花粉症
花粉症/
/花粉アレルギーについての調査
花粉アレルギーについての調査
(
(2012
2012年3月
年3月 調査)
調査)
株式会社
株式会社 日本リサーチセンター
日本リサーチセンター
(
(
Member of Gallup International Association
Member of Gallup International Association))
代表取締役社長
代表取締役社長 鈴木
鈴木 稲博
稲博
東京都中央区日本橋本町
東京都中央区日本橋本町
22ー
ー
77ー
ー
11
電話
電話
03
03--6667
6667--3400
3400
(代)
(代)
/
/
FAX:03
FAX:03--6667
6667--3470
3470
(担当:自主調査委員会
(担当:自主調査委員会 縄田、伊藤、今井)
縄田、伊藤、今井)
http://www.nrc.co.jp/
http://www.nrc.co.jp/
調査概要
調査対象
調査対象
抽出方法
抽出方法
有効回収数
有効回収数
調査方法
調査方法
調査実施期間
調査実施期間
全国の15~79歳の男女個人
1200人(サンプル)
※性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付を実施
毎月200地点を抽出
住宅地図データベースから世帯を抽出し、個人を割当て
調査員による個別訪問留置調査 (
日本リサーチセンター・オムニバスサーベイ:NOS
による毎月調査)
2012年2月
29日~3月12日 (過去調査は2003年3月、2010年3月、2011年3月に実施)
日本リサーチセンター・オムニバスサーベイ(NOS)について
調査パネルを使ってインターネットで簡単に情報収集できる時代になりましたが、日本リサーチセンター・オムニバスサーベイ(NOS)は、過去40年にわたって、
①パネルモニターではない毎回抽出方式、②調査員を使った訪問留置の調査を継続しており、代表性のある信頼の高いデータを提供しております。
本調査は、毎月1回、乗り合い形式(オムニバス)で実施しており、毎回ランダムに決められた200地点にて、対象となる方に調査員が調査協力を
依頼してアンケートを回収しています。
性年代構成を日本の人口構成比に合わせているため、全体結果は日本を代表する意見としてそのままご覧になることができます。
現在、花粉症/花粉アレルギーを持っているか
●現在、アレルギーとして「花粉症/花粉アレルギー」をもっているかを聞いたところ、3割以上が花粉症/花粉アレルギーの症状があると回答した。 ●時系列でみると、2003年は2割半ばだったのが、この3年間は3割超と増えている。 ●性別で見ると、男性に比べて、女性の方が花粉症/花粉アレルギーをもっている人が多い。 ●年代別では、40―50代で多く、60-70代が少ない。 ●地域別でみると、関東では43.2%で、他のエリアに比べて花粉症/花粉アレルギーをもっている比率が高い。■時系列比較
■属性別
N % 1200 33.8 男 性 592 30.7 女 性 608 36.7 15-19才 76 36.8 20-30代 395 35.2 40-50代 405 39.3 60-70代 324 24.4 北海道・東北 144 21.5 関 東 426 43.2 中部・北陸 198 34.3 近 畿 192 29.7 中国・四国・九州 240 27.1 (%) 全体 性 別 年 代 地 域 0 10 20 30 40 50(%)
N
%
1135 12002003年
1109 25.1 34.3 35.3 33.82010年
2011年
2012年
1200 0 10 20 30 40 502012年
(%)
N
1 月
2 月
3 月
4 月
5 月
6 月
7 月
8 月
9 月
10月
11月
12月
花粉症/花粉アレルギー
のある人
405
5.4 33.8 80.2 73.6 44.4 13.3 5.4 4.4 12.8 12.8 6.2 3.7 (%)0
20
40
60
80
100
●花粉症/花粉アレルギーの症状がある人(N=405)に、症状がある月を複数回答で聞いた。 ●ピークは「3月」で80.2%の人が症状を感じている。 ●次いで「4月」が73.6%と多い。「2月」(33.8%)から「5月」(44.4%)までが花粉症のシーズンといえる。 ●また、「7月」「8月」には5%程度にはなるが、「9月」「10月」にはまた症状を感じる人が1割強まで増加する。花粉症/花粉アレルギーの症状がある月
2012年
●調査実施期間(3月上旬)時点で、最近1~2週間の症状の程度を項目ごとに聞いた。 ●図表内の数値には「1 症状なし」 「2 軽い」 「3 やや重い」 「4 重い」 「5 非常に重い」のうち3+4+5の計を示している。 ●2011年は、花粉の飛散量が多かったと言われているが、それを反映して2011年は症状の程度が重くなっているのが分かる。 ●2012年の結果をみると、目のかゆみの症状が一番多く、次いで水っぱな、くしゃみ、鼻づまりの症状が多く出ている。 ●性別でみると、男性の方が症状が重いと感じている項目が多い。
花粉症/花粉アレルギーの症状の程度
「1 症状なし」 「2 軽い」 「3 やや重い」 「4 重い」 「5 非常に重い」のうち3+4+5の「重い計」 /花粉症/花粉アレルギーのある人 (%) N 目のかゆみ 水っぱな くしゃみ 鼻づまり 鼻のかゆみ 涙 目 目の充血 頭がぼーっと する 体がだるい 頭 痛 体のかゆみ 2010年 412 44.2 41.5 36.2 40.0 26.7 22.6 21.1 22.1 16.3 18.9 12.6 2011年 401 57.1 49.1 43.6 45.6 39.4 33.4 28.7 24.7 20.9 15.7 18.0 2012年 405 51.4 44.0 40.2 40.0 33.8 28.6 24.0 22.2 18.3 16.0 14.3 (%) 男 性 182 57.1 49.1 43.6 45.6 39.4 33.4 28.7 24.7 20.9 15.7 18.0 女 性 223 51.4 44.0 40.2 40.0 33.8 28.6 24.0 22.2 18.3 16.0 14.3 (%) 目に関する症状 鼻に関する症状 2012年 0 10 20 30 40 50 60 2010年 2011年 2012年●目に重い症状がある人(「目のかゆみ」「涙目」「目の充血」のいずれかの項目で「3やや重い」以上の症状がある人)と、鼻に重い症状がある人(「くしゃみ」 「水っぱな」「鼻づまり」「鼻のかゆみ」のいず れかの項目で「3やや重い」以上の症状がある人)について、注目してみた。 ●目に重い症状がある人は全体の54.1%で、鼻に重い症状がある人は全体の59.0%であり、目と鼻の両方に重い症状を持っている人は46.4%だった。花粉症/花粉アレルギーの人では、目か鼻か のどちらか一方ではなく、両方の症状に悩まされていることがうかがえる。
目と鼻の重い症状比率
目のみあり
7.7%
鼻のみあり
12.6%
両方重い症状あり
46.4%
目に重い症状あり=54.1%
鼻に重い症状あり=59.0%
花粉症/花粉アレルギーのある人(N=405)
2012年
どちらも重い症状なし
33.3%
(%) N 普 通 の マ ス ク を し て い る 医 者 処 方 の 飲 み 薬 を 使 用 市 販 の 目 薬 を 使 用 医 者 処 方 の 目 薬 を 使 用 自 宅 に 空 気 清 浄 機 を つ け て い る 花 粉 対 策 用 の マ ス ク を し て い る 医 者 処 方 の 点 鼻 薬 を 使 用 市 販 の 飲 み 薬 を 使 用 市 販 の 点 鼻 薬 を 使 用 な る べ く 外 出 し な い よ う に し て い る 市 販 の 洗 眼 薬 を 使 用 花 粉 症 に 効 く 食 品 を 摂 取 市 販 の 花 粉 症 対 策 グッ ズ を 使 っ て い る 医 者 か ら 注 射 を し て も らっ て い る 甜 茶 を 飲 ん で い る 甜 茶 以 外 の 花 粉 症 に 効 く 飲 み 物 鍼 ・ 灸 を 行っ て い る そ の 他 花粉症/花粉アレルギー のある人 405 46.9 33.1 30.4 27.7 20.0 18.8 18.8 14.1 11.1 9.6 7.2 5.2 3.2 2.7 1.2 1.2 0.2 4.4 男 性 182 42.3 30.2 35.7 20.9 18.1 13.7 16.5 13.7 14.3 6.6 9.3 3.3 2.2 3.3 1.1 0.0 0.0 4.9 女 性 223 62.1 43.4 31.9 40.7 26.4 28.0 25.3 17.6 10.4 14.8 6.6 8.2 4.9 2.7 1.6 2.7 0.5 4.9 (%) マスクに関する項目 市販薬に関する項目 医者処方薬に関する項目 0 10 20 30 40 50
花粉症/花粉アレルギーに対して具体的にとっている対策
●花粉症/花粉アレルギーに対してどのような対策をしているかを複数回答で聞いた。 ●一番多い対策法は、「普通のマスク」をすることで46.9%であった。 ●次いで多かったのは「医者処方の飲み薬」「市販の目薬」で3割を超えている。 ●性別でみると、「普通のマスク」「花粉対策用マスク」「医者処方の飲み薬」「医者処方の目薬」「医者処方の点鼻薬」などマスクと医者の利用で、女性が男性を上回っている。さらに女性では、「空気 清浄機の利用」「なるべく外出しない」も男性より多い。症状としては男性の方が重い項目が多かったが、対処については女性の方が積極的であることがうかがえる。 ●また参考として、2003年と2012年のマスク利用率を比較すると、2012年は63.5%であり、2003年の35.3%より大きく増加している。花粉症対策の基本はマスク着用であると言える。(2012年は 「普通のマスク」と「花粉対策用マスク」のいずれかを利用している比率を算出)2012年
<参考> (%) 2003年 2012年 N 365 405 % 35.3 63.5 マスクの利用率* 0 20 40 60 80 *2012年は「普通のマスク」+ 「花粉対策用のマスク」の計●市販薬と処方薬の利用に注目してみた。 ●市販の薬を利用している人(「市販の目薬」「市販の飲み薬」「市販の点鼻薬」「市販の洗眼薬」のいずれかあり)は、41.2%。 ●医療を受けている人(「医者処方の目薬」「医者処方の飲み薬」「医者処方の点鼻薬」「医者から注射」のいずれかあり)は43.5%。 ●両方利用している人は6.7%と少なく、市販薬派と処方薬派のいずれかに分かれている。また、いずれも利用していない人が22.0%ある。
市販薬と処方薬
市販薬のみ利用
34.6%
医者処方の
薬のみ利用
36.8%
両方利用
6.7%
市販薬利用=41.2%
医者処方の薬利用=43.5%
花粉症/花粉アレルギーのある人(N=405)
2012年
どちらも利用なし
22.0%
最近3カ月で花粉対策でとった行動
●花粉症/花粉アレルギーを持っている人に花粉対策でとった行動を聞いた。 ●「取入前に洗濯物の花粉を払う」と「空気清浄機を利用する」が2割を超えて高い。 ●「洗濯物を部屋干しにする」「ふとんを外に干すのをやめた」「窓を開けない/換気を少なくする」も2割弱見られる。 ●一方、このような花粉対策をしていないという回答は37.8%あった。(%)
N
取
入
前
に
洗
濯
物
の
花
粉
を
払
う
空
気
清
浄
機
を
利
用
す
る
洗
濯
物
を
部
屋
干
し
に
す
る
ふ
と
ん
を
外
に
干
す
の
を
や
め
た
窓
を
開
け
な
い
/
換
気
を
少
な
く
す
る
家
に
入
る
前
に
洋
服
を
払
う
掃
除
を
こ
ま
め
に
す
る
洗
濯
乾
燥
機
を
利
用
こ
の
よ
う
な
花
粉
対
策
は
し
て
い
な
い
花粉症/花粉アレルギー
のある人
405
24.7
23.7
19.0
19.0
18.5
15.8
13.3
3.7
37.8
(%)
0
10
20
30
40
50
2012年
花粉対策で買ったもの
●花粉症/花粉アレルギーを持っている人に花粉対策で買ったものを聞いた。 ●「保湿ティッシュ」が2割弱ともっとも多い。 ●次いで「部屋干し専用の洗剤」「花粉がつくのを防ぐ柔軟剤」が多く、1割強みられる。(%)
N
花
粉
症
用
の
保
湿
ティ
ッ
シ
ュ
部
屋
干
し
専
用
の
洗
剤
花
粉
が
つ
く
の
を
防
ぐ
柔
軟
剤
部
屋
干
し
専
用
の
柔
軟
剤
花
粉
を
取
り
除
く
掃
除
用
ペ
ー
パ
ー
花
粉
対
策
用
ス
プ
レ
ー
肌
湿
疹
を
や
わ
ら
げ
る
入
浴
剤
花
粉
を
取
り
除
く
掃
除
用
洗
剤
こ
の
中
に
は
な
い
花粉症/花粉アレルギー
のある人
405
19.3
13.3
10.4
5.2
5.2
4.7
2.7
1.0
59.5
0
20
40
60
80
2012年
(%)