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「小規模搬出」等の支援事業 報告書
~~~被災者のこころの自立をめざしつつ *木山川上流堤防 平成 29 年 4 月 NPO 法人だれにも音楽祭2 目次 1 申請内容 2 支援実績 3 実施上の危険 4 寄せられた声 5 事業継続へ 6 熊本地震の教訓~~~特に保険への強制加入 7 支援組織への感謝 *添付資料 1 H28 年度「小規模搬出」等の支援事業チラシ 2 H29 年度「小規模搬出」等の支援事業 *築 1 年の家:地盤・施工・設計のいずれか、又は複合が原因か
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1 「小規模搬出」等の支援事業 日本財団への申請内容
身体的・情報的弱者は、動けない・車がない・人手がない状態が見られ、 その世帯の、片づけ・ 搬出は、遅れがちですが、それぞれの世帯は、大きな支援でなくても、「小さな支援」で、勇気づ けられます。地震から 2 か月が過ぎても、片付けのお手伝いがまだまだ必要です。 私たちは、身体的/情報的弱者・高齢者/一人暮らし等の世帯に、声をかけ、要望を聞き取り、関 係機関に繋ぎながら、「小規模搬出」等 の支援をいたします。孤立無援から来る、予想される「自 死」対策としても実施します。今こそ、地元 NPO が、自ら立ち上がる時です。 【申請日】 2016-06-28 【団体名】 NPO 法人だれにも音楽祭 【設立年月日】 2007-07-06 【住所】 〒861-2235 熊本県上益城郡益城町福富 822 【連絡先(Email)】 [email protected] 【事業形態】 ガレキ撤去・片付け, 障害者支援, 文化・芸術・伝統復興, 生活聞き取り/支援相談 【主な活動地域】 益城町を中心とする熊本県内 【活動予定人数】 延べ300人(作業員数) 【事業内容】 1.時期 H28.3.31 まで 2.場所 熊本県内 3.参加数 200 人(作業従事者数) 4.内容 身体的・情報的弱者は、動けない・車がない・人手がない状態が見られ、 その世帯の、片 づけ・搬出は、遅れがちですが、それぞれの世帯は、大きな支援でなくても、「小さな支援」で、勇 気づけられます。地震から 2 か月が過ぎても、片付けのお手伝いがまだまだ必要です。私たちは、 身体的/情報的弱者・高齢者/一人暮らし等の世帯に、声をかけ、要望を聞き取り、関係機関に繋ぎ ながら、「小規模搬出」等 の支援をいたします。孤立無援から来る、予想される「自死」対策とし ても実施します。今こそ、地元 NPO が、自ら立ち上がる時です。 【助成金申請総額】 1,000,000 円 【備考】 情報弱者は、支援を求める力さえ失っている場合があります。「小回りの利く小さな支援」をしま す。支援の選択肢は、多いほど良いと思われます。4
2 支援実績 実施範囲(益城町 御船町 甲佐町 熊本市)
要請内容は、避難所から仮設への搬送、被災住宅から仮設、買い物支援、焼却場・集積場への搬 出がほとんどでした。 要請された方は、家族が仕事を持っていて手が離せない、家族が入院して人手が足りない、高 齢者世帯、一人暮らし、体力がない、トラックがない方がほとんどでした。 集積場の問題点は、搬入方法がプロ仕様で構成されており、業者に作業を頼めない世帯は、 個人で搬入することとなるが、区分けが細かすぎて、高齢者世帯には酷となる印象がありました。 (棚のガラスの分離、電気器具の木部やプラスチックの分離、電球と笠の分離には、専用道具と時 間がかかる上に、危険を伴う。)「小規模搬出」等の支援事業 作業件数・人数
月毎件数 月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 件数 18 14 21 12 16 3 11 25 120 (避難所閉鎖) (駆込) 月毎作業員 月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 人数 31 23 47 21 29 6 21 45 223 (避難所閉鎖) (駆込) 18 14 21 12 16 3 11 25 5 10 15 20 25 30 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 件数 31 23 47 21 29 6 21 45 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 人数 件数は、訪問先ごと5
3 実施上の危険
搬出作業は危険を伴うものであることが、理解できました。 ①事前の状況確認が必要です。 ・ 全壊の家、傾きがひどくなりつつある家、2 階への階段が狭く急な家。 ・ 搬出するものの大きさ~大型冷蔵庫等は、3 人での搬出が基本です。 ・ 搬出路にガラスが散乱したり、包丁・鎌が転がっていたりします。 ・ 草ぼうぼうで、足元のコンクリート片が見えない場合があります。 ②安全のための装備 ・ ヘルメット(集積場の重機による破片の跳ね返り対策) ・ マスク(屋根材にアスベストがある場合も想定されます) ・ 手袋(ガラスの場合、薄手のもので、ケガをしました) ・ 安全靴(運搬中、重い家具が落下して足に当たった場合) ③安全のための保険 ・ NPO 保険(賠償・身元保証・傷害) ・ 車両任意保険 ・ 個人での医療保険/共済加入(推奨) ④安全のための“声掛け作業” ・ 以外と重く持ちにくい洗濯機などは、 A「よし!行くよ」 B「OK!」 で動く など、相互確認しての作業が必要です。 ・ 段差があちこちにあります。敷居・玄関・階段は、互いに掛け声し、注意喚起。 ⑤安全のためのトラック運転 ・ 発進時/バック時は、周囲確認して行う。 ・ 積み込み時、ロープ掛けの輪が小さすぎないこと。 ・ 走行中に、荷物が落下しないよう、慎重にロープ掛けをする。6
4 寄せられた声
①1 回目の地震の時の状況 ・家屋が倒壊し下敷きになり、数時間後に救助され、日赤に。(重症で 4 か月入院。) ・水道/ガス/ブレーカーを止めて、避難した。 ・大型 TV/1mのステレオラックが飛んで来た。頭の上を、柱時計がかすめて飛んで行った。 ・入浴中で、天井が落ちてくるのではないかと思った。 ・テレビを見ていたが、屋内は、足の踏み場がないほど、物が落ちて散乱していた。 ・ ②2 回目の地震の時の状況 ・下敷きになり手を骨折。病院も水が出なかったので、5 日間手術ができるのを待った。 ・睡眠薬を飲んで寝ていて、地震の最中も眠気が勝って、ベッドで地震が収まるのを待っていた。 (強い睡眠薬は、こういう時には危険。) ・玄関が開かなくなっていたので、玄関を全力で壊して、外に出た。 ・玄関が開かなくなっていたので、風呂の窓から外に出た。 ・近隣の声掛けで我に返り、外に出ようと思ったがサッシが曲がり、どうやって出たか不明。 ・体育館の固い床が我慢できずに自宅に帰り、2 回目の地震に遭った。物が当たり転倒したが、 ケガはなかった。 ・立っていることが出来ず、四つん這いになっていた。 ・ ③その時、困ったこと ・ラジオや携帯電話を持たず、情報が分からずにいた。 ・歩行して避難所まで行くのは困難だった。 ・隣の一人暮らしのおジイちゃんを起し車に乗せ、コンビニ駐車場まで逃げ、車中泊する。 ・真っ暗で、パソコンの明かりでウロウロ。命があっただけで一杯。 ・家族が認知症で、落ち着きができなかった。 ・食料/水/トイレがなかったこと。 ・家族の安否確認。 ・目が悪いため、場所の把握が難しかった。 ・何も取り出すことが出来なかったこと。 ・ ④有り難かったこと ・炊き出し/食料/水の配給を受けたこと。 ・炊飯してくれたおにぎりは、味もなくせめて塩で握ってほしかった。7 ・入浴サービス。 ・ボランティアによる、がれきの撤去。 ・ボランティアさんが、壊れた瓦を撤去し屋根にブルーシートをかけてくれた。 ・親戚から下着を 1 週間分頂いたこと。 ・避難されていた方々のやさしさ、親切、温かい言葉。 ・仕出し屋さんが、マイクロバスに暖房を入れて車中泊させてくれた。おにぎり/水をくれた。 ⑤今、困っていること ・(当初)仮設が身障の自分には合わない。玄関鍵/浴槽の狭さ/段差。 ・ ⑥あったら良かったこと ・自宅や車中避難者には、支援物資が回ってこなかった。(回ってくるシステムがほしい) ・車の中に運動靴を、緊急用に入れておくこと。 ・体の不自由な方には洋式トイレが必要。 ・避難するとき、区長に連絡しなかったので、迷惑をかけたこと。 ・日頃から、災害について考えておくこと。 ・懐中電灯/ラジオ/カセットコンロ/水。 ・避難所への地図と案内。 ・ ⑦明日への決意 ・夫婦二人の家屋の新築。 ・被害は大きかったが、何とか補修して、地域の中で暮らしてゆきたい。 ・自分にできることをやってゆこうと思う。 ・なかなか先が見えないが、前向きに行きたい。 ・長いスパンで、ゆっくり立て直す。健康で楽しい日々を過ごす。 ・命があったので、これからも自分を大切に生活して行きます。 ・以前のような生活ができるようになりたい。
5 事業継続へ
公費解体が残っており、おおむね高齢者/一人暮らし/入院中の方が、多いように見受けられま す。取り残された方が不安に陥らないよう、平成 29 年度も継続して、「小規模搬出」等の支援事 業を続ける覚悟です。8
6 熊本地震の教訓~~~特に保険への強制加入
①強制的な地震保険加入 地震保険は普通の家では年間 4 万円ほどと思われます。生活に窮するほど地震保険には加入 していないように見受けられます。それ故、地震に見舞われた場合、生活が苦しい世帯ほど、被害 が補てんできない状況になります。 自己責任という考え方もありますが、被災者を救済しない訳にはゆきません。結局は国の負担 になります。 自動車事故に対しては「強制的な自賠責保険」があります。日本が地震列島であり、東海/東南 海地震が予想される中、「強制的な地震保険加入」=「税金として徴収」が急務と思われます。 ②災害対策基本法の関連対応マニュアルの義務化 市町村段階で、避難所運営マニュアル/仮設設置場所設定/支援物資集積所設定が出来てい なかったため、対応に不備があったと聞いています。「想定外」のためということですが、日本が 地震列島であることを考えると、市町村のレベルでも真摯なマニュアル作成が必須です。 行政を民間が監視するシステムはありませんが、行政外部からの「第三者の点検と評価」が急 務です。 想定される東海/東南海地震。大都市被災/広域被災から国を守るには、待ったなしの状況です。 *瓦一枚一枚に釘を打ってあった為、屋根部だけはビクともしていない(福富地区)9
7 支援組織への感謝
1 回目の地震の後、高速インターそばのグランメッセに、避難していました。直後から九州各県 からの警察/消防/自衛隊が、駆けつけてくれました。感謝のしようもありません。 全国からボランティアの方々が、手弁当で、車中泊さえいとわずに、がれき撤去等で支援して くれました。 日赤をはじめ訓練された医療チームも、多く来て頂きました。岩手の大槌町から 24 時間かけ て、ご夫婦で応援に来て下さった方もいます。 あらゆる分野からの応援は、紙上に載せきれません。 地元の私どもも、国費の投入/日本財団からの資金投入/助成を頂き、自律的復興の足掛かりと なりました。 今後、地元住民による、住民のための自律的復興こそ、寄せられましたご恩に報いることと信 じます。 ありがとうございます。 *仏壇も少し修復10
≪資料:搬出チラシ≫
「小規模搬出」等の
お手伝いします
・運搬手段がない方。
・作業員1~2 名で足りる量。
・2~3時間程度の量。
・困っておられる事は、関係窓口につなぎます。
弁護士・税理士・行政窓口・民生員など。
・聞き取りアンケート(裏面)にご協力下さい。
・作業日は、日程調整が必要です。
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危険作業・高価な品の運搬は、できません。
2016 年 8 月 1 日~2017 年 3 月 31 日
(予定)
NPO 法人だれにも音楽祭
〒861-2235
熊本県益城町福富 822
📱 090-9070-6846
(山下)
FAX 096-286-3434
メール [email protected]
無料
日本財団支援事業11
受付簿
日本財団助成 No.863 No. (受 付 日) H28. . . (お名前) (お 所) (連絡先) (ご要望) (実施希望日) H28. . . (従事者) ① ② (特記) (結 果) (評 価)12
4.16 熊本地震 アンケート
聞き取りNO
男 女 才 (市町村) 1 回目の地震の時の状況 2 回目の〃 その時、困ったこと 有り難かったこと あったら良かったこと 明日への決意13