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保育者養成 に対す る社会的要請の調査研究
AQua nt i t a t i veAna l ys i so fSo c i a lNe e dso fPr e s c ho o lTe a c he rTr a i ni ng
(2007年3月31日受理)
高旗 正人 中田 周作 池 田 隆英
TakahataMasato NakadaShusaku lkedaTakahide
Keywords:保育者養成,社会的要請,質問紙調査,養成段階,研修段階
本稿は,幼稚園 ・保育園の園長を対象に,保育者養成‑の期待に関する質問紙調査の報告であるO近年, 「子育て支 援」な どの施策の展開により,これまで以上に保育者の職務‑の社会的要請が多様かつ複雑になっている。そのため, 保育者養成機関では,そ うした社会的要請の把握が改めて重要 となってお り,この調査 もこうした課題に応 えるための 基礎的なデータを得るものである。調査は,2006年10月か ら12月までで,対象者宛に737部を郵送 し,394部を回収 した (回収率53.5%)。分析の結果,1)保育者の力量の基礎 として,子 どもや保護者の理解 とともに保育者 とい う職務‑
の理解 を養成,研修両段階で身につけることが,期待 されていること,2)保育施設 として,保育者の力量向上,他機 関との連携,保護者‑の相談 ・援助が一層必要であるとみなされていること,そ して,3)養成段階において,環境, 人権,健康,食事,発達障害などに対する教育が一層充実す ることが望まれていること,が明 らかになった。現在,保 育現場は多様かつ複雑な社会的要請に応 えなければならず,養成段階か ら研修段階まで一貫する,専門性の高い保育者 養成の体系を構築することが求められているといえる。
1 .問 題 設 定
この調査研究は,幼稚園 ・保育園とい う保育の現場か らの保育者養成に関す る期待について明 らかにしよ うと したものである。
近年,保育士希望者が増大 し,それに応 えるべ く,多 くの大学 ・短期大学 ・専門学校において保育者養成が行 われ るようになった。それ らの養成機関には,保育の現 場経験の深い教員が在職 しているために保育現場の保育 者養成‑の期待については十分認識 されていると思われ がちである。 しか し,経験による現場の期待の把握は, 時 として,狭い範囲の個別的なものとな りがちである。
さらに,現場の保育者養成‑の期待は,変化する。認定 こども園に関する法律や都道府県条例の発足によって, 子育て支援の課題が浮上 した り,特別支援教育,延長保 育の要請が高まった り,保護者か らの保育 ・教育‑の個
別的な要望が提起 された り,保育者は現在多 くの課題 を 抱えている。それ らに対処するためには,職場 における
「研修」 と共に採用以前の養成段階での教育のあ り方が 問われなければならない。
いま,保育現場で何が養成段階に対 して求め られてい るのか。本調査は,保育現場で保育者 を日々指導 し支援 する立場にあって,子 どもたちと保護者を直接観 る地位 にある保育園園長 (保育所は岡山県では保育園 と呼ぶ), 幼稚園園長に対 して保育者養成‑の期待,要望 ・批判等 について質問紙法による調査 を行 ったもので あ る。 な お,執筆の担当は,各項の末尾に記載 した。 (高旗正人)
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表1 質問項 目の構成
高旗 正人 中田 周作 池 田 隆英
質問項目の内容 項目数
A.被調査者の属性に関する項目 10
B.現在行っている 「子育て支援」に関する項目 (複数回答) 13 C.保育者養成の段階で身につけさせるべき基礎的内容 20 D.保育者として研修段階で身につけるべき基礎的内容 20 E.保育者養成の段階で身につけさせるべき応用的内容 20 F.保育所 として研修段階で身につけるべき応用的内容 20 G.「子育て支援」に対する意見 25 H.保育者養成機関で今以上に力を入れるべき指導内容 21 1.今後、必要 となる保育者養成機関での教育内容 14 J̲(1)「保護者の求める保育者の資質」 自由記述
(2)「質問項目以外の保育者養成への希望事項」 自由記述
2. 調 査 概 要
1)質問紙の概要
質問項 目は, 10の大項 目か ら成 り,その内容 と項 目数 は表1に示 した。Aは,性別や年齢な どの属性のほか, 幼稚園 と保育園の連携状況 を尋ね る項 目。Bは, 「子育 て支援事業」の うちで主要な事業内容 に関す る項 目で, 古橋 ほか (2004)の調査結果 を参考に した。 CとDは,
『要領』や 『指針』, さらには免許や資格の要件 に関す る項 目で,新井ほか (2004)を参考により具体的な構成 内容 となっている。EとFは,保育を実践に必要な保育 者 としての応用的な内容 を尋ねる項 目で,上 田 (2003) や碓井 ほか (2005)を参考に,より総合的な構成内容 と なっている。Gは,『厚生労働 白書』 (2006)や 「保育 白 書」 (2004)を参考に, 「子育て支援事業」の原理や理念 に関す る項 目。Hは,養成機関で今まで以上に指導すべ き内容で,社会人 としてのマナー,保育者 としての職務 などに関す る項 目。そ して Ⅰは,基礎的な技能や知識 に 加 え,コンピュータ教育などの 「新たな指導内容」の必 要性 を尋ね る項 目。 回答方法は,B〜Ⅰは5件法 を用 い,
J
は 自由に記述 してもらった。なお,個々の質問項 目については,本文末尾に掲載 した調査票を参照 された い。 (池 田隆英)表2 サンプルの属性
悼
別
年 齢 層
勤 続
免 許
餐 格
男性 28 7.2 地域 都市 60 16.4
女性 363 92.8 住宅 168 45.9
合計 391100.0 農 山漁 138 37.7 20歳代 19 4.9 合計 366100.0
30歳代 29 7.5 属所 公保 115 29.6 40歳代 78 20.2 私保 99 25.4 50歳 代 231 59.7 公幼 162 41.6 60歳 代 25 6.5 私幼 13 3.3 70歳代 5 1.3 合計 389100.0
合計 387100.0 規模 100名未満 247 63.3 20年未満 81 21.7 200名未満 119 30.5 40年未満 282 75.4 300名未満 22 5.6 60年未満 ll 2.9 400名未満 1 0.3
合 計 374100.0 500名未満 1 0.3
二種 199 52.0 合計 390loo.0
一種 116 30.3 職負 20名未満 256 67.7
専 修 2 0.5 40名未満 109 28,8
な し 66 17.2 60名未満 ll 2.9
合 計 383100.0 80名未満 2 0.5 あ り 315 81.0 合計 378100,0
な し 74 19.0
形悲 一体化 110 31.9
連携型 29 8.4
連携 な し 206 59.7
2)調査の手続きと方法
調 査 対 象 は, 『岡 山県教 育 関係 職 員 録 』及 び 岡 山 県HP (http://www.pref.okayama.jp/hoken/sisetu/
hoikusyo.htm)をもとに,岡山県下全部の幼稚園および 保育園の一覧を作成 し,園長あてに返信用封筒 を同封 し 回答を求めた。配布 した数は737部,回収 された数は394 部,回収率は53.46%。実施時期は2006年10月か ら12月
に至った。
回答のあった394の属性 は表2の通 りである。女性が 92.8%と圧倒 的多 く,又年齢的には,50歳代59.7%, 40歳代20.2%に集 中 してい る。取得 されてい る幼稚園 教諭免許 に関 しては,二種免許状52.0%,一種免許状 30.3%,な しが17.2%であった。専修免許状 はわずか 0.5%であった。保育士の資格は 「あ り」 と答 えたもの は81.0%, 「な し」は19.0%であった。以下,本調査の サンプルに関す る地域別,所属別,規模別,職員数別, 形態別 の実態は,表1の通 りである。地域別 では,住 宅地域 が最 も多 く45.9%,続いて農 山漁村が37.7%第 3位 は都市の16.4%である。回答者 の中で最 も多かっ た のは,公 立幼稚 園の41.6%,第2位 は公 立保 育 園 の29.6%,あ と,私立保育園の25.4%,私立幼稚 園の 3.3%と続 く。規模別に観 ると,子 どもの数は, 100人未 満が最 も多 く,63.3%,第2位 は200名未満で,30.5%
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であった。 職員の数 は20名未満が,67.7%,40名未満が 28.8%であった。勤務園における幼保 の連携 の形態 をた ずねた ところ, 「一体化」31.9%, 「連携型」8.4%, 「連 携無 し」が59.7%で最 も多かった。 (高旗正人)
3. 調 査 結 果
1)実施 している支援事業
近年,幼稚園や保育園は家族援助 とか子育て支援事業 として,多 くの事業をこな している。保育者養成の機 関 はそれ をふまえて, このよ うな事業に対す る理解 と実践 力 とを育成す ることが望まれ るであろ う。そのよ うな観 点か ら,12項 目とその他 をもって実態の調査 をお こなっ た結果は 「図1 実施 している支援事業の種類」の通 り である。13項 目すべてに 「や っている」 とい う肯定反応 があった事は注 目に値す る。保育園や幼稚園が単に,入 園者の保育 ・教育のみな らず様々な形 で子育て支援や家 族援助 に乗 り出 してい る様子 が この表 か ら読み取れ る。
その中でも特 に多かったのは, 「未就 園児‑の解放」で 70%以上の園でお こなわれてい る。第2位 は「延長保育」, 第3位が 「障害児保育」でいず
れ も50%を超 えてい る。 「保 育 体験」や 「相談事業」について も40%以上が取 り組 んでい る。
さらに,20%台の幼稚園 ・保育 園 で 「一 時保 育
」
「育休 保 育 」 な どがお こなわれてい る。新採用の保育者 もこのよ うな 事業に直接向かい合 う必要があ り, とりわけ,子 どもたちの保 育 ・教育 とい うだけでな く保護 者 とのかかわ りが多様化 してい る様子が明 らかになる。保育者 養 成 とい う観 点 か らす る と,
「家族援助
」
「子育て支援」
「特ラムにはない保育士 としての教育が求 め られ ることにな る。今後は幼稚園教諭 については保育士資格 の取得が必 然的に求め られ る。延長保育は就学前教育ではな く,明 らかに保育士 として子 どもたちに立ち向かわねばな らな い。
まず第1に保護者 との コミュニケー シ ョンカ に保育者 養成 は力 を注 ぐこ とが求 め られ てい る と言 えるであろ う。 さらに,幼稚園教諭 の養成課程 において,保育士資 格の取得が併行 して求め られ る時期 に来ていることは, 4時間の教育時間の先の延長保育は保育士の専門性 が要 求 され るか らである。
他方,保育園の場合,子育てに関す る相談は,将来 を 見通 した子 どもの教育の問題 と深 く関わるであろ う。 し たがって, これか らの保育士は,子 どもの将来 を見通 し た教育相談 を求 め られ るため,保護者以上の教育 に関す る見識 を持つ必要がある。その意味では,たんに,幼稚 園の教諭資格 に止ま らず,深い教育学的教養 が期待 され ていると考 えねばな らない。保育者養成の課題 は,多様 化 Lかつ,幼稚園 ・保育園の壁 を取 り去 りさらに高度な 教育者 としての専門性が必要である。 (高旗正人) 図 1 実施 している支援事業の種類
(%)
90.0 80.0 70.0 60.0 50
,
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育 未 相 ‑ 産 夜 保 障 障
児 就 談 時 休 間 育 害 害 延 学 休 そ
講 園 事 保 育 保 体 児 児 長 量 目 の
座 児 業 育 休 育 験 ケ 保 保 保 保 他
別支援」な どの仕事 を視野に入れた保育者養成カ リキュ ラムの検討が緊急課題 である。大学等の養成段階では所 定の単位 を取 るとい うだけでな く, もっ と実践 に即 した 指導が求 め られてい る と思われ る。 と りわけ, 「延長保 育」は幼稚 園においては,幼稚 園教諭 の養 成 カ リキュ
2)養成段階 と研修段階で期待 され る力量形成
この調査では,保育者が身につ ける力量について20項 目を設 け,養成段 階 もしくは研修段階 において, 「どの 程度身 につける必要があ りますか。」 との質問を した。
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高旗 正人 中田 周作 池 田 隆英
ここでの項 目は,『要領 』や 『指針 』, さらには免許や資 格 の要件 を参考 に,保育者 に必要 とされ る力量 を反映 し てい る。本項 は,その回答 の素集 計の結果 を概観 す る。
全 体 の傾 向 と して は,20項 目す べ て にお い て , 「必 要性 が高 い」との回答 率 が高 く,養 成 段 階 と研 修段 階 の両方 で80%を超 えた の は11項 目。 これ ら11項 目の う ち,「2.心身 健康 」 (養 成 :93.0%,研 修 :97.2%)
「12.職 業意 義 」 (養 成 :90.0%,研 修 :91.3%) 「19.
病 気 対 処 」 (養 成 :91.1% ,研 修 :95.1%)の3項 目 は90%を超 えてい る。 対 象者 で あ る園長 た ちが養 成 段 階 と研 修 段 階 の 両 方 で 必 要 性 を強 く感 じて い る こ と が うか が え る。 た だ し, そ の他 の8項 目で は , 主 と して養 成 段 階 で の必 要 性 が90%を下 回 り,保 育 現 場 の研 修 にや や ウエ イ トが置 かれ て い る。「8.言 語 領 域 」 (養 成 :89.6%,研 修 :96.3%),「9.基礎 教養 」 (養 成 :80.6%,研 修 :83.3%),「18.表 現領 域 」 (秦 成 :87.1%,研修 :89.7%),「20.特別 支援 」 (養 成 : 88.4%,研 修 :95.4%)の4項 目で は,養 成段 階 と研 修段 階 の必 要性 にあま り差 が ない。 一方 ,「1.保 育心 理 」 (養 成 :87.8%,研 修 :97.7%), 「11.発 達配慮」 (養 成 :85.8%,研 修 :96.4%) 「16.生 活 領 域」(秦 成 :84.6%,研 修 :94.9%) 「17.環 境領 域 」 (養 成 : 84.7%,研修 :95.9%)の4項 目では,養成段階 よ りも 研修段 階 に約10%の差 で ウェイ トがかかってい る。
保育現場 の研修 で形成 が期待 され る力量 については,大 きなば らつ きがな く,20項 目す
べてが70%以上で,その うち17 項 目で80%以上 となった。まず, 肯定の割合 が90%台 となった項
目は,「1.保 育 心理」97.7%,
「2.心 身 健 康 」97.2%,
「8.言 語 領 域」96.3%,
「
10.相 談 援 助 」97.4%, 「11.発 達 配 慮 」96.4%, 「12.職 業 意 義」91.3%,「19.病 気 対 処」 95.1%,「20.特別支援」95.4%
と, 8項 目に及 んでい る。 この こ とは,主 として心理や身体 に 関わ る知識や理解 を前提す る配 慮や対応 が期待 され てい るこ と
が うかがえる。 また,肯定 の割合 が80%台 となった項 目 は,「3.保育歓迎」81.2%,「5.技能範 囲」80.6%,「7.厳 格指導」82.6%,「9.基礎教養」83.3%,「14.情報処理」
81.2%,「15.食事指導」89.8%,「18.表現領域」89.7%
の7項 目。必要性 がやや低 くな るこれ らの項 目は, ミ ニ
マ ム ・エ ッセ ンシャル ズ (最低 限度 の要件)ではないが 保育現場 での重要 な力量 とみ な され てい る, と考 え られ る。 さ らに,肯 定 の割 合 が70%台 の項 目は,「4.就 学 準備」73.7%,「6.造形技能」78.9%,「13.社会背景」
79.1%の3項 目であった。 これ らの項 目は,緊急 の課題 ではないに して も,養成段階か ら研修段階まで長い期 間 をかけた形成 が期待 され てい る, と考 え られ る。
養 成 段 階 で形 成 が期 待 され る力 量 につ い て は, 「必 要性 が高 い」 と回答 した割 合 は, 上 は90%強 か ら下 は 50%強 ま で ば らつ きが で て い る。90%台 とい う高 い割 合 とな った項 目は,「2.心身健 康」93.0%,「12.職 業 意 義」90.0%,「19.病 気 対 処」91.1% の3項 目で あ っ た。 どの項 目も,保 育者 の力量 に対 す る現代 的課 題 で あ り,子 どもの心身 の健 康 ‑ の配慮 だ けで な く,病 気 な ど‑ の対 処 が で き る こ と, さ らには,保 育者 と して の職 業意識 を形成 す る こ とが養成 段 階 で強 く望 まれ て い ることがわか る。 また,肯定の割合 が80%台 となった のは,「1.保 育 心理」87.8%,「8.言語領 域」89.6%,
「9.基礎教養」80.6%,「11.発達配慮」85.8%,「16.坐 活 領 域」84.6%,「17.環 境 領 域」84.7%,「18.表 現 領
図2 期待 され る力量 (%)
90.0 80.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30,0
210
0
0.
..0
00 ㌔㌔㌔㌔㌔㌔㌔㌔㌔㌔㌔■㌔■■㌔〜■一一■一∫■ー 一1■ ‑■1‑■t■I■I ㌔㌔■■■㌔㌔㌔㌔一一■1I■■■■■∫ ㌔■■㌔■「㌔■㌔㌔■I■ヽ■■■■■ ■ー■■■‑■一IIII一一IIII一I 一■■1一I㌔■一㌔㌔■㌔㌔■It‑IIIIIII■■■■■■■■■一 ㌔I■㌔ヽ㌔I㌔㌔㌔㌔■㌔■i■)■■■. ■■I一■ ■一■■∫■㌔㌔㌔■㌔■㌔㌔一㌔■〜㌔■一㌔㌔㌔㌔■一一一∫∫■■■■■■一 ■一■I■■一■II一一一I一一■I● ■ ■ . ■ . ● ■ . . . . . t ■ ■ I 一 t I ■ 一 一 ■ I I I t i
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青 身 青 学 能 形 格 語 礎 相 発 職 社 情 食 生 環 表 病 特 心 健 歓 準 範 技 指 領 敏 談 達 業 会 報 事 活 境 現 気 別 理 康 迎 備 取 離 導 域 養 援 配 意 背 処 指 領 領 領 対 支
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保育者養成に対す る社会的要請 の調査研究
域」87.1%,「20.特別支援」88.4%の8項 目であった。
これ らの力量は,養成段階では十分に形成できないもの であるだけに,最優先課題 となってはいない, と考 え られ る。 さらに,肯定の割合 が相対的には低い項 目は,
「3.保育歓迎」69.2%,「4.就学準備」50.6%,「5.技 能 範 囲」77.4%,「6.造 形 技 能」75.3%,「7.厳 格 指導」67.9%,「10.相談援助」77.9%,「13.社 会 背 景」 71.8%,「14.情報処理」78.6%,「15.食事指導」77.6%
の9項 目であった。 どの項 目も,保育現場でも緊急性が 低い課題であるため,養成段階ではなお さら必要性が相 対的に低 くなっている, と解釈できる。
本項での結果 は,一言で言い表せ るほ ど単純 ではな く,また肯定的な回答率の高 さだけに注 目すべきではな い。む しろ,なぜ項 目や段階の間に差ができているのか をもっと掘 り下げて検討すべきである。 このことを前提 にして特筆すべきは,子 どもの 「心身‑の理解や配慮」
と保育者 の 「保育の意義 と影響 の理解」の観 点が養成 段階でも研修段階でも重要である, とい うことである。
『要領』や 『指針
』
, さらには免許や資格 の要件 である ことか ら,今後の力量形成の優先課題であると言える。(池 田隆英)
3)養成段階と研修段階で期待 される資質
ここでは保育者 として, どのような資質 を酒養す るべ きなのかが問われている。 これ らの資質は,大学や短大 な どの養成段階において身につ
けるべきことなのか,それ とも 保育者 になって園内外の研修な どで身につけてい くものなのか について比較をしている。
まず ,全 体的な傾 向 として は,今回の調査では20項 目を設 定 しているが,12項 目において 80%以上が,養成段階 と研修段 階の両方で身につける必要があ ると回答 している。なかでも,
「3.規範性」 (養成 :94.0%, 研 修 :95.3%),「12.管 理
性 」 (養 成 :95.9%,研 修 : 95.5%),「13.明朗性」 (養成 :
95.5%,研修 :95.5%),「18.学究性」 (養成 :91.1%, 研修 :96.1%)の4項 目は,養成段階 と研修段 階の両方 で身につけるべきであると90%以上が回答 している。 こ
のことよ り,保育者は幅広い様々な資質 を,養成段階か ら研修段階で一貫 して培 うことが求め られてい ることが わかる。特に,保育者 になって園内外の研修な どの保育 現場で更に資質の酒蓑 に努 めてい くべきである との指摘 が顕著である。養成段階では,90%以上が4項 目,80%
台が8項 目,80%未満が8項 目であるのに対 して,保育現 場では,90%以上が18項 目,80%台が2項 目,80%未満 が 0項 目となってお り,保育者 に とって保育現場におけ る資質の形成がいかに重視 されているかが分か る。
しか しなが ら,けっ して養成段階が軽視 され ているわ けではない。それは,20の設問中12項 目が80%以上の回 答を得ていることか らも明 らかである。また現在,保育 者養成は,四年制大学における保育士養成の拡大や認定 こども園のような一体化施設の設置な ど,新 しい局面を 迎えている。そこで養成段階で80%以上の回答 を得た12 項 目に着 目す る と 「1.社交性」86.7%,「3.規範性」 94.0%,「4.柔軟性」80.8%,「5.吸収性」82.0%,
「9.組織性」84.7%,「12.管理性」95.9%,「13.明 朗性」95.5%,「15.指 導性」87.7%,「17.自尊性」 86.9%,「18.学究性」91.1%,「19.見識性」82.3%,
「20.広範性」89.6%となってい る。設 問内容 は,1 ‑
5.が 「子 ども‑の対応J,6‑10.が 「保育 とい う職業 図3 期待 され る資質
(%)
90.0 8700..00 6500..00 40.0
321
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交 感 範 軟 収 任 極 題 織 生 行 管 明 論 指 改 自 学 見 広 性 性 性 性 性 性 性 性 性 産 動 理 朗 理 導 善 尊 究 識 範
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高旗 正人 中田 周作 池 田 隆英
‑の構 え」,ll‑15.が 「自立的な職業意識上 16‑20.が
「保育の知識 ・見識」 となっている。 こ うしてみると,
「保育 とい う職業‑の構 え」や 「自立的な職業意識」 と い う, よ り実践的な部分ではな く, 「子 ども‑の対応」
「保育の知識 ・見識」 といった保育者 としての基礎的な 資質の滴養が保育者の養成機関の役割 と見な されている
ことが分かる。
これ らの結果は,ある意味で容易に予想 された傾向で もある。 しか し,現在 は,保育者の養成期間の延長や新 しい制度の導入期に当たる。 このような時期では,研究 機関であ り,また教育機関でもある保育者養成機関が, いったい, どの よ うな資質 を身 につ け させ るべ きなの か,保育者養成機関, 自らが提案 しなければな らない。
こ うした視点か らす る と,保育現場 で90%以上の高い 回答 を得 てい るに もかかわ らず,養成段階ではあま り 高い回答 を得ていない80%未満の項 目は,「2.敏感性」 (養成79.2%,研修97.1%), 「6.責任性」 (養成73.6%, 研修98.7%),「7.積極性」 (養成76.2%,研修96.0%),
「8.話題性」 (養成78.3%,研修93.9%),「10.生産性」
(養成77.0%,研修94.5%),「14.論理性」 (養成73.1%, 研修92.4%),「16.改善性」 (養成77.2%,研修96.3%), の7項 目である。 これ らの質問項 目を概観す ると,よ り 実践的な資質に関す ることである。 こうした ところに, 現在の保育者養成機 関の課題 を解決す る糸 口があるのか もしれない。 (中田周作)
4)
保育者 ・保育所 (園)・幼稚園のあるべき姿 この項では, 「求め られ る保育施設」についての結果 を見てみ よ う。質問項 目は, 「近年求め られている 「子 育て支援」のためには,保育者や保育所 (園) ・幼稚園 はどうあるべきだ とお考えで しょうか。」 とい う質問を した。下位項 目は,サブテーマが5つあ り, さらに,そ れぞれ5つの項 目があ り,合計25項 目か ら構成 されてい る。サブテーマは, 「子育て支援」に関連す る省庁の見 解 を参考に, 「保育サー ビス」 「保護者‑の支援」 「保育 施設の役割」 「子育て支援力」 「保育者の知識 ・見識」を 設定 した。以下, 「非常に合致 してい る」 と 「だいたい 合致 している」を合わせた回答率について,回答率が相 対的に高いサブテーマか ら順 に報告す るoまず,保育者の力量向上や他の機関 との連携について
尋ね る 「子育て支援」について。 ここでは, 「合致 して いる」 との回答が全ての項 目で90%以上になっている。
「16.管理職の リーダーシップ」90.8%,「17.小学校な ど の機 関 と連絡」93.8%,「18.専門的な機 関 との連携」 95.9%,「19.研修の断続的な実施」96.6%,「20.問題 に 対処できる力量」95.1%, となっている。 「子育て支援 力」について,個々の管理職や保育者の力だけでなく, 外部機関 との連携が必要 とされている。
つぎに, 「子育て支援」の重要課題の1つである保護 者‑の援助や配慮 に関す る 「保護者‑の支援」につい て。全ての項 目が80%を超 えてい る。「6.保護者 の不 安や心配 を軽減」98.7%,「7.子育てへの参加支援」
97.5%,「8.喜びや楽 しさに配慮」97.9%,「9.情戟交 換の機会提供」95.9%,「10.ネ ッ トワークづ くり支援」 84.6%, となっている.保護者‑の支援について,多 く の園長が必要性 を感 じていることがわかる。
また,保護者や地域 な どとの関わ りで今後の保育施 設 のあ り方 を尋ね る 「保育施設 の役割」 について。 こ のサブテーマでは,下位項 目間で 「合致す る」 と回答 した割合 にバ ラツキが見 られ る。「11.多 くの子 どもを 歓迎」72.3%,「12.地域で子育ての中核」92.8%,「13. 特色をもった施設」73.3%,「14.保護者や地域に説明」 97.7%,「15.第三者評価 を利用」80.5%, となってい る。今後の保育施設の役割 として,地域の中核施設であ ることや説明責任 を果たす ことにやぶ さかではないが, 多 くの子 どもを入園 させた り,特色をもつ ことや第三者 評価 を利用す ることには若干の抵抗感が見 られる。
さらに,今 まで以上 にその重要性 が高まってい る保 育者 の知識や見識 を尋ね る 「保 育者 の知識 ・見識」に ついて。 このサブテーマで も, 「合致す る」 と回答 した 割合 にバ ラツキがある。「21.祖父母‑の子育て指導」 66.4%,「22.今後の子育てについての見識」90.5%,
「23.発達障害の総合的な知識」96.9%,「24.新生児の発 達の知識」75.4%,「25.就学後の教育の見識」86.4%, となってい る。保育者 の知識 ・見識 については,や は り,その内容によって必要性の高 さが異なることがわか る。
最後に,保育のニーズやサー ビスをキー ワー ドとする 市場化 の動 向を反 映 した 「保育サー ビス」 についてo 他のサブテーマ と異な り, どの下位項 目も70%を超 えて
155 保育者養成 に対す る社会的要請の調査研究
いない。「1.保育はサー ビス業」
69,0%,「2.顧 客 のニー ズが第
‑」54.30/.,「3.長期休暇な く対 応」40.2%,「4.長時間で多様 に 対応」44.0%,「5.新 しい遊びや 音楽 を提供」21.7%, となってい る。対象者 (園長)の多 くが,保 育 をここで挙げたよ うな 「サー ビ ス」 とは とらえていない 。
この項 での結果か ら,近年求 め られてい る 「子育て支援」のため に,保育施設の運営が どの よ うに な され るべ きだ と考 え られ ている のかがわかる。総 じて,保育者 の 力量向上や他の機 関 との連携 , さ
図4 求め られ る保育施設 (%)
90.0 80.0 70.0 60.0 50,0 40.0 30.0
21000...000 ■■●㌔㌔一I■■■■㌔一■■■■■■■I■■■■■■t■■■.■I一 ㌔㌔㌔/■I,一㌔一■■■I,I■■■■■一.■1■■■■■■■一■■■ ■′㌔I√㌔■√■ ■■ ■㌔■ ■■ ㌔一㌔㌔㌔㌔■㌔㌔I㌔㌔IIー .● I一■■一II㌔■●「■一㌔㌔ー■〜㌔㌔㌔「㌔㌔㌔㌔■■㌔I■ ■■一I■I■■■ ■一 ■㌔∫㌔㌔㌔㌔㌔㌔㌔㌔㌔㌔∫㌔II■ ■tI㌔■■■一t■■■t■ 1 一 ■■iど■ ■■ ■′ ■■′ ■㌔ .■′■.]■ ■■IlLl.茸.■."■■Jl■.I′㌔で㌔㌔㌔■㌔II■■㌔: ∫‑■■㌔■㌔㌔㌔㌔㌔㌔㌔一■tt■J一1㌔㌔■■■1■■‑一ヽhT.■ヽ暮㌔■■■t■I.■■∫L■.■■㌔■ 1■㌔㌔㌔■I■■: I■■■1 ‑t ■t ■三 ㌔一.■■で. :■㌔′■■‑1d■■J'■ ■■.‑ I/■■ ■]■ ■∫■■t.I■■■㌔㌔//■■㌔ 一 IL■ ■l■■■■㌔〜■㌔㌔■㌔㌔一〜㌔㌔㌔Iー一■■■■1 l一■I■■■■I■ヽ t■ヽ ■1ヽ ■iヽ ■ヽ ■■■■■■●■■一■■■■t■■:■ ■■■.I'.t.■㌔㌔㌔□㌔「■㌔㌔㌔●㌔■■I ㌔t■■■■/■㌔㌔㌔㌔㌔√I′′d㌔■ ■■I■ ■■ 1一t ■I■ ■■tll■■■一I〜■■J b‑■ ■■■■一■‑㌔一■■■㌔■/㌔㌔一■t一■ ;㌔■t■t■■〜■L■/■′■.′ ㌔■■…ヽ■■一㌔:㌔■■T.1.1∫1㌔㌔I■■I■■■■t■■■■)■t㌔㌔㌔ ■㌔㌔㌔㌔㌔■∫I■■ ■㌔㌔㌔㌔■■■㌔t㌔㌔㌔㌔一㌔㌔一■■ □合致せず■■■■日合致する
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らには子育ての主要な担い手である保護者‑の支援 が優 先的な課題 である, とい うことが確認 できる。 ただ し, 質問項 目の考 えに 「合致 しない」 との回答が20%以上 に なってい る項 目もある。 これ らの項 目は,関係省庁 の施 策上の課題 でもあるだけに,対象者の園長たちが ど うし て 「合致 しない」 と回答 しているのか,考 えてみ る必要 がある。施策の課題 を トップダ ウンの方法で現場 に もた らすのではな く,施策 と現場のす りあわせ が必要 である ことが, この結果か らうかがえる。 (池 田隆英)
5)養成が必要な態度
ここでは,大学な どの保 育者養成機 関で,今以上に, 指導 してお くこ とが必 要 で あ る態度 につ いて問 うてい る。 全体 として は,全項 目において,今 以上 に指導 し てお く必要性が 「高い」 との回答 が70%以上 となってお り, どの態度 において も保育者養成機 関に対 して,今以 上に指導 してお くことが求 め られ てい る。
次 に,各 項 目につ い て見 て い く と, 高 い との 回 答 が90%以 上 の項 目は 「1.マ ナ ー」98.5%,「2.日 常 生 活」 96.9%,「5.指 導 計 画」 93.3%,「6.要 点文 章」92.6%,「9.遊 技 多様」93.5%,「10.深 い 愛情」91.3%,「13.整 理整 頓」91.3%,「14.粘 り強 さ」95.1%,「15.危機 管理」94.8%,「16.遊 び意義」
92.8%,「19.協調姿勢」94.6%,「20.教材研究」93.3%
の12項 目。 そ して,90%未 満80%以 上 は 「3.問題 対
処」82.4%,「8.連絡 対応」86.1%,「11.両方 資格」 80.5%,「17.会議研修」87.8%,「18.指導理解」84.5%
の5項 目であ り,80%未満 は 「4.文章表現」78.3%,
「7.事務技能」74.9%,「12.広範技量」78.4%,「21.
実践感覚」77.8%の4項 目となってい る。
これ らの傾 向 と して は,今 以上 に指導す る必 要性 が 高い態度 である90%以上 には,大別 して 「1.マナー」や
「2.日常生活」 「13.整理整頓」 「14.粘 り強 さ」 「19.協調 性」 とい った社会人 としての基本的ルール を身 につ けて い る とい う態度 と, 「5.指導計画」 「6.要 点文章」 「9.遊 技多様」 「10.深 い愛情」 「15.危機管理」 「16.遊び意義」
「20.教材研 究」 とい う保 育者 と しての基礎 的 な態度 と い う2つ の内容 が含 まれ てい るこ とが指摘 できる。 そ し て,80%台では 「3.問題 対処」 「8.連絡対応」 「17.会議 研修」 といった実践的課題 が含 まれて くる。80%未満 で は,「4.文章表現」 「7.事務技能」 「12.広範技量」 「21.莱 践感覚」 と,更に実践的な傾 向が強 くなる。
こ うした ことか ら,保育者 の養成機 関において学 生たち が身 につ け させ るべ き態度 として,保 育 ・教育 の現場 か ら考 え られ る 「全 て」 の教育の強化 が求 め られ てい る といえるであろ う。 しか し,その内容 を詳細 に見 てい く と,少 な くとも,社会人そ して保育者 としての基本 的な 態度 を身 につ けさせ るべ きである, と考 え られてい るこ とがわか る。 そ して,最終的 には,保育の現場で鍛 える とい う態度が見て とれ る。 こ うした保育者養成 の あ り方
157
保育者養成に対す る社会的要請 の調査研究
4. 結 読
保育 とは,子 どもの健康 で安全な生活 を保障 し,保護 者や地域‑の援助 を提供す るものであ り, この社会の今 後の存続 に大きな影響 を与 える重要な営みである。今, この保育に対 して, これまで以上に熱いまなざしが向け られお り,その内実 を明 らかにす ることは,保育に関わ る諸機 関の課題である。特 に,養成機 関にあっては,保 育現場の社会的要請 を把握す ることが,保育者 の人材育 成の基礎づけとなるだけに,非常に重要である。
この調査はこ うした観点か ら行 った ものであ り,本稿 で報告 した分析結果 は,養成段階での教育のあ り方 を再 考す る素材 を与 えて くれ るものである。 ここでは,その 分析の主な結果 を確認 し,特に養成機 関での課題 と思わ れ る点を指摘 したい。
1.保育園や幼稚園が様 々な形で子育て支援や家族援助 に乗 り出 してい る。
2.子 どもの 「心身‑の理解や配慮」と保育者 の 「保育 の意義 と影響の理解」の観点が重要である。対象‑の 理解 とともに,職業‑の深い理解が求め られている。
3.養成の早い時期 か ら,健康 で明 るい性格,子 どもの 手本 となること,そ して学問や研究‑の関心が期待 さ れている。
4.保育者の力量形成や他機関 との連携, さらには保護 者‑の支援が優先課題 である。 ただ し, 「サー ビス」
とい う観点をどう導入す るのか,検討 を要す る。
5.社会人 ・保育者 としての基本的な態度形成‑の要請 も,多方面にわたっている。養成機 関での一層の工夫 が必要である。
6.養成すべき 「新たな内容」としては,その賛否がわ かれ る。それだけに,養成機 関では,それぞれの現場 で柔軟 に対応できる人材 を育成す ることが望まれ る。
大学教育は ともす ると現場の教育的要請 に遅れがちで ある。学問研 究の成果 を講義す る とい う伝統的なカ リ キュラムに基づいてい る限 り,その ことは必然の結果 と なる。現代の変化 の激 しい教育界にあっては,大学の教 育 ・研究は,常に,教育現場の要請 を検討 しなが ら,独 自のカ リキュラムや授業内容 を学生に提供す ることが必 要である。その意味で本調査は,私たちに多 くの示唆 を 与えることとなった といえる。 (高旗正人 ・池 田隆英)
(謝辞)
本調査の質問紙作成 にあたって,中国学園大学子 ども 学部准教授長虞真理子 先生 , 中国短期大学保 育学科教 授森元真紀子先生に貴重な ご意見 を頂いた。また,調査 票の発送作業 と調査デー タの入力作業 に際 して,中国学 園大学子 ども学部の学生たちに授業 を通 して協力 を頂い た。 この場 を借 りて感 謝 の意 を表 したい。 なお, この 研究は,中国学園大学 ・中国短期大学か ら頂いた平成18 年度 特別研 究助成費 に よる 「『認 定 こども園 (総合施 読)』 の開設 に係 る課題 と人材 育成 に関す る実証的研 究」 (高旗正人 ・中田周作)の一部 である.
参 考 文 献
1)新井美保子 ,林 陽子 , 中村 治人 :保育者養成課 程 に求め られ る教育内容 の検討 一愛知県西三河地域 の保育者 を対象 とした調査か ら,岡崎女子短期大学
「研究紀要」 (2004)37,pp.1‑14.
2)古橋啓介, 秦 和彦, 細井 勇 ほか :田川地域に おける保育者 の子育て意識調査,福岡県立大学人間 社会学部紀要委員会 「福岡県立大学人間社 会学部紀 要」 (2004)12(2),pp.55‑74.
3)林 陽子, 本 山益子 :保 育者 の専門性 に関す る調 査研究一期待 され る資質の内容 と保育者養 成教育の 課題 (その 1),岡崎女子短期大学教育研 究所 「教 育研究所所報」 (2002)13,pp.25‑34.
4)木 山徹哉 , 菊池道興, 森博文, 片 山順 子, 長 谷川勝久, 小方圭子 :保護者 の保育ニー ズに関す る実証的研 究,九州 女子大学 ・九州女子 短期大学
「九州女子大学紀要. 人文 ・社会科学編」(2002) 39(1),pp.17‑30.
5)木 山徹哉, 森 博文, 長谷川勝久ほか :保護者 の 期待 す る保 育者像 一質 問紙調査 の分析 を 中心 に, 九州教育学会 「九州教育学会研究紀要」(2002)30, pp.93‑99.
6)守 山 均 :卒業生 の保 育者 と しての資質 に 関す る 調査研究 ‑保育所 ・幼稚園長‑の質問紙調 査か ら, 岡崎女子短期大学教育研 究所 「教育研 究所 所報」
(2004)15,pp.19‑33.
7)村 田保太郎 :保育における保育者の指導意識 に関す