損益分岐点
例 (クレープ店)
店舗の使用料 70万円/月
クレープ製造機レンタル料 10万円/月
従業員給料 50万円/月
固
定
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水道光熱費 20万円/月
その他雑費 10万円/月
材料費は売価の20%
営業日を25日として,売上高の違いによる損益の変化を見る
費
変 動 費
損益の検討
① 1日売上げが6万円の場合
1ヶ月の売上高=6×25=150万円
変動費(売上の20%) 30万円
固定費 160万円
総費用 190万円
利益 = 収益 - 費用
= 150 - 190
= -40 (40万円の赤字)
② 1日売上げが8万円の場合
店舗の使用量 70万円/月
クレープ製造機レンタル料 10万円/月
授業員給料 50万円/月
水道光熱費 20万円/月
その他雑費 10万円/月
材料費は売価の20%
② 1日売上げが8万円の場合
1ヶ月の売上高=8×25=200万円
変動費
(売上の20%) 40万円
固定費 160万円
総費用 200万円
利益 = 収益 - 費用
= 200 - 200
= 0 (損益ゼロ)
③ 1日売上げが10万円の場合
1ヶ月の売上高=10×25=250万円
変動費(売上の20%) 50万円
固定費 160万円
利益 = 収益 - 費用
= 250 - 210
= 40 (40万円の黒字)
損益分岐点
損益分岐点分析
採算ラインに焦点を当てた分析方法
費用を固定費と変動費に分解
損益分岐点分析の限界
外部からの分析では両者を明確に分解できない
操業度(生産高や販売高)が一定の限度(水準)を超えると増加する費用
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操業度(生産高や販売高)が一定の限度(水準)を超えると増加する費用
準固定費:工場管理者の給料,機械の減価償却費 など
準変動費:修繕費,光熱費,通信費 など
勘定科目法
総費用法(総額法,変動比率法)
スキャター・グラフ法
最小二乗法(最小自乗法)
勘定科目法
勘定科目の性格から固定費と変動費を分解する
売上原価 =
( 期首棚卸高+当期製造原価 ) - 期末棚卸高
費用別のデータが入手できないとき
製造原価中の固定費 = 労務費 + 経費 - 経費中の変動費
製造原価 売上原価
売上原価中の固定費 = 中の ×
固定費 期首製品 期末製品
・仕掛品 ・仕掛品
売上原価 - +
総費用法
2期間の売上高と総費用から固定費と変動費を分解する
総費用の増加分
変動比率 = ×
100 (%)
売上高の増加分
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売上高の増加分
変動費=売上高×変動比率
固定費=総費用-変動費
損益分岐点=固定費/(1-変動比率)
損益分岐点比率=損益分岐点売上高/売上高×
100 (%)
損益分岐点販売数量の計算式
固定費
損益分岐点販売数量 =
変動費
販売価格 -
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販売数量
例.
平均価格300円のハンバーガー店は月に2,500個販売している.
このとき,変動費は30万円,固定費は40万円である.
損益分岐点となる販売数量は?
=400000÷(300-(300000/2500))=2222(個)
月に15万円の利益(目標利益)を上げようとすると
=(400000+150000)÷(300-(300000/2500))=3055(個)
1月で555個,
1日当たり
18個から19個の
売上増が必要
例
売上高 1,500 → @3円×500個
製造費用及び販売管理費 → 固定費 変動費
材料費 400 400
人件費 300 300
地代家賃 50 → 50
P/L 地代家賃 50 → 50
減価償却費 60 60
外注加工費 30 30
販売手数料 20 → 20
その他 100 960 100
利益 540 510 450
(@0.9円×500個)
P/L
数値例
固定費
損益分岐点
(売上高) =
変動費
1-
売上高
売上高 1,500 → @3円×500個
製造費用及び販売管理費 → 固定費 変動費
材料費 400 400
人件費 300 300
地代家賃 50 → 50
減価償却費 60 60
外注加工費 30 30
販売手数料 20 → 20
その他 100 960 100
利益 540 510 450
(@0.9円×500個)
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売上高
510
損益分岐点 =
450
1-
1500
≒ 728
したがって、売上数量は 728/3=242.7
【固定費が
300増加した場合】
510+300
損益分岐点 =
450
1-
1500
≒ 1157
販売数量=
1157÷3≒386
スキャター・グラフ法
売上高
(操業度)が異なるときの総費用を示すことによって,
売上高ゼロのときの総費用(固定費)を推計する.
グラフ上に何期間かの売上高と総費用の実績値をプロットし,
その散らばり具合から固定費の額を見つけ出す
手順
手順
① グラフの縦軸に総費用,横軸に売上高をとる
② グラフ上に点をプロットする
③ プロットされた点の傾向線を引く
④ 傾向線と縦軸との交点のy座標が固定費
スキャター・グラフ法は総費用を基に固定費を求めているため,
総費用法と同じ条件必要
例
(単位:億円)
年 度 売上高 総費用
1991 1,223 1,035
1992 1,289 1,118
1993 1,230 1,111
1994 1,119 1,026
1995 1,075 960
600
800
1,000
1,200
総
費
固定費
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1995 1,075 960
1996 1,033 903
1997 1,073 913
1998 1,069 916
1999 963 870
2000 945 885
2001 971 873
0
200
400
0 500 1,000 1,500
売上高
用
グラフより,殆ど固定費が無いことが分かる
最小二乗法
(最小自乗法)
スキャター・グラフ法では,
ある程度正確な数値を得るためには大きなグラフが必要
この欠点を補うために
↓
↓
最小二乗法
傾向線 y = a + bx
総費用 = 固定費 + 変動費
b:変動比率
正規方程式
n期分のデータを利用するから
Σy = na + bΣ
x
Σ
xy
=
a
Σ
x
+
b
Σ
x
2
ここで
(正規方程式)
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ここで
x : 売上高 y : 総費用 a : 固定費 b : 変動費率 n : 年数
固定費
a
=
( Σ
y
-
b
Σ
x
) /
n
変動比率
b
=
( Σ
x
Σ
y
-
n
Σ
xy
)/( (Σ
x
)
2
-
n
Σ
x
2
)
例
a ≒ 319.842
年度 売上高(x) 総費用(y) xy x2
1991 1,223 1,035 1,265,805 1,495,729
1993 1,230 1,111 1,366,530 1,512,900
1995 1,075 960 1,032,000 1,155,625
1997 1,073 913 979,649 1,151,329
1999 963 970 934,110 927,369
a ≒ 319.842
b ≒ 0.603
∴
固定費
319.8
1999 963 970 934,110 927,369
2001 971 873 847,683 942,841
計 6,535 5,862 6,425,777 7,185,793
n Σx Σy Σxy Σx2
損益分岐点
例 売価3万円/ダース、変動費2万円/ダースの商品を製造してい
る工場がある。 この品物の固定費は150万円/月である。
損益分岐点は?
0 150 0 150 0 -150
生産高 固定費 変動費 費用 売上高 損益
(生産高の単位はダース、その他は万円)
0 150 0 150 0 -150
50 150 100 250 150 -100
100 150 200 350 300 -50
150 150 300 450 450 0
200 150 400 550 600 50
この表より、売上高450万円のとき損益がゼロとなることが分かる。
この点を境にして、売上高が超過しておれば、その超過分が利益と
なる。もし、売上高が損益分岐点に及ばなければ、その及ばない分
損益分岐点
売上高
(万円)
600
売
上
高
利益
損益分岐点
利益
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150
450
300
変
動
費
固定費
原
価
売
上
高
(売上高線)
(費用線)
生産高(ダース)
150
50 100 200
損失
損益分岐点
(売上高)
の求め方
損益分岐点(売上高)= 固定費
変動費
売上高
1-
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損益分岐点(売上高)=
売上高
または
固定費
1-変動比率
∵ 変動比率= 変動費
売上高
損益分岐点
(売上数量)
の求め方
損益分岐点(売上数量)= 固定費
変動費
売上高
販売単価-
売上高
経営安全率
下図から分かるように、利益を増大させるためには、損益分岐点の位置を下げな
ければならない。
そのためには、売上高線の角度を大きくするか、
あるいは費用線を下げる(固定費を減少するか、変動費線の角度を小さくする)か
しかない。
金
額
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金
額
売上高(金額または数量)
固定費:高
変動費:高
固定費:低
変動費:低
固定費:低
変動費:高
固定費:高
変動費:低
利益
経営安全率
新たな設備投資を行って生産能力を増大させようとすると、
当然、固定費の増加をまねき損益分岐点は上昇する。し
たがって、将来の確実な売上高の伸びが期待できないの
に設備投資することは非常に危険である。
経営安全率(%)= 売上高-損益分岐点 ×100
売上高
経営安全率から見た企業タイプ
経営安全率 タイプ 必要な対策
45%以上 超健全型 売上高をどうやって伸ばしたらよいかを図る。
30~45% 健全型 〃
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20~30% 普通型 経費の節減を検討し、費用線を下げる。
10~20% 不健全型 積極的な市場戦略が必要。
10%未満 超不健全型 計画的に企業を縮小する。
経営安全率が4%以下の場合は、別の製品を
製造することに切り替える必要がある。
例12・2
ある会社の今月の予算数字は以下の通りである。この会社は減収何割
まで持ちこたえられるか。
売上高 14,450万円
費 用 11,500万円
(内訳 固定費 6,966万円 変動費 4,534万円)
(内訳 固定費 6,966万円 変動費 4,534万円)
税込利益 2,950万円
【解説】
損益分岐点=6966÷ 1- 4534
=10151
14450
経営安全率= 14450-10151
14450 ×100=29
.8%
例12・3
A社の7月分の予算数字は以下の通りである。
売上高 7,000万円
変動費 3,640万円
固定費 3,100万円
利 益 260万円
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利 益 260万円
したがって、経営安全率は7
.7%で超不健全企業である。
そこで、経営安全率を20%にするためには変動費と
固定費をどれほどに押さえなければならないか。
ただし、変動費率は60%とする。
例12・3 (解説)
【解説】
経営安全率を20%にするための損益分岐点をx万円とすると、
20= 7000-x
7000 ×100 より x=5600 (万円)
20= ×100 より x=5600 (万円)
この損益分岐点が売上高5600(万円)のときの変動費と固定費は、
変動費=売上高×変動比率=5600×0
.6=3360 (万円)
よって、 固定費=5600-3360=2240 (万円)
従って、売上高7000(万円)のときの変動費と固定費は、
変動費=7000×0
.6=4200 (万円) 固定費=2240 (万円)
よって、利益は 7000-(4200+2240)=560 (万円)
7000
例12・3 (図解)
7000
売上高
(万円)
費用線
売上高線
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X
3360
2240
変動費
(4200)
固定費
(2240)
5600
2240