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総説 人の老化と臓器機能低下 (Ⅱ) 高齢者総合的機能評価 (Comprehensive Geriatric Assessment:CGA) 大澤源吾 * 新潟リハビリテーション大学教授 キーワード : フレィル, 高齢者総合的機能評価 (CGA), 基本的日常生活動作 (BADL), 手段的日常生

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Academic year: 2021

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はじめに 医学的に診断されるような明らかな疾病をもたない ヒトでも,加齢に伴って,殊に後期高齢者の域に達す ると身体の臓器機能が若年時に較べて低下する.これ が生理的な “ 老化過程 ” とよばれるものである1 ).こ の生理的な老化過程でも臓器毎に機能低下の遅速があ るが,当然,年齢が増す毎に複数の臓器機能低下が重 なる傾向が強くなり,個体内の臓器相互連関性・依存 性が顕著に表現されるようになる.こうした老化過程 にさらに “ 疾病 ” をおこすような誘因が加われば, “ 老年疾患 ” として病的な臓器機能障害が重なり,機 能低下が加速されることになる.高齢者のこうした複 数の臓器の絡み合った複雑な臓器機能障害は医療の立 場でみた場合でも,若年時の臓器別の診断・治療法の 単なる寄せ集めでは有効な対応ができなくなり,全身 的な視点での新しい対応法が求められることになる. 殊に後期高齢期にはこうした身体の機能低下に伴って 急速に生活機能の自立性の喪失が発生し進行するの で,その事態そのものが高齢者の精神的,心理的機能 *Corresponding author: 新潟リハビリテーション大学 〒958-0053 新潟県村上市上の山 2 -16 Tel:0254-56-8292 Fax:0254-56-8291 E-mail:osawa@nur.ac.jp

人の老化と臓器機能低下(Ⅱ)

-高齢者総合的機能評価

(Comprehensive Geriatric Assessment:CGA)-

大 澤 源 吾

* 新潟リハビリテーション大学 教授 キーワード:フレィル,高齢者総合的機能評価(CGA),基本的日常生活動作(BADL),手段的日常生活動作(IADL), 社会的環境評価 要旨 虚弱高齢者(frail elderly)をリハビリ医療によって,要介護状態という最終段階に到達することを 出来るだけ抑制して,健康寿命の延伸をはかり,かつ生命の質(QOL)を高めるために高齢者総合機能評 価(CGA)の視点が重要視される.CGA は医学的評価のほかに,身体的評価,精神・心理的評価および社 会的評価の 4 本柱によって構成されている. CGA の具体的な内容,方法,実施によるメリット,そして新しく生起する問題点に触れた.今後の社会 的環境(infrastructure)の革新が政治的にも思想的にも必要と思われる.

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に及ぼす影響は計り知れないほど大きなものとなり, その進行に立ち向かうためには,これまでの単なる若 年・中年者診療の場合とは違う新しい視点に立った診 断・治療法を確立することが必要になったのであ る2 ) フレィル(frailty)の概念は,この「老化に伴った 身体機能の低下が次第に進行して,自立した生活機能 が障害されて,完全に自立できなくなる直前までの幅 広い時期の身体状態」を指すものであり,リハビリ テーションを含めた広汎な支援医療による「回復可能 な時期」,「可逆性のある時期」を指すのである.個人 差が非常に大きい概念でもある1 ) “ 可逆性 ” のあるこの時期のヒトをどんな徴候や身 体的特徴から判断したらよいのだろうか,これが本論 の主旨である. CGA の歴史的変遷をめぐって 虚弱高齢者(frail elderly)に対する取り組みの原 型はすでに1930年代にイギリスでみられたという.ロ ンドンのマジュリー・ウォーレン(Majory Warren) という女医3 , 4 )が,脳梗塞の後遺症で寝た切りに近 い患者が入院している慢性病棟で,「身体機能評価」 に重点をおいた診断に加えて,今日で言う「日常的生 活機能(ADL)障害」5 )の視点も加味し,その後の 医療計画を樹てて患者の自立性の回復に努力し好成績 を挙げたという.つまり患者個人の生活が行われやす いように医学の中に “ 生活機能 ” の視点を採り入れて 実行した最初の医師であった. 個人として独立した生活を行うために必要最低限の 基本的な動作群を基本的日常生活動作(basic activities of daily living:BADL)6 )とよび,具体的には食事 や更衣などの身の回りの生活動作と,起居移動動作と から構成される.米国の Sidney Katz ら(1963年)は, BADL として具体的に,入浴,更衣,トイレ,移動, 排便・排尿のコントロール,及び食事の 6 項目に分 け,その難易度をランク付けて分類する評価法をとり 入れ,これが現在のカッツ指数(Katz Index)7 ) よばれているものである.日本リハビリテーション医 学会評価基準委員会でも,「ひとりの人間が独立して 生活するために行う基本的な,しかも各人ともに共通 に毎日繰り返す一連の身体動作群」を「日常生活動作 (activities of daily living:ADL) と 規 定 し て お り (1976年)5 ),通常は食事,歩行,入浴,トイレ,更衣, 移動,排泄・排便動作などを含めている. 米国の Mahoney & Barthel は脳卒中リハビリテー ションにこの日常生活動作を,具体的に摂食,移乗, 整容,トイレ,入浴,歩行,階段昇降,更衣,尿失禁, 便失禁の10項目に分け,これを100点満点で評価し, この評価法がバーセル指数(Barthel Index)8 )と呼 ばれて現在も用いられている. その後高齢社会に突入するに伴い,従来の身辺動作 と起居移動動作から成る日常生活動作では一般老年者 の多くが「ADL 満点」と評価されながら,必ずしも 自立を意味しないという欠点があることが分った.そ こで日常生活動作の概念を共通性の高い一部の社会生 活活動にまで拡張し,電話の使用,買物,食事の支度, 家事(食器洗いやベッドメーキング),洗濯,外出時 の交通機関の利用,服薬の管理,金銭の管理の 8 項目 に分けてそれぞれの能力,頻度,介助量で具体的に評 価する「手段的日常生活動作(Instrumental ADL: IADL)」と呼ばれる方法もとり入れられるようになっ た(Lawton ら)9 ) このように,1930年代にイギリスで始まった医学の 中に生活機能を採り入れる視点が,1980年代までにア メリカでも広汎にとり入れられ,やがてその概念をさ らに拡大しつつ本邦にも導入されるに至った歴史があ る.その視点は「老年医学的総合機能評価」または 「高齢者総合的機能評価」(Comprehensive geriatric assessment:CGA)と呼ばれ,2000年にわが国で創 設された高齢者のための介護保険制度でもこの CGA の概念が採り入れられ,高齢者の要介護認定調査のた めに日常生活動作や認知機能などの日常生活機能の評 価のために重視されるようになったのである. ここで少し脇道に逸れる.老化(老衰)進行過程の 高齢者に多く見られる高齢期に特徴的な臨床徴候を 「老年症候群(geriatric syndrome)とまとめて呼ぶ ことがある10,11).具体的には誤嚥,認知機能障害,転 倒,尿流障害(尿失禁),虚弱,視・聴・味覚などの 感覚器障害,咀嚼障害,褥瘡,寝た切り,などが代表 的な徴候で,いずれも「生活の質(quality of life: QOL)に大きく影響し,身体機能障害を加速し,最 終的な要介護状態につながる可能性が高いので,その 原因となっている病態の治療と共に対症的な手当てが 検討されねばならない.虚弱(frailty)もこの老年症 候 群 の 臨 床 徴 候 の 1 つ に 含 ま れ, 筋 肉 減 少 症 (sarcopenia)がその基盤として重視されて,その抑 制法が研究対象となっており,高齢医学臨床的立場で の観方を示すものである. もう一つ,ロコモティヴシンドローム(locomotive syndrome:LS)は,「運動器の障害により日常生活

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の自立度が低下し,要介護状態に近づくリスクのある 状態」と定義されているもので,骨・筋・関節・神経 系の協調を重視する運動器臨床医学的立場からの概念 である12) いずれの概念も「フレィル」や「CGA」を検討す る際に重複する領域を含んでいるので,ここで簡単に 触れておいた. 高齢者総合機能評価(CGA)の構成 CGA は医学的な評価,身体的な評価,精神的心理 的な評価および社会的な評価という 4 つの柱から成っ ている4 ) 1 )医学的な評価 高齢になるにつれ臓器機能が低下し,それは単一臓 器のみにとどまらず,遅速はあるが他の複数の臓器に も及び,重なり合って全身的に拡がるが,その低下の 原因が明らかな疾病としてなのかあるいは老衰過程の 表現でしかないのかがいつも明瞭であるとは限らな い.丁寧な診察と徴候発現の病歴,既往歴の聴取や簡 単な検査などで確りと評価されるべきであることは言 うまでもない.さきに触れた「老人症候群」の観点に 立って評価と治療をすすめ,症例によっては臓器障害 過程の進行阻止や回復も期待できるかも知れない.こ の評価法をこれ以上詳細に述べることは本論では控え たい. 2 )身体的評価 身体的評価は日常生活の機能的評価,いわゆる ADL(activity of daily living)を意味し,食事が一人 で食べられるか,お風呂に一人で入れるか,一人で歩 けるかなどといった基本的な ADL(basic activities of daily living:BADL)と,もう少し高次の身体機能, つまり,買い物が一人で出来るか,家計を管理できる か,乗り物に乗ってどちらかに出かけることができる のか,薬をきちんと指示通りに服用することができる か, 云 々 と い っ た 能 力, す な わ ち 手 段 的 ADL (instrumental ADL:IADL)とが含まれることも既 述した. BADL の要素をさらに細かく,①上肢機能とその 巧緻性(食事,整容,更衣など),②下肢機能(起立, 室内や屋外歩行,階段昇降など),③上下肢体幹機能 の協力運動能力(入浴や排泄動作の評価),④膀胱直 腸機能,上下肢機能,認知機能の関連(排尿・排便機 能)の如く分類することも試みられている13) 3 )精神的・心理的評価 精神的・心理的側面というのは認知機能の障害の有 無・程度や物忘れの程度のほかに,高齢者で増加する “ うつ状態 ” ないし “ うつ病 ” の有無や程度の評価も 必要であるということである.認知機能(cognitive function)の評価では改訂長谷川式簡単知的能力評価 スケール(HDS-R)や Mini-Mental State Examination (MMSE)の利用が推奨されている13,14).情緒傾向 (mood)の評価には15項目の質問から成る Geriatric Depression Scale(GDS15)簡易版,さらに GDS15か ら抜粋した 5 項目(GDS5)の利用13)が挙げられてい る. 4 )社会的評価 社会的評価には,一人で暮らしているのか,家族と 暮らしているのか,急な事態の発生時に周りの人々に 発信ができるのか,経済的な状態はどうか,等々,老 人の住環境も含めた多岐にわたる社会的背景の評価を 指すものである13).つまり患者の家族内の位置づけ, 職業,収入や資産,年金などの経済的側面,さらに家 庭内の寝室,トイレ,浴室,不用意な転倒事故の予防 のための段差の有無,照明などを含めた環境,介護者 の健康度や負担,通院時の交通手段,栄養管理や服薬 管理,さらには公的看護サービスなど社会資源利用の 難易度などを詳細に評価するという,場合によっては “ プライバシー” にも抵触するような非常に困難な作 業が含まれており,その評価結果がその高齢者の活動 性や予後を大きく左右しかねない. 可逆性フレィルの診断をめぐって 1960年代では “ 高齢者における脆弱性が亢進した状 態 ” として,どちらかというと “ADL 障害をもった要 介護高齢者 ” という捉え方をされてきたフレィルの概 念が,1990年代以降になって「生理的予備能が低下し, 要介護リスクが増加した状態」すなわち「要介護状態 の前段階」と位置づけられて,変化したことはすでに 述べた. 今世紀に入り,Fried らが高齢者の「体重減少」,「筋 力低下」,「易疲労感」,「歩行速度低下」,「身体活動低 下」という 5 表現型の有無で具体的に “frail” を評価す ることを提唱したが,加齢に伴う筋肉量の減少(サル コペニア:Sarcopenia)が高齢者のこうした表現型に つながっていることを見抜いたものといえよう6 ) 筋肉量への注目は,関連して “ 高齢者の栄養状態 ” の判断,ひいては嚥下や咀嚼能力,運動機能と感覚機 能や転倒危険度など隠された能力の察知や評価の重要 性をも示唆し,CGA の内容がさらに拡がり,細かく なることを予想させる.

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CGA に先行する簡易テストの必要性 このようにフレィルに対する理想的な介入を目指し て経年的に CGA の内容が多項目,詳細化するのは必 然的であり,その評価のためにますます長時間を要す る結果になりつつあることは明白である.元来, CGA は調査当初の状態によってその後の診療やリハ ビリテーションの方針を樹立する,介入の突破口とな るためのものであるが,同時に,その後の経過によっ て介入効果を判定したり,あるいは病態の変化する動 的プロセスの中で適宜に変更すべく評価は繰り返され るべきものでもある.そして,その都度長時間をかけ て評価を繰り返すことは検者にとっても被験者にとっ ても決して好ましいことではない. 岩 本 は CGA に 先 行 す る ス ク リ ー ニ ン グ テ ス ト (CGA initiative)法として “SUPERMAN” と名づけた 記憶用の簡易表を使うことをすすめている2 ).すなわ ち,頭文字の「S」は “Sensation(知覚)” として視覚 及び聴覚障害の検出を目指し,「U」は “Understanding of speach” つまり言語理解(communication)障害の 評価を,「PER」は “Pharmacy(服薬状況)” と “key PERson(介護者)” に当てて服薬状況や介護者の状 況の判断につなげる.「M」は 3 分して,「M 1 」は “mentality” として認知障害,および活動性のうつ状 態の探りに,「M 2 」は “mobility” として上肢及び下 肢機能さらには摂食嚥下障害の判断に,「M 3 」は “micturition” として排尿障害の判断に資する.「A」 は “ADL-IADL” として要介助または要支援項目の目 安とし,「N」は “nutrition” として栄養障害の変動を 探るべく,体重変化や浮腫の有無,BMI,下腿周囲長 などに配慮する反射的記憶手がかりに用い,総合して スクリーニング・テストとするものである.テストの 所要時間は短時間( 5 〜15分,平均9.2分)で被験者 の全体像を把握し,必要に応じて問題のある部分のさ らなる細かい分析,検討評価に移るというものであ る. CGA の実践後の発見 CGA の社会的評価については CGA の構成の項で すでに細かく述べた.高齢者はいろいろな疾患の他に 認知・運動機能障害を抱える比率が増すため,社会的 支 援 を 含 め た 包 括 診 療 が 必 要 と な り, 生 活 の 質 (quality of life:QOL)向上が診療のゴールとなる. そのため,総合的高齢者機能評価(CGA)の如き幅 広い評価が要求される点で高齢者医療は特徴的であ る. CGA 評価は入院,外来,入所施設,どこでも同じ に行うことができる.幅広く,詳細な CGA により, 介護と連携し,生活環境の是正に役立ち,そこからさ らに隠れた機能障害の発見と,その軽減につながる し,そのあとに続く老年症候群の進展を未然に阻止す ることに役立って,QOL 向上につながる筈である. 小宮山は介護施設新規入所者100名について,入所 時から前向きに CGA を検討し,入所時までに気づか なかった隠れた異常(疾患や機能障害)が高率に検出 されたと報告し15),早期にしっかりした CGA を実施 して見逃されていた障害や疾病の予防ないし進展防止 策をとることが,高齢者の QOL 向上につながるであ ろうことを指摘している15) 表 現時点における高齢者総合機能評価の手がかり 評価側面 手がかり,情報 1 .医学的評価 老年症 候群(誤嚥性肺炎,認知機能障害,転倒,尿流障害, 虚弱,感覚障害,嚥下・咀嚼障害,……など) ロコモ ティヴ・シンドローム(骨粗鬆症,骨折,関節痛, 筋痛,筋肉量減少,ニューロパチー,……など) 2 .身体的評価 Barthel 指数(食事,排泄,入浴など) IADL(Lawton) 握力・歩行速度・体重減少 感覚器(視覚,聴覚など)状態,言語機能, 栄養状態,摂食・嚥下機能 3 .精神的・心理的評価 HDS-R,MMSE,GDS15,GDS5,コミュニケーション 4 .社会的評価 環境(生育,住居)情報,家族・介護者情報,その他の社会的資源(infrastructure)情報 ( 1 〜 4 )のスクリーニング的評価 DR. SUPERMAN Initiative(岩本)

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高齢者におけるリハビリの意義 高齢者リハビリテーション(リハビリ)の過程で発 生するさまざまな問題の背景には,ヒトとしての生物 学的な衰退,すなわち老化という現象が直接あるいは 間接的に関与していることに由来する.老化のために 心身の機能低下や疾患罹患率が増加する.加えて, 1 つの臓器低下が他の臓器機能低下をひきおこして,ド ミノ的状況に陥り,最終的に全般的な機能低下の状態 に至りやすい.また,生活環境の変化の影響を受けや すくなる. 非医療従事者がリハビリに対して抱く認識は,その 結果が発症前のレベルに戻ることであるが,高齢者の 場合は障害が起こらなくともベースとなる機能が低下 していく過程にあるので,リハビリの結果がたとえ客 観的には改善しても発症前より低いレベルにとどまる ことが少なくはない.そのため,高齢者自身もリハビ リによる介入や自分のリハビリ努力による効果を実感 できにくい16).つまり,機能低下の変化は実感されや すく,たとえ改善傾向があっても高齢者にとって喪失 として体感されて改善とはとらえられないで心理面に 大きな影響を与えやすい16) おわりに フレィルの評価方法について,その史的変遷と,高 齢者における総合的機能評価(CGA)の詳細を文献 的に紹介(表)し,併せて高齢者リハビリの問題点に 触れた. 文献 1 )大澤源吾:ヒトの老化と臓器機能低下(Ⅰ)-フレィルの 概念の浮上,新潟リハビリ大学紀要,5(1):11〜14,2016. 2 )岩本俊彦:高齢者総合機能評価「Dr. SUPERMAN」の開 発と有用性,日内会編,103(8):1765〜1771,2014. 3 )西永正典:高齢者総合的機能評価(CGA)の使い方とチー ムアプローチ,林ら監修,高齢者診療マニュアル,日本医師 会,2009,S60〜63. 4 )新井康通:高齢者総合機能評価,ドクター・サロン,55 (11):831〜835,2011. 5 )酒井保次郎:日常生活動作(ADL),医学大辞典,医学書院, 2 版,2009,P.2240. 6 )酒井保次郎:基本的日常生活動作(BADL),医学大辞典, 医学書院, 2 版,2009,P.600. 7 )酒井保次郎:カッツ指数(Katz Index),医学大辞典,医 学書院, 2 版,2009,P.442. 8 )酒井保次郎:バーセル指数(Barthel Index),医学大辞典, 医学書院, 2 版,2009,P.2240. 9 )酒井保次郎:手段的日常生活動作(IADL),医学大辞典, 医学書院, 2 版,2009,P.1276. 10)大内尉義:老年症候群の概念,門脇・永井:内科学,西村 書店,2012,P.1726. 11)L. Ferrucci & S. Studenski:Clinical problems of aging, Harrison’s Principles of Internal Medicine, 18th Ed, 2012, p.579, McGraw Hill Co. Inc. 12)東浩太郎:高齢者の関節疾患とロコモティブシンドローム, 門脇・永井,内科学,西村書店,2012,P.1745〜1748. 13)山口 潔:高齢者における包括的機能評価,門脇・永井, 内科学,西村書店,2012,P.487〜490. 14)吉益文夫:ミニ・メンタル・ステート・テスト(MMSE), 医学大辞典,医学書院, 2 版,2009,P.2696. 15)小宮山純:要介護高齢者に対する総合的機能評価の実践, 日本医事新報,No.4519,P.60〜64,2010. 16)近藤和泉,才藤栄一:高齢者におけるリハビリテーション の基本戦略,Geriatric Med,52(4):421〜424,2014.

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