
」才 の壮年層が漸減憤 向をみせ るなかで、若年
層 の急減ぶ りが
、 80年代 にみ られ るのが特徴的で
あ る。
高令化現 象を
65才以上 でみ るのは、現実を反映
していない。 とい うのは、現在、定年退職年令は
60才 が一般的で
、 65才 とい うのは年金支給年令
とい うにす ぎない。 した が って、高令化に ともな
い定年 退職後、 農業 に専念す る 「専業化」 を考慮
す るとき
、60才以上 を 目やす にす るのが実勢 にか
な ってい ると思われ るO ここではそ うい う意味 あ
い もあ って
60才以上 を高令名 と してあつか うこと
に した。 いずれ にせ よ、全 国平均 よ り高い割合で
農家人 口の高令化が この上 田市において もすす ん
でい るのが現況であ る。
もっとも上 田市 のなかで ものちにみ るように、
地域に よって異な った様相 をみせてい る。た とえ
ば、農家率 が
24パ-セ ン トと低い神科地区 とそれ
が
60パーセ ン トを こえ る西塩 田や室賀地区、それ
に ちかい東塩 田地区 とを くらべてみ よ う。前者で
は
1985年 で
60才以上 が約
25パ-セソトであ るが、
後者 では
、27- 8パーセ ン トを しめ していた。 い
わゆ る純 農村地帯での高令化が、す こ しづつでは
あ るが確実に早 まってい るのである。
さらに高令化現 象のひ とつ として考 え られ る定
年退職後の 「専業」 の増加が注 目され る。それ を
「
年金型専業」 と仮に呼ぶにせ よ、新 しい専業 の
形態 といえ る。小規模 または等純 な年金型専業は、
第4表 経営耕地規模別農家数
農村 におけ る別 の核家族を形成す る。若年労働者
の流 出に よ り、結果的に と り残 された形 ではあ っ
て も、それが農業構造 の一角を しめ ることだけは
事実 である。零細 な規模 に分化 し、土地を切 り売
りして耕地を縮 少す る年金型専業は、今後 も増加
す る傾 向にあ る。核化 された高令名 農業 が、新
たな問題 とな って こようOそれ は単 に農業政策 のみ
で解 決 で きない社会問題 として と りあげ られね ば
な らない性質 の ものであ る。 なぜ な ら、年金型専
業 は とか く社会 的に また、家族的に も孤立化す る
傾 向に あるか らであ る。 それ が過疎的集落 で現 象
す るとき、 それ はひ とつ の社会問題 とな らざるを
えないだ ろ う。
(b)経営形態
では農家 の経営形態は ど うであろ うか。経営耕
地 の規模で上 田市を概 観 してみ ると
、 0.3h
a未満
とい う零細規模 農家が約
40パーセン トで、 これ に
0.5h
a以下 の層 を くi
っえ ると
65パーセン トを こえ
るのである (
第
4表)。全 国 (
北海道 を除 く)辛
均 の
0.5/
∽未満 の層 が約
44パーセン トで あ るのに
比べ ,格段 に高 い数値 といえ るo Lたが って当然
の ことではあるが、経営規模 が零細化で あればあ
るほ ど生産経費 の割 には、収益 はあが りに くい と
い う結果 を もた らす。む しろ、経費の割 高が農家
経営 を圧迫す る。その意味で
2兼増加の必然性は、
こ うした理 由、すなわ ち、零細 農家 の家 計補充 ま
(
単位 :戸 :%)
6、
㌧、
-
-
-
㌔
0_3未 満 0.3- 0.5 0.5-1.0 1.0- 2ー0 2.0以 上 計 1970 2,214 (26.2) 1,944 (23.0) 3,269 (38.7) 1,009 (12.0) 10.(0.1) 8,446 (100) 1975 2,614 (32.5) 1,952 (24.2) 2,715 (33.7) 754 (9,4) 15 (0.2) 8,050 (100) 1980 2,818 (36ー9) 1,920 (25.1) 2,256 (29.5) 626 (8.2) 26 (0.3) 7.646 (100) 1985 2,878 (39.7) 1,867 (25.9) 1.968 (27.1) 498 (6.9) 44 (0.6) 7,255 (100) 第5表 農産物販売金額
1位の部門別農家数
年
稲 麦 .芋 .豆 .雑 工 芸作物 果 樹 穎 野そ の 菜他畜
産 養 蚕 計 1970 4.754 126 75 694 489 374 921 7,433 1975 4,224 49 166 739 548 246 501 6,473 1980 4,162 80 170 880 536 193 264 6,285 1985 3.734 217 187 862 571 132 91 5,794たほ、他産業におけ る低賃金を補充す る意味 での
農業、 とい うことにな るo
その他 の経営規模 の階層をみてみ ると、特 に 目
をひ くのが、中位層 で あ る
0.5-
1.0、
1.0- 2・0の相対的低下 と
2.0以上 の大規模 農家の増加であ
る
。 1980年 か ら
85年 にかけて、それが一層 は っ
き りして くる。 中位層 が、零細規模 と大規模 とに
分解 してい るよ うす が第
4表 にあ らわれてい るの
である。 いわゆ る農民層分解 のゆ るやか な両極分
解、 とい うパ ターンが ここにみ られ る。
しか し、全体的には上 田市の農業は
、1975年を
画期に急速 な零細規模化 にむか ってい る。そ うし
た零細化は、 農家経営 のあ り方を ど う変 えてい る
のだ ろ うか。 その経 営 のあ り方 の動態を知 る手が
か りとして、販売金額
1位 の部門別 農家数の推移
がある (
第
5表 )0
若年労働者 の流 出や 高令化、そ して零細化 して
い くなかで上 田市域 の 農業は、労働集約的な作業
を ともな うものか ら、単純 で省力化で きる農作物
- と転換 してい るo 同時 に、付加価値が高 くな る
農作物へ と傾斜 して い ってい る。端的な例は、養
蚕業か らの撤退 と朝 鮮 人参等の工芸作物、巨砲、
ふ じ等高級果樹 の増 加がそれを物語 っている。
省力化が よ りすす んだ農作物 としてほ、稲作が
ある
。 1970- 85年 の問、稲作- の依存 度は きわ
めて高い
。 80年代に入 って、減反政策が強力にお
しすすめ られた結果 、麦 ・豆類が増加す るが,基
第6表 裏用機械の普及状況
本的には 「土地持 ち労 働者」 に とって、 農薬、 急
用機械 の導入がすす んだ稲作は、比較的 と りくみ
やすい。上 田市域の農業 は、依然 と して稲作をそ
の基盤に してい るといえ る。
ただ農用校械 の普及状況 は、全国平均 とくらべ
た場合、それ程高 くはない。この
10年 間に、農用
機械 を所有す る農家の割合は
、 50か ら
70パーセ
ン トに増加 したにす ぎない (
第
6蓑 )。 ほぼ
100パーセ ン トに近 い全 国平均 との差が大 きいO動力
田植機の普及 も早 いが、所有 農家数 の割合は
、27パーセ ン トで
50パーセソ トに近 い全 国平均 よ りほ
す くない。そ の理由のひ とつに先述 した経営 の零
細化があげ られ よ う
。
「機械貧乏」 と喧伝 され る
ような横械購入 に ともな う負債 の経 営圧迫 は、そ
れ ほ ど一般化 していないのか も しれ ない。狭い耕
地に機械導入 の スピー ドは、上 田市 ではゆ るやか
な傾 向を しめ してい る。
上 田市 の農業 が、稲作 に傾斜 した構造 を端的に
しめ してい るのが、経営耕地種類別面積 の構成比
であろ う。上 田市全体 の経営耕地面積 の絶対数は、
1970年 の
4,739haか ら
1985年 には
3,302h
a- と
減少 してい る。 しか し, その耕地の種類 別をい ま
大 別 して、 田、畑、樹 園地 と区分 した とき、 田の
しめ る割合が
、 1970年
57パーセ ン トか ら
、85年
には
63パーセン トに増大 してい る。 畑は
16か ら
20パーセ ン ト-、逆 に樹 園地は
、 27か ら
17パ ーセ
ン ト- と減少 してい るのである。 あ き らか に労働
(単位 :戸 :台)()
内は農家総数にしめる割合%
i
Th
F
t
、
、、
-
㌔
実 農 家 数
歩 行 型 15馬力未満
15 .-- 30 30馬力以上
動力田植機
1975 3.944 (50) 1,685 2,943 3 429 1980 4,634 (61) 4.773 433 323 22 1,568 1985 5,129 (71) 5.428 636 591 51 1,983 第7蓑 臨時雇用形態\
農 家 数
臨 時のベ人数
雇農 家 数
手 間替 .ゆ い
のベ人数
農 家 数
手
伝のベ人数
い
のベ人数
計 1970 4,184 86,003 2,138 19,254 1,314 13.730 118,987 1975 2.781 44,857 1,660 ll,448 1,253 9,812 66,117 1980 1,471 20,828 602 3,502 708 5,922 30,252 - 40-集約的な樹 園経営が きらわれ、水田の単純かつ省
力化可能な経営が好まれてい る。 もっともその省
力化は、機械導入 よりも農薬, と りわけ除草剤 の
大量散布に依存 してい る。果樹園において も防虫
用 農薬 の大量散布が懸念 されてい る。省力化や生
産性向上に走 ることが、逆に農業経営を否定 して
しま う危険性がそ こにある。
零細化に ともな う経営規模の縮少は、一方で臨
時雇の数を も減少 させ る (
第
7表)。それだけで
はない。 これ までの村落共同体的むすびつ きの一
環をな していた手間替 ・ゆいの数 まで激減 して き
た。逆 に手 伝いが
、80年代か ら反転、漸増 してい
る。農家が経営の負担 をできるだけ軽 くしようと
してい る姿 がみ られ る一方で、 ムラ的結合関係が
弛緩 してい くようす も看取できるのである。伝統
的監村社会 の構造が
、 75か ら
80年代 にかけて大
き く変化 してい るとみて よかろ う。
この ような監村社会の構造的変化が、先述 した
高令老 農業 に どう影響をあたえるのか、孤立化す
る高令名農業は、ムラ的結合関係が解体 してい く
問題 とかかわ って どうすすむ のか、零細農家経営
の今後 にかか る重要な課題 といえ よう。
第1匡
1上田市の地区別概相図
(
3
)
地 域 別 にみ た農 業 構 造 の 特 質
上 田市の農業構造を概観 したので、次に地域別
にみた農業構造を検討 してみたい。他 の地方都市
において もそ うだが、上 田市の場合 もい くつかの
町村 を合併 して今 日の人口11万都市に成長 してい
る
。
旧市街地の上 田を中心 に、東西に拡が りをみ
せている (
第
1回)。そのすべての地域について
言及す ることはできないが、特色のある
7地域を
14地域か ら選び、 これか ら分析 してみたい。
この
7地域は、のちにみ る農家意識調査 の対象
地区でもある。意識調査 の結果 と照合す るため,
あ らか じめ農林業サ ンセスに よって地域的特色を
あ きらかに してお きたいのである。その
7地域 と
かみしな
は、東か ら神科、豊里、東塩 田、中塩 田、室賀、
浦里、西塩 田の各地区で図の斜線の入 った部分で
ある。 ち ょうど旧上 田市街地を東西には さんだ位
置にある
。
順を追 って概観 しておこ う。
(a)神科地区
この地区の特色は、農産物販売金額
1位 の部門
別農家数 をみて もわか る通 り、都市近郊 農業にみ
られ る積極的 農家経営をお こな ってい るところで
あ る.す なわ ち、果樹類 が
80年か ら
85年にかけ
て稲作を凌駕 してい る.養蚕の凋落 は別に して も、
野菜、花 き、畜産 な ど換金性が高 く、かつ付加価
値 の高い農産物が
70年代か ら
80年代にかけて と
りくまれ てい る (
第
8表)0
専業、第
1種兼業 の比重が他 の地域 とくらべて
高いの も神科 の特色であ る (
第
9表 )
0 15ん 59才 の若年、壮年層 の比重 が農家人 口のなかで高い。
経営耕地の規模別農家数をみて も
1h
a層が安定 し
第
8表 神村地区農産物販売金額
1位の部門別農家数
た割合を
75年以降 しめしている。
16才以上 の就業状態をみてみ ると、 男女 とも自
家 農業だけに従事す る割合は高い。 た とえは、 男
子 のそれ が
30パーセ ソ トに対 し、女子 が
50パ ー
セ ソ トを しめてい るのをみて もわか る通 り、 農業
におけ る婦 人の役割 の大 きさが うか がえる。
農家総数 の減少が
、80年代に入 って急速 に早 ま
りつつ あるのほ、 この地区が、上 田市 の住宅地 と
して開発 がすす んでい るためである。 したが って、
農家率 も
24パーセ ン トと低い。逆 に人 口は
、80-85年 の
問 20パーセ ン トあま り増加 してい る(
.
3
)
毒\
棉 麦 .辛 .豆 .雑 工芸作物 果 樹 菜琵 野菜 .その他 畜 産 養 蚕 計 1970 456 16 1 327 12 40 82 934 1975 369 1 1 332 17 22 28 770 1980 387 3 1 366 35 19 8 819 1985 338 30
366 27 13 3 750第
9表 神村地区専薫別農家数
∫
+
叫 第 1 種 第 2 位 計 1970 153 (15.4) 384(38.6) 458 (46.0) 995(100) 1975 111(ll.5) 177(18.2) 682(70.3) 970 (100) 1980 130 (14.1) 156(16.9) 638(69.0) 924 (100) 1985 126 (14.4) 130 (14.9) 617 (70.7) 873(100)第
10表 豊里地区専兼別畏家数
∫
+
専 業 第 1 種 第 2 種 計 1970 62(14.3) 158(36.6) 212(49.1) 432 (100) 1975 57 (13.5) 71(16.8) 295(69.7) 423(100) 1980 65(15.7) 69 (16.7) 280 (67.6) 414(loo) 1985 48 (12.0) 67 (16.8) 284(71ー2) 399(100)第
11表 豊里地区農産物販売金額
1位の部F
明t
J
農家数
一
卜
柿 麦 .芋 .豆 .雑 工芸作物 果 樹 摂 野菜 .その他 畜 産 養 蚕 計 1970 314 80
10 49 ll 27 419 1975 264 10
26 48 6 14 359 1980 252 10
70 51 7 5 386 1985 218 160
84 31 2 3 354 ー42-(b)
豊里地区
神科 に臨接 し、近年、商業 ・住宅地 として開発
されてい るところであ る。 また豊里は、神科 と類
似 して、専業 お よび
1兼 の比重が高い (
第
10表
ゝ
ただ神科 ほ ど果樹 に特化 して お らず、野菜、花 き、
稲 の比重 は高い。 と くに稲 の しめ る割合は高 く、
そ の分 監用機械 の導入率は、神科 よ り高い (
第
11表 )0
た とえば、農用機 械の普及状況 をみ ると,機械
所有農家数 の割合が,神科
74パーセン トに対 し、
豊里は
84パーセントと高い。 また、動力 田植機 の
所有は豊里が圧 倒的に多い。
I
経営耕地 の規模別 農家数 をみ ると
、 0.5- 1
.
0
h
aと
1.0- 2.Oh
L
Z
層がそれぞれ
38と
11パーセ ン
トを占め、半分以上 が
0.5h
a以上 の農家 で しめて
い るのが豊里地区の特色であ る。
この地区 も神科 同様、宅地化がすすみ
、80年か
ら
85年 にかけて約
14パーセ ン トの人 口増 がみ ら
れ るo宅地開発は、 農家経営規模に影響をあた え
ることに もな った。
第 12表室賀地区農産物販売金
鋲 1位の部門別農家数
(C)室賀地 区
この地区 の特色は、経営耕地規模 別農家数 の推
移をみて もわか る通 り
、 0.3未満層 が半数 ちか く
を しめてい る点 である (
第
13表)
。その ことがその
まま専兼別 農家数に反映 してい る。すなわ ち、専
業 と兼
1の比重 が低 く
、 2兼 が
84パーセントと高
い割合を しめてい る。
農産物 は、稲作に集中 してはい るが、果樹、野
菜、 畜産 等 とい う農産 物に と りくんでい る よ うす
が うかがえ る (
第
12表 )。 地形 は山間地が多 く、
そのため養蚕 は この地域の主要産業 であ った。現
在、そのお もかげはな く、 した が って、省力化の
で きる稲作 に集 中 した もの と思われ る。恒常的勤
務 につ く人は多 く、農業 の就業状態 もそのため、
自家 農業だけに従事す る人の割合は、全体 に低い。
また、人 口の増加は、浦里同様
、 80年
∼ 85年
にかけて約
3パーセ ン ト増を しめす にす ぎず、変
化 の少ない社会構成 を しめ してい るといえ る。 し
たが って、零細規模 の農山村地区 としての課題は
多い。
年
柿麦.
芋 .
豆.
雑
工芸作物
果 樹 較
野菜 .
その他
畜産
養 蚕 計 1970 161 2 8 10 9 26 112 328 1975 164 7 7. 9 21 19 41 268 1980 174 6 8 ll 22 16 20 257 1985 152 23 6 10 18 10 5 224 第 13表室賀地区経営耕地規模別農家数
午 0.
3未 満 0.
3-
0.
5 0.5-
-
1.0 1.0- 2.0 2.0以 上 計 1970 88 (23.2) 88(23.2) 178 (47.0) 25 (6ー6)0
379 (100) 1975 134(36.7) 93(25.5) 118 (32.3) 19 (5ー2) 1(0.3) 365(100) 1980 110 (31.0) 155 (43.7) 82(23.1) 8 (2.2)0
354 (100) (d)浦里地区
この地区は、室賀 と隣接 し、単独 で清里農協を
維持 して い るところである。戦前、 とくに昭和初
期には農村経済更正運動 のさかんな地域 として も
知 られてい る(
0
4
)
浦 里地区の農家経営 は、室賀 と類似 してい る点
があ る。た とえば、経営耕地 の規模別で は、室賀
ほ ど極端ではないに して も
0.5h
a未満層が
60パ ー
セ ン トを こえて零細化がすす んだ地区 といえ る。
そのため
2兼化が室賀同様すすみ
、84パ ーセ ソ ト
を しめてい る。
したが って、 男子 の就業状態をみ る と、 自家 農
業だけに従事す る人は
23パーセ ン トと低い。 その
分、婦人が 自家 農業に従事す る割合 は
、 40パーセ
ン トと高い。
第
14義満里地区経営耕地規模別農家数
農産物 は稲作 に特化 してい るが、他地区にみ ら
れ るように減反 のあお りを うけて、 麦 ・豆類、野
菜 等の畑作 が増加 し、果樹 も増 加す る傾 向をみせ
てい る (
第
15表 )。 畜産 の減少は、主 と して養鶏
の減少 に よる。
奉-
\
0.3未満
0ー3.- 0.5 0.
5.
-
1.0 1.0- 2.0 2.o 似 上 計 1970 96(19.5) 110(22.4) 219 (44.5) 66 (13.4) 1(0.2) 492 (100) 1975 116 (24.1) 131(27.2) 190 (39.5) 44 (9.2)0
481(100) 1980 136 (29.6) 149 (32.5) 141(30.7) 33 (7.2)0
459 (100) 1985 149(33.1) 130 (29.0) 144 (32.1) 25 (5.6) 1(0.2) 449 (100)第
15表涌里地区農産物販売金額
1位の部F
明l
儒 家数
三
㌢\
棉麦.
芋.
豆.
雑
工芸作物
果 樹 類野菜 .
その他
畜産
養 蚕 計 1970 305 3 43 7 41 53 452 1975 277 1 1 51 8 18 21 377 1980 285 10
77 10 15 10 398 1985 266 10 0 77 21 15 3 392 (e)塩 田地 区
塩 田地区は、中塩 田、西塩 田、東塩 田に区分 さ
れ る。それぞれ に特色のある農家経営 がみ られ
a
(
0
5
)
中塩 田地区は、 旧塩 田町 の中心的位置を しめて
いた経緯 もあ って塩 田地区のなかT
t
・
もっとも宅地
化、商業化がすす んだ ところである。 そのため 農
家 の経営耕地面積 も零細化 してい き
、 0.5ha未満
層 が全体 の
6割 ちか くを しめてい る。
農作物は、稲作に特化 しているが、専業 農家で
は、果樹 や畜産に力 をいれてい るところ もある。
また減反の影響で畑作地が多 くな り、野菜、花 き
も増加 してい る。 農用機械 の普及度は低い。
2兼化 も塩 田地区のなかではすす んでい るが、
1980年代に入 って専業化が漸増 してい る。 これ は
先述 した年金型専業 の増加に よるもの と考 え られ
る。
西塩 田地区 も中塩 田 と同様 の傾 向がみ られ る。
す なわち、小規模零細化、そ して
2兼 化の進展 が
70年代か ら
80年代にかけて顕著にみ られ る(
.
6
)
- 44-農作物 では稲作がやは り多いが、果樹、工芸作
物 が
80年代に入 って増加 してい る。 また、畜産 も
80年代に入 って養豚 を中心に特定の 農家 に集中す
るようにな り、畜産専業化が展開 してい る。西塩
田は、中塩 田 と異 な りその大半 が山間地に位置 し、
そ のため集落に よっては、かな り過 疎がすす んで
い るところ もあ る。 それだけに高令化 とともに過
疎問題 もこれか らの課題 とな ろ う。 ここで も婦 人
の農業に しめ る役割 は大 き く、 農業専従者 の
6割
を婦人が担 ってい る。 しか し、定年 退職後 の男子
が農業専従の数 をわずかではあ るが、ふや してい
るの も最近 の傾 向であ る。
東塩 田地区は、 中塩 田、西塩 田 と若干異 ってい
る。 と りわけ
80年代 に入 って、工芸 作物、 と くに
朝鮮人参 の比重 が高 く、その他野菜 、果樹 な ど畑
作- の積極的かかわ りが うかが える。
経営耕地規模 別でみ ると、中塩 田、西塩 田に く
らべ東塩 田地区は、
1.0- 2.Oh
a層 の中規模層 が
約
17パーセン トで ある. また
、 2ha以上 層 の比較
的大規模 な農家数 が
、1970年代以降す こ しずつで
ほあるが増加 してい る。つ ま り東塩 田では、中 ・
西塩 田に くらべ それ程等純化 はすす んでいない と
いえ る。
また、稲作に強 く依存 してい る中塩 田 と異 な り
工芸作物 な ど幅広 く畑作物 に積極的に と りくんで
い るた うす が うかがえ る。 それ は就業状態 に も反
映 してい る。 自家 農業 だけに従事 してい る男子 の
割合は塩 田の中で もっとも高 く
30パーセン トを し
めてい る。 もっとも女子が 自家 農業 に従事 してい
る割合 も高 く
46パーセン トを しめてい る。
他方、農用機械の普及度 も高い.大型 農用機械
や動力 田植校が
80年代 に入 って積極的に導入 され
てい るのは、先 の経営耕地 の規模 の拡大 と無関係
ではない。 神科、豊里 が果樹 等に活路を もとめて
い るのに対 し、東塩 田は、工芸作物 等に力をいれ
て い る。ただ ここに も 「円高」 の厳 しい環量が農
家経営を圧迫 してい ることは否定 できない。
塩 田地区で東塩 田の専業 農家 の割合は約
16パー
セ ン トと高 い。 これ は年金型専業ではない。それ
だけに東塩 田の農業が、今後 の塩 田地区農業 の浮
沈 を振 る鍵 とな るであろ う。
以上 、簡略 ではあ るが上 田市域の主 だ った地域
についてそ の特質を概 観 した。 これ らを前提 に し
て、次に同様 の地域 の農家について調査 した ア ン
ケー トの結果 を検討 してみた い。
(
4
)
農 家 意 識 調 査 か らみ た 上 田市 域 農 業
本調査 は、 「
地域農業 の特色 と活性化に関す る
意識調査」 と超 して、上 田市、浦里、塩 田の各 農
業協 同組合 にある 「農家台帳」 を もとに
750戸 の
農家を無作為に抽 出 し、調査 をお こな った もので
あ る (
第
16表)。 この調査 の 目的は、 「地域農業
の特性 を把握す るとともに、今後 の上 田市地域農
業 の発展を考 え る上 での基礎資料 をつ くるため
」
であ る。 はた して所期 の 目的 が達せ られたか ど う
か不安 であ るが、以下 にその結果 の主 な項 目につ
いて検討 してみたい。
まず減反政策の影響か らみてい くことに しよう。
全般的に上 田市域では、稲作 に依存す る農家は多
い。 それだけに減反が農家経営を圧迫 してい るの
ではないか と思われた。第
2回をみ るとや は り、
そ うした予想が数字にあ らわれてい る。なかで も
東塩 田は半数 ちかい農家が、大幅な減収 を うった
えて い る。次 いで西塩 田、清里が大 きな影響 を う
けてい る。ただ 「わずか な減収」 と答 えた 農家を
くま
っえる と、西塩 田、東塩 田が
80パーセ ン トを こ
え、減反 に よる収入減が顕著にでてい るO東塩 田
地区は専業 農家 の比重 も高 く、積極的営 農を展開
してい る ところだけにその影響は大 きか った と思
われ る。 これ に対 し、神科 は果樹 の しめ る割合が
多い こともあ って、減反に よる影響はそれ ほ どで
ていない。 また室賀 も大幅な減収 とい う影響はす
くな くて も、わずかな減収 とい うなん らか のマイ
ナスを うった えてい る農家が半数 ちか くい ること
は、経営 規模 の零細化か ら くるものであろ う。
つ いで減反が農作業に ど う影響 をあた えたのか
とい う点 をみてみ よう (
第
3図)。 減反が 農家に
ど うい ううけ とめ方を され ているのかをみた もの
であ る
。
「失望 してや る気 を失あせた」 とい う深
刻 な うけ とめ方を してい るのが多いのは、滑里、
東塩 田、室賀であ る
o
「
新 しい農作物転換 の機会
をえた」 とい う積極的評価 を してい るの と 「影響
第2図間 :あなたの家では減反により収入面でどう
いう影響を受け富したか
そ
の
他2
7
合 計 神 村 豊 里 室 賀 浦 里 中塩田西塩田
東
塩 田人
t
3
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8
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粥
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29.72
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3
Jl3.一 261 911
8
】9
_
0
二I_一 _1一l2.3 l 一t7 39_6 19 llJrI_5な し」 を くわえた ものでは、神科、豊里、中塩田
が多い。 したが って 「農業のあ り方を考 えさせ ら
れた」 とす るプラスともマイナスともとれ る うけ
とめ方 もそ うした動 き との関連で理解すれば、深
刻な影響を うけた地域 とそ うでない地域の色わけ
が可能 となろ う。
つ ぎに政府が主導 している中核農家育成の問題
について農家は どう考 えてい るのだろ うか。それ
をみたのが、第
4回 で ある。地域に よって中核農
家に対す るうけ とめ方 は さまざまである。た とえ
は神科、豊里、清里では
2- 3h
a層が 自立で きる
適性規模の農家す なわ ち中核農家 と考 えてい る。
それに対 し、中塩 田、酉塩田、東塩田な ど塩 田地
区では
、 3h
o以上を想 定 している.興味深いのは、
神科、豊里では
、 1- 2h
aで も中核農家た りえる
と考 えてい る農家が
20パーr
ヒントい ることである。
換金性、付加価値の高 い商品作物 を生産すれば、
十分 この耕地面積で 自立専業 が可能 と考 えてい る
のか も しれない。
では、そ うした規模 での中核農家の育成が可能
であるか、 と問 うてみ ると全体に答えは否定的で
あった (
第
5図)。 と りわけ、室賀、神科で多い。
第
3図 間 :減反によって農作業にはどういう影響を
あたえましたか
ホ い IEl作牡転換q)拝 金 なえた その他J9 6_3 ら九た 一7.5 至芸 と妄 三世m L N.A.1:】9 119 l3
.
6
1).1 2:ー2 12_5 19.6 5.7 37.7 2t5 15.I 】7_○ ; 3_
一
_
1lt6 39 5長一B l7.I 9_2 I,1lI_9 4,3 50_○ 21一1
.
4 2.l12.I -46-減反政策を一方で強力にお しすす めた政府の農業
政策、お よび現在 の農業を と りま く環境で中核 と
称す る規模での農家経営を維持す ることはかな り
困難 とみたのだろ うか。それで も、豊里、西塩 田
では
30パ-セントちかい農家が可能 と考 えているo
Lか し、全体的にはそんな多数の支持をえてお ら
ず、中核 農家に対す る展望は、暗い といえそ うだ。
それは 「今後耕地面積を拡張す る予定か」 とい
う問に対 し、全体 の
6割以上 の農家が 「
いいえ」
と答えているので もわか る。 また、 「今後 どう農
業をつづけてい くのか」 とい う類似 の問に対 し 「
現状維持」 と答えた農家が、全体 の
6割以上 を し
めてい る点に もあ らわれてい る。つ ま り、今後 の
展望は、現状を維持 し、拡張す る予定がない とい
う消極的姿勢に よって、中核農家 の可能性を も否
定 した ものにな ってい る。現状 の零細小規模 の農
家を維持す ることで さえもが、厳 しい状況下 では
きま
っめて困難 であるといえ ようか。
ただ 「あなたの家の後継者は どなたか」 とい う
問に 「息子」 と答 えた農家が
6割以上、 「
娘」 の
8パーセ ン トを くわえ ると
7割以上 の農家に 「
後
継者」が存在す る。あ と継 ぎがいないのは、わず
第
4回 間 :中核農家とはどの程度の耕地面積をもっ
た農家と考えますか
その他 36
かに
1
2パーセソトにす ぎない。後継者 とい う点で
いえは、農業 を維持 してい く展望は、当面の間あ
るといえ よう。
正直 にいえば、 この間に対す る答えは、 もうす
こし否定的、すなわ ち、あ と継 ぎがいない、 と答
える農家が、いるとい う農家数にせまると予想 した。
しか し、結果 は後継著 に悩む農家は全体 の
1割強
にす ぎなか った。そのためか、次に 「農業後継者
について今後 どうすれば よいか」 とい う問が、ひ
どく間のぬけた ものにな って しまった。その答 え
は、やは り 「各 自が努力」 とい うのが半分ちか く
を しめた。そ して 「政府が考 えるべ き」 とい う 「
後継者育成策」を もとめ る答えは
2割に も満たな
か った。魅力ある、生活ができるゆ と りの農業後
継者を育てて欲 しい、それを行政が主導すべ きだ
とい う声が答 えに反映 して こなか ったのである。
自前で コツコツとや るほかはない, とい う諦めに
似た気持 ちがあるいは反映 してい るのか もしれな
い。
兼業 農家が
9割 ちか くあ り、なかんず く
2兼 農
家が
8割 ちか くある上 田市域では、農業以外の産
業に就 いて家計を補填す る必要がある。む しろ現
第5回間 :あなたの地域で中核農家の育成は可能で
しょうか
その他).o ーI19_8い 38.7 26ー9 N.)ユ.A点. I3
l,
O.t0
I 29.83
1
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2
33.7 2A_1I
l16,9 289 26ー3 32.9 Lt_9 18
5
33_7 35_9 lトtL状は、農家経営が、低賃金 の恒常的勤務に よる家
計を補填 してい るのである。土地、住宅に要す る
費用 が、大都市圏に くらべ九は安い とはいえ、他
の消費財価格は同 じである。生活の多様化は、生
活経費の高騰をまわ く。 農業は、た とえその規模
が零細であ って も、耕地を もってい る労働者に と
ってそれは生活を支える経済基盤である。た とえ
低賃金で も、通勤距離圏に適 当な勤務先があれば
あ とは農業が生活、す なわ ち労働力の再生産を支
えて くれ る。上 田市域は、そ うした地域労働市場
を形成 してい るところで もある。
意識調査 のつづ きをみてい こ う。そ こでつ ぎに
「農業以外 の収入に依存す る割合が今後ふえてい
くか」 と問 うてみた。回答岩 のほぼ
7割強が 「は
い」 と答 え、 「依存 しない」 と答えた
4パーセ ン
トを圧倒 している。 これは農家 の大半が、 農業外
収入を基盤に して農家経営 を維持 してい こ うとい
う姿勢のあ らわれ と考 え られ る。
また、 「
上 田市域で農業以外 の収入源 として何
に期待す るか」 とい う問には
、50パーセ ン ト強の
農家が 「各種製造業」 と答 えてい る。次いで観光、
サー ビス業、小売業等であ る。製造業に対す る根
強 い期待感があらわれてい る。 同時に上 田市域が
単に京伝地方の商業中心地 とい うだけでな く、戦
前、戦後 を通 じて精密機械, 自動車部品、電機部
品その他下請関係企業が進 出 してい るところ とい
う認識があるためで もあろ う。そこには ものをつ
くる、生産す るとい う営みの確実性に対す る信板
感 も働いてい るか もしれない。製造業に期待す る
のが多いのは当然 ともいえ る。
ところで農協について農家は どんな感想 と意見
を もってい るのだろ うか。 農協 が地域農業にはた
す役割は、長野県にか ぎらず どの地方において も
重要だか らである。 まず卒直に農協に対す る感想
か らもとめた。す なわ ち 「
現在 の農協 の活動に満
足 してい るか」 とい う問か らは じめた。 回答者の
答 えは、 「満足」が
15パーセント、 「
不満」が
17パーセン ト、 「やや不満」 が もっとも多い割合を
しめ してい るが、その不満の比較的多い ものは、
第
1に 「営農指導が不十分」であること、第
2に
「購売価格が他業者に くらべて高い」 こ と、第
3に 「景気 の動 きに対応が遅 い」 などがあげ られた。
常 農指導の内容は、当然地域に よって さまざまで
あろ う。 きた購買価格は、肥料、農薬、農用機械、
農具、施設関係その他多品 目にi
った るだ ろ う。い
ずれ も農家経営を支 える枢要た ことが らである。
景気の対応は とくに野菜、花 きな ど換金性の高い
ものに強 くもとめ られ るところである。
この ような不満を前提にすれば、 「今後 農協は
どうい う点に重点をお くべ きか」 とい う問には、
先の不満-の対応が もとめ られ るのは当然か もし
れない. 農協に力をいれて欲 しい項 目を多い順か
らな らべてみ ると、 「購買価格の値下げ
」
「
営 農
指導の強化
」
「付加価値 の高い農作物 の指導」 と
い うことになる (
第
6図)。注 目すべ きは、 「営
農指導」 の範噂 に入 る 「付加価値農作物 の指導」
を くあ えると、農家の半数ちか くが、農協に対 し
営 農指導の強化を もとめてい るとい うことである.
そ して営 農指導の内容は、で きるだけ省力化が可
能でなおかつ付加価値の高いす なわ ち、収益性の
高い農作物を指導 して欲 しい、 とい う虫の
いい要
望で もあ る。
しか し当面、そ うした要望が強い とい うことで
あれは、農協 は農業技術指導員の強化をはか らね
ばな らないだろ うし、 また技術講習の機会をふや
第6図 開 :今後、圭協にはどういう点に重点をおい
てほしいですか。
4
月
さ
け
の
7
7
タ
一
十
I
I
:
.
ス
-48-してい く必要があろ う.婦人の農業 に従事す る機
会 が多 く、 くあえて女性の高令化問題を考慮す る
とき、そ うした農業専従女性 が容易 に と りくめ る
ような営農指導が もとめ られ よう。 農薬や急用機
械の普及に ともな う安全対策 もその指導の重要 な
内容になろ う。 農協に対す る依存度が きわめて高
い長野県では、それだけに農家の信頼に応え うる
体制づ くりが必要にな って くるのである。 この上
田市域において も今回の意識調査 の結果か ら、農
協 が今後 さらに きめの細かい対応を営 農指導等を
通 じて もとめ られていることがあきらかになった
といえよう。
最後に、 農家が今後 どうい う展望 を もっている
かについてみてみ よ う。 まず 「これか らどんな農
作物に重点をおいてつ くる予定か」 とたずねてみ
た (
第
7図)。 全体では、 これ まで同様、稲が多
く、次いで果樹であ る。ただ地区ご とにみてみ る
と、それぞれ の特色が よくでている。た とえは神
科では果樹 が圧 倒的に多 く、他方、中塩 田や東塩
田では稲が断然多い。豊里、浦里、西塩田はその
中間帯を形成 してい る。そ うしたなかで、豊里で
は野菜、西塩 田で花 きが新たな活路 として選択 さ
第7回 間 :これからどんな農作物に重点をおいてつ
くる予定ですか
れそ うである。厳 しい減反指導の中で、稲作以外
の何に依存すべ きなのか、いま農家はその岐路に
たた されてい るといえそ うだ。それで も敢 て稲作
と答える中 ・東塩田、室賀の農家には、他 に選ぶ
べ き農作物が見あた らない困惑がそ こにひそんで
い るのか もしれない。
そ うした困惑は、 「これか らの農業には どうい
う方策が望 まれ るか」 とい う最後 の問に対 して も
あ らわれていた ように思える。つ ま り答 える項 目
が多岐にわた り、 と くに これを特定できない傾向
が うかがえたか らである (
第
8図)。 全体 では、
「水稲作農家の保護」を うったえ るのが比較的多
く、ついで 「
特産物をつ くりだ し売 りこむ」 がつ
づいた。 さらに 「政府の農業政策の転換」 を もと
め る声 も多い。 また 「
果樹 ・工芸作物 ・畜産 な ど
地域の特色を生かす」 とならんで 「
兼業農家のた
めの工場誘致」 を希望す る農家が多いことに注 目
され る。兼業農家の拡大、定着は、それを維持す
べ き労働市場が、近距離圏内に形成 され ることが
不可欠 とな る。工場誘致がその重要な一環 をなす
わけである。
いずれにせ よ、農家が望む方策は さまざまな項
第8図 間 :これからの農業にはどういう方策が望ま
れますか
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_8 2暮.J l3.5 13ー5 9.6 11_5 7_2l5.8 2.9I8.7 l5.8 15_8 51目に分散 してい る。 農家 自身がみずか らの展望を
確定 しきれていない姿がそ こにある。 もちろん地
域別にみた場合、微妙にその要望す る力点は異 っ
てい る。た とえは、神科では果樹、特産物 に比重
がおかれてい る。 中塩 田では水稲作農家 の保護を
もとめる声が大 きい。東塩 田で工場誘致が多いの
は、 同地区内での工業団地造成 と無縁ではあるま
い。 この ように地域的特色が個 々にみ られ るもの
の全体的には現状を追認 し、それを保持 し、保障
され ることを望む声が主流をな してい る。現在 の
農家経営 の形態を大 き く変 えることは、 あま り望
まれていないのである。
(
5
)
小
結
以上、上 田市 とい う人口11万余の地方都市近郊
農業 の現状 とその構造的特質を検討 した。 その結
果
、(1)神科、豊里 とい う国道
18号線ぞいに位置し
旧上 田市街地に近い ところでは、果樹な ど商品作
物 の栽培 を中心に積極的営農がみられ るものの、
一方 で宅地化がすすみ、離島または、規模縮少が
み られ る
。(
2
)
室賀、浦里、西塩 田は伝統的 農村地
帯を構成 してい るが、若年労働力の流出が今後に
あた える影響 とい う点で一挙的離島現象の出現 が
危供 され る。(
3
)
中塩 田は神科 同様、無秩序 な宅地
化、商業化がすすみ、零細小規模 農家の解体を一
層促進す る憤 向にある
。(
4
)
その点、東塩 田は積極
的営 農が よ り進展 している地域ではあるが、 円高
に よる影響が工芸作物 である朝鮮人参 の作付に、
深刻 さをあたえて きた。専業 自立 の維持 が困難 さ
を増すだろ う。
この ように上 田市域の各地区の農業がかかえ る
問題 は多様 で、かつ容易に現状 の課題を解決す る
状況 にはない。 ま して 「中核農家の育成」 は、強
力な行政指導があれば ともか く、現実にはむずか
しい。兼業農家の経済基盤が、地域産業 で支え ら
れてい る間は ともか く、確実に迫 りくる高令化問
題に対応す る新たな政策 または構造的変化 がない
か ぎ り、農業 の相対的地盤沈下は避け られそ うも
ない。地方都市近郊農業は、1
990年代 に 向けてい
ま新 たな対応に迫 られてい るのである。
く資 料 農 家 意 識 調 査 票 集 計 結 果 〉 地 域 農業 の特 色 と活 性 化 に 関 す る意 識 調 査 調査協 力へのおねがい このたびー長野大学 の 上田市 (代表 菅 沼正久 )で はー 「地方都市の存立構造 と展 望」 とい うテーマで上 田市 の総合研 究に と りくむ ことにな りま した。 幸 いに も昭和 61ー 62年度文部省科学研究費の助成 を うけ る こ とに もな りー よ り有意義な研究成果 をあげた い もの と考 えてお ります。 つ きま して は.その総合研究の一環 と してー農家 の 意識 調査 をお こな うこ とにな りま した。 それ は、地 域 農業 の特性 を把握す る とともにー今後 の上田市地域農 業 の発展 を考 え る上で の基礎資料 をつ くるためです。 春 を迎 えて、 まことに多忙 な時期に ご記 入のおね が いなす るこ とにな りー恐縮 の きわみで ございます。がー な に とぞ主 旨ご理解 の うえー調査 に ご協力の程 よろ し くお願 い します。 なお. この調査の結果はー コソピューターで処理 さ れー学術研究資料 としてのみ使用 し一個人 のお名前 が でてー ご迷惑 をおかけす ることは一切 あ りませ ん。 またー この調査 に関す るお問い合 わせ は下記 まで ご 連絡 くだ さい。 上田市下之郷 長野大学 野 原 建 一 研究室 電話 38-2350 (代表 ) 内線 (38) この調査票はー記 入 しやす い よ うに、すべて○ 印 を つけ る ようにな って お ります。 あては ま る番号 を○ で か こって くだ さい。 なおー この調査票 はー集計 ・整理 のつ ご うでー まこ とに勝手 で恐縮 です がー5月30日(土)まで にー 同封の 封 筒 にいれて送 り返 して くだ さ るよ うお願 い します。 昭和 62年 4月20日 長野大 学 産業社会学部 上田市研究会 (代表 菅沼正久) 第
1
6
表 調査票 回収状 況 地 区 名 調査 戸数 回 収 数 回 収 率 神 科 150 100 67%
豊 里 100 57 57 室 賀 100 56 56 浦 里 100 53 53 中 塩 田 100 89 89 西 塩 Efl 100 _ 76 76 東 塩 田 100 92 92〔
合 計
〕
( )内`'oⅠ
それ ではー最初 に農家経営 の現状 について うかが います。 (1)まずー現在 のあなたの農家経営 につ いておたず ね します。 ① あなたの家はつ ぎの ど九 にあた りますか。 1,専業 115(21.9) 2.第1種 兼業 179(34・2) 3.第2種兼業 150(28.6) 4.その他 10(1.9) 5.N.A.70(13.4) (さ あなたの家 の耕地面積 はつ ぎの どれですか. 1.0.5haJ;jT IO2(19.5) 2.0.5- 1.Oha209(39.9) 3.1.0.- 2.Ohal16(22.1) 4.2.Oha以上30(5.7) 5.N.A.67(12.8) (診 あなたの家 の主た る農作物 ほっ ぎの どれ です か。 (農業 収 入の中で1番多 い もの) 1.稲 304(55.3) 2.麦 ・豆 ・芋 5(0.9) 3.果樹類 125(22.7) 4.Z 芸 作物 3(0.5) 5.畜産額 11(2.0) 6.野菜 18(3.3) 7.花 き 14(2.6) 8.その他 15(2.7) 9.N.A.55(10.0) (2)今後 の農業 経営 につ いておたず ね します。 ① あなたの家 では、今 後耕地面 積 を拡張す る予 定ですか。 1.はい 32(6.1) 2.いいえ 339(64.7) 3.へ らした い 51(9.7) 4.まっか らない 46(8.8) 5.その他 4(0.8) 6.N.A.52(9.9) ② これか ら どんな農作物 に重点 をおいてつ くる 予定ですか。 1.稲 259(45.1) 2.麦 ・豆 ・芋 11(1.9) 3.果樹類 152(26.5) 4.= 芸 作物 6(1.0) 5.畜 産物 7(1.2) 6.野菜 27(4.7) 7.花 き 34(5.9) 8.その他 20(3・5) 9.N.A.58(10.2) (3)最近 ー貴地、 と りわけ水 田の請 負がすす んでい ます がーそれ につ いて うか がい ます。 ① あなたの家 では水稲作 な どを請 負わせた こ と があ ります か。 1.はし、88(5.7) 2.いいえ 363(69.3) 3.その他 17(3.2) 4.N.A.56(10.7) - 50-② 今後 さらに請負わせ る面后 をひろげてい く予 定 ですか。 1.はい 30(5.7) 2.いいえ 343(65.5) 3.- らしたい 7(1.3) 4.その他 15(2.9) 5.N.A.129(24.6) ③ あなたの家では水稲作な どを請負 った ことが あ りますか。 1.ほい 67(12.8) 2.いいえ 390(74.4) 3.その他 3(0.6) 4.N.A.64(12.2) ④ 今後 さらに請負 う面積 をひろげてい く予定で すか。 1.ほい 18(3.4) 2.いいえ 343(65.5) 3.- らしたい 8(1.5) 4.その他 8(1.5) 4.N.A.147(28.1) (4)減反 について うかが います。 ① あなたの家では減反 に よ り収入面 で どうい う 影響 を うけ ま したか。 1.大幅な減収 202(38.5) 2.わずかな減収 176(33.6) 3.ほ とん ど影響 な し 57(10.9) 4.あずか に増収 10(1.9) 5.大幅な増収 4(0.8) 6.その他 10(1.9) 7.N.A.65(12.4) ② 農作業には どうい う影響 をあたえま したか. 1.新 しい農作物転換の機会 をえた 33(6.3) 2.農業 のあ り方 を考え させ られた 250(47.5) 3.失望 してや る気 を失わせた 94(17.9) 4.影響 な し66(12.5) 5.その他 10(1.9) 6.N.A.73(13.9) 打 つ ぎに地域農業 の発展 にかかわ ることが らについ ておたずね します。 (1)近年ー中核 (専業)農家の育成が叫ばれていま すがーそれにつ いて うかが います。 ① 中核農家 とは どの程度 の耕地両石 を もった農 家 と考 えますか。 1. I- 2hLZ60(ll.5) 2.2- 3ha162(30.9) 3.3ha以上 197(37.6) 4.その他 19(3.6) 5.N.A.86(16.4) ② あなたの地域で中核農家の育成は可能で し ェ
うか
。 1.はい 104(19.8) 2.いいえ 203(38.7) 3.わか らない 141(26.9) 4.その他 5(1.0) 5.N.A.71(13.6) (2)農業以外の収入の途 についておたずね します. ① 上EB市域で農業外収入源 として一次の どれ に 期待 しますか。 1.各種製造工場 286(52.1) 2.卸 ・小売店 5(0.9) 3・サ ー ビス業 34(6.2) 4.飲食業 4(0.7) 5.観光 85(15.5) 6.その他 32(5.8) 7.N.A.103(18.8) ② 農業以外の収入に存在す る割合が今後ふえて い くと思いますか。 1.はい 377(71.9) 2.いいえ 22(4.2) 2.わか らない 46(8.8) 4.そ うな らない よう努力す る 16(3.1) 5.その他 5(1.0) 6.N.A.58(ll.0) (3)農業後継者 についておたずね します。 ① あなたの家の後継者 は どなたですか。 1.息子 332(63.4) 2.娘 45(8.6) 3.いない 63(12.0) 4.さが してい る 8(1.5) 5.その他 23(4.4) 6.N.A.53(10.1) ② 農業後継者についてー今後 ど うすれ ば よいで し ょうか。 1.各 自が努力 255(46・6) 2.農家射1合で努力 10(1・8) 3.農協に疎む 44(8.0) 4.上田市に依頼 7(1・3) 5.政府が考え るべ き99(18.1) 6.ど うす ることもで きない 55(10.1) 7.その他 8(1.5) 8.N.A.69(12.6) (4)農協の役割 とこれか らの課題 につ いておたずね します。 ① 現在 の農協の活動 について満足 していますか。 1,満足 78(14.9) 2.やや不満 213(40.6) 3.不満 87(16.6) 4.期待 していない 47(9.0) 5.その他 53(10.1) 6.N.A.46(8.8) ② 現在の農協について不満だ とすればーそれは つ ぎの どれですかc l.営農指導が不十分 132(17.4) 2.集荷 ・流通 が不合理 84(ll.1) 3.景気の動 きに対応が遅い 118(15.5) 4.鰐売価格が他業者 に比べ高い 119(15.7) 5.販売営業 に力をいれす ぎる 58(7.6) 6.共済 に力をいれす ぎる 93(12.2) 7.職 員の対応が不親切 37(4.9) 8.その他 11(1.4) 9.N.A.108(14.2) ③ 今後一農協 には どうい う点に重点 をおいてほ しいですか。 1.営農指導の強化 183(24.5) 2.農作物集荷の合理化 61(8.2) 3・畏用校枕 のアフターサー ビス 54(7.2) 4.農薬 ・肥料等価格 の値下 げ 187(25.1) 5.畜産の強化5(0.7) 6.付加価値の高 い農作物の指導 134(18.0) 7.請負耕作の斡旋 35(4.7) 8.その他 23(31) 9.N.A.64(8.5) (5)最後 にー今後の農業につ いておたずね します。 (D これか らの農業 には とうい う方策が望 まれ ま すか。 1.大規模農家の育成 49(6.2) 2.特産物 をつ くりだ Lt売 りこむ 117(14.8) 3.果樹 ・工芸作物 ・畜産な ど地域の特色を生 かす 90(ll.4) 4.水稲作農家の保苦 119(15.1) 5.兼業農家のための工場誘致 90(ll.4) 6.農産物 を地域社会 に供給 しやす い ようにす る 36(4.6) 7.農協 を中心に地域の活性化 をはか る87(11・0) 8.上田市の農政の后極化 47(5.9) 9.政府の農業政策の転換 99(12.5) 10.その他 9(1.1) 11・N.A.47(6.0) ② あなたの家では今後 ど う農業 をつづ けてい く 予定ですか。 1.積極的に拡張 し一新 LL、農産物 に も挑戦 し た い 27(5.1) 2.す こし規模を広げたい 23(4.4)3.現状維持 334(63・4) 4.す こし経営規模 を縮少 した い 51(9.7) 5.で きればやめたい 30(5.7) 6.近い将来 農業 をやめ る 7.その他 9(1.7) 8.N.A.38(7.2)