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豊川市平和公園(仮称)

基 本 構 想 案

~平和公園(仮称)整備に向けた提言~

平成26年3月

(2)

目 次

ページ は じ め に . . . 1 1 . 豊 川 市 平 和 公 園 ( 仮 称 ) を 取 り 巻 く 現 状 . . . 3 2 . 豊 川 市 平 和 公 園 ( 仮 称 ) の 候 補 地 . . . 4 3 . 豊 川 市 平 和 公 園 ( 仮 称 ) の 基 本 コ ン セ プ ト と 基 本 方 針 . . . . 5 ( 1 ) 基 本 コ ン セ プ ト ... . 5 ( 2 ) 基 本 方 針 ... ... 6 4 . 豊 川 市 平 和 公 園 ( 仮 称 ) の ゾ ー ニ ン グ . . . 7 5 . 豊 川 市 平 和 公 園 ( 仮 称 ) の 整 備 内 容 . . . 8 6 . 豊 川 市 平 和 公 園 ( 仮 称 ) の 整 備 ス ケ ジ ュ ー ル . . . 1 0 7 . 次 年 度 以 降 の 基 本 計 画 策 定 等 に 向 け た 意 見 . . . 1 1

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は じ め に

豊川海軍工廠は、第二次世界大戦における兵器の大量消耗を賄うために昭和

14年に開庁した軍需工場であり、当時の宝飯郡豊川町、牛久保町、八幡村に

またがる地に開庁した海軍工廠が、東洋一の規模とうたわれるまでに発展した

ことが豊川市の誕生のきっかけになりました。しかし、海軍の機銃や弾薬等を

生産した大規模な軍需工場であったがために爆撃機による攻撃の的となり、昭

和20年8月7日の爆撃により工廠が壊滅的な被害を受け、2,500名以上の

尊い命が奪われるという悲しい歴史を刻むことになりました。

豊川市は、平成25年6月で市制施行70周年を迎えましたが、その70年

の歴史を語る上で豊川海軍工廠の存在は忘れることはできず、豊川市が平和都

市として発展し、豊川市から世界の平和と安全の確保を希求していくためには、

この歴史を風化させることなく後世に語り継いでいく必要があります。

爆撃により壊滅的な被害を受けた工廠跡地に残る戦争遺跡は、終戦後68年

が経過した現在においても、時代を超えて「戦争の悲惨さ」と「平和の尊さ」

を私たちに語りかけてきます。私たちは、戦争遺跡の重要性を再認識し、工廠

跡地という「場」が記録する戦争の爪痕を保存してくとともに、「場」が記憶

する平和への切なる願いを次世代に継承していく責務を有しています。

こうした状況を踏まえ、豊川市平和公園(仮称)整備検討委員会は、豊川海

軍工廠跡地に平和公園(仮称)を整備するという市長マニフェストのもと、学

識経験者2名、関係団体からの推薦者11名、公募市民2名の計15名の委員

で構成され、これまで5回の委員会を開催し、平和公園(仮称)の基本構想案

について議論を進めてまいりました。

平和を発信し、明るい未来への希望につながるような 豊川市平和公園(仮

称)の整備を推進していただくため、委員会からの提言として基本構想案を取

りまとめましたので、今後、具体的な計画の策定等において、この案で示す内

容を十分に考慮していただきますよう、お願いいたします。

平成26年3月

豊川市平和公園(仮称)整備検討委員会

委員長 藤田 佳久

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2 豊川市平和公園(仮称)整備検討委員会 委員名簿 (敬称略・順不同) 役職 氏名 所属等 委員長 藤田 佳久 愛知大学・名誉教授 副委員長 阿蘇 裕矢 静岡文化芸術大学文化政策学部文化政策学科・教授 委員 片山 洋 豊川市文化財保護審議会・委員 委員 北村 起美子 豊川市文化のまちづくり委員会・委員長 委員 髙木 香苗 豊川商工会議所・議員/産業基盤強化委員会副委員長 委員 小野 喜明 豊川ビジョンリサーチ・会長 委員 早川 久代 ひまわり農業協同組合・理事 委員 鈴木 至 豊川市老人クラブ連合会・会長 委員 上原 和江 豊川市PTA連絡協議会・女性研修員 委員 伊藤 憲男 豊川市社会福祉協議会・会長 委員 伊藤 泰正 豊川海軍工廠跡地保存をすすめる会・会長 委員 岡村 幸雄 豊川市遺族連合会・会長 委員 井上 豊重 豊川市平和都市推進協議会・会長 委員 神谷 豊 公募委員 委員 石原 千代子 公募委員

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1 . 豊川市平和公園(仮称)を取り巻く現状

豊川市平和公園(仮称)を取り巻く現状について、上位計画・関連計画、工廠跡地 の状況、戦争遺跡の保存・活用の事例調査結果を以下に示します。

●上位計画・関連計画からの課題

豊川市都市計画 マスタープラン ・当該対象施設について、保存・公開の在り方を検討すべきである。 豊川市緑の 基本計画 ・歴史的遺産や緑が残されている当該対象地域について、名古屋 大学と調整を行い、効果的な保存、活用方法を検討すべきであ る。 豊川市教育振興 基本計画 ・戦争遺跡を含め、地域の歴史や文化を大切に思う心を育成する 必要がある。 豊川市シティセールス 戦略プラン ・平和公園の整備を行い、平和都市宣言の主旨に沿って平和を愛 する心を育てる。 旧豊川海軍工廠 近代遺跡調査事業 ・当該対象地域を近代遺跡として保護する必要性がある。 平和教育推進事業 ・「平和の語り部」活動により平和の尊さを学ぶ機会を増やす。

●工廠跡地の状況

土地利用 ・名古屋大学太陽地球環境研究所内には、工廠稼動当時から生育 する樹木を含め、多くの植生が生育し、市街地内の緑地として 重要な役割を果たしている。 ・同敷地内では、現在も太陽風を観測するアンテナ施設が稼働し ている。 歴 史 ・昭和14年に開庁した豊川海軍工廠は、空襲により壊滅的な打撃 を受けたが、名大研究所敷地内には空襲を免れた建物等が多く 残されており、近代遺跡としての保護の必要性がクローズアッ プされている。 ・軍需工場で使用していた重金属や化学薬品等による土壌汚染、 不発弾の存在が懸念される。

●戦争遺跡の保存・活用の事例調査結果

保存・修復事例 ・全国の大学用地等に存在し、転用され保存されているケースも あるが、施設が老朽化しているものも多く、公開や見学できる 事例は少ない。 公園・資料館事例 ・建物等の補強、改装を行い、資料館や公園施設として活用して いるケースもあり、戦争の悲惨さや平和の尊さを考える場とし て公開されている。 活用事例 ・明治大学平和教育登戸研究所資料館 (明治大学生田キャンパ ス内) ・愛知大学大学記念館 (愛知大学旧本館:旧陸軍第15師団司令 部庁舎) ・旧日立航空機立川工場変電所 (東京都東大和南公園内)

豊川海軍工廠の歴史を語り継ぐ

緑豊かな集いの広場

②継承機能

・「平和の語りべ」として、訪れた人に戦争遺跡を語

り継ぐ、地域のボランティアガイドを育成する。

・平和を祈念する象徴的なモニュメントなどを整備す

る。

(対象ゾーン:学びのゾーン、屋外学習ゾーン)

③緑あふれる憩いの拠点機能

・工廠稼働当時の樹木を保全するとともに、敷地内の

豊かな樹林の定期的な維持管理を行い、魅力ある緑

の空間を整備する。

・家族連れで気軽に訪れることができるような、親し

みのある緑の空間を整備する。

(対象ゾーン:屋外学習ゾーン、憩いのゾーン)

(4)機能構成(案)

機能構成を、以下の3点で構成します。

①学習機能

・旧豊川海軍工廠の資料や収蔵品を展示し、建造物な

どの戦争遺跡と併せて平和の尊さを学べる施設((仮)

平和資料館)を整備する。

・敷地内に点在する残存遺構を巡る散策路を整備す

る。

・遺構の脇に説明サインを設置する。

(対象ゾーン:学びのゾーン、屋外学習ゾーン、遺跡ゾー ン) ※対象ゾーンは、次ページのゾーニング図で対象となるゾーンを示 す。

(6)

4 約3ヘクタール

2 . 豊川市平和公園(仮称)の候補地

豊川市平和公園(仮称)の候補地については、名古屋大学太陽地球環境研究所の敷 地(約18ヘクタール)を対象として、①現地確認アンケートの公園化すべき範囲、② 名古屋大学アンテナ施設の影響範囲、③現地確認アンケートの印象に残った施設の3つ の要素により選定を行いました。 候補地選定の考え方 ①現地確認アンケートの公園化すべき範囲 現地確認後に行ったアンケートで、「最優先で公園化すべきと思われる範囲」 として、意見の多かった範囲を考慮する。 ②名古屋大学アンテナ施設の影響範囲 名古屋大学の敷地西部には、太陽風を観測するアンテナ施設が立地しており、 現在も観測が継続されているため、このアンテナ施設の影響範囲は、候補地を検 討する際の制限要素として考慮する。 ③現地確認アンケートの印象に残った施設 現地確認後に行ったアンケートで、「特に印象に残ったもの(構造物、空襲の 痕跡など)」として意見の多かった遺構(第一火薬庫、第三信管置場など)を考 慮する。 委員会では、当初、第一火薬庫を含む面積約2ヘクタールの候補地案が事務局より 提示されました。しかし、より多くの遺構を残したいとの意見が多く出たことなどから、 現地確認後のアンケートで印象に残った遺構として第一火薬庫に次いで回答の多かった 第三信管置場や一部の防空壕も含めた下図の面積約3ヘクタールの範囲を候補地案とし て選定します。 豊川市平和公園(仮称)の候補地

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5

3 . 豊川市平和公園(仮称)の基本コンセプトと基本方針

( 1 ) 基本コンセプト

豊川海軍工廠は、第二次世界大戦における兵器の大量消耗を賄うために昭和14年 に開庁した軍需工場であり、豊川市誕生の原動力となるとともに、終戦間際には爆撃に より壊滅的な被害を受け、多くの人命を失うという悲しい歴史を刻むことになりました。 また、工廠の敷地の多くが戦後民間の工場敷地に転用され、工廠で養われた技術力が民 間工場の技術革新を支えるなど、工廠は戦後も周辺地域に影響を及ぼしたことも忘れて はなりません。 豊川海軍工廠跡地について、上位計画・関連計画では、効果的な保存、活用方法、 平和の尊さを学ぶ場としての活用を検討すべきであると記されています。また、豊川海 軍工廠の跡地は、戦後に陸上自衛隊豊川駐屯地、工場群、大学の研究施設などに生まれ 変わりましたが、空襲による被害を免れた幾つかの建物等が今も残されており、近代遺 跡(戦争遺跡)としての保護の必要性が近年クローズアップされています。 特に、名古屋大学太陽地球環境研究所の敷地内には、工廠本体の施設として、総数 46件の建造物・工作物のうち25件が現存し、また、戦時中の防空壕跡や爆弾の着弾 穴も数多く残存しており、これらの残存施設と空襲の痕跡は、戦争の悲惨さを後世に伝 えるものとして、その存在意義を誰もが認めています。さらに、周辺には工廠稼働当時 から生育する樹木(プラタナス、イチョウなど)が多く残存し、豊かな緑地を形成して いることから、こうした当時を偲ばせる樹木を保全・活用していくことが望まれます。 全国にはこうした戦争遺跡を活用し、資料館や公園施設として保存・活用している ケースもあり、戦争の悲惨さや平和の尊さを考える場として公開されています。 こうした状況を踏まえ、豊川市平和公園(仮称)整備検討委員会においては、豊川 海軍工廠跡地の現地確認や平和を祈念する資料館等の現地視察を行うとともに、豊川市 平和公園(仮称)のあり方について意見交換や検討を進めてきました。その結果、豊川 市平和公園(仮称)は、豊川海軍工廠の残存遺構の保存・活用による平和教育の場や、 当時を偲ばせる自然を活かした憩いの場とし、後世に平和の尊さを語り継いでいくきっ かけとなる大切な場所であるとの意見が多く出されました。 以上の内容を考慮して、基本コンセプトを以下のように設定します。

<基本コンセプト>

豊川海軍工廠の歴史を語り継ぐ

緑豊かな集いの広場

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6

( 2 ) 基本方針

基本コンセプトの考え方を受けて豊川市平和公園(仮称)を形成するための基本方 針を以下のように設定します。また、基本方針を構成する各機能もあわせて示します。 基本方針設定の考え方 1 豊川海軍工廠の戦争遺跡を保存していくため、歴史的遺産として保護し、 後世に伝えるためにも歴史を学ぶ場として活用します。 2 平和公園(仮称)から平和の尊さを次世代へ語り継いでいくため、象徴的 な場づくりを行うとともに、戦争の風化を防ぐ活動拠点として活用します。 3 工廠稼働当時から存在する敷地内の豊かな樹林を保全していくため、市民 の憩いの場として保全・活用します。 ①学習機能 ・豊川海軍工廠の資料や収蔵品を展示し、建造物 などの戦争遺跡と併せて平和の尊さを学べる施 設((仮)平和資料館)を整備する。 ・敷地内に点在する残存遺構を巡る散策路を整備 する。 ・遺構の脇に説明サインを設置する。 (対象ゾーン:学びのゾーン、屋外学習ゾーン、 遺跡ゾーン) ②継承機能 ・「平和の語り部」として、訪れた人に戦争遺跡 を語り継ぐ、地域のボランティアガイドを育成 する。 ・平和を祈念する象徴的なモニュメントなどを整 備する。 (対象ゾーン:学びのゾーン、屋外学習ゾーン) ③緑あふれる憩いの拠点機能 ・工廠稼働当時の樹木を保全するとともに、敷地 内の豊かな樹林の定期的な維持管理を行い、魅 力ある緑の空間を整備する。 ・家族連れで気軽に訪れることができるような、 親しみのある緑の空間を整備する。 (対象ゾーン:屋外学習ゾーン、憩いのゾーン)

歴史に学ぶ

・戦争遺跡である豊川海軍工廠 を活用し、歴史的遺産として 残存遺構の保護に努めるとと もに、歴史を学習する場とし て整備する。

未来へ語り継ぐ

・悲惨な戦争の風化を防ぎ、平 和の尊さを次世代へ語り継ぐ 場・祈念の場を創出する。

緑をまもる

・敷地内の豊かな樹林を保全・ 活用し、市民に親しまれる緑 の空間を整備する。

<基本方針>

<機能構成>

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4 . 豊川市平和公園(仮称)のゾーニング

基本コンセプトを踏まえた基本方針、機能構成から、以下のゾーニングを設定します。

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5 . 豊川市平和公園(仮称)の整備内容

基本方針、機能構成、ゾーニングから、以下の整備内容を設定します。 整備内容をイメージするための参考資料として、次頁に整備イメージ図(参考)を 示します。 ①学びのゾーン 整備内容 ●(仮)平和資料館の 立地 ●語り部(ボランテ イアガイド)の待 機場所 ●平和の尊さを学べる施設((仮)平和資料館)に、豊川海軍工廠の 資料等を展示する「展示室」等を設置する。 ●平和学習支援として、「ガイダンスルーム」を設置し、来館者の 学びをサポートする。 ●平和の語り部として地域のボランティアのメンバーが常駐(「待 機スペース」を設置)して、訪れた人に戦争遺跡を語り継ぐ。 ②遺跡ゾーン 整備内容 ●第一火薬庫、第三 信管置場、防空壕 の保存・活用 ●「第一火薬庫」、「第三信管置場」、「防空壕」は、残存する遺 構の中で存在感があり、屋外の見学施設の拠点として整備する。 ●「第一火薬庫」、「第三信管置場」は、法的制約の確認を行った 上で、内部の構造や当時の利用状況を再現するなどの整備を検討 する。 ●「説明パネル」や「誘導サイン(標識)」により、見学者へ分か りやすい説明を行う。 ③屋外学習ゾーン 整備内容 ● 残 存 遺 構 ( 街 路 灯 、 貯 水 槽 、 樹 木)の保存・活用 ●その他残存遺構の 展示 ●当時の「街路灯」、「貯水槽」、「樹木」を保存・活用し、「そ の他の残存遺構」の展示とあわせて、屋外での学習施設として整 備する。 ●大規模な「第一火薬庫」等の遺構や「街路灯」「貯水槽」等の残 存遺構を巡る散策路を敷地内に整備する。 ●「説明サイン」を設置し、見学者へ分かりやすい説明を行う。 ④憩いのゾーン 整備内容 ●散策や憩いの場 ●自然の保全区域 ●散策中に休憩できる「芝生広場」等を整備し、屋外学習を行う際 のレクチャースペースとしても活用する。 ●敷地内の豊かな「樹林」を保全・活用して、魅力ある緑の空間を 整備する。 ●家族連れで気軽に訪れることができるような、親しみのある緑の 空間を整備する。 ⑤アクセスゾーン 整備内容 ●緑豊かな駐車場 ●大型バスも駐車 可能 ●近隣の市民の利用にとどまらず、遠方からの利用者や小中学校の 野外学習で活用できるよう、大型バスも駐車できる「駐車場」を 整備する。 ●駐車場は「緑化駐車場」とし、緑豊かな環境と調和する計画とす る。 ●公園内へのアクセスは、主要地方道東三河環状線からとし、極 力、アンテナの観測影響範囲から離れた位置に計画する。

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6 . 豊川市平和公園(仮称)の整備スケジュール

以下に公園整備に向けたスケジュールを示します。 項目 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 名 古 屋 大 学 と の 協議 平 和 公 園 ( 仮 称 ) 整備 都 市 計 画 決 定 ・ 事業認可 語り部の育成 (ボランティアガイド) 調査・基本計画 及び基本設計 実施設計 工 事 募集・育成 県協議 用地取得 名古屋大学との用地交渉

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7 . 次年度以降の基本計画策定等に向けた意見

次年度以降の基本計画等の策定にあたり、以下の意見を参考にしてください。

学びのゾーン、(仮)平和資料館について

●(仮)平和資料館は、周辺ととけ込むデザインが良い。 ●平和を象徴するモニュメントなどを資料館の前に設置すべき。 ●豊川海軍工廠全体の模型展示や、工廠としての機銃・弾薬の一連の生産ラインの展 示を行うべき。 ●昔と現在の違いや当時の遊び・服装など、体験ができる展示方法を検討すべき。 ●空襲で爆撃を受けたという側面だけではなく、戦争の道具であった海軍の機銃や弾 薬等を生産していたという側面も史実として展示するべき。 ●展示するマップで、市内のその他の戦争遺跡も案内してほしい。 ●ボランティアガイドの育成カリキュラムを設定し、学生を含め戦後世代が継続的に 語り継いでいく仕組みづくりが重要。 ●名古屋大学の敷地も含めて、工廠全体を見渡せる屋上展望施設があるとよい。

遺跡ゾーンについて

●第一火薬庫内の倉庫に資料展示を行うなど、第一火薬庫、第三信管置場について は、耐震性等の法的制約の確認を行った上で、見学等の公開方法を検討すべき。 ●第一火薬庫、第三信管置場等の公開に関して、常時公開で遺跡の風化が進んでしま った事例もあるため、公開に際して慎重に検討していく必要がある。

屋外学習ゾーンについて

●屋外学習ゾーンには3つの遺構だけでなく、多くのその他残存遺構を移設して展示 してほしい。 ●工廠稼働当時から残る並木道を活用できないか検討してほしい。 ●名古屋大学の敷地に残る遺構を管理者等の立会いのもとで見学する際には、ヘビや ハチなどの安全対策にも留意する必要がある。 ●名古屋大学にも平和憲章があることから、工廠跡地が平和利用されている実例とし て、現地の名大の太陽風観測アンテナを年1回は公開して欲しい。 ●名古屋大学が過去の研究で使用していたパラボラアンテナの展示公開を検討してい くべき。 ●豊川海軍工廠で亡くなられた方の慰霊塔の設置を検討してほしい。

憩いのゾーンについて

●みんなが来てくれる場所になって欲しいので、暗いものではなく、明るい公園にし て欲しい。 ●平和を象徴するモニュメントは芝生広場に設置してもよい。 ●憩いのゾーンで当時食べていたものをふるまう企画イベントなどを開催してもよ い。

アクセスゾーンについて

●来場者は年々減少すると思われるため、駐車場の規模はもう少し小規模でもよい。 ●(仮)平和資料館の傍にも歩行者用の橋を架けて水路を渡れるようにし、駐車場に進 入する車と動線を分けて欲しい。 ●多くの大型バスが来園するようなら、赤塚山公園の駐車場を利用することも検討し てもよい。

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その他公園全般について

●公園の施設運営や維持管理の体制・内容について、検討していく必要がある。 ●公園名称は平和公園(仮称)となっているが、豊川らしい・海軍工廠らしい名称を 検討していくべきであり、公募しても良い。 ●子どもや高齢者の利用が多いと思われるため、ベンチや手すりの設置などバリアフ リー化にも配慮してほしい。 ●屋外にもトイレや手洗いが適所にほしい。 ●平和公園を観光地化することも検討してはどうか。 ●工廠は火薬の製造工場であったため、公園整備に際しては、土壌汚染の調査等を事 前に行うべき。 ●姫街道や駅等に平和公園の案内表示をすべき。 ●(仮)平和資料館の展示内容を公園入口部付近に表示できるようにし、公園前の水路 だけでも改良して美化すべき。

市民参加による公園整備について

●公園にならなかった名古屋大学の敷地に残る遺構等について、名古屋大学に遺構保 存を働きかけるとともに、市民が主体となって基金等を募り、遺構等の保存活動を 推進していく方法などを検討していくべき。(公園整備に浄財・物品提供・市民参 加を呼びかける) ●ベンチなどの施設設置についても、浄財や寄付を募るなどの方法を検討していくべ き。

参照

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