Word 2003 スキルブック 06 - オブジェクトの利用
01.準備:ツールバーのカスタマイズ
Word では,作成する文書の中に,図画や写真・表を挿入することができます。図画や写真は,メニューバー上の【挿入(I)】メ ニューから,また,表は【罫線(A)】メニューから挿入できます。しかしながら,メニューバーからの操作では操作効率が良くな いので,図画・図表の作成機能と表(罫線)の作成機能をツールバー上に組込むことにします。 【1】ツールバーに図画・写真の挿入機能を追加する ① ツールバー上の,アイコンのない空白箇所(空白箇所ならどこでもよい)を右クリックしてメニューを開きます。 ② 開いたメニュー内の,【図形描画】の項目をクリックします。クリックすると,Word のウィンドウ下部に【図形描画ツール バー】が表示されます。 【2】ツールバーに表(罫線)の作成機能を追加する(罫線ツールバーを追加する) ① ツールバー上の,アイコンのない空白箇所を右クリックしてメニューを開きます。 ② メニュー内の【罫線】の項目をクリックします。クリックすると,Word の画面上に【罫線】ツールバーがポップアップ表 示されます。 以上,手順②までの操作で,罫線ツールバーを操作することが可能になりますが,編集画面(文書ウィンドウ)と罫線ツール バーが重なっている状態では編集の妨げになる場合もありうるので,罫線ツールバーをツールバーとドックします。 ③ 【罫線】ツールバーの上部,「罫線」と表示している部分をマウスでドラッグし,そのままツールバーに向けて移動します。 ツールバーと接触するあたりまで移動すると,【罫線】ツールバーがツールバー内に自動的に格納されます。 ツールバー 空白箇所を右クリック メニュー クリック 挿入された【図形描画ツールバー】 クリック 罫線ツールバー ドラッグしてツールバーに近づける ツールバーと一体化した【罫線】ツールバー02.Word で作る表:行幅を最小値より小さく設定する
Word で表を作成するとき,列幅,行幅ともに基本的に自由な設定をすることが可能ですが,行幅については一定の「最小値」 が設定されています。そのため,最小値以上に小さな行幅を設定するには,下記のような手順を踏む必要があります。 押印欄の作成を例として,以下に手順を解説します。 【1】表の挿入 ①【罫線ツールバー】の【表の挿入】ボタンをクリックし,【表の挿入】ダイアログウィンドウを開きます。 ②【表の挿入】ダイアログウィンドウ内,【表のサイズ】項目の【列数(C):】の値を【3】,【行数(R):】の値を【2】に設定し,最後 に【OK】ボタンをクリックします。その後,表が作成されます。 ③ 表の左右のサイズを適宜調整します。 【2】列幅を均等に揃える ① マウスを操作して,列幅を均等に揃えようとする表の列をすべて反転選択します。 ※選択しようとする最初の列の上部にマウスを移動し,マウスカーソルの形を【 】に変えます。その位置でマウスをクリ ックし,クリックしたまま選択しようとする最後の列までなぞるようにマウスを動かして選択します。 または,表の右上の【 】をクリックして,表全体を選択しても構いません。 ② 黒く反転表示されている部分上を【右クリック】して【右クリックメニュー】を表示します。 開いたメニュー内の【列の幅を揃える(Y)】をクリックします。直ちに列幅が均等に設定されます。 クリック 【表の挿入】ダイアログウィンドウ 【表の挿入】ダイアログウィンドウ 設定 クリック クリックしたままなぞるようにマウスを移動 右クリック クリック【3】行の高さを「最小値」以下に設定する。 行の高さや列幅は,各セルの間をドラッグすることによって狭めたり,広めたりすることができますが,行の高さについて は,初期状態では「最小値」が設定されており,ある一定以上小さくできないようになっています。以下では,「最小値」以 下の高さに設定する手順を解説します。 ① 行の高さを変更したい行をマウスで選択します。 ※【2】の操作①と似ていますが,異なる操作です。注意してください。 ② 黒く反転表示されている部分上を【右クリック】して【右クリックメニュー】を表示します。 開いたメニュー内の【表のプロパティ(R)】をクリックして【表のプロパティ】ダイアログウィンドウを開きます。 ③【表のプロパティ】ダイアログウィンドウの【行】タブをクリックして選択します。 ④【表のプロパティ】ダイアログウィンドウの【サイズ】項目内にある【高さを指定する】をクリックして,チェックボックスを ☑の状態にします。 ⑤【高さ(I):】をクリックして選択肢を開き,【固定値】をクリックして選択します。 ⑥【高さを指定する(S):】項目を操作して数値を入力し,任意の高さを指定します。 今回の例では【4mm】に設定し,最後に下部の【OK】ボタンをクリックすると,設定が適用されます。 ※セルには余白の設定があるため,ここで指定した値よりも上下左右に 1~2mm 程度大きく印刷されます。設定値をどの程 度にするかについては,印刷結果を確認しつつ微調整する必要があります。 クリックしたままなぞるようにマウスを移動 右クリック クリック クリック クリック クリック 任意の値を設定 任意の値を設定
03.オブジェクトを使ってセルや行,列に制約されない表を Excel 内に作成する
表計算ソフトウェアであるExcel は,Word に比べると相当程度自由かつ柔軟な図表を作成することができますが,いくつかの 表が1 つのワークシート内に混在するドキュメントを作成する場合で,かつ印刷結果に重要な意味を持つドキュメントを作成する 場合,セルの配置を予め詳細に設計する必要が生じます。しかしながら,手書きの署名欄や押印欄のためにワークシート全体を都 度設計するというのは,方法論的に正しいとしても,要する時間的コストと得られる結果がやや不均衡であるといわざるをえませ ん。そのため,Excel 内に,ごく簡単な図表(例:署名欄や押印欄)を別途挿入する場合は,オブジェクトを用いて作成するのが 便利であると考えます。以下の部分では,押印欄の作成を例として,ワークシート内に図表を別途挿入する方法を解説します。 まず,本稿【01.準備:ツールバーのカスタマイズ】を参照して,Excel に【図形描画】ツールバーを組み込みます。 【1】オブジェクトを挿入する ①【図形描画】ツールバー内の【□】(四角形)ボタンをクリックします。マウスカーソルの形状が変化し,四角形を描画できる 状態になります。 ② マウスを操作して四角形を描画します。 ※四角形を描画したい位置でクリックし,そのままマウスを移動して適切な大きさになったところでドロップします。 ③ 操作②と同様にして,もう一つ四角形を描画します。 ④ 操作①,および操作②で描画した四角形を操作して,2 つの四角形を上下に組み合わせます。四角形(オブジェクト)はマウ スカーソルをその上に持ってきたとき,カーソルの形が変わった場所をクリックすることで移動できます。 または,四角形をクリックして選択し,キーボードの【矢印キー(カーソルキー)】を押すことで微調整することができます。 【2】オブジェクトに文字列を挿入する ① 文字列を挿入したいオブジェクトをクリックして選択します。 選択されたオブジェクトには,操作用のポイントが表示されます。 【図形描画】ツール―バーの組み込まれた Excel(下部) クリック クリックしたままマウスを移動 クリックしたままマウスを移動 クリックして選択 選択されたオブジェクト② 選択されたオブジェクト上の,マウスカーソルの形状が変化(十字矢印型)する部分で右クリックし,【右クリックメニュー】 を表示します。 ③【右クリックメニュー】内の【テキストの追加(X)】をクリックして選択します。その後,オブジェクト内に文字入力カーソル が現れ,キーボードから文字列を入力できるようになります。 ④ キーボードから文字列を入力します。今回の例では【鈴木】と入力します。 ⑤ 文字列の入力が完了したら一度ワークシート上のオブジェクト以外の部分をクリックして,オブジェクトの選択を解除します。 ⑥ 操作②と同様にして,【右クリックメニュー】を表示します。 ⑦【右クリックメニュー】から【オートシェイプの書式設定(O)…】をクリックして選択し,【オートシェイプの書式設定】ダイア ログウィンドウを開きます。 ⑧【オートシェイプの書式設定】ダイアログウィンドウ内の【配置】タブをクリックします。 右クリック クリック 【文字入力カーソル】 クリック 【オートシェイプの書式設定】ダイアログウィンドウ クリック
⑨【文字の配置】項目内を操作し,【横位置(H):】項目を【中央揃え】に,【縦位置(V):】項目を【中央揃え】に設定します。 各項目をクリックして選択肢を表示し,その中から【中央揃え】をクリックして設定します。 ⑩【OK】ボタンをクリックして設定を反映します。 【3】オブジェクトをグループ化する ① グループ化する複数のオブジェクトを,キーボードの【Shift】キーを押しながらクリックして選択します。 【Shift】キーを押しながら複数のオブジェクトを順にクリックすることで,複数選択することができます。 ② 選択されたオブジェクト上の,マウスカーソルの形状が変化(十字矢印型)する部分で右クリックし,【右クリックメニュー】 を表示します。 ③【右クリックメニュー】内を【グループ化(G)】→【グループ化(G)】の順にクリックしてグループ化します。 グループ化したオブジェクトは,拡大・縮小や移動操作を一括して行うことができます。 設定 【OK】をクリック 【Shift】キーを押しながら順にクリック 右クリック 順にクリック グループ化されたオブジェクト
② グループ化したオブジェクト上の,マウスカーソルの形状が変化(十字矢印型)する部分で右クリックし,【右クリックメニ ュー】を表示します。 ③【右クリックメニュー】内の【コピー(C)】をクリックします。操作後,画面に特段の変化なく【右クリックメニュー】が閉じ ますが,コピー操作は正常に行われています。 ④ ワークシートの適当な場所で右クリックし,【右クリックメニュー】を開きます。 ⑤【右クリックメニュー】内の【貼り付け(P)】をクリックします。操作③までに作成したグループ化されたオブジェクトが複製 されます。 ⑥ 操作⑤を繰り返して,必要な個数のオブジェクトを複製(貼り付け)します。 ⑦ 複製したオブジェクト上の,マウスカーソルの形状が変化(十字矢印型)する部分をドラッグしてオブジェクトを移動します。 大まかな移動はマウスで行い,位置の微調整はキーボードの【カーソルキー】を使用して行います。 ⑧ 操作⑦を必要な回数だけ繰り返します。 ⑨ グループ化する複数のオブジェクトを,キーボードの【Shift】キーを押しながらクリックして選択します。 【Shift】キーを押しながら複数のオブジェクトを順にクリックすることで,複数選択することができます。 右クリック クリック クリックしたままマウスを移動 【Shift】キーを押しながら順にクリック
⑩ 複製したオブジェクト上の,マウスカーソルの形状が変化(十字矢印型)する部分を右クリックして【右クリックメニュー】 を開きます。 ⑪【右クリックメニュー】内を【グループ化(G)】→【グループ化(G)】の順にクリックしてグループ化します。 【4】グループ化したオブジェクト内の文字列を変更する グループ化した後からでも各オブジェクトに対する文字列の追加・編集・削除が可能です。 ① オブジェクト内の変更したい文字列を選択します。 文字列上でクリックしたままなぞるようにマウスを移動することで選択できます。 ② キーボードの【Delete】キー,または【Back space】キーを押して文字列を消去します。 ③ キーボードから任意の文字列を入力します。今回の例では【田中】と入力します。 ④ 操作①~③を必要な回数だけ繰り返して文字列の編集を行います。 一度グループ化したオブジェクトは,【グループ解除】の操作を行うまで,拡大・縮小,移動等の操作を一括して行うことがで きます。雛形として一度作成してしまえば,コピー&ペースト(貼り付け)を行うことで,同じグループオブジェクトを他のワー クシートや,Office ソフトウェア間(例:Excel と Word,Excel と Power Point)でも転用可能となります。
以上で,オブジェクトの利用に関する解説は終了です。
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グループ化されたオブジェクト