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理学療法科学 22(1):61 65,2007 研究論文 Zarit 介護負担尺度日本語版 (J-ZBI) を用いた家族介護者の介護負担感評価 Assessments of Caregiver Burden in the Family using the Japanese Version of th

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Academic year: 2022

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Zarit 介護負担尺度日本語版 ( J-ZBI ) を用いた 家族介護者の介護負担感評価

Assessments of Caregiver Burden in the Family using the Japanese Version of the Zarit Caregiver Burden Interview (J-ZBI)

上村さと美

1)

  秋山 純和

2)

SATOMI KAMIMURA, RPT1), SUMIKAZU AKIYAMA RPT, PhD2)

1) Department of Physical Therapy, International University of Health and Welfare Graduate School: 2600–1 Kitakanemaru, Otawara City, Tochigi 324-8501, Japan. TEL +81 287-24-3000

2) Department of Physical Therapy, School of Science, International University of Health and Welfare Rigakuryoho Kagaku 22(1): 61–65, 2007. Submitted Apr. 19, 2006. Accepted Sep. 19, 2006.

ABSTRACT: We assessed the caregiver’s burden in the family and examined the factors which increase the care bur- den. For the assessment of the care burden we used the Japanese Version of the Zarit Caregiver Burden Interview (J- ZBI) and compared it with the caregiver’s age, relationship, care term and the number of usage items of care insurance service. Analyzing the total score of J-ZBI and subscales in J-ZBI, correlations between the total score and subscales, and between subscales were found (p<0.05). The factors which increase the care burden could be extracted from the subscales. Being incapable of leading a former life greatly influenced the increase of care burden.

Key words: the Japanese Version of the Zarit Caregiver Burden Interview (J-ZBI), visiting rehabilitation, primary care giver support

要旨:家族介護者が抱く介護負担感の評価と,介護負担感を増大させる要因の検討を行った。介護負担感の評価はZarit 介護負担尺度日本語版(J-ZBI)を用い,介護者の年齢,続柄,介護期間,介護保険サービス利用種目数とともに調査 した。J-ZBIは総得点とJ-ZBIに含まれる下位尺度を用い検討を行うと,J-ZBI総得点と下位尺度および下位尺度間に関 係が認められた(p<0.05)。介護負担感を増大させる要因は下位尺度から抽出できたと考えられ,介護を開始する以 前の生活ができなくなったことが介護負担感の増大に影響している。

キーワード:Zarit介護負担尺度日本語版,訪問リハビリテーション,主介護者支援

1) 国際医療福祉大学大学院 保健医療学専攻:栃木県大田原市北金丸2600-1(〒324-8501)TEL 0287-24-3000

2) 国際医療福祉大学 保健学部理学療法学科

受付日 2006年4月19日  受理日 2006年9月19日

(2)

I. はじめに

近年における人口の高齢化,核家族化,女性の雇用機 会の拡大,扶養意識の変化は1),家庭における介護能力の 低下を招き対策を迫られる問題となっている。要介護者 からみた主な介護者の続柄は配偶者25.9%,子19.9%,子 の配偶者22.5%であり2),配偶者が主介護者となる場合が 多い。一方,高齢社会では配偶者も同時に加齢するため,

介護困難を助長する問題になっている。家族介護者の介 護負担を軽減する目的で導入された介護保険制度の現状 は,介護の一部分を社会が担う程度に留まり3),更なる検 討が必要と考えられる。

介護保険制度における理学療法士の役割は,サービス 形態に関わらず要介護者の身体や精神機能の維持改善 を,環境面の整備を含めて促すことである。また,多面 的に家族の介護力を評価し,適切な方法で家族支援を 図っていく必要がある。特に主介護者に対する支援や介 護指導を行うことは,要介護者の在宅生活を継続する上 で重要と考えられる。主介護者の要介護者を抱えて困っ ていることの第一位に,『介護がいつまで続くか分からず 精神的負担が大きい(64.6%)』,第二に『介護による肉 体的負担が大きい(40.9%)』ことが報告されている3)。つ まり,主介護者は精神的支援も必要としており,訪問リ ハビリテーションにおいて配慮すべき点と考えられる。

在宅生活の継続の希望を介護者に調査した先行研究で は,施設入所を希望する介護者において,介護に対する 気力の低下や精神的負担を抱いていることが報告されて いる4)。現在,訪問リハビリテーションでは介護により生 じる精神的負担(介護負担感)を客観的に評価し,介護 負担感を増大させる要因を検討した報告は少ない。介護 負担感を知ることは,我々理学療法士が在宅で理学療法 を実施する場合に有用な知見と考えられる。

介護者の介護負担感を捉える評価尺度には,客観的 尺 度 と し て 国 際 比 較 が 可 能 なZarit Caregiver Burden

Interview(以下ZBI)が存在する5)。荒井らはZBIの日本

語版とし てZarit介護 負担尺 度日本語 版(以下,J-ZBI)

を開発し,国内で多く使用されている5)。介護負担感 の評価尺度には,客観的尺度のほかに主観的尺度も存 在する。主観的尺度には中谷・東條6),新名ら7)の尺度 がある。J-ZBI以外の客観的尺度には木之下8),Matsuda9) の尺度がある。J-ZBIの原本であるZBIにおける介護負 担感の定義は,『親 族を介護した結 果,介護者が情緒 的,身 体 的 健 康,社 会 生 活 お よ び 経 済 状 態 に 関 し て 被った被害の程度』と示されている5)。ZBIは全22項目 から構成され,第1~21項目は介護者の心身の健康状

態,経済的負担,社会生活上の制約,被介護者との関 係を質問している。第22項目は『a signal global burden』

とされる介護負担感全体を示す項目となっている5)。 本研究ではJ-ZBIによる介護負担感の評価と,主介護者 と要介護者をとりまく環境から介護負担感を増大させる 要因の検討を行い,主介護者の介護負担感を軽減させる ための支援方法について検討した。なお,本研究におけ る要介護者ならびに要介護度とは日本における介護保険 法によるものとした。

II. 対象と方法

1. 対象

訪問リハビリテーションを利用している脳血管障害を 既往した22名の要介護者(男性11名,女性11名,平均年 齢79.1±9.5歳)を介護する主介護者22名(男性4名,女性 18名,平均年齢63.5±13.2歳)を対象とした(表1,2)。

理学療法士による訪問を利用している要介護者は10名

(平均年齢80.1±7.8歳),理学療法士と作業療法士による 訪問を併用している要介護者は2名(平均年齢82.5±7.8 歳),作業療法士による訪問を利用している要介護者は10 名(平均年齢77.3±11.5歳)であった。本研究における要 介護者は,日常生活において担当理学療法士または作業 療法士と主介護者の判断により,コミュニケーションに

表1 要介護者の属性(n=22)

要介護度 人数(名) 該当者率(%) 年齢(歳)

1 0 0 -

2 4 18.2 75.6 ± 11.7

3 5 22.7 79.6 ± 9.0

4 2 9.1 83.5 ± 0.7

5 11 50.0 79.2 ± 10.3

*男性11名,女性11名(平均年齢79.1±9.5歳)

**年齢(平均±標準偏差)

表2 主介護者の属性(n=22)

続柄 人数(名) 年齢(歳)

配偶者 11 73.6±7.1

嫁 3 54.7 ± 5.7

子供 6 55.2 ± 4.8

血縁者 2 45.5 ± 23.3

*男性4名,女性18名(平均年齢63.5±13.2歳)

**年齢(平均±標準偏差)

***平均介護期間(6.0±5.0年)

(3)

問題を認めない者とした。なお,主介護者は要介護者と 同居している者とした。

2. 方 法

調査は質問紙による自記式で行った。質問紙は主介護 者の介護負担感と,主介護者と要介護者とをとりまく環 境について調査する内容にした。具体的な内容はJ-ZBI,

在宅介護を始めてからの期間,主介護者と要介護者の属 性,主介護者の主観的健康感,副介護者の有無,利用し ている介護保険サービス種目から構成した。なお,J-ZBI はZBIと同様に各項目の配点は0点(介護を全く負担と思 わない)から,4点(非常に大きな負担である)の5段階

(総得点88点)から成立しているため,該当する箇所に自 由記載を依頼した。調査は担当理学療法士または作業療 法士の訪問時に,調査の主旨を口頭と紙面を用いて説明 し,同意が得られた主介護者を対象に実施した。質問紙 は同日の訪問サービス終了時に回収した。J-ZBIの結果処 理は,原本であるZBIにおいて介護負担感の程度を,総得 点を基準に段階付け定義していることから10),本研究に おいても同様に行った。J-ZBIの総得点61点から88点を重 度負担感群,41点から60点を中等度負担感群,21点から 40点をやや中等度負担感群,20点以下を軽度負担感群に 群分けした。また,Whitalachらの探索的因子分析の結果,

ZBIには介護そのものから生じる負担感を示すPersonal strain(項目番号1,4,5,8,9,14,16,17,18,19,20,

21)と,介護を始めたことにより今までの生活ができな くなったことから生じる負担感を示すRole strain(項目番 号2,3,6,11,12,13)の下位尺度が含まれるとする報 告11)がある。J-ZBIも同様の下位尺度が含まれることか ら,本研究ではPersonal strain(以下PS尺度)またはRole strain(以下RS尺度)に該当した項目の合計得点を,各々 の尺度の合計得点で除し割合を求めた。対象ごとに求め られたJ-ZBI総得点,介護期間,下位尺度の割合,通所系 サービスと居宅系サービスに分類した利用サービス種目 数について,全体の平均値を算出した。要介護度は各要 介護度ごとの該当者数を,要介護者全体の人数で除し割 合を求めた。統計処理は介護期間とPS尺度またはRS尺度 の関係はピアソンの相関係数の検定を用いた。居宅系 サービス種目数と通所系サービス種目数は,対応のある t 検定を用いた。

介護負担感の程度を基準に群分けした4群間の比較に おいては介護者の年齢,要介護者の年齢,主観的健康感,

介護保険サービス利用種目数の検討を行った。主観的健 康感は各群における良好,不良に該当した人数を,各群 の人数で除し割合を算出した。群間の比較はクラスカル・

ワーリス検定,m×n分割表を用いて検討を行った。各群 の要介護度は,該当者の最も多い要介護度をその群の代 表とした。なお,統計処理はstatce l2を用い,危険率5%

を有意とした。

III. 結 果

J-ZBIの総得点は30.3±14.7点,平均介護期間は6.0±5.0 年であった。J-ZBIの下位尺度であるPS尺度の平均得点は 17.0±8.3点であり,PS尺度の合計得点を基準とした場合 の35.0%を認めた。RS尺度の平均得点は8.0±4.6点であ り,RS尺度の合計得点を基準とした場合の33.0%を認め た。介護期間と総得点の関係においては相関を認めな かったが(r=0.43,p<0.05),総得点とPS尺度,RS尺度 の関係においては相関を認めた(r=0.95,0.90,p<0.05)。 また,PS尺度とRS 尺度間においても相関を認めた(r=

0.74,p<0.05)(表3)。利用サービス種目数を便宜上平均

すると,居宅系サービスの平均が2.4±0.8種,通所系サー ビ ス の 平 均 が0.7±0.7種 で あ り 有 意 差 を 認 め た(p< 0.05)。J-ZBIの総得点を基準に群分けした4群間の比較に おいては,重度負担感群には該当者は認められず,重度 負担感群を除く3群間の比較となった。3群間における主 介護者の年齢,要介護者の年齢,主観的健康感,居宅系 サービス利用種目数,通所系サービス利用種目数を検討 すると,有意差は認めなかった(p<0.05)。各群を代表 する要介護度は全群ともに要介護度5であった(表4)。

IV. 考 察

松鵜らは介護期間と総得点には関係が認められないと 報告し12),本研究においても同様の結果であった。つま り,介護負担感の把握は主介護者をとりまく多面的な環 境の評価が必要と示唆される。総得点は介護負担感の程 度を客観的に把握する際は有用であるが,介護負担感を 増大させる要因の検討にはPS尺度とRS尺度に含まれる 項目の確認が必要である。PS尺度の設問項目には,設問 表3 J-ZBIの得点(n=22)

項目 J-ZBI得点(点)

J-ZBI総得点 30.3±14.7 r=0.95

Personal strain尺度 17.0±8.3(35.0)

Role strain尺度 8.0±4.6(33.0) r=0.90 r=0.74

*平均得点±標準偏差,( )は%:各項目の合計得点に対 する占める割合を示した.

(4)

8『患者さんはあなたに頼っていると思いますか』,設問 14『患者さんはあなただけが頼りというふうに見えます か』などの項目が含まれる。主介護者が頼られていると 思うことが介護への責任感を増強させ,PS尺度の点数や 総得点の増大につながると思われる。一方,RS尺度は介 護を始める以前の生活ができないことから生じると分析 されている。本研究では全体の81.8%の要介護者が要介護 度3,4,5に該当していたことから,主介護者は日常,要 介護者から目が離せないと推察される。RS尺度の設問項 目は,設問2『介護のために自分の時間が充分にとれない と思いますか』や,設問3『介護の他に,家事や仕事もこ なしていかなければならず「ストレス」だと思うことが ありますか』の項目が含まれる。主介護者の家庭内や社 会生活における役割の遂行と,介護を同時に担わなけれ ばならない環境が,RS尺度の点数に影響すると考えられ る。理学療法士が介護負担感の軽減に介入できる方法は,

RS尺度に該当する項目の軽減を図ることにあると提案 できる。

主介護者が介護を始める以前のような時間を過ごすた めには,通所系サービスの利用により要介護者と離れる 時間を設けることが必要と思われる。サービスの利用種 目数を比較すると,通所系サービスよりも居宅系サービ スの利用が多い傾向であったことから,現状では要介護 者の外出機会の減少と,主介護者の介護に携わる時間が 多いことがうかがえる。要介護者の既往は脳血管障害で あることから,基本動作能力の低下や内科的問題が外出

の機会に影響していると推察される。理学療法士は家庭 内を中心とする自立支援のみならず,なんらかの方法に よる外出の支援を行う必要がある。介護負担感の程度に より群分けした3群間では要介護者の身体介護量に差が ないことから(表4),心身機能および日常生活動作能力 の維持改善は,必ずしも介護負担感の軽減を図る要因で はないことからも考えられる。介護負担感と健康状態の 関係において,谷垣らは関係があると報告している13)。3 群間における主観的健康感では差は認めなかったが,軽 度負担感群とやや中等度負担感群では良好,中等度負担 感群では不良と回答する主介護者が多い傾向であった。

また介護負担感と年齢の関係においては年齢の増大は関 係があると報告されているが13),3群間では差はない。し かし,中等度負担感群では他の2群よりも高齢かつ主観的 健康感も不良と答える者が多い傾向であったことから,

主観的健康感や年齢も介護負担感に影響する可能性があ ると示唆される。介護保険サービス利用種目数を3群間で 比較すると,居宅,通所サービス利用数に差はない。通 所系サービスの利用は介護負担感を直接軽減させるとは 言い難いが,主介護者と要介護者が離れる時間を作るこ とは主介護者の身体的休息が得られると思われる。

以上より,主介護者をとりまく環境は様々であること から,介護負担感を増大させるさらなる要因の検討が必 要である。在宅生活の継続には主介護者は欠かせないこ とから,介護者の介護負担感も把握した上で要介護者,

主介護者へ介入する必要がある。

表4 介護負担感の程度による比較(n=22)

介護負担感

軽度負担感 やや中等度負担感 中等度負担感

(n=7) (n=7) (n=8)

主介護者年齢(歳) 62.0±19.0 63.0±9.5 65.1±11.4 要介護者年齢(歳) 77.0± 7.1 82.7±7.9 77.6±12.3

要介護度1(名) 0 0 0

要介護度2(名) 2 1 1

要介護度3(名) 1 2 2

要介護度4(名) 1 1 0

要介護度5(名) 3 3 5

主観的健康感 良好(名) 5(71.4%) 6(85.7%) 3(37.5%)

       不良(名) 2(28.6%) 1(14.3%) 5(62.5%)

居宅サービス利用種目数(種) 0.6±0.5 1.0±0.8 0.4±0.5 通所サービス利用種目数 (種) 2.4±0.8 2.6±1.0 2.3±0.7

*人数または平均値±標準偏差

(5)

引用文献

1)厚生統計協会:2004年国民の福祉の動向.厚生の指標,2004, 51(12): 148.

2)内閣府:平成16年度版高齢社会白書.2004, p39.

3)長寿社会開発センター:介護支援専門員基本テキスト第1巻.

長寿開発センター,東京,2003, pp8-16.

4)鈴木千絵子:要介護高齢者における在宅介護の継続維持に関 する調査研究―施設入所を希望する家族の介護力分析から

―.第34回老年看護,2003: 150-152.

5)荒井由美子:介護負担度の評価.総合リハ,2002, 30(11): 1005- 1009.

6)中谷陽明,東條光雅:家族介護者の受ける負担―負担感の測 定と要因分析―.社会老年学,1989, 29: 27-36.

7)新名理恵:痴呆性老人の在宅介護者の負担感とストレス症状 の関係.心身医,1992, 32(4): 324-329.

8)木之下明美,朝田 隆:在宅痴呆性老人に対する介護にかか

わる社会・家庭的負担評価票(CBS)の作成とその臨床的意 義の検討.老年社会学,1999, 21(1): 76-85.

9) Matsuda O: Caregivers reliability and validity of the subjective burden scale in family caregivers of elderly with dementia. Inter- national Psychogeriatrics, 1999, 11(2): 159-170.

10) Hebert R, Bravo G, Preville M: Reliability, Validity and reference values of the zarit burden interview for assessing informal caregiv- ers of community-dwelling older persons with dementia. Canadian J Aging, 2000, 19(4): 494-507.

11)熊本圭吾,荒井由美子,上田照子・他:日本語版Zarit 介護負 担尺度短縮版(J-ZBI-8)の交差妥当性の検討.日本老年医学 会雑誌,2004, 41(2): 204-210.

12)松鵜甲枝,鷲尾昌一,荒井由美子・他:訪問看護サービスを 利用している在宅要介護者の主介護者の介護負担―福岡県 南部の都市部の調査より―.臨床と研究,2003, 80(9): 109-112.

13)谷垣靜子:介護者の自己効力感および介護負担感にかかわる 関連要因の検討.厚生の指標,2004, 51(4): 8-13.

参照

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