関西圏・中京圏・
福岡県版
2015年4月
April 2015
1.2015年2月期 関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標
2.売買・賃貸共に依頼物件は増加
~TAS-MAPユーザーアンケート2015年2月結果より~TA S ■大阪府 ・空室率TVIは前月比▲0.01、前年同月比±0.00です。マンション系(S造、RC造、SRC造)は、前月比±0.00、前年同月比▲0.03です。 アパート系(木造・軽量鉄骨造)は、前月比+0.12、前年同月比+0.12です。なお、データに占めるアパート系の割合であるアパート 率は17.87%です。 ・募集期間は前月比+0.02です。 ・更新確率は前月比+1.44、中途解約確率は前月比▲0.50です。 ■京都府 ・空室率TVIは前月比▲0.08、前年同月比+0.56です。マンション系は、前月比▲0.09、前年同月比+0.62です。アパート系は、前月比 +0.10、前年同月比▲0.18です。なお、アパート率は18.85%です。 ・募集期間は前月比±0.00です。 ・更新確率は前月比+2.93、中途解約確率は前月比▲1.74です。 ■兵庫県 ・空室率TVIは前月比▲0.06、前年同月比▲0.18です。マンション系は、前月比▲0.02、前年同月比▲0.16です。アパート系は、前月比 ▲0.36、前年同月比▲1.26です。なお、アパート率は33.26%です。 ・募集期間は前月比+0.03です。 ・更新確率は前月比+0.38、中途解約確率は前月比▲0.90です。 ■愛知県 ・空室率TVIは前月比▲0.20、前年同月比▲0.48です。マンション系は、前月比▲0.21、前年同月比▲0.51です。アパート系は、前月比 ▲0.43、前年同月比▲1.52です。なお、アパート率は24.36%です。 ・募集期間は前月比+0.07です。 ・更新確率は前月比+1.01、中途解約確率は前月比▲0.19です。 ■静岡県 ・空室率TVIは前月比▲0.03、前年同月比▲0.43です。マンション系は、前月比▲0.03、前年同月比▲0.26です。アパート系は、前月比 ▲0.02、前年同月比▲0.63です。なお、アパート率は36.89%です。 ・募集期間は前月比+0.16です。 ・更新確率は前月比+0.79、中途解約確率は前月比▲0.56です。 ■福岡県 ・空室率TVIは前月比▲0.16、前年同月比▲0.22です。マンション系は、前月比▲0.14、前年同月比▲0.11です。アパート系は、前月比 ▲0.13、前年同月比▲0.54です。なお、アパート率は30.94%です。 ・募集期間は前月比+0.05です。 ・更新確率は前月比+0.96、中途解約確率は前月比▲0.83です。 ※インターネット上で短時間、簡単にマーケットレポートを取得することができます。 (1)関西圏、中京圏の賃貸住宅周辺市場レポート(賃料査定サービス、一部対象範囲外あり) ・場所を地図上で特定し、市場賃料および周辺市場レポートを自動生成 (2)広域市場レポート ・大阪府、兵庫県、兵庫県、静岡県、静岡県のマクロレポート ・関西圏、中京圏の府県レベルの空室率TVIレポート、賃料指数レポート、募集期間レポート、更新確率・中途解約確率レポート (3)地域市場レポート ・大阪市、堺市、京都市、神戸市、名古屋市、静岡市、浜松市のマクロレポート ・大阪市、堺市、京都市、神戸市、名古屋市、静岡市、浜松市の賃貸住宅指標レポート 詳細はTAS-MAP(http://www.tas-japan.com/)ホームページをご覧ください。 ※3月5日に2014年12月末版をリリースしました。 ※全国の地盤リスク情報を取得可能なサービスを4月にリリースしました。
1.2015年2月期 関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標
空室率TVI(ポイント) 7.72 14.03 11.34 15.02 22.86 11.92 募集期間(ヶ月) 4.82 5.68 5.20 5.65 6.74 5.17 更新確率(%) 34.77 37.57 22.78 33.61 32.27 35.26 中途解約確率(%) 53.89 49.33 62.82 50.48 53.21 49.56 福岡県 愛知県 静岡県 大阪府 京都府 兵庫県 分析:株式会社タス6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 ポイント 大阪府 京都府 兵庫県 愛知県 静岡県 福岡県 TA S
図-1 関西圏・中京圏・福岡県 空室率TVI(タス空室インデックス)
(過去2年推移) 年月 大阪府 京都府 兵庫県 愛知県 静岡県 福岡県 2013年3月 8.04 14.17 11.67 15.27 23.29 12.06 2013年4月 8.08 14.25 11.72 15.33 23.36 12.10 2013年5月 8.06 14.25 11.75 15.37 23.40 12.13 2013年6月 8.04 14.22 11.78 15.41 23.38 12.16 2013年7月 8.04 14.13 11.78 15.42 23.39 12.18 2013年8月 8.04 13.97 11.78 15.44 23.43 12.19 2013年9月 8.01 13.81 11.76 15.45 23.41 12.14 2013年10月 7.98 13.65 11.74 15.40 23.40 12.09 2013年11月 7.93 13.48 11.71 15.38 23.41 12.09 2013年12月 7.86 13.49 11.65 15.39 23.31 12.10 2014年1月 7.79 13.47 11.58 15.45 23.29 12.13 2014年2月 7.72 13.47 11.52 15.50 23.29 12.14 2014年3月 7.65 13.44 11.44 15.54 23.22 12.16 2014年4月 7.57 13.30 11.38 15.56 23.11 12.10 2014年5月 7.57 13.22 11.31 15.55 23.01 12.07 2014年6月 7.56 13.21 11.28 15.54 22.92 12.03 2014年7月 7.55 13.30 11.30 15.51 22.86 12.00 2014年8月 7.56 13.44 11.30 15.47 22.81 11.99 2014年9月 7.56 13.61 11.30 15.42 22.76 11.99 2014年10月 7.57 13.79 11.28 15.41 22.75 12.00 2014年11月 7.61 13.99 11.31 15.39 22.75 12.02 2014年12月 7.67 14.05 11.36 15.32 22.82 12.06 2015年1月 7.73 14.11 11.40 15.22 22.89 12.08 2015年2月 7.72 14.03 11.34 15.02 22.86 11.92 分析:株式会社タスTA S
図-3 関西圏・中京圏・福岡県 マンション系(S造、RC造、SRC造)空室率TVI
図-2 関西圏・中京圏・福岡県 アパート系(木造、軽量鉄骨)空室率TVI
18 23 28 33 38 43 ポイント 大阪府 京都府 兵庫県 愛知県 静岡県 福岡県 5 7 9 11 13 15 17 19 21 ポイント 大阪府 京都府 兵庫県 愛知県 静岡県 福岡県 分析:株式会社タスTA S
2.売買・賃貸共に依頼物件は増加
~TAS-MAPユーザーアンケート2015年2月結果より~図ー4 現在の不動産市況について(関西圏)
今回は、2015年2月に実施したTAS-MAPユーザーアンケートから、関西圏の不動産市況に関する回答を 抜粋して報告します。 なお、アンケートの概要および本文中で使用するD.I.の算出方法は以下の通りです。 ■アンケート概要 ・調査時点 2015年2月 ・調査対象 TAS-MAP会員 ・有効回答数 789 (うち関西圏68) ・調査内容 TAS-MAPサービスについて、不動産市況について ■D.I.の算出方法 ・D.I.は回答による5段階の判断にそれぞれ下表の点数を与え、合計を全回答数で除して算出。 図-4に現在の不動産市況に関する関西圏ユーザーの回答結果を示します。 左側が売買市場、右側が 賃貸市場を示しています。 売買市場の不動産市況D.I.は46.8、賃貸市場の市況D.I.は46.8で、市況が「やや 悪い」、「悪い」と回答したユーザー数が多くなっています。 売買市況が比較的好調な首都圏と異なり、関 西圏においては、アベノミクス効果が波及していないことが読み取れます。 図-5に売買市場の売却依頼 物件数、購入来客数、成約までの期間、成約数、成約価格、募集価格と成約価格の開きを示します。 売買 市場の状況を詳細に確認してみると、売却依頼物件数D.I.は51.6と増加しているものの、購入来客数D.I.は 48.9とほぼ昨年並み。 一方で、成約までの期間が大幅に長期化していることから、登録物件が簡単に売却 できない状況であることが読み取れます。 これが募集価格と成約価格の開きの拡大につながり、結果とし て成約数や成約価格は前年より悪化しているものと思われます。 回答 点数 良い 100 やや良い 75 どちらともいえない 50 やや悪い 25 悪い 0 (出所)2015年2月TAS-MAPユーザーアンケートからタスが作成 良い 4% やや良 い 17% どちらと もいえな い 51% やや悪 い 17% 悪い 11%売買市場
良い 3% やや良 い 22% どちらと もいえな い 42% やや悪 い 23% 悪い 10%賃貸市場
D.I.=46.8 D.I.=46.8TA S
図ー5 売買市場の状況(関西圏)
増加 6% やや増 加 23% 前年並 み 49% やや減 少 13% 減少 9%売却依頼物件数
増加 6% やや増 加 26% 前年並 み 38% やや減 少 17% 減少 13%購入来客数
増加 8% やや増 加 17% 前年並 み 45% やや減 少 17% 減少 13%成約数
短期化 2% やや短 期化 11% 前年並 み 47% やや長 期化 34% 長期化 6%成約までの期間
上昇 4% やや上 昇 15% 前年並 み 51% やや下 落 26% 下落 4%成約価格
縮小 4% やや縮 小 13% 前年並 み 55% やや拡 大 26% 拡大 2%募集価格と成約価格の開き
D.I.=47.3 D.I.=47.8 (出所)2015年2月TAS-MAPユーザーアンケートからタスが作成 D.I.=47.9 D.I.=42.0 D.I.=51.6 D.I.=48.9TA S
図ー6 賃貸市場の状況(関西圏)
増加 7% やや増 加 23% 前年並 み 46% やや減 少 17% 減少 7%賃貸依頼物件数
増加 3% やや増 加 17% 前年並 み 44% やや減 少 23% 減少 13%賃借来客数
増加 3% やや 増加 20% 前年並 み 40% やや減 少 27% 減少 10%成約数
短期化 0% やや短 期化 10% 前年並 み 64% やや長 期化 23% 長期化 3%成約までの期間
上昇 3% やや上 昇 3% 前年並 み 44% やや下 落 43% 下落 7%成約賃料
縮小 0% やや縮 小 3% 前年並 み 70% やや 拡大 20% 拡大 7%募集賃料と成約賃料の開き
(出所)2015年2月TAS-MAPユーザーアンケートからタスが作成 D.I.=38.3 D.I.=42.5 D.I.=45.0 D.I.=45.0 D.I.=51.7 D.I.=43.3TA S
図ー7 今後の不動産市況について(関西圏)
図-6に賃貸市場の賃貸依頼物件数、賃借来客数、成約までの期間、成約数、成約賃料、募集賃料と成 約賃料の開きを示します。 賃貸依頼物件数D.I.は51.7と増加しているものの、賃借来客数D.I.は43.3と大幅 に悪化しています。 また、成約までの期間が大幅に長期化、成約数が大幅に減少していることから、登録 物件が簡単に賃貸できない状況であることが読み取れます。 これが募集賃料と成約賃料の開きの拡大 につながり、結果として成約賃料は前年より大幅に悪化しています。 関西圏は住宅情報サイトを介さない 取引が多い地域です。 タスの賃貸住宅指標からは、市場が安定しているように見えますが、住宅情報サ イトを介さない市場は冷え込んでいる可能性があります。 つまり、ネットを通じて顧客を広く募集する不動 産会社と、自社のネットワークでのみで顧客を募集している不動産会社とで、市況に二極化が生じている 可能性を示唆しているということです。 図-7、今後の不動産売買市場と賃貸市場の市況についてのユーザーの回答結果を示します。 左側が 売買市場、右側が賃貸市場を示しています。 売買市場の今後の不動産市況D.I.は47.3であり、ほぼ現状 維持と考えている一方で、賃貸市場の市況D.I.は40.8で、現在の市況に比較してD.I.が大幅に低下していま す。 相続税対策の影響で、賃貸住宅の供給は引き続き高水準で推移することが予想されます。 これは、 市況の二極化をさらに拡大する可能性があります。 (株式会社タス 主任研究員 藤井 和之) 改善 2% やや改 善 28% 今年並 み 38% やや 悪化 21% 悪化 11%売買市場
改善 3% やや改 善 17% 今年並 み 30% やや悪 化 40% 悪化 10%賃貸市場
(出所)2015年2月TAS-MAPユーザーアンケートからタスが作成 D.I.=47.3 D.I.=40.8TA S
用語説明
※各指標の詳細は、http://www.tas-japan.com/pdf/market/marketreport_yogo.pdf もご参照ください。 ※株式会社タスではこれらの指標を使用した、賃貸住宅市場賃料査定サービス、賃貸住宅市場レポートサービスを提 供しています。 詳細はTAS-MAPホームページ(http://www.tas-japan.com/menu/menu_market.html)をご覧ください。 お問合せ 会社名:株式会社タス 所在地:東京都中央区八丁堀3丁目22番13号 PMO八丁堀4F 03-6222-1023(代表) 03-6222-1024(FAX) http://www.tas-japan.com/空室率TVI(TAS Vacancy Index:タス空室インデックス)
タスが開発した賃貸住宅の空室の指標です。 空室率TVIは、民間住宅情報会社に公開された情報を空室のサンプリング、募集建物の総戸数をストックのサ ンプリングとして下式で算出を行います。 なお、募集建物の総戸数は、①募集建物を階層別に分類、②国勢調査、住宅土地統計調査を用いて階層別 の都道府県毎の平均戸数を算出し、両者を乗じることにより算出しています。 TVI = 空室のサンプリング ÷ ストックのサンプリング =∑募集戸数 ÷ ∑募集建物の総戸数