はじめに
小中学校での総合的な学習の時間の導入や食育への関心の高まりなどにより、この
ところ学校や地域で農業体験を様々な形で導入するケースが増えてきました。農業体
験では、子どもが農作物を育て収穫して食べることにより、自らが生きるために必要
な食べ物が、どのようして出来るのか、農作物を育てるためにどのような工夫や苦労
があるのかなどを、体験を通して学ぶことができます。
また、地域の農家などの協力を得ることにより、栽培管理が確実に行えるだけでな
く、農家との交流を通して子どもたちに地域や農業に関心を持たせる効果も期待でき
ます。
しかし、実際に農業や栽培経験の少ない人が、指導者として農業体験を計画・運営
するには未知の要素が多く、個々で苦労されているケースも見受けられます。
そこで本書では、農業や栽培経験の少ない人が農業体験を導入する際に手助けにな
るように、計画の手順、農作物のうち野菜と稲(バケツでの栽培)の栽培や作業に関
すること、栽培に関するアドバイザーの確保や相談先などを中心に紹介しています。
なお、学習としての農業体験の進め方や指導方法、農作物の栽培方法の詳細などに
ついては触れていませんので、他の参考書と併せてご活用ください。
この手引書での「農業体験」とは?
この手引書で取り上げる「農業体験」とは、教育の一環として野菜や稲の栽培を子ど
もが体験することとし、規模の大小は問いません。よって、畑や田んぼでの栽培のほか
に、バケツ稲栽培や鉢やプランターでの野菜栽培といった小規模な栽培も含みます。
【 目 次 】
1.農業体験の計画の立て方について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 (1)実施条件を確認する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 (2)農業体験の目的を明らかにする・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 (3)農作物の栽培方法や難易度を確認し、条件に合う種類や栽培期間を決める・・ 2 (4)畑の広さなど規模を決め確保する・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 (5)日ごろの作業がどの程度できるか確認する・・・・・・・・・・・・・ 3 (6)長期休み中の管理や収穫の対策を決める・・・・・・・・・・・・・・ 3 2.栽培指導などを外部のアドバイザーへ依頼することについて・・・・・・・・・・・ 5 (1)アドバイザー、指導者とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 (2)栽培指導等を外部へ依頼するかどうかの検討・・・・・・・・・・・・ 5 (3)アドバイザーの確保のしかた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 (4)指導者がアドバイザーに期待することとアドバイザーができること・・・ 6 (5)アドバイザーとの連携・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 (6)アドバイザーへの謝礼・接待等について・・・・・・・・・・・・・・ 8 3.主な農作業と資材について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 (1)野菜づくり体験の作業別ポイント・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 (2)道具、資材の種類と使用に関するヒント・・・・・・・・・・・・・・ 13 4.作業にあたっての注意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 (1)安全面・衛生面の配慮・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 (2)事前準備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 (3)後片付け・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 (4)子どもが飽きない工夫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20 (5)時間配分・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20 (6)天候・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20 (7)農薬の使用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 5. 野菜別栽培計画のためのポイント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22 (1)春夏野菜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25 (2)秋冬野菜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 (3)冬春野菜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47 6.バケツ稲づくりについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52 7.成功のためのヒント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56 8.参考になる書籍、農業体験関連ホームページ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 57 9.照会先・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 59 10.東海地域の農業体験学習アンケート結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 621.農業体験の計画の立て方について
(1)実施条件を確認する
農業体験を計画するにあたり、圃場※や栽培期間など様々な条件を考慮する必要があります。 主な条件について下記に示します。 ※・・・11.用語解説(P66)参照 ① 圃場の種類 実際に使用できる圃場の広さや種類は、限られていることが多いと思います。農業体験を効 果的に行うためには、それぞれの圃場の特長について知り、それらを踏まえて栽培計画を立て る必要があります。 種 類 長 所 短 所 鉢・プランター 個人で1株ずつ育てられる など、全員での参加が可能で す。 栽培できる種類が限られます。 校内の花壇、畑 身近にあるため、管理や観察が 頻繁にできます。 栽培可能な種類は増えますが、 小規模であることも多く、全員 が参加できるように工夫をす る必要があります。 校外の畑 本格的な農業体験が可能です が、適当な圃場の確保は難しい のが現状です。 圃場までの往復などでの子ど もの安全確保が必要になりま す。また、移動に時間がかかる など、頻繁に圃場を訪れること ができないこともあります。 校外の田んぼ 稲作体験をするには最も適し た場所ですが、適当な田んぼの 確保は極めて難しいのが現状 です。 運営には地域での人的応援が 必須で、水管理など地域の稲作 スケジュールに作業を合わせ る必要もあります。 ② 子どもの年齢と人数 子どもの年齢と人数によって、自ずと栽培できる種類や作業の進め方などが制限されます。 また、学年ごとに教科書などで取り上げられている種類を栽培し、学習の効果を高める方法 もあります。 ③ 作業時間と回数 効果的な農業体験にするためには、それに費やすことのできる時間数で管理が可能な種類 や作業の進め方にしなければなりません。また、種類によって夏休みなどの長期休みの間に 管理や収穫が必要になったり、栽培期間中に学年が変わることがあるなど、計画に当たって 留意しなければなりません。 一例として、キュウリとジャガイモの栽培と長期休みや学期との関係を紹介します。1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 キュウリ ジャガイモ 長期休み 学期 冬休み 春休み 新学期 夏休み 冬休み
(2)農業体験の目的を明らかにする
農業体験の根幹ですので、これを明確にしておかなければ体験の効果が十分得られま せん。一例としていくつか挙げておきます。 (例) ・野菜や稲の生長の過程を観察して学ぶ ・農産物を生産し、食べる(売る)ことによって生産の苦労を知る ・農産物の栽培や収穫物の加工(調理)を体験する ・地域特産物の栽培などを通して、地域について学ぶ(3)農作物の栽培方法や難易度を確認し、条件に合う種類や栽培時期を決める
かなり大雑把ですが、栽培の難易度を表す事柄として以下の目安があります。 難易度 易 ← 中 → 難 収穫する 部位 葉を収穫するも の 根など(地下部) を収穫するもの 未熟な実を収穫 するもの 巻いた葉を収穫 するもの 熟した甘い実を 収穫するもの 野菜の 種類(例) ホウレンソウ コマツナ リーフレタス ダイコン タマネギ イモ類 キュウリ ナス ピーマン キャベツ ハクサイ 玉レタス トマト スイカ メロン ※詳細は「5.野菜別栽培計画のためのポイント」(P22)をご覧ください。 また、一般的に収穫までの期間が長いほうが病害虫や台風などの自然災害にさらされ る危険が増えますので、短いものに比べて難易度が高くなります。 実際には種類が先に決まっている場合も多いと思いますが、『その種類の栽培が果たし て可能か?』『目的に合致しているか?』などを事前に確認しておきます。(4)畑の広さなど規模を決め確保する
目的に合わせて、必要な圃場の規模を決めます。それにより、近隣の圃場などを事前 に確保する必要もあると思います。しかし、実際に利用できる圃場の広さには限りがあ りますので、その条件の中で栽培可能な種類にせざるを得なくなる場合もあります。(1. 土 づ く り 植 付 け 収 穫 追 肥 土 づ く り 植 付 け 収 穫 3学期 1学期 2学期 芽 欠 きまた、野菜の種類によって、同じ場所でつくり続けると連作障害が発生することもあ りますので、別の圃場で栽培するか栽培する種類を変えるようにします。
(5)日ごろの作業がどの程度できるか確認する
毎日のかん水や除草など、植付けや収穫などの大きな作業以外にも日々の管理が必要 になります。こういった作業についても、計画の段階で洗い出し、実施方法などを検討 しておきます。 また、多かれ少なかれ病害虫は必ず発生すると考えましょう。そのときの対応(農薬 散布の可否)についても、予め決めておく必要があります。(6)長期休み中の管理や収穫の対策を決める
春夏野菜では、栽培期間が夏休みをまたがったり、休み中が収穫の最盛期になる種類 が多くあります。また、鉢やプランターでの栽培では、春から秋期の雨天日以外は毎日 (場合によっては朝と夕の 2 回)潅水する必要があります。このような作業は予め想定 「連作障害」について 同じ野菜(または同じ科の野菜)を同じ場所で繰り返し作り続けると、だ んだんと生育が悪くなってしまう現象を、「連作障害」または「いや地現象」 といいます。連作障害が発生する原因として、次のようなことが考えられま す。 ① 野菜の種類に特有な病原菌などの密度が年々増す ② 野菜の種類に特有な養分だけが失われて、土の養分バランスが崩れる ③ 野菜の根から生育を抑制する成分が土に出て年々蓄積する 連作障害を避けるためには、病気に強い接ぎ木※された苗を植えるか、な るべく同じ野菜を毎年同じ場所で栽培せず、その場所では数年間他の野菜を 栽培するようにします。なお、栽培を避ける期間は概ね下記のとおりです。 栽培を避ける期間 野菜の種類(一例) 1 年 ホウレンソウ、コマツナなどの菜類、カブ キャベツ 2 年 キュウリ、レタス、イチゴ 3~4年 ナス、トマト、ピーマン、サトイモ、ゴボウ ソラマメ 4~5年 エンドウ、スイカ 連作に強い野菜 サツマイモ、ニンジン、カボチャ ※ 上記以外にも連作障害のある野菜がありますので、詳細については栽 培指導書などを参照してください。できますので、『水やり当番を決める。』『可能な範囲で播種※時期をずらす。』『各家庭に
持ち帰らせる。』など必要に応じて対策を検討しておきます。
秋冬野菜でも、ニンジンの播種適期は8月下旬であったりキャベツやブロッコリーの 播種時期が7月下旬から8月上旬であったりしますので、計画の際は注意が必要です。
2.栽培指導などを外部のアドバイザーへ依頼することについて
(1)アドバイザー、指導者とは
この手引書で「アドバイザー」とは、農作物の栽培などに精通し、子どもや指導者への指 導または助言ができる人材のことを指すこととし、特に資格を必要とするものではありませ ん。 具体的には、農家、栽培指導を職務としている県や市などの職員(またはそのOB)、農協 職員、長年、趣味として家庭菜園を続けている人などが考えられます。 また「指導者」とは、担任教師など教育の一環として農業体験を企画・実施する人を指す こととします。(2)栽培指導を外部へ依頼するかどうかの検討
農業体験の計画や子どもへの指導を、外部のアドバイザーと指導者が一緒に行うことによ り、学習の効果をより高めることが可能になります。 しかし、主体的に子どもを指導できるアドバイザーは少ないのが現状です。また、実際の 運営にあたっては両者の協力が必要ですので、作業の日程調整や事前の打合せなど、運営の ための事務が増えます。栽培指導を外部へ依頼するかどうかについては、体験の目的やアド バイザーの役割などについて事前によく検討してから決めましょう。(3)アドバイザーの確保のしかた
毎年、多くの学校で何らかの形で植物の栽培や農業体験が実施されているようですが、ま だ農地の残る地域でもアドバイザーを探すのは大変難しいことと思います。アドバイザーの 確保の方法を以下に示しますが、できるだけ長年にわたって指導してもらうことが大切です ので、以下の(4)から(6)までを参考に、お互いに良い関係が続くように努めましょう。 ①身近でアドバイザーを確保する方法 身近でアドバイザーを探すには、子どもの両 親や祖父母、地域の町内会などのネットワーク を利用します。この場合、農家など生産に携わ っている人はなかなか見つからないかもしれま せんので、栽培方法について相談する程度であ れば、趣味で野菜などを栽培している人にター ゲットを絞って探してみるとよいでしょう。地 域の方であれば頻繁に農作物の様子を見てもら え、長年にわたって子どもへの指導や栽培に関 する相談に乗ってもらえるかもしれません。 募集の際には、「児童へ野菜の栽培を指導でき る方を探しています。」とするよりも、右記のよ うなやわらかい表現にしたほうが集りやすいか もしれません。 ○年生の保護者の方へ ○年生担任より 今年○年生が学校でオクラを育ててみんなで調 理して食べようと計画しています。 保護者の方またはお知り合いでオクラを育てた ことのある方はありませんか? 担任は初めてオクラをつくるので育て方がわか りませんので、どなたか育て方についてアドバイ スしてください。 ご協力いただける方 お名前 児童の名前人前で話すことにプレッシャーを感じる人は多いと思います。まずは、教師へのアドバ イス役から始めて、序々に子どもとの接点を増やしていけばよいでしょう。長く付き合っ ていける関係づくりが大切です。 ②関係機関などを通じて確保する方法 県や市の農政部門など、農家や職員で栽培指導が可能な人材をわずかですが把握してい る場合がありますので、問い合わせてみるのもよいでしょう。(9.照会先(P59)参照) この場合、子どもの年齢と人数、学習の目的、時期や回数、アドバイザーの役割などを伝 えて適当な人材を紹介してもらうとよいでしょう。 しかし、紹介できる人材が少ないため希望に添えないことや、一人のアドバイザーが担 当できる地域や数に自ずと限界もあります。また、アドバイザーが近隣に住んでいない場 合は、頻繁に農作物の様子を見ることもできませんので、長い間にわたってアドバイスを 受けたい場合は、できるだけ身近でアドバイザーを確保したほうがよいでしょう。
(4)指導者がアドバイザーに期待することとアドバイザーができること
ここでは、アドバイザーと長く良好な関係が続くように、指導者がアドバイザーに期待 することとアドバイザーができることや考え方の違いについて一般的な例を挙げて解説し ます。 ①子どもの前で話すことについて 子どもの前で栽培方法などの話をしたことのあるアド バイザーは少ないと思います。たくさんの人の前で話すこ とが苦手な人も多く、本人にとって大きなプレッシャーに なることもあります。また、それが原因でアドバイザーを 断ったり、途中でアドバイスの役を降りてしまうこともあ るでしょう。初めのうちは、指導者自らが子どもに説明し たり、アドバイザーにインタビューする形で話を進めるな どの工夫が必要な場合もあります。 ②作業の意味などを理論的に説明することについて アドバイザーの候補として考えられるのは、農家、栽培指導を職務としている県や市な どの職員(またはそのOB)、長年、趣味として家庭菜園を続けている人などがあります。 そのなかでも、実際には生産に携わっている農家に依頼することが多くなると思います。 多くの農家は、長年の経験や五感をもとに、農作物の生育の様子や気候の変化を感じなが ら作業を行うことも多く、その作業が「いつ」「なぜ」「どれだけ」必要なのかを理論的に 説明することが必ずしも得意とはいえません。 作業の意味などを子どもに説明する必要がある場合は、指導者が予め調べて説明するか、 栽培指導を職務としている県や市などの職員などに依頼するほうが良いでしょう。 農家がハクサイについて説明をしている様子③管理方法の制約のために起こるアドバイザーのジレンマについて アドバイザーは、自分が畑で栽培するように農作物がすくすくと育ち、子どもにたくさ ん収穫させてあげたいと考えています。また、栽培に対するプライドも高いので、うまく 育たなかったときの無力感も人一倍大きくなってしまいます。 学校などでの栽培では、作業時間や農薬使用の可否など多くの制約があり、アドバイザ ーの思い通りに栽培することができないことも多いので、事前に様々な制約や体験の目的 についてアドバイザーと十分にすり合わせをしておきます。 また、農作物の異常に気づいたときは早めにアドバイザーに連絡し、指導を受けるなど、 被害を最小限にすることが大切です。 ④行事などにより作業適期に作業ができないことについて 農作物の栽培では、日程(暦)に合わせて作業を行うことも大切ですが、生育の様子や 天候によって適宜、作業を進めることもよくあります。また、適期に作業ができないこと によって、その後の生育が極端に悪くなってしまうこともあります。 しかし、学校などでは他の授業や行事との兼ね合いで、適期に作業を行うことができな いことが度々あります。日程についてはアドバイザーとよく調整し、適期に作業ができな い場合は、その後の管理について通常の管理以外にも必要な管理や注意事項がないか、ア ドバイザーから教えてもらっておくことが大切です。 ⑤栽培方法の個人差について 栽培方法を人に教えてもらう場合、必ずと言ってよいほど人によって育て方に違いがあ ります。これは、その人が長い経験の中で失敗と成功を繰り返してきた結果であり、栽培 方法は一つではないことを表しています。アドバイザーの栽培方法が、栽培指導書などと 異なり戸惑うことがあるかもしれませんが、まずはアドバイザーの方法に従うようにしま しょう。 また、計画していなかった作業や手入れをアドバイザーから突然言われて、急遽行わな ければならないこともあります。これは農作物の様子からアドバイザーが必要と感じた作 業ですので、栽培のコツを知る良い機会だと考えて、できるだけ子どもと一緒に作業をし ましょう。
(5)アドバイザーとの連携
指導者(または学校など)とアドバイザーが協働で農業体験を行う場合、お互いの連携の 如何が成功の鍵を握ります。ここでは、それぞれの段階での連携について解説します。 ①計画段階での連携 計画段階では、お互いに初めて顔を合わせるなることにもなりますので、全体の大まかな 計画以外に、体験の目的や各作業についての役割分担、学校でできる作業の範囲など詳細に 打ち合わせておく必要があります。 当初からアドバイザーに助言をもらいながら計画するのが理想で、このことにより効果 の高いプログラムを組むことができます。しかし、年度当初にアドバイザーを短期間で見つけるのは難しいので、毎年農業体験を実施するのであれば、固定したアドバイザーを確 保しておくことをお勧めします。 また、概ね計画が決まってからアドバイザーが見つかった場合も、計画の見直しを含めて 助言を受けると、連帯感が生まれ長年にわたって指導を受けられるかもしれません。 ②作業日までの連携 必要物品の確認や雨天時の対策、作業の時間配分などを作業日に向けて打合せをしておき ます。 また、事前に、アドバイザーから作業内容について詳しく聞くことによって、アドバイザ ーがごく当たり前にやっている作業や、体で覚えている技などを聞き出すこともできます。 作業日当日、その技のことについて指導者が子どもに解説することにより、子どもも一層興 味を持って作業に取り組むことができるでしょう。 ③作業日の連携 体験の進め方と時間配分についてアドバイザーと事前に打合せをし、指導者が管理をして おく必要があります。 事前の打合せの内容にもよりますが、アドバイザーはマイペースで作業を進めてしまうこ ともありますので、作業の見本を見せたあとは、子どもに作業させて、アドバイザーと指導 者は個別に子どもの作業を補佐したり、遊ぶ子どもが出ないように他の仕事を与えるなど、 誘導すると良いでしょう。 ④作業日以外の栽培期間中の連携 アドバイザーは、自分が担当する農作物の生育について、とても気にかけています。負担 にならない範囲で、できる限り普段も様子を見てもらうとよいでしょう。また、農作物の異 常に気づいたり子どもからの質問が出た場合は、早めにアドバイザーに相談すると良いでし ょう。 さらに、アドバイザーが農作物の様子を見に来る時間を、休み時間などの子どもが自由に 活動できる時間に合わせられれば、子どもも参加させて生育に応じた軽易な作業を行うこと もでき、作業を通じて新たな発見や様々な話を聞くこともできます。
(6)アドバイザーへの謝礼・接待等について
アドバイザーへの謝礼については、ケース‐バイ‐ケースで対応しましょう。資材につい ても、どちらが準備するのか、費用はどうするのかなど事前に両者で話し合っておきましょ う。長くお付き合いするためには、お互いに負担にならない方法をとるようにしましょう。 また、気軽に来てもらうためにも、アドバイザーへの過度な接待は避けましょう。 アドバイザーに「トマト先生」など愛称をつけると、子ども も呼びやすく、お互い親近感を得ることができるかも・・・3.主な農作業と資材について
(1)野菜づくり体験の作業別ポイント
ここでは、野菜づくり体験における作業や学習のポイントについて解説します。栽培 方法や作業方法に関する一般的な注意事項については市販の栽培指導書などを参考にし てください。 項 目 作 業 作業や学習のポイント 土づくり ・ 耕うん※ ・ 土壌改良※ ・ 施肥(元肥※) ・ うね※立て 今後の生育を左右する大変重要な作業です が、作業の意味(何のための作業か?どのよ うに作業をすれば効果的か?など)が多岐に わたるため、子どもにとって理解が困難な作 業といえます。必要に応じて事前に調べて、 子どもにわかりやすく解説する必要がありま す。(土づくりの「なぜ」?(P12)参照) また、くわやスコップなどの道具を使うた め、怪我などの危険も高い作業ですので年齢 に応じて作業内容を検討します。 播種 ・ 播種溝切り ・ 播種 ・ 覆土※ ・ かん水 栽培のスタートとも言うべき作業ですの で、農業体験では取り入れたい作業です。た だし、種子が細かい種類も多く、播種に失敗 すればその後の生育に大きく影響しますの で、うまく芽が出なかった場合は早めに蒔き 直したり、ポットで苗を育てて畑に植えます。 また、トマトやスイカなど種子が高価な野 菜や、数株しか栽培しない場合は、経済性も 考慮して苗を購入して栽培することをお勧め します。 定 植※ ・ 植付け位置・間隔 の確認 ・ 植付け ・ かん水 ・ 支柱立て 定植が、栽培のスタートになる種類もあり ますが、植付ける数が全部で数株しかないこ とも多く、作業が比較的短時間で終わってし まうこともあります。 土づくりから1~2週間経って土の表面が 固くなったり、うねが崩れていることもあり ますので、うねの補修作業も予定に入れてお きましょう。 圃場で植付け間隔や深さを測る場合は、指 や手や腕の長さを定規代わりにしたり棒や紐 に印をつけて利用することもできます。マルチング※ 生育にとって次のような補助的効果があり ますので、できればマルチングをすると良い でしょう。 ① 雑草を生えにくくする ② 乾燥を防ぐ ③ 病気を防ぐ ④ 地面の温度を上げる 整 枝※ ・ 摘芯※、摘芽※ ・ 誘引※ 野菜の種類によっては収穫量に影響するな ど、農家が実際に生産する際に重要な意味を 持つ作業ですので、説明を加えて適宜行うと 良いでしょう。 かん水 当番制にすることによって、全員参加が可 能です。また、かん水の際は、子どもに必ず 農作物の様子を観察させ、何か変化がなかっ たか報告させるのも良いでしょう。 除 草 雑草が小さいうちにこまめに抜き取りまし ょう。除草の際には、苗を間違えて抜いてし まわないように注意させましょう。 施 肥 ・ 追肥※ ・ 土寄せ※ 野菜を健全に育てるために重要な作業です ので、市販の栽培指導書などを参考に適切な 時期に適切な量の肥料を与えます。畑や花壇 での栽培では、追肥の際に土寄せも併せてす ると良いでしょう。土寄せには、肥料が雨で 流れるのを防止するとともに、表面の土をや わらかくすることによって、土の中に水や空 気を通しやすくする働きがあり、除草を同時 に行うこともできます。 病害虫防除 ・ 予防 ・ 捕殺※ ・ 農薬散布 病害虫は、必ず発生すると考えておきまし ょう。予防には植付け間隔を守って風通しを 良くしたり適切な肥料管理をするなど、健全 な農作物を育てるのが第一です。 農業体験では、収量を比較的問題にしない ことも多いので、虫や病気になった葉を手で 取るなど、病害虫とうまく付き合っていくこ とが大切です。しかし、対応が遅れれば収穫 に大きく影響することもありますので、異常 が見つかったらアドバイザーに相談するなど 早めに対策をとりましょう。
収 穫 ・ 収穫 ・ 調整※ ・ 保存 子どもにとって待ちに待った収穫です。収 穫の喜びを味わうのが第一ですが、スーパー などで販売されている商品との違いについて 学習してみるなど、年齢に応じて発展させて みると良いでしょう。 また、収穫後の畑の後始末についても、土 や根の様子の観察や、残渣を堆肥にするなど、 学習の一貫として活かしましょう。
「水やり三年」という言葉をご存知ですか?
植物を育てる際のかん水(水やり)は、土が乾いたら水をまくだけの簡単な...作業だと思って いませんか? 農業に携わる人の間では、「水やり三年」(かん水の方法を覚えるのに 3 年かかるという意味) という言葉があるとおり、農作物の生産にとって、かん水はとてもデリケートで難しい作業で あるという認識があります。その理由は、かん水は植物にとって次のような様々な役割を持っ ているからです。 その① 植物体内の代謝に必要な水分を供給する その② 土にまいた肥料を溶かして植物に吸収させる その③ 土の中の空気を入れ替え、根に酸素を供給する これ以外にも、かん水によって果実の糖度が上下するなど、かん水は植物の生育だけでなく、 農作物の品質にも大きな影響を与えます。土づくりの「なぜ」?
なぜ土を耕すの?
なぜ畑を耕さないといけないの? ・ 土をやわらかくするため ・ 肥料などを均等に土によく混ぜるため ・ 何回も使った表面の土と下の方の新しい土を入れ替えて土をリフレッシュするため なぜやわらかい土のほうがよく育つの? ・ 隙間が多いから根っこが伸びやすいから ・ 〃 土の中に水が入りやすく、余分な水は流れやすいから ・ 〃 土の中に空気が入りやすく根っこが息をしやすいから(根っこも呼吸をしています)なぜうねを立てるの?
・ 根っこの周りになるべくたくさんの土があるようにするため ・ 余分な水が低い溝に流れ出るようにするため ・ 人が作業をする通路を決めることによって、作業をしやすくするため ・ 植物の近くの土を人が踏んで固くしないようにするためプランターや植木鉢の土の量はどれくらいがいい?
① プランターの深さの半分 ② プランターの上から2~3㎝下まで ③ プランターの上と同じ高さ ④ プランターの上に山盛り 正解:② 理由 ・ 土はなるべくたくさんあったほうが、根っこがたくさん伸びて栄養をたくさん吸うことができる・・・だから①は× ・ 山盛りの土は、水をかけると外に流れ出てしまう・・・だから④は× ・ かけた水が少したまったほうが、たまった水がゆっくりしみこんでいく・・・だから③は×、②が○ ① ③ ② ④(2)農具、資材の種類と使用に関するヒント
農業体験で主に使用する農具、資材の種類や使用方法などを解説します。なお、ここ では使用に関するヒントを掲載しますので、一般的な使用方法や注意点については、市 販の栽培指導書などを参考にしてください。 ①主な農具 ア.備中・スコップ 土を耕す際に使います。一度に深く耕すには力も要り、作業の危 険性も高くなりますので少しずつ耕すようにします。備中やくわは、 使う前に金具と柄の繋ぎ目部分を水につけておくと、使っていると きに金具が抜けてしまうのを防ぐことができます。 イ.くわ うね立てや土の表面のならし、溝を掘ったり埋めたりする際に使 います。土を耕すには適しませんので、耕す際は備中やスコップを 使いましょう。 ウ.移植こて 定植や収穫、追肥などの際に浅く掘ったり土を乗せたりするのに 使います。 エ.ジョウロ かん水に使用しますが、子どもが一度に運べる水量は限られます ので、2~4ℓ程度の小型のものかペットボトルなどを利用すると 良いでしょう。 オ.はさみ・鎌 収穫などで使いますが、手で簡単にもぎ取れるものはそのほうが 安全で、農作物への負担も小さくて済みます。また、摘芯や摘芽の 際も、手でできる場合はなるべくはさみを使わないほうが、切り口 からの病気の侵入を防ぐこともできます。②肥料 一般的に肥料は10kg や20kg 入りの袋で販売されています。農業体験の規模では、そ れほど多くの肥料を必要としませんので、使用後に必ず余りが出ます。肥料を選ぶ際は、 配合のバランスが良く、どんな農作物にも使える肥料にして、余った肥料が他の農作物に も使えるようにしておきましょう。有機質肥料※には、偏った成分配合のものもありますの で、数種類組み合わせて使用するか有機配合肥料(有機質肥料に化成肥料※を混ぜて成分を 調整した肥料)を使用すると良いでしょう。 また、有機質肥料は虫やカビが発生することがありますので、施肥後に土を被せたり、 保管時は袋を密封して湿気を防ぐなど対策をします。 なお、化成肥料も、湿気により固まるなど品質が劣化することがありますので、袋の口 を折って縛っておくようにします。 【市販されている肥料袋には下記の様な保証票が付いて いますので、ここを確認してから購入しましょう。】 販売業者保障票 肥 料 の 種 類 緩効性化成肥料 肥 料 の 名 称 ○○○○○ 保障成分量(%) 窒素全量 10.0 リン酸全量 10.0 加里全量 10.0 く溶性苦土 1.5 正 味 重 量 20Kg 生産した年月 平成○年○月 販売業者の名称及び住所 ○○肥料㈱ 愛知県名古屋市○○区○○ 種類ごとに定められた名称 成分配合割合 窒素(N)リン酸(P)加里(K) などの配合割合が表示されてい ますので、ここを確認しましょ う。 商 品 名 ★ここに注目★ ※N-P-K が 10-10-10 や 8-8-8 のよ うに等量の配合で、3 つの数字を足した合計 が30 以内の肥料が使いやすい。
③土壌改良材 ア.石灰 酸性の土を矯正するために使います。正確には土のph(ペーハー)※を測り、その結果 と野菜の種類によって混合する量を決める必要がありますが、市販の栽培指導書に書かれ ている分量を混合しておけば、まず問題は無いでしょう。 【石灰の種類と特徴】 長 所 短 所 アルカリ分 消 石 灰 アルカリ分が多いので、散 布量が少なくて済み経済的 です。 運動場のライン引きで使用 されているものと同じ物質 ですが、成分が保障されて いる肥料用のものを使用し ましょう。 散布後しばらくは、強いア ルカリ性により生育に障害 が出ますので、散布後10 日 前後は施肥や播種などを控 えます。 60~70% 炭 酸 苦 土 石 灰 土壌中で徐々に溶けるので 散布後すぐに播種や定植が できます。 マグネシウムも成分として 入っているため、農作物に よっては生育を促進させる ことができます。 消石灰に比べてアルカリ分 がやや少ないので、散布量 を増やす必要があり、価格 面では消石灰よりやや高め です。 30~40% 有 機 質 石 灰 カキの貝殻や、貝の化石な どを粉末にしてできたもの で、成分の効き方も緩やか なので、散布後すぐに播種 や定植ができます。 価格が比較的高価で、散布 量も苦土石灰と同程度必要 です。 30~50% ※ 製 品 に よ っ て 異 な り ます イ.堆肥※ 土の通気性や地力※を高めるために土づくりの際に混ぜます。肥料分はわずかですので、 堆肥を混ぜた畑でも肥料は別途与えましょう。牛ふん堆肥や樹皮が原料のバーク堆肥など いろいろな種類がありますが、施用量や使用方法はほとんど変わりません。 学校によっては、給食の残渣や落ち葉などで堆肥を作っている場合がありますが、未熟 な堆肥はガスや発酵熱により農作物に害が出ることがありますので、畑に入れる際は、よ く分解されて嫌な臭いがほとんどない完熟したものだけを使います。 ④農薬 農作物の健全な生育を心がけ病害虫が発生しにくい環境にして、な るべく農薬に頼らないようにしましょう。(3.(1)野菜づくり体験 の作業別ポイント「病害虫防除」(P10)参照) 農薬を扱う場合は、農薬の種類によって散布できる農作物の種類、 使用時期、散布方法、保管方法などが定められていますので、これを
遵守しなければなりません。 【農薬に付いているラベルの例(「マラソン乳剤」の場合)】 作物名 適用病害虫 希釈倍率 使用時期 (収穫前) 本剤及びマラ ソンを含む総 使用回数 使用 方法 稲 ウンカ類,ツマグロヨコバイ 2000 倍 7 日前まで 5 回以内 ハダニ類,リンゴワタムシ, アブラムシ類 2000~3000 倍 ナシヒメシンクイ,ハマキム シ類,カイガラムシ類 1000~2000 倍 りんご モモシンクイガ 1000 倍 14 日前まで 5 回以内 アブラムシ類,スリップス類 2000~3000 倍 キャベツ はくさい カブラハバチ,アオムシ 1000 倍 3 日前まで 6 回以内 アブラムシ類 2000~3000 倍 だいこん ハモグリバエ,カブラハバチ, アオムシ 1000 倍 14 日前まで 6 回以内 トマト ピーマン 5 回以内 なす ハダニ類 アブラムシ類 2000~3000 倍 前日まで 6 回以内 散布 ※農薬購入の際は、具体的な野菜名や病害虫名などを示して、販売店でアドバイス を受けてから購入しましょう。 ⑤その他の資材 ア.マルチング材 野菜などを生産する畑では、一般的に黒色のポリエチレンフィルムがマルチング材とし て使われます。学校では、ゴミ処理などの問題もありますので、落ち葉を溜めて利用した りバーク堆肥を利用すると良いでしょう。 イ.支柱・ネット キュウリやインゲンなど、ツルや茎を上に高く伸ばす野 菜の栽培には、支柱やネットが必要です。支柱は1本ずつ 単独で使用するよりも、数本を組み合わせたほうが強度を 増すことができます。また、ナスやピーマンなどの苗を定 植するときにも、風でぐらつかないように短い支柱で仮止 めし、その後の生長に応じて支柱を立てます。 1 回の栽培期間中に散布 できる回数 散布後、収穫までに空けておかな ければいけない日数 対象になる病害虫 散布できる農作物の種類 薬剤の希釈倍率 1000倍の場合は、水1ℓに対して薬剤1mlを混合する
⑥種子・種イモ ア.種子 1袋に入っている種子の量は意外と少ないものです。また、作業のために子どもへ小分 けする場合に余分な種子も必要になります。そこで、1袋に入っている種子の量を確認し、 あらかじめ必要な種子の量を確保しておきましょう。また、野菜の種類によっては種子の 寿命が1 年のものもありますので、必要なときに必要な分だけ購入しましょう。 【種子の袋に書かれている表示例】 【主な野菜の種の粒数の目安】 (種子 1ml 当たり) 名 称 粒数(粒) 名 称 粒数(粒) トマト 80 ブロッコリー 125~200 ナス 100~120 ハクサイ 210 ピーマン 90 キャベツ 150~200 キュウリ 15~20 レタス 375 カボチャ(西洋種) 3~4 ホウレンソウ 40~55 オクラ 12~13 コマツナ 250 エダマメ 2~3 タマネギ 125 スイートコーン 3 ダイコン 45 ゴボウ 35~45 カブ 190 ニンジン 175~225 ラッカセイ 1 ブロッコリー ○○○○ 【 特 徴 】 耐寒性が強く、生育旺盛で栽培容易な中晩性種。 花蕾は濃緑で肉厚・しまりと品質がよい。 頂花蕾収穫後は側枝が次々にとれ、年内~早春どりに適する。 【まきどきと収穫期】 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 冷涼地 中間地 暖 地 たねまき時期 生育期間 収穫期間 【発芽適温と生育適温】 発芽適温:20~25℃ 生育適温12~22℃ 【タネまき】 発芽するまでは適湿を保って・・・・ 。 【栽培要点】 本葉5枚程度の若苗の定植が適当で・・・・。 生産地 アメリカ 数 量 1.2ml 発芽率 04年10月現在85%以上 有効期限 発芽率検査日より1ヵ年 ★ここに注目★ この地方で栽培する 場合は、中間地(また は一般地)の欄を参考 にする。
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! 栽培指導書 も参考にしてく ださいイ.種イモ ジャガイモやサトイモなどは種イモを植付けます。種イモ用で販売されているイモは、 その地域でその時期の栽培に適した品種が選んであり、病気を持っていないことが確認さ れていますので、植付けには食用のものではなく種イモ用として販売されているものを使 いましょう。 ⑦苗 トマトやスイカなど種子が高価な種類 や、数株しか栽培しない場合は、経済性 も考慮して苗を購入します。苗の良し悪 しがその後の生育に大きく影響しますの で、購入の際は病気の無い丈夫に育った 苗を選んで購入します。