• 検索結果がありません。

乳幼児の母親の心身の状態に関する縦断研究

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "乳幼児の母親の心身の状態に関する縦断研究"

Copied!
10
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

乳幼児の母親の心身の状態に関する縦断研究

A longitudinal study of the physical and mental conditions

of mothers of children

清 水 嘉 子(Yoshiko SHIMIZU)

* 抄  録 目 的 育児している母親の支援は重要な課題であるが,支援の対象である母親の心理的・身体的な変化を縦 断的に明らかにした研究は少ない。そこで本研究は,乳幼児を育てる母親の心身の状態を継続して明ら かにし育児への自信に与える影響について検討することを目的とした。 対象と方法 生後3か月の子どもをもつ母親700人を対象に倫理的配慮のもと自記式質問紙調査を行い,その後1 歳6か月,3歳時点で追跡調査を行った。調査項目は育児への自信(有無),短縮版育児幸福感尺度SF-CHS,短縮版育児ストレス尺度 SF-CSS(各 3 下位項目),蓄積的疲労徴候インデックス CFSI(7 下位項 目)であり,データは統計学的に分析した。 結 果 3時点の全てに協力した母親は297人(42.4%)であった。母親の平均年齢は生後3か月の時点で32歳 であった。育児幸福感では生後3か月と1歳6か月,3歳で“育児の喜び”,“夫への感謝”が低下し,“子 どもとの絆”は高かった。育児ストレスでは“夫の支援のなさ”が高く“心身の疲労”が低下していた。“育 児不安”には有意な変化はなかった。CFSIは,“一般的疲労感”は生後3か月と3歳で低下し,“イライラ” は高くなり,1歳6か月で“抑うつ”が高かった。母親の育児への自信では3歳までに有意な変化はない が,一貫して“育児の喜び”,“育児不安”が育児への自信に与える影響に関連があった。 結 論 子どもが成長すると共に,母親の子どもとの絆は高まり,疲労感は低下するが,その他の育児ストレ スや蓄積的な疲労感が高まっていた。子どもの成長に伴い,母親にネガティブな心身の状態が認めら れ,夫の支援や関係性が揺らぐ中で,子どもの成長に伴った育児への自信を高めるための母親への支援 が重要となることが示唆された。 キーワード:追跡調査,育児ストレス,育児幸福感,蓄積的疲労,育児への自信 2016年12月9日受付 2017 年9月5日採用 2017 年12月15日早期公開

(2)

Abstract Purpose

Support for child-rearing mothers is an important issue to be addressed, but few studies have longitudinally examined changes in the physical and mental conditions of mothers who are the recipients of such support. This study aimed to clarify on a continuous basis the physical and mental conditions of mothers of children in Japan in order to determine factors that affect confidence in child-care among mothers.

Methods

We surveyed, with appropriate ethical considerations, 700 mothers of three-month-old children using a self-reporting questionnaire, and performed follow-up surveys at the 18-month and 36-month points. We surveyed con-fidence in child-care (presence / absence), the short-form Child-care Happiness Scale (three subscales), the short-form Child-care Stress Scale (three subscales), and the cumulative fatigue symptoms index (seven subscales), and data were statistically analyzed.

Results

Of the 700 mothers, 297 (42.4%) participated in all three surveys. Mean age of mothers at three months after delivery was 32 years.“Child-care happiness” and “appreciation towards the husband” were lower and “bonding with the children” was higher when the children were three-months, 18-months, and 36-months old. With respect to child-care stress,“lack of support from the husband” was high, and “fatigue of mind and body” decreased with time. No significant change was observed for“child-care anxiety.” Within the CFSI, “general fatigue” was lower and “irritation” was higher when the children were three-months and 36-months old, and“depression” was higher when they were 18-months old. While confidence in child-care among mothers did no significantly change up to when the children were 36-months old, it was consistently associated with the effects of“Child-care happiness” and “child-care anxiety” on child-care confidence.

Conclusion

As children grew, bonding between the mother and children strengthened, and while fatigue decreased, other types of child-care stress and cumulative fatigue increased. Thus, contrary to the child's development, the mental and physical conditions of mothers deteriorated. In midst of the wavering relationship with and support from the husband, our findings highlight the importance of support that increases mothers' confidence in child-care as their children grow. Key words: follow-up study, child-care stress, child-care happiness, cumulative fatigue symptoms index, confidence in

child-care

Ⅰ.諸   言

少子化社会を突き進んでいる我が国は,平均初婚年 齢は,2013(平成 25)年で,夫が 30.9 歳(対前年比 0.1 歳上昇),妻が29.3歳(同0.1歳上昇)と上昇傾向を続け ており,結婚年齢が高くなる晩婚化が進行している。 また,初婚の年齢別婚姻件数の構成割合を1993(平 成 5)年から 10 年ごとにみると,夫,妻ともに 2003 (平成 15)年においてピーク時の年齢が上昇するとと もに,その年齢が占める割合は低下している。また, 夫妻ともに高い年齢の割合が増加している(厚生労働 省「人口動態統計」,2013)。しかし,出産後に続く子 育ての経験は変わらず,育児を経験しないまま親とな る者が増え,予期しない出産後の育児生活を経験し, 産後クライシスといわれる夫婦間の危機を乗り越えて いかなければならない(内田・坪井,2013,pp.18-50)。こうした時期にある母親の心身はどのように変 化していくのか,また,育児に対する母親の自信につ いての変化を明らかにする課題がある。母親を対象と した縦断研究には,未熟児をもつ母親の心理で,3-4 か月と9-10か月の2時点のHADSスコアでは不安症状 は持続し(長濱・松島,2004),抑うつ症状は 9-10 か 月が高くなっていた(Sato, Y.・ Kato, T.・ Kakee, N., 2008,p.84-87)。また,母親の育児ストレスと母子関 係について縦断的に検討している(長谷川,2008, p.37-48)。これらを含め抑うつなどのネガティブな心 理状態を明らかにするための縦断的な取り組みはある が,母親の育児への自信やポジティブな心理など,乳 幼児期の子育てをしている母親の縦断的研究が十分に 行われているとは言えない。こうした母親の心身の状 態を明らかにし,母親への支援を検討することが課題 と考える。 本研究に先立ち,子どもの成長に伴う母親の心身に 関 す る 横 断 研 究(清 水, 2013 , p.672-679; 清 水, 母親の心身の縦断研究

(3)

り,生後3か月では育児に自信を感じる母親と感じな い母親は半々であったが,1 歳 6 か月では自信を感じ ない母親が6割に増えていた。さらに,研究では,育 児への自信に対する属性や身体に影響する要因の関連 分析により,心身の状態や相談相手,経済的な不安の 影響が認められている。そこで,本研究では,母親の 縦断的データに基づき育児幸福感,育児ストレス,蓄 積的疲労徴候インデックスによる身体の状態の変化に 加え,育児への自信に影響する要因を明らかにするこ とを目的として,生後 3 か月,1 歳 6 か月,3 歳の 3 時 点の全ての調査に協力した母親の研究に取り組んだ。 育児期の母親が自信を得ることは,母親としての自信 や育児幸福感を高めていくことに関連していると考え られる(清水,2013,p.672-679;清水,2015,p.453-459;清水,2017,p.650-668)。本研究に取り組むこ とにより,育児期にある母親のポジィティブな感情を 高めるための具体的な支援の時期やその内容を検討す る基礎研究として位置付けており,有意義な研究であ ると考える。さらに,本研究により導かれた支援を実 践することで育児の質を高め,育児をより価値のある 体験とすることが期待できる。

Ⅱ.研 究 方 法

1.研究対象 S県内にある A 市に在住する,生後 3 か月の子ども をもつ母親700名 2.調査期間と依頼方法 調査期間は平成 22 年 10 月から平成 26 年 11 月で あった。平成22年10月から平成24年12月のS県内に あるA保健センターで行われる3か月健診のご案内の 郵便物に,3回(3か月,1歳 6か月,3歳)に渡る調査 への協力のお願い文と同意書,質問紙を同封し調査を 依頼した。質問紙は,健診当日に質問紙調査に回答の 上,持参すること,3回の調査協力に同意する場合は 同意書にサインし調査協力者用は本人控えとし,研究 者用を質問紙と共に持参することを依頼した。 依頼文には,調査の協力にあたり,調査に協力をし ない場合,途中で辞退した場合に不利益がないことを 明記した。また,質問紙には氏名と住所の記載を依頼 した。氏名と住所は本調査のみに用いること,回収し た後は個人名を使用することなく番号化して処理し, た。さらに,2回目以降の調査については,同様の質 問紙をお子様の調査年齢の1か月前を目安に記載され た住所に郵送することを明記した。 3.調査方法 前向きコホート研究 4.調査内容 調査は自記式質問紙調査とした。質問紙の内容は, 子育てに自信がもてるようになったと感じるかについ て,はい,いいえの回答を求めた。「自信がもてるよ うになったと感じること」を本研究において「育児へ の自信」とした。また,育児への自信との関連を検討 するために清水らによる尺度(育児幸福感尺度短縮 版,育児ストレス尺度短縮版),蓄積的疲労徴候イン デックスにより,母親の心身の状態や,母親のデモグ ラフィックデータとして年齢,出産経験,家族構成, 就労形態,育児に関する相談者に関して,夫に相談で きるか,夫や実母以外の相談者がいるか,育児を手 伝ってくれる人がいるか,さらに経済的な不安や子ど もの健康状態について,はい,いいえで回答を求め た。なお,3時点の調査は同じ項目を用いた。 1)調査に用いた尺度 (1)育児幸福感尺度短縮版 母親が育児中に感じる肯定的な気持ちをもつ場面に ついて,自由記述により得られた41項目の内容(清水 ・関水・遠藤他1名,2011,p.15-24)を分類して“育児 の喜び”5項目,“子どもとの絆”4項目,“夫への感謝”4 項目の 3 因子からなる 13 項目の短縮版尺度を用いた (清水・関水・遠藤,2010,p.261-270)。各項目は「あ てはまる」から「あてはまらない」の 5 段階で評価し た。3つの因子のそれぞれの項目の内的整合性を表す α係数は0.77-0.86と十分な値が得られている。この尺 度により,育児幸福感の程度を知ることができ,特点 が高いほど育児幸福感を感じていると解釈される。尺 度作成の過程で,構成概念妥当性では,ベックの絶望 感尺度と負の相関,主観的幸福感との弱い正の相関と なり,自分が人生をどう生きているかについて扱った 主観的幸福感とは異なる幸福感を測定していると解釈 された。尺度には天井効果が認められるが,夫や子ど も,母親としての自分に対する幸福感であり,子育て 期の母親の特異な幸福感を測定するものと考えられ る。さらに,基準関連妥当性において,母親の年齢が 高く,末子年齢が低いほど幸福感が高まる傾向が認め

(4)

られており,低得点の母親では主観的幸福感が低く, ベックの絶望感が高いという特徴がある。 (2)育児ストレス尺度短縮版 育児中に感じる否定的な気持ちをもつ場面について の自由記述により得られた 33 項目の内容を分類(清 水,2001,p.176-186)して“心身的疲労”6項目,“育児 不安”6 項目,“夫の支援のなさ”4 項目の 3 因子からな る 16 項目短縮版尺度を用いた(清水・関水,2010, p.261-270)。各項目は「あてはまる」から「あてはまら ない」の5段階で評価した。3つの因子のそれぞれの項 目の内的整合性を表すα係数は0.82-0.86と十分な値が 得られている。この尺度により,育児ストレスの程度 を知ることができ,得点が高いほど育児ストレスを感 じていると解釈される。尺度作成の過程で心理的健康 に関するベックの絶望感尺度は正の相関,主観的幸福 感尺度と負の相関が認められ構成概念妥当性が認めら れている。 (3)蓄積的疲労徴候インデックス 労働環境において蓄積的な疲労をとらえる尺度とし て越河により作成されている(越河・藤井,2002, pp.101-103)。‘不安徴候’10項目,‘抑うつ状態’10項目, ‘一般的疲労感’11項目,‘イライラの状態’8項目,‘労働 意欲の低下’11項目,‘気力の減退’11項目,‘慢性疲労’6 項目,‘身体不調’9項目の 8下位尺度,80 項目である。 尺度を使用するにあたり下位尺度項目の‘労働意欲の 低下’は該当しないことから外し,本研究が子育てに よる状態をとらえることから,尺度項目にある仕事の 文言は子育てに置換した。最終的には7下位尺度,69 項目とした。評価基準は2段階のあてはまる,あては まらないである。7つの因子のそれぞれの項目の内的 整合性を表すα係数は0.89-0.87と十分な値が得られて いる。このインデックスにより,育児中の母親の蓄積 的な疲労について明らかにすることができ,特点が高 いほど蓄積的疲労徴候があると解釈される。なお,削 除項目並びに内容の置換については作成者に許可を得 ている。本尺度の信頼性に関しては,同じ対象者に2 回調査を行い応答パターンの変化の分析を行い, Test-retest間のインターバルについて,特性別訴え率 の関連を調べ有意な相関を確認している(越河・藤 井,2002,pp.140-164)。 5.研究枠組みと仮説 育児の自信に影響する説明変数には,デモグラ フィクデ-タとして母親の年齢,子どもの数,就業に 加えて,養育環境の要因として経済的な不安,さらに 育児ストレスとソーシャルサポートが関係しているこ と(清水,2007,p.54-60;2003,p.396-406)から,育 児の相談相手などとした。子ども側の要因として子ど もの健康(島澤,2014,p.29-41),さらに,保護者側 の要因として心身の状態である育児ストレス,育児幸 福感,蓄積的疲労徴候とした。育児への自信のなさは 育児ストレス要因が影響すると仮定し,子どもの要因 や養育環境要因を加えた。 研究仮説としては,横断研究(清水,2013,p.672-679;清水,2015,p.453-459;清水,2017,p.650-668) で明らかにされている,育児の相談相手の有無や心身 の状態が育児への自信に影響すると考えられた。 また,育児への自信に影響する要因には,これらの 項目に加えて,子育ての中心にある母乳育児継続のセ ルフ・エフィカシーに影響する要因から推察し,幸せ な思いの表出,成功体験,保証された体験などが考え られる(中田,2008,p.208-221)。また,虐待の要因 から推察して,妊娠の受容や母親の性格,生育歴など も育児行動に影響すると考えられる(厚生労働省 子 ども虐待対応の手引き,2007)。しかし,母親への調 査協力の負担や研究の複雑さを加味して,研究枠組み としては,子どもを持つ母親の3か月,1歳6か月,3 歳時点の心身の状態やソーシャルサポート,育児への 自信の推移を明らかにするとともに,育児への自信の 影響要因について前述の説明変数から明らかにするこ ととした。 6.分析方法 育児ストレスと育児幸福感の5段階による尺度基準 は,“あてはまる”から“あてはまらない”に,5 点から 1点を付与し下位項目ごとに合計した。蓄積的疲労イ ンデックスは,2 段階評価であり,“あてはまる”に 1 点を付与して下位尺度項目ごとに合計した。心身の状 態に関する縦断的変化の分析は,あらかじめ正規性の 分析を行い,正規分布が見られないことから,ノンパ ラメトリックによるフリードマン検定と多重比較を 行った。育児への自信の縦断的変化については,コク ランQ検定を用いた。 また,育児への自信を独立変数とし,説明変数に共 変量,カテゴリ共変量を投入したロジスティッス回帰 分析(変数増加法)を用いて,強く影響している変数 の分析を行った。なお,デモグラフィクデ-タは同一 人物であることから育児への自信に有意差がないこと 母親の心身の縦断研究

(5)

より3歳,1歳6か月の共変量‘抑うつ状態’は除外した。 各分析では,項目に対する未回答はシステム欠損値と し て 分 析 か ら 除 外 し た。 統 計 ソ フ ト は IBM 社 SPSSver20を用いた。 7.倫理的配慮 調査の依頼文には,自由意思による協力であるこ と,番号で処理し個人を特定しないことなどを明記し た。なお,調査の協力にあたり,3回の調査に協力す る場合は同意書による同意を得て行った。倫理審査は 研究者の所属する倫理委員会の審査を受け平成 23 年 に承認(#30)を得た。

Ⅲ.結   果

1.対象者の属性と育児状況 各時点の回収は生後3か月516人,1歳6か月527人, 3歳489人であったが,700人のうち連続した変化を分 析する対象として3時点(3か月,1歳6か月,3歳)の 調査に協力し回収された,母親297人(42.4%)を分析 対象者とした。母親の平均年齢は生後3か月の時点で 32歳(最小 20-最大 45 歳)であり,家族形態では,核 家族196人,複合家族99人,就業状況では,専業主婦 212人,パートタイム7人,フルタイム55人であった。 3歳時点では家族形態では大きな変化はないが,就業 状況では,専業主婦が148人,パートタイム54人,フ ルタイム 70 人と就業する母親が増えていた。子ども の 数 は 3 歳 の 時 点 で は, 1 人 が 21.2%, 2 人 以 上 が 78.8%であった。また,育児への自信については,3 か 月 で は 43.1% で あ っ た が 徐 々 に 減 少 し 3 歳 で は 33.3%であった。夫や実母,それ以外の人に打ち明け ることができることについては,月齢が増えるに従い 減少傾向にあり,3 歳では夫には 78.8%,実母には 69.8%,夫や実母以外には 87.9% であった。育児を手 伝ってくれる人についてはやや減少傾向にあるものの 3歳で93.3%であった。経済的な不安については1歳6 か月が最も高く38.4%であり,子どもに病気や障害が あるケースは月齢と共に増えており 3 歳では 6.4% で あった(表1)。 2.母親の育児幸福感,育児ストレス,蓄積的疲労徴 候インデックスの変化 育児幸福感の“育児の喜び”と“夫への感謝”では,生 かった。しかし,“子どもの絆”では,1歳6か月,3歳 と比べて生後3か月が有意に最も低かった。 育児ストレスの“心身の疲労”では,生後 3 か月が 1 歳6か月,3歳に比べて有意に高かった。一方“夫の支 援のなさ”は,1 歳 6 か月,3 歳と比べて生後 3 か月が 有意に低かった。“育児不安”は,3時点に有意な変化 はなかった。 蓄積的疲労徴候インデックスでは,“一般的疲労感” では,生後3か月が1歳6か月,3歳に比べて有意に高 かった。“イライラの状態”についても,生後3か月と 3歳において 3 歳が有意に高かった。“抑うつ”では, 生後 3 か月と 1 歳 6 か月において 3 か月が有意に低 かった。 “不安徴候”, “気力の減退”, “慢性疲労”, “身体不調”では,3 時点の有意な変化はなかった(表 2,表3-1,3-2,3-3)。 3.母親の育児への自信の変化と影響要因 母親の育児への自信を感じる母親の推移では,3時 点のすべてに回答のあった297 名中 228 名を対象とし た。3 時点において有意な変化はなかったが(表 4), 子どもの年齢が高くなるに従ってその比率は減少する 傾向にあった。 また,育児への自信の影響因子では,3か月では育 児幸福感の“育児の喜び”が高く,育児ストレスの“育児 不安”が低いことが育児への自信に影響していた。1歳 6か月では3か月の“育児の喜び”と“育児不安”の2項目 に加えて“夫に打ち明けて相談できる”ことが育児への 自信に影響していた。3歳では,3か月と同じく“育児 の喜び”と“育児不安”が育児への自信に影響していた。 特に,“夫に打ち明けて相談できる”についてはオッズ 比が4.09と影響要因の中で最も高かった(表5)。

Ⅳ.考   察

1.乳幼児期の子どもをもつ母親の心身の変化 母親の心理面では,子どもの年齢が高くなるに従い 育児幸福感と育児ストレスに有意な変化があった。つ まり,生後 3 か月の子どもをもつ母親が,子どもが 1 歳 6 か月から 3 歳になると,育児幸福感の“夫への感 謝”は低くなり,育児ストレスの“夫の支援のなさ”が 高くなった。内閣府による子どもを持つ妻の夫への期 待と実態調査によると,妻は,夫が風呂に入れる,食 事の世話,寝かしつけることへの期待が最も多く,そ

(6)

のいずれもが実態としては下回っている(内閣府男女 共同参画局委託調査,2016)。こうした状況は,子ど もの成長と共に大きくなり“夫の支援のなさ”を実感さ せていると考えられた。と同時に,“夫への感謝”は低 くなり,子育て期にある夫婦の気持ちのすれ違いが示 唆された。これらの実態は,3歳未満の離婚が多いこ と(厚生労働省 離婚に関する統計,2016),夫への 愛情が急激に冷めてしまうこと(ベネッセ次世代育成 研究所,2011,pp.9)などの報告にもあるように,子 育て期にある夫と妻の間にすれ違いが生じ,夫婦が互 いに異なった方向に向かって生活していることが示唆 されることから,子どもの成長に伴って,夫が育児支 援を維持していくことが大切になると考えられた。 “育児不安”については 3 時点に有意な変化はなく, ほぼ同じ程度にあった。3歳児の母親は,最も育児不 安が高いとする報告もあるが(唐田,2008,p.479-488),妊娠期から3歳までの母親では,一貫して状態 不安が高く,高不安状態であること,一般女性に比べ 表1 対象者の属性と育児状況 n=297 項目 3 か月 ■ 1 歳 6 か月 ■ 3 歳 人数(%) 母親 年齢 平均(範囲) 32(20-45) 33(21-7) 35(23-48) 20代 97(32.7) 74(24.9) 49(16.5) 30代 179(60.2) 189(63.7) 194(65.5) 40代 21 (7.1) 34(11.4) 54(18.2) 就労形態 専業主婦 212(71.4) 176(59.2) 148(49.8) フルタイム 55(18.5) 57(19.2) 70(23.6) パートタイム 7 (2.4) 36(12.1) 54(18.2) その他 19 (6.4) 21 (7.1) 20 (6.7) 未回答 4 (1.3) 7 (2.4) 5 (1.7) 子どもの数 1人 126(42.4) 121(40.7) 63(21.2) 2人以上 171(57.6) 176(59.3) 234(78.8) 家族形態 核家族 196(66.0) 192(64.6) 197(66.4) 複合家族 99(33.3) 103(34.7) 96(32.3) 未回答 2 (0.7) 2 (0.7) 4 (1.3) 子育てに自信を感じる はい 128(43.1) 106(35.7) 99(33.3) いいえ 147(49.5) 155(52.2) 169(56.9) 未回答 22 (7.4) 36(12.1) 29 (9.8) 夫に何でも打ち明け相談できる はい 251(84.5) 233(78.4) 234(78.7) いいえ 41(13.8) 52(17.5) 51(17.2) 夫はいない 2 (0.7) 5 (1.7) 7 (2.4) 未回答 3 (1.0) 7 (2.4) 5 (1.7) 実母に何でも打ち明け相談できる はい 229(77.1) 212(71.3) 207(69.8) いいえ 52(17.5) 65(21.9) 69(23.2) 実母はいない 13 (4.4) 13 (4.4) 17 (5.7) 未回答 3 (1.0) 7 (2.4) 4 (1.3) 夫実母以外の相談者がいる はい 266(89.6) 254(85.5) 261(87.9) いいえ 27 (9.1) 36(12.1) 31(10.4) 未回答 4 (1.3) 7 (2.4) 5 (1.7) 育児を手伝ってくれる人がいる はい 288(97.0) 280(94.3) 277(93.3) いいえ 7 (2.3) 9 (3.0) 14 (4.7) 未回答 2 (0.7) 8 (2.7) 6 (2.0) 経済的な不安がある はい 100(33.7) 114(38.4) 109(36.7) いいえ 194(65.3) 176(59.3) 182(61.3) 未回答 3 (1.0) 7 (2.4) 6 (2.0) 子どもに病気や障害がある はい 7 (2.3) 15 (5.1) 19 (6.4) いいえ 288(97.0) 276(92.9) 274(92.3) 未回答 2 (0.7) 6 (2.0) 4 (1.3) 母親の心身の縦断研究

(7)

有意に高いことが示されている(松岡・行田・今関他 1名,2002,p.13-17)。育児期の育児不安は,子ども の発達に伴って心配事の内容は変化するものの,常に 不安を抱いていることは本研究結果と一致している。 また,先行研究によると,成長発達への不安やしつけ の心配や気がかりのある母親に育児不安が有意に高い が,家庭外の活動に参加することにより低くなること (河野・大井,2014,p.102-110)が明らかにされてお り,育児不安には生活環境が影響していることが推察 表3-2 子どもをもつ母親の3時点における育児ストレス得点の縦断的変化 median 多重比較検定 3 か月 1 歳 6 か月 3 歳 χ2 p 育児ストレス 心身の疲労 16 16 15 4.96* 0.000 3か月>1歳6か月  3か月>3歳 育児不安 9 10 10 4.96 0.084 夫の支援のなさ 7 7 8 30.99* 0.000 3か月>1歳6か月  3か月>3歳 Friedman検定  *:p<.05 Wilcoxonの符号付順位検定 0.05/3 表 4 子どもを持つ母親の「育児に自信がある」と感じた 縦断的変化 3 か月 1 歳 6 か月 3 歳 Q P 人数(割合) 104(45.4%) 92(40.2%) 86(37.6%) 5.54 0.06 コクランのQ検定 n.s 表3-1 子どもをもつ母親の育児幸福感得点の縦断的変化 median 多重比較検定 3 か月 1 歳 6 か月 3 歳 χ2 p 育児幸福感 育児の喜び 25 25 25 12.88* 0.002 3か月>1歳6か月  3か月>3歳 子どもとの絆 15 18 19 66.13* 0.000 3か月<1歳6か月<3歳 夫への感謝 19 18 18 23.15* 0.000 3か月>1歳6か月  3か月>3歳 Friedman検定  * :p<.05 Wilcoxonの符号付順位検定 0.05/3 3 か月 ■ 1 歳 6 か月 ■ 3 歳

min max mean sd min max mean sd min max mean sd 育児幸福感 育児の喜び 5 25 23.91 2.04 5 25 23.46 2.74 5 25 23.52 2.45 子どもとの絆 0 20 12.37 7.05 0 20 16.65 3.53 4 20 17.62 2.79 夫への感謝 0 20 18.00 2.76 0 20 17.44 3.26 0 20 17.21 3.60 育児ストレス 心身の疲労 0 28 16.47 5.42 6 30 15.53 5.75 5 29 15.07 5.75 育児不安 0 26 10.32 4.54 6 27 10.80 4.54 6 27 10.98 4.58 夫の支援のなさ 0 18 7.53 3.59 0 18 8.28 3.97 0 19 8.56 4.14 蓄積的疲労徴候 不安徴候 0 10 1.34 1.69 0 9 1.39 1.86 0 9 1.49 1.84 抑うつ状態 0 7 1.24 1.42 0 10 1.51 1.83 0 10 1.48 1.74 一般的疲労感 0 10 2.53 2.18 0 9 2.13 1.97 0 11 2.23 2.03 イライラの状態 0 7 1.53 1.75 0 8 1.70 1.81 0 7 1.90 1.78 気力の減退 0 10 1.34 1.92 0 11 1.61 2.34 0 11 1.65 2.35 慢性疲労 0 6 1.64 1.70 0 6 1.42 1.66 0 6 1.51 1.68 身体不調 0 7 0.77 1.08 0 7 0.99 1.41 0 6 1.07 1.41 表3-3 子どもをもつ母親の蓄積的疲労徴候インデックスの縦断的変化 median 多重比較検定 3 か月 1 歳 6 か月 3 歳 χ2 p 蓄積的疲労徴候 不安徴候 1 1 1 4.15 0.126 抑うつ状態 1 1 1 6.15* 0.046 3か月<1歳6か月  3か月<3歳 一般的疲労感 2 2 2 11.39* 0.003 3か月>1歳6か月  3か月>3歳 イライラの状態 1 1 2 16.45* 0.000 3か月<3歳 気力の減退 1 1 1 5.45 0.065 慢性疲労 1 1 1 4.85 0.089 身体不調 0 0 1 4.65 0.098 Friedman検定  *:p<.05 Wilcoxonの符号付順位検定 0.05/3

(8)

された。 育児幸福感では“育児の喜び”が3か月で最も高かっ た。これは,子どもが小さい頃は,母親としてできる ことも多く,徐々にできることを実感することでその 喜びも大きくなることが伺える。さらに,母親の“子 どもとの絆”は,子どもの成長と共に高まっており, 子どもと過ごす時間を重ね,子どもとの意思疎通が可 能となることで,母と子の関係をより深めていること が考えられた。 蓄積的疲労感では,特に3か月では“心身の疲労”や “一般的疲労感”が高く,“抑うつ感”や“イライラ感”は 子どもの成長と共に高くなっていた。生後6~11か月 の子どもを持つ母親では,身体不調を抱え健康状態を 悪く認識した疲労症状があり,睡眠の回復感が悪いこ とが明らかにされている(関島,2014,p.207-217)。 “心身の疲労”や“一般的疲労感”は,子どもが小さい頃 の夜間に授乳するなど不規則な生活にある時期に感じ やすいと考えられるが,子どもへの世話に追われて疲 れを感じながらも,この時期の母親は“育児の喜び”を 実感し,自分なりに育児はできていると受け止めるこ とが増え,自信として自覚しやすいことが推察され る。しかし,子どもが3歳になると夫の協力は得られ ない中,“子どもとの絆”を深めながらも,子どもの自 我の発達に伴った育児の難しさを実感し,心理的にも 不安定な状態に陥りやすいと考えられる。子育ての経 験が必ずしも親の子育ての自信につながっていないこ とは,同様の結果を示している(ベネッセ次世代研究 所,2006,p.14-35)。この背景には,子育てに必要な 知識と技術は子どもの成長に伴い異なってくること や,母親は経験を積むだけ自分の実力を冷静にとらえ ることも考えられる。このことから,子どもの成長に 伴って,母親への支援が求められていると考える。 2.乳幼児期の子どもをもつ母親の育児への自信を高 めるための支援 母親としての自信には,「母親が育児すること,子 どもを理解することができる能力を母親が認識してい ること」(Badr,L. K., 2005, p.163-174)としており, 育児で「できると思える体験」は,母親としての自己 同一性を獲得していく上でも大切な体験である(小 林,2006,p.117-124)。育児への自信は 3 時点で有意 な変化は認められなかったが,自信を感じている母親 は,子どもの成長と共に減少する傾向にあった。育児 への自信の影響は,3 か月では育児幸福感の“育児の 喜び”が高くなり,育児ストレスの“育児不安”が低く, 1歳 6 か月では 3 か月の 2 項目に加えて“夫に打ち明け て相談できる”ことが育児への自信に影響していた。 特に,夫に相談できない母親は,育児への自信を低め るリスクが 4 倍に増えている。1 歳 6 か月の時点で夫 への相談が育児への自信に関係していることについて は,横断研究では夫の他,実母や実母以外の相談相手 についても有意となっている(清水,2015,453-459)。 この時期は,母親が仕事についている割合が増加し, また仕事との両立を始めてまだ浅いこと,2人の間の 会話が減少することや,妻の夫への愛情が低下する時 期でもある(ベネッセ次世代研究所,2006,p.36-45)。 こうしたことが,相談を夫にしない,またはできない 状況が生じるのではないかと推察される。育児と仕事 の両立の中で夫の育児における役割が大きくなる核家 族化の現代にあって,夫との関わりによって安心した 表5 子どもの月齢別 母親が感じる育児への自信の影響要因 オッズ比の95.0% 信頼区間 児月齢 変数 偏回帰係数 p 値 オッズ比 下限 上限 3か月 育児の喜び育児不安 −.207.127 .013.000 1.135.813 1.067.690 1.207.957 1歳6か月 育児の喜び −.244 .001 .783 .674 .911 育児不安 .134 .000 1.143 1.070 1.222 夫に打ち明け相談できる 1.408 .001 4.087 1.843 9.064 3歳 育児の喜び育児不安 −.177.134 .013.000 1.143.838 1.068.729 1.224.963 ロジステック回帰 変数増加法ステップワイズ(尤度比) 投入した共変量:育児の喜び,子どもとの絆,夫への感謝,心身の疲労,育児不安,夫の支援のなさ,不安 徴候,抑うつ状態,一般的疲労感,イライラの状態,気力の減退,慢性疲労,身体不調 投入したカテゴリ共変量:夫に打ち明け相談できる,実母に打ち明け相談できる,夫実母の他に相談できる ひとがいる,生活が苦しい経済的不安がある,育児を手伝ってくれる人がいる,子どもに病気や障害がある 育児への自信に対応するクロス検定において有意差がない母親の年齢 就労形態 子どもの数は除外した 母親の心身の縦断研究

(9)

とができると考えられることから,夫に相談できない ことが母親の育児への自信を低下させる要因になって いると考えられる。 また,3歳では3か月と同じく“育児の喜び”と“育児 不安”に影響があり,母親の育児への自信には,一貫 して“育児の喜び”と“育児不安”が影響していた。この ことから,子どもが3歳までの間の育児不安に対する 支援を行う共に,母親が“育児の喜び”をより感じるた めに,日記を活用し,育児で幸福感を感じた場面を記 憶にとどめる働きかけが大切になる(清水,2016, pp.1-8)。加えて,1 歳 6 か月頃には,夫のサポートや 夫に相談できる夫婦の関係を構築するための家族を対 象とした支援が有効になると考えられる。この支援で は,夫が母親の相談相手になり,母親が子育てできて いることを認め,母親への感謝の念を持つこと,この 時期に改めて夫婦の役割分担についての話し合いを持 つことが大切になる(内閣府男女共同参画局委託調 査,2016)。その一方で,母親が温かい目で夫を見守 り,認めること,夫に妻へのサポートの必要性を伝え ることにより,心理的に安定し抑うつも改善され,育 児 へ の 自 信 に つ な が る こ と が 期 待 さ れ る(小 林, 2008,p.96-101)。 特に子どもが 3 歳頃になると,母親が“子どもとの 絆”を感じているにも関わらず“イライラの状態”が高 くなり,育児不安から母親の育児への自信に影響する ことが考えられる。このことから,“育児の喜び”に気 づく声がけと共に,イライラに対する,母親の自己効 力感を高めるためのメンタルヘルス対策をベースとし た,健康生活習慣改善のための育児支援が重要とな る。特に睡眠習慣や運動習慣の確保が大切になる(金 岡,2011,p.181-190)。最後に,育児への自信にはデ モグラフィクスデータの影響はなかった。本結果は, 横断研究においても同様な結果を示していた。つま り,母親の育児への自信は,夫による相談や支援,そ して,母親が感じる育児の喜びなどの,夫との関わり から認められることや,母親自身が育児を通して感じ るポジティブな感情により得られるものであることが 示唆された。

Ⅴ.結   論

乳幼児を育てる母親の心身の状態を継続して明らか にすること,育児への自信とその影響を検討すること 1歳6か月,3歳において質問紙調査を実施した。3時 点の全てに協力した母親297人のデータをもとに統計 学的な分析を行った。その結果,子どもが成長すると 共に,母親の“子どもとの絆”は高まり,“一般的疲労 感”は低下するものの,その他の育児ストレスや蓄積 的な疲労感が高まっていた。“育児不安”については変 化がなかったが,一貫して,“育児の喜び”と共に母親 の育児への自信に影響していた。

Ⅵ.本研究限界と今後の課題

本研究では,セルフ・エフィカシーを高める幸せな 思いの表出,成功体験,保証された体験を踏まえた分 析は行われなかった。さらに他の影響要因が存在する 可能性は否定できず,本研究の限界ともいえる。ま た,調査期間が長かったことから,転居により追跡が 困難となった事例もあった。今後は,さらに5歳まで 期間を延長し,縦断的な分析を加えていく課題があ る。 謝 辞 3年間にわたり本研究に協力いただいたお母様並び に調査を行うにあたり,協力いただいた市町村保健師 の皆様に感謝する。なお本研究は,平成23-27年度文 部科学研究基盤研究 C の助成をうけて,「母親の健康 チェックシートの開発と評価 ― 育児相談への活用と 縦断調査の試み―」の研究において行われたものであ る。 利益相反 利益相反に関する開示事項はありません。 文 献

Badr, L. K. (2005). Further psychometric testing and use of the maternal confidence questionnaire. Issues in Com-prehensive Pediatric Nursing, 28(3), 163-174.

ベネッセ次世代育成研究所(2006).第1回妊娠出産子育て 基本調査 第 3 章 1 歳児を持つ夫婦の関係.pp.14-35,36-45. ベネッセ次世代育成研究所(2011).第1回妊娠出産子育て 基本調査フォローアップ調査(妊娠前から 2 歳児期) pp.1-19. 長谷川麻衣(2008).母親の育児ストレスと母子関係 ― 縦

(10)

断研究による検討 ―.Human Developmental Research, 22, 37-48. 金岡緑(2011).乳幼児を持つ母親の生活習慣と精神的健 康および育児に対する自己効力感との関連.日本助 産学会誌,25(2),181-190. 唐田順子(2008).乳幼児をもつ母親のサポート状況と育 児不安の関連 病産院サポートを含めた分析.母性 衛生,48(4),479-488. 越河六郎,藤井亀(2002).労働と健康の調和 CFSI(蓄積 的疲労徴候インデックス)マニュアル(pp.101-103: pp.140-164).東京:財団法人労働科学研究所出版部. 厚生労働省(2007).子ども虐待対応の手引き 第2章 発 生予防 www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/dv12/02.html. [2017.4.10] 厚生労働省(2013).人口動態統計.http://www8.cao.go.jp/ shoushi / shoushika / whitepaper / measures / w-2015/ 27webhonpen / html / b1_s1-1-3.html.[2016.11.22] 厚生労働省(2016).離婚に関する統計.http://www.mhlw.

go.jp / toukei / saikin / hw / jinkou / tokusyu / rikon10/03. html.[2016.3.25] 小林佐知子(2008).乳幼児を持つ母親のソーシャルサ ポートと抑うつ状態との関連.小児保健研究,67(1), 96-101. 小林康江(2006).産後 1 か月の母親が「できる」と思える 子育ての体験.母性衛生,47(1),117-124. 河野古都絵,大井伸子(2014).3歳児をもつ母親の育児不 安に影響する要因について検討.母性衛生,55(1), 102-110 松岡治子,行田智子,今関智子,横田正夫(2014).妊娠 期・産褥期・育児期の母親の不安について日本版 STAIを用いた横断的研究.母性衛生,43(1),13-17. 中田かおり.母乳育児の継続に影響する要因と母親のセル フ・エフィカシーとの関連.日本助産学会誌,22(2), 208-221 長濵輝代,松島恭子(2004).新生児集中治療室(NICU)入 院時の母親が持つ気分変調に関する研究 心理特性 の縦断的分析と事例検討.小児保健研究,63(6), 640-646. 内閣府男女共同参画局委託調査「ワーク・ライフ・バラン ス に 関 す る 意 識 調 査」 http://wwwa.cao.go.jp/wlb/ research / wlb_h2511/ follow-up.pdf[2016.7.28]. Sato, Y., Kato, T., & Kakee, N. (2008). A Six-month

Follow-up Study of MaternalAnxiety and Depressive Symp-toms among Japanese. Journal of Epidemiology, 18, 84-87. 島澤ゆい(2014).育児ストレスを抱える母親へのサポー トに関する検討 ― 選考研究の動向をもとに ―.金城 学院大学大学院人間生活学研究科論集,14,29-41. 清水嘉子(2001).育児環境の認知に焦点をあてた育児ス トレス尺度の妥当性に関する研究.ストレス科学, 16(3),176-186. 清水嘉子(2003).母親の育児ストレスと家事育児協力. 子供の虐待とネグレクト,5(2),396-406. 清水嘉子(2007).母親の育児ストレスにおける相談と対 処の実態とその関連性.小児保健研究,66(1),54-60. 清水嘉子(2013).生後3か月の子どもをもつ母親の育児へ の自信 ― 育児幸福感,育児ストレス,蓄積的疲労, 属性の検討―.小児保健研究,72(5),672-679. 清水嘉子(2015).生後 1歳 6か月の子どもをもつ母親の育 児への自信.小児保健研究,74(3),453-459. 清水嘉子(2016).いきいき子育て手帳(pp.1-72).長野: 東京図書出版. 清水嘉子(2017).生後3歳の子どもをもつ母親の育児への 自信と心身の状態,属性,育児のサポートの関連. 母性衛生,57(4),650-668. 清水嘉子,関水しのぶ(2010).母親の育児ストレス尺度 ― 短縮版作成と妥当性の検討 ―.子どもの虐待とネ グレクト,12(2),261-270. 清水嘉子,関水しのぶ,遠藤俊子(2010).母親の育児幸 福感尺度の短縮版尺度開発.日本助産学会誌,24(2), 261-270. 清水嘉子,関水しのぶ,遠藤俊子,落合富美江(2011). 母親の育児幸福感 ― 尺度の開発と妥当性の検討 ―. 日本看護科学学会誌,27(2),15-24. 関島香代子(2014).子育て期早期の母親のやりたい子育 ての実現.日本助産学会誌,28(2),207-217. 内田明香,坪井健人(2013).産後クライシス(pp.1-184). 東京:ポプラ新書. 母親の心身の縦断研究

参照

関連したドキュメント

5) The Japanese Respiratory Society Guidelines for the management of respiratory tract infection. The Japanese Respiratory Society.. A prediction rule to identify low- risk

Kaplan – Meier plot of overall survival after hepatic arterial infusion chemotherapy commenced, according to Child – Pugh class and Child–Pugh score.. The mean Child – Pugh scores

This study was performed to examine attitudes toward evacuation(wish to stay at home, access evacuation sites)among elderly community residents that were able to choose

Key words: Short Physical Performance Battery, physical performance test, older people receiving long-term care 要旨: 〔目的〕 Short Physical Performance Battery (

Nursing care is the basis of human relationship, is supported by how to face patients and to philosophize about care as a

Iwaniec , A new form of the error term in the linear sieve, Acta Arith. Jutila , Primes in short

For the assessment of the care burden we used the Japanese Version of the Zarit Caregiver Burden Interview (J- ZBI) and compared it with the caregiver’s age, relationship, care term

It seems that the word “personality” includes both the universality of care and each care worker ’s originality with certain balance, and also shows there are unique relations