2011 年 9 月 5 日
GFT FX/CFD モーニング・コメント-5 日の市場展望-
GFT シニアエコノミスト 前川 明 ① 5 日の市場展望:株価続落か-オーバーナイトの米株価米雇用統計大幅下振れで大幅続落 ・ 為替相場プレビュー:ドル円上値重い展開か、オーバーナイトでドル主要通貨にまちまち- 本日、米祝日、中国サービス業指数、ユーロ圏小売、独英サービス業、ECB 総裁講演など ・ 日経平均プレビュー:株価続落か-オーバーナイトの米株価米雇用統計大幅下振れで大幅 続落 ・ 商品相場プレビュー:オーバーナイトの米原油大幅反落、米金大幅反発-アジアの原油上値 重く、金底堅い展開か (本日及び今週の主要な市場の材料一覧は 4-5 ページ参照) 2 日のオーバーナイトの市場 出所:ブルームバーグ、債券に関しては前日比利回り差 ② 2 日オーバーナイトの米金融市場:株価大幅続落、債券続伸、円レンジ、原油反落、金反発 2 日のオーバーナイトの米金融市場では、株式相場は大幅続落(S&P500 指数ベース)。債券相場 は大幅続伸(10 年債ベース)した。株式市場では、米雇用統計が市場予想を大幅に下回り、米景 気後退に対する警戒感が台頭。投資家心理の一段の悪化につながり、相場は大幅に下落した。一 方で、債券市場では、米景気後退警戒感を背景とした米追加緩和観測の高まりなどで相場は大幅 高となった。為替市場でのドル相場は、主要通貨に東京終値比でまちまち。対円では、米雇用統 計がドル相場の重しとなり、一時 2 営業日振りの 76 円 53 銭まで下落。しかし、下値では日本当 局による介入警戒感などで一巡後は下げ渋った。原油市場では、米雇用統計の大幅下振れを受け た米景気後退警戒感で原油需要減少懸念が高まり、相場は大幅安となった。金市場では、リスク 回避需要が高まり、相場は大幅高。終値は 8 月 22 日以来の高値水準となった。GFTFOREX.CO.JP 2011 年 9 月 5 日 ③ 5 日の相場の展望 A. 為替相場:ドル円上値重い展開か、オーバーナイトでドル主要通貨にまちまち-本日、米祝日、 中国サービス業指数、ユーロ圏小売、独英サービス業、ECB 総裁講演など 2日のオーバーナイトの為替市場では、USDは東京終値比で主要通貨にまちまち(各通貨 の東京終値比の変化率・NY終値水準は1ページ表参照)。米雇用統計での非農業部門雇 用者数が前月比横ばいと、市場予想を大幅に下回り、米追加緩和観測が台頭。USDの足 かせとなり、同米指標発表後はほぼUSD全面安で市場は反応した。しかし、その後は、 対CHF、では、当局による追加通貨高防止策による警戒感、対EURではユーロ圏の財政危 機に対する懸念がUSDに対する弱気を上回り、USDは東京終値比小幅ながら上昇した。対 EURでは、米雇用統計を受けて一時1.4287まで下落したが、ギリシャの10年債利回りと ドイツのスプレッドが一段と拡大するなど、根強いユーロ圏の財政懸念を背景に一時8 月12日以来の安値1.4183まで値を戻した。対CHFでも東京終値比で上昇。一時8月12日以 来の安値0.7711まで売られたが、スイス当局による追加通貨高防止政策への警戒などで 一巡後は東京終値比で上昇に転じた。一方で、対JPYでは、一時2営業日(8月31日)振 りの安値76円53銭まで下落したが、一巡後は日本当局による介入警戒感などで下げ渋っ た。対GBPでも、一時2営業日振りの安値1.6253まで下げた。資源通貨は対USDで東京終 値比で総じて軟調(各通貨の東京終値比の変化率・NY終値水準は1ページ表参照)。米 景気後退に対する警戒感の高まりを背景とした市場のリスク回避姿勢の高まりが相場の 重しとなった。AUD、CAD、NZDはそれぞれ一時8月30日、8月26日、8月29日以来の安値ま で下落した。 本日5日の為替市場では、USD/JPYは上値の重い展開を予想する。前週末オーバーナイト では、米雇用統計の大幅下振れを受けた米景気後退に対する警戒感の高まりで米追加緩 和観測が台頭。USD相場の重しとなり、一時2営業日振りの76円53銭まで下落。しかし、 下値では日本当局による介入警戒感などで一巡後は下げ渋った。本日の日本時間発表の 主要な日本の経済指標はなし。本日東京市場でのUSD/JPYは、米雇用統計の大幅下振れ を受けた米追加緩和観測の高まりが引き続き、相場の重しとなり上値の重い展開となる 可能性が高いとみる。本日のUSD/JPYの予想レンジは77円台前半-76円台半ば。本日の 米国はレイバーデーの祝日で、経済指標の発表はなし。その他の通貨に関する手掛かり 材料では、指標では、オーストラリアでAiGサービス業指数(同:NA)、中国でHSBCサ ービス業PMI(同:NA)、ユーロ圏で小売売上高(同:前月比でマイナス転換)、ドイ ツでPMIサービス業指数(同:水準が小幅に悪化)、英国でPMIサービス業指数(同:水 準が小幅に悪化)など。当局絡みでは、トリシェECB総裁が講演を予定している。 B. 日本株式相場:株価続落か-オーバーナイトの米株価米雇用統計大幅下振れで大幅続落 2日の米国の株式相場は、大幅続落(S&P500指数ベース)(各主要株価指数の前営業日 比の変化率は1ページ表参照)。米雇用統計が市場予想を大幅に下回り、米景気後退に 対する警戒感が台頭。投資家心理の一段の悪化につながり、相場は大幅に下落した。 S&P500指数の終値は8月25日以来の安値水準。下落したセクターは金融(S&P500 指数内 でのセクター前営業日比-3.93%)、資本財(同-3.06%)、石油・ガス(同-2.55%)、
2011 年 9 月 5 日 リカ(-8.34%)、JPモルガン(-4.60%)などの銀行銘柄が下げた。資本財では、フル アー(-2.68%)、ジェイコブズ・エンジニアリング(-4.16%)など建設・資材銘柄が 軟調だった。石油・ガスでは、ウィリアムズ・カンパニーズ(-3.53%)、エル・パソ (-2.51%)などのパイプライン銘柄が下げた。テクノロジーでは、クアルコム(-2.85%)、シスコシステムズ(-2.71%)など通信機器銘柄が売られた。 本日5日の日本の株式相場は続落を予想する。オーバーナイトでの米株式相場は、米雇 用統計を受けた景気後退懸念の高まりを背景に弱気な投資家心理が継続。相場は大幅続 落した。終値は8月25日以来の安値水準。一方で、対ドルでの円相場は、米景気後退に 対する警戒感の高まりが追い風となり、一時2営業日振りの高値まで上昇する場面もあ ったが、日本当局による介入警戒感などで伸び悩んだ。本日の日本の株式相場は、米株 価の大幅続落などが投資家心理の一段の弱気を促し、売りが先行して寄り付く可能性が 高いとみる。その後も、米雇用統計の大幅下振れを受けた米景気後退警戒感が地合いの 改善を妨げ、上値の重い展開となる可能性が高いと考える。加えて、中国株が一段と軟 化すると、下げ幅が拡大するリスクがあると考える。米追加緩和観測の高まりを背景と した円高圧力も引き続きリスク要因。 C. 商品相場:オーバーナイトの米原油大幅反落、米金大幅反発-アジアの原油上値重く、金底堅い 展開か 原油相場: 2日のオーバーナイトでの米原油相場は大幅反落(中心限月物の前営業日終 値比変化率は1ページ表参照)。米雇用統計の大幅下振れを受けた米景気後退警戒感の 高まりで原油需要減少懸念が高まり、相場は大幅安となった。本日のアジアでの原油相 場は上値の重い展開を予想する。米景気後退に対する警戒感の高まりが地合いの改善を 妨げる可能性が高いとみる。米株価の大幅続落を受け、アジアの株価は総じて軟調に推 移する可能性があり、それも相場の弱気材料。本日のオーバーナイトでの米国での通常 取引は祝日で休場。 金相場:2日のオーバーナイトでの米金相場は大幅反発(中心限月物の前営業日終値比 変化率は1ページ表参照)。米雇用統計を受けた米景気後退に対する警戒感の高まりを 背景としたリスク回避需要で相場は大幅高となった。終値は8月22日以来の高値水準。 本日のアジアでの金相場は底堅い展開を予想する。米景気後退警戒感の高まりを背景と した金に対するリスク回避需要が引き続き、相場を下支えする可能性が高いとみる。欧 米株価の大幅下落でアジアの株価は総じて軟化する可能性があり、それも相場の底支え 要因。本日のオーバーナイトでの米国での通常取引は祝日で休場。
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④ 5 日の市場の主要な材料 1
2011 年 9 月 5 日
⑤ 今週の市場の主要な材料 2
GFTFOREX.CO.JP 2011 年 9 月 5 日 外国為替保証金取引や、CFD、デリバティブその他のレバレッジ取引には高いレベルのリスクが潜在しており、預託した資金を 超えて損失を被る可能性もあるため、全てのお客様に適している投資商品とは言えません。 本レポートの内容は 情報提供の目的にのみ供されるものとし、いかなる投資商品の提供・勧誘その他法的に拘束され得る行為、また、それら投 資商品の推奨、助言等を意図したものではありません。 マーケットに関する意見・予想はその正確性や完全性についてそれらを保証するものではありません。 レポート著者の予想・意見は必ずしも、弊社及び弊社関係者の見方を反映したものではありません。 当社は本レポートの内容に依拠してお客さまが取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。 弊社及び著者は投資サービス、法律サービス、会計・税制サービスあるいはその他のプロフェッショナル・サービスは提供して おらず、そのような必要が生じた際は適切なプロフェッショナルからサービスの提供を受けてください。同支店は、日本におい ては、グローバル・フューチャーズ・アンド・フォレックス・リミテッドとして第一種金融商品取引業者登録(関東財務局長 (金商)第268号)および商品先物取引業者許可を取得しており、社団法人金融先物取引業協会および日本商品先物取引協会の 加盟業者です。