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科目名臨床心理面接特論 4 単位 江口昇勇 前半は臨床心理士の専門業務のひとつである臨床心理面接について 心理面接者としての基本的態度 基礎的知識 面接技法 理論について学ぶ 後半はさまざまな人格障碍を想定した面接技法を実習において学ぶことになる 前期 1) オリエンテーションと臨床心理士としての倫

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心理臨床専攻修士課程 開講科目

[臨床心理基礎必修科目] 科目名 臨床心理学特論 4単位 担当者 蔭山英順 目的 臨床心理学とは何かを、臨床心理学史・臨床心理学の対象・臨床心理学の方法について学 ぶ。加えて、基礎的な学習として、翻訳ではあるが代表的な臨床家の原著に目を通すことによ り、臨床心理学の代表的理論を理解する。 授業の進め方 前期の第5回までは、蔭山がレクチャーする。第 6 回から第 13 回は受講者が指定された本の 要約、感想、討論希望点などについて報告し、その後、全体で討論する。 前期 ① レクチャー1 日本の臨床心理学および心理臨床の展開 ② レクチャー2 「臨床心理学の対象―発達障害児の心理臨床―」 ③ レクチャー3 「臨床心理学の対象―情緒障害児の心理臨床―」 ④ レクチャー4 「臨床心理学の対象―青年期・成人期の心理臨床―」 ⑤ レクチャー5 「臨床心理学の対象―コミュニティにおける心理臨床―」 ⑥ 演習1 「フロイト 精神分析入門 その1」 ⑦ 演習2 「フロイト 精神分析入門 その2」 後期 ⑧ 演習3 「ロールシャッハ 精神診断学」 ⑨ 演習4 「最新の脳研究 ソーシャルブレインズ」 ⑩ 演習5 「エリクソン アイデンティティ」 ⑪ 演習6 「ロージャズ カウンセリング その1」 ⑫ 演習7 「ロージャズ カウンセリング その2」 ⑬ 演習8 「アクスライン 遊戯療法」 ⑭ 討論 「私の関心のある心理臨床実践の領域」 テキスト 演習1~8は担当者に蔭山の個人蔵書を貸与する。 参考文献 授業において指示する。 成績評価 講義への出席、討論への参加、レポートにより評価する。

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科目名 臨床心理面接特論 4単位 担当者 江口昇勇 目的 前半は臨床心理士の専門業務のひとつである臨床心理面接について、心理面接者としての 基本的態度、基礎的知識、面接技法、理論について学ぶ。後半はさまざまな人格障碍を想 定した面接技法を実習において学ぶことになる。 授業の進め方 前期 1) オリエンテーションと臨床心理士としての倫理綱領 2) 感受性訓練(二人ペア) 3) 感受性訓練(集団) 4) 受理面接のポイント;乳幼児期、児童期 5) 受理面接のポイント;発達障碍系、愛着障碍系 6) 受理面接のポイント;思春期、青年期、成人期、老年期 7)~11) ロジャースの基本的態度、試行カウンセリングの実践 12)~14) 見立てと病理性の認識(精神分析的オリエンテーション) 後期 1)~8) 面接の六パターンとさまざまな人格障碍(妄想性、スキソイド、統合失 調症型、境界性、演技性、強迫性、反社会性、自己愛性、回避性、依存性) 9) 面接における逆転移の問題;自己理解を前提とする意味 10)~14) 自己理解のための理論的枠組み テキスト 特に指定しない。必要なレジュメ(パワーポイント)は江口に電子メールで請求すれ ば、添付で送付することになる。 参考文献 精神分析セミナーⅠ~Ⅴ(岩崎学術出版社) 成績評価 成績の評価は授業への出席と演習における主体的、能動的態度のあり方、また随時提 出を求めるレポート内容による。

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科目名 臨床心理査定演習 4単位 担当者 早川すみ江 目的 臨床心理査定は、臨床心理面接と同様、臨床心理士の重要な業務の一つであり、その目 的は、援助対象者であるクライエントの良い面も悪い面も含めた行動や性格をトータルに把握 し、理解することである。 本演習では、臨床心理査定の中の、主に心理検査について、実施法や結果の処理、解釈法 などとともに、心理検査を行ううえでの倫理的な事項についても学ぶ。また、心理検査の情報 をもとに、被験者の援助計画を立てることができるようになることを目指す。 授業の進め方 前期は主に、乳幼児から高齢者にいたるまでの、様々な人々を対象に、知的側面、発達 的側面、性格面、認知心理的側面の査定に代表的な心理検査を紹介し、各々の検査につ いての理論と実際を学ぶ。質問紙法や作業検査法、投映法などの技法を用いて、受講生同 士や被験者に実施することを通して実施法を学び、各検査の処理および分析をしていく。 後期は、主に投映法検査の中のロールシャッハ・テストを取り上げ、ロールシャッハ・テストの 実施法からスコアリング方法および形式分析の方法までを学習する。そのため前期の間に、 紹介した専門機関でロールシャッハ・テストの被験者体験実習を行ってもらう。 テキスト 「改訂 新・心理診断法」片口安史著 金子書房(後期に使用する。事務室に必要数あるの で、貸し出しも可能。ただし将来医療関係など、ロールシャッハ・テストを多用する領域を目指 す人は、購入した方がよい。) 参考文献 適宜紹介 成績評価 出席と授業内で出す課題レポートから評価する。

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科目名 臨床心理基礎実習Ⅰ 1 単位 担当者 山口智子・堀美和子・工藤昌孝 目的 「臨床心理学基礎実習Ⅰ」は1年次開講の必須科目であり、「臨床心理基礎実習Ⅱ」ととも に、心理臨床活動における倫理や姿勢を学び、心理面接に必要な基礎的能力を養うことを 目的とする。 前期は面接に至るまでのさまざまな必要な基礎的能力を養うことを目的とする。基本的 技能やプレイセラピーの要点を学び、心理臨床の基盤となる対人的構えや感情理解など自 己理解を深めることを目的とする。 後期は、主に、ロールプレイや試行カウンセリングを通して、事例の見立てや面接の経過に ついて理解を深めることを目的とする。 授業の進め方 授業の進行は、グループ学習を基本とし、前期は、面接に至るまでのさまざまな基礎技術を 学ぶ。また後期は、実際の面接場面から学ぶ。最初はロールプレイなどを通して集団的に議 論して、面接の要点を学ぶ。その後に教員・研究員の面接陪席などの体験学習に入る。 テキスト 実習中心の授業のため、特に指定しない。 参考文献 下山晴彦編『臨床心理実習論』誠信書房、2003 「特集 機能するケースカンファレンス」精神科治療学 18 巻 4 号 成績評価 以下の点を考慮して評価する。 ①実習のため、特に出席を重視する。 ②ロールプレイなどの参加。 ③小ケースカンファレンスでの発言。 ④振り返りのレポート。

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科目名 臨床心理基礎実習Ⅱ 1 単位 担当者 瀬地山葉矢・工藤昌孝 目的 学内実習〔本学の心理臨床研究センター(心理臨床相談室)におけるケース担当、学内教 員によるスーパーヴィジョン、ケース・カンファレンスへの参加およびケース報告等〕を通して、 臨床心理士の業務を進めていくうえで必要となる基本的態度、倫理的事項、基礎的知識お よび技術を学び、またそれらを実際のクライエント理解および援助に活用していく力を養う。 授業の進め方 ①教科担当教員によるケースカンファレンスおよび心理臨床研究センターのケースカンファレ ンスに出席し,検討に参加する。 ②後期から心理臨床研究センターにおいて,面接および心理検査を担当し、担当スーパーヴ ァイザーらによるスーパーヴィジョンを受ける。もしくは教員や研究員が担当するケースに陪席 する。 ③実習の内容を学内実習日誌にまとめる。 ④担当したケースについて事例報告を行い,事例についてのアセスメントや面接過程について 検討する。 ⑤臨床心理実習Ⅰと合同で行う。 テキスト 実習中心の授業のため、特に指定しない。 参考文献 大塚義孝他監修,下山晴彦編『臨床心理学全書4 臨床心理実習論』誠信書房,2003 鑪幹八郎・名島潤慈編『新版 心理臨床家の手引』誠信書房,2000 田中千穂子『心理臨床への手引き-初心者の問いに答える』東京大学出版会,2002 小俣和義『親子面接のすすめ方―子どもと親をつなぐ心理臨床』金剛出版,2006 他,授業で随時紹介する。 「特集 機能するケースカンファレンス」精神科治療学 18 巻 4 号,2003 成績評価 ①ケース・カンファレンスへの出席状況と参加姿勢 ②学内実習日誌と課題レポートの内容 ③実習態度(実習への取り組み方、社会性、主体性、責任感など)

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科目名 臨床心理実習Ⅰ 1 単位 担当者 早川すみ江・工藤昌孝・浅井真奈美(非常勤講師) 目的 学内実習〔本学の心理臨床研究センター(心理臨床相談室)におけるケース担当、学内教 員によるスーパーヴィジョン、ケース・カンファレンスへの参加およびケース報告等〕を通して、 臨床心理士の業務を進めていくうえで必要となる基本的態度、倫理的事項、基礎的知識お よび技術を学び、またそれらを実際のクライエント理解および援助に活用していく力を養う。 授業の進め方 ① 心理臨床研究センター(心理臨床相談室)において、面接および心理検査を担当し、 担当スーパーヴァイザーらによるスーパーヴィジョンを受ける。またその内容について、 学内実習日誌にまとめる。 ② 科目担当教員によるケース・カンファレンスおよび心理臨床研究センターのケース・カ ンファレンスに参加し、ケース報告を行う。前者のケース・カンファレンスでは、アセスメ ントについての検討、クライエントの心の動きの理解、セラピストの介入の仕方、面接過 程全体についての検討など、焦点を絞ったケース検討を行う。 ③ 臨床心理基礎実習Ⅱと合同で行う。 テキスト 実習中心の授業のため、特に指定しない。 参考文献 ・松木邦裕 『私説対象関係論的心理療法入門-精神分析的アプローチのすすめ』 金剛 出版 (2005) ・成田善弘 『セラピストのための面接技法』 金剛出版 (2003) ・藤原勝紀他編 『京大心理臨床シリーズ6 心理臨床における臨床イメージ体験』 創元社 (2008) ・「児童心理」編集委員会編 『「気がかりな子」の理解と援助』 金子書房(2005) 成績評価 以下のような観点から、学内実習への取り組み方とその内容、臨床心理学的なクライエント 理解と援助のあり方について総合評価を行う。 ①実習内容について(グループ療育でのケース担当を含め、2 年間で 5 ケース程度の事例を 担当するのが望ましい)。 ②ケース・カンファレンスへの参加内容および事例報告の内容について。 ③自身の臨床実習の振り返り(前期)及び SV の振り返り(後期)のレポート内容について ④事例報告のレポート内容について ⑤実習記録つづりの内容について ⑥実習態度(実習への取り組み方、社会性、主体性、責任感など)

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科目名 臨床心理実習Ⅱ 1 単位 担当者 山田麻紗子・早川すみ江・來田泰明(非常勤講師) 目的 1年次に「臨床心理基礎実習」を履修した者に対して開講する。1 年次の学修を基礎に、2 年次において、学外の保険医療施設、社会福祉施設、教育施設等などで心理臨床活動の 実際的な知識と技術を学ぶ。以下の内容を基本として、さまざまな臨床場面、多様な対象、 複数の基礎理論を意識して学ぶ。 ① 学外実習は、大学の指定(委託)実習施設を中心に、2 箇所合計 20 日間以上行う。 原則は、毎週の継続、または連続しての日程で行う。実習先の臨床心理士および大 学の専任教員(実習先ごとに決められた巡回指導教員)による指導の下に、実務を体 験し、心理職業務の実際や他職種との連携などを学び、可能であれば、その職場の事 例検討会などにも参加する。 ② 学外実習のための事前学習、実習体験報告、実習課題検討の全体セッションに参加 する。 授業の進め方 時間割上の配置は概ね前期は水曜日 7 限、後期は金曜日 6・7限とするが、効果的な学 習を考慮しておこなう。具体的な日程は、別途示す。実習の事前事後のセッションは臨床心 理実習Ⅱ担当教員の下で行う。 事前学習として、文献学習やグループ体験を行う。 事後学習として、①実習体験を報告しあうことで現場や自己の体験の理解を深める、②各 人の課題に即したレポート発表を行いそれに基づいて討議する。 テキスト なし 参考文献 ・精神科研修ハンドブック 日本精神科病院協会監修 岸本年史編著 海馬書房 2005 ・笠原 嘉 「予診・初診・初期治療 精神科選書Ⅰ」診療新社 1993 ・土居健朗「改訂 方法としての面接 臨床家のために」医学書院 成績評価 次のような達成目標を考慮し、総合的に評価する。 ・1箇所 10 日間以上の実習を2箇所の施設で行う。 ・事前学習や打ち合わせで実習施設について理解し、積極的に調整する。 ・実習態度(社会性・責任感、主体性、協調性、利用者との関係作りなど) ・実習体験を振り返り、理解を深める。 ・他の院生の実習報告からさまざまな実習施設について理解する。 ・実習日誌等の実習記録を適切に整備する。

参照

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