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エスノグラフィのビジネス応用
Business Ethnography 石山 恒貴[] 単位数:2 単位 学期[Quarter]:春学期前半[Spring-1] 授業分類:専門講義 基礎科目 【授業の概要と目的(何を学ぶか)】 激変する社会環境において、革新的なビジネスモデルを創造する 管 理 ID: 1600775 授業コード: W0001 ためには、お客様の潜在ニーズを把握するだけではなく、自らシー ズを創造することが求められます、シーズ創造のために、フィール ドワークとエスノグラフィを応用していきます。 エスノグラフィのさまざまなスキルは、ビジネスの状況を見極め るために重要ですので、中小企業向け、大企業向け、両方を対象と した内容になります。 【到達目標】 ・研究方法としてのフィールドワークとエスノグラフィを理解する。 ・ビジネスにおけるフィールドワークとエスノグラフィの活用方法 について理解し、問題設定と解決を主体的に行えるようになる。 【授業の進め方と方法】 研究法としてのフィールドワークとエスノグラフィを理解し、ビ ジネスへの活用方法について学ぶ。 そのうえで、受講者は、自分の組織でエスノグラフィのビジネス 応用を実践し、その事例研究の結果を授業中に発表する。 またゲストによる講演を行い、エスノグラフィの実例を解説してい ただく。 【授業計画】 回 テーマ 内容 第 1 回 フィールドワークとエ スノグラフィの基本 フィールドワークとエスノグラ フィの基本について理解する 第 2 回 討議その 1 自分がとりあげたい組織の問題に ついて議論する 第 3 回 エスノグラフィと行動 観察の事例 代表的なエスノグラフィと行動観 察の事例について理解する 第 4 回 討議その 2 ケース事例をリッチピクチャーに まとめる 第 5 回 データの収集方法 データをいかに収集するかについ て、理解する 第 6 回 討議その 3 ケース事例を因果ループ図にまと める 第 7 回 データのコーディング と分析方法 データをいかにコーディングし、 分析するかについて理解する 第 8 回 討議その 4 ケース事例の問題設定と解決施策 について討議する 第 9 回 ゲスト講演 エスノグラフィノの実例を解説し ていただく。 第 10 回 討議その 5 ゲスト講演の事例の自組織への応 用について考える 第 11 回 事例研究発表その 1 受講者による事例研究発表と討議 第 12 回 事例研究発表その 2 受講者による事例研究発表と討議 第 13 回 事例研究発表その 3 受講者による事例研究発表と討議 第 14 回 事例研究発表その 4 受講者による事例研究発表と討議 第 15 回 まとめ 事例研究結果を踏まえたまとめ 【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】 自分で観察可能な場所、組織、たとえば自分の組織などについて、 実際にエスノグラフィを実践し、その結果を授業内に発表すること 【テキスト(教科書)】 授業において、都度、授業資料を配布します。 【参考書】 佐藤郁哉『フィールドワーク増訂版』新曜社、2006 年 髙橋広嗣『半径 3 メートルの行動観察から大ヒットを生む方法』 SB クリエィティブ、2015 年 【成績評価の方法と基準】 授業への出席点と討論参加の状況による得点(40 点)と各自が担 当する事例研究発表の得点 (60 点)の合計点により評価する 【学生の意見(授業改善アンケート等)からの気づき】 エスノグラフィを行うためのさまざまな手法が、企業の状況を見 極めるための基本的なスキルとして重要であるとのご意見をいただ いた。 そこで、エスノグラフィのさまざまな手法について、わかりやす く解説し、討議を促進して理解を深めることに努める 【その他の重要事項】 オフィスアワーは、木曜日の 5 限に研究室で設定しています。F2639
ビジネスリーダー育成セミナーⅠ
Seminar of Business Leader 1
安藤 敏也[
Toshiya Ando
] 単位数:2 単位 学期[Quarter]:春学期後半[Spring-2] 授業分類:専門講義 応用科目、静岡 【授業の概要と目的(何を学ぶか)】 本講座では、次世代のビジネスリーダーはどうあるべきかについて学 管 理 ID: 1600776 授業コード: W0003 ぶ。授業は、実際にビジネスの世界等で活躍されている講師をお招 きし、ビジネスリーダー観や体験談を聴き、討議を通じてリーダーと してのあるべき姿を学ぶ。ゲスト講師は、上場企業、中小企業、コ ンサルティングや国際ビジネスの経験者を予定。 【到達目標】 ゲスト講師の話を聴き、討議を通じて、ビジネスリーダーにとって 何が必要かを理解し、あるべきビジネスリーダー像が描ける。 【授業の進め方と方法】 毎回、ゲスト講師による講義を聞き、討議する。 【授業計画】 回 テーマ 内容 1,2 事例研究1 ゲスト講師のビジネスリーダー観 や体験談を聴き、討議する。 3,4 事例研究2 ゲスト講師のビジネスリーダー観 や体験談を聴き、討議する。 5,6 事例研究3 ゲスト講師のビジネスリーダー観 や体験談を聴き、討議する。 7,8 事例研究4 ゲスト講師のビジネスリーダー観 や体験談を聴き、討議する。 9,10 事例研究5 ゲスト講師のビジネスリーダー観 や体験談を聴き、討議する。 11,12 事例研究6 ゲスト講師のビジネスリーダー観 や体験談を聴き、討議する。 13,14 事例研究7 ゲスト講師のビジネスリーダー観 や体験談を聴き、討議する。 15 まとめ 本講座のまとめを行う。 【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】 受講に当たって事前の準備学習は必要はないが、毎回受講後、ゲス ト講師から学んだことをレポート用紙(A4)1枚程度にまとめて提 出してもらう。 【テキスト(教科書)】 必要に応じ、授業内で適宜配布する。 【参考書】 金井壽宏 リーダーシップ入門 日本経済新聞出版社(日経文庫 1053)2007 年8刷 【成績評価の方法と基準】 毎回の出席と討議への関与度(50 %)、レポートの品質(50 %)で 評価する。 【学生の意見(授業改善アンケート等)からの気づき】 ゲスト講師との討議に多くの者が参加できるように進行を工夫する。 【学生が準備すべき機器他】 ゲスト講師の要望に応じて適宜使用する。 【その他の重要事項】 オフィスアワー:講義前の 1 時間F2639
ロジカル・シンキング
Logical Thinking 村上 健一郎[Ken Murakami
] 単位数:2 単位 学期[Quarter]:春学期前半[Spring-1] 授業分類:専門講義 基礎科目 【授業の概要と目的(何を学ぶか)】 本講義では、ビジネスのデザインを目的として、分析と意思決定のた 管 理 ID: 1600777 授業コード: W0005 めの論理的な思考方法、および、フレームワークを取り上げる。ま ず、ロジカルシンキングの概要と原理を説明し、次に、経営学の各 分野における代表的なフレームワークを取り上げる。また、ビジネ スプランや論文のロジカルライティングについても説明する。(中小 企業、大企業の両方向けであるが、リサーチ型プロジェクトには向 かない。) 【到達目標】 目標は、各学生が、自分のプロジェクトテーマに本講義の内容を適 用することによって、ビジネスのデザインを行えるようになること である。従って、毎回の講義で習得した論理思考の技法やフレーム ワークを自分のプロジェクトへ適用した結果を提出すること、およ び、そのプレゼンテーションが課せられる。これらの課題を通して デザインプロセス全体を体験し、デザインの技法を習得する。 【授業の進め方と方法】 講義は 2 コマ単位で進める。資料を毎回配布し、それに基づいて講 義を進めてゆく。受講者には、毎回課題が課せられ、1 コマ目はそ の発表と議論から始まる。基本的に下記のスケジュールで進め、学 生の理解の状況によって適宜見直す。なお、講義を履修しない学生 (聴講だけの学生)、ビジネスプロジェクトのテーマのない方の参加 はできません。ケースメソッドではなく、プロジェクトメソッドで 講義を行います。 【授業計画】 回 テーマ 内容 1 ビジネスデザインとロ ジカルシンキング ビジネスデザインとロジカルシン キングとの関係について説明す る。また、どの場面でどの分野の 知識が必要となるのかを示す。 2 ロジカルシンキングの 概要 思考のエントロピーという概念を 導入し、ロジカルシンキングの原 理を示す。また、ロジカルシンキ ングの限界を学ぶ。 3 ロジカルシンキングの 原理 (1) 演繹法、帰納法、それらの複合的 論理展開について説明する。ま た、これらが仮説形成や検証にど のように使われるのかを示す。 4 ロジカルシンキングの 原理 (2) 帰納法の不確実性について説明す る。また、逆演繹としての仮説と 検証の論理について言及した後、 論理の強度について論じる。 5 仮説思考 問題や解決策発見のための仮説思 考について、仮説の絞り込み方や 効率を学ぶ。また、市場規模推定 等に使うフェルミ推計を取り上げ る。 6 ゼロベース思考 思考が自分の常識にとらわれてい ることに気づき、ゼロベース思考 でさまざまな視点からレビューを 行うことで問題の本質に迫る。 7 MECE(ミーシー) さまざまなフレームワークの基礎 となるミーシー (漏れなく、ダブ りなく) を説明し、その落とし穴 についても言及する。 8 思考ツリー ロジックツリーの概要と作成のコ ツについて MICE と関連づけて 説明する。また、応用として原因 追求、解決策探索のロジックツ リーの作成について学ぶ。 9 ビジネスデザインプロ セスとフレームワーク ビジネスデザインのプロセスを解 説し、どの場面でどのようなフ レームワークを使うのかという関 係について具体的に説明する。 10 フレームワークの実際 3C, 5 Forces, SWOT, STP, 4P などのフレームワークを学ぶとと もに、自分のプロジェクトにそれ らを適用してビジネスプランの改 善を行う。 11 ロジカルライティング 入門 ロジカルライティングの重要な原 則である PREP について学ぶ。 また、さまざまな文書を書く場合 に重要となる視点 (誰が読み手か) の問題について言及する。 12 論文や Biz Plan の構 成と要件 論文や Biz Plan の構成、要件、 作成プロセスを説明する。まず、 代表的な形式について示し、取り かかり方のノウハウについても解 説する。 13 ゲスト講師による講義 (1/2) フレームワーク 適用事例 ビジネスの特定分野におけるフ レームワークの適用例を学ぶ。 14 ゲスト講師による講義 (2/2) フレームワーク 適用事例 ビジネスの特定分野におけるフ レームワークの適用例を学ぶ。 15 総合演習 自分のプロジェクトを経営陣や投 資家の前で発表することを想定 し、プレゼンテーション用パワー ポイントを作成するとともに発表 を行う。 【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】 自分のプロジェクトテーマにフレームワークを適用する課題が毎回 課せられる。この結果をパワーポイントやワードなどを使って文書 化し、講義の中で発表することが求められる。 【テキスト(教科書)】 pdf 化した講義資料を毎回配布する。参考書については、毎回の講 義の中で適宜指示する。 【参考書】 理科系の作文技術(新書) 、木下是雄著、中央公論新社、ISBN4-12-100624-0 【成績評価の方法と基準】 以下の 3 つの点から評価する。 (1) 毎回の課題と発表の品質 (40%) (2) 講義への関与度と貢献度 (20%) (3) 総合演習レポートの品質 (40%) 【学生の意見(授業改善アンケート等)からの気づき】 毎年、2 単位では内容が多すぎるので 4 単位にしてほしいという要 望や、アサインメントが多すぎるとの指摘がなされる。しかし、現 実のビジネスの世界では時間の制約の中でより良い結果を出すこと が求められる。学生の皆さんには、本講義がビジネスでのデザイン プロセスの実践そのものであることをご理解いただき、制限された 時間の中でよりよい結果を出す努力を期待する。 【学生が準備すべき機器他】 パソコン、プロジェクター 【その他の重要事項】 毎回の課題は、各自のプロジェクトのレビューと再デザインを目的 としている。オフィスアワーは本講義前の5限目(16:50-18:20) と しますが、プロジェクトの秘密保持のため、他の学生と重ならない ように事前にメールで確認願います。F2639
内部統制と内部監査
Internal Control and Internal Audit 石島 隆[
Takashi Ishijima
] 単位数:2 単位 学期[Quarter]:春学期後半[Spring-2] 授業分類:専門講義 共通選択科目 【授業の概要と目的(何を学ぶか)】 内部統制とは、企業組織の全ての階層を通じたガバナンスとマネジ 管 理 ID: 1600778 授業コード: W0006 メントのプロセスにおけるコントロール機能を意味する。また、内 部監査は、内部統制の基本的要素の一つであるモニタリングの中核 をなす機能である。 本授業では、まず、企業において、どのようにして内部統制を組み 込んだビジネスプロセスを構築し、運用すればよいかを学ぶ。次に、 内部統制の有効性評価と改善のための重要な手段である内部監査の プロセスと手法を学ぶことで経営に貢献する内部統制と内部監査の 意味を考える。 【到達目標】 内部統制のフレームワークを活用して、自らが所属する組織又は支 援対象組織における問題点を分析し、改善策の策定ができるように なること。 【授業の進め方と方法】 授業方法は、原則として2限連続授業の1限目で講義を行い、2限 目では内容をより深く理解するためにケースを用いた討議を行う。 また、内部監査の実務における課題及び改善策を把握するため、ゲ スト講師を招聘する。 【授業計画】 回 テーマ 内容 1 内部統制のフレーム ワークとビジネスリス ク 内部統制のフレームワークの内容 を学び、ビジネスリスクとの関係 を検討する。 2 財務報告に係る内部統 制と内部統制の有効性 評価の方法 財務報告に係る内部統制(内部統 制報告制度)の内容と内部統制の 有効性評価の方法の概要を学ぶ。 3 全社的な内部統制 全社的な内部統制の内容とその評 価の方法を学ぶ。 4 全社的な内部統制の ケーススタディ 全社的な内部統制が問題となった 事例について討議する。 5 業務プロセスに関する 内部統制 業務プロセスに関する内部統制内 容とその評価の方法を学ぶ。 6 業務プロセスに関する 内部統制のケーススタ ディ 業務プロセスに関する内部統制が 問題となった事例について討議す る。 7 決算・財務報告に関す る内部統制 決算・財務報告に関する内部統制 内容とその評価の方法を学ぶ。 8 決算・財務報告に関す る内部統制のケースス タディ 決算・財務報告に関する内部統制 が問題となった事例について討議 する。 9 内部監査のフレーム ワーク 内部監査の定義、目的、フレーム ワークについて学ぶ。 10 内部監査のプロセス 内部監査の計画、事前準備、実 施、報告の概要を学ぶ。 11 内部監査の手順と方法 内部監査を実施する場合の具体的 な手順と方法について学ぶ。 12 内部監査の手順と手法 のケーススタディ 内部監査の手順と方法について、 事例を用いた討議を行う。 13 内部監査事例研究 リスクマネジメントと内部監査に ついて、ゲスト講師を招いた講義 を行う。 14 内部監査事例研究 上記のゲスト講師への質疑及び討 議を行う。 15 総まとめ 自らの関係する(又は関係した) 組織に対する内部監査の個別計画 についてのレポートを作成する。 【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】 事前に配付するケーススタディの検討。 ケーススタディに関する討議後の自己の見解のレポート提出。 【テキスト(教科書)】 各回の資料は、eラーニングシステムよりダウンロードすること。 【参考書】 齋藤 正章、蟹江 章『組織運営と内部監査』放送大学教育振興会 (¥2,300 +税) 【成績評価の方法と基準】 授業中に行う討議への積極的な参加と討議後のレポートの提出(60%)、 最終レポート(40%) 【学生の意見(授業改善アンケート等)からの気づき】 ケースの討議結果についての学生へのフィードバックの文書化を行 い、学生の理解度を深める。 【学生が準備すべき機器他】 ケースに関するグループ毎の討議結果のとりまとめにノート PC を 利用する。また、資料はeラーニングシステムからのダウンロード による配付のため、毎回 PC を持参すること。 【その他の重要事項】 授業の中での活発なディスカッションを期待する。 <オフィスアワー> 春学期後半の水曜5限(第1水曜日を除く)と木曜6限(第3木曜 日を除く)をオフィスアワーとする。この日時の都合が悪い学生に ついては、個別に調整するので、E-Mail で連絡いただきたい。F2639
知識経営論
Theory of Knowledge-Based Management 岡本 吉晴[
Yoshiharu Okamoto
] 単位数:2 単位 学期[Quarter]:春学期後半[Spring-2] 授業分類:専門講義 基礎科目、静岡 【授業の概要と目的(何を学ぶか)】 20 世紀型経営は、企業の優位性を「モノ」と「カネ」という経営資 管 理 ID: 1600779 授業コード: W0007 源に求め、「我々は如何に生きるか」という経営者や社員の志しや価 値観を軽視する傾向があり、その結果今日の混迷を引き起こしてい る。21 世紀は、知識という資源が決定的に重要となる。企業におい ては、暗黙知も含めた膨大な量の知識が存在している。これらを抽 出し、組織の知として共有し活用し、更に新たな知識を創造してい くことが競争力の源泉となる。この授業では、実務における知識と いう経営資源を豊かにし、それをいかに経営やビジネスに活用する かの基本を体系的に学ぶ。本授業の目的は、これからの組織マネジ メント・人的資源マネジメント・ビジネスイノベーションのために、 いかに「知識経営(ナレッジ・マネジメント)」の戦略を構築し実践 するかを理解することである。 【到達目標】 21 世紀は,高度知識基盤社会になる。従来のヒト・モノ・カネに加 えて、「知識や情報」が最も重要な経営資源になってきている。本授 業は、知識という経営資源の視点からの戦略論である。授業で学ん だことを実践することによって、具体的に受講者のビジネスにおい て、新たな製品・サービスやビジネスモデルのコンセプトを創造し、 組織の知識資産を強化するためのマネジメントを行い、経営戦略を 実現するための「知識戦略」を立案し実行できるようになることが 目標である。 【授業の進め方と方法】 本科目では、「知識」を経営資源として捉えることによって、知識を ベースとする新たな経営の枠組みとしての「知識経営の基礎理論」を 理解するとともに、その実践の方法を習得する。 事例を交えた講義とディスカッションで授業を進める。 【授業計画】 回 テーマ 内容 1 序論−経営資源として の知識と知識社会への 移行 経営資源として知識が重要である という認識が一般的になってき て、知識経営が登場するに至っ た。その背景を理解し、知識社 会、ナレッジ・ワーカーなどの概 念を把握する。 2 ナレッジ・マネジメン トのスコープ 組織にとって必要な知識とは何 か? 自らのコンピタンスと関連 付けて認識するとともに、価値創 造を促進させる経営資源としての 戦略的課題を理解する。 3 知識創造の方法論−知 識創造のダイナミクス 組織的知識創造理論の基本的枠組 み(SECI モデル)と、それを構 成する主要な概念を理解する。 いくつかのケース教材を読んでい ただく。 4 哲学・社会学の方法論 と知識創造 知識創造のスパイラルモデルと古 典的な哲学や社会科学の方法論と の対応付けを考え、その本質を理 解する。 5 ナレッジ・ワーカーの 作法 ナレッジ・ワーカーのコンセプト 創造の作法についての理解を深め る。 6 知識創造の実践と経営 SECI モデルの4モードに対応し た経営における知の型について考 える。 ケース教材を読んでいただき、 ディスカッションする. 7 知識共有の手法と戦略 知識共有の二つの大きなアプロー チ∼形式知ベース(コード化戦 略)と暗黙知ベース(個人化戦 略)について理解する。 その特徴を踏まえて、企業の経営 方針や事業特性に適合した知識共 有の戦略を考える。関連する論文 を担当グループに読んでいただ き、受講者の仕事ではどのような 知識共有の戦略をとるかをかにつ いて議論する。 8 知識移転の方法論 知識を他のチームや部署に移転し ていくためには、知識のタイプと 業務のタイプ、並びに「知識の源 泉チームと受け取りチームの関係 性」によって、方法が異なる。 これを間違えると、知識移転はう まくいかないことを理解する。 9 実践コミュニティによ る知識経営 実務の知識を保有する「人」を中 心とする「実践コミュニティ」を 活用して組織の知識をマネジメン トすることが重要であり、その本 質と、コミュニティを育成する方 法を理解する。 10 コンサルティング・ ファームでの事例 コンサルティング・ファームは、 知識が決定的な経資源である。 担当グループに米国の代表的なコ ンサルティング・ファームのケー ス教材を読んで発表いただき、本 格的な知識経営の取り組みがいか なるものであるかを理解する。 11 知識資本の概念と経営 知識創造企業における知的資本の 概念について理解する。 12 知識戦略の構築方法 バランスト・スコアカードによる 経営戦略のフレームワークを理解 するとともに、それを利用した 「知的資産の戦略即応性の評価の 方法」について理解する。 担当グループに関連する論文を読 んでいただき、受講者の仕事での 適用を考える。 13 知識経営の実践の枠組 み 知識経営の変革の 6 要素による 枠組みを理解する。 ①戦略 ②業務プロセス ③風土・行動様式 ④ IT インフラ ⑤組織 ⑥人事 14 知識経営の実践の方法 知識経営を組織に導入するために は、その実践度を正確に把握した 導入が必要である。その実践方法 のポイント、組織の業務特性に応 じた具体的なアプローチを学習す る。 15 事例研究 本授業で学んだことを、受講者各 自の仕事・ビジネスなどにどのよ うに活かせるかを考える。 【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】 授業の詳細なスケジュールは事前に e-learning のサイトに掲示して おくので、受講者は事前にその内容を見ておくこと。また、グルー プワークでは、グループによる授業に関連するケース教材や論文な どの講読・分析を行っていただく。その結果を授業でプレゼンテー ションしてもらい、それに基づき全員で討議する。 【テキスト(教科書)】 グループワークで使うケース教材や論文は事前に紙ベースで配布 する。 【参考書】 1)P.F. ドラッカー「ポスト資本主義社会」ダイヤモンド社、1993 年 2)野中郁次郎、紺野登「知識創造の方法論」東洋経済新報社、2003 年3)T.H. ダベンポート、L. プルサック「ワーキング・ナレッジ」生 産性出版、2000 年 4)E. ウィンガー、R. マクダーモット、W.M. スナイダー「コミュ ニティ・オブ・プラクティス」翔泳社、2002 年 5)ナンシー M. ディクソン「ナレッジ・マネジメント 5 つの方法」 生産性出版、2003 年 6)植木英雄「経営を革新する ナレッジ・マネジメント―ケースに 学ぶ実践知の協創」中央経済社、2013 年 12 月 【成績評価の方法と基準】 授業参加の量と講義内でのプレゼンテーションの質(60%)、最終レ ポートの質(40%)をベースにとて、総合的に評価する。60%以上 で合格。 【学生の意見(授業改善アンケート等)からの気づき】 学生発表の際や講義でのディスカッションを増やしたい。 【その他の重要事項】 ゲスト講師を招いてお話しいただく可能性がある。 オフィスアワーについては、個別に連絡いただいて対応する。
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ベンチャー・キャピタリスト論
Venture Capitalist and Management 秦 信行[
Nobuyuki Hata
] 単位数:2 単位 学期[Quarter]:春学期後半[Spring-2] 授業分類:専門講義 経営管理修士科目 【授業の概要と目的(何を学ぶか)】 革新的な事業を展開するベンチャー企業への資金供給者ならびに経 管 理 ID: 1600780 授業コード: W0008 営のアドバイザーとしてのベンチャーキャピタリストの意義、活動 及びその本質を理解すると同時に、ベンチャーキャピタリストが必 要とする基礎的な知識やスキルの習得をテーマとする。 【到達目標】 学生諸君は少なくとも以下の諸点が理解できるようになろう。 ・ベンチャー投資の仕組み ・ベンチャー投資の意義 ・ベンチャー投資のプロセス ・ベンチャーキャピタリストの役割 ・ベンチャーキャピタリストに求められるスキル ・日本のベンチャー投資の問題点 【授業の進め方と方法】 授業で利用する参考資料(ケース・スタディなど)は事前に配布し 読んでもらう。授業では毎回レジュメを用意するので、それに沿っ て話を進める。出来るだけ教員と学生がインターラクティブに議論 する形で進めたい。事前の予習を心がけて欲しい。 【授業計画】 回 テーマ 内容 1 ベンチャー・ハビタッ トとしてのシリコンバ レー ・教員・学生の自己紹介 ・シリコンバレーの DVD 視聴な ど 2 ベンチャー企業の経営 的・財務的特色(1) ・ベンチャー投資の対象であるベ ンチャー企業の理解 ・ワークスアプリケーションズの ケースステディを利用する 3 ベンチャー企業の経営 的・財務的特色(2) ・(1)の続き 4 ベンチャーキャピタル (VC) 投資の仕組みと プロセス ・ベンチャーキャピタル (VC) 投 資は現状どんな仕組みになってい るのか、および投資のプロセスを 解説する 5 案件発掘とデューディ リジェンス ・デューディリジェンス(精査) について演習問題を課した上で解 説する 6 バリュエーション ・VC 投資のバリュエーションに ついて解説し演習問題を課す 7 資本政策 ・VC 投資の資本政策について演 習問題を課した上で解説する 8 投資条件設定(投資契 約と優先株式の利用) ・投資契約の意義、加えて米国で 通常行われている優先株式利用の 背景を解説する 9 バリューアッド活動 (1) ・投資後の経営支援について解説 する 10 バリューアッド活動 (2) ・前回の続きで DVD を視聴して もらって上で議論する 11 投資回収とエグジット 戦略 ・投資資金回収の手段としての IPO および M&A について議論 する 12 日米ベンチャーキャピ タル投資の歴史と現状 (1) ・日米の VC 投資の歴史を振り返 り、VC 投資の意義を理解しても らう 13 日米ベンチャーキャピ タル投資の歴史と現状 (2) ・前回の続き 14 日本の VC 投資の課題 ・日本の VC 投資の問題点を解説 し、議論する 15 まとめ ・出来ればまとめを述べると同時 に簡単な試験を行いたい 【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】 会計やコーポレート・ファイナンスについてのある程度の知識習得 を前提にしたい。 【テキスト(教科書)】 テキストは使わない。毎回レジュメを用意する。 【参考書】 小野正人『起業家と投資家の軌跡』(中央経済社)(¥3,780)、バイ グレイブ/ティモンズ『ベンチャーキャピタルの実態と戦略』(東洋 経済新報社)(¥4,095)、神座保彦『概論日本のベンチャーキャピタ ル』(ファーストプレス)(¥2,940) など。必要とあれば授業時に紹 介する。 【成績評価の方法と基準】 幾つか課す課題の評価(50 %)、平常点(50 %)とする。 【学生の意見(授業改善アンケート等)からの気づき】 教員が一方的に話す授業になっていたようで、今年からは出来るだ けディスカッションを増やしたいと考えているので事前の予習をき ちんと行ってほしい。 【その他の重要事項】 オフィスアワー;授業終了後に教室で質問を受け付けます。F2639
経営組織論
Organization Management 高田 朝子[Asako Takada
] 単位数:2 単位 学期[Quarter]:春学期前半[Spring-1・Spring-2] 授業分類:専門講義 基礎科目 【授業の概要と目的(何を学ぶか)】 工業化社会から情報化社会への移行とともに、組織のあり方そのも 管 理 ID: 1600781 授業コード: W0009 のものも、又、そこで求められるリーダーシップの性質も大きく変 化している。様々な環境、様々な組織、様々なメンバーによってと るべきリーダーシップのあり方には違いがみられるはずである。特 にイノベーションをおこすことが求められる組織においてはどのよ うなマネジメント上の課題があり、それをどのように考え、どのよ うなアクションがとれるか、そしてとったアクションが組織のあり 方、構造、そしてネットワークを構成している個人にどのような影 響を与えるのかについて考える。 【到達目標】 経営組織とマネジメントについての基礎的な知識をみにつけ、その 上で、自分なりのマネジメントスタイルの確立を目指す。 【授業の進め方と方法】 授業は全てケースメソッドで行われる。授業は意思決定と思考の訓 練の場である。MBA科目である以上、理論的知識と実践的な知見 双方の向上を目指す。受講生の積極的な参加を期待する。 尚、本クラスでは聴講生は認めないので留意されたい。 【授業計画】 回 テーマ 内容 1 組織を動かすーケース メソッドへの誘いー 経営組織論 授業の説明 自己紹介ケースメソッドとは何か 学習法についてグループ結成 2 チームビルディングと マネジメント ケース「HIV ポジ ティブ」 設問 ①上野部長の考えるべき課題は何 ですか。そして現在の段階で何を すべきでしょうか。 ②一般に「社内の噂」が、現在進 行中のチームマネジメントに及ぼ す影響について考えて下さい。そ れに対してマネージャーはどのよ うな行動をとればよいと考えます か。 3 伝統的組織組織と組織 継承、経営改革 ケース「資生堂福義春 社長の経営改革」 資生堂の組織にはどのような問題 点がありましたか、そして、福原 氏は社長に就任した時に資生堂を 最終的にどのような会社にしたい と考えていたと思いますか。それ に対して福原氏のとった手段につ いて評価して下さい。 ②福原氏のような改革のやり方 は、福原氏が創業者一族であった から可能であると考えますか、あ るいは考えませんか。福原氏のや り方は他の人の場合においても有 効でしょうか。 4 突発的事態のマネジメ ント ケース「聖路加 国際病院」 1)サリン事件に対応した聖路加 国際病院の医師、看看護師、事務 職員の活動にはどのような特徴が あったでしょうか。 2)日野原院長のリーダーシップ にはどのような特徴がありました か。それは上記の人々の対応活動 にどのような影響を与えたでしょ うか。あるいは与えなかったで しょうか。 5 ダイバシティと組織マ ネジメント ケース 「鹿児島銀行 株式会社」 1)鹿児島銀行の女性登用のやり 方にはどのような工夫がありま すか。 2)あなたが鹿児島銀行の谷山支 店長だとしてどのような支店マネ ジメントを行いますか。 3)鹿児島銀行の三人の頭取の リーダーシップの特徴はそれぞれ どのようなもので、どのような影 響を銀行内に与えましたか。ある いは与えませんでしたか。 6 会社はだれのものか ケース「ベネッセコー ポレーション」 ①ベネッセの今回の組織変革に は、どのような問題点があります か。そしてそれらはどのような原 因から生じているのだと思われま すか。 ②ベネッセにおいて、組織と人を 考えたときに、どのようなしく み、しかけが必要だと思いま すか。 ③森本社長の行った経営改革で重 要と思われる実行策はどのような ものでしょうか。 ④福武氏は森本氏の改革をどう考 え、評価していたのでしょうか。 7 期末試験 授業で未使用のケースを配布。時 間内に設問に答える。 教科書などの持ち込み可。 【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】 授業で最も大事にするのは討議である。クラスでは、ケースに述べ られている内容やクラスで議論される論点について自分の判断を述 べ、行動のとり方を主張することが奨励される。クラスメンバーの 発言を聞き、理解するだけの出席では極めて不十分である。自分の 意見を頭の中で形成し、それを声に出して他のメンバーに主張する行 為をなすことが、本コースの学習の仕方の重要な部分になる。ケー スを読み込むこと。自分だったらどのように意志決定するのかを考 えることが基本姿勢である。 このような学習の仕方は、多くの者にとって不慣れで、苦痛を伴う こともあるが、自分で自分の考え方を知り、他の人との相互作用の 中から新しいものを創っていくやり方を知るかけがえのない機会と なる。クラスでは全員がこの機会を平等に持っており、それを活 用するか無駄にするかの判断は各自に任される。すなわち、指名に よる発言の強制はせず、自発的で自由な発言によりクラス討議を形 成する。 【テキスト(教科書)】 教科書とケースの両方を使用する。 教科書 『新版 組織行動のマネジメント』 ステファン・ロビン ス ダイヤモンド社 ケース 授業時に配布する 【参考書】 人脈のできる人 慶應義塾大学出版会 【成績評価の方法と基準】 MBAの学生に改めて記す必要もないが、会合に出席しディスカッ ションに参加することが前提条件である。成績は次の4つの部分よ り構成する。 「第1の部分」は、全授業のはじめに教師に提出する「ディスカッ ション準備ノート」の提出である。必ず氏名と日付を記入すること。 これらノートは授業にすべて参加していれば合計で 5 部になる。こ れら 5 部がすべて提出されていれば、出席点20%が与えられる。 「第2の部分」はクラス・ディスカッションへの貢献度である。討論 形式の授業であるので、学生からの自主的で活発な討議が授業を作 る。クラス貢献度は、講師の主観的判断による評価ではあるが、ディ スカッション準備ノートの提出による成績に必ず上積みされる。こ れは最大で 30 %である。討論参加点は、あくまでもクラス・ディ スカッションへの参加のインセンティブとするので、加点主義で運 用する。発言内容によって減点することはない。正直にいって発言 しないMBA学生は学費の無駄遣いである。積極的に発言されるこ とを切に望む。「第3の部分」は期末試験である。ケースの分析を試験時間内に行う。 この配分は30%である。討議では「発言」が求められるが、筆記 試験では「記述」が求められる。日々のケース予習では発言の準備 に終始しやすいが、筆記試験の準備も怠るべきではない。すなわち 特に奨励するのは、ケースを個人予習する際に試験であると想定し て時間枠をとることで、ケースを読み、分析し、自らの意思決定と 行動提案を答案として「記述」する。日々の授業の進行中でこれを するのは時間的な難しさがあるとしても、少なくとも何回かはこの 工夫と努力をすることで試験の準備とすべきである。 「第4の部分」はグループで行う発表点である。これは20%をあた える。 【学生の意見(授業改善アンケート等)からの気づき】 授業の終わりに理論の説明についての時間をとる。 グループ発表の場を取る 【その他の重要事項】 オフィスアワー 木曜午後 1 時半より 3 時まで 火曜 午後 3 時半より 6 時まで
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会計入門
Intensive accounting 石島 隆[Takashi Ishijima
] 単位数:2 単位 学期[Quarter]:春学期前半[Spring-1] 授業分類:専門講義 基礎科目、静岡 【授業の概要と目的(何を学ぶか)】 企業会計は,企業の経済活動を貨幣価値で表現するための仕組みで 管 理 ID: 1600783 授業コード: W0012 ある。企業の財務諸表(決算書)を見ることで,企業がどのような 事業活動を行っているかを理解することができる。 本授業では,企業における財務会計(外部に報告するための会計)の 基本的な考え方と財務諸表の見方・分析方法を学ぶ。 【到達目標】 ビジネスに携わる上での常識としての会計知識と企業の財務諸表に 記載された情報の活用方法の基本を身につけることを目標とする。 なお、本講義は、財務会計に関する初心者のための授業であるので、 財務会計に関する基本知識がある学生は、「財務会計論」を受講され たい。 【授業の進め方と方法】 講義を中心とするが,授業の中で企業における取引の設例による演 習や上場企業の財務諸表の事例を用いた分析を行う。また、財務諸 表数値を用いた経営分析結果に関する発表とレポート提出を求める。 【授業計画】 回 テーマ 内容 1 会計の種類と役割 [テキスト第1章] 会計にはどのような種類があり、 それぞれどのような役割を果たす のか、企業会計を中心として検討 する。 2 財務会計のシステムと 基本原則 [テキスト第2章] 財務諸表の作成と公開 [テキスト第10章] 財務会計のシステムの基本となる 取引や仕訳の考え方、損益計算と 資産評価の基本原則、財務諸表 (貸借対照表、損益計算書、 キャッシュフロー計算書)の相互 関係について学ぶ。 外部に公表する財務諸表の種類、 作成と公開の方法について学ぶ。 3 企業の設立と資金調達 [テキスト第3章] 企業の設立手続と資金調達取引に 関する会社法の定めとその会計処 理について学ぶ。 4 仕入・生産活動 [テキスト第4章] 商品や材料の調達活動と製品を製 造するための生産活動に関する会 計処理を学ぶ。 5 販売活動(1) [テキスト第5章] 収益の計上時期、売上原価の計算 方法など販売活動に関する会計処 理全般を学ぶ。 6 販売活動(2) [テキスト第5章] 建設業や受託ソフトウェア開発業 で用いられる工事進行基準など特 殊な収益計上の会計処理について 学ぶ。 7 設備投資と研究開発 [テキスト第6章] 固定資産の取得、減価償却、除 却、売却などの設備投資に関連す る活動及び研究開発活動に関する 会計処理を学ぶ。 8 資金の管理と運用 [テキスト第7章] 資金の管理と運用に関する活動の 会計処理とキャッシュフロー計算 書の作成方法について学ぶ。 9 財務諸表による経営 分析(1) [テキスト第12章] 財務諸表数値を用いた収益性の分 析の方法を学ぶ。 10 財務諸表による経営 分析(2) [テキスト第12章] 財務諸表数値を用いた安全性の分 析の方法を学ぶ。 11 国際活動 [テキスト第8章] 税金と配当 [テキスト第9章] 輸出入活動、海外投資活動など国 際活動に関連する会計処理を 学ぶ。 企業に課される税金の会計処理及 び配当の形態と会計処理について 学ぶ。 12 企業集団の財務報告 [テキスト第11章] 企業集団の財務報告のために作成 される連結財務諸表の作成方法を 学ぶ。 13 経営分析結果の学生発 表 (1) 財務諸表数値を用いた経営分析結 果について学生による発表と討議 を行う。 14 経営分析結果の学生発 表 (2) 前回の続きを行う。 15 総まとめ 各自で対象企業を選定して財務諸 表による経営分析を行い、レポー トを作成する。 【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】 教科書の該当する章を事前に読んでおくこと。また、自らが関心を 持っている企業の事業内容と業績について、新聞記事や企業のWe bサイトを見て、疑問点を列挙しておくこと。企業がどのような事 業を行い、そこにどのようなリスクがあり、その結果が決算にどの ように反映するのかという観点を持って授業に臨むこと。 【テキスト(教科書)】 桜井久勝・須田一幸著『財務会計・入門(第 10 版)』有斐閣アルマ (¥1,800+税) なお、上記のテキストの改訂版等が発売された場合は、最新版を使 用するが、受講において第 10 版でも学習に差し支えないように配 慮する。 【参考書】 國貞克則著『決算書がスラスラわかる 財務 3 表一体理解法 (朝日新 書 44) 』朝日新聞社(¥720+税) 【成績評価の方法と基準】 授業中に行う課題に関する発表とレポート提出、積極的な質問や発 言(60 %)、最終レポート(40 %) 【学生の意見(授業改善アンケート等)からの気づき】 理解を深めるため、課題に関する発表と討議を取り入れる。 【学生が準備すべき機器他】 課題の発表時には、ノート PC を用いる。また、資料はeラーニン グシステムからのダウンロードにより配付するため、毎回 PC を持 参すること。 【その他の重要事項】 <オフィスアワー> 春学期前半の水曜5限(第1水曜日を除く)と木曜6限(第3木曜 日を除く)をオフィスアワーとする。この日時の都合が悪い学生に ついては、個別に調整するので、E-Mail で連絡いただきたい。F2639
リスクマネジメント概論
Risk Management 指田 朝久[Tomohisa Sashida
] 単位数:2 単位 学期[Quarter]:春学期前半[Spring-1] 授業分類:専門講義 共通選択科目 【授業の概要と目的(何を学ぶか)】 企業は商品やサービスを社会に提供し適切な対価を得て継続的に発 管 理 ID: 1600784 授業コード: W0013 展することを目的としています。しかしその目的の達成を阻害する 様々な事象が発生し、場合によっては企業の継続が不可能になりま す。この様々な事象である事件や事故をいかに未然に防ぎ、また万 が一発生した場合にもその影響を最小限に止める経営手法がリスク マネジメントです。この授業で、企業を継続的に発展させるための 経営者としてのリスクマネジメントの考え方を学びます。起業を目 指す学生にとっても、中小企業診断士を目指す学生にとっても企業 経営のリスクマネジメントの考え方を身に着けることは重要です。 また、リスクマネジメントの考え方を身に着けることはプロジェク トの推進にも役立ちます。 リスクマネジメントの考え方は大企業・中堅中小企業すべてに共通 です。授業の演習で用いるモデル企業は資本金 1 億円従業員 300 人 の製造業を扱います。 【到達目標】 企業経営としてのリスクマネジメントの考え方として、国際標準規 格 ISO31000 を学びます。 モデル企業のリスクマネジメントの仕組みを構築することにより、 リスクマネジメントの実践手法を学びます。 実際の危機発生時の企業の対応から危機管理の仕組みを学びます。 【授業の進め方と方法】 国際標準規格 ISO31000 の概要を説明したのち、モデル企業のリス クマネジメントを毎回の演習やグループディスカッションにより構 築していきます。 危機に陥った企業のケーススタディや意思決定ゲームに取り組むこ とにより、危機管理の能力を身につけます。 【授業計画】 回 テーマ 内容 1 授業の概要、リスクと は、リスクマネジメン トとは 東日本大震災や情報漏洩事件など 最近のリスク事例を振り返りなが ら、リスクマネジメントの概論を 説明します 2 リスクマネジメント規 格 ISO31000 国際標準規格 ISO31000 の概要、 章立て、主要な項目などを説明し ます。 3 リスクマネジメント方 針、組織の状況の理解 モデル企業を例にグループディス カッションにより ISO31000 の 要求項目を具体的に検討します。 経営者の定める方針と自社の現状 把握を行います。 4 リスクの発見、リスク の種類、リスクの分 類、主なリスクの理解 企業を取り巻く様々なリスクを解 説します。演習としてモデル企業 のリスクの特定を行います。 5 リスクの算定、リスク マップ モデル企業の各リスクの発生頻度 と企業に与える影響度を見積も り、リスクマップを作成します。 6 被害想定、リスクの評 価 重要なリスクの被害想定を作成 し、企業が取り扱うリスクの優先 順位を決定します。 7 リスクの対応 重要なリスクに如何に対処する か、回避、低減、共有、保有など のリスク対策について具体的に学 び、モデル企業に適用します。ま た、事件事故を経験した企業の ケーススタディを行います。 8 パフォーマンス評価と 有効性評価、是正改 善、モニタリング リスク対応が具体的に企業の日常 業務の中で対処できているか、モ ニタリングを行う仕組みを検討し ます。 9 マネジメントレ ビュー、リスクコミュ ニケーション 経営者が実施するレビューによる 継続的改善を検討します。またス テークホルダーとの情報共有を学 びます。 10 損害保険の役割、リス クコスト 企業は財務諸表で評価されます。 リスクマネジメントの財務的側面 で重要な保険とリスクコストにつ いて学びます。 11 危機管理、インシデン トコマンドシステムI CS 予防を実施していても万が一の事 件事故に遭遇する場合がありま す。机上訓練により危機への対処 方法を学びます。 12 ケーススタディトレー ニング 実際の事件や事故をシミュレー ションしたケーススタディや意思 決定ゲームにより、危機管理にお ける意思決定を学びます。 13 事業継続計画(BCP) 東日本大震災やタイの水害を踏ま えて注目されているBCPにつき 解説します。 14 まとめ、レポートの説 明 リスクマネジメントと危機管理の 振り返りをします。またレポート 課題の説明を行います。 15 該当ナシ 該当ナシ 【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】 自分の会社および自分の会社の業種、あるいは起業を検討している 業種の上場企業を中心に、各社の有価証券報告書に記載されている 「事業等のリスク」について情報収集をおこなってください。授業の 中で発表してもらいます。 【テキスト(教科書)】 図解入門ビジネス最新リスクマネジメントがよ∼くわかる本第2版 (秀和システム; 2200 円+税)ISBN978-4-7980-3288-7 【参考書】 ① JISQ31000(日本工業規格;日本規格協会; 2625 円) ② ISO31000 リスクマネジメント解説と適用ガイド(日本規格協会 ; 2000 円+税)ISBN978-4-7980-70162-5 ③ケースブックあなたの組織を守る危機管理(ぎょうせい; 4762 円+税)ISBN978-4-324-09258-3 ④企業の地震リスクマネジメント入門(日科技連; 3200 円+税) ISBN978-4-8171-9498-5 【成績評価の方法と基準】 レポートの提出および内容(60 %)、出席および小課題の提出(20%)、 積極的な発表など授業への貢献(20 %) 【学生の意見(授業改善アンケート等)からの気づき】 グループディスカッションやケーススタディの割合をより充実させ ていきます。 【学生が準備すべき機器他】 書画カメラや電子黒板を用いてグループディスカッションを実施し ていきます。 【その他の重要事項】 テキスト(教科書)にそって授業をすすめていきます。毎回授業の ポイントにそった小課題を検討し演習を行います。また、実際に発 生した事件や事故についても適宜ケーススタディを行い議論や意見 交換を行っていきますので出席が重要です。また、マスコミやイン ターネット、業界紙などで報道されている企業の事件・事故事例に ついて関心をもってください。 オフィスアワー 授業のある木曜日 5 時限目 16:50 − 18:20 教 員控室F2639
経営戦略論
Business Strategy and Project Management 玄場 公規[
Kiminori Gemba
] 単位数:4 単位 学期[Quarter]:春学期授業[Spring-1・Spring-2] 授業分類:専門講義 基礎科目、MBA 特別必修 【授業の概要と目的(何を学ぶか)】 企業目標の設定を前提とし、それを達成するのに必要な基本的意 管 理 ID: 1600787 授業コード: W0020 思決定である経営戦略のロジックを、講義およびケース討議を通じ て体系的に学ぶことを目的としている。 【到達目標】 本授業の到達目標は 2 つある。第 1 は、経営戦略のおもな理論と その体系を理解し、現実の経営現象にそれを適用する力を獲得する ことである。第 2 は、各グループにおいて、講義で提示された課題 を議論し、その結果の課題発表をおこない、全体で討議することで、 グループワークのスキルを養うと共に、プレゼンテーション・スキ ルを鍛えることである。 【授業の進め方と方法】 基本的知識や理論、具体的なケースなどの講義とともにグループ ワークの課題を提示する。各グループで課題の議論を行い、成果発 表を行う。 【授業計画】 回 テーマ 内容 ガ イ ダ ンス 戦略とは何か 講義全体のガイダンスとグループ 分けを行う。 企業にとって戦略とは何かについ て改めて考察する。そもそも「戦 略的」とは何かを具体的に考えて いく。 経 営 戦 略 の 体 系 経営戦略の概要 経営戦略の全体像と、その主要な 構成要素を概説する。 ド メ イ ン戦略 企業ドメインの設定 企業ドメイン、事業ドメインとい う考え方を紹介し、具体的事例に 適用する。 競 争 戦 略 競争戦略の概要 M. ポーターに代表される競争戦 略論の基礎的概念を説明し、具体 的事例に適用する。 資 源 戦 略 資源戦略の概要 経営資源とは何かから出発し、資 源を重視する戦略論の基本的な考 え方と分析手法を解説する。 学 習 理 論 学習の重要性 企業戦略における学習の重要性を 認識し、企業内部での学習プロセ スを具体的に検討する。ゲスト講 師を招聘する。 ビ ジ ネ ス モ デ ル戦略 ビジネスモデルイノ ベーション ビジネスモデルの創出によるイノ ベーションの具体的事例を理解 し、その戦略を検討する。 ビ ジ ネ ス モ デ ル リ ス ク 企業間連携のリスク ビジネスモデル戦略においては、 企業間連携が重要であるが、その リスクを具体的事例により理解す る。 サ ー ビ ス イ ノ ベ ー ション サービスイノベーショ ンの意義 サービス分野におけるイノベー ション、特に高度な技術を用いた サービスの重要性について理解す る。 デ ザ イ ン・ブ ラ ン ド 戦略 デザイン・ブランド戦 略の重要性 デザイン・ブランド戦略の意義を 具体的なケースにより理解し、具 体的な戦略立案を検討する。 経 営 者 の能力 経営者の能力の意義 戦略の立案・実施のみならず、経 営者の能力は特に中小・中堅企業 においては重要であり、その重要 性を具体的な事例とともに理解す る。ゲスト講師を招聘する。 デ ー タ 分析 データの取り扱い 経営戦略を立案するためには可能 な限り数字を用いたデータ分析が 重要であり、具体的な事例ととも に理解する。 デ ー タ 分 析 手 法 1 データ分析 戦略立案のための基礎的なデータ 分析手法を具体的なツールを用い て実践・習得する。 デ ー タ 分 析 手 法 2 データ分析 戦略立案のための基礎的なデータ 分析手法を具体的なツールを用い て実践・習得する。 総 合 討 議 全体のまとめと総合討 議 講義全体のまとめとともに総合討 議を行う。 【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】 テキストや参考書を事前に読み込んでおくことが望ましい。また、 各回の課題について次回の発表までに成果をまとめる必要がある。 【テキスト(教科書)】 榊原清則『経営学入門 (上)(下)』日経文庫。 【参考書】 網倉久永・新宅純二郎『経営戦略入門』日本経済新聞出版社。 【成績評価の方法と基準】 授業への参加 (出席、発言、ケース討議への参加、プレゼンテーショ ン等々)50 %、期末レポート 50 %。60 %以上で合格。 【学生の意見(授業改善アンケート等)からの気づき】 各回でのプレゼンテーションへのコメントを充実させ、より具体的 な理解を得ることに注力する。 【その他の重要事項】 オフィスアワー:木曜の 3 時限目(13:30-15:00)F2639
経営情報戦略論
Business Innovation and IT Strategy
岡本 吉晴[
Yoshiharu Okamoto
] 単位数:4 単位 学期[Quarter]:春学期授業[Spring-1・Spring-2] 授業分類:専門講義 基礎科目、MBA 特別必修 【授業の概要と目的(何を学ぶか)】 21 世紀は,高度知識基盤社会になる。従来のヒト・モノ・カネに加 管 理 ID: 1600788 授業コード: W0021 えて、「知識や情報」が最も重要な経営資源になってきている。特に、 インターネットの普及により、個人と個人/個人と企業とのコミュニ ケーションの範囲とスピードと量が圧倒的に拡がった。このインパ クトは膨大で、社会・経済・ビジネスのパラダイムが、従来の「供給 者主導= supply-push 型」から「消費者主導= demand-pull 型」 に大きく構造変化し、消費者が価値を主導する時代になっている。 本科目の目的は、IT 社会のパラダイム変化の本質を踏まえて、如何 にビジネスのイノベーションを戦略的に達成するかを理解すること である。 【到達目標】 1995 年をターニング・ポイントとしたインターネット革命により、 真の情報革命がもたらされた。この授業では、経営情報という資源 をいかにマネジメントやビジネスに活用するかの基本を体系的に学 ぶ。特に、インターネットが高度に進展している中、ビジネスにお ける IT の活用が避けて通れない時代になった。経営情報という資 源を支えるのが IT であるが、「IT ツールの導入」ということを前提 にして IT 戦略を構築し実行しても、ほとんどうまくいかない。「経 営課題を正しく認識して、解決策の選択肢において情報を効果的・ 効率的に活用するために IT を活用する」という順序で IT 戦略を構 築して実行しなければならず、それが「経営と IT の融合」である。 この授業は、IT 社会というビューからの戦略論である。授業を受講 することによって、現在進展しているインターネット社会の本質を 理解した上で、「今後の経営とビジネスのイノベーションはどのよう な方向に向かうのか」について考え、受講者それぞれが自身の問題と して今後のビジネスを位置づけられるようになることが目標である。 【授業の進め方と方法】 講義は以下の 6 つのパートから構成されている。①「インターネッ トの勃興とビジネス・インパクト」、②「IT 経営とデジタルビジネ ス・デザイン戦略」、③「IT 時代の顧客中心の経営戦略」、④「電子 商取引と CRM 戦略」、⑤「クラウド・コンピューティングの活用と ソーシャルメディア時代のビッグデータ・マーケティング戦略」、⑥ 「これからのビジネス・イノベーションの方向性」。講義、ならびに、 受講者のグループワークによるケーススタディや論文の講読の発表 とディスカッションで、授業を進行する。 【授業計画】 回 テーマ 内容 1 IT 社会の進展とビジ ネス・生活の変化 1)インターネットの進展 によっ て、私たちの暮らしが変わってき た∼この 状況に関わる最近の話題 2)インターネット社会の進展で、 自分たちのビジネスや働き方の未 来がどうなるかを、グループで議 論して、発表していただく。 2 IT 革命の本質と産業 のパラダイムシフトと eビジネス 1)産業革命以来経済・社会を発 展させてきたパラダイムの転換が 起きている。 20 世紀までの近代国家の発展 を支えてきた「近代西欧合理主 義」では立ち行かなくなってきて いる。 このドラスティックに変 化しているビジネスの潮流の本質 を理解する。 2)eビジネス概論 e ビジネスの誕生と現状の概要 を理解する。 3)顧客主義とeビジネス時代の マーケティング eビジネスの進展によって、ビ ジネスの顧客主義 が進み、工業 化時代と比べて、いかにマーケ ティングの考え方が変わってくる かを理解する。 3 1)eビジネスを立ち 上げたビジネス・イノ ベータ 2) IT 経営の現状と課 題 1)ビデオ教材「インターネット の勃興∼ Nerd たちの活躍」で、 e ビジネスが立ち上がってきた頃 の代表的なビジネス・イノベータ の姿を見る。 2)IT 経営とは、「経営と IT の融 合」を実現すること、すなわち、 企業経営においてITを活用して 戦略の策定・実施を適切にコント ロールする「IT ガバナンス」を 実現すること。このことについて の概要把握 を行う。 4 1) インターネット時 代の競争戦略 2)デジタルビジネ ス・デザイン戦略 1) 先週のビデオを受けて、論文∼ 「Judo Strategy 」を読み、ブラ ウザの覇権をめぐるネットスケー プとマイクロソフトの戦いを事例 に、ITビジネスの競争戦略を考 え、これが中小企業などの競争戦 略にも当てはまるかを議論する。 2)I T技術を用いることで戦略 上の選択肢を変え、ビジネスを大 幅に拡大させた企業の戦略を、伝 統的な企業や新興の企業の代表事 例を交えて理解する。 5 1)「デジタルビジネ ス・デザイン戦略」の 続き 2)ビジネスモデル・ イノベーション 1)デジタルビジネス・デザイン 戦略のポイントは、 ・どのような視点に立ってビジ ネスをデザインするのか? ・そのデザインした戦略をどの ように実行するのか? ・どのようなITツールがポイ ントなのか? 2)20 世紀 は、製品・サービスの イノベーション が重要だった。 今や、ビジネスモデルのイノベー ション の重要性が高まっている。 配布論文をベースにして、担当 グループから内容を説明していた だき、以下のことについて考 える。 -どのようにビジネスモデルを 開発するのか? -その方法は?6 IT 時代のデマンド・ イノベーション つい最近までビジネススクールで 教える利益成長の方程式 は・・・ ①プロセス・イノベーションと プロダクト・イノベーション ②そして、市場シェアを手に入 れ、海外市場へ進出し、規模の劣 るライバルを買収 この方程式が通用しない時代に 突入している。取り組むべきイノ ベーションは・・・? 顧客が抱える緊急課題と最優先 事項を理解しこれに応えることで る。顧客を「製品を売りつける相 手」としか見ていないと、これが 分からない。顧客の内なる価値連 鎖のどこに問題があるかを見極 め、顧客とともにデマンドを共創 (Co-creation)することが重要で ある。 7 IT 時代のデマンド・ イノベーション(続 き)とブルーオーシャ ン戦略 1)デマンド・イノベーションの 事例をいくつか選び、イノベー ションの本質を議論する。 2)製品市場が飽和した現在、ど のようにして新成長戦略を描く のか? 旧秩序が通用しなくなった現在 にこそビジネス・イノベーション の好機である。現在の先進国で は、新たなビジネス戦略で産業を 再構築するブルーオーシャン戦略 の立場で成長を果たす必要性が高 まっている。 8 e コマース事業 1) HBS(Harvard Busuness School) ケース( 楽天 ) ∼ 日 本の勝ち組 Rakuten の課題は? 今後は? 2) タオバオ (淘宝 ) ∼ 中国の 現在の勝ち組「タオバオ」とは一 体何者だろうか? 今後は? 3) バーチャル店舗を構築して、 ネット販売 を行う EC ビジネス について、店舗に必要な 機能や 立ち上げの事業設計の実践につい て、一通りの理解を得る。 9 B2B 企業間電子商取 引 1) HBS ケーススタディ ( Li&Fung ) 香港に本拠を置くファッション 系の製品を中心としたグローバル なソーシング・ビジネスを展開す る優良商社「Li&Fung」が、 2000 年に B2B のeコマース・ビ ジネスに乗り出した。この時のい きさつについて語っている事例。 2) B2B企業間電子商取引(e マーケットプレイス)に必要な機 能、ビジネスへのインパクト、本 格的運営の課題、国内外の事例に より理解を深める。 10 CRM と顧客分析 1) CRM 概論 eビジネスの攻めの戦略であ る、顧客を基点に考える「CRM 」について、導入・実践のポイン トを理解する。 2) CRM の実践(顧客分析と 対応) CRM の中核にある顧客データ ベースを活用して、 ・いかに顧客情報を分析して、顧 客を順位付けるか ・その分析結果に基づいて、いか に顧客に働きかけるか についての実践方法を理解する。 11 顧客コミュニティと CRM マーケティング 戦略 1)進化する CRMマーケティン グ戦略の実践 顧客がネットで繋がってプロとな り、技術が進化してモノと人と情 報が 1 対 1 で安価に結びつく時 代。「何を狙って、誰を、どう攻 めるのか?」を考える。 2)ケーススタディ( アットコ スメ ) 3)ネット口コミ・マーケティング 日本では「個人の日記」という 印象が強かった ブログ だが、今 では多くの企業がビジネスのため に活用している。 ブログや SNS などをベースにした ネット口コ ミ・マーケティングが進行してお り、このテーマについて考える。 4)共創戦略 顧客のアイディアを募って製品開 発を実現するビジネスが行われて いたが、さらに製品のアイディア をインターネットでオープンにし て参加者を募り、短期間に製品開 発を実現することも始まった。こ れらの事例を調べ、今後の製造業 あり方を考える。 12 モバイル・e ビジネス とソーシャルメディア とビッグデータ・マー ケティング 1)モバイル e ビジネスの展望 これからのユビキタス社会で新 たな進展をドライブする「モバイ ルによるeビジネス」の展望を考 え、これからの方向性を踏まえた ビジネス・チャンスを考える。 2)Twitter や Facebook などの ソーシャルメディア の発展 ツィッター( Twitter ) や フェイスブック( Facebook )な どに代表されるソーシャルメディ ア関する著書や文献を読み、自ら 使用してみて、また各種の活用事 例を調べ、我々の生活やビジネス のマーケティングなどへ及ぼす影 響を考える。 3)最近注目が高まっている 「ビッグデータ」の活用事例を調 査し、今後の展開を考える。
13 Web 新時代のビジネ ス展望とクラウド・コ ンピューティング 1)第 2 世代 Web のインパクト Web2.0 と言われるインター ネットの新たな潮流の本質を考 える。 2)クラウド・ビジネス の進展 グーグルやアマゾンのような企 業が、「ネットのあちら側」の巨 大な情報発電所を装備し、水道や 電気 のように、ジャックの口に LANケーブルをさしこめば、世 界中の IT 資源を自由に利用でき るようになる。 このクラウド・サービスの流れ を理解し、「中小企業を中心とし た活用」の将来展望を考える。 14 IT 社会の新たなビジ ネス・イノベーション の方向性 これからの e ビジネス時代のイノ ベーション「Experience Innovation 」のパラダイム (MIT Sloan Management
Review の論文) これからのIT時代のイノベー ションの本質は? 今後のビジネ スのイノベーションについて具体 的な方向性を考える。 15 事例研究 本授業で学んだことを踏まえて、 受講者それぞれ自身の問題と捉 え、今後の仕事・ビジネスに、ど のように関わり活かすかを考え る。 【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】 授業の詳細なスケジュールや講義資料は e-learning のサイトなどに 掲示しておくので、可能な限り事前に学習しておくこと。また、グ ループワークでは、グループによる授業に関連する特定の課題の調 査・分析や、ケース教材や論文などの講読・分析を行っていただく。 その結果を授業でプレゼンテーションしてもらい、それに基づき全 員で討議する。 【テキスト(教科書)】 ケース教材や論文は事前に紙ベースで配布する。 【参考書】 ビジネス・イノベーションのための IT 活用に関する図書は多くあ るが、定番となる教科書はない。 【成績評価の方法と基準】 授業参加の量・プレゼンテーションの質(60%)、最終レポート(40%) の割合を目安として、総合的に評価する。60%以上で合格。 【学生の意見(授業改善アンケート等)からの気づき】 学生発表の際や講義でのディスカッションを増やしたい。 【その他の重要事項】 外部のゲスト講師を呼んで、ビジネス IT イノベーションの実例な ども紹介する予定である。 オフィスアワーについては授業終了時に質問を受け付ける。