毎日暑い日が続き、夏の真っ盛りです。
そろそろ夏の疲れもたまっているころで
はないでしょうか。体の調子が悪いと、
生き生きと自分らしく過ごすのは難しく
なります。毎日、趣味を楽しんだり、家
族や友人などと笑って過ごしたりするため
には、検(健)診で自分の体の状態を客観的
に知っておく必要があります。今、自覚症状
がないからといって、自分は大丈夫という保
証はどこにもありません。検(健)診は、この先
も幸せに暮らすための第一歩です。この機会に、
ご自分の体に目を向け、未来の暮らしのために、一
歩踏み出しましょう。
[問
]
健康増進課
市の現状
近年、偏った食生活や不規則な生活による生 活習慣病にかかる人が増加し続けています。生 活習慣病は、病気にかかるだけでなく死亡原因 としても全体の約6割を占める重大な病気で す。
例えば、浦安市では、死亡原因の1位は悪性 新生物(がん)、2位は心疾患、3位は脳血管 疾患であり、これらはすべて生活習慣病の一種 です。全国・千葉県でも、1位・2位ともに、 生活習慣病に起因する病気となっています。 (下図参照)
平成23年死因割合
順位 項目 割合(%)
浦
安
市
1 悪性新生物(がん) 35.9 2 心疾患(高血圧性を除く) 14.6
3 脳血管疾患 8.8
千
葉
県
1 悪性新生物(がん) 29.6 2 心疾患(高血圧性を除く) 17.8
3 肺炎 10.1
全
国
1 悪性新生物(がん) 28.5
2 心疾患 15.5
3 肺炎 9.9
特 集
あした
の
幸せ
は
検
(健)
診
から
笑顔で未来を生きるために
乳がん検診の問診の様子
特集は2・3ページに続く
人口=162,543人(−26) 男=80,695人(+6) 女=81,848人(−32) 世帯数=73,111世帯(+1) 平成25年7月末現在( )は前月比 市の人口と世帯
発行/浦安市
所在/ 〒279-8501 千葉県浦安市 猫実 一丁目1番1号 編集/市長公室広聴広報課 ☎047・351・1111(代表)
http://www.city.urayasu.chiba.jp
主 な 内 容
特集 あしたの幸せは検(健)診から 1∼3面
粗大ごみの品目と料金の設定が
変わります ほか 8面
市役所へのお問い合わせは
☎ 351・1111
各担当課へ
2
広報うらやす
No.984
2013年(平成25年)8月15日号全国的にみると、およそ2人に1人が一生の間にがんになっています。 また、亡くなった方の3人に1人が、がんが原因で亡くなっています。 この割合は世界のトップレベルで、日本は世界有数の「がん大国」と いえます。
がんは決して他人事ではありません。
がんによる死亡を防ぐためには、がんにかからないようにすることが 重要です。
( 参考文献『がん検診手帳』厚生労働省がん検診推進事業、『がん検診のススメ』がん検 診受診促進企業連携実施本部)
がんってどんな病気?
検(健)診を受ける際には受診券(4月に対象の方へ送付済み)が必要です。紛失した方は再発行しますので、直接、健康増進課(健康センター1階) においでになるか、お問い合わせください。検診の申し込み方法について、詳しくは、受診券に同封のお知らせをご覧ください。
「がんは遺伝する」と思っている方が多いようですが、遺伝によるが んは5%程度と少なく、むしろ、喫煙、食生活、運動などの生活習慣が 原因である方が多く、これらに気を付けて発がんリスク(がんを発症す る確率)を下げる必要があります。
しかし、発がんリスクを下げるため、生活習慣の改善を心がけたとし ても、がんにかかるリスクをゼロにすることはできません。そこで重 要となるのが、「がん検診」です。医学の進歩などにより、がんは、現 在、約50パーセントの方が治るようになりました。特に、進行してい ない初期の段階で発見し、適切な治療を行うことで、非常に高い確率で 治ります。つまり、定期的に「がん検診」を受けることで、死亡するリ スクを下げることができます。
早期発見は「がん検診」
1つの細胞が1センチメートルのがんになるまで、たとえば、乳がん では、細胞分裂で30回、15年という時間がかかります。
しかし、1センチメートルのがんは、たった3回の分裂、1年半で2 センチメートルになってしまいます。
1センチメートル以下のがんは検査しても、発見が困難です。また、 乳がんの場合、早期がんは、2センチメートルまでをさすため、検査で 発見できる早期乳がんは、1∼2センチメートルとなります。このこと から、検診を1∼2年ごとに受けなければ、がんを早期に発見できない ことがわかります。
できるだけ、「がんにならない」、仮になっても、「早期発見・早期治 療で完治させる」、この二段構えが大切です。
早期がんのうちに発見できるのは1∼2年です
検(健)診名 対象 内容 実施場所 平成25年度受診期限
がん検診
肺がん検診 40歳以上の方 胸部エックス線撮影など
市の指定医療機関※3で
個別検診 3月31日まで平成26年
大腸がん検診 40歳以上の方 便潜血検査
前立腺がん検診 50歳以上の男性 PSA検査(血液検査) 子宮がん検診 20歳以上の女性 子宮頸部の細胞診検査など 胃がん検診※1 40歳以上の方 バリウムによる胃部エックス線検査
健康センターで 集団検診 (予約制)
日時は、 市ホームページを
ご覧ください 乳がん
マンモグラフィ検診※1 40歳代偶数歳女性・50歳以上の女性で前年に受診していない方 マンモグラフィ・視触診 乳がん超音波検診※1 30歳代と40歳代奇数歳の女性 超音波検査 特定健康診査※2 40歳∼74歳で
浦安市国民健康保険に加入の方 血圧・身体測定、尿検査、血液検査(血糖・脂質・肝機能・腎機能など)、必要 に応じて貧血・心電図・眼底検査
市の指定医療機関※3で 個別検診 ※がん検診と同時に
受診してください
平成26年 1月31日まで 後期高齢者健康診査 75歳以上の方
※1 胃がん・乳がん検診の予約は例年、9月中旬には定員に達しますので、お早めにお申し込みください
※2 特定健康診査は40歳以上のすべての方が対象ですが、加入している健康保険によって受診方法が異なります。詳しくは、お持ちの健康保険証の発行元にご確認ください ※3 市の指定医療機関について、詳しくは、市ホームページをご覧ください
検 (健) 診 一 覧
すべての検(健)診は無料です
(規定の項目以外の検査や投薬は有料)
生活習慣病とは、毎日の望ましくない生活習慣の積み重ねで引き起こ される病気で、心疾患や糖尿病、脳卒中、高血圧などのことです。大き く見ると、がんも生活習慣病の1つに入ります。
生活習慣病を引き起こす一因は、メタボリックシンドロームです。 メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満に加え、高血糖・高血 圧・脂質異常などが重複した状態のことです。内臓脂肪は、100平方セ ンチメートル(男性は腹囲85センチメートル以上、女性は腹囲90セン チメートル以上に相当)を超えると、生活習慣病を発症する可能性が高 くなります。
特定健診では、腹囲などから内 臓脂肪のチェックを行います。さ らに、血液検査の結果から生活習 慣病になる可能性を判定し、可能 性が高いと判断された場合は、特 定保健指導として、講座に参加し たり、1人ひとりの状態に合わせ た生活習慣改善のための情報を得 たりできます。
特定保健指導の対象でない場合 でも、市で行っている生活習慣病 を予防するための講座に参加でき ます。
生活習慣病ってどんな病気?
生活習慣病予防のための講座の1つ「おなか まわりスッキリ!運動基礎クラス」の様子 皆さんは適度な運動をしていますか
「検診」は、特定の病気を早期に発見し、早期に治療することが目的で す。これは、病気にならないように予防する「予防医学」の「二次予防(疾 病などの重症化を予防すること)」にあたるもので、健診とは目的が大きく 異なります。「がん検診」などが、検診の代表例として挙げられます。
一方、「健診」とは、健康診断のことを意味し、健康であるか否かを確か めるものです。つまり、その確認をするために、「病気になる可能性を高め る要因」があるか否かを見ていくものであり、そもそも「特定の病気」を発 見していくものではありません。
わかりますか、検診と健診のちがい
?
検(健)診以外にも、禁煙相談 など健康に関する相談に応 じますので、お気軽にご相談 ください!
わたしたち保健師が
相談に応じます!
が
広報うらやす
No.984
2013年(平成25年)8月15日号http://www.city.urayasu.chiba.jp
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糖尿病の可能性
自分が糖尿病の予備群だとわかった のは、平成23年12月に受けた特定健 診のときでした。
以前は、職場の検(健)診を ずっ と受けていましたが、退職したので、 検(健)診を受ける機会がなくなった こともあって受診した特定健診でし た。
それまでは検(健)診で何の指摘も されなかったのですが、退職後に行っ
た旅行をきっかけに、昼間からお酒を 飲む習慣がついてしまったのがいけな かったのでしょうか。
結果を知ったときは、糖尿病とは、 神経障害や腎症などの合併症があると 聞いていましたから、とても恐ろしく なりました。また、糖尿病を発症した 元職場の同僚が、食事を厳しく制限 し、つらそうにしている様子などを見 ていたので、自分も同じ生活を送るの はいやだなと率直に思いました。
検診の結果
同年代の友達ががん検診を受けたと 聞き、わたしも受けてみようかなとい う軽い気持ちで検診を受けました。浦 安市は検診費用も無料でしたしね。 なので、結果に「要精密検査」とあ ったときは「まさか」という驚きが大 きかったです。それまでは、自覚症状 も一切なく何の不安もなかったので何 かの間違いではないかと思いました。
がんの宣告
それでもすぐに精密検査を受けに行 きました。検査の結果を待っている期 間は「もし本当に乳がんだったらどう しよう」と、常にこのことが頭を占領 していました。
そして、検査結果がわかる日がきま した。
医師から告げられた結果は「乳が ん」でした。
突然、告げられたがんの宣告。その 瞬間、頭が真っ白になり、医師の説明 も何も聞こえなくなりました。つぎの 瞬間、ただただ涙があふれてきまし た。何も話すことができなくなり、医 師が説明してくれている間もずっと泣 いてしまっていました。
その日は、たまたま夫が付き添って くれていたおかげで、支えてもらいな がら、なんとか家に帰ったことを覚え ています。
治療の過程
幸い、早期がんということでしたが、 体にメスを入れる手術が必要でした。 その後も抗がん剤の使用や、放射線 治療、ホルモン療法など、再発防止の ためにたくさんの治療を受けました。
無理のないことのつみかさね
健診結果を知って、まず、毎日飲んで いたビールをノンアルコールビールに 変えました。また、体を動かすため、1 日5000歩、歩くように努めました。ほ かにも、食事では1口30回かむなど、 無理のないことから始めました。 その積み重ねで、6カ月後には、血 液検査の数値が改善していました。 小さな取り組みでも毎日続けること で、効果がでるとわかった瞬間でした。
原動力
今、がんばれているのは、自分がかわ いいからです。つらい思いをしたくな い、毎日楽しく暮らしたい。そういう気 持ちがわたしを支えてくれました。 また、「最近どうですか」と定期的 に連絡をくれる保健指導担当者や保健 師さんに、いい報告がしたいという気 持ちも原動力です。
この自分の気持ちと、わたしを支え
てくれる周りの方々のおかげで、生活 習慣が徐々に改善しました。
楽しい生活の秘訣
自分で自分の状態を知っていれば、 たとえよくない結果が出ても対処する ことができます。放っておけば自分が どうなっているかわからないままで す。
発病して、自覚症状が出てから対処 しようとすると、心身ともにさらにつ らくなるだけです。
定期的に検(健)診をうけることが 楽しい生活を続ける秘訣だとわたしは 思います。
治療による副作用(特に脱毛)にも悩 まされました。
治療は、体もつらいのですが精神的 にも思っていた以上につらいものでし た。
また、乳がんは、15年は様子をみ ないと安心できないがんだと聞きまし た。わたしは、現在も、1年に1回検 診に通っています。
わたしを支えてくれたもの
つらい治療を受けるわたしを支えて くれたのは夫と担当の医師でした。担 当医は親身になってくれる方で、精神 的にも支えてもらいました。
また、安静にしていなくてはいけな い期間、元気になったらやりたいこと をリストにして書いていました。友達 に会いたい、家族旅行をしたい、英語 の勉強をしたいと、やりたいことは本 当にたくさんありました。
わたしを支えてくれている方々と、 元気になったらやりたいこと、この2 つが、つらい治療を乗り越える原動力 になっていました。
もし、皆さんの周りで乳がんにかか り治療をしている方がいたら、治療を 受けている間、気遣ってあげてほしい です。手術後も治療は続いていて、社 会復帰をするためには、家族や友達の サポートが不可欠です。
つらい思いをしないように
わたしは「早期発見」だったにもか かわらず、多くの時間を治療に費や し、心身ともにつらい思いをしまし た。しかし、がんの発見がもっと遅く なれば、その分、しなくてはいけない 治療や治療費も増え、つらい思いをす る時間が長くなったと思います。 皆さんにはそんな思いをしてほしく ありません。特に30・40代の方は、子 育てや仕事が忙しい年代だと思います が、万が一、がんになってしまっても 「早期発見」ができるよう、定期的に検
診を受けてほしいと思っています。 「自覚症状がないから」と受けない のは危険です。特に、乳がんは自覚症 状がないがんです。痛みもなく、気分 も悪くなく、ふつうの生活をしている 元気な人が乳がんになっている可能性 があるのです。
1人だとなかなか検診に行くきっか けがつかめない方も多いと思いますの で、友達同士や近所の方々で一緒に行 くのもいいきっかけになると思いま す。
特定健診を受診し、糖尿病予備群(糖 尿病を発症する可能性が高い)とわか る。その後、市で開催する「血糖値を下 げる講座」を受講し、生活改善に努めて いる。
岡田 正
さん(入船)
40代のときに市の乳がん検診(マン モグラフィ)を受け、要精密検査となっ た。その後、乳がんであるとわかり、手 術などの治療を受けた。
Y
さん(市内在住)
※ ご本人の希望により匿名とさせていただきます
イ ン タ ビ ュ ー
i n t e r v i e w
市の検(健)診の受診をきっ かけに、生活改善に取り組む岡 田さんと、乳がんの治療を行っ たYさんにお話を伺いました。
がんがみつかったら怖いから行きたくないわ
検診でがんがみつかるのが早ければ早いほど、その分 早く治療を開始できるので治る可能性も高くなります。 がんが進行した状態で治療を始めるより、体の負担もよ り軽く、治療にかかる費用もより低くなります。
自分は健康で、どこも悪いところはありません
早期がんに、痛みなどの症状はありません。症状がで たときにはがんや病気は進行しています。検(健)診 で、自分の体の状態を客観的に知りましょう。
あなたの「
受けない理由
」に
答えます!
仕事が忙しく、検(健)診に行く時間がありません