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成田市食育推進計画(素案)について提出された意見と市の考え方

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Academic year: 2018

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素案ということもあるのでしょうが、「食育」の緊急性を もっと的確に指摘すべきと考えます。でないと寄せられる意見 もまた一般論になりがちです。コンセプトがダイレクトに伝 わってきません。

その上で、「食育」にこめられた動機・意味合いを事例に即 しもっと深く理解すべきではないでしょうか。※ データを羅列 しても緊迫感が伝わってきません。

近年、「食」をめぐる様々な問題が社会全体で発生し、 その対策が望まれているところであります。そのような 中、本市としましても、「食」に関する問題は、その抜本 的な解決を図ることが緊急の課題であると認識しており、 そのため、本市独自の食育推進計画(以下、本推進計画) 策定に向け取り組んでいるところであります。

本推進計画につきましては、これまで各部署で個別に実 施していた取り組みについて、新たに体系的に整理するこ とで、より効果的に食育を推進していこうとするものであ り、今後、この計画に基づき、様々な分野の関係者間で連 携を図り、食育推進に取り組んで参ります。

小生の知るところでは日本における児童の死亡件数の中、交 通事故で死亡する児童より食に関連して死にいたる児童の方が はるかに多いと聞いています。小学校に入学する新一年生には 地域の警察などにより交通指導がありますが、食については まったくないといっても過言ではありません。

日本の食育は例えばアメリカに比較すれば10年∼20年遅 れています。子供たちが良い食べ物、悪い食べ物をしっかり見 分けられるよう教育すべきです。現代はフードバトル( 命がけ で食を選ぶ) の時代といわれています。子供たちには是非これ に立ち向かう食戦士になってもらいたいものです。

それには指導カリキュラムが大切です。食育先進国アメリカ には児童たちに楽しくて、知らず知らずのうちに食育を学べる 教材がたくさんあります。

子供たちへの食に関する指導につきましては、本推進計 画においても、ライフステージに応じた食育の取り組みと して、学校や家庭・地域で連携し、望ましい食習慣を身に つけられるよう取り組むこととしております。今後も指導 方法等検討し、適切に取り組むよう努めて参ります。

さらに大切なのは、このようなムーブメントをつくるために 地域企業の支援も欠かせません。食育を支援する企業とのコラ ボレーションも必要かと思います。

まず、世界各国の「食育先進国」のプロモーションをマーケ ティングされたらいかがですか。教育現場の教材( 小学校には ぬいぐるみの教材もあるようです) 、企業のプロモーション ツール( ポスター、チラシet c ) なども参考になると思います。

ニュースリリースなども地域メディアに配布するとか、取材 に応ずるとかして、市全体の取組として盛り上げるべきです。 成田市の「食育」を広く知ってもらうために「食育」に特化 した食育マークを制定し地場企業の食品開発につなげる、など のアイデアもあると思います。

企業とのコラボレーションについてですが、県におい て、食育活動を実践している企業や、食育活動に支援・協 力している企業を、食育サポート企業として登録しており ます。今後、このような企業と連携し、更なる食育推進に 取り組んで参りたいと思います。

今後も食育推進に関しましては、他地域の先進事例等を 調査・研究し、取り組んで参ります。

現在も、イベント等に関しては、地域メディアへの ニュースリリースや取材対応等を行っており、今後もこれ らメディアを成田市の食育推進に活用して参ります。

食育マークにつきましては、ご提案いただきましたご意 見も参考に、その導入について、調査・研究していきたい と思います。

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まずは、次代を担う子供からスタートしたらいかがですか。 一番入りやすく大きな波及効果が期待でき、コストパフォーマ ンスも良いと判断されます。

本推進計画では、ライフステージに応じた取り組みとし て、乳児期・幼児期(0∼5歳)、学齢期・思春期(6∼ 18歳)などの世代から食育の基礎作りをスタートするこ ととしております。

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第3章 計画の基本的考え方 3. 基本施策

この中に情報の提供も入れてほしいのです。食育に関する、 成田市以外でも近隣の行政・市民団体などの行うイベント・講 演会の情報の提供者となることが大切と考えます。

基本施策については、基本目標を達成するための具体的 な対策を施策として設定しているものです。これらの施策 を効果的に進めていくため、積極的に情報提供を行ってい くことを本推進計画の中で、行政の役割として記載してお り、広域的に行われるイベントや講演会につきましても、 情報提供等に努めて参りたいと考えております。

( 1) 食育に関する意識づくりと実践の機会・場づくり

①母子保健事業等を活用した意識づくりと実践の機会・場づく り

この中に、せっかくですから病児の介護の仕方(水分補給と 食事も)入れてください。今のお母さんたちは、子供がほしが るからと消化の悪いものを食べさせてしまいます。(ヨーグル ト・チーズ・牛乳など)

また、下痢がひどいと水分を控えてしまいますし、熱がある と冷たい水を飲ませようとしたり100%果汁のジュースを飲 ませたりします。(薄めて室温くらいのものでよい)基本的な ことがわかっていませんから。

主な事業・取り組みに記載されております、赤ちゃん相 談、幼児健診等の機会を活用して、乳幼児期の食事(病児 含む)などに関する情報の提供・栄養相談等を行っており ます。引き続き、関係各部署との連携を密にし、さらなる 内容の充実・啓発に努めてまいります。

それから、野菜を洗うことの重要性と洗い方も教えていかな ければいけません。スーパーでは、見た目がきれいなのでレタ スやほうれん草、サラダ菜 などをほとんど洗わなかったり、 逆にしっかり洗剤で洗う人が多いです。ためた水で洗い、最後 に流水で洗ってよく水をきってから食べることを教えないとい けません。寄生虫・農薬・洗剤などの排除に十分な洗い方を教 わっていません。

また、スーパー等で販売されている野菜等につきまして は、その安全性を確保するため、ポジティブリスト制度等 により、一定の量を超えて農薬等が残留する食品の販売等 を原則禁止するなど、厳しい基準が設定されており、基本 的には洗剤等を使用せずに、水で適切に洗うだけで問題は ないものと考えておりますが、今後は調理体験の開催等の 際、野菜等の洗い方についても、ちばエコ農産物等の普及 とともに、適切な指導に努めて参ります。

子供が小さいときは、母親を集める機会が多いので、そこで 食育をしっかりすることが大切です。その中で、食が面倒では 無く楽しいものであることを伝える企画も大切です。(餅つ き・祭り寿司など今も企画されていますが、祭り寿司ははずれ

次に、食が楽しいものであることを伝える企画について ですが、現在、餅つき体験や太巻き寿司講習会等を実施し ております。太巻き寿司講習会については、産業まつりや 消費生活展、中央および地区公民館において年数回実施し 39

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( 1) 食育に関する意識づくりと実践の機会・場づくり

②保育園や幼稚園、学校等における意識づくりと実践の機会・ 場づくり

米や野菜等の栽培・収穫は、児童にとって貴重な体験学 習の場であると考えております。学習指導要領でも、小学 校1・2年の生活科及び5年の理科に植物の栽培が位置づ けられており、市内の小学校ではサツマイモやジャガイモ 等の野菜づくりを行い、収穫した野菜を調理して食べると いう場を設定しております。また、総合的な学習の時間を 活用して、近隣の農家の方に協力していただき、稲作に取 り組んでいる学校もあります。学年ごとに作物をかえて栽 培を行うことにつきましては、教育課程の編成上全ての学 年で実施するのは難しい面もありますが、農業団体等との 連携を図るなどの工夫については、今後も検討して参りた いと思います。

また、( 2) 食の大切さを伝え、食への感謝の気持ちを育む 機会・場づくり、①食に関する体験活動の主な事業・取り 組みに記載されている親子体験農業教室などのように、市 内の若手農業者団体が中心となって、年数回、畑や田んぼ で植え付けから収穫までの農作業体験を実施しておりま す。

今後も、教育・農政部門等で連携を図り、学校での調理 までを含めた農業体験の実施についても、検討して参りた いと思います。

特に学校の場において、成田はサツマイモ・米の生産地です から、農業体験を積んでその収穫物を調理して、いただくこと をやるべきです。「私食べる人」ではなく、作ることの大変さ を経験し、「私は美味しく、楽しく、ありがたくいただく人」 になるようにすべきです。実際は学校の先生が全部やるのは無 理ですから、地元の農家の方々を巻き込んで、畑の先生・田ん ぼの先生になってもらって年に何回か実習に入る形を作ったら どうでしょうか。

学年ごとに作物を替えて例えば

1年生 芋ほり → やきいも 2年生 葉物 → サラダ 3年生 かぼちゃ → 煮物 4年生 大豆 → 味噌

5年生 なす・きゅうり・大根・白菜 → 漬物 6年生 米 → 祭り寿司

こんなことを考えてみてはどうでしょうか。自分たちで作っ てみると大変さ、美味しさがわかると思います。

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( 2) 食の大切さや楽しさを伝え、食への感謝の気持ちを育む機 会・場づくり

①食に関する体験活動

この中の市民農園のことですが、十余三の市民農園は遠いで す。その上、申し込んでも、はずれることが多いです。個人の ものも数少ないし、あるとしても何処に聞いていいのかわかり ません。

もっと休耕田がたくさんあるのですから、積極的に市民農園 を広げるべきです。特にニュータウンの近くにあると、利用者 は多くなると思います。その際に、農業指導をしてくれる農家 の方が曜日を決めて指導に当たってくれると、交流が出来ると 思います。

現在、市内には十余三の市民農園の他5ヶ所が地元農業者 により開設されております。そのうち3ヶ所については市街 地周辺の農家が主体となって、市街化区域内に開設してお り、農家による栽培指導等、利用者との交流を行っており ます。市としましては、アグリフレッシュマップやホーム ページによるPRや利用者への案内などを実施しているとこ ろであり、今後更なる周知に努めて参ります。

今後、市民農園の開設につきましては、市街地周辺の農 園の利用希望者が多くなっていることから、市街地周辺の 農家の意向等を踏まえたうえで、支援をしていきたいと考 えております。

アグリツーリズムは良いと思いますが、農家にとってはお客 さんが来ても大変なだけです。お客さんではなく、縁農から援 農につながるような企画を考えるべきです。→(4)③につな がるように

縁農から援農につながるような企画をとのことですが、 今後も都市農村交流の取り組みの充実を図ることで、農業 の魅力をPRするとともに、食と農の応援団(地域が支え る農業)につながるよう、食育ボランティア等の情報発信 や人材育成にも努めて参ります。

( 3) 食を通じた正しい生活習慣・食生活づくり

②生活習慣病予防や介護予防などを通した生活習慣・食生活の 見直し

配食サービスについてですが、ありがたいことですが、毎食 ひとりの食事となってしまいます。月に1度か2度、どこかに集 まって食事をとれる場を設けることも必要と考えます。 会食 =快食 だと思います。認知症予防にもなると思います。

本推進計画、第4章の2ライフステージに応じた食育の取 り組み、( 4) 高齢期に応じた取り組みにおいて、いつまでも いきいきと暮らすため、家族や友人などと一緒に食事を楽 しむことが大切であるとしており、主な取り組み内容とし て、食事をとおした交流の場を提供していく事などを記載 しております。

特に独居高齢者の方は孤食になりがちであるため、各地 区社会福祉協議会が独自に、閉じこもり予防等介護予防の 一環として会食会等を行っています。また、手作り弁当等 の提供を行っている地区社会福祉協議会もあり手作りなら ではの心の暖かさ、食べる楽しみを感じていただいており ます。今後も対象者へのPRに努め食育を通し地域間の交流 5 44

第4章 具体的な取り組み 1. 施策の方向性

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第4章 具体的な取り組み 4. それぞれの役割

行政のところに、食育に関する積極的な情報提供とありま す。できれば、毎年テーマを決めてシリーズ化して、毎月では なくても、春夏秋冬年4回くらいそれに沿った企画を行ってい くといいと思います。

現在、農業体験や栄養指導などの食育活動等に年間を通 じて取り組んでいるところであります。

また、国では、毎年6月を食育月間、毎月19日を食育の日 として、重点的に普及啓発を行っているところであり、今 後は、本市におきましても、これらを踏まえ、年間テーマ を決めて取り組んでいくことについても検討して参りたい と思います。

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私は、料理教室を通して多くの若いお母さんたちが、何も料 理のことがわからないまま親になってしまったんだなと思いま した。若いお母さん世代の親は何してたんだと思ったら、それ は我々世代なんですね。

食は自然と伝わるものと考え、怠ってきたことが今になって 生活習慣病を含めたいへんなことになってしまいました。

地域住民を巻き込んで、どうやって食文化を伝えていったら よいのか、どんどん発信してください。

私も出来ることはやっていくつもりですが、個人の力には限 界がありますから、期待しています。

本推進計画におきましては、市だけでなく家庭や地域、 学校等の様々な関係者間の連携により、まちぐるみでの取 り組みに努めていきたいと考えておりますので、ご協力、 ご支援をお願いいたします。

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日本の教育は、「知育」「徳育」「体育」が基本理念です。 しかし、今はこれに「食育」を加えなければなりません。三育 の基本は「食育」だからです。子供の頃、家族団らんの時、八 九割は、食事内容は親子共々同じものを食べていました。私た ちは食べることで健康を維持してきました。昔はドリンクもビ タミン剤もありませんでした。今、欧米では三人に一人がメタ ボ、日本でも四人に一人がメタボ、食生活の改善が急務です。 親が栄養に関して無知でいることから子供の偏食は始まりま す。両親の好き嫌いが食材の幅をせまくしているようです。 近ごろの、「個食」「孤食」だけでなく、バラバラ食生活がで ているという、家族がてんでんばらばらの傾向はよくありませ ん。

このままでいくと、あと200年で地球上から生命体が消滅 するといわれています。

今こそ、全市をあげて改善に取り組むべきです。

本市といたしましても、「食育」は「知育」「徳育」 「体育」の基礎であると認識し、市民一人ひとりが生涯に わたって健やかで心豊かな自立した生活を送るための指針 となるよう食育推進計画の策定に向け、取り組んでおりま す

本推進計画においては、家族との食事の機会、食育の基 本となるマナーを定着させていく必要があることも課題と して捉えており、改善すべきものであることから、食生活 改善や栄養指導、食を通じたコミュニケーション活動を促 進するよう、関係部署等と連携し取り組みを進めていくこ ととしております。

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・安全・安心な食の環境づくり

有害物質を含む不法投棄による農地近隣の土壌汚染を監視す る。環境汚染対策は環境部、都市部、土木部等の横断的に全市 をあげて取り組む。また市民による環境汚染に対する啓発と学 校教育、地域ぐるみでこの問題に取り組む。

一般市民(消費者)も賢くなるように、啓蒙し、農家支援を 心がける。地産地消は大賛成である。

不法投棄による土壌汚染の防止を図るため、不法投棄監 視員による監視や、監視カメラの設置等により不法投棄の 未然防止を図ると共に、巡視等によるパトロールを実施 し、不法投棄物の確認や早期回収を徹底しております。ま た、学校における環境教育や市民・事業者に対する環境学 習については、本市環境基本計画に基づき推進することと しております。

本推進計画においては、安全・安心な食の環境づくりに 向けて、地産地消の推進をはじめ、消費者向けの講習会や 情報提供等、今後も関係部署・地域住民等と連携し取り組 んで参りたいと考えております。

市街化調整区域や土地利用計画、農地法を厳格に守り、農地 の開発を抑制する。(富里市との隣接した不動ヶ岡地区)

農業委員会の透明性と情報開示を求める。

農地の開発抑制につきましては、本市としましても、農 振法や農地法等の厳格な運用に努め、計画的土地利用の推 進を図るとともに、優良農地の確保に努めて参ります。

農業委員会の透明性と情報開示につきましては、農業委 員会事務局ホームページ上で総会議事録の公開を行うな ど、透明性の確保に努めているところでございます。 10 37

参照

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