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【 3 】長 崎 県 の 救 急 搬 送 概 要
長崎県全体の救急搬送に対する検討を行った。❶
長崎県の背景
長崎県は2014年10月1日時点で13市8町、人口約138万人であり、65才以上の高齢者は29. 2%と 3割に達しようとしている。高齢者比率の全国平均は26%であることを考えると、長崎県は相当 高齢化社会が進んでいると言える。また、7つの地域(平戸、松浦、島原、五島、新上五島、壱岐、 対馬)で30%を超え、その他の地域でも前年比1%前後の伸び率であった。
県内の医療機関の概略を示すと、長崎県内には計160の病院があり、その内救急告示医療機関 は62施設である。また、三次救急医療施設は長崎大学病院(長崎市)、長崎医療センター(大村市)、 佐世保市立総合病院(佐世保市)の3ヵ所であり、いずれも救命救急センターが付設されている。 なお、ここでいう地域はそれぞれの消防局の管轄区域を指しており、2次医療圏との関係で いうと長崎医療圏から西海市を除いたものが長崎地域、佐世保県北医療圏は佐世保市、松浦市、 平戸市、佐々町から構成される。また県南医療圏は島原市、南島原市、雲仙市より構成される が、消防局の管轄では雲仙市の一部は県央地域に含まれる。その他の地域は概ね2次医療圏と一 致している。
長崎県人口 高齢者比率
27,495 27,952
佐賀県
佐世保市
佐世保市
佐世保市
大村市
大村市
大村市
島原
島原
島原 県央
県央
県央
長崎市
長崎市
長崎市 平戸
平戸
平戸
松浦
松浦
松浦 壱岐
壱岐
壱岐
対馬
対馬
対馬
五島
五島
五島
新上 五島
新上 五島
新上 五島
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ① ① ② ② ③
③ ④④
❷ 回収率と内訳
2013年4月1日から2015年3月31日までの長崎県内の救急搬送について集計を行った。年 間の総搬送数は、2013年度56, 732件、2014年度57, 506件であり、2014年度の前年比は1. 4%と 増加していた。このうち2013年度55, 336件、2014年度55, 836件について各医療機関から報告 書が回収され、記載不十分、不明の除いた2013年度54, 243件、2014年度54, 908件において分 析を行った。
この中で2014年度の内因性疾患は37,835件(68.9%)、外因性疾患は17,073件(31.1%)、 2013年度の内因性疾患は36, 557件(67.4%)、外因性疾患は17,686件(32.6%)であり、内因性・ 外因性疾患の構成に大きな変化はなかった。
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❸ 疾患群別詳細
それぞれの疾患別の転帰(搬送7日目)を示す。
❹
CPA症例
CPAおよび外来死亡について、疾患別に件数を示す。
前年比で脳疾患、循環器疾患と減少はしているが、内・外因性の構成比では大きな変化は みられなかった。
❺
地域別転帰
−15− =内因性疾患=
=外因性疾患=